危険な田舎への帰郷

マスター:天田洋介

シナリオ形態
ショート
難易度
やや難しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~8人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2015/07/30 19:00
完成日
2015/08/06 16:49

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

「おばあちゃん、元気ですか?」
 この書きだしでリューナは手紙を書く。
 彼女が王都【イルダーナ】に引っ越して一年が過ぎようとしていた。務めている料理店はよい人ばかりで生活は安定している。
 七月の終わりから八月にかけて十日のまとまった休みが取れた。そこで肉親が住む田舎へ帰る旨を手紙に認める。そうしたのが七月の初旬だった。
「おかしいな?」
 いつもなら一週間程度で返事があるはずなのに届く気配がまったく感じられない。嫌な予感がしたリューナは田舎で何かが起きたのではないかと気になる。
 料理店ではヘルメス情報局の新聞を取っている。ここ一ヶ月間の古新聞を見せてもらったところ、気になる小さな記事が見つかった。
 リューナの田舎は北東の山岳部付近にある。その辺りでコボルドが大量徘徊しているとの内容が載せられていた。
「まさか……」
 コボルドは厄介な存在だ。繁殖能力が非常に高くてわずかな月日で成体となる。一体ずつなら対処できても数で押されるとひとたまりもない。
 不安を感じたリューナは帰郷の際に護衛としてハンターに同行を頼んだ。杞憂ならそれでよし。そうでなければコボルド退治をしてもらおうと考えたのである。
 心配は現実と化す。
 リューナの故郷である村はコボルドとの戦いの最中だった。
 後に知ることだが村人達の抵抗は三日間に及んでいた。疲労困憊のせいで、ついに堰が破られる。今まさにコボルドの群れが村へとなだれ込もうとしていた。

