ゲスト
(ka0000)
新人達へのお約束
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2014/07/14 19:00
- 完成日
- 2014/07/19 15:04
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●宝の地図
今日もハンターオフィスには多くのハンター達が詰めかけ、そして依頼を受けて冒険へと旅立っていく。
いつも通りに日常の風景が流れていく中で、今日はちょっと変わったことが起こった。
「なあ、お前達。宝探しに興味はないか?」
偶然そこに居合わせた数名のハンター達に向けて一人のハンターがそう声をかけた。
身の丈ほどあるグレートソードに背を預けた如何にも熟練ハンター風の男が、古めかしい紙切れを指に挟みこちらへ来いと誘っている。
オフィスの隅に招かれたハンター達の前で広げられたのはどこかの森と洞窟の地図だった。そして中央に赤い丸がつけられお宝と文字が書かれている。
「なぁに、ちょっとした伝で手に入れたものなんだがな。生憎俺は忙しくて宝探しなんてしてる暇はない」
そこでだと、男はこの宝の地図をお前達に譲ろうと申し出た。代金は手に入れた宝の1割で後払いでいいと言っている。
何となく怪しさを覚えるが、じゃあ他に当たるぜという男を呼び止め、折角なのだからとハンター達はその地図を受け取った。
「頼んだぜぇ。お宝ちゃんを期待してるからなー!」
男に見送られ、ハンター達は地図を頼りに森の洞窟の奥にあるお宝を探しに旅立った。
●新米への洗礼
「もう、またですかブレアさん」
カウンター越しにオフィスの職員が熟練ハンター風の男――ブレアに呆れたような声色の声をかける。
ブレアはまるで子供の悪戯が成功したような笑みを浮かべながらそちらへと近寄っていく。
「いやぁ、やっぱり新米には一度はこれを味わって貰わないとな」
そう言って懐から取り出したのは先ほどハンター達に渡したのと同じ宝の地図だった。
簡単に言ってしまえば先ほどの宝の話は真っ赤な嘘。森と洞窟は本当にあるがその先には宝は当然ない。
新米ハンター達の冒険を骨折り損のくたびれ儲けに終わらせてしまうという、先輩ハンターからの意地悪な洗礼だったのだ。
相変わらず呆れ顔な職員がその地図を見ると、突然あれと首を傾げてコンソールを弄りだした。
「……ブレアさん、その洞窟って確か最近になってゴブリンが住み着いたという情報があるんですが?」
「えっ、マジで?」
先ほどとは違って今度は冷ややかな視線を向ける職員に、ブレアはあーっとうめき声をあげながら頭を掻く。
「新米にはちと荷が重いか? ちょっと行ってくるかな」
「出発した皆さんはゴブリンの偵察と退治の依頼に参加したことにしておきます」
ブレアはグレートソードを担ぎ上げオフィスの外へ向かい、職員は溜息を交えながらコンソールを弄って依頼承認の手続きを始めたのだった。
今日もハンターオフィスには多くのハンター達が詰めかけ、そして依頼を受けて冒険へと旅立っていく。
いつも通りに日常の風景が流れていく中で、今日はちょっと変わったことが起こった。
「なあ、お前達。宝探しに興味はないか?」
偶然そこに居合わせた数名のハンター達に向けて一人のハンターがそう声をかけた。
身の丈ほどあるグレートソードに背を預けた如何にも熟練ハンター風の男が、古めかしい紙切れを指に挟みこちらへ来いと誘っている。
オフィスの隅に招かれたハンター達の前で広げられたのはどこかの森と洞窟の地図だった。そして中央に赤い丸がつけられお宝と文字が書かれている。
「なぁに、ちょっとした伝で手に入れたものなんだがな。生憎俺は忙しくて宝探しなんてしてる暇はない」
そこでだと、男はこの宝の地図をお前達に譲ろうと申し出た。代金は手に入れた宝の1割で後払いでいいと言っている。
何となく怪しさを覚えるが、じゃあ他に当たるぜという男を呼び止め、折角なのだからとハンター達はその地図を受け取った。
「頼んだぜぇ。お宝ちゃんを期待してるからなー!」
男に見送られ、ハンター達は地図を頼りに森の洞窟の奥にあるお宝を探しに旅立った。
●新米への洗礼
「もう、またですかブレアさん」
カウンター越しにオフィスの職員が熟練ハンター風の男――ブレアに呆れたような声色の声をかける。
