ゲスト
(ka0000)
【東征】島に残る夢
マスター:剣崎宗二

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 6~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 7日
- 締切
- 2015/06/20 07:30
- 完成日
- 2015/06/21 14:35
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●東の天命
「ここか……」
ガエルは、辺境の戦いでハンターたちの前に倒れた。
だが、彼の配下は未だに健在の者も多い。
ガエルには貸しがあった。それを盾に、ガエルの部下を使って調べた甲斐があった。
――『P・J・A方程式』。
それが何であるか、アレクサンドルには分からなかった。ただ、方程式と言う事は……
「リーアか、ティアか……果たしてどっちだろうな」
そうこうしている内に、彼は、指定されていた保管場所に辿り着く。
――そこは、東方にある一つの島の、古びた砦の中。元は人の手によって造られた物なのだろう。
だが、今は、歪虚に占拠されている。
ゴブリンに案内されるがままに奥の部屋に向かい、一冊の古い本を手にする。
ページを開いた瞬間。懐かしい筆跡が、彼の目に飛び込む。
「……リーアか」
脳裏に浮かぶは、小柄なアジア系の少女。五人の中でもっとも静かだったが、彼女の専門こそ、アレクサンドルに最も近い物。故に、最もアレクサンドルを良く訪ねてきたのも、また彼女だったのだ。
「――そうか。成る程」
何ページかを捲り、中に『何があるか』を理解した。
「――お前らしい。リーア。俺たちの中で最も優しく、でも怒ると最も恐い――お前らしい」
その目には、寂しげな表情。それも当然だ。この書類を書き記した女性が、もうこの世にはいない事を。アレクサンドルは『確固として』知っていたのだから。
●応
「ん?どうした?」
思い出にふけっていた彼を、現実に戻したのはゴブリンの呼び声。
「……そうか。分かった」
彼に知らされたのは、ハンターたちがこの島を奪還すべく、中心にあるこの砦に向かっていると言う事。
――本来、彼にそれに対応する義理は無い。この場に来たのは飽くまでも旅行のような物であったからだ。
――だが、彼はそれに対応する事を決断した。それが如何なる理由による物かは、他の誰にも知る由は無い。コートの中に書を仕舞い込み、彼は指示を出す。
「砦の一番中央の部屋に案内してくれ。少し準備を行う。その間に砲を用意しておいてくれ」
――一時間後。
砦の前に迫ったハンターたちの前に、自信ありげな笑みを浮かべたアレクサンドルが立ちはだかる。
「兵力は余り足りないけど…まぁ仕方ない。――さて、おっさんも久しぶりに――誰かの為に働くとしようか」
あと少しで増援が来る。そう、ハンターたちは連絡を受けている。
目の前にいる障害を打ち倒してもいいし、逆に増援を待つのもいい。ただ、目の前にいるのが彼の『災厄の十三魔』が一人ならば、そのどちらも、容易ではない。ハンターたちが打ち倒されれば、目の前の堕落者は、何かしらの手段を使い、援軍の上陸を阻むであろう。
選択肢は、彼らの手に委ねられた。
「ここか……」
ガエルは、辺境の戦いでハンターたちの前に倒れた。
だが、彼の配下は未だに健在の者も多い。
ガエルには貸しがあった。それを盾に、ガエルの部下を使って調べた甲斐があった。
――『P・J・A方程式』。
それが何であるか、アレクサンドルには分からなかった。ただ、方程式と言う事は……
「リーアか、ティアか……果たしてどっちだろうな」
そうこうしている内に、彼は、指定されていた保管場所に辿り着く。
――そこは、東方にある一つの島の、古びた砦の中。元は人の手によって造られた物なのだろう。
だが、今は、歪虚に占拠されている。
ゴブリンに案内されるがままに奥の部屋に向かい、一冊の古い本を手にする。
ページを開いた瞬間。懐かしい筆跡が、彼の目に飛び込む。
「……リーアか」
脳裏に浮かぶは、小柄なアジア系の少女。五人の中でもっとも静かだったが、彼女の専門こそ、アレクサンドルに最も近い物。故に、最もアレクサンドルを良く訪ねてきたのも、また彼女だったのだ。
「――そうか。成る程」
何ページかを捲り、中に『何があるか』を理解した。
「――お前らしい。リーア。俺たちの中で最も優しく、でも怒ると最も恐い――お前らしい」
その目には、寂しげな表情。それも当然だ。この書類を書き記した女性が、もうこの世にはいない事を。アレクサンドルは『確固として』知っていたのだから。
●応
「ん?どうした?」
思い出にふけっていた彼を、現実に戻したのはゴブリンの呼び声。
「……そうか。分かった」
