ゲスト
(ka0000)
海で騒ぐなゴブリンども
マスター:からた狐

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~20人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 3日
- 締切
- 2015/08/04 22:00
- 完成日
- 2015/08/14 01:00
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
蒼い空、白い砂浜、青い海。
寄せては返す波を走って蹴散らし、照り付ける太陽の熱を全身で浴びて楽しむ。
冷たい水に飛び込み、仲間と泳いだり、魚を獲ったり。相棒の騎獣に乗って、白浜を皆で駆け回る。
屋台の食べ物に手を伸ばし、足らないなら持って来た食料を仲間たちで奪い合う……間に、他の仲間がそっと横取りをしてけんか祭りが始まったり。
夜になっても騒ぎは続き、木を組み火をつけキャンプファイヤー。適当な歌でも誰かが始めれば、愉快そうに仲間たちも歌い出す。
夜通し飲んで歌って騒いでの繰り返し。評判聞きつけたか、ふらっとやってくる奴もいる。新顔でも一緒に陽気に騒ぎ出せば、もうすっかり仲間で仲良し。
夏ともなれば、海辺で見かける光景。
良客として地元民から歓迎されることもあれば、騒ぎすぎて迷惑になることもある。
とある海辺では、後者と言える。いや、それ以前の問題か。
浜辺に集ったのは、人ではなく――ゴブリンたちだった。
●
そしてハンターオフィスに依頼が入る。
「とある海辺を占拠しているゴブリンたちを退治してください。最初数体だったのが仲間も増えて現在十五体。リトルラプター五体もおり、砂浜を我が物顔で占拠しています」
もともと観光地である海水浴場。多くの客を見込んで店なども出していたのだが、そこにいきなりゴブリンたちが乗り込んできた。
リトルラプターに乗ったゴブリンたちは、奇声を上げて砂浜を我が物顔で走り回る。訪れていた人たちを追いかけ、蹴散らし、脅し。抵抗しようものなら、武器を使って暴力も振るった。
ゴブリンたちは殺傷が目的では無かったらしく、砂浜から逃れた者へは追って来なかった。ただ砂浜に近寄る者には容赦がない。
そうして、誰もいなくなった海辺を我が物顔で占拠し始めた。
リトルラプターを走らせたり、戦わせたり。自身たちも海に飛び込んで魚を食ったり、波で遊んだりと楽しんでいる。屋台の品物も勝手に食い荒らし、ゴミは散らかし放題。
夜になると盛大に火を焚き、屋台も潰す。
今の所、砂浜で騒ぐ以外、他に遊びに行く気配はない。が、これからもそれが守られる保証はない。屋台用に用意し置き去りにしていた食料も限りがある。尽きればどこかに調達に出るのは想像に難くない。その際狙われるのは道行く隊商か、それとも近くの街か。
「逃しても厄介なので、彼らが砂浜にいる内にこれらを殲滅していただくよう、お願い申し上げます」
見晴らしのいい砂浜。数の多い敵。
「ゴブリンたちの強さはそこらの雑魚程度。ただ数が多いので畳み込まれると危険ではあります。リトルラプターがいるのも厄介ですね。頭は獣程度ですが、強さはゴブリンよりも上。いざとなればこれに乗って逃走する可能性もあります」
面倒な依頼かもしれないが、放置もしておけない。リトルラプターも放っていてはどこでどんな悪さするか。
さて、どうするか、とハンターたちは顔を見合わせ考え出す。
寄せては返す波を走って蹴散らし、照り付ける太陽の熱を全身で浴びて楽しむ。
冷たい水に飛び込み、仲間と泳いだり、魚を獲ったり。相棒の騎獣に乗って、白浜を皆で駆け回る。
屋台の食べ物に手を伸ばし、足らないなら持って来た食料を仲間たちで奪い合う……間に、他の仲間がそっと横取りをしてけんか祭りが始まったり。
夜になっても騒ぎは続き、木を組み火をつけキャンプファイヤー。適当な歌でも誰かが始めれば、愉快そうに仲間たちも歌い出す。
夜通し飲んで歌って騒いでの繰り返し。評判聞きつけたか、ふらっとやってくる奴もいる。新顔でも一緒に陽気に騒ぎ出せば、もうすっかり仲間で仲良し。
夏ともなれば、海辺で見かける光景。
良客として地元民から歓迎されることもあれば、騒ぎすぎて迷惑になることもある。
とある海辺では、後者と言える。いや、それ以前の問題か。
浜辺に集ったのは、人ではなく――ゴブリンたちだった。
●
そしてハンターオフィスに依頼が入る。