ブレアはまるで子供の悪戯が成功したような笑みを浮かべながらそちらへと近寄っていく。
「いやぁ、やっぱり新米には一度はこれを味わって貰わないとな」
そう言って懐から取り出したのは先ほどハンター達に渡したのと同じ宝の地図だった。
簡単に言ってしまえば先ほどの宝の話は真っ赤な嘘。森と洞窟は本当にあるがその先には宝は当然ない。
新米ハンター達の冒険を骨折り損のくたびれ儲けに終わらせてしまうという、先輩ハンターからの意地悪な洗礼だったのだ。
相変わらず呆れ顔な職員がその地図を見ると、突然あれと首を傾げてコンソールを弄りだした。
「……ブレアさん、その洞窟って確か最近になってゴブリンが住み着いたという情報があるんですが?」
「えっ、マジで?」
先ほどとは違って今度は冷ややかな視線を向ける職員に、ブレアはあーっとうめき声をあげながら頭を掻く。
「新米にはちと荷が重いか? ちょっと行ってくるかな」
「出発した皆さんはゴブリンの偵察と退治の依頼に参加したことにしておきます」
ブレアはグレートソードを担ぎ上げオフィスの外へ向かい、職員は溜息を交えながらコンソールを弄って依頼承認の手続きを始めたのだった。
リプレイ本文
●新米達、洞窟へ
鬱蒼と茂る森の奥地までやってきたハンター達。
地図を見ながらあっちだこっちだと少し迷いながらも数時間後には目的地である洞窟の前に辿り着いた。
「いやぁ、まさかあそこで道を間違えるとはな」
「ほぼ一直線の道を間違えるなんて俺も吃驚だよ」
悪びれた様子もなくまいったなと頭を掻く岩井崎 旭(ka0234)に、疲れた顔で溜息を吐くケイジ・フィーリ(ka1199)は改めて地図を見直す。
地図のあちこちに書かれてる目印を見る限りここが目的地の洞窟で間違いないだろう。
「ここにお宝が眠っているんだね。ならこの名探偵月詠クリスの冴え渡る直感力で探し当ててみせよう」
ふっふっふとインバネスコートを翻して月詠クリス(ka0750)は決めポーズを取る。
その様子を呆れた目で見ている少女が一人。彼女に何故か助手扱いされているマリン・ゴールド(ka2565)だ。
だが敢えて今回も何も言う気はない。何故ならこの少女――クリスは人の話を全く聞かないから言うだけ無駄なのだ。
「しっかし本当にお宝なんてあるのかね?」
懐疑的な目で目の前にそびえる洞窟を見るダナン=オーガット(ka0214)はどうにも嫌な予感がしてならない。
「でも本当にあったらいいですね。こう、やっぱりわくわくしますし」
「そうそう。苦難の末に手に入れるお宝にこそ価値があるのですっ」
本当にお宝はそこにあるのか? そんな疑問を抱きつつもコーネリア・デュラン(ka0504)は胸を高鳴らせていた。
ソフィア =リリィホルム(ka2383)も同様に笑顔を浮かべながらさあっと洞窟へ向けて一歩を踏み出す。
他のハンター達もそれにならい隊列を組んで装備も万全。たいまつやライトなどで明りを用意して洞窟の中へと入っていった。
「……裏が無い方が嬉しいのですが」
最後にルーチェ・デ・メディチ(ka1528)がぽつりとそう洩らしたが、その言葉の答えはすぐに分かることになるだろう。
●暗がりの洞窟
ぴちょんとどこかから水が滴る音がする。
真っ暗な洞窟の中に幾つかの光の筋が延びて闇のカーテンを払う。光はごつごつとした岩肌と湿気が多いのか少しだけ柔らかい草の生えていない地面を照らし出した。
「特に変わったものはないみたいですね。罠も……ないかな?」
コーネリアはサーベルの鞘で目の前にあった出っ張った岩を叩いてみるが、コツンと音をたてるだけで特に何も起こることはない。
「でも何かが居ることは確かなんじゃないかな?」
ソフィアがそう言ってランタンで照らした地面には幾つかの足跡があった。およそ人の物とは思えないソレに一同の警戒度が一つあがる。
しかし相変わらず洞窟の中は静かで、時折天井から落ちる水滴の打つ音だけが時たま聞こえるだけだ。
「おっ、こりゃなんだ。分かるか?」
「むむっ、それはまさしく骨……はっ! まさかここで殺人事件がっ!?」
「いえ、大きさから見てもそれは小動物の骨ですわ」
旭が拾った小さく尖った白い骨にクリスの推理が冴えるが、その誤りはマリンからの指摘であっさり解決した。
なーんだと二人揃ってがっかりする旭とクリス。お宝と事件のゲットはまだ先らしい。
