独身ハンター、調査する

マスター:奈華里

シナリオ形態
ショート
難易度
やや難しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
多め
相談期間
5日
締切
2015/08/12 22:00
完成日
2015/08/22 02:59

このシナリオは2日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

「ん…チュースケ。どうした?」
 籠の中にいるハムスターの様子がおかしい事に気付いて独身ハンターのバンデラが心配そうに覗き込む。
 チュースケというのは最近彼が飼い始めたハムスターの事だ。独り身の寂しさを癒す為、彼が悩みに悩んだ末見つけたペット。そして、今ではその愛らしい姿に毎日魅せられ、気付けば時計の針が反対側に…なんて事もしばしばである。そんな彼であるから飼育歴は短くとも既にチュースケの異変に気付けるほどとなっている。けれど、動物相手に意思疎通は難しい。言葉が通じる訳でもない。そこで彼は必死に異変の原因を考える。
(籠の掃除はした。水もかえた…餌もきまった量あげているし……どういう訳だ?)
 向日葵の種をいつもならせっせと頬袋に詰めて自分の寝床に運ぶチュースケ。
 しかし、今日は手に取ったまま何処か一点を見つめて動きが停止している。
「食欲がないのか? それとも種が悪いのか?」
 今は夏真っ盛りだ。ハムスターとて夏バテをするのかもしれないし、種も痛むのが早いのかもしれない。
「よし、チュースケ。待っていろ! 私が精の付く餌を買ってきてやるぞ!」
 バンデラはそう言い、何を思ったかそのまま青果店へと歩き出す。
「夏と言えばやはり西瓜か。いやしかし、余り水分の多いものを与え過ぎてはいけないと獣医が言っていたな。とすると何がよいのだろうか?」
 道すがらそんな事を呟きながら、大の大人が通りを進む。
 強面という訳ではないが、鍛えられた筋肉が男臭さを演出してしまっている手前、何処か近寄りがたい。そんな事等何処吹く風と彼は我が道を行き、あっという間に青果店へ。ずらりと並んだ野菜と果物に目を向ける。
「ふむ、トマトに胡瓜に茄子か。オクラに南瓜か。しかし、やはり旬の西瓜だが…と店主、これはどういう事だ?」
 夏らしく色とりどりの野菜が並ぶ中、この時期外せない果物ベスト一位であろう西瓜の姿が見当たらない。
「あ、あぁすいやせんねぇ。仕入れ農家の畑がちょっと厄介な事になってまして」
「厄介とは何だ?」
 その話を聞いてバンデラの表情がハンターのそれに変わる。
「あい。何でも夜中に忍び…いや、堂々とそれがやって来たとかで」
「それとは何だ。勿体ぶらずに言えばよいだろう」
 周囲を気にする店主を余所にバンデラは短直に尋ねる。
「いや、これ以上は……変な噂を立てられても困るんで勘弁してくださいな。後はハンターに任せるって事になってるんで」
 店主はそう言い、困り顔で別のお客の元へと移動する。
 そこで彼は帰りにハンターオフィスに寄ってみる事にした。
 すると、そこには既にそれと思しき依頼が提示され、幾人かが歩を止めその内容を確認している。
(成程、確かに……これは些か奇妙な依頼であるな)
 バンデラも無言でその内容を見つめ吟味する。ちなみにその詳細とは下記の通りだ。

『事件発生場所は農家の畑付近。時間は深夜を過ぎた辺り。
 畑の鳴子の音がした為、猪でも出たのかと様子を見に行った生産者が亡くなった筈の友人の姿を目撃。
 怖くなって逃げ出し、家に閉じ籠って朝気付けばもうその姿はなく、
 残っていたのは荒らされた畑の農作物のみだったとか。なお、似た様な事件がその近辺で発生中』

(本当に目撃者が見たのは友人だったのだろうか?)
 見間違いという事もあるだろう。しかし、追記されている『似た様な事件』というのも気にかかる。
「これも何かの縁かもしれん。この依頼、真剣に考えてみるとするか」
 バンデラはそう思い、窓口へ移動し手続きを始める。
 その後、彼がチュースケの餌を買っていない事に気付くのはまだ暫く後の事だった。

