【初夢】ほもぱるむがあらわれた!

マスター:猫又ものと

シナリオ形態
ショート
難易度
易しい
オプション
  • duplication
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
無し
相談期間
5日
締切
2016/01/08 15:00
完成日
2016/01/23 06:09

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

「ん……? あれ? ここってテミス……?」
「あれ。俺達いつの間にテミスに来たんだっけ?」
 顔を見合わせて首を傾げるハンター達。
 温泉地『テミス』のあるノアーラ・クンタウは、大規模作戦において帝国を守る防衛線となっていた。
 それに伴い、テミスも現在閉鎖されていたはずなのだが、いつの間に再開したんだろう……。
 ――ま、いいや。折角来たんだし。湯治していくか。
 考えることを放棄したハンター達。
 自分達が奇妙な存在に囲まれていることに気付いたのは、それからまもなくのことだった。


 ――突如として現れたパルムは、頭の傘が奇妙な紫色だった。
 紫色のパルム――通称『毒パルム』と呼ばれるそれは、普段とちょっと様子が違っていた。
 形から見るに女の子のようで……奇妙な笑いを漏らし、時々ホモォ……という呟きを漏らしているような気がする。
「ちょ、ちょっと何なのこいつら」
「知らねえよ! ってかどこから沸いたんだ!?」
 どこかで聞いたやり取りをするハンター達。
 どういう訳か、気付けばすっかりパルムに取り囲まれている……。
 そんなハンター達に、じろじろと嘗め回すような目線を向けて来るパルム。
 何ともいえない気持ち悪さを感じて後退を始める彼ら。
 そんな中、女性ハンターが突然叫んだ。
「いやああ!? 何!? うそ……!!」
「何だ!? どうした!?」
「胸! 胸がない!! あと股間が変……」
「はあああああ!? こんな時にそんな冗談言ってる場合j……」
 女性ハンターの悲鳴に振り返った途端、固まる男性ハンター。
 無理もない。先ほどまで女性だったはずの人物が、男性に変わっていたのだから。
「な、何だよ!? 一体どうしたってんだよ!?」
「こっちが聞きたいわよおおおお!!」
「俺には何の変化もねえぞ!?」
「女性だけが男性に変わるってこと……!?」
 余裕もなく怒鳴るように言い合うハンター達。
 その隙を毒パルム達が見逃すはずもなく。びよーん! と跳躍して飛び掛って来た……!
「きゃあああああああああああああっ!! やだ! 変なとこ触らないでよ!」
「うわああああ!! し、尻! 尻揉まれたああああ!!」
 露天風呂に響き渡る男性達の情けない悲鳴。
 そして、毒パルム達はひっきりなしにホモォ……ホモォ……と繰り返していて……。

 まさに阿鼻叫喚。
 ――ハンター達は、この数ターンのやり取りで分かったことを、動揺しながらも必死で状況を整理した。
 この毒パルム、どうやら男性のみに襲いかかる『ほもぱるむ』であるらしい。
 そして、この場に居合わせた女性は、どういう原理かは分からないが男性化してしまうようだ。
 まずい。このままではほもぱるむの思うツボだ――!

「いやああああ! きもちわるいいいいい!」
「どうすんだよ、これえええええ!!」」
「どうするって、捕まえて天日干しすれば治るって聞いたわよ」
「そういうことならすぐに捕まえるぞ!」
 今回はいつもの毒パルムと違うが、概ね同じだろう。
 同じだと信じたい。
 そんなことを考えながらハンター達が周囲を見渡すと、そこには無数のほもぱるむがひしめきあっていて……。

 ……ちょっと待て。捕まえて天日干し?
 ……この数を……?

 呆然とするハンター。
 そうしている間に、ほもぱるむ達はどんどん迫って来ていて――。

 さて、どうする?