「とある海辺を占拠しているゴブリンたちを退治してください。最初数体だったのが仲間も増えて現在十五体。リトルラプター五体もおり、砂浜を我が物顔で占拠しています」
もともと観光地である海水浴場。多くの客を見込んで店なども出していたのだが、そこにいきなりゴブリンたちが乗り込んできた。
リトルラプターに乗ったゴブリンたちは、奇声を上げて砂浜を我が物顔で走り回る。訪れていた人たちを追いかけ、蹴散らし、脅し。抵抗しようものなら、武器を使って暴力も振るった。
ゴブリンたちは殺傷が目的では無かったらしく、砂浜から逃れた者へは追って来なかった。ただ砂浜に近寄る者には容赦がない。
そうして、誰もいなくなった海辺を我が物顔で占拠し始めた。
リトルラプターを走らせたり、戦わせたり。自身たちも海に飛び込んで魚を食ったり、波で遊んだりと楽しんでいる。屋台の品物も勝手に食い荒らし、ゴミは散らかし放題。
夜になると盛大に火を焚き、屋台も潰す。
今の所、砂浜で騒ぐ以外、他に遊びに行く気配はない。が、これからもそれが守られる保証はない。屋台用に用意し置き去りにしていた食料も限りがある。尽きればどこかに調達に出るのは想像に難くない。その際狙われるのは道行く隊商か、それとも近くの街か。
「逃しても厄介なので、彼らが砂浜にいる内にこれらを殲滅していただくよう、お願い申し上げます」
見晴らしのいい砂浜。数の多い敵。
「ゴブリンたちの強さはそこらの雑魚程度。ただ数が多いので畳み込まれると危険ではあります。リトルラプターがいるのも厄介ですね。頭は獣程度ですが、強さはゴブリンよりも上。いざとなればこれに乗って逃走する可能性もあります」
面倒な依頼かもしれないが、放置もしておけない。リトルラプターも放っていてはどこでどんな悪さするか。
さて、どうするか、とハンターたちは顔を見合わせ考え出す。
リプレイ本文
聞いていたより酷いゴミだらけの海辺に、思わず目を覆ったハンターもいた。
「……やはりゴブリン共に公衆道徳を期待するだけ無駄というものだな」
榊 兵庫(ka0010)の嘆きは彼だけのモノではない。
「人間の場所に、等と頭の緩いことは言いません。が、どういう理由でこんなことをしたのでしょう」
マリアン・ベヘーリト(ka3683)も普段通りのおっとりとした喋りだが、どこか険が混じっている。
「この暑さを考えれば、ゴブリンたちの気持ちも少しは分かるんだけどね」
アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)は、わずかながらだがゴブリンに同情を向けている。
夏の日差しは暑く、地面からの照り返しもきつい。こんな日に海に飛び込めたなら、どれだけ幸せか。
ハンターたちの声はすれども、互いの姿は遠くて見えず。
兵庫たち二人は海岸の端で一旦待機。マリアンたち二人は、その逆側の端で同じく待機。
そして、アルトたち四人は、街道沿いに建てられた屋台を隠れ蓑に、ゴブリンたちへと近付いていた。
広い海岸、動きやすい街道。逃げ道は幾らでも出来る。人がいないのも、逃走するには便利だ。
なので、三方から囲い込み、一網打尽にする。
互いの連絡は魔導短伝話で行っている。通話状態も悪くは無い。
「本来であれば、海水浴を楽しむ人でにぎわっていたんでしょうけど……」
ゴブリンたちへと近付きながら、東雲 桃華(ka4914)は本来の光景を思い描く。
身を隠すのに使っている屋台。その並ぶ数を見れば、どれだけの客の入りが期待できたか分かる。
ゴブリンたちはゴミを放置したまま波と戯れている。リトルラプターたちはこの暑さでだるいのか、砂浜に窪地を作って休んでいた。
遊びに夢中でこちらに気付かないのはありがたいが……。見ているとますます腹が立ってくる。
(退治したら水浴びくらいは出来るかもしれない)
寄せては返す波が誘っているよう。ザレム・アズール(ka0878)はその誘いに乗るべく、「頑張ろう」と決意を固める。
ゆっくり身を隠しながら、近付いていたハンターたちだが。休んでいたリトルラプターが不意に首を上げて周囲をうかがい出す。気配に気付いたか。
屋台沿いに隠れていたハンターたちは互いに目を合わせる。
言葉もなく頷くと、戦闘態勢に入った。
「自分勝手に暴れるお前たちを……ボクは、自分勝手に討たせてもらう!」
アルティミシア(ka5289)の気持ちに異を唱える者など誰もいない。