リプレイ本文

●初動
「ふむ、後一人か…」
 ハンターオフィスの待合スペースで今回の参加者が集まるのを待つ。
 が揃うまでの時間はと言えば特に何をするでなく、見知った顔との雑談に花が咲く事は常である。
「また会ったな、バンデラ。とっとこの様子はどうだ?」
 きらりと奥歯を光られてガーレッド・ロアー(ka4994)が彼に問う。
「え、とっとこって何の事ですか?」
 とその言葉を聞いて会話に参戦してきたのは木ノ下 道也(ka0843)だ。依頼引き受け当初からバンデラの姿を見つけると、何処か憧れに似た眼差しを送っていた彼…会話の内容にも興味津々だ。
「あぁ、私の飼っているハムスターの事だ。ガーレッドには選ぶ際に世話になってな。で、チュースケと名付けたのだが…すまない。元気だと言いたい所だが、最近少し違和感がある」
「違和感、何だそれは?」
 その言葉聞き捨てならないとガ―レッドが繰り返す。
「どういう訳か餌をやっても途中でぼんやりして食べてくれんのだ。寝床にさえ運ばない」
「うーん、それは夏バテでしょうか?」
 心配するバンデラに道也が真剣に考え首をひねる。
「暑さにやられたとすれば手の平サイズの冷たい鉄板を籠に入れてやるといい。気に入ればその上で気持ちよく寝るだろうさ!」
 そういうのはガ―レッド。紹介者だけにやはり彼も他人事ではないらしい。
「鼠の事については余り詳しくありませんが…よもや、今回の事件と関わりがあったりはしないでしょうか?」
 とそこへ今度はレイ・T・ベッドフォード(ka2398)が参戦した。
 彼は今回の事件と関わりがあるかもと考えたらしい。
「その…チュースケ様への餌や水が原因だとしたら、これは大事になりかねませんので」
 一言で言えば汚染の可能性――けれど、もしそうであればバンデラにも何らかの影響が出ないとおかしい。
「ま、真面目な話。獣医に見せるのがいいと思う、うん」
 結局チュースケに関しての話はそこで落ち着いた。なぜなら、そこにやっと最後の一人がやって来たからである。
「ごめん、待たせた!」
 布団の塊から聞こえる声――声の高さから女性である事は間違いない。姿を布団に隠して、彼女は平然と皆に話しかける。
「あたし考えたんだけどさ。これは暑さで頭がやられてスイカを人間の頭と勘違いしたゾンビの仕業に違いないと思うのだよ!」
『……』
 彼女の意見の後に流れる沈黙。どちらかと言えば意見より姿にあ然とする。
 そして、どう声をかけたものかと互いに視線を泳がせる。そこで切り出し役をかって出たのは小鳥遊宮 歌織(ka5166)だった。
「フフッ面白い事を言うね、きみ。しかし、ゾンビがそんな勘違いするかな?」
 意志を持たぬゾンビの暴走――どうにもしっくりこない。
「あ…うん、そ、そうだよね…ハ、ハハハ…」
(ってこんなキャラは要らない? さよですか…)
 その返しに苦笑いを浮かべて、心の中でノリツッコミを行う雪村 練(ka3808)。それを察したのか、いつの間にか背後に回っていたジェニファー・ラングストン(ka4564)に肩ぽむをされていたりもする。
 ちなみに練の布団達磨ともいえるその恰好はデフォルトだった。何でも布団から出たくない気持ちが強過ぎて、ならば布団を被ったまま出歩けば問題ないという結論に至り、この姿なんだとか。
「と、とにかく人数は揃った。調査を始めようではないか」
 バンデラが皆に言う。
「ですね…では、やはりまずは現場でしょうか?」