その時、前衛を歩いていたコーネリアが突然足を止める。それに他のハンター達も言葉を噤み辺りの気配を探る。
「前から何かが来るみたいです」
コーネリアの言う通り、ひたひたという足音が徐々に皆に聞こえ始めた。
「皆、構えて」
ルーチェは隊列の中央で盾を構え、他の皆も各々の武器を取り出す。
足音の主もこちらの存在に気づいたのか、足音は早くなり時たま不気味な声も漏れて聞こえてくる。
そして丁度洞窟の曲がり角からそれは現れた。
緑色の肌をし尖った鼻と耳を持つ亜人――ゴブリンが飛び出してきたのだ。
「やっぱりリアルRPGのゴブリンはちょっと怖いですわね」
尖った耳と鼻、そしてぎらぎらとした獣のような目をしたゴブリンにマリンは少し顔を顰める。
「ギイィ!」
ゴブリンは威嚇のように一声鳴くと突如としてハンター達へと襲い掛かってくる。
「ゴブリンが1、2……4匹ですね」
陣形の中央にいたルーチェの見える限りではゴブリンの数は4匹。狭く暗がりの中での戦いになるがこれくらいならば問題ではない。
「そうか、全て分かったよ。今回の事件の犯人はお前達だ!」
何の容疑をかけられているのかは知らないが、容疑者を追い詰めた気分のクリスはすらりと鈍色の光を放つ刀身を抜き放つ。
「本当に出てくるとは空気読めない奴等だな」
ダナンもホルスターから抜いた銃を構え、雄叫びをあげて迫るゴブリンに向けて発砲する。
洞窟内を一瞬明るくするマズルフラッシュと共に発射された1発の弾丸がゴブリンの肩へと突き刺さった。
「よっしゃ、俺も負けてられねーぜ!」
ショートソードを抜き放った旭は一番接近しているゴブリンに向けて地を這うようにして駆け、横薙ぎにショートソードを振り抜く。
ゴブリンもこれには反応して避けるが、勢いにのった旭の繰り出した蹴りがクリーンヒットし「ギャウッ」と悲鳴を上げながら洞窟の壁に叩きつけられた。
攻勢にでるハンター達にゴブリン達も黙ってはいなかった。後方のゴブリンは棍棒の代わりに石を持ち上げ幾つも放り投げてくる。
小さな飛礫ではあるが当たれば当然痛い。ルーチェは冷静に飛んでくる石を盾で弾いていると、ゴブリンは挑発するかのようにこちらを指を差して笑ってくる。
「何かむかついちゃうゴブリンだね。風穴開けてあげますっ」
ソフィアが引き金を引いた魔導銃の銃口からは火薬と硝煙の変わりに淡い光が漏れ、放たれた弾丸はソフィアの宣言通りにゴブリンの肩を貫通しそこに風穴を開けた。
痛みからか、それとも激昂したのか棍棒に持ち変えたゴブリンは五月蝿い程に声を上げながら襲い掛かってくる。
しかしこれだけ狭い洞窟、そう易々と後方へ敵を通しはしなかった。
「道具を使うくらいには賢いですけど、やっぱり頭はよくないみたいです」
棍棒を振り回しているゴブリンにコーネリアは刺突の攻撃をわざと防がせ、動きを止めたところで鋭い斬撃を振るいゴブリンの肩へと刃が食い込んだ。
「この、見苦しいわよ」
ゴブリンは痛みでやたらめったらに棍棒を振り回す。その攻撃をグレイブの柄で受け止めたマリンの腕にビリビリと衝撃が走るがしっかり握った武器を落とすことはなかった。
仕返しとばかりに受け止めた棍棒を打ち上げ、がら空きになった腹部にグレイブの刃を横に一閃する。
その一撃でギィ、と小さな悲鳴のような声をあげゴブリンは地に伏せた。
「あと3匹だね。この調子なら……」
投石をしてくるゴブリンにケイジはピストルから光の一閃を放ちながら味方の優勢な状況に明るい声を上げる。
が、しかし。前方で戦闘が行われている中で背後の洞窟の出入口側から足音が聞こえたのだ。
「っ、増援です」
逸早くそれに気づいたルーチェが盾を構え陣形の後方に進み出る。すぐそこに迫っていたのは石斧と石槍を手にしたゴブリンが二匹。
ガツンと二つの衝撃がルーチェの持つ盾に大きな衝撃を与え、思わず蹈鞴を踏み押し返される。
「ちっ、挟み撃ちとはな」
盾を銃を撃つための安定器に使用していた為に、一歩遅れたダナンが盾を持ち直し後方に向き直る。
興奮しているのか息の荒いゴブリン二匹はなおも武器を振り回して襲い掛かってくる。
ダナンは一瞬集中すると手にしたピストルにマテリアルの輝きが宿り、輝きを放つ弾丸が放たれる。
「ギャゥッ」
その弾丸を足に受けたゴブリンの一匹が転倒する。だが残る一匹はそれを意に介さず迫る。