リプレイ本文

 ――ホモォ……ホモォ……。
 目の前の紫の物体から時折聞こえる囁くような声。
「おかしいですね。毒パルムは確か喋れない筈ですが……」
「突然変異かな。この子達に会うの初めてだから良く知らないけど」
 呟くフィルメリア・クリスティア(ka3380)にため息をつきつつ答えるリンカ・エルネージュ(ka1840)。
 その後ろから、冷や汗を流しながら弓月・小太(ka4679)がひょっこり顔を覗かせる。
「お、温泉に入りに来ただけなのに、どうしてこうなったのでしょうかぁ」
「この温泉、時々こういうことがあるんですよね」
「何か厄介なことに巻き込まれちゃったねえ。どうしよっか……」
「これだけのパルム、捕まえて干すって言うのも……ところでお2人とも、オカマさんですかぁ……?」
「「オカマじゃないです女子ですーーー!!」」
 小首を傾げる小太に猛然と言い返す女子2人。
 フィルメリアは微かに感じる頭痛にこめかみを押さえる。
 ――またこいつらに会うとか、一体自分はどれだけ不運なのか……。
 しかも、今回は何だか身体がおかしい。
 髪などに変化は見られないが……目線がいつもより高くなっている気がする。
 声も低くなっているし、全身の筋肉も堅く、豊かな胸もがっちりとした男性のそれになっていて、間違いなく男性になっているようだが……。
 ――とにかく、今は身体のことよりこの事態を収束しなければ。
 どこまでも真面目な彼女。一方、リンカもまた己の変化に戸惑っていた。
 長かった髪はさっぱりとしたショートになり、小ぶりな胸はまっ平らに変化。身長もぐーんと伸びて、余計な肉がついていない、線の細い男子に変化していたからだ。
 外見もビックリだが、その。股間に違和感――具体的に言うと何がが下がっている感覚がありましてですね……。
 どうなっているのか確かめたいが、開けてはいけない扉なような気もする。
 どうしようかなぁ……と悩むリンカ。その横で、ジャック・J・グリーヴ(ka1305)が頭を抱えて蹲っていた。
「やっべぇ。マトモに顔見れねぇやっべぇ」
 温泉で、心も体も休めるかと意気揚々とやってきたら女子がいた。
 女の子こわいよー! な彼にとって、目の前のパルムも問題だが、女子がいるのも死活問題なのだ!
「大丈夫ですか? どこかお加減でも悪いのですか?」
「俺様は元気だけど顔見られねぇ!」 
「……どなたの顔が見られないのです?」
「誰って女子いるだろ! 女子」
「……? 今ここにいるのは男性だけですが?」
 ガクガクしているジャックに、不思議そうに首を傾げるエルディン(ka4144)。
 その声に恐る恐る顔をあげると……。
 ――いない。確かにいない。さっきまでいたはずの女子が跡形もなくなっている。
「フ、フハハハ!! 理由はさっぱり分かんねぇがこれならヤれる! 上等だクソ精霊共……俺様の癒しを奪った代償、きっちり払ってもらうぜ!」
 立ち直ったジャックに、ほっと胸を撫で下ろすエルディン。
 どんな状況であっても、困っている人がいれば助ける。それが聖職者として当然のことだ。
 でも、こう……背中に感じるねっとりとした視線がね。怖いんですよ。割と本気で!
「……どうしていつも酷い目に合うのでしょうか。これも試練なのですか? 神よ、教えてください」
 胸の前で手を組み祈る彼。
 本当に悪趣味な神がいたもんですよね!
 そんな中、ほもぱるむに熱い視線を送られても全く動じていない人物がいた。
 役犬原 昶(ka0268)である。
「何だ? このパルム。妙にボディタッチが多いな」
 纏わりついてくるほもぱるむに爽やかな笑みを向ける昶。
 ハハハハ、と笑って軽くパルム達をいなしていく彼に、小太が恐る恐る訊ねる。
「あ、あの……昶さん。気持ち悪くないんですか……?」
「んー? 別に。こういうの慣れてるしなー」
「慣れてる……!?」
「おう。俺のいたリアルブルーだとさ。こう、なんてーの? 先輩と後輩が、こう熱い男同士付き合いっていうのか? そういうスキンシップみたいなことする習慣があるんだよな」
「それは裸で、ですか……?」
「裸とは限らないが。尻揉んだりとかっていうのは普通にあるしな」
「へー! そうなんだー! リアルブルーってすごいんだね!!」
 昶の一言で死んだ魚のような目になる小太とエルディン。リンカだけが目をキラキラとさせている。
 ――蒼の世界は何と恐ろしいところなのか……!
 ほもぱるむのような奴が普通に人間として生活しているなんて……!!
「あの。リアルブルー人を誤解させるような言葉は慎んで貰いたいんですけど……」
 同じ世界の人間として放っておけず、思わずツッコミを入れたフィルメリア。
 しかし、こういう状況に慣れていると言うのなら好都合だ。
 積極的に相手をして貰おうではないか――!
 フフフと笑う彼女……もとい。今は彼か。
 そこに服をかなぐり捨てにながら、ジャックが踊り出る。
「よし。昶とか言ったか。ちったあ出来るみたいだな! てめぇも手伝え!」
「手伝うって何をだ?」
「このクソ精霊共を集めるんだよ!」
「へ? どうやって?」
「男の中の男、"漢"の俺様の輝ける裸体なら……クソ精霊共はこぞって集まるだろ?」
 フフンと笑うジャックに、あー……と頷く昶。
 一糸纏わぬ鍛え上げた肉体を誇示するジャックに、リンカが顔を覆い、フィルメリアがそっと目線を外す。
「きゃー! ジャックさんのえっちー!!」
「……汚いモノを見せないで戴けます?」
「なんだようっせーな! 汚えモノとは何だ立派なモノって言いやがれ!」
「せめてこれつけて下さいね……」
「あああ! ほもぱるむどんどん来てますよぉ!」
 どこからどうツッコんでいいのか判らぬがとりあえずジャックの腰にタオルを巻くエルディン。
 小太の悲鳴に近い声で、ハンター達は己が置かれている状況に気がついた。


