ゲスト
(ka0000)
【東征】暴威・天災
マスター:剣崎宗二

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 8~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 7日
- 締切
- 2015/06/18 15:00
- 完成日
- 2015/06/20 06:34
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●???
「ああ、戻ってきましたか」
「ちょっくら東まで旅行に行って来る」
「一分も経ってませんね……仕方ありませんが。あなたはそういう性格なのですからねぇ」
「ん、まぁそれなりに楽しんだら帰ってくるさ」
「新しい服は後ろにありますよ。宜しければ――」
「あたしは誰の指図も受けないよ?それは分かってるんだろ?」
「ええ、ええ。なので、『そこに服がある』事をお教えしただけですとも。着替えるも、このままボロボロの服で出かけるも。貴方の自由で御座いますよ」
「――んー、まぁ気が向いたら、見てみるさね」
●暴威
――東方諸島。
長らく、歪虚の占領下にあったこの地域であるが、東方からの援軍要請をきっかけとして増援したハンターたちや一部の義勇軍により、その状況は変わりつつあった。
「押し込め――!」
号令に合わせ、兵士たちが突撃する。
既にこの島では、人間側の有利となっており、歪虚側の勢力は風前の灯。最後の拠点さえ落とせば、歪虚側を一掃出来る。
――そのはず、であった。
「……どけ……」
巨大な、人型の牛とも言うべき怪物が、拠点の中から現れる。
巨大な拳が、眼前の兵士たちを、まるで人形のように薙ぎ払い、壁に叩きつけて肉片と化す。
「怯むなぁ!撃ち殺せ!!」
直ぐに指揮官が兵士たちに後退を命じ、同時に弓兵に一斉射撃を命じる。
構えられた長弓から、雨霰の如き矢が、牛の怪物に降り注いだ。
「フゥゥゥゥン!」
思いっきり息を吸い込むと。次の瞬間、吐き出された息が猛烈な暴風と化す。吹き荒れる風は矢の射線を変え、逆に兵士たちに突き刺さった。
「ヌォォォォ!」
間髪いれずに、陣が乱れた所への突進。すぐさまそれを止める為重装兵が前に出るが、それは衝突する寸前軌道を変え、後退しようとした弓兵のど真ん中に突っ込む。
弾け跳ぶ肉片。まるで挽肉を作るミキサーのように、黒い竜巻が、暴れる。
「全員下がれ!後は彼らに任せるんだ!」
一般兵では歯が立たないと悟った指揮官が、兵士たちを後退させる。
代わりに前に出たのは、ハンターたち。
数では兵に及ぶべくも無い。然し彼らは、何れも一騎当千の精鋭である。
「……面白い……」
現れた新たなる強者に、歪虚――『牛鬼』は、興味を持ったようだ。
撤退する兵士には目もくれず、彼は、一直線にハンターたちへと向かっていく。
●天災
「んぁ…なんだか騒がしいなぁ」
のんびり釣り糸を垂らしていた少女が、直ぐ隣から届く音に耳をすませる。
――よく聞けば、それは彼女が最も好む音。そう、戦闘音であった。
「なんだ。面白そうな事やってるんじゃないか」
わくわくしながら、手製の釣竿を投げ捨て。
『千影闘姫』龍道千影は、一直線に、戦場へと駆けて行った。
「ああ、戻ってきましたか」
「ちょっくら東まで旅行に行って来る」
「一分も経ってませんね……仕方ありませんが。あなたはそういう性格なのですからねぇ」
「ん、まぁそれなりに楽しんだら帰ってくるさ」
「新しい服は後ろにありますよ。宜しければ――」
「あたしは誰の指図も受けないよ?それは分かってるんだろ?」
「ええ、ええ。なので、『そこに服がある』事をお教えしただけですとも。着替えるも、このままボロボロの服で出かけるも。貴方の自由で御座いますよ」
「――んー、まぁ気が向いたら、見てみるさね」
●暴威
――東方諸島。
長らく、歪虚の占領下にあったこの地域であるが、東方からの援軍要請をきっかけとして増援したハンターたちや一部の義勇軍により、その状況は変わりつつあった。
「押し込め――!」
号令に合わせ、兵士たちが突撃する。
既にこの島では、人間側の有利となっており、歪虚側の勢力は風前の灯。最後の拠点さえ落とせば、歪虚側を一掃出来る。
――そのはず、であった。
「……どけ……」
巨大な、人型の牛とも言うべき怪物が、拠点の中から現れる。
巨大な拳が、眼前の兵士たちを、まるで人形のように薙ぎ払い、壁に叩きつけて肉片と化す。
「怯むなぁ!撃ち殺せ!!」
直ぐに指揮官が兵士たちに後退を命じ、同時に弓兵に一斉射撃を命じる。