 道也の言葉に促されて、一行は問題の西瓜農家へ。
 その道すがらでも彼らの推理セッションは続いて、初めに考えるべきは今回のこの事件が人の手によるものかどうかという事になった。もし、歪虚であれば西瓜を狙うというのは変な話だ。人の食べ物は彼らにとって何の得にもならない。では、人ならば? 鳴子が鳴ったという事は実体がある筈で人が作物を狙ってと考えれば筋は通る。しかし、そうすると被害者の見た『友人』と言うのが気にかかってくる。
「被害者に親しい人ならば脅かし目的で友人に扮した…という事も十分考えられるのう」
 この事件、人間の仕業だと仮説を立てているジェニファーが言う。
「という事は西瓜欲しさに…?」
 とこれは歌織だ。彼は移動途中も地図を広げて、何やらそれに書き込みつつ言葉する。
「何をしているのですか?」
 そんな彼の行動に興味を持ってレイが尋ねる。
「いやぁ…少し気になる事があって。さっきオフィスを出発する際に似た様な事件に関する資料とこれを頂いてきたので、事件のあった畑に法則性がないか調べているところなんだよね」
 手にしている資料をレイに渡して、彼は地図を広げ被害のあった現場を繋いでゆく。
「ふむ…私には特に何の繋がりもない様に見えるが?」
 背後から覗き込みそう言うバンデラに、
「ですね…考え違いだったかな。でも、考えられる事は全部試してみたいので」
 歌織はそう言うとひとまず地図を畳む。けれど、思考はまだ続いているようだった。


●現場検証
「事件当日、被害に合うまでに何か変わった事はなかったですか?」
「今になって思い出した事とかでも構わないぞ」
 ぽっちゃり系男子の道也と爽やか系のガ―レッドが無難な所から尋ねる。
 がこれと言って変わった何かが出る筈もなく、普段通りに生活し収穫する中で気付く事等よっぽど印象に残らない限りは気に留めたりはしないだろう。そこでジェニファーは質問を事件直後の事に切り替える。
「お主、亡くなった知り合いを見たという事だが、何故そうわかったのじゃ?」
 依頼書によれば被害者は深夜、鳴子の音に気付き畑に向かっている。距離はどうあれ、街灯のない畑で友人だと判断できた理由が知りたい。
「それはランプです。ランプを手に取り慌てて出て行って…それに月も明るかったし」
「確かに事件当日の夜はよく晴れていた。それは私が保証しよう」
 すぐ近くに住んでいる訳ではないが、それ程離れている訳でもない。
 それにここ数日はどの地方も雨は降っていなかった筈とバンデラは証言する。
「しかし、果たしてそれで本当に判断できるかのう? 見間違いという事はないか?」
 それでも納得がいかないと彼女が踏み込む。
「…多分、間違いないと思います。友人は先月亡くなったばかりでしたし、村一番の巨漢で…あの姿は見間違えないかと」
「そうですか。あの、出来れば畑に行ってどの辺で確認されたのか教えて頂いても?」
 と今度はレイが被害者に協力を要請する。
「ええ、勿論です。では、畑に参りましょうか…」
 終始伏し目がちの被害者…まだその時の恐怖と不安が残っているのかもしれない。そんな彼にそっと手を添えたのは歌織だ。
「お気持ちお察しする。だが、作物以外とられたものはなかったのだろう? それだけでも幸いだ」
 彼がそう言い被害者を励ます。それに頷く彼を前に歌織の脳裏に疑問が浮かぶ。
(やはり物取りではないか。とすると、なぜ作物なんだ? 生ものなんてアシも早いのに…)
 似た事件の詳細被害状況の資料によれば、どれも作物だけだったらしい。西瓜に限らず、現在収穫シーズンの畑が次々に狙われているという。但し、相手を判断できたのは今回が初めてらしい。現場に着くとまずはレイの希望で位置を確認。目撃された友人の位置に練を立たせる。
「えっ、マジでここに立つの…ちょっと布団汚れそうなんだけど」
 布団を気にする彼女であるが、傍から見れば畑に立つ布団というなんともシュールな光景となる。
「本当に周囲に何もないから月明かりだけでも判断できそうじゃのう」
 今は太陽が大地を照らしているが…にじり寄る様な暑さに正直練は蒸し布団だ。
「も、もういいだろうか…」
 ギンギンに降り注ぐ太陽に練が白旗を揚げ視線を落とす。
 そこで彼女は踏み荒らされた西瓜の畑の異変に気付いて、
「ちょ、皆これこれ!」
「なんじゃ、いきなり…と、おぉ」
 呼ばれて集まったハンターらが見たのは畑には似つかわしくない枯れた菊の花びらと溶けた様に腐食した葉――。
「ご主人さん、この畑で菊なんて育ててないですよね? 何か撒いたりとかは」
「してません。それに育てているのは西瓜だけですが…って、菊」
 被害者は菊という言葉はっとし後退する。何でも友人の葬儀の折、使われていたのが菊だったらしい。
 動揺し始めた被害者が落ち着くのを待つ間、各々畑に更なる不審な点がないかくまなく探す。
 畑自体は広いものの収穫の最盛期は済んでいたのか、実は余り見当たらない。が、注意深く見ていたジェニファーはある事に気が付く。
(切れ方が少し違うような?)
 踏まれてしまった葉っぱや蔓も多く、目を凝らさないと見つからない程度の差…しかし、ある切り口が一方向に力を加えて切られているのに対して、一方のは茎を挟み均等に力がかかり切られた跡が見て取れる。
「御主人、収穫の際は何を使っている?」
 落ち着いたのを見計らって彼女が問う。
「鋏ですが…」
「事件後と前日で西瓜の数が減ってたりとかはなかったか?」
「そう、ですね…まだ、早いかなと思っていたのがありましたが…正確な数までは…」
 肝心な所で記憶が曖昧であるが、何処となくきな臭くなってくる。
 鳴子を調べていた歌織も軽く揺らして気付いたのは僅かな異臭……音自体も同じであったか確認してみると、思ったより激しい音はしていなかった事がわかった。つまりはやはり野生生物の仕業ではなかったと考えられる。
「さてっと、ここからは手分けして動いた方がよさそうだな。皆、健闘を祈る!」
 ガ―レッドがそう言い、行先が同じレイと共に歩き出す。目指すは教会――その他は聞き込みだ。