リプレイ本文


 馬車を中心にして森林道を走る一団があった。
「あれはもしかして?」
 馬車に乗るミオレスカ(ka3496)が気づく。茂みの狭間から望めた遠方でコボルドが群れているのを。耳を澄ませば滝の落ちる音に混じって喧噪が聞こえてくる。
 森林道の脇にあった雑草地に馬車を停めて様子を窺った。
「そんな……」
 立ち上がった御者台のリューナが茫然とした表情を浮かべる。村に通じる石階段下の広場で屯っているのは確かにコボルドだ。
 嫌な予感がしたからこそハンターに護衛を頼んでここまでやってきた。しかし故郷の村が襲われている状況を目の当たりにした今、絶望に心が押しつぶされそうになる。
「大丈夫。おばあ様やご家族のことは任せてね。馬車はこのまま乗り捨てて木登りで身を隠していてはどうでしょうか?」
 アニス・エリダヌス(ka2491)が愛馬を操ってリューナへと近づく。我に返ったリューナが右の拳を強く握った。
「アニスさん、みなさん、村をお願いします」
 リューナはアニスにいわれた通り、大樹の枝へと飛び移る。そのまま登って枝葉の中に姿を隠した。
 茂みの中を二十メートルほど突っ切るとコボルドだらけの拓けた土地に出られる。
「村へ続く石階段への道を確保しなくちゃね」
「ファリスも頑張ってコボルドを退治しますの」
 覚醒したティス・フュラー(ka3006)とファリス(ka2853)が掲げた魔杖や燭台に雷光がまとわりつく。二筋のライトニングボルト雷撃がコボルドの群れを串刺しにする。痺れて倒れたり、逃げだすコボルド共。こうしてコボルドの群れの中に二つの道が拓けた。
「開花(ブルーム)!」
 馬上で光の翼を広げたアニスがセイクリッドフラッシュを唱える。光の波動による衝撃でコボルドが退き、道がさらに押し広げられた。
(家出の間に私の故郷がもしこうなっていたら……あんまり他人事じゃないわね。どこぞのバカ姉なんかは集落滅んでもどこかで生きてそうだけど)
 その瞬間を見逃さず、アニスは愛馬でコボルド間の道を突っ走る。
「私も続きます」
 アクセルを吹かしたレイ・T・ベッドフォード(ka2398)が魔導二輪「龍雲」で茂みから飛びだした。ハルバードでコボルドを突きながら石階段を目指す。
「村を襲う敵。それはわたしにとっての『異常』です」
 途中まで魔導二輪の後部に乗っていた上泉 澪(ka0518)が飛び降りる。剥き身の大太刀「獅子王」でコボルドを獲物にしていく。
 橋頭堡確保の仲間を支援するための援護射撃が雷撃と同時期から行われていた。
「故郷……帰る場所。わたしにはもうないですが、他の人の場所がなくなるのを見過ごすわけにもいきませんね」
 瞳を真っ赤に染めた雨月彩萌(ka3925)が大樹に上半身を添えながら魔導銃「フリューゲル」で狙い撃つ。機導砲の光条がコボルドが貫いた。死にかけにもたれ掛かられたコボルドが苛立ちの叫び声をあげる。
(こちらに注意を逸らさないと)
 七色の光を髪から放つミオレスカは魔導拳銃「エア・スティーラー」でフォールシュートを浴びせかけた。雷撃で瀕死状態のコボルドの何体かが銃弾の雨でついに果てる。
 アニスとレイが石階段下へ到達したところで、軸線がずらされたティスとファリスによる二度目のライトニングボルトが輝く。
「村人さんたちを守らないとなんだよー」
 リオ・フランメル(ka5291)が新たに拓かれた道をランアウトで駆ける。屍を踏み越えながら迫るコボルドの腕をユナイテッド・ドライブ・ソードで叩き切った。
 制したはずの石階段下に割り込んできたアニスとレイの存在にコボルドの群れが戸惑う。その機会に乗じて残る全員が石階段下での合流を目指す。二筋の道が閉じきるまでに辿り着いた。
「わたしの『正常』を保つために、全ての『異常』を殲滅しましょう」
 石階段を駆け上がった雨月彩萌が先にいるコボルドの足を魔導銃で狙い撃つ。転げてきたコボルドを石階段から蹴落として先を急ぐ。
 踊り場で見上げると階段を上り終えようとしていたコボルドの姿が。
「邪魔以外の何者でもありません」
 雨月彩萌が棍棒を振り上げているコボルドの背中に銃口を向ける。機導砲のマテリアル光に貫かれたコボルドが蹌踉け、対峙していた村人達がピッチフォークで止めを刺す。
 その頃になると阻止担当のハンターは石階段下にいない。拓けすぎていて多勢相手だと押されやすく分が悪かったからだ。
「貴方達はもう、止まれないのでしょうね」
 一つ上の踊り場で魔導二輪を下りたレイがハルバードを構える。アニスとティスもこの踊り場まで上がっていた。
 下から迫り来るコボルドの脳天にレイがラウンドスウィングを叩き込んだ。頭をかち割られたコボルドが同胞を道連れにして転がり落ちていく。
「上に仲間がいますので素通りされても追いかけるのは止めましょう。それよりも石階段下のコボルドをまとめて狙うのはどうでしょうか?」
「効率的にやらないと数が多いから倒しきれないし」
 想像していたよりも踊り場が広かったので完全な閉鎖は難しい。前衛のレイに護ってもらいながらアニスとティスが魔法で広範囲攻撃を仕掛ける。石階段下にコボルドが集中する様はまさにうってつけの状況だ。
 ティスによるライトニングボルトの一条攻撃。その後はファイアーボールの爆炎で敵をまとめて焦がす。
 アニスはセイクリッドフラッシュによる光の波動を浴びせかけた。
 二人の範囲攻撃によって屍となるコボルドも多い。それでも数の暴力は脅威であるのに変わりはなかった。
 阻止の三人を除いた全員がコボルドを排除しつつ石階段を上り終わる。
「むらのみんなー 助けに来たからもうあんしんですよー」
 村に到着したリオが叫んだ。それまで不安げで固まっていた村人達の表情がわずかに和らぐ。
「みなさんはどうしてこちらに?」
「こ、この村出身のリ、リューナさんに頼まれて助けに来たハンター、です」
 村人の代表と目が合ったミオレスカがしどろもどろになりながら事情を説明する。ハンター側も村の最新情報を教えてもらった。
 今も周囲の崖からコボルドがよじ登ってくる。女子供を含めた総出で長い棒などで突いて対処しているが、昼夜問わずで限界が近づいているらしい。
 コボルド落としの役目を引き受けたのはリオと雨月彩萌だ。リオが時計回り、雨月彩萌が反時計回りで村を巡回する。監視については村人達に協力してもらう。
 村人に誘われてリオが現場に駆けつけた。
「さようならー」
 コボルドが這い上がってきた瞬間を待ってソードで首を刎ねる。
「すげぇー」
 村人達の声援がこそばゆいが悪い気分ではない。
 一度だけだがリオは村に侵入を果たしたコボルドと戦う機会があった。女性に襲いかかろうとしていたコボルドに跳び蹴りを食らわせて地面へと転がす。スラッシュエッジによる剣撃を浴びせかけて事なきを得る。
 雨月彩萌は近距離と遠距離攻撃を使い分けていた。
(この場所なら遠慮なく撃てます)
 崖途中のコボルドに対しては魔導銃で撃つ。村に到達間近のコボルドにはシールド「フンケルン」から伸ばした機導剣で対処した。コボルドの屍は邪魔なので崖下へと落としておく。
 石階段最上部でも攻防は続いていた。
「……ファリスが魔法でまず攻撃を掛けるから、その討ち漏らしを倒して欲しいの」
「わかりました。斬り込みましょう」
 踊り場からこちらの様子を窺っていたコボルド六体が一斉に駆け上ってくる。ファリスはその機を見逃さずに火球を放ち、ファイアーボールを弾けさせた。
 虹色の煌き纏う髪を靡かせながら上泉澪が石階段を飛び降りる。手にしていた大太刀で瀕死のコボルドを斬り捨て、ときに突く。
 築かれた同胞の屍山をものともせずにコボルドは迫ってきた。石階段の下方で奮闘している仲間のおかげで無傷の個体は皆無といってよい。
 夕日を浴びるミオレスカがボウ「レッドコメット」で森に近い遠方のコボルドを射る。場合によってはレイターコールドショットで足止めも行う。
 馬車を放置した周辺にリューナは隠れていた。そこへコボルドが近づかないように気をつけてきたが、日が暮れるとこれ以上は難しい。
 ミオレスカは村人達が負った怪我の手当もしていた。
「痛いでしょうけど、これなら大丈夫です。骨は折れていませんよ」
 患者に聞いてみるとコボルドとの戦いは昼夜問わず三日間続いている。それ以前にも散発的な戦いが発生していたようだ。リューナの手紙が届かなかったのも致し方なかった。
「このウォーターシュートで最後ね」
「そろそろ頃合い?」
 石階段一番下の踊り場にいたティスとアニスの魔法攻撃が尽きる。
「討てるだけは、討たせていただきますか」
 再び魔導二輪に跨がったレイがアクセルを三度吹かして仲間達に知らせた。これから先は防衛戦ではない。コボルドを倒しきる殲滅戦だと。
「コボルドはすぐに繁殖するので、また同じことが起きないよう掃討は徹底的にしないとまずいですよね」
「植物を育てている身で、根絶やしはしたくありませんが……致し方ありません」
 愛馬に跨がったアニスがティスに一声かけてから石階段下へ。レイも魔導二輪で下りていく。その機動力を生かして森の茂みへ逃げ込む前の残存コボルドを倒した。
「後顧の憂いを断つため、出来れば殲滅させたいところね」
 武器をデリンジャーに持ち替えたティスは逃げ惑うコボルドに銃弾を叩き込む。
 まもなく村にいたハンター達が次々と下りてくる。夕闇が終わり、夜の景色が広がっていた。
「捜索と警戒を行ってきます。一度受けた仕事、最後までキッチリやるのがわたしの流儀ですから」
 雨月彩萌、ミオレスカ、ティスはリューナの安否が気になっていた。馬車周辺へと向かう。ティスの松明を頼りに茂みを進むと馬車が見えてくる。
「あそこに隠れています!」
 突然、リューナの声が響き渡った。枝が落ちた先の茂みがわずかに揺れる。
 ミオレスカとティスが茂みに向けて銃を撃つ。飛びだしてきたコボルドの喉元を雨月彩萌が機導剣で貫く。
 その頃、ファリスは松明を持った村人達と一緒に行動していた。
「‥‥村の安全の為にこのまま放置は出来ないの。出来るだけ多く退治しておいて、二度とこの村に近付く気をなくさせるの!」
 手にしていた武器はデリンジャーだ。中には逆上して襲いかかっている個体もいる。落ち着いて銃弾を叩き込んで倒していく。村人達もピッチフォークで加勢してくれた。
「ここは任せました」
「任されたよー」
 念のために石階段下にはリオが残る。上泉澪は村人達と一緒に村外縁を隈無く調べた。
「あの大岩の裏側が窪んでいるんです」
 さすが地元だけあって村人達は死角になり得る場所をよく知っている。こうして身を縮込ませていたコボルド五体を炙りだす。夜明け頃に脱出しようと隠れていたコボルドも。それらもすべて倒しきった。
「戦いを前にして逃げたコボルドはいませんでした」
 石階段における攻防の頃、リューナは大樹の上から村へと繋がる唯一の森林道を見張っていた。彼女が知る限り、敗走のコボルドは一体たりともいない。
 こうして村はコボルドの襲撃を撥ねのける。ハンター達の大活躍があってこその勝利だった。


