ゲスト
(ka0000)
【闇光】兵飛神速の理
マスター:深夜真世

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/02/15 22:00
- 完成日
- 2016/02/29 22:38
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●前口上
レチタティーヴォ、って知ってるかい?
災厄の十三魔で筋書き無き朗唱者と呼ばれた嫉妬の歪虚さぁ。
そんなアイツもついに北の大地で逝っちまったのさ。
ずいぶん派手な戦闘だったらしいねぇ。
そんで、今や北の大地も荒れ放題。
暴食王ハヴァマールとの戦いで破壊されたユニットの残骸とかも散らばってるってよ。
どっちもこっちも、どっちもこっちも。
……え?
彼が討伐された時、オペラカーテンは下りたのかい、だって?
無茶言うなよ。ここは劇場じゃないんだぜ。
ただ、カーテンコールに粋な計らいをしてるかもな。
何せ、彼は魅せてくれるからねぇ。
●本編
ここは帝国領北部、サルヴァトーレ・ロッソ墜落地点付近。
荒野の大地に固形燃料の炎が揺れる。
やがて火に掛けていた小型のポットからこぽこぽと音がする。
魔導バイクを背に小さな木箱に座る男から手が伸びる。ポットを火から下ろすとペーパーフィルターをセットしていたマグカップに湯を注ぐ。白い湯気が立つ。
傍に立っていた男がそれを見て肩をすくめる。
「珈琲を飲みたいなら中で飲めばいいのに」
「外で飲むのがうまいんだ。バイク乗りってなぁ、そういうもんだ」
木箱に座っていた男はフィルターを外してカップを顔に近付ける。渋い顔がじんわり緩む。
「風と大地の気配に、珈琲の香りが混ざるのがいいのさ」
傍でバイクに座ったままハンドルにもたれる男、肩をすくめるのみ。
「俺、本当はロードスポーツ派だからなぁ。喫茶店でゆっくりってのがいいねぇ」
「ま、バイク乗り仲間にゃ違いねぇ。そういうのもいいな」
座る男はバイクはアウトドアでオフロードでなければどうとかいう頭の固い男ではないようだ。
「そうそう。先の戦闘で打ち捨てられた大型ユニットの回収するそうだぜ?」
バイクに乗った男はここに来た目的を思い出したようで口調を改めた。
「回収? えらくのんびりした話だな」
「ロッソの修理が最優先。ようやく余裕ができたってとこじゃねぇか。……というか、動けるハンターをかき集めてるってところを見りゃ余裕はまだないのかな」
「ま、いい。指示が出たんならすぐ動く」
男、珈琲を味わいながら言う。
「アンタらしい。……バイク仲間に声掛けてやるが何台くらいで行く?」
「戦闘前提じゃねぇが、先に行って場所確保すんだ。荒野の七人ってことで、6台編成でいいだろ」
男、カップを傾けて言う。
「現状、特に敵の気配はないようだが激戦区だったとこだ。大型の敵との戦闘も想定した武装をしとけよ」
「あいよ。……そんじゃ、いつものようにこのように頼むぜ」
ぐっと珈琲を飲みほした男は自分のバイクの燃料タンクにカラーリングされた4文字に手を添えいい顔をする。
「『兵飛神速』かい? 相変わらずだな」
「おおよ、『兵は神速でかっ飛ぶ!』。何かありゃすっ飛んでいく。赤いバイクはマッハの印。急ぎの用があんならこのマッハ・リーに任せとけ!」
そんなこんなで、マッハ・リーとともに残骸となったユニットの残る平原に急行し現場確保してもらえるバイク仲間、求ム。
レチタティーヴォ、って知ってるかい?
災厄の十三魔で筋書き無き朗唱者と呼ばれた嫉妬の歪虚さぁ。
そんなアイツもついに北の大地で逝っちまったのさ。
ずいぶん派手な戦闘だったらしいねぇ。
そんで、今や北の大地も荒れ放題。
暴食王ハヴァマールとの戦いで破壊されたユニットの残骸とかも散らばってるってよ。
どっちもこっちも、どっちもこっちも。
……え?
彼が討伐された時、オペラカーテンは下りたのかい、だって?