暴力で占拠した対価は、必ず払ってもらわねばならない。――その全てで。
街道から接近していた班から他の班へと連絡が入った。
「これから実行に移す」
「了解――。いい気分になってるみたいだけど、そろそろ報いを受けてもらうわよ?」
ザレムたちからの通信を受けて、アイビス・グラス(ka2477)は笑顔で、重装馬の手綱を握りしめる。その眼は、遠くのんきに遊んでいるゴブリンたちを睨むよう。
その反対側では。
「海ではしゃぎたい気持ちは分かるけど、他人に迷惑かけんじゃねぇよ」
悪態つきながら、柊 真司(ka0705)たちも密かに馬の歩を進め、獲物への包囲を開始した。
●
見晴らしがいいので、ゴブリンたちは油断したらしい。あるいは奴らも暑さボケか。これといった見張りも無く遊びまわり、休んでいるリトルラプターたちとも距離がある。
この機を逃すはずがない。
物陰に身を潜めたまま、それぞれ銃や弓で。攻撃対象はリトルラプターたち。
唐突に降り注いだ銃弾や矢に、リトルラプターたちが悲鳴を上げて飛び上がった。
その騒動。さすがにゴブリンたちが慌てふためき、敵を探す。
だが、そんなゴブリンたちはひとまず横に置き、まずはリトルラプター対策優先。
手負いとなったリトルラプターたちが制御も無く、砂浜を暴れまわる。敵も味方も関係なく、ゴブリンたちが鎮めようと躍起になっている。
リトルラプターたちへ手を伸ばすゴブリンに、アルティミシアは 銀の髪を鮮血の紅に変え、オートマチック「チェイサー」を撃つ。
背中を見せた相手だろうが、ためらわない。戦場では油断した方が負けだ。
「一撃で仕留めるには時間をかけるより、手綱を切る方が早いかな」
けれども手綱だけを狙うのも存外難しい。さて、どこを狙おうか。
浮かぶ笑みは狂信的。けれども真紅の瞳は冷静にリトルラプターたちを見つめて、アルティミシアは考えつつも攻撃を続ける。
和弓「月乃輪」で慎重に狙い、桃華はリトルラプターの脚を射抜いていく。
「大丈夫、当たる。集中……集中……」
だが、次の瞬間。盾にしていた屋台の壁に矢が刺さった。急いで身を隠す。味方の誤射ではない。
「ギギギギ!!」
抗議の声をあげて、ゴブリンたちも矢を番えている。あるいは棍棒を振り回し、砂を蹴りかけよろうとしている。
「早々気付かれたか。――まぁ、これで気付かないほど馬鹿ではないか」
リトルラプター相手の和弓「蒼天」から武器を持ちかえる。
シールド「カエトラ」を構えると、ザレムは魔導拳銃「ペンタグラム」を天に向け、空砲一発。
隠れるよりも、まずは奴らの目を引き付ける。
「おら、お前ら。誰に断わって浜辺を満喫してやがるんだよ!」
怒鳴りつける声に随分と熱がこもっているのは……やはり海を独占していたゴブリンたちへの苛立ちが混じったかもしれない。
覚醒して真紅になった瞳でゴブリンたちを睨みつけ、幻影の黒い竜翼が威嚇する。
「ウギャギャ!」
奇声を上げると、ゴブリンたちがザレムたちへと詰め寄った。
数では有利。力押しでやれると踏んだのだろう。
「ウッギャギャーー!」
飛んでくる矢に銃弾。それらに向けて応戦すると、どうしてもハンターたちも身をかばう必要がある。
その隙にリトルラプターが怪我をしているのも構わず、ゴブリンが乗りこむ。手綱を強く引き絞ると、無理矢理にでも突撃を命じた。
多勢に無勢は否めない。ハンターたちは戦力を集中してリトルラプターを一匹、二匹と膝折らせるが、その間にもゴブリンたち自身は迫って来る。
「でも注意がこちらに向いている。いい調子だ」
炎のオーラを揺らめかせながら、アルトは魔導拳銃「エア・スティーラー」を撃つ。
屋台ごと破壊しようとして来るゴブリン+リトルラプターには閉口したが、おかげでその背に迫る脅威に気付いていないようだ。
伸びた髪を無意識にかきあげ、冷徹に銃口を敵に向ける。引き金を引くごとに、敵の傷は増えていった。
待機していた二班は砂浜を馬で駆けてきていた。
戦馬、重装馬、ゴースロン。いずれも多少の戦闘など物怖じしない。すでに大騒ぎになっている屋台周辺に向けて、力強く砂を蹴り、主を運ぶ。
まだ距離のある内から、真司は試作型魔導銃「狂乱せしアルコル」を構える。
「まずは脚の速い奴から仕留めるぜ」
元気そうなリトルラプターに狙いを定めて、引き金を引く。長い距離をものともせず、銃弾はリトルラプターを射抜いた。
だが、一発では仕留められず。横合いの攻撃に気付いたゴブリンが警告のような声を上げて、リトルラプターごと向かってきた。
