ゲスト
(ka0000)
レイルの進むべき道
マスター:鳴海惣流

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/02/12 15:00
- 完成日
- 2016/02/16 21:09
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●
グラズヘイム王国ラスリド領――。
領主はゲオルグ・ミスカ・ラスリド。息子にはレイル・ミスカ・ラスリドがいる。
戦士というにはやや細い体躯ながらも、筋肉はしっかりついている。騎士らしい甲冑に身を包み、長剣を腰に携えている。
覚醒者としての素質はないらしく、それが領民の役に立ちたいと考えるレイルにはもどかしかった。
剣技については上達してきたと思うが、覚醒者と比べれば、その実力は月とすっぽん。もちろん、歪虚と戦うには力不足だ。
それでもレイルは諦めずに剣を振り続ける。領内で民が苦しんでいる時、助けに行けるように。
しかし、単独で訓練していても、効果は乏しい。自分よりも強い兵と手合せもするが、いつも同じ顔触ればかりだと緊張感に欠けてしまう。
だからといって、レイルが単独で魔獣退治にでも行こうものなら返り討ちがオチだ。王国北東部――フェルダー地方に領地があるだけに、強い魔獣も見かけるためだ。
ではこのままでいいのか。考えたあとで、レイルは顔を小さく左右に振る。
ラスリド領だけでなく、グラズヘイム王国自体が先日、ゴブリンの襲撃によって被害を受けた。
ラスリド領もゴブリンに攻められたが、遠征中の父親に留守を任されたレイルは何もできなかった。
難局をなんとか乗り切れたのは、すべて協力してくれたハンターの力によるものだった。
「情けない……民を守るべき立場の人間が、こうも弱いとは。力がすべてでないとはいえ、力がなければ民を守れない」
どうすべきか悩んだレイルは、おもいきって依頼を出してみることにした。
ハンターへ、自分を強くしてほしいと。
●
鍛えてほしい――。
そんな風変わりな依頼を引き受けたハンターは、ラスリド領内の指定された場所へ出向いた。
そこは辺り一面が草原となっており、爽やかな風が吹いてくる場所だった。
草原の真ん中に立ち、ハンターを待っていたのはひとりの男だった。
「ハンターの方々、よく来てくださった。私はレイル・ミスカ・ラスリド。ここラスリド領領主ゲオルグの息子だ。奇妙な依頼と思われただろうが、許してほしい。私は強くなりたいのだ」
自己紹介を終えたレイルが、ハンターたちに頭を下げる。
本気で強くなりたいという気持ちが伝わってくるが、ハンターのひとりが怪訝さに顔を歪めてレイルに問いかけた。
――強くなりたいというのは、どういう意味だ、と。
レイルは真っ直ぐにハンターたちを見てきた。
「民を守れる強さが欲しい。それは圧倒的な身体能力かもしれない。比類なき精神力かもしれない。はたまた、類稀な指揮能力かもしれない。方法は何でもいい。ただ、歪虚や亜人の襲撃に怯えることなく、民を暮らさせてあげたい。それこそが私の望み。だからこそ、可能にする力――強さを望むのだ」
なるほど、とハンターのひとりが頷く。
要するにレイルは戦闘技術のみならず、戦いにおける考え方、武器の使い方、心の持ち方、指揮の仕方。戦闘に役立つことであれば、どんなことでも教えてほしいと言ってるのだ。
覚醒者ではなく、素質もないというレイルが民を守るためにはどうすればいいのか。
悩みながらも、ハンターたちは思い思いの指導をレイルに施していく。
●
草原を見渡せる木々に隠れ、複数の影が蠢く。影の大きさはまちまちだ。
視線は真っ直ぐに、数人の人間を捉えている。
実力はわからないが、数で押せれば餌食にできるはずだ。
久しぶりに見つけた獲物を仕留めるため、複数の影は輪を作るようにして前進を開始する――。
グラズヘイム王国ラスリド領――。
領主はゲオルグ・ミスカ・ラスリド。息子にはレイル・ミスカ・ラスリドがいる。
戦士というにはやや細い体躯ながらも、筋肉はしっかりついている。騎士らしい甲冑に身を包み、長剣を腰に携えている。
覚醒者としての素質はないらしく、それが領民の役に立ちたいと考えるレイルにはもどかしかった。
剣技については上達してきたと思うが、覚醒者と比べれば、その実力は月とすっぽん。もちろん、歪虚と戦うには力不足だ。
それでもレイルは諦めずに剣を振り続ける。領内で民が苦しんでいる時、助けに行けるように。
しかし、単独で訓練していても、効果は乏しい。自分よりも強い兵と手合せもするが、いつも同じ顔触ればかりだと緊張感に欠けてしまう。