無茶言うなよ。ここは劇場じゃないんだぜ。
ただ、カーテンコールに粋な計らいをしてるかもな。
何せ、彼は魅せてくれるからねぇ。
●本編
ここは帝国領北部、サルヴァトーレ・ロッソ墜落地点付近。
荒野の大地に固形燃料の炎が揺れる。
やがて火に掛けていた小型のポットからこぽこぽと音がする。
魔導バイクを背に小さな木箱に座る男から手が伸びる。ポットを火から下ろすとペーパーフィルターをセットしていたマグカップに湯を注ぐ。白い湯気が立つ。
傍に立っていた男がそれを見て肩をすくめる。
「珈琲を飲みたいなら中で飲めばいいのに」
「外で飲むのがうまいんだ。バイク乗りってなぁ、そういうもんだ」
木箱に座っていた男はフィルターを外してカップを顔に近付ける。渋い顔がじんわり緩む。
「風と大地の気配に、珈琲の香りが混ざるのがいいのさ」
傍でバイクに座ったままハンドルにもたれる男、肩をすくめるのみ。
「俺、本当はロードスポーツ派だからなぁ。喫茶店でゆっくりってのがいいねぇ」
「ま、バイク乗り仲間にゃ違いねぇ。そういうのもいいな」
座る男はバイクはアウトドアでオフロードでなければどうとかいう頭の固い男ではないようだ。
「そうそう。先の戦闘で打ち捨てられた大型ユニットの回収するそうだぜ?」
バイクに乗った男はここに来た目的を思い出したようで口調を改めた。
「回収? えらくのんびりした話だな」
「ロッソの修理が最優先。ようやく余裕ができたってとこじゃねぇか。……というか、動けるハンターをかき集めてるってところを見りゃ余裕はまだないのかな」
「ま、いい。指示が出たんならすぐ動く」
男、珈琲を味わいながら言う。
「アンタらしい。……バイク仲間に声掛けてやるが何台くらいで行く?」
「戦闘前提じゃねぇが、先に行って場所確保すんだ。荒野の七人ってことで、6台編成でいいだろ」
男、カップを傾けて言う。
「現状、特に敵の気配はないようだが激戦区だったとこだ。大型の敵との戦闘も想定した武装をしとけよ」
「あいよ。……そんじゃ、いつものようにこのように頼むぜ」
ぐっと珈琲を飲みほした男は自分のバイクの燃料タンクにカラーリングされた4文字に手を添えいい顔をする。
「『兵飛神速』かい? 相変わらずだな」
「おおよ、『兵は神速でかっ飛ぶ!』。何かありゃすっ飛んでいく。赤いバイクはマッハの印。急ぎの用があんならこのマッハ・リーに任せとけ!」
そんなこんなで、マッハ・リーとともに残骸となったユニットの残る平原に急行し現場確保してもらえるバイク仲間、求ム。
リプレイ本文
●
「さて、そろそろ時間だが……」
サルバトーレ・ロッソ近くの荒野で、マッハ・リーがオフロードタイプの魔導バイクに跨った時だ。
――バルン……。
横に、魔導バイク「アレイオーン」がついた。
きらめく金髪を振り長い髪を整える。
「この子を久々に使ってあげられそうです」
ブリュンヒルデ・ゲンドゥル(ka5812)の青い瞳がただいま参上を伝えていた。
――きっ、ききっ。
今度はマッハの背後からブレーキ音。
「間に合った!」
「メット用のインカム、あればよかったんだけどね」
元気よく言うのは魔導バイク「ゲイル」に乗っているメル・アイザックス(ka0520)。そして、うーん、と残念そうに口元に手を当てているのは水色のカウルでカスタマイズしたレーシングタイプの魔導バイク「ゲイル」を駆るマコト・タツナミ(ka1030)。二人ともいろいろ準備してきたため出発時間ぎりぎりになったようだ。
――ドゥン!