彼に知らされたのは、ハンターたちがこの島を奪還すべく、中心にあるこの砦に向かっていると言う事。
――本来、彼にそれに対応する義理は無い。この場に来たのは飽くまでも旅行のような物であったからだ。
――だが、彼はそれに対応する事を決断した。それが如何なる理由による物かは、他の誰にも知る由は無い。コートの中に書を仕舞い込み、彼は指示を出す。
「砦の一番中央の部屋に案内してくれ。少し準備を行う。その間に砲を用意しておいてくれ」
――一時間後。
砦の前に迫ったハンターたちの前に、自信ありげな笑みを浮かべたアレクサンドルが立ちはだかる。
「兵力は余り足りないけど…まぁ仕方ない。――さて、おっさんも久しぶりに――誰かの為に働くとしようか」
あと少しで増援が来る。そう、ハンターたちは連絡を受けている。
目の前にいる障害を打ち倒してもいいし、逆に増援を待つのもいい。ただ、目の前にいるのが彼の『災厄の十三魔』が一人ならば、そのどちらも、容易ではない。ハンターたちが打ち倒されれば、目の前の堕落者は、何かしらの手段を使い、援軍の上陸を阻むであろう。
選択肢は、彼らの手に委ねられた。
リプレイ本文
●分裂
「俺は俺の好きにやらせてもらうゼ」
――戦端が開かれたその瞬間。先ず前に飛び出したのは、カティーナ・テニアン(ka4763)。布陣を組み、アレクサンドルの突破を誘うつもりだった他のハンターたちは、それに反応が一歩遅れる。
砲撃が、突撃するカティーナに降り注ぐが、彼女はそれをステップで次々とかわす。
元々発射しているのはゴブリンであるからして、砲の精度はそれ程高くはない。加えて、着弾によって巻き上がる土煙が、期せずとも彼女の次弾の回避を容易にし。結果、彼女は大した労力を使う事無く、アレクサンドルに肉薄する。
そのまま、加速した勢いに乗り、猛烈に脚を振り上げる。
「ほらよっ!」
「む……」
蹴り上げる砂埃を、アレクサンドルは白衣の角で防ぐ。
「どうしても本が読みたいっていうなら俺が子守唄として歌ってやるよ…だからさっさとネンネしやがれ!」
続く攻撃は、足元からの逆袈裟切り上げ。今の一瞬でコート内の形が見えた。故にそれを切って回収するつもりなのだろう。だが。
ガン。
体の前で交差した鋼の腕により、切り上げが防がれる。
「っちっ、邪魔くせぇ…!」
更に加速するカティーナ。勢いに乗った強烈な蹴りが、片方の鋼腕を吹き飛ばす。だが、その隙に、もう片方の腕が、彼女を横から掴み取る。
「縛られるのは嫌いなんだよ…離しやがれ!」
刀を回転させ逆手にし、鋼の腕の関節部に突きこむ。それで内部機構の切断を試みた瞬間。
ガチッ。機構を固定し、『挟み込んだ』のか。刀が一寸たりとも動かせなくなる。
「…良いだろう。おっさんが、相手をしてやろうじゃないか」
アレクサンドルの顔に、にやりと笑いが浮かぶ。
「分配8-2…8は後続を弾幕で阻め!2は援護しろ!」
叫ぶと共に、砦の上のゴブリンから放たれる砲撃の大半が、カティーナと他のハンターの間に降り注ぎ、後続の前進を阻む。
「タイマンだ。それでも挑むか?」
返答は、振るわれたワイヤーウィップ。それをメスの爪で切り払い、接近するアレクサンドル。
鋼腕が刀ごとカティーナを投げ飛ばす。空中で一回転して着地し、そのまま突撃。全力の突進からの突きは、胸を狙うかに見えたが、急に軌道を変え、アレクサンドルの目を狙う!
『――Stop』
急に、何かに押し留められたかのように、刀の動きが鈍る。それでも止まらずに、全身の力で押し込む。が、アレクサンドルは顔を横に逸らし、間一髪で突きを回避。頬に、刃が掠めた傷を残したのみ。
襲来するメスの突き。それをカティーナは急激なステップでかわし。
「腕、貰っていくぜ!」
カウンターの上段からの振り下ろしが、アレクサンドルの腕を襲う。
刃が、肉に食い込んだ瞬間。手首を回し、アレクサンドルの腕もまた、刀を握るカティーナの手を掴んだ。
「Weather the Elder――『Transfer』」
急激に、生命力が吸い取られる。腕を断てるよりも早く、その傷が吸い取った生命力によって癒えていく。
「ふむ。このまま吸い尽くしてもいいが…後続が来たようだねぇ」
鋼腕がカティーナを掴み上げ、強引に空中に持ち上げられる。
――確かにゴブリンの砲撃の命中率は難がある。……ならば、目標を砲弾に『ぶつければ』良い。
三発の砲撃が、カティーナを一斉に襲った。
●盗みの手品
「やはり、そう上手くはいきませんか……」
一筋の汗が、ヴォルテール=アルカナ(ka2937)の頬を伝う。
――元々は、アレクサンドルを後衛に誘い込み。そこを狙うつもりであった。
だが、今考えてみれば、前回アレクサンドルは既に後衛を襲撃しようと盾役に阻まれ一度『失敗して』手痛い銃撃を受けている。
布陣に穴を開けておいたとは言え、彼が果たして同じような手を使ってくるだろうか?