だからといって、レイルが単独で魔獣退治にでも行こうものなら返り討ちがオチだ。王国北東部――フェルダー地方に領地があるだけに、強い魔獣も見かけるためだ。
ではこのままでいいのか。考えたあとで、レイルは顔を小さく左右に振る。
ラスリド領だけでなく、グラズヘイム王国自体が先日、ゴブリンの襲撃によって被害を受けた。
ラスリド領もゴブリンに攻められたが、遠征中の父親に留守を任されたレイルは何もできなかった。
難局をなんとか乗り切れたのは、すべて協力してくれたハンターの力によるものだった。
「情けない……民を守るべき立場の人間が、こうも弱いとは。力がすべてでないとはいえ、力がなければ民を守れない」
どうすべきか悩んだレイルは、おもいきって依頼を出してみることにした。
ハンターへ、自分を強くしてほしいと。
●
鍛えてほしい――。
そんな風変わりな依頼を引き受けたハンターは、ラスリド領内の指定された場所へ出向いた。
そこは辺り一面が草原となっており、爽やかな風が吹いてくる場所だった。
草原の真ん中に立ち、ハンターを待っていたのはひとりの男だった。
「ハンターの方々、よく来てくださった。私はレイル・ミスカ・ラスリド。ここラスリド領領主ゲオルグの息子だ。奇妙な依頼と思われただろうが、許してほしい。私は強くなりたいのだ」
自己紹介を終えたレイルが、ハンターたちに頭を下げる。
本気で強くなりたいという気持ちが伝わってくるが、ハンターのひとりが怪訝さに顔を歪めてレイルに問いかけた。
――強くなりたいというのは、どういう意味だ、と。
レイルは真っ直ぐにハンターたちを見てきた。
「民を守れる強さが欲しい。それは圧倒的な身体能力かもしれない。比類なき精神力かもしれない。はたまた、類稀な指揮能力かもしれない。方法は何でもいい。ただ、歪虚や亜人の襲撃に怯えることなく、民を暮らさせてあげたい。それこそが私の望み。だからこそ、可能にする力――強さを望むのだ」
なるほど、とハンターのひとりが頷く。
要するにレイルは戦闘技術のみならず、戦いにおける考え方、武器の使い方、心の持ち方、指揮の仕方。戦闘に役立つことであれば、どんなことでも教えてほしいと言ってるのだ。
覚醒者ではなく、素質もないというレイルが民を守るためにはどうすればいいのか。
悩みながらも、ハンターたちは思い思いの指導をレイルに施していく。
●
草原を見渡せる木々に隠れ、複数の影が蠢く。影の大きさはまちまちだ。
視線は真っ直ぐに、数人の人間を捉えている。
実力はわからないが、数で押せれば餌食にできるはずだ。
久しぶりに見つけた獲物を仕留めるため、複数の影は輪を作るようにして前進を開始する――。
リプレイ本文
●
「強くなりたい……か。その意気や良し。私とて未だ若輩の身。貴殿と同じ願いを抱く者ではあるが……出来得る限り、協力させて頂く。よろしく頼む」
闘狩人として経験を積んでいる夕鶴(ka3204)が、最初に凛々しい口調で声をかけた。
重々しい雰囲気を漂わせるレイルが頷くと、今度は疾影士の央崎 枢(ka5153)が諭すように告げる。
「強くなりたいなら止めはしない。でも空回りしたら意味がないよ」
どこか思いつめた感のあるレイルに、格闘士の烏丸 涼子 (ka5728)は考え込むようにしながら呟く。
「強くなる……か。強さも色々だけど……」
「そうですねぇ。その場所場所に強さがあります。個々の戦闘力としての強さよりも、指導者として強くなってもらいたいですね」
涼子に同意したのは疾影士の卯月 瑞花(ka6019)だ。
口調は可愛らしいが、瞳の奥には確かな真剣さがある。その眼は、レイルの中にある覚醒者になれないコンプレックスを見抜いていた。
だからこその忠告を含めた発言だったのだが、真意はまだレイルの奥には届いていなかった。
「僕が教えられるのは兎に角、生き延びることと正面から戦わないことですけどね」
言ったのは闘狩人のカイン・マッコール(ka5336)だ。憎悪を燃やすゴブリンの数々を屠ってきたからか、幼い外見にもどことなく凄みを感じさせる。
カインが声をかけるレイルを、じっと闘狩人のゾファル・G・初火(ka4407)が見つめる。
バトルジャンキーでチンピラ風味な少女ゾファルは正直な所、彼女は人にものを教えるような人間ではない。楽しみのために歪虚をぶっ散らばすことはあっても他人は他人、自分は自分の人なので適当且つ放任主義だったりする。
そんなゾファルが、いかにして領主の息子であるレイルに指導するに至ったか。自分自身でも考えてみた結果、単純明快な答えが口から漏れる。