直後に爆音一発。
アクセルをめいっぱい開いた音に四人がそちらを向くと。
「お待たせ。……おお、貴方があの、かっ飛びの…」
試作魔導バイク「ナグルファル」に乗った時音 ざくろ(ka1250)だ。その視線はマッハのバイク、「兵飛神速」の文字に釘づけだ。
「ああ、こっちも聞いたよ。『真紅の烈風』が来るってね」
マッハがざくろにそう返しながら、彼の乗る真紅のレーシングタイプを見る。
流線型のカウルには、「爆神」と「烈風」の文字が描かれていた。
「この文字? お守りみたいなものかな…やっぱり、赤い車体はいいよね」
にっこりするざくろ。
――ドッドッドッ……。
そして新たに重い排気音が響いた。
「ハッ、これだけ並ぶと壮観だな!」
ジャック・エルギン(ka1522)だ。どっしりとした魔導バイク「グリンガレット」に乗りただいま参上。
「アメリカンタイプかぁ」
ピカピカの車体にマコトが瞳を輝かせる。
「ま、あまり使ってなかったってのがホントのところだが……」
――ドルン……。
「試運転にゃ丁度良い」
噴かした手応えに目を細めるジャックだった。
その時。
「ヒャッハー!」
どこからか奇声が響いた。
――バゥン……。
バイクの音もするがその声の方が印象的だ。
振り向くと――。
「急いで現場確保ってかい! やってやろうじゃねえか!」
トゲトゲしい装甲は己の生きざま、オフロードタイプの魔導バイク「グローサーベーア」に乗ったマッド・ロウ(ka4589)が到着してた。
「ま、そういうことで……行くぞ!」
全員そろったところでマッハがアクセル全開。
「おおっ!」
ぎゃるん、と六人がアクセルターンでリアを流す。フロントが進行方向を向いたところでブレーキを放した。鈍色に光るマフラーからの排気も激しく、一気に加速した。
「さぁゲイル、今日も力を貸してもらうね」
マコトが愛車に語り掛けて加速する。
「全員で風斬ってくぜ!」
「作戦開始、イェーイ!」
それを追い抜きつつ力強く拳を固めて声を張るマッド。メルはノリノリでリアを小粋に蛇行させ出発した。
●
荒野を七台のバイクが行く。
「風が気持ちいい…」
ブリュンヒルデが長い金髪を風になびかせながら、細い顎を上げている。まるでシャワーでも浴びているかのような表情だ。
「大地疾風…か。堪らないねぇ」
メルも一つ蛇行してリアがしっかり大地を噛んでいる手応えに酔う。
「レーサータイプで心配だったけど……思ったより路面はいいね」
マコトがミラーで後方など確認しながら言う。オンロードタイプのバイクなので気を遣っているのだ。
だから最速移動ではない。
ここで、ざくろがメルの隣につけた。
「実はバイクに乗ったの、こっちの世界に来てからなんだ…ざくろの学校、バイク禁止だったし」
こっそりつぶやくざくろ。これも最速移動でない理由の一つ。
「ん? ざっ君何か言った~?」
「あ、ううん。……これだけだだっ広いと、バイク飛ばすのも気持ちいいよね、メル姉ぇ」
んんん~、と首を伸ばすメルにはわわと言い直すざくろ。
ドルン、とその二人を追い越すジャック。
「ハッ、これだけ並ぶと壮観だな!」
安定感のあるバイクなだけに安心して速度を上げて前に出て、ちらと振り向いてから減速。元通り皆と同じ速度に戻った。ジャック、実に気持ちよさそうだ。
「ツーリングはいいよね」
マコト、隣に来たジャックの様子にくすくす微笑。
「そうだな。つるんで走ってるってないいもんだ」
そんなジャックの横に、マッハがつけた。
「ここが戦場じゃなきゃさらにいいんだが」
「あー、しかしアレだな!」
言ったところでマッドが寄って来た。
「機械どもが操られたり、ニセモンがいたりしたトコなんだろ? 歪虚どもも居るかもしれねぇ。デカブツに備えとかねえとな!」
「そういや操られたCAMとの交戦、あったなぁ」
ジャック、遠い目をする。
「そうならないよう、回収したいよね」
「もし、回収予定の残骸が突然動き出したら……」
「戦場に出たCAMはどんなのだ?」
マコトとざくろが放しているところに、マッハが割り込んだ。
「魔導型デュミナスや魔導アーマー、かなぁ」
戦闘時を思い出しつつマコトが答える。
「見えました」
「あっちにもあるよ?」
ここでブリュンヒルデが正面左を、メルが右手を指差した。
「ひとまず正面に行こう。数もあっちのが多いしな」
マッハの判断で直進した。
●
異変は到着するまでに発生した。
「あれ。今あの残骸、動かなかった?」
「動いたね、ざっ君……」
ざくろが遺棄されていたCAMに気付いた時には、もちろんメルも確認していた。
遠くに倒れていたCAM、デュミナスが……。
――ぎぎ……がこん。
上体を起こし手を大地に突いた!