●教会と森
「ここが教会か。墓地はどこだろうか?」
 友人ゾンビ説を辿るならここは外せないだろう。
 村にある唯一の教会の裏手に墓地があると聞いて、ガ―レッドとレイは教会を尋ねる。
「神父はいるか?」
 教会の前で駆け回る子供にそう問えば、花壇の方だと教えてくれた。
 そこで言われるままに移動すると、そこにはまだ若いカソック姿の青年神父。
「あ、すいません…今、花壇の手入れをしていまして……何か御用ですか?」
 土いじりをしていた手を払い、彼は汗をぬぐい立ち上がる。麦わらの帽子を被ってはいるが、とても暑そうだ。
「こちらこそ突然すいません。少しお聞きしたい事がありまして」
「ん、神父。あんた睡眠不足か? 隈がひどいぞ」
 丁寧に言うレイの横でガ―レッドが問う。すると神父は慌てて帽子のつばで顔を隠してしまう。
「あ、はは、……毎日暑いですしね。なかなか寝付けなくって……と用件は何でしょうか?」
「あの、先月亡くなられたというこの方のお墓の場所を知りたいのですが…」
 レイの差し出したそのメモの名に彼はびくりと身体を震らす。
「神父?」
「す、すいません…墓石はすぐ先です。確か…入って右から三番目ですね」
 神父はそう言うと、手を洗う事を口実に足早にその場を去って行く。不審に首を傾げるガ―レッドにレイは、
「とりあえず墓石に行ってみましょう。それが早そうです」
 そう言い墓石の前へ。そこで二人の推測が僅かに確信へと近付く事となる。
「これは…」
 一見しただけでは判らないかもしれない。
 けれど、よくよく見れば墓石の近くの土が俄かに周りと違う様に見える。
「おいおい、まさか本当にゾンビって訳じゃないよな…」
 土が違うという事は一度手が加えられた可能性。ここ数日は雨が降っていないのだ。
 なのに、色の違う…少し水分を含んだ土が混じっているのはおかしい。
「まさかあの神父が?」
 土いじりをし寝不足だとも言っていた。何よりさっきの様子に神父への不信感が増してゆく。
 しかし、だとしたらなぜ? 教会の運営費が必要なら作物を狙わず、直接家を襲えば手っ取り早い筈だ。
 なのに、なぜ? 疑問が彼等を混乱へと陥れる。
「とりあえず他の墓も確認しておきましょう。まだ他にも掘り返したものがあるかもしれない」
 レイが言う。そんな二人を神父は遠くから心配そうに見つめていた。