「たまにはいいかなーじゃん」
どうやら、ただの気まぐれだったようだ。
とはいえ、レイルを鍛えてやろうとする気持ちに偽りはない。早速ゾファルは指導するべくレイルに近寄る。
■
こう見えても熟練の研ぎ師であるゾファルは、まじめに仕事すれば店が持てるくらいの腕前である。
「道具とは言っても愛情をもって接してやれば必ず答えてくれるじゃーん」
草原に座らせたレイルに、ゾファルは武器の研ぎ方を指導する。
「自分の道具は自分で研ぐって事。武器の状態を知るにも、研ぎって工程は最適じゃん。そこを如何に丁寧にこなすかで生死が分かれるんだぜ」
ニヤリとしたあとで、さらには部下や民草に対する目配りを教える。
……のかと思ったら、レイルの股倉を狙って唐突に腕を伸ばそうとした。
「夜の戦いもこれ次第じゃーん」
「ウム! 指導のかいがあって、武器は綺麗に研げたようだ!」
嬉しそうにレイルが立ち上がったせいで、ゾファルは目標を失い、草原で頭から滑り込むような形になってしまう。
「ん? どうかしたか?」
振り返ったレイルにそう尋ねられたゾファルは、苦笑いしつつ「何でもないじゃん」と返すしかなかった。
■
次にレイルの指導を担当するのは、夕鶴だった。武器を研ぎ終えたので、いよいよ戦闘訓練に突入する。
「こう見えてそれなりに長い時間、剣の柄を握ってきたつもりだ。しかし誰かに剣を教えたことは無いのでな。実戦では根性で戦っているようなものだし……」
堂々とした構えだ。夕鶴の真っ直ぐな性格が、滲み出ているみたいだった。
「打ち合いがご所望であれば御相手仕るとも。勿論覚醒はしないさ。私も常々、訓練相手を探しているものでね。良い機会だ」
「わかった。ではお願いする」
先に動いたのはカイルだ。水平に放たれた一撃を、夕鶴は難なく受け止める。
「……貴殿は民を守りたいと、そう言ったな?」
力比べをするような体勢で、夕鶴がレイルに顔を近づける。
「領主と騎士。立場は違えど、守るべきもののために剣を取るというのなら……私から言えることは一つだ。己に敗北するな。守りたいものがあるのなら、何があっても戦い続けるという強い意志を持たねばならん。他人を理由にして逃げることなく。諦めの果てに自分を裏切ることなく。この命尽きるその刹那まで、剣を握る誇りと共に生きる。その決意が、きっとあなたを強くしてくれる」
レイルは何も答えない。黙って夕鶴から与えられた助言の意味を考えているみたいだった。
■
「領主のご子息としてやるべきことは全体の把握と指示すること、出来る限り味方を生き残らせ、なおかつ自分も生き延びることです、貴方がこれから先行うのは戦闘ではなく戦争です、一度の戦闘だけを切り抜けられればいいって話じゃない」
夕鶴との戦闘訓練を終えたあとのレイルに、正面から向かい合う形でカインは言った。ハンターとして、幾度もの苛烈な戦いを経験しているからこその言葉だ。
「たとえハンターであってもそうでなかったとしても、敵が自分たちより強いというのは当たり前のことです、その事を忘れてしまっている方も多いですが……仲間も沢山居ますので誰かに頼ることを忘れないで下さい」
カインの助言には説得力があった。
見据えるレイルの表情は硬いままだが、それでも多少は肩から力が抜けていくのを感じられた。
■
カインに続いて身体能力の向上よりも、戦闘における能力の上昇を目指したのは枢だった。
「僭越ながら、俺から教えられることは……そうだな。戦闘時の状況判断くらいは」
そう言ってやはり一対一で向かい合うレイルに、枢は自身の経験から得た知識を惜しみなく伝える。
「疾影士は機動性を活かしつつ、一瞬の判断と臨機応変が必要だと思ってる。……実際に100%できてる自信はないけどね」
そう言って枢は笑う。
実際に剣を合わせたりしながら、仕掛けるタイミングや引くタイミングをレイルに教える。
■
戦闘関連の技術の指導に関しては、他の方にお任せします。
そう決めた瑞花は、まず最初にレイルとの会話を求めた。人に話している内に気づく事も多々あると思うので、レイルの求める強さについて知りたいと率直に思ったのである。
「万の敵に一人の英雄がいたとして、どうなりますかねぇ」
瑞花の問いかけに対し、難しい顔をしたレイルが口ごもる。無理もなかった。
「民を守る為に何をするべきか等、レイル君の考え方を教えてもらいたいですねぇ」
「それはもちろん、自らの剣と盾で民の身を守ることだ」
「では、やっぱり万の敵にも、一人で勝てる英雄になるしかないですねぇ」
「茶化さないでほしい。確かに無理なのはわかってる。しかし……」