 戦闘終了後、ハンター一行は村が用意してくれた各個室で泥のように眠った。二日後、充分休んだおかげで全員が完全回復を果たす。
 村主催でリューナとハンター達を招いての食事会が執り行われる。
「リューナの機転がなくて、みなさんがこの村にいらっしゃらなければどうなっていたことやら――」
 長くなりそうな村長の話は若い衆の機転で早々に切り上げられた。
「あの、私もお手伝いしようかと」
「リューナ、いいから今日は座っていなさいな」
 食事会にはリューナの家族もいる。
「ハンターさんたちのおかげで今日もこうして元気にしておられますのじゃ。ささやかじゃがどうか楽しんで下されよ」
 リューナの祖母がテーブルに運んだのは、炙りチーズがのせられたパンと冷製仕立てのスープだ。八十歳を越えても背筋がしゃんと伸びたままでとても元気そうである。
 席に着いた一同の元にはその他にも様々な料理が運ばれてきた。
「これは素晴らしいお味ですね」
 上泉澪は料理を口にして暫し瞳を閉じ、じっくりと味わう。
「貴方様のお気持ちが、故郷を救ったのですね。とても、素敵な事かと存じます」
「そ、そんな……。私なんて木登りしていただけですし」
 レイの褒め言葉にリューナが頬を真っ赤に染めて俯いた。
「コボルドは一掃されましたの」
「この一帯のコボルドはいなくなったと思いますね」
 ファリスとミオレスカはメロンによく似た果物を頬張る。甘く冷たくて暑い夏にはぴったり。いくつでも食べられそうだ。
「とにかくよかったわね。こうしていられるのは何よりの幸せよ」
「みなさんで幸せに暮らせるのが一番です」
 ティスとアニスは野菜が多く使われた冷製スパゲッティを頂いた。おかわりをしてしまうほどの美味しさである。
「この山葡萄酒とチーズは素晴らしい味です」
「どちらも村自慢の特産品なんですよ。何種類かあって……このチーズは私のお気に入りなんです。食べてみてくださいな」
 雨月彩萌は主に酒と肴を嗜んだ。リューナに薦められたチーズはクセがあったものの好みの味わいであった。
「これ美味しいー。でも蜂蜜じゃないよね?」
「ジュースに使われている甘味はメープルシロップなんですよ。周辺の森で育つ砂糖楓から採れるんです」
 リオは柑橘ジュースが気に入ってリューナに訊ねる。柑橘の程よい酸味とメープルシロップの甘味が絶妙なハーモニーを奏でていた。
 チーズとバターたっぷりのハムサンドも素晴らしい。リオだけでなくハンター全員が至福の時間を過ごしたのだった。