「俺のことを忘れてもらったら困るなっ」
刀を抜いたケイジが迫るゴブリンに敢えて一歩接近する。刀は瞬時にマテリアルの光に包まれ、振り抜かれた刃は僅かな赤い軌跡を残しゴブリンの片腕を切り飛ばした。
「後ろは大丈夫かっ?」
「問題ないさ。心配ならまずは前の彼等を倒してからだ」
後方の戦闘音が聞こえた旭が心配になるが、クリスの言う通りまずは目の前の敵を倒さない限りは救援も難しい。
クリスの持つアルケミストデバイスのモニターが明滅すると、その光は彼女の体を伝ってその手にした刀へと集中しマテリアルに変換される。
「さあ、私の推理に平伏して自白するんだ」
と言いつつ光り輝く刀を振り下ろす。彼女にとっての自白は潔くばっさりと斬られることと同義らしい。
切り裂かれたゴブリンは鳴き声も上げずにそのまま地面に倒れ伏した。
「ふっ、これが名探偵の推理の力だ」
クリスが決め台詞を口にしているがゴブリン達はまだ残っている。
運悪く2匹のゴブリンから狙われたのはコーネリアだった。投石は防いだがその隙を突かれ腹部に棍棒の一撃を受けてしまう。
「コーネリアさん、代わります」
「ごめんなさい、お願いします」
素早くルーチェとコーネリアは位置を入れ替える。
さらに迫るゴブリン達にルーチェは冷静に盾を構える。ゴブリンの棍棒が盾に打ち付けられるがルーチェの踏みしめた地面が僅かに削られるのみで攻撃を弾き返す。
「行きます」
その言葉と共にルーチェの持つ剣に力が宿る。狙いは先ほど盾で攻撃を弾いたゴブリンだ。
体勢を崩した相手に攻撃を当てるのは至極簡単なことだった。上段から振り下ろされた重量のある刃にゴブリンの肩から腹までがざっくりと切り裂かれる。
一方後方にはソフィアが前衛として加わりゴブリン達と対峙している。
「私は前衛だって出来るんですよ。器用貧乏舐めんなですよっ!」
手にしたタクトに光の刃を携え大きく振り回しゴブリン達を牽制する。
「いい援護だ」
そこに狙いを定めたダナンの銃撃がゴブリンの額を捕らえ、そのままゴブリンは後ろ向きに倒れた。
「これで!」
「決めちゃいますよっ」
ケイジとソフィアの持つ武器がマテリアルにより擬似的な刃を生み出す。
腕を落とされていたゴブリンは悲鳴を上げ背を向けて逃げようとしたがその選択はあまりにも遅すぎた。
二条の光がゴブリンの背から腹へと突き抜け、ビクンと一度痙攣したその体はすぐに動かなくなった。
「よっしゃ、お前で最後だっ!」
ショートソードを構え旭はグッと力を溜める。その体全体にマテリアルが奔り、背に現れた幻影の翼が大きくばさりと広げられた。
地面を蹴るようにして飛び上がってゴブリンの頭上を取ると、そのままぶつかるようにして押し倒す。そしてその喉元に淡い光を放つ刃を突き立てた。
●お宝
戦闘音が止み洞窟の中はまた静寂が戻ってきた。
僅か数分の戦闘であったが息の上がったハンター達はふうと呼吸を整える。
「あっ、そうだ。お宝!」
「そうですね。奥にあるかもしれません」
そこで思い出したようにコーネリアとルーチェが洞窟の奥へと向かっていく。その後を追うようにケイジと旭も続いた。
「戦闘後だってのに元気だねぇ。俺はそれより煙草が吸いてぇ」
3人を見送ったダナンはポケットの煙草に目をやるが流石に洞窟なんて閉鎖空間で吸うわけにはいかず溜息を吐く。
と、その時また洞窟の出入口側から足音と共に明りが近づいてくるのが分かった。
ハンター達はすぐに武器を手に取り身構えるが、そこに現れたのはつい最近見知った顔だった。
「って、なんだ。全部倒しちまったのか?」
カンテラを腰につけグレートソードを担いだブレアが頭を掻きながら倒れているゴブリンの死体を見ている。
「ブレアさん、何故ここに?」
当然の疑問をマリンが口にする。そもそも他の仕事があって来れないと言っていたのだから此処に居る時点で可笑しな話なのだ。
「おじさんはわたし達を『手伝いに』来てくれたのかなっ?」
「しかし新米ハンターを唆して危険な目に合わせた……これがオフィスに知れたらあんたもやばいんじゃねーの?」
ブレアが現れた時点で大体の真相を察したダナンとソフィアはニヤニヤと意地の悪い笑みで言葉攻めに入る。
ブレアはその言葉にあーっと言いづらそうにはぐらかす様な口調で苦笑いを浮かべている。
「まあ、なんだ。無事で良かったぜ」
しかしそんなことではぐらかされるほどハンター達も甘ちゃんではなかった。
