ゲスト
(ka0000)
百年旅~無頼酒場の捕り物
マスター:深夜真世

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/09/28 19:00
- 完成日
- 2015/10/07 02:45
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●
「お待たせしちゃったわね」
とある酒場の薄暗いテーブルに、けばけばしい容姿の女性が座った。オカマの興行師、シェイクである。
「今日はフラちゃんは?」
パチンと指を弾き店員を呼び「いつもの」の一言で下がらせると片肘を付いてフラ・キャンディ(kz0121)の後見人、ジル・コバルトに聞いた。
「泊まり込みのハンター仕事じゃよ。……それより、苦労しとるようじゃの」
ジル、ざわめきの激しい店内を見渡し溜息を吐く。
酒場では楽団がムーディーな曲を演奏しているが耳を傾ける者もいない。もちろん、楽団はそれを理解し周りの会話の邪魔にならない穏やかな演奏に徹している。
「トップ奏者になれなかったけど、純粋に演奏で食べていきたいって私を信じてついてきてくれるメンバーよ。絶対、彼らの生活費は稼がないといけないの」
収入だけはいいエロ仕事から足を洗ったのだからなおさら、と目元を引き締める。腕に見合わない下らない仕事も多く経験したのだろう。
「……例の少年スリ集団の背後のことじゃったの」
ジル、頷いてから話題を変えた。
「ええ。あの仕事で私のあの町での信用は高まったわ」
一転、満面の笑みを浮かべるシェイク。あの仕事とは「百年旅~ダンス・チェイサー」に詳しいので割愛する。
「少年たちから『指導費』と称して金を巻き上げていた『面倒見』と呼ばれるならず者集団が分かったわ」
この件、結局町からシェイクに一任されるほど信用されるまでになっていた。もっとも、面倒ごとを押しつけられている、とも言うが。
「捕まえた少年たちから面倒見たちのたむろする酒場と時間帯をつかんだから、そこで待ち伏せして一網打尽よ」
「……フラも、巻き込むのか?」
ジル、慎重に聞いた。
「もちろん一緒よ。これからフラちゃんやそのお友達と興行を仕掛けていくんだもの、機会のあるごとに一緒に演奏して呼吸を合わせておきたいわ」
少しとがめるような目をするジル。シェイク、身を乗り出し言葉に熱を込める。
「フラちゃんには楽団の護衛をお願いしたいの。捕り物をする酒場には今日みたいな演奏の仕事を取り付けてるわ。後は、一緒に演奏するか店で待機するか、踏み込んで捕らえる人を雇うだけ」
ジル、それならば、と黙った。
「先に潜入して様子を見て踏み込むタイミングを知らせる役は必要。それが私の信頼する楽団なだけ。……お願い。私の大切な仲間を守って」
さすがにジル、頷いた。
もっとも、先に客として踏み込んでおくなどでもいいらしい。少年たちからの情報で、「ダンゴ鼻で横もじゃ頭の肥満男」が間違いなくならず者集団の一員だということは分かっているという。
というわけで、少年を使い悪事を強要するならず者集団を一網打尽にするメンバー、求ム。
「お待たせしちゃったわね」
とある酒場の薄暗いテーブルに、けばけばしい容姿の女性が座った。オカマの興行師、シェイクである。
「今日はフラちゃんは?」
パチンと指を弾き店員を呼び「いつもの」の一言で下がらせると片肘を付いてフラ・キャンディ(kz0121)の後見人、ジル・コバルトに聞いた。
「泊まり込みのハンター仕事じゃよ。……それより、苦労しとるようじゃの」
ジル、ざわめきの激しい店内を見渡し溜息を吐く。
酒場では楽団がムーディーな曲を演奏しているが耳を傾ける者もいない。もちろん、楽団はそれを理解し周りの会話の邪魔にならない穏やかな演奏に徹している。
「トップ奏者になれなかったけど、純粋に演奏で食べていきたいって私を信じてついてきてくれるメンバーよ。絶対、彼らの生活費は稼がないといけないの」
収入だけはいいエロ仕事から足を洗ったのだからなおさら、と目元を引き締める。腕に見合わない下らない仕事も多く経験したのだろう。
「……例の少年スリ集団の背後のことじゃったの」
ジル、頷いてから話題を変えた。
「ええ。あの仕事で私のあの町での信用は高まったわ」
一転、満面の笑みを浮かべるシェイク。あの仕事とは「百年旅~ダンス・チェイサー」に詳しいので割愛する。