 そうこうするうちに時間というのはあっという間に過ぎて…。
「…と言う感じだ。調べた所いくつかの墓で土の色が違っていた」
 見たままを話して教会班の報告が話が終わると、いよいよ聞き込み班の追加情報へと移る。
 ちなみに彼らは村役場周辺での事件に関する聞き込みを担当。小さい村であるから調査中と知る者も多い。よって情報提供を申し出てくれる者もまた多いのだが、関連性の低く感じられるものも多く、その辺の判断にはなかなか骨が折れた。
「やっぱり友人さんはゾンビって説が有力みたいですね。ここらは土葬らしいです」
 終始バンデラと共に聞き込みを続けていた道也が言う。
「ゴブリンの可能性も考え役所で聞いてみたんじゃが、その手の報告はなかったのじゃ。但し」
「森に最近気配を感じるってやつだろう。あたしも聞いた…子供達に布団とられそうになりながらだけど…」
 ジェニファーの言葉に続けるように練が発言する。
「きみは本当にお疲れ様だね。僕だったらきっと一時間でダウンしているよ」
 そんな彼女を前に歌織は優雅に笑う。
「いや、だってこれがあたしの普通だし…」
「みたいだね」
「後、ついでじゃったんで事件後の物価の方も聞いておいたんじゃが、物価自体はそれほどのようじゃな…同業者の嫌がらせかはたまた買占めで高く売り捌く…とも考えたがどうも違うらしい」
 ジェニファーが空振り報告に残念がりつつも言い切る。
「さてと次は僕だね。僕からは…練の話を受けてちょっとした事実がわかったかな」
「ちょっとした事実?」
 思わせ振りに言う歌織に皆が首を傾げる。
「これ…見てくれないか。人影の目撃情報があった畑から一定の距離に印を入れると…ほら」
 それぞれの円がある所で重なっている。そう、その場所とは森だ。
「もし犯人がゾンビだとしたら、日中は何処にいるのか気になる所だよね。畑で目撃される人数も多い時があるって情報もあったし、となるとますます出た後の彼らは何処にいるのか。墓には戻らないだろうし、となると隠れる場所がある筈だ。それがここかもしれない」
 ゾンビは死体から出来ている。つまりは消えたりは出来ない無い筈だ。
「確かに。考えられますね…この場所だったらゾンビの歩く速度でも十分にどの畑にも行けますし」
 レイが即座に目算し言う。
「決まりだな。そうと判れば早速その森に張り込もうぜ。そういうのはあたし得意だし!」
 ぐっと拳を作って練が言う。が、仲間達は思う。『その姿で大丈夫か』と――。
 それにあくまでこの依頼は調査先行、報告優先だ。
「目星はついた。対策も必要だろうし、次に任せよう」
 バンデラが言う。疑問はまだまだ残ったままだが、ひとまず報告書を纏める彼等であった。

依頼結果

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MVP一覧

  • SKMコンサルタント
    レイ・T・ベッドフォードka2398
  • 開拓者
    小鳥遊宮 歌織ka5166

重体一覧

参加者一覧

  • めざすは相棒?
    木ノ下 道也(ka0843
    人間(蒼)|16才|男性|魔術師
  • SKMコンサルタント
    レイ・T・ベッドフォード(ka2398
    人間(蒼)|26才|男性|霊闘士

  • 雪村 練(ka3808
    人間(蒼)|15才|女性|機導師
  • 新聞号外・犯人逮捕貢献者
    ジェニファー・ラングストン(ka4564
    人間(蒼)|17才|女性|疾影士
  • (自称)別次元の戦士
    ガーレッド・ロアー(ka4994
    人間(蒼)|28才|男性|機導師
  • 開拓者
    小鳥遊宮 歌織(ka5166
    人間(紅)|19才|男性|舞刀士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
ガーレッド・ロアー(ka4994
人間(リアルブルー)|28才|男性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2015/08/12 21:22:59
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/08/09 19:57:59