「そうね。一発までは誤射って言うわね。そうでしょう?」
冷たい視線を送りながら淡々と恐ろしい言葉を呟くマリアに、ブレアははぁっと溜息を共に大きく肩を落とした。
「分かった分かった、今夜は飯を奢ってやるから。それで勘弁しろ。なっ?」
ダナンはしょうがないと苦笑いを続けているが、一同が無事でそれもゴブリン6匹を全滅させているのには素直に感心していた。
頑張った新人を労うのも先輩の務めだろうとそう思い提案した。
「ついに自白したな。今回の事件の黒幕は……ブレア、お前だな!」
クレアがビシッとブレアを指して叫ぶ。自白も黒幕も何も既に周知の事実になっているが。
ブレアは戸惑いつつもああと頷いたところで、突然クレアは腰の刀をすらりと抜いた。
「なら殺人未遂の現行犯……判決は死刑だ!」
明らかに探偵業務を超えた役割まで行使してしまっているがクレアはもう止まらない。良く見たら目の中がぐるぐる渦巻きになっているかもしれない。
「おーい、やっぱり……って、何してるんだお前ー!?」
と、そこに洞窟の奥に行っていた4人が戻ってくる。
そして彼等が見たのはいつの間にかいたブレアとそれに斬りかかるクレアだった。
「ちょっと待ったぁぁっ!」
「そりゃ流石に不味いって」
慌ててケイジと旭が取り押さえにかかる。なおも暴れるクレアだが男二人に抑えられて敢え無く鎮圧された。
「それでお宝はあったのかな?」
「うーん、微妙?」
ソフィアの言葉に曖昧な言葉を返すコーネリアは後ろのルーチェに視線を向ける。
ルーチェはなにやら古ぼけた袋を手にしていた。振るとじゃらじゃらと音が鳴る。
「で、なんだそりゃ?」
「……お宝でしょうか?」
袋の中身を見ると、そこには綺麗な玉が入っていた。ただ良く見れば分かるが、ただのガラスでできたビー玉だ。
光り物だしもしかしたらゴブリン達が集めていたのかもしれない。
「……確かに微妙だな」
苦笑しながらダナンはそれを一つとってライトの光で照らす。
きらきらと輝くそれは値段としての価値はないが、今回の冒険の戦利品としては十分な価値があるように見えた。
「まっ、そんじゃ今回の依頼はこれとおっさんの財布を空にするってことで手打ちにするか」
「さんせーい。それがせーいってヤツだねっ」
「ちょっ、お前等どれだけ食べるつもりだ!」
ぞろぞろと出口に向かうハンター達に、ブレアは困ったようにもう一度苦笑を浮かべるとその後に続く。
「まっ、兎も角だ。ようこそ、ハンターの世界へってな」
鬱蒼と茂る森の奥地までやってきたハンター達。
地図を見ながらあっちだこっちだと少し迷いながらも数時間後には目的地である洞窟の前に辿り着いた。
「いやぁ、まさかあそこで道を間違えるとはな」
「ほぼ一直線の道を間違えるなんて俺も吃驚だよ」
悪びれた様子もなくまいったなと頭を掻く岩井崎 旭(ka0234)に、疲れた顔で溜息を吐くケイジ・フィーリ(ka1199)は改めて地図を見直す。
地図のあちこちに書かれてる目印を見る限りここが目的地の洞窟で間違いないだろう。
「ここにお宝が眠っているんだね。ならこの名探偵月詠クリスの冴え渡る直感力で探し当ててみせよう」
ふっふっふとインバネスコートを翻して月詠クリス(ka0750)は決めポーズを取る。
その様子を呆れた目で見ている少女が一人。彼女に何故か助手扱いされているマリン・ゴールド(ka2565)だ。
だが敢えて今回も何も言う気はない。何故ならこの少女――クリスは人の話を全く聞かないから言うだけ無駄なのだ。
「しっかし本当にお宝なんてあるのかね?」
懐疑的な目で目の前にそびえる洞窟を見るダナン=オーガット(ka0214)はどうにも嫌な予感がしてならない。
「でも本当にあったらいいですね。こう、やっぱりわくわくしますし」
「そうそう。苦難の末に手に入れるお宝にこそ価値があるのですっ」
本当にお宝はそこにあるのか? そんな疑問を抱きつつもコーネリア・デュラン(ka0504)は胸を高鳴らせていた。
ソフィア =リリィホルム(ka2383)も同様に笑顔を浮かべながらさあっと洞窟へ向けて一歩を踏み出す。
他のハンター達もそれにならい隊列を組んで装備も万全。たいまつやライトなどで明りを用意して洞窟の中へと入っていった。
「……裏が無い方が嬉しいのですが」