そこでレイルは再び黙り込んでしまう。
「ま、強いにこした事はないんですけどねぇ」
■
最後に指導を担当するのは涼子だ。淡々とした口調で前にしたレイルに自身の考えを伝える。
「とりあえず、身体能力、精神力、指揮能力は別に無くても大丈夫ね」
涼子はジャブのつもりだったのだが、レイルは強烈な右ストレートを食らったかのように仰け反った。
だが涼子は気にせずに「そもそもの話」とさらに言葉を続ける。
「領主の息子なんでしょ? 最終的にデブでノロマでも問題ないのよね」
「そう、だな」
呻くように言ったレイルに、涼子は「では、必要と考える領主の才能とは」と返した。
何も答えられないレイルに代わり、私見ながらと前置きした上で涼子が話す。
「お金の増やし方と上手な使い方じゃないかしら」
歴史において軍隊は、人口に対して一定の比率でしか準備できない。兵士1人を支える後方支援がその数倍、それを支える生産者が数十倍必要になる。
その点を説明した上で、改めて涼子は口を開く。
「本当に学ぶべき相手は私達じゃないわ。貴方の父君や父君に仕える内務官に、あるいは他の領主に、人々の生活を良くするための政治を学ぶべきだと思うわ」
そしてようやく、街を守れる。1人の武力では街を守れないのは当然として、指揮する兵が居なければ指揮官の才能も無駄になる。
他にも色々あるが、細部は師と仰ぐ政治家の方が良く知っているはず。
「とはいえ、本筋さえ押さえているなら多才であるのは良いことよ。健康に越したことはないし、もしもの時に足が速いと便利よ」
そう言って涼子は軽く微笑む。
「ランニングでもしましょうか?」
涼子は女性であるが、割とマチズモなのだった。
●
突如として和やかな空気が一変する。
「囲まれているな」
「さて……どうやら招かれざる来客のようだ」
「で、そんな俺たちが囲まれたワケですが」
カイン、夕鶴、枢の3人がほぼ同時に、周囲を取り囲む敵の存在を告げた。
他のハンターも含めて油断なく周囲に視線を向ける中、枢がそっとレイルに近づいた。
「包囲されたら薄い場所を狙い、包囲する時は味方全体の配置に気を配り、空いている部分を産める。これ、セオイリーね。覚えておいて」
「くっ、亜人どもが潜んでいたか。だが丁度いい。訓練の成果、確かめさせてもらうぞ!」
腰元からロングソードを抜き、今にもレイルは勇み足で突撃しようとする。
枢は軽いため息をついたあとで、レイルの首根っこを掴んで突撃を止める。
「包囲のパターンは幾つもある。俺たちがなんとかするから、観察な!」
何をすると暴れるレイルに言い聞かせたあとで、ようやく枢は首から手を離した。
その間に重装馬にひらりとまたがったゾファルが、敵の最大戦力のオーガに向かって突撃する。
「オーガの相手は、俺様ちゃんに任せるじゃーん」
レイルを護衛する本隊が囲み突破を支援すべく、囮として活動を開始した。
気合の咆哮を放ち、敵に接近したゾファルはチャージングからの薙ぎ払いで周囲のゴブリンもろともオーガを狙う。
オーガの一体をギガースアックスで肩口から薙ぎ払うも、もう一体を逃がしてしまう。
「なかなかやるじゃん。ちょっとは楽しめそうじゃん?」
「動きは早くない、けど一撃が危険。慣れないうちは距離をとれ」
ゾファルと相対したオーガを指差しながら、枢は背後にいるレイルへレクチャーした。
「(何時も通り策を凝らしあらゆる手段を用いて奴らを殺すだけだ、何も変わらない、亜人を狩るのに大義名分など無い、ただ殺したいから殺すだけの私怨だ)」
心の中で呟きつつ、カインは誰を狙っているか敵の動きを観察する。同時にレイルの盾になるように動き、遠距離から投石のフォームをとっているゴブリンを弓で攻撃し動きを止める。
「レイル殿。急く気持ちは分かるが、どうかご自愛召されよ。あなたにはラスリドの地を守るという使命がある。その御身は私が守ろう」
レイルの前に進み出た夕鶴が、向かってくるコボルドを相手にクレイモアの剣先を向ける。
「身の程を知らん亜人に加減は不要だな。手早く片付けるとしよう」
踏込からの強打で、夕鶴は前方にいたコボルドの一体をあっさりと仕留めた。
距離を取るような小賢しい真似をするなら刺突一閃で仕留めるつもりだった。
とはいえ、主な殲滅は他の皆に任せるつもりで、夕鶴は視線をレイルに向ける。付き従い、場合によっては身を挺してでも庇おうと考えていた。
「レイル君、観察観察! 機を見るに敏なのですっ、領主としても戦士としても大事な事ですよ! 多分!」