「少年たちから『指導費』と称して金を巻き上げていた『面倒見』と呼ばれるならず者集団が分かったわ」
この件、結局町からシェイクに一任されるほど信用されるまでになっていた。もっとも、面倒ごとを押しつけられている、とも言うが。
「捕まえた少年たちから面倒見たちのたむろする酒場と時間帯をつかんだから、そこで待ち伏せして一網打尽よ」
「……フラも、巻き込むのか?」
ジル、慎重に聞いた。
「もちろん一緒よ。これからフラちゃんやそのお友達と興行を仕掛けていくんだもの、機会のあるごとに一緒に演奏して呼吸を合わせておきたいわ」
少しとがめるような目をするジル。シェイク、身を乗り出し言葉に熱を込める。
「フラちゃんには楽団の護衛をお願いしたいの。捕り物をする酒場には今日みたいな演奏の仕事を取り付けてるわ。後は、一緒に演奏するか店で待機するか、踏み込んで捕らえる人を雇うだけ」
ジル、それならば、と黙った。
「先に潜入して様子を見て踏み込むタイミングを知らせる役は必要。それが私の信頼する楽団なだけ。……お願い。私の大切な仲間を守って」
さすがにジル、頷いた。
もっとも、先に客として踏み込んでおくなどでもいいらしい。少年たちからの情報で、「ダンゴ鼻で横もじゃ頭の肥満男」が間違いなくならず者集団の一員だということは分かっているという。
というわけで、少年を使い悪事を強要するならず者集団を一網打尽にするメンバー、求ム。
リプレイ本文
●
酒場からあてがわれた楽屋にて。
「荒事になるなら横笛やオカリナの方がいいかなって思って」
楽団の一人がそう言って用意した楽器を渡してくる。
「お気遣いありがとうございます」
ラル・S・コーダ(ka4495)はおっとりとした物腰で横笛を受け取った。
その背後では。
「ぜ、前回も一緒に出てましたし大丈夫…ですよね…?」
東洋風巫女衣装の弓月・小太(ka4679)がいる。楽団員の顔を伺っている。
「だ、ダメだって。小太さん、早く着替えよう!」
フラ・キャンディ(kz0121)、慌てて小太の上着を脱がしにかかったり。
「フ、フラさん……?」
「フラさんもその踊り子衣装じゃ目立ちすぎます。私みたいな服に着替えましょう」
半脱ぎになって真っ赤になる小太。続きは緋乃宮 姫翠(ka5031)が止めてフラを引き寄せ衝立の向こうに隠れる。同時に脱がせる音も。
一方、ラル。
「曲はこれと、これを……」
「分かりました」
にぎやかなこと、と思いつつ渡された楽譜に目を通すラルだった。
こちらは店外。
「やっぱり前回のスリには大人が絡んでたわけだね……」
酒場の入り口の見える喫茶店の窓際の席で、霧雨 悠月(ka4130)が珈琲をかき混ぜていた。様子は落ち着いているが心中やいかに。
「下種な手段で私服を肥やすとは……」
対面に座るリーリア・バックフィード(ka0873)も静かに呟いている。どうやらご機嫌斜め……というか、傾きまくっていた。
「昔からいるんだ。子供を使ってお金を稼ごうとする悪人は」
悠月の隣でキーリ(ka4642)がそっぽを向きつつ吐き捨てる。
「自らの利益の為に他者を利用する……相応の処罰を与える必要がありますね」
「うん、あの子達がこの道から足を洗う時のためにも……ここで捕まえないと」
リーリアの言葉に悠月が頷く。
「成敗だね、成敗」
キーリがご機嫌斜めなまま勢いよく付け加えた。
「とにかく道を外れた子供を救わねばなりません。正しき道に戻る為に手を尽くしましょう」
「……何かあった場合、無関係の人や一般の人はむしろ騒がないと思うんだ」
話をまとめたリーリアに、悠月が考えを打ち明ける。この認識は鋭い。
「待って」
ここでリーリアが止めた。酒場に荒くれ者風の男二人が監視する酒場に入ったのだ。ターゲットのダンゴ鼻の男の近くに座り話し掛けたので仲間に違いない。
「ばらばらに入って来るということは、ばらばらに出る可能性もある……のかな?」
「突入前に出るなら尾行するよ」
悠月の心配にキーリがすぱっと答える。
「でも……どうやって捕縛を?」
この問いに、キーリがニヤリ。
「ねぇお兄さぁん、私欲しいのがあってさ、どう? 私を買わない?」
上着の合わせを緩めビキニアーマーと素肌を見せつついたずらっぽく悠月に迫るキーリ。
「それは……やめた方が……」
悠月、常識人だった! 友人をやんわり止める。