例えカティーナが飛び出さなかったとして、果たして彼は後衛を行き成り襲ってくるだろうか?
「…ですが。それでも問題はありません」
こちらには三人の聖導士が居る。故に持久戦の用意も万全。
事前に用意していた時間稼ぎのプランに移行すると、仲間たち全員に目配せする。
牽制射撃の如く放たれたナイフを、横に大きくロールする事で回避する花厳 刹那(ka3984)。
今回は銃は携行していない。反撃を行う為には接近しなければならない。
ちらりと、背後の味方に目をやる。アニス・エリダヌス(ka2491)は全員に防御呪文をいきわたらせる為にやや遅れてはいるが、メイ=ロザリンド(ka3394)とヴォルテールが戦線を押し上げつつある。
何れも足止めのための砲撃の余波によって多少ダメージを受けている物の、緊密な陣形、そしてアニスのヒーリングスフィアにより、ダメージはほぼ回復できている。
慎重に味方回復役の前進を待った刹那とは逆に、紫月・海斗(ka0788)は、アレクサンドルが刹那に攻撃を行った機に、前へと飛び出す。
「さて、表側は鋼鉄だけど、中身はどうかなっと」
空に浮かぶ腕に照準をつける。一発目は防げと命令されているはずだ。ならば――
「ハッ!ブラフじゃねぇ、気が変わっただけだぜ」
銃の持ち方、そして銃口の向きを急激に変える。
放つ弾丸が狙うは、刹那に飛来した鋼の腕。だが、防御の命は『全ての』部位に下された。故に自らに銃口が向いた瞬間。鋼の腕は攻撃を中断、防御体勢に入る。
ガキッ。
関節部に弾丸が嵌り、腕の動きがぎこちなくなる。すぐさまもう一本の腕が飛来し、驚くべき精密さで弾丸を取り除くが、海斗のこの一手は、即ちこの手番に於いて鋼腕を動けなくしたのとも同意であった。
「アレクサンドルか。嬢ちゃんたちが随分世話になったぜ。…何か隠し持ってるのは知ってるんだ。渡してくれる――訳もねぇよな」
「よく分かってるじゃないか。おっさん感心したよ」
「そりゃどうも」
ならば、力づくで奪うのみ。
変形剣をショートソードに組み替え、体勢を低くし、接近する。足元への二連撃を、跳躍して回避するアレクサンドル。
即座に海斗はバックステップし、彼を撃墜する為、腰のライフルに手を伸ばす。
――だが、それはフェイク。手を伸ばしたと見せかけ、袖口からカードが彼の手の中にスライドする。投擲するカードはアレクサンドルの不意をつき、そのコートを引き裂く。
そこから覗く一冊の本。『P・J・A方程式』。それに手を伸ばし、一瞬で掠め取る海斗。
「こうも簡単にいくとはね。加護ってもんは、信じるもんだ」
ペラ、と表紙を片手で開く。
『Power-Jack Agent。とある者に加えられた治療、治癒を、他者に転移させる遠隔治療用N・M――』
「おおう、こいつはやばそうだ。さっさとずらかると――っ!?」
その腕が、アレクサンドルに掴まれる。
「手癖が悪いな。――盗みは犯罪、と言う気はないが」
如何に距離を置いてカードでコートを切り裂いたと言えど、本を回収するその一瞬だけは、接近しなければならない。その瞬間を狙って、彼がジェットブーツで離脱できる前に。アレクサンドルは海斗の腕を掴んだのである。
「『Transfer』」
力が、吸い取られる。掴まれていない手を咄嗟に剣に伸ばし、抜き取って逆手でアレクサンドルの首を狙う。
ガキン。
メスの爪で受け止められる。その間も、力は吸い取られていく。
『今、回復させます!』
詠われるメイの聖歌が、彼を癒していく。同時に、接近した刹那が、海斗を掴むアレクサンドルの腕を切断するべく、大太刀を構える。
だが、それを振るえる前に、着弾する三発の砲弾に後退を余儀なくされる。余波によって受けたその傷を、アニスが癒す。
砲撃によって巻き上がる土煙により位置が特定できず、追加のヒールを海斗に届けることはできない。
強引に彼を地面に叩きつけ、アレクサンドルが無表情でその腕にメスを突き刺す。
瞬間、腕の感覚を失い。手が開き、本が転げ落ちる。
「これでも一応医者だ。押さえ込んでしまえば、こういう芸当もできる」
それを拾い上げるアレクサンドル。次の瞬間、動けるようになった機械の腕が飛来し、海斗を突き飛ばすように、後ろの砦の中へと投げ込む。
「――おいおい、マジかよ」
動かない片腕を抑え、蠢き始めた砦の壁を見やる。