構えられた長弓から、雨霰の如き矢が、牛の怪物に降り注いだ。
「フゥゥゥゥン!」
思いっきり息を吸い込むと。次の瞬間、吐き出された息が猛烈な暴風と化す。吹き荒れる風は矢の射線を変え、逆に兵士たちに突き刺さった。
「ヌォォォォ!」
間髪いれずに、陣が乱れた所への突進。すぐさまそれを止める為重装兵が前に出るが、それは衝突する寸前軌道を変え、後退しようとした弓兵のど真ん中に突っ込む。
弾け跳ぶ肉片。まるで挽肉を作るミキサーのように、黒い竜巻が、暴れる。
「全員下がれ!後は彼らに任せるんだ!」
一般兵では歯が立たないと悟った指揮官が、兵士たちを後退させる。
代わりに前に出たのは、ハンターたち。
数では兵に及ぶべくも無い。然し彼らは、何れも一騎当千の精鋭である。
「……面白い……」
現れた新たなる強者に、歪虚――『牛鬼』は、興味を持ったようだ。
撤退する兵士には目もくれず、彼は、一直線にハンターたちへと向かっていく。
●天災
「んぁ…なんだか騒がしいなぁ」
のんびり釣り糸を垂らしていた少女が、直ぐ隣から届く音に耳をすませる。
――よく聞けば、それは彼女が最も好む音。そう、戦闘音であった。
「なんだ。面白そうな事やってるんじゃないか」
わくわくしながら、手製の釣竿を投げ捨て。
『千影闘姫』龍道千影は、一直線に、戦場へと駆けて行った。
リプレイ本文
●豪腕を止めろ
「……面白い? 面白くなどありませんわ」
構えるは、七色に光る虹のような槍。
「先ほどの惨劇のツケ、その身でもって払って頂きます」
イレス・アーティーアート(ka4301)が、後ろに撤退する兵たちを守るように、牛鬼の前に立ちはだかる。
「後一歩でこの島が取り戻せますのに……頑張らないと」
手に点るは炎の魔力。メトロノーム・ソングライト(ka1267)が、仲間たちに目配せする。
この牛鬼が息によって飛び道具を弾き返す技を持っているのは、先の兵士たちからの情報で分かっている。だが、その隙を、ハンターたちは狙うつもりだったのだ。
放たれる炎の矢。一直線に、それは牛鬼に向かっていく。これを牛鬼が息で弾けば――
――だが、使えると言う事は即ち「使う」と言う事ではない。
牛鬼は、体勢を低くしたかと思うと、一直線に頭を前に突進してきたのであった。
「っ……あまり効いてませんわね」
頭に直撃した炎の矢は、直撃にもかかわらず僅かに表皮を焦がしたのみ。それは一直線にメトロノーム、そしてその前の柏木 千春(ka3061)へと向かい――
「通しはしませんわよ。…突進には、突進ですわ!」
正面から同様に突進してきたイレスの槍の渾身の一撃によって、止められた。
「今です!」
牛鬼の動きが止まった今こそが、攻撃の絶好のチャンス。
ピオス・シルワ(ka0987)のマジックアローが、斜め前から牛鬼の肩に突き刺さる。続いて、背後に回りこんだシェラリンデ(ka3332)の光り輝く機械刀が、脚を薙ぐ。
ガン。
「硬っ!?」
あわよくば腱を切断し、動きを止めようと思った。
シェラリンデが狙ったアキレス腱は、人体の急所の一つである。だが、それは『牛体の急所』と同一であるとは限らず、また『歪虚の急所』であるとも限らない。
筋肉密度の高さからか、切断に至っていない。
「……フゥン!」
思いっきり頭を振り上げる牛鬼。押し合いになり彼の動きを止めていたイレスを、空高く跳ね上げる。
「ぐぅっ…!」
落下し、地面に叩き付けられるイレスを尻目に、突進を続けようとする牛鬼。
「私の仕事は、仲間を……みんなを、死なせないこと!」
千春の光がイレスの傷を癒し、戦闘能力を取り戻させる。
「もう一発――ッ!?」
再度、脚への一撃を狙うシェラリンデの動きが止まる。戦場の端から接近する、別の歪虚の姿を目の当たりにしたからだ。
●鏡影の天災
「…これ以上の被害を出す訳にはいかない。皆、済まないが牛鬼対応は任す」
蘇芳 和馬(ka0462)に続き、シェラリンデ、そしてピオスが、戦列を離れ、現れた歪虚の対応に回る。
「はじめまして、かな?あくまで自分の疑問だけど、何をしに来たのかなと思って…答えがわかったら嬉しいというだけなんだけどね?」
シェラリンデの疑問に、笑って答える歪虚の少女。
「――決まってるじゃないか。闘いに着たんだよ」
その背後に分身が三体、出現する。――と、同時に構えた。
放たれるは、一定範囲への乱舞。それが、後方で待機していた千春を除く、三人に襲い掛かった。
シェラリンデは跳躍して、空中で強引に体を捻って方向転換。回避する。和馬もまた、同様の回避行動を取るが、地の速度の差からか、僅かに拳がふくらはぎを掠め、バランスを崩す。