「何よ、ユッキー、冗談よ。当たり前じゃない……あ、でも欲しいものがあるってのは本当よ。魔道書欲しいのよねー」
キーリの方は胸を強調しつつ真面目な話。
「……セリナ? 私たちの仲間が一人向かったから」
そんな盛り上がりをよそに、リーリアはトランシーバーで店内の瓜生 瀬里奈(ka3183)と連絡。フローレンス・レインフォード(ka0443)が客を装い入店したことを伝えた。
「ふう……忍ぶより暴れたいですね……」
キーリと悠月の「じゃ、客を取って来るね」、「尾行は任せるけど……大丈夫かなぁ」とかいう話を聞きつつ、そんな呟きもするリーリアだったり。
●
この時、店内。
緩やかな生演奏が流れる中、ざわざわとにぎわっている中で。
「ん~」
窓際のテーブルに突っ伏していた不良風少女が起き上がり伸びをした。
テーブルには、入店時に来ていたコートが掛けてある。
「ふぅ……」
少女の正体は、瀬里奈。ポニーテールを揺らし、タンクトップにミニスカート姿で精一杯「駆け出しのワル」な感じを出している。
実は、注目を自身に向ける目的もある。コートの下にトランシーバーが隠しているからだ。
ほかの客から見れば先ほど、ご機嫌斜めの瀬里奈が沈んだ気分そのままにテーブルに突っ伏し、ぶつくさ文句らしき言葉を呟いていたと思うだろう。
実は外と連絡を取り合っていた
(リーリア様には店内の様子を伝えました……そして一人入って来る……)
瀬里奈、トランシーバーでの会話を頭の中でまとめつつ店の入り口を見る。
やがて派手な女性が入店した。
さっぱりと短くまとめた青い髪に、深い胸の谷間と身体のラインの目立つドレス。
フローレンスだ。
ひゅっ、と店のどこかからはやし立てる声がする。
この時瀬里奈、足を組み替えつつ体をフローレンスの方に向けた。瀬里奈の服装はタンクトップにミニスカート。むにり、と太腿が組み変わる。普段なら「はしたない格好を……」などと赤くなり裾を押さえるかもしれないが、今は我慢。
おかげでフローレンスも気付いた。
ウインク一つを投げて、瀬里奈とは逆にカウンター席に座る。
「こんばんわ。何か飲ませてくれるかしら?」
にまり、と肩肘ついてバーテンに聞く。慣れたものだ。
「この店は初めてかい?」
言い終わるかどうか、というタイミングで知らない男性客が隣に座った。ダンゴ鼻は店の中央のテーブルに数人の男と座っている。仲間風ではない。
「この街すら初めてよ」
フローレンス、蠱惑的な笑み。胸が揺れる。
「なら、まずはこの街に乾杯だな」
「いいわよ」
ナンパな雰囲気は手馴れたもの。そのままこの男と話す。
時は若干遡る。
シェイクの楽団が店に出て、奥の一角にぞろぞろと座った。
「フラさんは緊張してはいないかしら?」
「う、うん……たくさんの人と合奏するの、初めてだけど」
ラルに顔を覗きこまれたフラ、正直に不安な点を口にする。
「こういう酒場での演奏だから後追いで曲に入っても大丈夫。それより……」
「あ。瀬里奈さんが入店しました。……わあっ、コートの下はあんな短いスカート……」
ラルの代わりに店内を気にしていた姫翠がいち早く仲間に気付いた。瀬里奈、窓際の席に立ち周りに気付かれないよう姫翠に会釈する。姫翠もオカリナを持ったまま肩をすくめて、ちょっとだけ合図。
「フラさん。基本、反撃してくる相手は全員目標だと考えていいと思いますよぉ」
小太は笛を用意するふりをしてフラにこっそりと。
「う、うん……」
「それにしてもこういう場は慣れてないのでちょっと落ち着かなかったりして……。あ、でもあの人が目標の人でしょうかー…?」
「小太さん、しー」
フラを気にして小太も慣れないことをこっそりと。人物捜しは間違いないようで、姫翠が声を落とすように言ったり。
「しかし、本当にやることがいっぱいですね」
ラルの溜息の通り演奏組は気忙しい。
「じゃ、いつものようにお客様の様子を見つついこう」
楽団員の合図で演奏が始まった。
やがてフローレンスが入って来て面子がそろう。
ダンゴ鼻の男のテーブルにも、だんだんと人が集まることとなる。
●
「最近よう、ガキどもの様子がおかしぃんだ」
ダンゴ鼻はテーブルで、同席する四人にそんな話をする。つまり、ここに五人いる。
(椅子は……一つだけ空いてますね)
瀬里奈、抜け目なく背後の様子を観察しながら迷っていた。
これで全員か、それともまだ仲間がいるのか?