――何故、あれだけ長い時間を掛けたのに、ゴーレムが生成されていなかったのか。
――何故、砦の中央の部屋へ、アレクサンドルは向かったのか。
蠢く砦の壁が、一斉に海斗へ襲い掛かった。
せめてヒールを受け、片腕を動かせるようになっていれば、脱出もできたのだろうが――
●泥沼
土煙が晴れた直後、刹那がアレクサンドルへと肉薄する。鞘に収めた状態からの居合い一閃を、アレクサンドルは強引にメスの爪で受け止めようとするが、その直前。アニスの放った光弾が彼の顔を直撃し、視界を一時的に封じる。
鋭い剣閃が防御を貫通し、彼の太ももに血の痕を残す。傷はそれ程深くはないが、確かに命中したのだ。
即座に報復が如く、距離を離した刹那へナイフを投げつける。が、その敏捷さ故に直撃には至らず、つけた傷も即座にヴォルテールが癒しの光で回復させてしまう。
再度近づいた刹那が、刀にもう一度手を掛ける。今度は抜刀の勢いそのままの、斜めからの縦一閃。
「やれやれ、おっさんもちょっと傷を覚悟しなきゃだめか」
防がない。飛来した鋼腕が、アニスの放つ光弾を遮った物の、刹那の剣閃に対して、アレクサンドルはメスで防ごうともせず。『Stop』も使用しなかった。
――必殺の一撃として振るった大太刀が、彼の肩口に食い込む。その瞬間を狙って、アレクサンドルは、まだ空いている方の手で、刹那の肩を掴んだ。
「『Transfer』」
吸い取った生命力が、アレクサンドルの肩の傷を癒し、これ以上大太刀が食い込むのを防ぐ。
「後衛へ全弾」
命じられるままに、ゴブリンたちの砲撃が、メイたちに降り注ぐ。
『何度でも言葉を、唄を紡ぎましょう』
「わたしのような思いをする人を、増やしたくはありませんから」
その祈りを込め、メイとアニスが一斉に放つヒーリングスフィアによって、砲撃の余波によって聖導士たちが受けたダメージはほぼ完治に至る。
だが、砲撃の目的は、飽くまでも足止め。引っ張るようにして後退し、アレクサンドルは刹那をヒールの範囲外へと引きずり出していた。
「っ……!」
前進しようとしたヴォルテールを、鋼の腕が狙う。
「させません!」
アニスの放つ光弾が、片方の腕に当たりその軌道を逸らす。
だが、逆の腕はそのまま平手の構えになり、正面から盾を構えたヴォルテールを押し留めるようにして、その前進を阻止する。
「この距離ならかわせませんわよね?」
体を大きく捻って、後ろ向きに抜刀し。そのまま回転するように薙ぎ払われた瞬速の剣が、アレクサンドルの左からその首筋に襲い掛かる。防御せずメスの爪で受け止めるが、その剣は首筋に紙一重。
ツゥーッ、と血が首筋を伝う。
「そうだな。…けど、ダメージを軽くする事はできる。…おっさんの回復力の方が上回っている――とは思わないかな?」
聖導士三人の内、アニスの攻撃は牽制に偏重し、メイは長距離に届く攻撃を所有していない故に回復に徹している。
――火力が、足りないのだ。
「っと、そろそろかな」
両手を広げるようにして刹那の両腕を押しのけ、強烈な頭突きが彼女を襲う。そのまま飛来した鋼腕が手刀の構えを取ると。アレクサンドルは腰と首筋に手刀が当たるよう――刹那を、叩き付けた。
●援軍はいずこ
――援軍が到達しているはずの予定時間は過ぎていた。
予定通りに着ていたのであれば、援軍と協力してアレクサンドルを叩き潰せばいい。
――その、筈であった。
「…来ませんね」
盾を構え先頭に立ちながら、ヴォルテールが呟く。足止めを食らっているのか。それとも――
だが、それを気にしても詮無き事。
砲撃の雨を伴い、アレクサンドルが前進する。プロテクションの効果はとうに切れている。が、聖導士の三人は、全員盾を用意していた。
爆発の余波を防ぎ。メイの歌が、癒しの輪となり、周囲の全員を回復させる。
ガン。
土煙の中で突き出された爪を、構えた盾で防ぐヴォルテール。
「っ…!殴るのも、大変ですね」
僅かに、盾の横から目を覗かせると。
「っ!?」
その目から、光が放たれる。
体のどの部位からも魔法を放つ事が可能な事を利用し、目からホーリーライトを放ち奇襲したのであった。
直撃に視界が一度潰される。だが、既に至近距離に居たが故に、脱出できる前にヴォルテールを掴む。
吸収される力。然し、メイとアニスの癒しの力が、ヴォルテールを支える。