すぐさま体勢を立て直し、しゃがむ様な体勢で着地する。
「……その戦法…千影闘姫殿とお見受けするが?」
「ああ、そう呼ばれることもあるねぇ。龍道千影だよ」
「…私は蘇芳 和馬、蘇芳神影流という剣術の使い手だ。 …弱者と戦っても楽しくなかろう?……宜しければ、我々とお相手願いたい。その方が貴殿も満足できるだろう?」
「相手してやるよ。…あたしを満足させられるんならな」
「……いいだろう」
振るう二刀。挟み込むような剣閃が、分身が消えた千影の両腕を狙う。
「…小太刀二刀術表技、獅子噛み」
「遅い――!」
ガン。両拳が剣の下から突き上げられ、和馬の腕ごと、大きく剣を上に跳ね上げる。然し空いた胴を狙う暇はない。
「遅いのはどっちかな?」
シェラリンデの一閃が、千影の脇下を掠める。バランスが崩れた所へ、放たれるマジックアロー。
背後から、土の壁を立てて乱打をやり過ごしたピオスの放った物が、千影に命中する。
「おうおう、いいねぇ!」
直撃には至らなかったか。平然とピオスの方に向き直った千影が、再度三体の分身を呼び出す。
「――『鎖影』」
狙うはシェラリンデ。同じように一撃を跳躍で回避するが、空中で脚が別の分身に掴まれる。そのまま地面に引き落とされ、二発の拳が腹部に叩き込まれる。
「ぐっ…」
即座に千影に斬りかかる和馬。二刀が両方、脚を狙うが、跳躍からのムーンサルトでかわされる。が、シェラリンデへの更なる追撃は防げた。
「なら、これはどうかな?」
相手が防御の為の分身を展開したのは確認した。ならば、それごと砕くまで。練り上げるは火炎球。それを、千影に向かって、ピオスは叩き付ける!
――爆発。爆炎が一瞬視界を遮り、着弾の効果は見えない。
「ふう…危ない危ない」
次の瞬間。片手で汗を拭いながら。千影の拳が、ピオスのに叩き込まれ、大きく後ろに吹き飛ばす。
「壁が作られてなかったら回避できなかったねぇ」
はっとする。そう、アースウォールで作られた壁は、意思を持たない、いわばただの『障害物』。それを利用して攻撃を回避できるのは、決してその術者自身のみではないのだ。
ドン。
千影の裏拳が、ファイアーボールによって既にヒビが入っていた壁を砕き。無数の瓦礫と化してフェイントを仕掛けたシェラリンデを押し戻す。その瓦礫の雨に紛れて襲い来る和馬の刀が、両腕に食い込む。が、直ぐにそれは消滅する。分身だ。
背後から、千影本体の蹴撃が彼を襲い、直撃こそ避けられた物の脚を掠め僅かにバランスを崩す。その間にシェラリンデの連撃が千影を押し戻し、ピオスのマジックアローと併せて彼がバランスを戻す時間を稼ぐ。
ダメージは軽くは無い。然し、回復は期待できない。
生成された分身は『二つ』。それは即ち、千影が目の前の内『三人』を敵として認識したと言う事。
――千春は、既にこちらの戦場には居なかったのであった。
●前進
一方。千影出現直後の、牛鬼サイド。
ガン。
上泉 澪(ka0518)の大太刀が、突進する牛鬼の蹄と激突し、火花を散らす。
目的はメトロノームの上半身への射撃と同調して意識を逸らす事ではあったが、牛鬼の対応はシンプル。即ち、『自らの頑強さを盾に、そもそも意識せずに障害物を纏めて吹き飛ばす』事である。
クラッシュブロウを上乗せした澪の一閃の衝撃は、表皮を切り裂けずとも内部には伝わっているはずだ。それでも牛鬼の動きが鈍らないのは、純粋な彼の体力による物なのだろう。
突進する牛鬼の速度は、攻撃しながら距離を維持できるほど遅くはない。その距離が大太刀の長さ程度ならば、尚更である。後ろに回り込もうとした瞬間、ラリアットの体勢で振るわれたその太い腕に掴まれ、そのまま地面に叩き付けられる澪。
突進で彼女を踏みつけると共に、後衛へと更に向かう牛鬼。
「流石に馬力が違いすぎるか」
流れるような振動刀の一閃が、牛鬼の拳の部分を裂く。流れる血に攻撃が有効だった事を確認し、次にリカルド=イージス=バルデラマ(ka0356)が狙うのは、右の脇腹。
一直線に差し込まれる黒の忍者刀は、然し、2cm程差し込んだ所で動かなくなる。
「こんな所まで鍛えているのか…!?」
選んだのは、自身の知識を基にした人体の急所なはず。だが、これは『人体』ではなく『牛体』である。そしてこれは『通常の生物』ではなく『歪虚』である。
強靭な筋肉に挟み込まれた刀は、一寸とも動かせない。抜けない。
相当の硬度を持つ筋肉――恐らく先ほどシェラリンデのアキレス腱への一撃が大した効果をもたらさなかったのも、これが原因なのであろう。文字通り『筋肉の鎧』である。
刀が抜けないのならば――抜かないまで。
逆手でもう一本の機械刀を抜刀。渾身の力を込めて、喉元へ突き刺す!