リトルラプターが血まみれの姿で強引に走らされているのは、いっそ哀れみを覚える。襤褸の体を引き摺るように突進してくるリトルラプターを真正面から見つめ、真司は急所へと狙いをつけた。
もはや躱す気力も無く、リトルラプターが銃弾を受けて肉を弾く。力尽き、リトルラプターが倒れると、乗っていたゴブリンはそのまま投げ出された。
砂浜を転がり、汚れながらも、立ち上がろうとするゴブリン。
だが、そのそばにゴースロンが立つ。その背からはマリアンが見下ろしていた。
剣を肩に乗せて、冷静に瞳孔を開いた目で見つめてくる様は威圧しているようにも見える。
表情を強張らせたゴブリンが、それでも立ち上がり反撃しようとする。その棍棒が動くや、それよりも早くマリアンは騎乗したままグレートソード「テンペスト」を振るっていた。
研鑽中の斬魔剛剣術。独自の体内マテリアルの調整と体術の応用。超密接距離でも威力を出す寸勁を元に、意識して斬撃を振るうも――。
「……。効果があるのかないのか、今一分かりづらいのです」
思わず冷静にそう感想を述べる。敵の実力不足と言うべきか、あっけないのも困りものだ。
屋台の壁に首を突っ込んでいたリトルラプターに向けて、兵庫は横から銃を放つ。
前方ばかり気にしていた相手。横からの攻撃は狙い放題だ。
兵庫の構えたオート「サイレント66」は、銃声を極力抑える仕様。それでもまだ気になったのか、わずかに戦馬が耳を動かしている。
「すまないな。だが、ここでちょっと待っててくれ。――すぐに活躍してもらうかもしれないがな」
距離がまだある内に、なだめて飛び降りると、兵庫は得物を片鎌槍に持ち替え、残るリトルラプターたちへと走る。
その横を通り抜けて走るゴブリンもいた。ハンターの数が増えて、形勢悪しと踏んだか。
一瞬、兵庫の動きが迷う。だが、横を抜けるゴブリンよりも、自身はリトルラプターを優先する。
「撃退ではなく、殲滅が今回の依頼だ。ゴブリンどもに逃げられないよう、まずは足を潰す!」
それに一匹すり抜けた所で、逃げおおせるはずもない。
走るゴブリンの前には、すかさずアイビスが重装馬で食らいつく。
走りにくい砂地も、歩幅をほんの少し小さくして足をとられないよう、気を付ける。
「簡単に帰れると思った? きっちり皆の楽しみをぶち壊した報いを受けてもらうわ……!」
身から纏う風のようなオーラ。重装馬から飛び降りると、不恰好に走るゴブリンを捕まえる。
衝撃拳「発勁掌波」を付けた手にオーラの光が強く輝くと、マテリアルを込めた一撃を叩きこんだ。
●
ゴブリンたちは左右からも現れたハンターたちにより、逃げ場を失っていた。
正面の屋台を抜けるとすぐそこに街道がある。それまでにやはりハンターを越えなければならない。
だがそれは簡単ではない。
少しでも有利に。ゴブリンたちは、残り一体となっていたリトルラプターを見苦しく取り合い出していた。
「炎天下の中、海に遊びに来たのならともかく、お前らの退治とか……だるい。手早く済まそう」
いつまでも付き合っていられない。苛立たしげにアルトは瞬脚とランアウトでゴブリンたちをすり抜け、リトルラプターへと間合いを詰める。
炎のような髪が長くたなびき、落ち着く前に素早く二回剣を繰り出していた。
満身創痍だったリトルラプターが倒れる。その際、屋台も崩れたが仕方がない。
これにて、動くリトルラプターはいなくなり、残されたゴブリンたちは大いに狼狽した。
「接射、ふっとべ」
そこにアルティミシアが近付くと、ためらうことなくゴブリンの頭に一発。すかさず他のゴブリンが棍棒を振るってきたが、足元の死体を持ち上げてカバー。その陰でナイフを用意するや、相手に投げつけ、離脱をはかる。
アイビスはふりかかる武器を巧みにかわしつつ。隙を見て逃げようとするゴブリンには手裏剣「朧月」を投げつける。
「報いを受けてもらうって言ったはずよ?」
すでにさんざん楽しむだけ楽しんだのだ。つけはまとめて払ってもらわないと。
はぐれようとするゴブリンたちを牽制していけば、どうしても弱い者の心理か一か所に集まり出す。
「光よ射貫け! デルタレイ!」
真司の前に光の三角形が現れる。三つの頂点から光が伸びると、それぞれにゴブリンたちを射抜く。
「こっちも熱いのをいこうか。散々涼んで来たんだから、もういいよな」
屋台の残骸を盾に、ザレムは集団相手にファイアスローワーを放つ。炎の力を浴びたゴブリンたちが苦悶の声を上げると、そこにすかさず兵庫の槍が一閃。ゴブリンたちをまとめて薙ぎ払う。