 ――ホモォ……ホモォ……。
「お? 何だ? 俺の筋肉に興味ありか? しょーがねぇーなー。ちょっとだけだぞー」
 ハハハハと笑ってほもぱるむの相手をする昶の前。
 ちょっとだけなら触っていいらしい。やったね!!
 それでは遠慮なく、とばかりにえろぱるむの手がさわさわと彼の身体を這い回る。
「手つきが少しエロいけどなんつーか……。中学生みてぇなノリだよな。思春期か?」
 学生時代に、友人達とふざけてこんなことやったよなーと、遠い目をする昶。
 精霊に思春期があるのかどうかわからないが、ホモと肉体言語は紙一重。
 パルムとも肉体言語を通じて分かり合えるかもしれない――。
 ……って本気でそんなこと考えてるんですか!? さすがは輝かしき脳筋!!
「よっしゃ! 俺様を見ろ! クソ精霊どもーーー!!」
 叫ぶジャック。そして、腕を挙げ、身体に力を込めて……。

「フロントダブルバイセップス!」

 どーーーん!!
 吼えろ! 轟く上腕二頭筋!!

「流れる様にフロントラットスプレッド!」

 ばばーーーん!!
 刮目せよ! 輝く広背筋!!

「ここからが本番だぜ! サイドチェスト!」

 ずぎゃーーーーん!!
 響け! 堅き大胸筋!!