「…ッグゥッ!」
この一撃は有効だったようだ。僅かに筋肉が緩み、その隙に更に黒刀を奥へと押し込む。
――だが、これによる痛みは、牛鬼の凶暴性をも引き出していたようだ。
「……ヌォォォォオオオ!」
咆哮と共に、リカルドの両腕は丸太の如き牛鬼の両腕に、それぞれ掴まれる。
そして、そのまま牛鬼が跳躍したかと思うと。角と頭をリカルドの腹部に当てたまま。全ての体重を乗せて、頭から落下し、リカルドを地面に叩き付けた。
その重量とパワーによる破壊力は半端ではない。辛うじて意識は取り留めて居た者の、リカルドは非常に危険な状態に陥っていた。
先ほど踏みつけられた澪の件もある。今まで千影対応班を見ていた千春が、彼らに接近し、メイスを掲げ、聖なる光、ヒーリングスフィアによる範囲回復を試みる。
――千春は、出来るだけ両方の班に援護が出来るよう、二チームの中央地点に立っていた。
早期にハンターたちが千影を発見し、尚且つ牛鬼対応班に影響が行かない事を優先したが為に、戦場は完全に二面に分割されていた。牛鬼と千影を同士討ちさせようと企んで居た者もいたが、こうも距離が離れていてはそれはほぼ不可能に近い。
千春は出来るだけ動かず両方のチームを回復させようとしていたのだが、ヒーリングスフィアのは自身の周囲のみを回復するスキルであるが故に、運用する為にはどうしても回復させる目標に近づかなければならなかったのだ。
――そして。牛鬼の戦略眼は。『回復役が前衛に出てきた』と言う事実を、正確に確認していた。
左の剛腕が立ちはだかったメトロノームを押しのけ、逆側の手が千春を掴み上げる。
猛烈な握力。全身が、握りつぶされるような痛みを受ける。
「…ヌゥ!?」
正面から叩き付けられる雷光。敢えて後退を選択せず、メトロノームは魔術を唱えたのだ。
そのまま千春を地面に叩きつけた瞬間。跳躍したイレスの槍が、渾身の力を込めて後方から牛鬼の首に突き立てられる!
「ガァァァ!」
凶暴性に任せて、突き立てられた槍を手繰り寄せイレスを掴み、そのまま千春の上に叩き付け、更に全身の重量を乗せた踏みつけ。仲間を救う為にも、彼に雷撃を連射するメトロノーム。それに業を煮やしたのか、大きく息を吸い込む牛鬼。
「隙あり…!」
これこそが、ハンターたちの待っていたチャンス。リカルドが、牽制を行うべく大きく逆手で剣を振るい、息を吸っている最中の牛鬼に向かって衝撃波を飛ばす。
「カァ!」
それに気づいた牛鬼は、即座に吸引を中止、息を吐き出す。溜めが足りなかったが故に、雷撃は跳ね返せず、軌道を逸らしただけだったのだが。リカルドの放った衝撃波と空気の壁が激突、激しい旋風となって四散し、全ての追撃を阻む。
風の中。重量と突進力に任せ前進する牛鬼が、メトロノームに激突。そのまま彼女を引きずるようにして、地面に擦り付けていく。
が、これは即ち、牛鬼の防御に邪魔されずに至近距離から攻撃できるチャンスとも言えよう。――少なくともメトロノームは、そう、認識した。
「この…っ!!」
グローブで防いでも、相殺しきれない。それまでに牛鬼の質量は圧倒的であった。だがメトロノームの攻勢もまた、負けては居ない。攻に攻で対抗すると言わんばかりに、至近距離から連続で雷光を流し込む!