 歓迎を受けた翌朝。ハンター一行はリューナと一緒に帰路へ就く。お土産としてチーズを頂いた。
 一度は放置した馬車だが特に問題はなかった。
 往路は急いだものの、復路は森の景色を楽しむ余裕がある。リューナとの会話も弾んだ。
 一ヶ月後、王都のリューナの元に彼女の祖母から手紙が届く。村の復興は大方終わって馬車を渡すための橋も直ったらしい。
「ハンターのみんな、どうしているかな? おばあちゃんじゃないけど一緒じゃなかったらどうなっていたことか。本当助かったよ」
 窓辺で澄んだ青空を見上げる。長期の休暇が取れたらまた帰郷しようと思うリューナであった。

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MVP一覧

  • エメラルドの祈り
    雨月彩萌ka3925

重体一覧

参加者一覧


  • 上泉 澪(ka0518
    人間(紅)|19才|女性|霊闘士
  • SKMコンサルタント
    レイ・T・ベッドフォード(ka2398
    人間(蒼)|26才|男性|霊闘士
  • 勝利の女神
    アニス・エリダヌス(ka2491
    エルフ|14才|女性|聖導士
  • 新航路開発寄与者
    ファリス(ka2853
    人間(紅)|13才|女性|魔術師
  • ツナサンドの高みへ
    ティス・フュラー(ka3006
    エルフ|13才|女性|魔術師
  • 師岬の未来をつなぐ
    ミオレスカ(ka3496
    エルフ|18才|女性|猟撃士
  • エメラルドの祈り
    雨月彩萌(ka3925
    人間(蒼)|20才|女性|機導師
  • コボルド群を殲滅せし者
    リオ・フランメル(ka5291
    ドワーフ|14才|女性|疾影士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 作戦相談所
雨月彩萌(ka3925
人間(リアルブルー)|20才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2015/07/30 04:10:32
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/07/28 18:57:35
アイコン フミナさんに質問
アニス・エリダヌス(ka2491
エルフ|14才|女性|聖導士(クルセイダー)
最終発言
2015/07/29 00:08:37