最後にルーチェ・デ・メディチ(ka1528)がぽつりとそう洩らしたが、その言葉の答えはすぐに分かることになるだろう。
●暗がりの洞窟
ぴちょんとどこかから水が滴る音がする。
真っ暗な洞窟の中に幾つかの光の筋が延びて闇のカーテンを払う。光はごつごつとした岩肌と湿気が多いのか少しだけ柔らかい草の生えていない地面を照らし出した。
「特に変わったものはないみたいですね。罠も……ないかな?」
コーネリアはサーベルの鞘で目の前にあった出っ張った岩を叩いてみるが、コツンと音をたてるだけで特に何も起こることはない。
「でも何かが居ることは確かなんじゃないかな?」
ソフィアがそう言ってランタンで照らした地面には幾つかの足跡があった。およそ人の物とは思えないソレに一同の警戒度が一つあがる。
しかし相変わらず洞窟の中は静かで、時折天井から落ちる水滴の打つ音だけが時たま聞こえるだけだ。
「おっ、こりゃなんだ。分かるか?」
「むむっ、それはまさしく骨……はっ! まさかここで殺人事件がっ!?」
「いえ、大きさから見てもそれは小動物の骨ですわ」
旭が拾った小さく尖った白い骨にクリスの推理が冴えるが、その誤りはマリンからの指摘であっさり解決した。
なーんだと二人揃ってがっかりする旭とクリス。お宝と事件のゲットはまだ先らしい。
その時、前衛を歩いていたコーネリアが突然足を止める。それに他のハンター達も言葉を噤み辺りの気配を探る。
「前から何かが来るみたいです」
コーネリアの言う通り、ひたひたという足音が徐々に皆に聞こえ始めた。
「皆、構えて」
ルーチェは隊列の中央で盾を構え、他の皆も各々の武器を取り出す。
足音の主もこちらの存在に気づいたのか、足音は早くなり時たま不気味な声も漏れて聞こえてくる。
そして丁度洞窟の曲がり角からそれは現れた。
緑色の肌をし尖った鼻と耳を持つ亜人――ゴブリンが飛び出してきたのだ。
「やっぱりリアルRPGのゴブリンはちょっと怖いですわね」
尖った耳と鼻、そしてぎらぎらとした獣のような目をしたゴブリンにマリンは少し顔を顰める。
「ギイィ!」
ゴブリンは威嚇のように一声鳴くと突如としてハンター達へと襲い掛かってくる。
「ゴブリンが1、2……4匹ですね」
陣形の中央にいたルーチェの見える限りではゴブリンの数は4匹。狭く暗がりの中での戦いになるがこれくらいならば問題ではない。
「そうか、全て分かったよ。今回の事件の犯人はお前達だ!」
何の容疑をかけられているのかは知らないが、容疑者を追い詰めた気分のクリスはすらりと鈍色の光を放つ刀身を抜き放つ。
「本当に出てくるとは空気読めない奴等だな」
ダナンもホルスターから抜いた銃を構え、雄叫びをあげて迫るゴブリンに向けて発砲する。
洞窟内を一瞬明るくするマズルフラッシュと共に発射された1発の弾丸がゴブリンの肩へと突き刺さった。
「よっしゃ、俺も負けてられねーぜ!」
ショートソードを抜き放った旭は一番接近しているゴブリンに向けて地を這うようにして駆け、横薙ぎにショートソードを振り抜く。
ゴブリンもこれには反応して避けるが、勢いにのった旭の繰り出した蹴りがクリーンヒットし「ギャウッ」と悲鳴を上げながら洞窟の壁に叩きつけられた。
攻勢にでるハンター達にゴブリン達も黙ってはいなかった。後方のゴブリンは棍棒の代わりに石を持ち上げ幾つも放り投げてくる。
小さな飛礫ではあるが当たれば当然痛い。ルーチェは冷静に飛んでくる石を盾で弾いていると、ゴブリンは挑発するかのようにこちらを指を差して笑ってくる。
「何かむかついちゃうゴブリンだね。風穴開けてあげますっ」
ソフィアが引き金を引いた魔導銃の銃口からは火薬と硝煙の変わりに淡い光が漏れ、放たれた弾丸はソフィアの宣言通りにゴブリンの肩を貫通しそこに風穴を開けた。
痛みからか、それとも激昂したのか棍棒に持ち変えたゴブリンは五月蝿い程に声を上げながら襲い掛かってくる。
しかしこれだけ狭い洞窟、そう易々と後方へ敵を通しはしなかった。
「道具を使うくらいには賢いですけど、やっぱり頭はよくないみたいです」
棍棒を振り回しているゴブリンにコーネリアは刺突の攻撃をわざと防がせ、動きを止めたところで鋭い斬撃を振るいゴブリンの肩へと刃が食い込んだ。
「この、見苦しいわよ」
ゴブリンは痛みでやたらめったらに棍棒を振り回す。その攻撃をグレイブの柄で受け止めたマリンの腕にビリビリと衝撃が走るがしっかり握った武器を落とすことはなかった。