「自らの行いを悔いて、おとなしく冥土に逝くが良い!」
取りこぼした相手を渾身撃で両断。
真司も単身には銃を、と巧みに使い分け、ゴブリンたちを仕留めていく。
ゴブリンたちも必死に応戦する。近付けば棍棒、遠ければ矢。調子を取り戻すとやはりめんどくさい相手だ。
「降伏してください。そうすれば悪いようにはしません」
数が減ったのを見て、マリアンが降伏を勧告する。形相も強面、殺気を込めての恫喝だが、ゴブリンたちは逆にますます破れかぶれの攻撃に出る。
単に言葉が通じないのか。それとも、降伏しても結果は同じと分かっているのか。
「仕方ないですね」
捕縛した所で逆恨みに出るかもしれない相手。後顧の憂いを絶つには、最早仕方がないと、マリアンは剣を強く握りしめる。
桃華は斧「赤鬼」に持ち替えると、斧の重さに任せて振り回す。
「逃走も反撃もさせません」
往生際が悪い、と一喝。大きく一歩踏み出すと、武器にマテリアルを込める。
「東雲流古斧術一体型・桜火薙っ!」
一気に振り下ろす強打。ゴブリンを裂き、砂浜に大きく食い込ませていた。
●
最後の一体を始末するまで、さほど時間はかからなかった。
「あまり怪我も無かったですねぇ。クロちゃん、ご苦労様」
マリアンがおっとりと愛馬をねぎらいヒールをかける。ハンターたちにも必要があれば回復を。
それで後は報告に戻るだけ――ではあるが。
「この残骸とかをこのままにしておけないな」
潰れた屋台に真司はやや申し訳なさそうにしている。
戦闘の余波で周辺屋台はぼろぼろ。散った木屑に鉄パイプ、千切れた布。散乱する備品。そもそもゴブリンたちが荒らした結果でもある。
「これもアフターサービスという奴だ」
兵庫の言葉に不満を返す者もいなかった。
ゴブリン退治が今回の依頼。別に清掃の必要はない。が、当たり前のように皆で動き出す。
「これも、ゴミ、かな?」
「ゴミと言うか……。オフィスに報告して処置を仰ぐ方がいいかな」
ゴブリンの遺体をつかむアルティミシアに、桃華は小首を傾げる。
「なぁ。この後始末が済んだら、少し泳いで行かないか」
清掃の合間、ザレムは海に向けて目を細める。
波の音。時折足元を濡らす波しぶき。太陽はまだ高い。飛び込めたならどれだけ幸せか。
額の汗を拭いてアルトが告げ、太陽を恨めし気に見上げる。
「時間があるならいいんじゃないか。ボクは人の多い所で水着は恥ずかしいからパスだけど。――それに冷たい物の方が欲しいな」
「屋台を整理したら、売り子さんが支度に来てくれるよ。そっちも手伝えたらいいな」
空の飲食店を見て、アイビスはその時を楽しみに待つ。
そうこうする内に、ゴブリンがいなくなったと気付き、近隣の人も集まってきた。
早々と浜辺が清掃され、屋台も直せるだけ直される。
再開前に、少しばかり功労者が独占するのを嫌がる人はおらず。
海に飛び込み、ささやか御馳走も振る舞われ。早速活気が戻りつつあった。
「……やはりゴブリン共に公衆道徳を期待するだけ無駄というものだな」
榊 兵庫(ka0010)の嘆きは彼だけのモノではない。
「人間の場所に、等と頭の緩いことは言いません。が、どういう理由でこんなことをしたのでしょう」
マリアン・ベヘーリト(ka3683)も普段通りのおっとりとした喋りだが、どこか険が混じっている。
「この暑さを考えれば、ゴブリンたちの気持ちも少しは分かるんだけどね」
アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)は、わずかながらだがゴブリンに同情を向けている。
夏の日差しは暑く、地面からの照り返しもきつい。こんな日に海に飛び込めたなら、どれだけ幸せか。
ハンターたちの声はすれども、互いの姿は遠くて見えず。
兵庫たち二人は海岸の端で一旦待機。マリアンたち二人は、その逆側の端で同じく待機。
そして、アルトたち四人は、街道沿いに建てられた屋台を隠れ蓑に、ゴブリンたちへと近付いていた。
広い海岸、動きやすい街道。逃げ道は幾らでも出来る。人がいないのも、逃走するには便利だ。
なので、三方から囲い込み、一網打尽にする。
互いの連絡は魔導短伝話で行っている。通話状態も悪くは無い。
「本来であれば、海水浴を楽しむ人でにぎわっていたんでしょうけど……」
ゴブリンたちへと近付きながら、東雲 桃華(ka4914)は本来の光景を思い描く。
身を隠すのに使っている屋台。その並ぶ数を見れば、どれだけの客の入りが期待できたか分かる。