「ありゃあ…やべえ、敵だ!」
叫ぶジャック。
一発で気付いたのは他でもない。
ずるずるずる、とケーブル類が胴体に引っ込んで、千切れていた腕が元に戻ったから。そんな機能は通常のCAMに組み込まれていないッ。
そして五体満足になってから、速い。
――ドン、ドン、ドン……。
もうこちらに気付いていたらしく、構えたアサルトライフルを撃ってきたのだ。体勢不十分なところから撃って来るのが通常のCAMとは違う。その分、狙いはいい加減だった。
「乗っ取られてるね、これは」
マコト、敵の射線を右にかわす。ジャックも右に。
「もう一体動き出したよ、イエーイ!」
メルも右に。といってもかわしたというよりメルの場合は事前に見つけていた敵に向かっていったというべきか。
「メル……ざくろも行くよ!」
これを追うざくろ。
場面は正面に戻る。
まず狙われたマコトとジャックは右にそれてかわした。
「いいでしょう」
ブリュンヒルデはそのまま突っ込んだ。幸い、射線は左にかわしたマッハを追っている。完全に正面は開いていた。
――ドン、ドン……。
「きゃっ!」
が、左からの射撃に行く手を阻まれた。
正面の一台の他、左からもう一台が起動していたのだ。これでメルとざくろの向かった分と合わせ、三台。
それよりブリュンヒルデ、バイクから放り出されて転倒している。このままでは正面と合わせ集中砲火を浴びてしまうぞ!
「ヒャッ、ハー!」
味方の窮地に、奇声が響き渡った。
同時に轟く空吹かし。
「目立つのは慣れてんだ、後ろ指差されるくれェなぁ!」
マッドがハングオンで左に切った!
そのままケツを振りつつ突っ込む。挑発走行だ。一直線とは違い的になりやすいぞ!
――ドン!
「おわっ!」
大地に着弾したあおりで吹っ飛ばされるマッド。からからと転倒したバイクの前輪が虚しく回っている。
「マッド!」
「こっちは任せて!」
吠えるジャック。マコトはブリュンヒルデの方へと向かっている。正面の敵はマッドからブリュンヒルデに攻撃を変えていた。
転倒した仲間を救いに、二台がそれぞれの敵に突っ込む!
「俺が相手だッ!」
ジャック、雄たけびとともに殺到。マッドを追い越したところで射線が来るが、もう遅い。右に回りつつ接近した。
振り上げる手に、大太刀「獅子王」。
「人様のモンを勝手に使うんじゃねえ!」
切り抜けるルートが見えた、と思った瞬間だった。
「何?」
敵、通常装備の5000mmCAMカタナを抜いて、ジャックの走り抜ける空間を潰すように振って来たのだ。
が、ジャックは恐れない。
「上等だ! むしろちょうどいい!」
速度を緩めず、そのまま渾身の力でカタナに叩きこんだッ!
――ぱき、ぃん。
敵の武器はダメージを負っていたこともあり真っ二つ。そのまま掛け抜けるジャック。
「ん?」
見上げて異変に気付いた。
その少し前、マッド。
「へ……まだ『魂』は折れてねぇっ!」
グローサーベーアのエンジンが掛かり生き返ったように叫んだ。
振り返ると敵はジャックを攻撃するため体をねじっていた。
「狙えるもんは狙ってくぜ!」
再び風となり「肉切りナイフ」ことクファンジャルを敵の足首の隙間に突き立てた。
「ん?」
マッドも見上げて気付いた。
デュミナスの後ろ頭が、ポニーテールになっていることを。
●
こちら、右のデュミナス。
「とにかくスピードを生かさないとね」
メル、右に開きつつかわしていたがざくろの存在に気付いて射線が来なくなると一直線。
「行くよ、ディファレンスエンジン「アンティキティラ」……」
魔導機械を構えつつ……。
「エレクトリックショック!」
ばちっ、と電光火花が敵の足首から身体を走った!