テーブルを叩いた数をトランシーバーで聴かせ、外の仲間に数を教えようか迷っていたところ……。
「あまり目を放すのも行けねぇのかな。今日はちょいと観察にいってみよう」
一人、立った。
店の外に出る。
「あっ」
瀬里奈。窓際の席で慌てて注文していた酒をあおる。ターゲット退店の合図だ。
「荒れてるねぇ?」
これを見たならず者風の男が隣に来て薄っすら笑う。
「な、何?」
気丈に突っ張って見せる瀬里奈。
「なあに。気に食わねぇことでもあんなら力になるぜ?」
この時、店内の別の席から一人がダンゴ鼻のテーブルに移っていた。同時にダンゴ鼻近くのテーブルで、ほぼ背伸びして耳を近付けている男の怪しさにも気付く。
「し、知らないわよ」
外出一人に、店内六人と判断。これを外に伝えたいと焦りながらの対応。はっきりいって相手をしたくない。
この時。
「ちょっとにぎやかすぎだから場所を変えましょう?」
カウンター席にいたフローレンスが立ち上がり、惹きつけた男どもを伴い移動してきた。
で、彼女に絡んでいた男にも声を掛ける。
「ちょっとあなたにも教えてほしいことがあるんだけど?」
「すまねぇがこの娘と話してるんでね」
男、引き下がらない。
「私の方は話はないわ。私はおじさまを待ってるの」
瀬里奈がそういうとようやく、「ちっ。すでにお手付きか」とこぼして離れて行った。
フローレンスは奥の壁際の席へ。テーブルに着くと彼女の左右の席でひと悶着あったが、「喧嘩はしないで頂戴、ね? お酒は楽しく飲んで、皆で愉しめば良いわ」と胸の谷間を見せつけるように肘をついたことで落ち着いた。
瀬里奈の方はほっとして、テーブルを叩いた音をトランシーバーで外に知らせる。
さて、出て行った一人。
すでに喫茶店の外に立っていたキーリがそっと手招きした。
「ねぇお兄さぁん、お金持ってる?」
ぴた、と止まる男。
「下にこんなの着てると痴女みたいでイヤねー。……でも、安っぽいつもりはないのよ?」
ちら、とビキニアーマーを見せつける。
「お縄にするつもりなら場所考えな。ここで釣れる奴はいねぇぜ?」
ひっかかるかよ、と言わんばかりに立ち去る。
が、路地裏で尾行の気配に気付き足を止めた。
「誰だ!」
尾行者の加速のタイミングに合わせ振り向き声を張った。
しかし誰もいない。
反対に――。
「大人しくしないと手足の一本は、抉ります」
いつの間にか背後を取られていた。
リーリアである。
瞬脚で振り返る逆側から追い越し、ランアウトで敵の回避に合わせ背後からぴたりとダガー「ドゥダール」を首筋に当てる。
キーリの罠を見抜いて油断した男を見事捕え、持参したロープで捕縛した。
●
さて、店内。
「んじゃ、今夜はこの辺にしとくか?」
ダンゴ鼻のテーブルでそんな声が上がっていた。もう少し飲むのか、それともくだを巻くのか。瀬里奈は一斉捕縛の合図に迷う。
ここで楽団の演奏が少し変わった。テンポが少し早くなったのだ。
同時にラルが立って店内を歩きながら踊り出した。
「さあ、わたしと一緒に踊ってはくれませんか?」
周りの客は驚きをもってこれを見る。つまり、いつもと違う店の雰囲気。逆に、一瞬時が止まったようになる。
「今です。……店員さん、ソーセージを六つ!」
瀬里奈、コートを片手に立ち上がり大声で注文した。ちょうど踊るラルとは店内の反対サイド。今度は客の注目が彼女に集まる。さらに時が止まったようになる。
刹那!
「面倒見たち、御用だっ!」
ばーん、と悠月が正面から入店!
ダンゴ鼻たち、腰が浮く。いや、敵もさるもの。すぐに裏口側へと動く。
ここからは一瞬だ!
「フラさん、僕達の出番ですー! ここまでですよー! 痛い目に遭いたくなかったらおとなしく捕縛されるのですー!」
「大人しくしてよねっ!」
楽団から小太が立ち上がりデリンジャー「デッドリーキッス」を構えて威嚇射撃。フラも並んで立ちデリンジャー発射。これで楽団側へは来ない。
「まぁあなた、そんなに慌ててどこへ行かれるのです? さあ、さあ、さあ! わたしと一緒に踊りを!」
敵に近かったラルは、仕込杖をダンゴ鼻の首に掛けてぐるんと回り、腰に乗せて投げを打つ。床に叩きつけノックアウトだ。
「逃がしません! フラさん、横の隅の人も視線を交わしてましたよっ!」
姫翠が一歩遅れたのは、演奏中に注意深く観察することで隅にいた敵一人を見抜いていたから。その動向を確認してからの突撃。
「裏口からは逃がしません!」
逃げを打つ敵に先手必勝で突っ込む。敵は拳銃をぶっ放したが、すでに姫翠は低身長もあり低くタックルしたあと。銃弾は床を穿った。敵はそのまま背中越しに投げられもんどりうつ。
この時、先ほど姫翠の指差した敵。
「わっ!」
小太に襲い掛かっていた。
が、その手は届かず。
フローレンスが背後から抱き着いていたのだ。
「ショータ、襲われてみたかった?」
むぎゅりと敵を締め落としぽいと投げ捨てつつ、妖しく聞く。
一方、正面。
「こいつ!」
「行くぞ!」
敵二人が悠月に襲い掛かっていた。
狙いは数的有利を作っておいて混乱させ、二人とも脱出すること。
が!