先にゾファルがオーガへ突撃したのもあり、レイルは追いかけようとしたが、それを瑞花が止めた。足を引っかけたのである。オーガ相手ではキツいと判断したためだ。
起き上がったレイルに「何をする」と言われた際に返したのが、先ほどの瑞花の台詞だった。
「穴が空いたコボルドのところから、包囲網を突破したらどうですかねぇ」
基本的にレイルのサポートに回るのを決めた瑞花は、すぐに味方へ協力を要請する。
「レイル君の安全を確保するためにも、お願いしますねぇ!」
突破する方向が決まったのを受け、脳筋全開で涼子が拳を振るう。
「はぁぁっ…! ふんっ! はっ! せいっ!」
今までの真面目な話を吹き飛ばす勢いで殴る蹴るの大暴れを披露し、レイルを狙おうとする敵の数を減らしていく。
その中でも、しっかりと敵の弱い方から狙って数を減らそうとしているのは見事だった。
涼子に続けと、レイルもオーガへ向かうのを諦めてコボルドに狙いを定める。
レイルの突撃を知った瑞花が即座に飛燕や部位狙いを使い、敵の利き手を狙って出来るだけ支援を行う。
敵の隙を見つければ、間に合う様ならレイルに教え、間に合わないなら自分で仕留めにいく。
枢もレイルの援護を担う。1人にしないことを意識しつつ、挑発で自分の知覚に誘導しながらレイルとの距離を縮め、十分に弱らせる。
今度は枢からの「今! 突撃!」という指示もあり、レイルはさらにコボルドの一体にとどめを刺せた。
そうしてるうちに、片側のコボルドはほぼ壊滅し、包囲網は完全に役立たなくなっていた。
「投石は厄介な攻撃です、鎧をつけていても衝撃が浸透しますので、こういった敵は真っ先に倒して下さい」
石が届く距離まで近づき、投げようとしていたゴブリンの一体をカインが斬り捨てる。
「まずは一つ。次は……」
幾度も投石が行われるものの、頭部に当たらないように気をつけているカインは回避と防御ですべて防いでいた。
接近戦になればレイルを狙う敵を最優先に、踏込からの二刀流で攻撃し潰していく。
「ゴブリンは殺す」
味方がレイルの近くにいるのを受け、枢はゴブリンの殲滅へ積極的に動く。
もう片方の方向から向かってくるコボルドも、夕鶴や涼子、瑞花がレイルを守りながら対応する。
そこへゴブリンを倒し終えたカインと枢も加われば、苦戦する理由はなかった。
残りは周囲に集まった敵の猛攻を、カウンターでしのぐゾファルとともに残敵を殲滅すれば終了だった。
「どうやら、ここからはお仕置きの時間みたいじゃーん」
耐える必要がなくなったゾファルが、包囲網を崩壊させた味方と連携して残敵を挟撃しにかかった。
接近したオーガに回り込んだカインが、膝裏を斬りつけてから二刀流で攻撃。一気に命を奪う。
オーガが沈黙すれば、敵の戦力は一気に低下する。殲滅が完了するまで時間はかからなかった。
敵をすべて倒し終えたあとで、肩で息をするレイルに枢が声をかける。
「力がない領主は民を守れない? 必ずしもそうじゃない」
枢がレイルに伝えたいことは、どんな時でも冷静にその時の自分ができることを、そして味方に任せる時は信じて任せるということだった。
「領民を思う気持ち、強い信念と冷静な判断、備えりゃ領民は信じてついてきてくれるさ。心を持ち続けろ、焦るな」
「私は焦っていたのかもしれない。自分が強くない事実を受け入れ、民を守る方法を探すべきなのかもしれないな」
今のレイルを眺めていれば、今後のラスリド領もそう酷いことにはならないのではないか。ハンターたちにはそう思えた。
「強くなりたい……か。その意気や良し。私とて未だ若輩の身。貴殿と同じ願いを抱く者ではあるが……出来得る限り、協力させて頂く。よろしく頼む」
闘狩人として経験を積んでいる夕鶴(ka3204)が、最初に凛々しい口調で声をかけた。
重々しい雰囲気を漂わせるレイルが頷くと、今度は疾影士の央崎 枢(ka5153)が諭すように告げる。
「強くなりたいなら止めはしない。でも空回りしたら意味がないよ」
どこか思いつめた感のあるレイルに、格闘士の烏丸 涼子 (ka5728)は考え込むようにしながら呟く。
「強くなる……か。強さも色々だけど……」
「そうですねぇ。その場所場所に強さがあります。個々の戦闘力としての強さよりも、指導者として強くなってもらいたいですね」
涼子に同意したのは疾影士の卯月 瑞花(ka6019)だ。
口調は可愛らしいが、瞳の奥には確かな真剣さがある。その眼は、レイルの中にある覚醒者になれないコンプレックスを見抜いていた。
だからこその忠告を含めた発言だったのだが、真意はまだレイルの奥には届いていなかった。
「僕が教えられるのは兎に角、生き延びることと正面から戦わないことですけどね」