メルが懐に入ったことで止まった敵火砲だったが、これでさらに間が空いた。
敵、駆け抜けたメルを追うべく身をひねる。
その間にざくろが接近。背中のギター「音撃金棒」を下ろして急接近!
それが!
ふりかぶった状態でぐぐんと巨大化したッ!
「そこだっ。マテリアルザクロンマキシマム!」
CAMが一歩を踏み出そうとしたその足元に、渾身の力で振り下ろす。
――どばっ!
耕されたようにはじける大地。
その衝撃でバランスを崩す敵。どうやらもともとの故障が足元らしく、先のように高速で動く的に対応しきれていなかったのだ。
「そして止めだっ!」
魔法剣「レヴァリー」を鞘走らせエレクトリックショック。
二度目の衝撃に、敵は上体バランスを崩してしまう。
――どしぃん……。
「あっ!」
前のめりに倒れた敵を見てざくろが気付く。
何と、後頭部から人形が頭を突っ込んでいるではないか。
スカートと両足がぶらん、としている様はまるでポニーテール。明らかにCAMの標準装備ではない。
「斬! アルケミソード、イェイ!」
そこにメルが躍りかかり、機導剣でばっさり。人形が壊れるとCAMは完全に停止した。
一方、正面ではデュミナスがカタナを構えてブリュンヒルデに殺到していた。
「一瞬だけでも……」
マコト、魔導バイクをかっ飛ばして何とかプリュンヒルデとCAMの間に車体をねじ込ませていた。
走って来た勢いも生かして振り上げ構えるは、ウォーハンマー……。
「電撃鉄槌!」
失礼、名称はウォーハンマーではなく電撃鉄槌。またの名を「エレクトリックハンマー」。
叫ぶ体に稲妻が走る。それがハンマーに集中したッ!
「食らえっ!」
――カンッ! バチチッ!
「うわっ!」
相打ち!
敵もマコトに気付いて強引に下段切り。
マコトのハンマーは敵足首を叩き痺れさせ、敵はマコト付近の大地にザックリと剣を叩きつけ衝撃でバイクを吹っ飛ばしていた。
だが。
「それで十分です!」
ブリュンヒルデだ!
いつまでも倒れているわけではない。
すでにバイクを放棄しマコトの後ろから接近。
痺れて止まっている足元に下段蹴りをかますといったん溜めて構える。ぐらっと敵が前に揺らいだところに……。
「私は、舞い上がる!」
飛び上がるブリュンヒルデ。伸ばした右足がCAMの顎下をえぐった。伸身した美しい姿勢だった。
さらに!
「マコト様の方には倒れさせません!」
そのまま身をひねり追撃の蹴り。
――どぅん……。
「ん?」
マコト、倒れた敵の後頭部にカタログにない人形を――後に知ることになるが、レチタティーヴォの操り人形を発見するのだった。
●
「オレぁ、こっちにゃこのカラダひとつで落ちてきたからよ!」
焚火の前に座るマッドが声を弾ませていた。
敵三台はすでに倒し、周囲の安全確認をした後だ。
「しばらくはチャリを漕いで……まァそれはそれで楽しかったんだがよ!」
「ん?」
気持ちよくマッドが話す中、湯を沸かしていたマッハが顔を上げた。横から湯の沸いたポットを差し出されたのだ。
「水冷ラジエーターを利用してミネラルウォーターを沸かしたの」
見ると、ブリュンヒルデだった。
「こういう裏技もバイク乗りの醍醐味ですね」
「そうだな。ありがたく使わせてもらおう」
マッハ、これを使って珈琲を淹れる。
いったん話は中断し、皆にいきわたるように。
「ん、いい香り」
マコト、受け取ったカップからの湯気を堪能する。すでに有効な資材のリストアップは終えている。
「私、おやつ持ってきたよ。お団子に懐中最中に……」
「甘いもんばっかだな」
張り切って荷物を広げるメル。ジャックの突っ込み。