「それっ!」
悠月、グローブをはめただけの手を伸ばして迷いなく突っ込んだ。がしゃ~ん、と一人を道連れに床に倒れ込む。そのままロープで捕縛した。
もちろん一人は脱出したが……。
「おわっ!」
店外で悲痛な叫びが響いた。
きぃ……と入店したのは、キーリ。
「……ほかに金的蹴り食らいたい奴、いるか?」
冷やかに店内を見回す。
「あまり暴力を行使したくないので大人しくしていただけると助かります♪」
残った一人は瀬里奈のデリンジャーに狙われてホールドアップしていた。小太とフラも一人確保。
これで店内の七人を黙らせた。
●
「騒がせてしまって御免なさいね」
全てが終わって落ち着いた店内。フローレンスが周囲の客に愛嬌を振りまいて謝罪していた。
その横で小太は小さくなって座っている。
「あら、ショータ。顔が真っ赤よ? さっきの敵みたいに取り押さえてあげようか?」
「ふ、フローレンスさん、衣装が………って、はわわわ」
どうやら胸元をさらに緩めてウインクしていたらしい。小太の横に座ったときはすっかりはだけてしまって、うぶな少年は視線に困る。
「あら、そういう格好も時に悪くないですね。可愛いですよ」
近くに座るリーリアは瀬里奈の姿に新鮮そうな視線。
「ちょっと…恥ずかしい格好でしたね…思ってたより」
瀬里奈、スカートの裾を引っ張りもぢもぢ。
その横で。
「キーリさんは……」
「いつもの格好と変わらない? ……失礼ね〜」
フラの視線を受けたキーリはけらけら笑っている。
「騒ぎ立ててしまってすいませんでした」
その横では悠月がバーテンに騒ぎを謝罪。店員、機嫌が悪そうだ。
ここで鼻歌が聞こえた。
「♪~♪~~、やっぱり綺麗だと気持ちが良いです!」
姫翠が荒れた店内を整えていた。
そしてラルと一緒に戻ってくる。
「お疲れさまでした、お怪我はありません?」
「……これはサービスだ」
フラに聞いたラルだが、バーテンの返事が早かった。機嫌を直しナッツを差し出す。酒も出す勢いだが……。
「もしよろしければお湯を……」
がた、と瀬里奈が立ち上がった。
しばらく後、紅茶の良い香りが。
「あの少年たち、足を洗えるといいね」
瀬里奈の紅茶を楽しみつつ、会話を。
酒場からあてがわれた楽屋にて。
「荒事になるなら横笛やオカリナの方がいいかなって思って」
楽団の一人がそう言って用意した楽器を渡してくる。
「お気遣いありがとうございます」
ラル・S・コーダ(ka4495)はおっとりとした物腰で横笛を受け取った。
その背後では。
「ぜ、前回も一緒に出てましたし大丈夫…ですよね…?」
東洋風巫女衣装の弓月・小太(ka4679)がいる。楽団員の顔を伺っている。
「だ、ダメだって。小太さん、早く着替えよう!」
フラ・キャンディ(kz0121)、慌てて小太の上着を脱がしにかかったり。
「フ、フラさん……?」
「フラさんもその踊り子衣装じゃ目立ちすぎます。私みたいな服に着替えましょう」
半脱ぎになって真っ赤になる小太。続きは緋乃宮 姫翠(ka5031)が止めてフラを引き寄せ衝立の向こうに隠れる。同時に脱がせる音も。
一方、ラル。
「曲はこれと、これを……」
「分かりました」
にぎやかなこと、と思いつつ渡された楽譜に目を通すラルだった。
こちらは店外。
「やっぱり前回のスリには大人が絡んでたわけだね……」
酒場の入り口の見える喫茶店の窓際の席で、霧雨 悠月(ka4130)が珈琲をかき混ぜていた。様子は落ち着いているが心中やいかに。
「下種な手段で私服を肥やすとは……」
対面に座るリーリア・バックフィード(ka0873)も静かに呟いている。どうやらご機嫌斜め……というか、傾きまくっていた。
「昔からいるんだ。子供を使ってお金を稼ごうとする悪人は」
悠月の隣でキーリ(ka4642)がそっぽを向きつつ吐き捨てる。
「自らの利益の為に他者を利用する……相応の処罰を与える必要がありますね」
「うん、あの子達がこの道から足を洗う時のためにも……ここで捕まえないと」
リーリアの言葉に悠月が頷く。
「成敗だね、成敗」
キーリがご機嫌斜めなまま勢いよく付け加えた。
「とにかく道を外れた子供を救わねばなりません。正しき道に戻る為に手を尽くしましょう」
「……何かあった場合、無関係の人や一般の人はむしろ騒がないと思うんだ」
話をまとめたリーリアに、悠月が考えを打ち明ける。この認識は鋭い。
「待って」
ここでリーリアが止めた。酒場に荒くれ者風の男二人が監視する酒場に入ったのだ。ターゲットのダンゴ鼻の男の近くに座り話し掛けたので仲間に違いない。
「ばらばらに入って来るということは、ばらばらに出る可能性もある……のかな?」
「突入前に出るなら尾行するよ」
悠月の心配にキーリがすぱっと答える。