言ったのは闘狩人のカイン・マッコール(ka5336)だ。憎悪を燃やすゴブリンの数々を屠ってきたからか、幼い外見にもどことなく凄みを感じさせる。
カインが声をかけるレイルを、じっと闘狩人のゾファル・G・初火(ka4407)が見つめる。
バトルジャンキーでチンピラ風味な少女ゾファルは正直な所、彼女は人にものを教えるような人間ではない。楽しみのために歪虚をぶっ散らばすことはあっても他人は他人、自分は自分の人なので適当且つ放任主義だったりする。
そんなゾファルが、いかにして領主の息子であるレイルに指導するに至ったか。自分自身でも考えてみた結果、単純明快な答えが口から漏れる。
「たまにはいいかなーじゃん」
どうやら、ただの気まぐれだったようだ。
とはいえ、レイルを鍛えてやろうとする気持ちに偽りはない。早速ゾファルは指導するべくレイルに近寄る。
■
こう見えても熟練の研ぎ師であるゾファルは、まじめに仕事すれば店が持てるくらいの腕前である。
「道具とは言っても愛情をもって接してやれば必ず答えてくれるじゃーん」
草原に座らせたレイルに、ゾファルは武器の研ぎ方を指導する。
「自分の道具は自分で研ぐって事。武器の状態を知るにも、研ぎって工程は最適じゃん。そこを如何に丁寧にこなすかで生死が分かれるんだぜ」
ニヤリとしたあとで、さらには部下や民草に対する目配りを教える。
……のかと思ったら、レイルの股倉を狙って唐突に腕を伸ばそうとした。
「夜の戦いもこれ次第じゃーん」
「ウム! 指導のかいがあって、武器は綺麗に研げたようだ!」
嬉しそうにレイルが立ち上がったせいで、ゾファルは目標を失い、草原で頭から滑り込むような形になってしまう。
「ん? どうかしたか?」
振り返ったレイルにそう尋ねられたゾファルは、苦笑いしつつ「何でもないじゃん」と返すしかなかった。
■
次にレイルの指導を担当するのは、夕鶴だった。武器を研ぎ終えたので、いよいよ戦闘訓練に突入する。
「こう見えてそれなりに長い時間、剣の柄を握ってきたつもりだ。しかし誰かに剣を教えたことは無いのでな。実戦では根性で戦っているようなものだし……」
堂々とした構えだ。夕鶴の真っ直ぐな性格が、滲み出ているみたいだった。
「打ち合いがご所望であれば御相手仕るとも。勿論覚醒はしないさ。私も常々、訓練相手を探しているものでね。良い機会だ」
「わかった。ではお願いする」
先に動いたのはカイルだ。水平に放たれた一撃を、夕鶴は難なく受け止める。
「……貴殿は民を守りたいと、そう言ったな?」
力比べをするような体勢で、夕鶴がレイルに顔を近づける。
「領主と騎士。立場は違えど、守るべきもののために剣を取るというのなら……私から言えることは一つだ。己に敗北するな。守りたいものがあるのなら、何があっても戦い続けるという強い意志を持たねばならん。他人を理由にして逃げることなく。諦めの果てに自分を裏切ることなく。この命尽きるその刹那まで、剣を握る誇りと共に生きる。その決意が、きっとあなたを強くしてくれる」
レイルは何も答えない。黙って夕鶴から与えられた助言の意味を考えているみたいだった。
■
「領主のご子息としてやるべきことは全体の把握と指示すること、出来る限り味方を生き残らせ、なおかつ自分も生き延びることです、貴方がこれから先行うのは戦闘ではなく戦争です、一度の戦闘だけを切り抜けられればいいって話じゃない」
夕鶴との戦闘訓練を終えたあとのレイルに、正面から向かい合う形でカインは言った。ハンターとして、幾度もの苛烈な戦いを経験しているからこその言葉だ。
「たとえハンターであってもそうでなかったとしても、敵が自分たちより強いというのは当たり前のことです、その事を忘れてしまっている方も多いですが……仲間も沢山居ますので誰かに頼ることを忘れないで下さい」
カインの助言には説得力があった。
見据えるレイルの表情は硬いままだが、それでも多少は肩から力が抜けていくのを感じられた。
■
カインに続いて身体能力の向上よりも、戦闘における能力の上昇を目指したのは枢だった。
「僭越ながら、俺から教えられることは……そうだな。戦闘時の状況判断くらいは」
そう言ってやはり一対一で向かい合うレイルに、枢は自身の経験から得た知識を惜しみなく伝える。
「疾影士は機動性を活かしつつ、一瞬の判断と臨機応変が必要だと思ってる。……実際に100%できてる自信はないけどね」
そう言って枢は笑う。
実際に剣を合わせたりしながら、仕掛けるタイミングや引くタイミングをレイルに教える。
■