仕返しとばかりに受け止めた棍棒を打ち上げ、がら空きになった腹部にグレイブの刃を横に一閃する。
その一撃でギィ、と小さな悲鳴のような声をあげゴブリンは地に伏せた。
「あと3匹だね。この調子なら……」
投石をしてくるゴブリンにケイジはピストルから光の一閃を放ちながら味方の優勢な状況に明るい声を上げる。
が、しかし。前方で戦闘が行われている中で背後の洞窟の出入口側から足音が聞こえたのだ。
「っ、増援です」
逸早くそれに気づいたルーチェが盾を構え陣形の後方に進み出る。すぐそこに迫っていたのは石斧と石槍を手にしたゴブリンが二匹。
ガツンと二つの衝撃がルーチェの持つ盾に大きな衝撃を与え、思わず蹈鞴を踏み押し返される。
「ちっ、挟み撃ちとはな」
盾を銃を撃つための安定器に使用していた為に、一歩遅れたダナンが盾を持ち直し後方に向き直る。
興奮しているのか息の荒いゴブリン二匹はなおも武器を振り回して襲い掛かってくる。
ダナンは一瞬集中すると手にしたピストルにマテリアルの輝きが宿り、輝きを放つ弾丸が放たれる。
「ギャゥッ」
その弾丸を足に受けたゴブリンの一匹が転倒する。だが残る一匹はそれを意に介さず迫る。
「俺のことを忘れてもらったら困るなっ」
刀を抜いたケイジが迫るゴブリンに敢えて一歩接近する。刀は瞬時にマテリアルの光に包まれ、振り抜かれた刃は僅かな赤い軌跡を残しゴブリンの片腕を切り飛ばした。
「後ろは大丈夫かっ?」
「問題ないさ。心配ならまずは前の彼等を倒してからだ」
後方の戦闘音が聞こえた旭が心配になるが、クリスの言う通りまずは目の前の敵を倒さない限りは救援も難しい。
クリスの持つアルケミストデバイスのモニターが明滅すると、その光は彼女の体を伝ってその手にした刀へと集中しマテリアルに変換される。
「さあ、私の推理に平伏して自白するんだ」
と言いつつ光り輝く刀を振り下ろす。彼女にとっての自白は潔くばっさりと斬られることと同義らしい。
切り裂かれたゴブリンは鳴き声も上げずにそのまま地面に倒れ伏した。
「ふっ、これが名探偵の推理の力だ」
クリスが決め台詞を口にしているがゴブリン達はまだ残っている。
運悪く2匹のゴブリンから狙われたのはコーネリアだった。投石は防いだがその隙を突かれ腹部に棍棒の一撃を受けてしまう。
「コーネリアさん、代わります」
「ごめんなさい、お願いします」
素早くルーチェとコーネリアは位置を入れ替える。
さらに迫るゴブリン達にルーチェは冷静に盾を構える。ゴブリンの棍棒が盾に打ち付けられるがルーチェの踏みしめた地面が僅かに削られるのみで攻撃を弾き返す。
「行きます」
その言葉と共にルーチェの持つ剣に力が宿る。狙いは先ほど盾で攻撃を弾いたゴブリンだ。
体勢を崩した相手に攻撃を当てるのは至極簡単なことだった。上段から振り下ろされた重量のある刃にゴブリンの肩から腹までがざっくりと切り裂かれる。
一方後方にはソフィアが前衛として加わりゴブリン達と対峙している。
「私は前衛だって出来るんですよ。器用貧乏舐めんなですよっ!」
手にしたタクトに光の刃を携え大きく振り回しゴブリン達を牽制する。
「いい援護だ」
そこに狙いを定めたダナンの銃撃がゴブリンの額を捕らえ、そのままゴブリンは後ろ向きに倒れた。
「これで!」
「決めちゃいますよっ」
ケイジとソフィアの持つ武器がマテリアルにより擬似的な刃を生み出す。
腕を落とされていたゴブリンは悲鳴を上げ背を向けて逃げようとしたがその選択はあまりにも遅すぎた。
二条の光がゴブリンの背から腹へと突き抜け、ビクンと一度痙攣したその体はすぐに動かなくなった。
「よっしゃ、お前で最後だっ!」
ショートソードを構え旭はグッと力を溜める。その体全体にマテリアルが奔り、背に現れた幻影の翼が大きくばさりと広げられた。
地面を蹴るようにして飛び上がってゴブリンの頭上を取ると、そのままぶつかるようにして押し倒す。そしてその喉元に淡い光を放つ刃を突き立てた。
●お宝
戦闘音が止み洞窟の中はまた静寂が戻ってきた。
僅か数分の戦闘であったが息の上がったハンター達はふうと呼吸を整える。
「あっ、そうだ。お宝!」
「そうですね。奥にあるかもしれません」
そこで思い出したようにコーネリアとルーチェが洞窟の奥へと向かっていく。その後を追うようにケイジと旭も続いた。