「でも……どうやって捕縛を?」
この問いに、キーリがニヤリ。
「ねぇお兄さぁん、私欲しいのがあってさ、どう? 私を買わない?」
上着の合わせを緩めビキニアーマーと素肌を見せつついたずらっぽく悠月に迫るキーリ。
「それは……やめた方が……」
悠月、常識人だった! 友人をやんわり止める。
「何よ、ユッキー、冗談よ。当たり前じゃない……あ、でも欲しいものがあるってのは本当よ。魔道書欲しいのよねー」
キーリの方は胸を強調しつつ真面目な話。
「……セリナ? 私たちの仲間が一人向かったから」
そんな盛り上がりをよそに、リーリアはトランシーバーで店内の瓜生 瀬里奈(ka3183)と連絡。フローレンス・レインフォード(ka0443)が客を装い入店したことを伝えた。
「ふう……忍ぶより暴れたいですね……」
キーリと悠月の「じゃ、客を取って来るね」、「尾行は任せるけど……大丈夫かなぁ」とかいう話を聞きつつ、そんな呟きもするリーリアだったり。
●
この時、店内。
緩やかな生演奏が流れる中、ざわざわとにぎわっている中で。
「ん~」
窓際のテーブルに突っ伏していた不良風少女が起き上がり伸びをした。
テーブルには、入店時に来ていたコートが掛けてある。
「ふぅ……」
少女の正体は、瀬里奈。ポニーテールを揺らし、タンクトップにミニスカート姿で精一杯「駆け出しのワル」な感じを出している。
実は、注目を自身に向ける目的もある。コートの下にトランシーバーが隠しているからだ。
ほかの客から見れば先ほど、ご機嫌斜めの瀬里奈が沈んだ気分そのままにテーブルに突っ伏し、ぶつくさ文句らしき言葉を呟いていたと思うだろう。
実は外と連絡を取り合っていた
(リーリア様には店内の様子を伝えました……そして一人入って来る……)
瀬里奈、トランシーバーでの会話を頭の中でまとめつつ店の入り口を見る。
やがて派手な女性が入店した。
さっぱりと短くまとめた青い髪に、深い胸の谷間と身体のラインの目立つドレス。
フローレンスだ。
ひゅっ、と店のどこかからはやし立てる声がする。
この時瀬里奈、足を組み替えつつ体をフローレンスの方に向けた。瀬里奈の服装はタンクトップにミニスカート。むにり、と太腿が組み変わる。普段なら「はしたない格好を……」などと赤くなり裾を押さえるかもしれないが、今は我慢。
おかげでフローレンスも気付いた。
ウインク一つを投げて、瀬里奈とは逆にカウンター席に座る。
「こんばんわ。何か飲ませてくれるかしら?」
にまり、と肩肘ついてバーテンに聞く。慣れたものだ。
「この店は初めてかい?」
言い終わるかどうか、というタイミングで知らない男性客が隣に座った。ダンゴ鼻は店の中央のテーブルに数人の男と座っている。仲間風ではない。
「この街すら初めてよ」
フローレンス、蠱惑的な笑み。胸が揺れる。
「なら、まずはこの街に乾杯だな」
「いいわよ」
ナンパな雰囲気は手馴れたもの。そのままこの男と話す。
時は若干遡る。
シェイクの楽団が店に出て、奥の一角にぞろぞろと座った。
「フラさんは緊張してはいないかしら?」
「う、うん……たくさんの人と合奏するの、初めてだけど」
ラルに顔を覗きこまれたフラ、正直に不安な点を口にする。
「こういう酒場での演奏だから後追いで曲に入っても大丈夫。それより……」
「あ。瀬里奈さんが入店しました。……わあっ、コートの下はあんな短いスカート……」
ラルの代わりに店内を気にしていた姫翠がいち早く仲間に気付いた。瀬里奈、窓際の席に立ち周りに気付かれないよう姫翠に会釈する。姫翠もオカリナを持ったまま肩をすくめて、ちょっとだけ合図。
「フラさん。基本、反撃してくる相手は全員目標だと考えていいと思いますよぉ」
小太は笛を用意するふりをしてフラにこっそりと。
「う、うん……」
「それにしてもこういう場は慣れてないのでちょっと落ち着かなかったりして……。あ、でもあの人が目標の人でしょうかー…?」
「小太さん、しー」
フラを気にして小太も慣れないことをこっそりと。人物捜しは間違いないようで、姫翠が声を落とすように言ったり。
「しかし、本当にやることがいっぱいですね」
ラルの溜息の通り演奏組は気忙しい。
「じゃ、いつものようにお客様の様子を見つついこう」
楽団員の合図で演奏が始まった。
やがてフローレンスが入って来て面子がそろう。
ダンゴ鼻の男のテーブルにも、だんだんと人が集まることとなる。
●
「最近よう、ガキどもの様子がおかしぃんだ」
ダンゴ鼻はテーブルで、同席する四人にそんな話をする。つまり、ここに五人いる。
(椅子は……一つだけ空いてますね)
瀬里奈、抜け目なく背後の様子を観察しながら迷っていた。
これで全員か、それともまだ仲間がいるのか?