拮抗する状況。それを破ったのは、飛来する鋼の腕。
「来ないでください…!」
それに気づいたアニスが、ホーリーライトを放ち迎撃するが、僅かに片方の腕を逸らしただけ。
『祝福よ…!』
メイの祈りにより、降り注ぐ光が、等しく腕とアレクサンドルを叩く。
その隙に、ヴォルテールの足元から射出された光が、アレクサンドルの顎に直撃。
――吸い取られる力が、アレクサンドルのダメージを回復させていく。引きずるようにして光の領域から脱出し、彼女たちが鋼腕を迎撃している内に、距離を離すと――
「さて、いってらっしゃい」
ヴォルテールを、砦の中へと投げ込んだ。
●その願いは
アレクサンドルの連撃によって、ガードする事を余儀なくされる。
然しそれは即ち、鋼の腕への迎撃がままならなくなると言う事。
掴み上げられて空中で砲撃を受け、アニスも倒されてしまう。残るは――メイのみ。
首を掴まれた。その瞬間。メイもまた、アレクサンドルの白衣を掴む。
『私は……世界と貴方を心中させたくない……っ!!だから、先生。私は貴方を知りたい、この想いを届けたいの、です』
「知ってどうする? …お前には。人を、世界を敵に回す覚悟はあるか?」
その目は、どこまでも冷たく、けれど、悲しみと怒りに満ちていて。
「例えばおっさんが、お前の大切な人を葬ったとしよう。それでもお前は、『赦せる』のか?」
ゴン。地面に叩き付ける。
「先ほどの者のように、お前さんたちの中にも。喪った事で我らと戦う事になった者が居よう」
目線はアニスの方へ。ゴン。大きく持ち上げて、もう一度叩き付ける。
「……喪った事が無くば。それを語るな…!」
今までの、どこかメイに対しては手加減していた彼とはまるで違うような、凶悪な叩きつけ。鋼の腕が、更に上から、叩きつけられた。
――アレクサンドルが、砦に戻る。一刻の後、直ぐ下に迫った援軍に対し、砦が『動き出す』。
巨大な砦が変化したゴーレムを半壊させるものの、援軍は多大な損害を出し、撤退を余儀なくされる。
かくして、島は、歪虚の手に残る事になったのであった。
「俺は俺の好きにやらせてもらうゼ」
――戦端が開かれたその瞬間。先ず前に飛び出したのは、カティーナ・テニアン(ka4763)。布陣を組み、アレクサンドルの突破を誘うつもりだった他のハンターたちは、それに反応が一歩遅れる。
砲撃が、突撃するカティーナに降り注ぐが、彼女はそれをステップで次々とかわす。
元々発射しているのはゴブリンであるからして、砲の精度はそれ程高くはない。加えて、着弾によって巻き上がる土煙が、期せずとも彼女の次弾の回避を容易にし。結果、彼女は大した労力を使う事無く、アレクサンドルに肉薄する。
そのまま、加速した勢いに乗り、猛烈に脚を振り上げる。
「ほらよっ!」
「む……」
蹴り上げる砂埃を、アレクサンドルは白衣の角で防ぐ。
「どうしても本が読みたいっていうなら俺が子守唄として歌ってやるよ…だからさっさとネンネしやがれ!」
続く攻撃は、足元からの逆袈裟切り上げ。今の一瞬でコート内の形が見えた。故にそれを切って回収するつもりなのだろう。だが。
ガン。
体の前で交差した鋼の腕により、切り上げが防がれる。
「っちっ、邪魔くせぇ…!」
更に加速するカティーナ。勢いに乗った強烈な蹴りが、片方の鋼腕を吹き飛ばす。だが、その隙に、もう片方の腕が、彼女を横から掴み取る。
「縛られるのは嫌いなんだよ…離しやがれ!」
刀を回転させ逆手にし、鋼の腕の関節部に突きこむ。それで内部機構の切断を試みた瞬間。
ガチッ。機構を固定し、『挟み込んだ』のか。刀が一寸たりとも動かせなくなる。
「…良いだろう。おっさんが、相手をしてやろうじゃないか」
アレクサンドルの顔に、にやりと笑いが浮かぶ。
「分配8-2…8は後続を弾幕で阻め!2は援護しろ!」
叫ぶと共に、砦の上のゴブリンから放たれる砲撃の大半が、カティーナと他のハンターの間に降り注ぎ、後続の前進を阻む。
「タイマンだ。それでも挑むか?」
返答は、振るわれたワイヤーウィップ。それをメスの爪で切り払い、接近するアレクサンドル。
鋼腕が刀ごとカティーナを投げ飛ばす。空中で一回転して着地し、そのまま突撃。全力の突進からの突きは、胸を狙うかに見えたが、急に軌道を変え、アレクサンドルの目を狙う!