「侍とバイクには甘いものが合うって聞いたことがあってね」
「それより、マッハはレーサータイプには乗らないの?」
メルの言ってることは追求せず、マッハに話を振るマコト。
「俺にゃマコトやブリュンヒルデみたいに似合わないねぇ。ジャックみたいなのならともかく」
「私は…リアルブルーのバイクレースの映像を見まして、この姿に一目惚れですね」
マッハの視線を受け、ブリュンヒルデが愛車の方を見る。
「俺の魔導バイクは速さはそこそこだが、乗ってんのが楽でね」
ジャックも愛車に手を添えた。
「かっ飛ばすっつーより、大陸の横断旅行なんかに使いたくなるな」
ここで、珈琲の香りの他に流れてくるものが。
「私は、特段カスタマイズはしてないけど基本的なお手入れはかかしてない……あっ、ざっ君」
メルが気付いた。
ざくろがギターを爪弾き始めたのだ。
ゆっくりスローな、焚火の合うブルース。
これを見たメル、バイクに戻ってショルダーキーボードを構える。
「バイクならこれでしょ!」
♪
今日はどれだけ走ったか マシンも心も火照ってる
♪
ざくろの弾き語りにメルの旋律が入る。
「とにかく、いよいよ出会ったのがこのグローサーベーアちゃんってワケだ!」
マッドは再び語り始める。うんと頷き皆が聞く。
「ちょいと足は遅えが、こいつぁ『魂』を感じるからよ!」
♪
開くアクセル滑らすタイヤ 鼓動が弾んで魂揺らす
♪
「速さにせよ、音にせよ、それぞれ感じられる『魂』ってのがあるけどよ! オレの『魂』はこういうモンってコトだ!」
♪
いまはお休み 魂の友よ
♪
「さて、そろそろ時間だが……」
サルバトーレ・ロッソ近くの荒野で、マッハ・リーがオフロードタイプの魔導バイクに跨った時だ。
――バルン……。
横に、魔導バイク「アレイオーン」がついた。
きらめく金髪を振り長い髪を整える。
「この子を久々に使ってあげられそうです」
ブリュンヒルデ・ゲンドゥル(ka5812)の青い瞳がただいま参上を伝えていた。
――きっ、ききっ。
今度はマッハの背後からブレーキ音。
「間に合った!」
「メット用のインカム、あればよかったんだけどね」
元気よく言うのは魔導バイク「ゲイル」に乗っているメル・アイザックス(ka0520)。そして、うーん、と残念そうに口元に手を当てているのは水色のカウルでカスタマイズしたレーシングタイプの魔導バイク「ゲイル」を駆るマコト・タツナミ(ka1030)。二人ともいろいろ準備してきたため出発時間ぎりぎりになったようだ。
――ドゥン!
直後に爆音一発。
アクセルをめいっぱい開いた音に四人がそちらを向くと。
「お待たせ。……おお、貴方があの、かっ飛びの…」
試作魔導バイク「ナグルファル」に乗った時音 ざくろ(ka1250)だ。その視線はマッハのバイク、「兵飛神速」の文字に釘づけだ。
「ああ、こっちも聞いたよ。『真紅の烈風』が来るってね」
マッハがざくろにそう返しながら、彼の乗る真紅のレーシングタイプを見る。
流線型のカウルには、「爆神」と「烈風」の文字が描かれていた。
「この文字? お守りみたいなものかな…やっぱり、赤い車体はいいよね」
にっこりするざくろ。
――ドッドッドッ……。
そして新たに重い排気音が響いた。
「ハッ、これだけ並ぶと壮観だな!」
ジャック・エルギン(ka1522)だ。どっしりとした魔導バイク「グリンガレット」に乗りただいま参上。
「アメリカンタイプかぁ」
ピカピカの車体にマコトが瞳を輝かせる。
「ま、あまり使ってなかったってのがホントのところだが……」
――ドルン……。
「試運転にゃ丁度良い」