テーブルを叩いた数をトランシーバーで聴かせ、外の仲間に数を教えようか迷っていたところ……。
「あまり目を放すのも行けねぇのかな。今日はちょいと観察にいってみよう」
一人、立った。
店の外に出る。
「あっ」
瀬里奈。窓際の席で慌てて注文していた酒をあおる。ターゲット退店の合図だ。
「荒れてるねぇ?」
これを見たならず者風の男が隣に来て薄っすら笑う。
「な、何?」
気丈に突っ張って見せる瀬里奈。
「なあに。気に食わねぇことでもあんなら力になるぜ?」
この時、店内の別の席から一人がダンゴ鼻のテーブルに移っていた。同時にダンゴ鼻近くのテーブルで、ほぼ背伸びして耳を近付けている男の怪しさにも気付く。
「し、知らないわよ」
外出一人に、店内六人と判断。これを外に伝えたいと焦りながらの対応。はっきりいって相手をしたくない。
この時。
「ちょっとにぎやかすぎだから場所を変えましょう?」
カウンター席にいたフローレンスが立ち上がり、惹きつけた男どもを伴い移動してきた。
で、彼女に絡んでいた男にも声を掛ける。
「ちょっとあなたにも教えてほしいことがあるんだけど?」
「すまねぇがこの娘と話してるんでね」
男、引き下がらない。
「私の方は話はないわ。私はおじさまを待ってるの」
瀬里奈がそういうとようやく、「ちっ。すでにお手付きか」とこぼして離れて行った。
フローレンスは奥の壁際の席へ。テーブルに着くと彼女の左右の席でひと悶着あったが、「喧嘩はしないで頂戴、ね? お酒は楽しく飲んで、皆で愉しめば良いわ」と胸の谷間を見せつけるように肘をついたことで落ち着いた。
瀬里奈の方はほっとして、テーブルを叩いた音をトランシーバーで外に知らせる。
さて、出て行った一人。
すでに喫茶店の外に立っていたキーリがそっと手招きした。
「ねぇお兄さぁん、お金持ってる?」
ぴた、と止まる男。
「下にこんなの着てると痴女みたいでイヤねー。……でも、安っぽいつもりはないのよ?」
ちら、とビキニアーマーを見せつける。
「お縄にするつもりなら場所考えな。ここで釣れる奴はいねぇぜ?」
ひっかかるかよ、と言わんばかりに立ち去る。
が、路地裏で尾行の気配に気付き足を止めた。
「誰だ!」
尾行者の加速のタイミングに合わせ振り向き声を張った。
しかし誰もいない。
反対に――。
「大人しくしないと手足の一本は、抉ります」
いつの間にか背後を取られていた。
リーリアである。
瞬脚で振り返る逆側から追い越し、ランアウトで敵の回避に合わせ背後からぴたりとダガー「ドゥダール」を首筋に当てる。
キーリの罠を見抜いて油断した男を見事捕え、持参したロープで捕縛した。
●
さて、店内。
「んじゃ、今夜はこの辺にしとくか?」
ダンゴ鼻のテーブルでそんな声が上がっていた。もう少し飲むのか、それともくだを巻くのか。瀬里奈は一斉捕縛の合図に迷う。
ここで楽団の演奏が少し変わった。テンポが少し早くなったのだ。
同時にラルが立って店内を歩きながら踊り出した。
「さあ、わたしと一緒に踊ってはくれませんか?」
周りの客は驚きをもってこれを見る。つまり、いつもと違う店の雰囲気。逆に、一瞬時が止まったようになる。
「今です。……店員さん、ソーセージを六つ!」
瀬里奈、コートを片手に立ち上がり大声で注文した。ちょうど踊るラルとは店内の反対サイド。今度は客の注目が彼女に集まる。さらに時が止まったようになる。
刹那!