『――Stop』
急に、何かに押し留められたかのように、刀の動きが鈍る。それでも止まらずに、全身の力で押し込む。が、アレクサンドルは顔を横に逸らし、間一髪で突きを回避。頬に、刃が掠めた傷を残したのみ。
襲来するメスの突き。それをカティーナは急激なステップでかわし。
「腕、貰っていくぜ!」
カウンターの上段からの振り下ろしが、アレクサンドルの腕を襲う。
刃が、肉に食い込んだ瞬間。手首を回し、アレクサンドルの腕もまた、刀を握るカティーナの手を掴んだ。
「Weather the Elder――『Transfer』」
急激に、生命力が吸い取られる。腕を断てるよりも早く、その傷が吸い取った生命力によって癒えていく。
「ふむ。このまま吸い尽くしてもいいが…後続が来たようだねぇ」
鋼腕がカティーナを掴み上げ、強引に空中に持ち上げられる。
――確かにゴブリンの砲撃の命中率は難がある。……ならば、目標を砲弾に『ぶつければ』良い。
三発の砲撃が、カティーナを一斉に襲った。
●盗みの手品
「やはり、そう上手くはいきませんか……」
一筋の汗が、ヴォルテール=アルカナ(ka2937)の頬を伝う。
――元々は、アレクサンドルを後衛に誘い込み。そこを狙うつもりであった。
だが、今考えてみれば、前回アレクサンドルは既に後衛を襲撃しようと盾役に阻まれ一度『失敗して』手痛い銃撃を受けている。
布陣に穴を開けておいたとは言え、彼が果たして同じような手を使ってくるだろうか?
例えカティーナが飛び出さなかったとして、果たして彼は後衛を行き成り襲ってくるだろうか?
「…ですが。それでも問題はありません」
こちらには三人の聖導士が居る。故に持久戦の用意も万全。
事前に用意していた時間稼ぎのプランに移行すると、仲間たち全員に目配せする。
牽制射撃の如く放たれたナイフを、横に大きくロールする事で回避する花厳 刹那(ka3984)。
今回は銃は携行していない。反撃を行う為には接近しなければならない。
ちらりと、背後の味方に目をやる。アニス・エリダヌス(ka2491)は全員に防御呪文をいきわたらせる為にやや遅れてはいるが、メイ=ロザリンド(ka3394)とヴォルテールが戦線を押し上げつつある。
何れも足止めのための砲撃の余波によって多少ダメージを受けている物の、緊密な陣形、そしてアニスのヒーリングスフィアにより、ダメージはほぼ回復できている。
慎重に味方回復役の前進を待った刹那とは逆に、紫月・海斗(ka0788)は、アレクサンドルが刹那に攻撃を行った機に、前へと飛び出す。
「さて、表側は鋼鉄だけど、中身はどうかなっと」
空に浮かぶ腕に照準をつける。一発目は防げと命令されているはずだ。ならば――
「ハッ!ブラフじゃねぇ、気が変わっただけだぜ」
銃の持ち方、そして銃口の向きを急激に変える。
放つ弾丸が狙うは、刹那に飛来した鋼の腕。だが、防御の命は『全ての』部位に下された。故に自らに銃口が向いた瞬間。鋼の腕は攻撃を中断、防御体勢に入る。
ガキッ。
関節部に弾丸が嵌り、腕の動きがぎこちなくなる。すぐさまもう一本の腕が飛来し、驚くべき精密さで弾丸を取り除くが、海斗のこの一手は、即ちこの手番に於いて鋼腕を動けなくしたのとも同意であった。
「アレクサンドルか。嬢ちゃんたちが随分世話になったぜ。…何か隠し持ってるのは知ってるんだ。渡してくれる――訳もねぇよな」
「よく分かってるじゃないか。おっさん感心したよ」
「そりゃどうも」
ならば、力づくで奪うのみ。
変形剣をショートソードに組み替え、体勢を低くし、接近する。足元への二連撃を、跳躍して回避するアレクサンドル。
即座に海斗はバックステップし、彼を撃墜する為、腰のライフルに手を伸ばす。
――だが、それはフェイク。手を伸ばしたと見せかけ、袖口からカードが彼の手の中にスライドする。投擲するカードはアレクサンドルの不意をつき、そのコートを引き裂く。
そこから覗く一冊の本。『P・J・A方程式』。それに手を伸ばし、一瞬で掠め取る海斗。
「こうも簡単にいくとはね。加護ってもんは、信じるもんだ」
ペラ、と表紙を片手で開く。
『Power-Jack Agent。とある者に加えられた治療、治癒を、他者に転移させる遠隔治療用N・M――』