ゴブリンたちはゴミを放置したまま波と戯れている。リトルラプターたちはこの暑さでだるいのか、砂浜に窪地を作って休んでいた。
遊びに夢中でこちらに気付かないのはありがたいが……。見ているとますます腹が立ってくる。
(退治したら水浴びくらいは出来るかもしれない)
寄せては返す波が誘っているよう。ザレム・アズール(ka0878)はその誘いに乗るべく、「頑張ろう」と決意を固める。
ゆっくり身を隠しながら、近付いていたハンターたちだが。休んでいたリトルラプターが不意に首を上げて周囲をうかがい出す。気配に気付いたか。
屋台沿いに隠れていたハンターたちは互いに目を合わせる。
言葉もなく頷くと、戦闘態勢に入った。
「自分勝手に暴れるお前たちを……ボクは、自分勝手に討たせてもらう!」
アルティミシア(ka5289)の気持ちに異を唱える者など誰もいない。
暴力で占拠した対価は、必ず払ってもらわねばならない。――その全てで。
街道から接近していた班から他の班へと連絡が入った。
「これから実行に移す」
「了解――。いい気分になってるみたいだけど、そろそろ報いを受けてもらうわよ?」
ザレムたちからの通信を受けて、アイビス・グラス(ka2477)は笑顔で、重装馬の手綱を握りしめる。その眼は、遠くのんきに遊んでいるゴブリンたちを睨むよう。
その反対側では。
「海ではしゃぎたい気持ちは分かるけど、他人に迷惑かけんじゃねぇよ」
悪態つきながら、柊 真司(ka0705)たちも密かに馬の歩を進め、獲物への包囲を開始した。
●
見晴らしがいいので、ゴブリンたちは油断したらしい。あるいは奴らも暑さボケか。これといった見張りも無く遊びまわり、休んでいるリトルラプターたちとも距離がある。
この機を逃すはずがない。
物陰に身を潜めたまま、それぞれ銃や弓で。攻撃対象はリトルラプターたち。
唐突に降り注いだ銃弾や矢に、リトルラプターたちが悲鳴を上げて飛び上がった。
その騒動。さすがにゴブリンたちが慌てふためき、敵を探す。
だが、そんなゴブリンたちはひとまず横に置き、まずはリトルラプター対策優先。
手負いとなったリトルラプターたちが制御も無く、砂浜を暴れまわる。敵も味方も関係なく、ゴブリンたちが鎮めようと躍起になっている。
リトルラプターたちへ手を伸ばすゴブリンに、アルティミシアは 銀の髪を鮮血の紅に変え、オートマチック「チェイサー」を撃つ。
背中を見せた相手だろうが、ためらわない。戦場では油断した方が負けだ。
「一撃で仕留めるには時間をかけるより、手綱を切る方が早いかな」
けれども手綱だけを狙うのも存外難しい。さて、どこを狙おうか。
浮かぶ笑みは狂信的。けれども真紅の瞳は冷静にリトルラプターたちを見つめて、アルティミシアは考えつつも攻撃を続ける。
和弓「月乃輪」で慎重に狙い、桃華はリトルラプターの脚を射抜いていく。
「大丈夫、当たる。集中……集中……」
だが、次の瞬間。盾にしていた屋台の壁に矢が刺さった。急いで身を隠す。味方の誤射ではない。
「ギギギギ!!」
抗議の声をあげて、ゴブリンたちも矢を番えている。あるいは棍棒を振り回し、砂を蹴りかけよろうとしている。
「早々気付かれたか。――まぁ、これで気付かないほど馬鹿ではないか」
リトルラプター相手の和弓「蒼天」から武器を持ちかえる。
シールド「カエトラ」を構えると、ザレムは魔導拳銃「ペンタグラム」を天に向け、空砲一発。
隠れるよりも、まずは奴らの目を引き付ける。
「おら、お前ら。誰に断わって浜辺を満喫してやがるんだよ!」
怒鳴りつける声に随分と熱がこもっているのは……やはり海を独占していたゴブリンたちへの苛立ちが混じったかもしれない。
覚醒して真紅になった瞳でゴブリンたちを睨みつけ、幻影の黒い竜翼が威嚇する。
「ウギャギャ!」
奇声を上げると、ゴブリンたちがザレムたちへと詰め寄った。
数では有利。力押しでやれると踏んだのだろう。
「ウッギャギャーー!」
飛んでくる矢に銃弾。それらに向けて応戦すると、どうしてもハンターたちも身をかばう必要がある。
その隙にリトルラプターが怪我をしているのも構わず、ゴブリンが乗りこむ。手綱を強く引き絞ると、無理矢理にでも突撃を命じた。
多勢に無勢は否めない。ハンターたちは戦力を集中してリトルラプターを一匹、二匹と膝折らせるが、その間にもゴブリンたち自身は迫って来る。
「でも注意がこちらに向いている。いい調子だ」