「戦闘後だってのに元気だねぇ。俺はそれより煙草が吸いてぇ」
3人を見送ったダナンはポケットの煙草に目をやるが流石に洞窟なんて閉鎖空間で吸うわけにはいかず溜息を吐く。
と、その時また洞窟の出入口側から足音と共に明りが近づいてくるのが分かった。
ハンター達はすぐに武器を手に取り身構えるが、そこに現れたのはつい最近見知った顔だった。
「って、なんだ。全部倒しちまったのか?」
カンテラを腰につけグレートソードを担いだブレアが頭を掻きながら倒れているゴブリンの死体を見ている。
「ブレアさん、何故ここに?」
当然の疑問をマリンが口にする。そもそも他の仕事があって来れないと言っていたのだから此処に居る時点で可笑しな話なのだ。
「おじさんはわたし達を『手伝いに』来てくれたのかなっ?」
「しかし新米ハンターを唆して危険な目に合わせた……これがオフィスに知れたらあんたもやばいんじゃねーの?」
ブレアが現れた時点で大体の真相を察したダナンとソフィアはニヤニヤと意地の悪い笑みで言葉攻めに入る。
ブレアはその言葉にあーっと言いづらそうにはぐらかす様な口調で苦笑いを浮かべている。
「まあ、なんだ。無事で良かったぜ」
しかしそんなことではぐらかされるほどハンター達も甘ちゃんではなかった。
「そうね。一発までは誤射って言うわね。そうでしょう?」
冷たい視線を送りながら淡々と恐ろしい言葉を呟くマリアに、ブレアははぁっと溜息を共に大きく肩を落とした。
「分かった分かった、今夜は飯を奢ってやるから。それで勘弁しろ。なっ?」
ダナンはしょうがないと苦笑いを続けているが、一同が無事でそれもゴブリン6匹を全滅させているのには素直に感心していた。
頑張った新人を労うのも先輩の務めだろうとそう思い提案した。
「ついに自白したな。今回の事件の黒幕は……ブレア、お前だな!」
クレアがビシッとブレアを指して叫ぶ。自白も黒幕も何も既に周知の事実になっているが。
ブレアは戸惑いつつもああと頷いたところで、突然クレアは腰の刀をすらりと抜いた。
「なら殺人未遂の現行犯……判決は死刑だ!」
明らかに探偵業務を超えた役割まで行使してしまっているがクレアはもう止まらない。良く見たら目の中がぐるぐる渦巻きになっているかもしれない。
「おーい、やっぱり……って、何してるんだお前ー!?」
と、そこに洞窟の奥に行っていた4人が戻ってくる。
そして彼等が見たのはいつの間にかいたブレアとそれに斬りかかるクレアだった。
「ちょっと待ったぁぁっ!」
「そりゃ流石に不味いって」
慌ててケイジと旭が取り押さえにかかる。なおも暴れるクレアだが男二人に抑えられて敢え無く鎮圧された。
「それでお宝はあったのかな?」
「うーん、微妙?」
ソフィアの言葉に曖昧な言葉を返すコーネリアは後ろのルーチェに視線を向ける。
ルーチェはなにやら古ぼけた袋を手にしていた。振るとじゃらじゃらと音が鳴る。
「で、なんだそりゃ?」
「……お宝でしょうか?」
袋の中身を見ると、そこには綺麗な玉が入っていた。ただ良く見れば分かるが、ただのガラスでできたビー玉だ。
光り物だしもしかしたらゴブリン達が集めていたのかもしれない。
「……確かに微妙だな」
苦笑しながらダナンはそれを一つとってライトの光で照らす。
きらきらと輝くそれは値段としての価値はないが、今回の冒険の戦利品としては十分な価値があるように見えた。
「まっ、そんじゃ今回の依頼はこれとおっさんの財布を空にするってことで手打ちにするか」
「さんせーい。それがせーいってヤツだねっ」
「ちょっ、お前等どれだけ食べるつもりだ!」
ぞろぞろと出口に向かうハンター達に、ブレアは困ったようにもう一度苦笑を浮かべるとその後に続く。
「まっ、兎も角だ。ようこそ、ハンターの世界へってな」
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お宝探すよっ ソフィア =リリィホルム(ka2383) ドワーフ|14才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/07/13 20:14:38 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/09 22:36:20 |