「面倒見たち、御用だっ!」
ばーん、と悠月が正面から入店!
ダンゴ鼻たち、腰が浮く。いや、敵もさるもの。すぐに裏口側へと動く。
ここからは一瞬だ!
「フラさん、僕達の出番ですー! ここまでですよー! 痛い目に遭いたくなかったらおとなしく捕縛されるのですー!」
「大人しくしてよねっ!」
楽団から小太が立ち上がりデリンジャー「デッドリーキッス」を構えて威嚇射撃。フラも並んで立ちデリンジャー発射。これで楽団側へは来ない。
「まぁあなた、そんなに慌ててどこへ行かれるのです? さあ、さあ、さあ! わたしと一緒に踊りを!」
敵に近かったラルは、仕込杖をダンゴ鼻の首に掛けてぐるんと回り、腰に乗せて投げを打つ。床に叩きつけノックアウトだ。
「逃がしません! フラさん、横の隅の人も視線を交わしてましたよっ!」
姫翠が一歩遅れたのは、演奏中に注意深く観察することで隅にいた敵一人を見抜いていたから。その動向を確認してからの突撃。
「裏口からは逃がしません!」
逃げを打つ敵に先手必勝で突っ込む。敵は拳銃をぶっ放したが、すでに姫翠は低身長もあり低くタックルしたあと。銃弾は床を穿った。敵はそのまま背中越しに投げられもんどりうつ。
この時、先ほど姫翠の指差した敵。
「わっ!」
小太に襲い掛かっていた。
が、その手は届かず。
フローレンスが背後から抱き着いていたのだ。
「ショータ、襲われてみたかった?」
むぎゅりと敵を締め落としぽいと投げ捨てつつ、妖しく聞く。
一方、正面。
「こいつ!」
「行くぞ!」
敵二人が悠月に襲い掛かっていた。
狙いは数的有利を作っておいて混乱させ、二人とも脱出すること。
が!
「それっ!」
悠月、グローブをはめただけの手を伸ばして迷いなく突っ込んだ。がしゃ~ん、と一人を道連れに床に倒れ込む。そのままロープで捕縛した。
もちろん一人は脱出したが……。
「おわっ!」
店外で悲痛な叫びが響いた。
きぃ……と入店したのは、キーリ。
「……ほかに金的蹴り食らいたい奴、いるか?」
冷やかに店内を見回す。
「あまり暴力を行使したくないので大人しくしていただけると助かります♪」
残った一人は瀬里奈のデリンジャーに狙われてホールドアップしていた。小太とフラも一人確保。
これで店内の七人を黙らせた。
●
「騒がせてしまって御免なさいね」
全てが終わって落ち着いた店内。フローレンスが周囲の客に愛嬌を振りまいて謝罪していた。
その横で小太は小さくなって座っている。
「あら、ショータ。顔が真っ赤よ? さっきの敵みたいに取り押さえてあげようか?」
「ふ、フローレンスさん、衣装が………って、はわわわ」
どうやら胸元をさらに緩めてウインクしていたらしい。小太の横に座ったときはすっかりはだけてしまって、うぶな少年は視線に困る。
「あら、そういう格好も時に悪くないですね。可愛いですよ」
近くに座るリーリアは瀬里奈の姿に新鮮そうな視線。
「ちょっと…恥ずかしい格好でしたね…思ってたより」
瀬里奈、スカートの裾を引っ張りもぢもぢ。
その横で。
「キーリさんは……」
「いつもの格好と変わらない? ……失礼ね〜」
フラの視線を受けたキーリはけらけら笑っている。
「騒ぎ立ててしまってすいませんでした」
その横では悠月がバーテンに騒ぎを謝罪。店員、機嫌が悪そうだ。
ここで鼻歌が聞こえた。
「♪~♪~~、やっぱり綺麗だと気持ちが良いです!」
姫翠が荒れた店内を整えていた。
そしてラルと一緒に戻ってくる。
「お疲れさまでした、お怪我はありません?」
「……これはサービスだ」
フラに聞いたラルだが、バーテンの返事が早かった。機嫌を直しナッツを差し出す。酒も出す勢いだが……。
「もしよろしければお湯を……」
がた、と瀬里奈が立ち上がった。
しばらく後、紅茶の良い香りが。
「あの少年たち、足を洗えるといいね」
瀬里奈の紅茶を楽しみつつ、会話を。
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相談卓 弓月・小太(ka4679) 人間(クリムゾンウェスト)|10才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/09/28 00:25:43 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/25 15:54:40 |