「オオォォォ!」
「はぁぁぁぁ!」
体力差では牛鬼の方に分がある。だが、メトロノームとて、魔術師とは思えないほどの耐久力を持っていた。彼女が弾き飛ばされ、地面に叩きつけられた時。多大な電流を流し込まれた牛鬼の表皮は、所々、焦げていた。
ザン。
「これなら…!」
澪の大太刀の一閃が、焦げた表皮を引き裂く。そのまま襲い来る剛腕をかわし、放たれたワイヤーが、牛鬼の片腕を絡め取る。
その隙に、リカルドの黒刃が再度背後から、今度は頚動脈を狙う。引いた刃には、血が付いていたが――
「浅いか」
動脈には届いていない。血は皮下の毛細血管の物。
――当たる一瞬。その部位が硬化した気がした。
ワイヤーウィップを手繰るようにして澪を引き寄せ、岩を割るが如く猛烈な頭突きで気絶させると、そのまま両手で挟み込むようにして、攻撃直後だったリカルドを掴み上げる。万力の如く力で締め上げられたかと思うと、次の瞬間、両手の全力で、地面に叩きつけられたのであった。
●痛み分け
――ドン。破砕された岩壁が、無数の岩瓦礫になって四散し、周囲のハンターたちを押しのける。
千影の対応に向かった者は三体のみであったが故に、造られる分身の数はそれ程多くはなく、それによる分身攻撃の威力も高くはなかったが――千影は、ピオスが造る岩壁を打ち砕き、それを四散させる事によって『分身を使わずに範囲攻撃を行う』事を可能にしていたのであった。
シェラリンデと和馬がどちらも近接攻撃を主としていた為、ファイアーボールを味方を巻き込まずに撃てるタイミングは非常に限られている。その為に千春がセイクリッドフラッシュを用意していたのだが――彼女は既に牛鬼によって倒された。
敵の細かな服装の傷によって本体を識別しようとするシェラリンデ。然し、一時は違いが出ても、分身が再生成される時に、姿かたちは同じになるようだ。
瓦礫でハンターたちが分散した一瞬の隙を突き、分身を作り出し和馬を狙う千影。
「その背中の大太刀は飾りか?」
「…小太刀二刀と抜刀術ではスキルの運用法が違う。使いたくとも使えんのだ」
「なら置いていけ…!荷物背負ったままであたしに勝てると思ってるのか!?」
返答代わりに、和馬が繰り出したのは、両手による四連の剣閃。
だが、二本はそれぞれ分身によって防がれ、残りの二閃は――刀の腹を挟み込むようにして、それぞれ千影の両手に止められる。そのまま、ドン、とドロップキックを喰らい、武器を手放してしまう。――そして千影は、その小太刀を彼に向かって、投げつけた。
「まだやるか――?」
千影が、満身創痍の牛鬼に、問いかける。牛鬼は、荒い呼吸をするだけ。
――周囲のハンターたちは、全員倒れた。だが、牛鬼のダメージも相当のものだ。
「ま、いいや。十分に遊んだし――帰るとするかね」
気まぐれの極み。挑むかと思えば、次の瞬間には戦場を離脱する。まさしくそれは『天災』であった。
――結果的に、牛鬼は手傷を負い、撃退された。
だが、ハンターたちもまた、全員が戦闘不能になったが故に、お互いが体勢を立て直した兵士と、一般歪虚たちが激突する。
結果として、相当の犠牲を払った物の。島の制圧には、成功したのであった。
「……面白い? 面白くなどありませんわ」
構えるは、七色に光る虹のような槍。
「先ほどの惨劇のツケ、その身でもって払って頂きます」
イレス・アーティーアート(ka4301)が、後ろに撤退する兵たちを守るように、牛鬼の前に立ちはだかる。
「後一歩でこの島が取り戻せますのに……頑張らないと」
手に点るは炎の魔力。メトロノーム・ソングライト(ka1267)が、仲間たちに目配せする。
この牛鬼が息によって飛び道具を弾き返す技を持っているのは、先の兵士たちからの情報で分かっている。だが、その隙を、ハンターたちは狙うつもりだったのだ。
放たれる炎の矢。一直線に、それは牛鬼に向かっていく。これを牛鬼が息で弾けば――
――だが、使えると言う事は即ち「使う」と言う事ではない。
牛鬼は、体勢を低くしたかと思うと、一直線に頭を前に突進してきたのであった。