戦闘関連の技術の指導に関しては、他の方にお任せします。
そう決めた瑞花は、まず最初にレイルとの会話を求めた。人に話している内に気づく事も多々あると思うので、レイルの求める強さについて知りたいと率直に思ったのである。
「万の敵に一人の英雄がいたとして、どうなりますかねぇ」
瑞花の問いかけに対し、難しい顔をしたレイルが口ごもる。無理もなかった。
「民を守る為に何をするべきか等、レイル君の考え方を教えてもらいたいですねぇ」
「それはもちろん、自らの剣と盾で民の身を守ることだ」
「では、やっぱり万の敵にも、一人で勝てる英雄になるしかないですねぇ」
「茶化さないでほしい。確かに無理なのはわかってる。しかし……」
そこでレイルは再び黙り込んでしまう。
「ま、強いにこした事はないんですけどねぇ」
■
最後に指導を担当するのは涼子だ。淡々とした口調で前にしたレイルに自身の考えを伝える。
「とりあえず、身体能力、精神力、指揮能力は別に無くても大丈夫ね」
涼子はジャブのつもりだったのだが、レイルは強烈な右ストレートを食らったかのように仰け反った。
だが涼子は気にせずに「そもそもの話」とさらに言葉を続ける。
「領主の息子なんでしょ? 最終的にデブでノロマでも問題ないのよね」
「そう、だな」
呻くように言ったレイルに、涼子は「では、必要と考える領主の才能とは」と返した。
何も答えられないレイルに代わり、私見ながらと前置きした上で涼子が話す。
「お金の増やし方と上手な使い方じゃないかしら」
歴史において軍隊は、人口に対して一定の比率でしか準備できない。兵士1人を支える後方支援がその数倍、それを支える生産者が数十倍必要になる。
その点を説明した上で、改めて涼子は口を開く。
「本当に学ぶべき相手は私達じゃないわ。貴方の父君や父君に仕える内務官に、あるいは他の領主に、人々の生活を良くするための政治を学ぶべきだと思うわ」
そしてようやく、街を守れる。1人の武力では街を守れないのは当然として、指揮する兵が居なければ指揮官の才能も無駄になる。
他にも色々あるが、細部は師と仰ぐ政治家の方が良く知っているはず。
「とはいえ、本筋さえ押さえているなら多才であるのは良いことよ。健康に越したことはないし、もしもの時に足が速いと便利よ」
そう言って涼子は軽く微笑む。
「ランニングでもしましょうか?」
涼子は女性であるが、割とマチズモなのだった。
●
突如として和やかな空気が一変する。
「囲まれているな」
「さて……どうやら招かれざる来客のようだ」
「で、そんな俺たちが囲まれたワケですが」
カイン、夕鶴、枢の3人がほぼ同時に、周囲を取り囲む敵の存在を告げた。
他のハンターも含めて油断なく周囲に視線を向ける中、枢がそっとレイルに近づいた。
「包囲されたら薄い場所を狙い、包囲する時は味方全体の配置に気を配り、空いている部分を産める。これ、セオイリーね。覚えておいて」
「くっ、亜人どもが潜んでいたか。だが丁度いい。訓練の成果、確かめさせてもらうぞ!」
腰元からロングソードを抜き、今にもレイルは勇み足で突撃しようとする。
枢は軽いため息をついたあとで、レイルの首根っこを掴んで突撃を止める。
「包囲のパターンは幾つもある。俺たちがなんとかするから、観察な!」
何をすると暴れるレイルに言い聞かせたあとで、ようやく枢は首から手を離した。
その間に重装馬にひらりとまたがったゾファルが、敵の最大戦力のオーガに向かって突撃する。
「オーガの相手は、俺様ちゃんに任せるじゃーん」
レイルを護衛する本隊が囲み突破を支援すべく、囮として活動を開始した。
気合の咆哮を放ち、敵に接近したゾファルはチャージングからの薙ぎ払いで周囲のゴブリンもろともオーガを狙う。
オーガの一体をギガースアックスで肩口から薙ぎ払うも、もう一体を逃がしてしまう。
「なかなかやるじゃん。ちょっとは楽しめそうじゃん?」
「動きは早くない、けど一撃が危険。慣れないうちは距離をとれ」
ゾファルと相対したオーガを指差しながら、枢は背後にいるレイルへレクチャーした。
「(何時も通り策を凝らしあらゆる手段を用いて奴らを殺すだけだ、何も変わらない、亜人を狩るのに大義名分など無い、ただ殺したいから殺すだけの私怨だ)」
心の中で呟きつつ、カインは誰を狙っているか敵の動きを観察する。同時にレイルの盾になるように動き、遠距離から投石のフォームをとっているゴブリンを弓で攻撃し動きを止める。
「レイル殿。急く気持ちは分かるが、どうかご自愛召されよ。あなたにはラスリドの地を守るという使命がある。その御身は私が守ろう」