炎のオーラを揺らめかせながら、アルトは魔導拳銃「エア・スティーラー」を撃つ。
屋台ごと破壊しようとして来るゴブリン+リトルラプターには閉口したが、おかげでその背に迫る脅威に気付いていないようだ。
伸びた髪を無意識にかきあげ、冷徹に銃口を敵に向ける。引き金を引くごとに、敵の傷は増えていった。
待機していた二班は砂浜を馬で駆けてきていた。
戦馬、重装馬、ゴースロン。いずれも多少の戦闘など物怖じしない。すでに大騒ぎになっている屋台周辺に向けて、力強く砂を蹴り、主を運ぶ。
まだ距離のある内から、真司は試作型魔導銃「狂乱せしアルコル」を構える。
「まずは脚の速い奴から仕留めるぜ」
元気そうなリトルラプターに狙いを定めて、引き金を引く。長い距離をものともせず、銃弾はリトルラプターを射抜いた。
だが、一発では仕留められず。横合いの攻撃に気付いたゴブリンが警告のような声を上げて、リトルラプターごと向かってきた。
リトルラプターが血まみれの姿で強引に走らされているのは、いっそ哀れみを覚える。襤褸の体を引き摺るように突進してくるリトルラプターを真正面から見つめ、真司は急所へと狙いをつけた。
もはや躱す気力も無く、リトルラプターが銃弾を受けて肉を弾く。力尽き、リトルラプターが倒れると、乗っていたゴブリンはそのまま投げ出された。
砂浜を転がり、汚れながらも、立ち上がろうとするゴブリン。
だが、そのそばにゴースロンが立つ。その背からはマリアンが見下ろしていた。
剣を肩に乗せて、冷静に瞳孔を開いた目で見つめてくる様は威圧しているようにも見える。
表情を強張らせたゴブリンが、それでも立ち上がり反撃しようとする。その棍棒が動くや、それよりも早くマリアンは騎乗したままグレートソード「テンペスト」を振るっていた。
研鑽中の斬魔剛剣術。独自の体内マテリアルの調整と体術の応用。超密接距離でも威力を出す寸勁を元に、意識して斬撃を振るうも――。
「……。効果があるのかないのか、今一分かりづらいのです」
思わず冷静にそう感想を述べる。敵の実力不足と言うべきか、あっけないのも困りものだ。
屋台の壁に首を突っ込んでいたリトルラプターに向けて、兵庫は横から銃を放つ。
前方ばかり気にしていた相手。横からの攻撃は狙い放題だ。
兵庫の構えたオート「サイレント66」は、銃声を極力抑える仕様。それでもまだ気になったのか、わずかに戦馬が耳を動かしている。
「すまないな。だが、ここでちょっと待っててくれ。――すぐに活躍してもらうかもしれないがな」
距離がまだある内に、なだめて飛び降りると、兵庫は得物を片鎌槍に持ち替え、残るリトルラプターたちへと走る。
その横を通り抜けて走るゴブリンもいた。ハンターの数が増えて、形勢悪しと踏んだか。
一瞬、兵庫の動きが迷う。だが、横を抜けるゴブリンよりも、自身はリトルラプターを優先する。
「撃退ではなく、殲滅が今回の依頼だ。ゴブリンどもに逃げられないよう、まずは足を潰す!」
それに一匹すり抜けた所で、逃げおおせるはずもない。
走るゴブリンの前には、すかさずアイビスが重装馬で食らいつく。
走りにくい砂地も、歩幅をほんの少し小さくして足をとられないよう、気を付ける。
「簡単に帰れると思った? きっちり皆の楽しみをぶち壊した報いを受けてもらうわ……!」
身から纏う風のようなオーラ。重装馬から飛び降りると、不恰好に走るゴブリンを捕まえる。
衝撃拳「発勁掌波」を付けた手にオーラの光が強く輝くと、マテリアルを込めた一撃を叩きこんだ。
●
ゴブリンたちは左右からも現れたハンターたちにより、逃げ場を失っていた。
正面の屋台を抜けるとすぐそこに街道がある。それまでにやはりハンターを越えなければならない。
だがそれは簡単ではない。
少しでも有利に。ゴブリンたちは、残り一体となっていたリトルラプターを見苦しく取り合い出していた。
「炎天下の中、海に遊びに来たのならともかく、お前らの退治とか……だるい。手早く済まそう」
いつまでも付き合っていられない。苛立たしげにアルトは瞬脚とランアウトでゴブリンたちをすり抜け、リトルラプターへと間合いを詰める。
炎のような髪が長くたなびき、落ち着く前に素早く二回剣を繰り出していた。
満身創痍だったリトルラプターが倒れる。その際、屋台も崩れたが仕方がない。
これにて、動くリトルラプターはいなくなり、残されたゴブリンたちは大いに狼狽した。
「接射、ふっとべ」