「っ……あまり効いてませんわね」
頭に直撃した炎の矢は、直撃にもかかわらず僅かに表皮を焦がしたのみ。それは一直線にメトロノーム、そしてその前の柏木 千春(ka3061)へと向かい――
「通しはしませんわよ。…突進には、突進ですわ!」
正面から同様に突進してきたイレスの槍の渾身の一撃によって、止められた。
「今です!」
牛鬼の動きが止まった今こそが、攻撃の絶好のチャンス。
ピオス・シルワ(ka0987)のマジックアローが、斜め前から牛鬼の肩に突き刺さる。続いて、背後に回りこんだシェラリンデ(ka3332)の光り輝く機械刀が、脚を薙ぐ。
ガン。
「硬っ!?」
あわよくば腱を切断し、動きを止めようと思った。
シェラリンデが狙ったアキレス腱は、人体の急所の一つである。だが、それは『牛体の急所』と同一であるとは限らず、また『歪虚の急所』であるとも限らない。
筋肉密度の高さからか、切断に至っていない。
「……フゥン!」
思いっきり頭を振り上げる牛鬼。押し合いになり彼の動きを止めていたイレスを、空高く跳ね上げる。
「ぐぅっ…!」
落下し、地面に叩き付けられるイレスを尻目に、突進を続けようとする牛鬼。
「私の仕事は、仲間を……みんなを、死なせないこと!」
千春の光がイレスの傷を癒し、戦闘能力を取り戻させる。
「もう一発――ッ!?」
再度、脚への一撃を狙うシェラリンデの動きが止まる。戦場の端から接近する、別の歪虚の姿を目の当たりにしたからだ。
●鏡影の天災
「…これ以上の被害を出す訳にはいかない。皆、済まないが牛鬼対応は任す」
蘇芳 和馬(ka0462)に続き、シェラリンデ、そしてピオスが、戦列を離れ、現れた歪虚の対応に回る。
「はじめまして、かな?あくまで自分の疑問だけど、何をしに来たのかなと思って…答えがわかったら嬉しいというだけなんだけどね?」
シェラリンデの疑問に、笑って答える歪虚の少女。
「――決まってるじゃないか。闘いに着たんだよ」
その背後に分身が三体、出現する。――と、同時に構えた。
放たれるは、一定範囲への乱舞。それが、後方で待機していた千春を除く、三人に襲い掛かった。
シェラリンデは跳躍して、空中で強引に体を捻って方向転換。回避する。和馬もまた、同様の回避行動を取るが、地の速度の差からか、僅かに拳がふくらはぎを掠め、バランスを崩す。
すぐさま体勢を立て直し、しゃがむ様な体勢で着地する。
「……その戦法…千影闘姫殿とお見受けするが?」
「ああ、そう呼ばれることもあるねぇ。龍道千影だよ」
「…私は蘇芳 和馬、蘇芳神影流という剣術の使い手だ。 …弱者と戦っても楽しくなかろう?……宜しければ、我々とお相手願いたい。その方が貴殿も満足できるだろう?」
「相手してやるよ。…あたしを満足させられるんならな」
「……いいだろう」
振るう二刀。挟み込むような剣閃が、分身が消えた千影の両腕を狙う。
「…小太刀二刀術表技、獅子噛み」
「遅い――!」
ガン。両拳が剣の下から突き上げられ、和馬の腕ごと、大きく剣を上に跳ね上げる。然し空いた胴を狙う暇はない。
「遅いのはどっちかな?」
シェラリンデの一閃が、千影の脇下を掠める。バランスが崩れた所へ、放たれるマジックアロー。
背後から、土の壁を立てて乱打をやり過ごしたピオスの放った物が、千影に命中する。
「おうおう、いいねぇ!」
直撃には至らなかったか。平然とピオスの方に向き直った千影が、再度三体の分身を呼び出す。
「――『鎖影』」
狙うはシェラリンデ。同じように一撃を跳躍で回避するが、空中で脚が別の分身に掴まれる。そのまま地面に引き落とされ、二発の拳が腹部に叩き込まれる。
「ぐっ…」
即座に千影に斬りかかる和馬。二刀が両方、脚を狙うが、跳躍からのムーンサルトでかわされる。が、シェラリンデへの更なる追撃は防げた。
「なら、これはどうかな?」
相手が防御の為の分身を展開したのは確認した。ならば、それごと砕くまで。練り上げるは火炎球。それを、千影に向かって、ピオスは叩き付ける!