レイルの前に進み出た夕鶴が、向かってくるコボルドを相手にクレイモアの剣先を向ける。
「身の程を知らん亜人に加減は不要だな。手早く片付けるとしよう」
踏込からの強打で、夕鶴は前方にいたコボルドの一体をあっさりと仕留めた。
距離を取るような小賢しい真似をするなら刺突一閃で仕留めるつもりだった。
とはいえ、主な殲滅は他の皆に任せるつもりで、夕鶴は視線をレイルに向ける。付き従い、場合によっては身を挺してでも庇おうと考えていた。
「レイル君、観察観察! 機を見るに敏なのですっ、領主としても戦士としても大事な事ですよ! 多分!」
先にゾファルがオーガへ突撃したのもあり、レイルは追いかけようとしたが、それを瑞花が止めた。足を引っかけたのである。オーガ相手ではキツいと判断したためだ。
起き上がったレイルに「何をする」と言われた際に返したのが、先ほどの瑞花の台詞だった。
「穴が空いたコボルドのところから、包囲網を突破したらどうですかねぇ」
基本的にレイルのサポートに回るのを決めた瑞花は、すぐに味方へ協力を要請する。
「レイル君の安全を確保するためにも、お願いしますねぇ!」
突破する方向が決まったのを受け、脳筋全開で涼子が拳を振るう。
「はぁぁっ…! ふんっ! はっ! せいっ!」
今までの真面目な話を吹き飛ばす勢いで殴る蹴るの大暴れを披露し、レイルを狙おうとする敵の数を減らしていく。
その中でも、しっかりと敵の弱い方から狙って数を減らそうとしているのは見事だった。
涼子に続けと、レイルもオーガへ向かうのを諦めてコボルドに狙いを定める。
レイルの突撃を知った瑞花が即座に飛燕や部位狙いを使い、敵の利き手を狙って出来るだけ支援を行う。
敵の隙を見つければ、間に合う様ならレイルに教え、間に合わないなら自分で仕留めにいく。
枢もレイルの援護を担う。1人にしないことを意識しつつ、挑発で自分の知覚に誘導しながらレイルとの距離を縮め、十分に弱らせる。
今度は枢からの「今! 突撃!」という指示もあり、レイルはさらにコボルドの一体にとどめを刺せた。
そうしてるうちに、片側のコボルドはほぼ壊滅し、包囲網は完全に役立たなくなっていた。
「投石は厄介な攻撃です、鎧をつけていても衝撃が浸透しますので、こういった敵は真っ先に倒して下さい」
石が届く距離まで近づき、投げようとしていたゴブリンの一体をカインが斬り捨てる。
「まずは一つ。次は……」
幾度も投石が行われるものの、頭部に当たらないように気をつけているカインは回避と防御ですべて防いでいた。
接近戦になればレイルを狙う敵を最優先に、踏込からの二刀流で攻撃し潰していく。
「ゴブリンは殺す」
味方がレイルの近くにいるのを受け、枢はゴブリンの殲滅へ積極的に動く。
もう片方の方向から向かってくるコボルドも、夕鶴や涼子、瑞花がレイルを守りながら対応する。
そこへゴブリンを倒し終えたカインと枢も加われば、苦戦する理由はなかった。
残りは周囲に集まった敵の猛攻を、カウンターでしのぐゾファルとともに残敵を殲滅すれば終了だった。
「どうやら、ここからはお仕置きの時間みたいじゃーん」
耐える必要がなくなったゾファルが、包囲網を崩壊させた味方と連携して残敵を挟撃しにかかった。
接近したオーガに回り込んだカインが、膝裏を斬りつけてから二刀流で攻撃。一気に命を奪う。
オーガが沈黙すれば、敵の戦力は一気に低下する。殲滅が完了するまで時間はかからなかった。
敵をすべて倒し終えたあとで、肩で息をするレイルに枢が声をかける。
「力がない領主は民を守れない? 必ずしもそうじゃない」
枢がレイルに伝えたいことは、どんな時でも冷静にその時の自分ができることを、そして味方に任せる時は信じて任せるということだった。
「領民を思う気持ち、強い信念と冷静な判断、備えりゃ領民は信じてついてきてくれるさ。心を持ち続けろ、焦るな」
「私は焦っていたのかもしれない。自分が強くない事実を受け入れ、民を守る方法を探すべきなのかもしれないな」
今のレイルを眺めていれば、今後のラスリド領もそう酷いことにはならないのではないか。ハンターたちにはそう思えた。
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相談卓 夕鶴(ka3204) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/02/12 07:08:45 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/02/09 00:14:36 |