「おおう、こいつはやばそうだ。さっさとずらかると――っ!?」
その腕が、アレクサンドルに掴まれる。
「手癖が悪いな。――盗みは犯罪、と言う気はないが」
如何に距離を置いてカードでコートを切り裂いたと言えど、本を回収するその一瞬だけは、接近しなければならない。その瞬間を狙って、彼がジェットブーツで離脱できる前に。アレクサンドルは海斗の腕を掴んだのである。
「『Transfer』」
力が、吸い取られる。掴まれていない手を咄嗟に剣に伸ばし、抜き取って逆手でアレクサンドルの首を狙う。
ガキン。
メスの爪で受け止められる。その間も、力は吸い取られていく。
『今、回復させます!』
詠われるメイの聖歌が、彼を癒していく。同時に、接近した刹那が、海斗を掴むアレクサンドルの腕を切断するべく、大太刀を構える。
だが、それを振るえる前に、着弾する三発の砲弾に後退を余儀なくされる。余波によって受けたその傷を、アニスが癒す。
砲撃によって巻き上がる土煙により位置が特定できず、追加のヒールを海斗に届けることはできない。
強引に彼を地面に叩きつけ、アレクサンドルが無表情でその腕にメスを突き刺す。
瞬間、腕の感覚を失い。手が開き、本が転げ落ちる。
「これでも一応医者だ。押さえ込んでしまえば、こういう芸当もできる」
それを拾い上げるアレクサンドル。次の瞬間、動けるようになった機械の腕が飛来し、海斗を突き飛ばすように、後ろの砦の中へと投げ込む。
「――おいおい、マジかよ」
動かない片腕を抑え、蠢き始めた砦の壁を見やる。
――何故、あれだけ長い時間を掛けたのに、ゴーレムが生成されていなかったのか。
――何故、砦の中央の部屋へ、アレクサンドルは向かったのか。
蠢く砦の壁が、一斉に海斗へ襲い掛かった。
せめてヒールを受け、片腕を動かせるようになっていれば、脱出もできたのだろうが――
●泥沼
土煙が晴れた直後、刹那がアレクサンドルへと肉薄する。鞘に収めた状態からの居合い一閃を、アレクサンドルは強引にメスの爪で受け止めようとするが、その直前。アニスの放った光弾が彼の顔を直撃し、視界を一時的に封じる。
鋭い剣閃が防御を貫通し、彼の太ももに血の痕を残す。傷はそれ程深くはないが、確かに命中したのだ。
即座に報復が如く、距離を離した刹那へナイフを投げつける。が、その敏捷さ故に直撃には至らず、つけた傷も即座にヴォルテールが癒しの光で回復させてしまう。
再度近づいた刹那が、刀にもう一度手を掛ける。今度は抜刀の勢いそのままの、斜めからの縦一閃。
「やれやれ、おっさんもちょっと傷を覚悟しなきゃだめか」
防がない。飛来した鋼腕が、アニスの放つ光弾を遮った物の、刹那の剣閃に対して、アレクサンドルはメスで防ごうともせず。『Stop』も使用しなかった。
――必殺の一撃として振るった大太刀が、彼の肩口に食い込む。その瞬間を狙って、アレクサンドルは、まだ空いている方の手で、刹那の肩を掴んだ。
「『Transfer』」
吸い取った生命力が、アレクサンドルの肩の傷を癒し、これ以上大太刀が食い込むのを防ぐ。
「後衛へ全弾」
命じられるままに、ゴブリンたちの砲撃が、メイたちに降り注ぐ。
『何度でも言葉を、唄を紡ぎましょう』
「わたしのような思いをする人を、増やしたくはありませんから」
その祈りを込め、メイとアニスが一斉に放つヒーリングスフィアによって、砲撃の余波によって聖導士たちが受けたダメージはほぼ完治に至る。
だが、砲撃の目的は、飽くまでも足止め。引っ張るようにして後退し、アレクサンドルは刹那をヒールの範囲外へと引きずり出していた。
「っ……!」
前進しようとしたヴォルテールを、鋼の腕が狙う。
「させません!」
アニスの放つ光弾が、片方の腕に当たりその軌道を逸らす。
だが、逆の腕はそのまま平手の構えになり、正面から盾を構えたヴォルテールを押し留めるようにして、その前進を阻止する。
「この距離ならかわせませんわよね?」
体を大きく捻って、後ろ向きに抜刀し。そのまま回転するように薙ぎ払われた瞬速の剣が、アレクサンドルの左からその首筋に襲い掛かる。防御せずメスの爪で受け止めるが、その剣は首筋に紙一重。
ツゥーッ、と血が首筋を伝う。