――爆発。爆炎が一瞬視界を遮り、着弾の効果は見えない。
「ふう…危ない危ない」
次の瞬間。片手で汗を拭いながら。千影の拳が、ピオスのに叩き込まれ、大きく後ろに吹き飛ばす。
「壁が作られてなかったら回避できなかったねぇ」
はっとする。そう、アースウォールで作られた壁は、意思を持たない、いわばただの『障害物』。それを利用して攻撃を回避できるのは、決してその術者自身のみではないのだ。
ドン。
千影の裏拳が、ファイアーボールによって既にヒビが入っていた壁を砕き。無数の瓦礫と化してフェイントを仕掛けたシェラリンデを押し戻す。その瓦礫の雨に紛れて襲い来る和馬の刀が、両腕に食い込む。が、直ぐにそれは消滅する。分身だ。
背後から、千影本体の蹴撃が彼を襲い、直撃こそ避けられた物の脚を掠め僅かにバランスを崩す。その間にシェラリンデの連撃が千影を押し戻し、ピオスのマジックアローと併せて彼がバランスを戻す時間を稼ぐ。
ダメージは軽くは無い。然し、回復は期待できない。
生成された分身は『二つ』。それは即ち、千影が目の前の内『三人』を敵として認識したと言う事。
――千春は、既にこちらの戦場には居なかったのであった。
●前進
一方。千影出現直後の、牛鬼サイド。
ガン。
上泉 澪(ka0518)の大太刀が、突進する牛鬼の蹄と激突し、火花を散らす。
目的はメトロノームの上半身への射撃と同調して意識を逸らす事ではあったが、牛鬼の対応はシンプル。即ち、『自らの頑強さを盾に、そもそも意識せずに障害物を纏めて吹き飛ばす』事である。
クラッシュブロウを上乗せした澪の一閃の衝撃は、表皮を切り裂けずとも内部には伝わっているはずだ。それでも牛鬼の動きが鈍らないのは、純粋な彼の体力による物なのだろう。
突進する牛鬼の速度は、攻撃しながら距離を維持できるほど遅くはない。その距離が大太刀の長さ程度ならば、尚更である。後ろに回り込もうとした瞬間、ラリアットの体勢で振るわれたその太い腕に掴まれ、そのまま地面に叩き付けられる澪。
突進で彼女を踏みつけると共に、後衛へと更に向かう牛鬼。
「流石に馬力が違いすぎるか」
流れるような振動刀の一閃が、牛鬼の拳の部分を裂く。流れる血に攻撃が有効だった事を確認し、次にリカルド=イージス=バルデラマ(ka0356)が狙うのは、右の脇腹。
一直線に差し込まれる黒の忍者刀は、然し、2cm程差し込んだ所で動かなくなる。
「こんな所まで鍛えているのか…!?」
選んだのは、自身の知識を基にした人体の急所なはず。だが、これは『人体』ではなく『牛体』である。そしてこれは『通常の生物』ではなく『歪虚』である。
強靭な筋肉に挟み込まれた刀は、一寸とも動かせない。抜けない。
相当の硬度を持つ筋肉――恐らく先ほどシェラリンデのアキレス腱への一撃が大した効果をもたらさなかったのも、これが原因なのであろう。文字通り『筋肉の鎧』である。
刀が抜けないのならば――抜かないまで。
逆手でもう一本の機械刀を抜刀。渾身の力を込めて、喉元へ突き刺す!
「…ッグゥッ!」
この一撃は有効だったようだ。僅かに筋肉が緩み、その隙に更に黒刀を奥へと押し込む。
――だが、これによる痛みは、牛鬼の凶暴性をも引き出していたようだ。
「……ヌォォォォオオオ!」
咆哮と共に、リカルドの両腕は丸太の如き牛鬼の両腕に、それぞれ掴まれる。
そして、そのまま牛鬼が跳躍したかと思うと。角と頭をリカルドの腹部に当てたまま。全ての体重を乗せて、頭から落下し、リカルドを地面に叩き付けた。
その重量とパワーによる破壊力は半端ではない。辛うじて意識は取り留めて居た者の、リカルドは非常に危険な状態に陥っていた。
先ほど踏みつけられた澪の件もある。今まで千影対応班を見ていた千春が、彼らに接近し、メイスを掲げ、聖なる光、ヒーリングスフィアによる範囲回復を試みる。
――千春は、出来るだけ両方の班に援護が出来るよう、二チームの中央地点に立っていた。
早期にハンターたちが千影を発見し、尚且つ牛鬼対応班に影響が行かない事を優先したが為に、戦場は完全に二面に分割されていた。牛鬼と千影を同士討ちさせようと企んで居た者もいたが、こうも距離が離れていてはそれはほぼ不可能に近い。
千春は出来るだけ動かず両方のチームを回復させようとしていたのだが、ヒーリングスフィアのは自身の周囲のみを回復するスキルであるが故に、運用する為にはどうしても回復させる目標に近づかなければならなかったのだ。
――そして。牛鬼の戦略眼は。『回復役が前衛に出てきた』と言う事実を、正確に確認していた。
左の剛腕が立ちはだかったメトロノームを押しのけ、逆側の手が千春を掴み上げる。
猛烈な握力。全身が、握りつぶされるような痛みを受ける。
「…ヌゥ!?」
正面から叩き付けられる雷光。敢えて後退を選択せず、メトロノームは魔術を唱えたのだ。
そのまま千春を地面に叩きつけた瞬間。跳躍したイレスの槍が、渾身の力を込めて後方から牛鬼の首に突き立てられる!