そこにアルティミシアが近付くと、ためらうことなくゴブリンの頭に一発。すかさず他のゴブリンが棍棒を振るってきたが、足元の死体を持ち上げてカバー。その陰でナイフを用意するや、相手に投げつけ、離脱をはかる。
アイビスはふりかかる武器を巧みにかわしつつ。隙を見て逃げようとするゴブリンには手裏剣「朧月」を投げつける。
「報いを受けてもらうって言ったはずよ?」
すでにさんざん楽しむだけ楽しんだのだ。つけはまとめて払ってもらわないと。
はぐれようとするゴブリンたちを牽制していけば、どうしても弱い者の心理か一か所に集まり出す。
「光よ射貫け! デルタレイ!」
真司の前に光の三角形が現れる。三つの頂点から光が伸びると、それぞれにゴブリンたちを射抜く。
「こっちも熱いのをいこうか。散々涼んで来たんだから、もういいよな」
屋台の残骸を盾に、ザレムは集団相手にファイアスローワーを放つ。炎の力を浴びたゴブリンたちが苦悶の声を上げると、そこにすかさず兵庫の槍が一閃。ゴブリンたちをまとめて薙ぎ払う。
「自らの行いを悔いて、おとなしく冥土に逝くが良い!」
取りこぼした相手を渾身撃で両断。
真司も単身には銃を、と巧みに使い分け、ゴブリンたちを仕留めていく。
ゴブリンたちも必死に応戦する。近付けば棍棒、遠ければ矢。調子を取り戻すとやはりめんどくさい相手だ。
「降伏してください。そうすれば悪いようにはしません」
数が減ったのを見て、マリアンが降伏を勧告する。形相も強面、殺気を込めての恫喝だが、ゴブリンたちは逆にますます破れかぶれの攻撃に出る。
単に言葉が通じないのか。それとも、降伏しても結果は同じと分かっているのか。
「仕方ないですね」
捕縛した所で逆恨みに出るかもしれない相手。後顧の憂いを絶つには、最早仕方がないと、マリアンは剣を強く握りしめる。
桃華は斧「赤鬼」に持ち替えると、斧の重さに任せて振り回す。
「逃走も反撃もさせません」
往生際が悪い、と一喝。大きく一歩踏み出すと、武器にマテリアルを込める。
「東雲流古斧術一体型・桜火薙っ!」
一気に振り下ろす強打。ゴブリンを裂き、砂浜に大きく食い込ませていた。
●
最後の一体を始末するまで、さほど時間はかからなかった。
「あまり怪我も無かったですねぇ。クロちゃん、ご苦労様」
マリアンがおっとりと愛馬をねぎらいヒールをかける。ハンターたちにも必要があれば回復を。
それで後は報告に戻るだけ――ではあるが。
「この残骸とかをこのままにしておけないな」
潰れた屋台に真司はやや申し訳なさそうにしている。
戦闘の余波で周辺屋台はぼろぼろ。散った木屑に鉄パイプ、千切れた布。散乱する備品。そもそもゴブリンたちが荒らした結果でもある。
「これもアフターサービスという奴だ」
兵庫の言葉に不満を返す者もいなかった。
ゴブリン退治が今回の依頼。別に清掃の必要はない。が、当たり前のように皆で動き出す。
「これも、ゴミ、かな?」
「ゴミと言うか……。オフィスに報告して処置を仰ぐ方がいいかな」
ゴブリンの遺体をつかむアルティミシアに、桃華は小首を傾げる。
「なぁ。この後始末が済んだら、少し泳いで行かないか」
清掃の合間、ザレムは海に向けて目を細める。
波の音。時折足元を濡らす波しぶき。太陽はまだ高い。飛び込めたならどれだけ幸せか。
額の汗を拭いてアルトが告げ、太陽を恨めし気に見上げる。
「時間があるならいいんじゃないか。ボクは人の多い所で水着は恥ずかしいからパスだけど。――それに冷たい物の方が欲しいな」
「屋台を整理したら、売り子さんが支度に来てくれるよ。そっちも手伝えたらいいな」
空の飲食店を見て、アイビスはその時を楽しみに待つ。
そうこうする内に、ゴブリンがいなくなったと気付き、近隣の人も集まってきた。
早々と浜辺が清掃され、屋台も直せるだけ直される。
再開前に、少しばかり功労者が独占するのを嫌がる人はおらず。
海に飛び込み、ささやか御馳走も振る舞われ。早速活気が戻りつつあった。
依頼結果
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相談卓 榊 兵庫(ka0010) 人間(リアルブルー)|26才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/08/04 13:44:39 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/03 19:20:56 |