「そうだな。…けど、ダメージを軽くする事はできる。…おっさんの回復力の方が上回っている――とは思わないかな?」
聖導士三人の内、アニスの攻撃は牽制に偏重し、メイは長距離に届く攻撃を所有していない故に回復に徹している。
――火力が、足りないのだ。
「っと、そろそろかな」
両手を広げるようにして刹那の両腕を押しのけ、強烈な頭突きが彼女を襲う。そのまま飛来した鋼腕が手刀の構えを取ると。アレクサンドルは腰と首筋に手刀が当たるよう――刹那を、叩き付けた。
●援軍はいずこ
――援軍が到達しているはずの予定時間は過ぎていた。
予定通りに着ていたのであれば、援軍と協力してアレクサンドルを叩き潰せばいい。
――その、筈であった。
「…来ませんね」
盾を構え先頭に立ちながら、ヴォルテールが呟く。足止めを食らっているのか。それとも――
だが、それを気にしても詮無き事。
砲撃の雨を伴い、アレクサンドルが前進する。プロテクションの効果はとうに切れている。が、聖導士の三人は、全員盾を用意していた。
爆発の余波を防ぎ。メイの歌が、癒しの輪となり、周囲の全員を回復させる。
ガン。
土煙の中で突き出された爪を、構えた盾で防ぐヴォルテール。
「っ…!殴るのも、大変ですね」
僅かに、盾の横から目を覗かせると。
「っ!?」
その目から、光が放たれる。
体のどの部位からも魔法を放つ事が可能な事を利用し、目からホーリーライトを放ち奇襲したのであった。
直撃に視界が一度潰される。だが、既に至近距離に居たが故に、脱出できる前にヴォルテールを掴む。
吸収される力。然し、メイとアニスの癒しの力が、ヴォルテールを支える。
拮抗する状況。それを破ったのは、飛来する鋼の腕。
「来ないでください…!」
それに気づいたアニスが、ホーリーライトを放ち迎撃するが、僅かに片方の腕を逸らしただけ。
『祝福よ…!』
メイの祈りにより、降り注ぐ光が、等しく腕とアレクサンドルを叩く。
その隙に、ヴォルテールの足元から射出された光が、アレクサンドルの顎に直撃。
――吸い取られる力が、アレクサンドルのダメージを回復させていく。引きずるようにして光の領域から脱出し、彼女たちが鋼腕を迎撃している内に、距離を離すと――
「さて、いってらっしゃい」
ヴォルテールを、砦の中へと投げ込んだ。
●その願いは
アレクサンドルの連撃によって、ガードする事を余儀なくされる。
然しそれは即ち、鋼の腕への迎撃がままならなくなると言う事。
掴み上げられて空中で砲撃を受け、アニスも倒されてしまう。残るは――メイのみ。
首を掴まれた。その瞬間。メイもまた、アレクサンドルの白衣を掴む。
『私は……世界と貴方を心中させたくない……っ!!だから、先生。私は貴方を知りたい、この想いを届けたいの、です』
「知ってどうする? …お前には。人を、世界を敵に回す覚悟はあるか?」
その目は、どこまでも冷たく、けれど、悲しみと怒りに満ちていて。
「例えばおっさんが、お前の大切な人を葬ったとしよう。それでもお前は、『赦せる』のか?」
ゴン。地面に叩き付ける。
「先ほどの者のように、お前さんたちの中にも。喪った事で我らと戦う事になった者が居よう」
目線はアニスの方へ。ゴン。大きく持ち上げて、もう一度叩き付ける。
「……喪った事が無くば。それを語るな…!」
今までの、どこかメイに対しては手加減していた彼とはまるで違うような、凶悪な叩きつけ。鋼の腕が、更に上から、叩きつけられた。
――アレクサンドルが、砦に戻る。一刻の後、直ぐ下に迫った援軍に対し、砦が『動き出す』。
巨大な砦が変化したゴーレムを半壊させるものの、援軍は多大な損害を出し、撤退を余儀なくされる。
かくして、島は、歪虚の手に残る事になったのであった。
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/14 10:11:43 |
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相談卓 ティアンシェ=ロゼアマネル(ka3394) 人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/06/21 22:12:11 |