「ガァァァ!」
凶暴性に任せて、突き立てられた槍を手繰り寄せイレスを掴み、そのまま千春の上に叩き付け、更に全身の重量を乗せた踏みつけ。仲間を救う為にも、彼に雷撃を連射するメトロノーム。それに業を煮やしたのか、大きく息を吸い込む牛鬼。
「隙あり…!」
これこそが、ハンターたちの待っていたチャンス。リカルドが、牽制を行うべく大きく逆手で剣を振るい、息を吸っている最中の牛鬼に向かって衝撃波を飛ばす。
「カァ!」
それに気づいた牛鬼は、即座に吸引を中止、息を吐き出す。溜めが足りなかったが故に、雷撃は跳ね返せず、軌道を逸らしただけだったのだが。リカルドの放った衝撃波と空気の壁が激突、激しい旋風となって四散し、全ての追撃を阻む。
風の中。重量と突進力に任せ前進する牛鬼が、メトロノームに激突。そのまま彼女を引きずるようにして、地面に擦り付けていく。
が、これは即ち、牛鬼の防御に邪魔されずに至近距離から攻撃できるチャンスとも言えよう。――少なくともメトロノームは、そう、認識した。
「この…っ!!」
グローブで防いでも、相殺しきれない。それまでに牛鬼の質量は圧倒的であった。だがメトロノームの攻勢もまた、負けては居ない。攻に攻で対抗すると言わんばかりに、至近距離から連続で雷光を流し込む!
「オオォォォ!」
「はぁぁぁぁ!」
体力差では牛鬼の方に分がある。だが、メトロノームとて、魔術師とは思えないほどの耐久力を持っていた。彼女が弾き飛ばされ、地面に叩きつけられた時。多大な電流を流し込まれた牛鬼の表皮は、所々、焦げていた。
ザン。
「これなら…!」
澪の大太刀の一閃が、焦げた表皮を引き裂く。そのまま襲い来る剛腕をかわし、放たれたワイヤーが、牛鬼の片腕を絡め取る。
その隙に、リカルドの黒刃が再度背後から、今度は頚動脈を狙う。引いた刃には、血が付いていたが――
「浅いか」
動脈には届いていない。血は皮下の毛細血管の物。
――当たる一瞬。その部位が硬化した気がした。
ワイヤーウィップを手繰るようにして澪を引き寄せ、岩を割るが如く猛烈な頭突きで気絶させると、そのまま両手で挟み込むようにして、攻撃直後だったリカルドを掴み上げる。万力の如く力で締め上げられたかと思うと、次の瞬間、両手の全力で、地面に叩きつけられたのであった。
●痛み分け
――ドン。破砕された岩壁が、無数の岩瓦礫になって四散し、周囲のハンターたちを押しのける。
千影の対応に向かった者は三体のみであったが故に、造られる分身の数はそれ程多くはなく、それによる分身攻撃の威力も高くはなかったが――千影は、ピオスが造る岩壁を打ち砕き、それを四散させる事によって『分身を使わずに範囲攻撃を行う』事を可能にしていたのであった。
シェラリンデと和馬がどちらも近接攻撃を主としていた為、ファイアーボールを味方を巻き込まずに撃てるタイミングは非常に限られている。その為に千春がセイクリッドフラッシュを用意していたのだが――彼女は既に牛鬼によって倒された。
敵の細かな服装の傷によって本体を識別しようとするシェラリンデ。然し、一時は違いが出ても、分身が再生成される時に、姿かたちは同じになるようだ。
瓦礫でハンターたちが分散した一瞬の隙を突き、分身を作り出し和馬を狙う千影。
「その背中の大太刀は飾りか?」
「…小太刀二刀と抜刀術ではスキルの運用法が違う。使いたくとも使えんのだ」
「なら置いていけ…!荷物背負ったままであたしに勝てると思ってるのか!?」
返答代わりに、和馬が繰り出したのは、両手による四連の剣閃。
だが、二本はそれぞれ分身によって防がれ、残りの二閃は――刀の腹を挟み込むようにして、それぞれ千影の両手に止められる。そのまま、ドン、とドロップキックを喰らい、武器を手放してしまう。――そして千影は、その小太刀を彼に向かって、投げつけた。
「まだやるか――?」
千影が、満身創痍の牛鬼に、問いかける。牛鬼は、荒い呼吸をするだけ。
――周囲のハンターたちは、全員倒れた。だが、牛鬼のダメージも相当のものだ。
「ま、いいや。十分に遊んだし――帰るとするかね」
気まぐれの極み。挑むかと思えば、次の瞬間には戦場を離脱する。まさしくそれは『天災』であった。
――結果的に、牛鬼は手傷を負い、撃退された。
だが、ハンターたちもまた、全員が戦闘不能になったが故に、お互いが体勢を立て直した兵士と、一般歪虚たちが激突する。
結果として、相当の犠牲を払った物の。島の制圧には、成功したのであった。
依頼結果
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/12 00:39:06 |
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相談卓 柏木 千春(ka3061) 人間(リアルブルー)|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/06/18 01:30:40 |