噴かした手応えに目を細めるジャックだった。
その時。
「ヒャッハー!」
どこからか奇声が響いた。
――バゥン……。
バイクの音もするがその声の方が印象的だ。
振り向くと――。
「急いで現場確保ってかい! やってやろうじゃねえか!」
トゲトゲしい装甲は己の生きざま、オフロードタイプの魔導バイク「グローサーベーア」に乗ったマッド・ロウ(ka4589)が到着してた。
「ま、そういうことで……行くぞ!」
全員そろったところでマッハがアクセル全開。
「おおっ!」
ぎゃるん、と六人がアクセルターンでリアを流す。フロントが進行方向を向いたところでブレーキを放した。鈍色に光るマフラーからの排気も激しく、一気に加速した。
「さぁゲイル、今日も力を貸してもらうね」
マコトが愛車に語り掛けて加速する。
「全員で風斬ってくぜ!」
「作戦開始、イェーイ!」
それを追い抜きつつ力強く拳を固めて声を張るマッド。メルはノリノリでリアを小粋に蛇行させ出発した。
●
荒野を七台のバイクが行く。
「風が気持ちいい…」
ブリュンヒルデが長い金髪を風になびかせながら、細い顎を上げている。まるでシャワーでも浴びているかのような表情だ。
「大地疾風…か。堪らないねぇ」
メルも一つ蛇行してリアがしっかり大地を噛んでいる手応えに酔う。
「レーサータイプで心配だったけど……思ったより路面はいいね」
マコトがミラーで後方など確認しながら言う。オンロードタイプのバイクなので気を遣っているのだ。
だから最速移動ではない。
ここで、ざくろがメルの隣につけた。
「実はバイクに乗ったの、こっちの世界に来てからなんだ…ざくろの学校、バイク禁止だったし」
こっそりつぶやくざくろ。これも最速移動でない理由の一つ。
「ん? ざっ君何か言った~?」
「あ、ううん。……これだけだだっ広いと、バイク飛ばすのも気持ちいいよね、メル姉ぇ」
んんん~、と首を伸ばすメルにはわわと言い直すざくろ。
ドルン、とその二人を追い越すジャック。
「ハッ、これだけ並ぶと壮観だな!」
安定感のあるバイクなだけに安心して速度を上げて前に出て、ちらと振り向いてから減速。元通り皆と同じ速度に戻った。ジャック、実に気持ちよさそうだ。
「ツーリングはいいよね」
マコト、隣に来たジャックの様子にくすくす微笑。
「そうだな。つるんで走ってるってないいもんだ」
そんなジャックの横に、マッハがつけた。
「ここが戦場じゃなきゃさらにいいんだが」
「あー、しかしアレだな!」
言ったところでマッドが寄って来た。
「機械どもが操られたり、ニセモンがいたりしたトコなんだろ? 歪虚どもも居るかもしれねぇ。デカブツに備えとかねえとな!」
「そういや操られたCAMとの交戦、あったなぁ」
ジャック、遠い目をする。
「そうならないよう、回収したいよね」
「もし、回収予定の残骸が突然動き出したら……」
「戦場に出たCAMはどんなのだ?」
マコトとざくろが放しているところに、マッハが割り込んだ。
「魔導型デュミナスや魔導アーマー、かなぁ」
戦闘時を思い出しつつマコトが答える。
「見えました」
「あっちにもあるよ?」
ここでブリュンヒルデが正面左を、メルが右手を指差した。
「ひとまず正面に行こう。数もあっちのが多いしな」
マッハの判断で直進した。
●
異変は到着するまでに発生した。
「あれ。今あの残骸、動かなかった?」
「動いたね、ざっ君……」
ざくろが遺棄されていたCAMに気付いた時には、もちろんメルも確認していた。
遠くに倒れていたCAM、デュミナスが……。
――ぎぎ……がこん。
上体を起こし手を大地に突いた!