「俺様の本気を魅せてやんぜ!……って何だよ! 最後まで見ろよ! もうメロメロかぁ?」
 俺様必殺マッスルポーズが終わる前に我慢しきれなくなったのか、ジャックに飛び掛るほもぱるむ達。
「今のうちです! 捕まえますよ!」
「わ、判りました……」
 その隙を逃さず、ほもぱるむ達を捕らえるフィルメリア。
 エルディンもそれに続くが……やっぱり何というか近づきたくないーーー!!
 そうしている間もジャックの身体を嘗め回すように触るえろぱるむ。同時に、ぐいぐいと昶の方に押していく。
「ん? 何だ? どこ連れてこうってんだ?」
「え? 何? 俺とジャック絡みが見たい……? 絡みって何だよ。お前ら悪趣味だなー」
「……!? 昶さん、ほもぱるむの言ってることが判るんですかぁ?」
「おうよ。何となくだけどな!」
 驚愕のあまり固まる小太。ホモォ! ホモォ!! と身体を揺らして訴えているパルム達の訴えを、昶はふむふむと聞き――。
「私達はほもぱるむ! イケメンを触るのもいいけど、どうせならイケメン同士の絡みが見たい……?」
「……想定以上に業が深いパルムですね」
「薄い本が厚くなる展開を要求する! って言ってるけどどういう意味か分かるか?」
「いいえ。全然さっぱりですぅ……」
 首を傾げる昶に目が虚ろになるフィルメリア。ふるふる震える小太の横でジャックはふむ、と腕を組んで続ける。
「リアルブルーの文化に同人誌なるものが存在するらしいが、それのことか?」
「どうしてご存知なんです?」
「そりゃぁ、俺様はリアルブルーについて勉強してるからな!!」
「さすがジャックさん、物知りー!」
「はっはっは。もっと褒め称えていいんだぞ!」
 エルディンとリンカの視線を感じて胸を張る彼。
 ――リアルブルー産「ぎゃるげぇ」にドはまりして、その流れで薄い本も手に入れてるとか口が裂けても言えない。
「早く俺とジャックはねっとりじっとり絡め? さすがにそれやると師匠に叱られそうでなぁ……と、リンカとエルディンの絡みも見たいってさ」
「ええっ!? ご指名!? やだ。どうしよーーー!!」
 昶の通訳にぽっと頬を染めるリンカ。何だか嬉しそうなのは気のせいだろうか……?
「よーし。そういうことならリクエストに応えちゃうぞ!」
「えっ。ちょっとリンカさん……?」
 言うが早いか、エルディンの腕を引っ張るリンカ。
 エルディンを壁まで追い込み、両手をドン! と壁につき――。

「エルディン……。俺のモノになれよ……」

 壁ドンされた上に、低い声で耳元で囁かれたエルディン。
 トゥンク……。
 やだ。何かしらこの胸の高鳴りは……!
 これってもしかして、恋……?

「……んな訳がありますかあああ!! リンカさん離してください!」
「えっ。いいじゃん! ちょっと付き合ってよ! 折角男子になれたんだからさー!」
「いやいや! そもそもこれ、男の私にやることじゃないですよね!?」
「あっ。そうだったー!」
 ホモオオォオォオォ! というほもぱるむの歓喜の声をBGMにてへぺろするリンカ。
 何とか壁際から脱しようとするエルディンともみ合いになって……。
 ぺろり……と剥がれ落ちる嫌な感覚。
 エルディンが恐る恐る下を見ると、彼の腰に巻かれた最後の砦がなくなっていて……。
「いやああああ!!」
「はわ!? エルディンさん大丈夫ですかぁ!? ……ふぇ? あ、はわわ!? タオルがああぁ!?」
 エルディンを助けようと走ってきた小太。
 暴れていたエルディンの手がひっかかり、彼もタオルを失って悲鳴を上げる。
「エルディンさん酷いですうう!!」
「神よ、私をお許しください。すべてほもぱるむが悪いのです……」
「そんなことどうでもいいですからタオル返してくださいよぉ!」
「ああ、すみません。今……」
「逃がすかあああああ!!」
 もみ合いになっている小太とエルディン。リンカがたまたま手にした武器……エルディンの腰布でほもぱるむを捕まえようとしたところにぶつかって……。
「どわああああ!?」
「あいたたたた……って、ん……?」
「……エルディン。胸はやめろ……」
「わああああ! わざとじゃないんです! そういう趣味無いんです!」
 ジャックを押し倒した勢いで恥ずかしいところに口をつける結果となってしまったエルディン。
 もう何ですかね。この不幸の連鎖というか、ドミノ倒しというか……。
 まあ、ほもぱるむ達はイケメンの絡みが見られて大喜びですけどね!!
「ちょっと、皆さん真面目にパルム捕まえてくださいよ……! って、きゃああああ!?」
「わっ。すごいですぅ」
「おっ。フィルメリアの立派だなー」
「俺様のに負けてねえな!」
「えっ。あれって標準より大きいの?」
 一人真面目にほもぱるむを対処していた上に、エルディンの貰い事故でタオルを奪われたフィルメリア。
 小太と昶、ジャックとリンカにじろじろと大事なところを見られる結果となって……。
「……もう、いい加減に……!!」

 ――ブチィッ。
 ゴゴゴゴゴゴゴ。

 嫌な音と共に、どこからともなく聞こえて来る地響きと、一瞬で凍りつく空気。
 絶対零度の空気を纏い、ゆらりと立ち上がる。
 氷の女王……もとい、氷の皇帝フィルメリア、ここに光臨!(ぱんぱかぱーん)
 
 
「そうですか。余程死にたいようですね……いいでしょう」
「あっ。あっ。フィルメリアさん落ち着きましょう!」
「私はフィルメリアではない! 氷の皇帝と呼んでもらおうか……フフフフフフ!!」
「ヒィッ!? こ、氷の皇帝様ぁ! 暴力は良くないですぅ!」
「うるさいわあああああ!! お前ら全員ほもぱるむの餌食になるがいいわあああ!!」
 必死で言い募るエルディンと小太に構わず吼える氷の皇帝。仲間達に向けて、ほもぱるむをちぎっては投げ、ちぎっては投げ……!
 ホモォオォォォ!!
 ほもぱるむが歓喜の声を上げてハンター達に迫ってくる。
「あっ。ああ! そんなとこダメ! ダメです……!」
「ちょ、だめ、変な所触っちゃダメですよぉ!? く、擽ったいですぅ!」
 ホモオオォオオォ!!
「ちょっ。どこ触ってんだバカっ! 俺の貞操は師匠のもんだあああ! テメェらにくれてやる気はねぇえええ!」「やめろ! そこはやめろって言ってんだ! そこは弱いんですやめてください」
 ホモオオォオオオオオオォ!!!!
「やだああああ!! 気持ちわるいいいい!! ごめんなさい謝るから許してええええ」
「ハーーーーッハハハハハ! 愉快愉快!」
「氷の皇帝……! こんなことをして何になるのですか!?」
「そうですよぉ! ちゃんとほもぱるむ退治しましょうよぉ!!」
「……私の裸を見て生きて帰れると思うなよ? もっと苦しめ! そして私を楽しませろおおおおお!!」
「ひゃああ! やめてえええ!!」
 響き渡るハンター達の悲鳴。
 必死の説得も、氷の皇帝には届かない。
 ハンター達のなめした革のように張り詰めた筋肉、逞しい身体をずりずりと這い回るほもぱるむ。
 そして氷の皇帝の高笑いが、辺り一体を支配する――!


「……!?」
 ガバッと起き上がるフィルメリア。
 仲間達と新年会をしていたのは覚えているが、いつの間に眠っていたのだろう。
 何だかすごく嫌な夢を見たような……。
 ゆっくりと身を起こし、ため息をつく昶とジャック。
 エルディンと小太は起きるなりもうお婿にいけない、と顔を覆っているが、リンカは寝ながらゲラゲラ笑っているし……何か楽しい夢を見ているのかもしれない。
 顔を見合わせるハンター達。皆それぞれ酷い顔をしている。
 これは部屋に戻って寝直した方がいいかもしれない。頷き合い各自の部屋に向おうとしたその時――。
 耳元で、ホモォ……という囁きが聞こえた気がした。

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MVP一覧

重体一覧

参加者一覧

  • 師を思う、故に我あり
    役犬原 昶(ka0268
    人間(蒼)|27才|男性|霊闘士
  • ノブレス・オブリージュ
    ジャック・J・グリーヴ(ka1305
    人間(紅)|24才|男性|闘狩人
  • 青炎と銀氷の魔術師
    リンカ・エルネージュ(ka1840
    人間(紅)|17才|女性|魔術師
  • 世界より大事なモノ
    フィルメリア・クリスティア(ka3380
    人間(蒼)|25才|女性|機導師
  • はぷにんぐ神父
    エルディン(ka4144
    人間(紅)|28才|男性|聖導士
  • 百年目の運命の人
    弓月・小太(ka4679
    人間(紅)|10才|男性|猟撃士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/01/03 22:57:55
アイコン ホモォに襲われ卓
エルディン(ka4144
人間(クリムゾンウェスト)|28才|男性|聖導士(クルセイダー)
最終発言
2016/01/07 23:38:37