「ありゃあ…やべえ、敵だ!」
叫ぶジャック。
一発で気付いたのは他でもない。
ずるずるずる、とケーブル類が胴体に引っ込んで、千切れていた腕が元に戻ったから。そんな機能は通常のCAMに組み込まれていないッ。
そして五体満足になってから、速い。
――ドン、ドン、ドン……。
もうこちらに気付いていたらしく、構えたアサルトライフルを撃ってきたのだ。体勢不十分なところから撃って来るのが通常のCAMとは違う。その分、狙いはいい加減だった。
「乗っ取られてるね、これは」
マコト、敵の射線を右にかわす。ジャックも右に。
「もう一体動き出したよ、イエーイ!」
メルも右に。といってもかわしたというよりメルの場合は事前に見つけていた敵に向かっていったというべきか。
「メル……ざくろも行くよ!」
これを追うざくろ。
場面は正面に戻る。
まず狙われたマコトとジャックは右にそれてかわした。
「いいでしょう」
ブリュンヒルデはそのまま突っ込んだ。幸い、射線は左にかわしたマッハを追っている。完全に正面は開いていた。
――ドン、ドン……。
「きゃっ!」
が、左からの射撃に行く手を阻まれた。
正面の一台の他、左からもう一台が起動していたのだ。これでメルとざくろの向かった分と合わせ、三台。
それよりブリュンヒルデ、バイクから放り出されて転倒している。このままでは正面と合わせ集中砲火を浴びてしまうぞ!
「ヒャッ、ハー!」
味方の窮地に、奇声が響き渡った。
同時に轟く空吹かし。
「目立つのは慣れてんだ、後ろ指差されるくれェなぁ!」
マッドがハングオンで左に切った!
そのままケツを振りつつ突っ込む。挑発走行だ。一直線とは違い的になりやすいぞ!
――ドン!
「おわっ!」
大地に着弾したあおりで吹っ飛ばされるマッド。からからと転倒したバイクの前輪が虚しく回っている。
「マッド!」
「こっちは任せて!」
吠えるジャック。マコトはブリュンヒルデの方へと向かっている。正面の敵はマッドからブリュンヒルデに攻撃を変えていた。
転倒した仲間を救いに、二台がそれぞれの敵に突っ込む!
「俺が相手だッ!」
ジャック、雄たけびとともに殺到。マッドを追い越したところで射線が来るが、もう遅い。右に回りつつ接近した。
振り上げる手に、大太刀「獅子王」。
「人様のモンを勝手に使うんじゃねえ!」
切り抜けるルートが見えた、と思った瞬間だった。
「何?」
敵、通常装備の5000mmCAMカタナを抜いて、ジャックの走り抜ける空間を潰すように振って来たのだ。
が、ジャックは恐れない。
「上等だ! むしろちょうどいい!」
速度を緩めず、そのまま渾身の力でカタナに叩きこんだッ!
――ぱき、ぃん。
敵の武器はダメージを負っていたこともあり真っ二つ。そのまま掛け抜けるジャック。
「ん?」
見上げて異変に気付いた。
その少し前、マッド。
「へ……まだ『魂』は折れてねぇっ!」
グローサーベーアのエンジンが掛かり生き返ったように叫んだ。
振り返ると敵はジャックを攻撃するため体をねじっていた。
「狙えるもんは狙ってくぜ!」
再び風となり「肉切りナイフ」ことクファンジャルを敵の足首の隙間に突き立てた。
「ん?」
マッドも見上げて気付いた。
デュミナスの後ろ頭が、ポニーテールになっていることを。
●
こちら、右のデュミナス。
「とにかくスピードを生かさないとね」
メル、右に開きつつかわしていたがざくろの存在に気付いて射線が来なくなると一直線。
「行くよ、ディファレンスエンジン「アンティキティラ」……」
魔導機械を構えつつ……。
「エレクトリックショック!」
ばちっ、と電光火花が敵の足首から身体を走った!
メルが懐に入ったことで止まった敵火砲だったが、これでさらに間が空いた。
敵、駆け抜けたメルを追うべく身をひねる。
その間にざくろが接近。背中のギター「音撃金棒」を下ろして急接近!
それが!
ふりかぶった状態でぐぐんと巨大化したッ!
「そこだっ。マテリアルザクロンマキシマム!」
CAMが一歩を踏み出そうとしたその足元に、渾身の力で振り下ろす。
――どばっ!
耕されたようにはじける大地。
その衝撃でバランスを崩す敵。どうやらもともとの故障が足元らしく、先のように高速で動く的に対応しきれていなかったのだ。
「そして止めだっ!」
魔法剣「レヴァリー」を鞘走らせエレクトリックショック。
二度目の衝撃に、敵は上体バランスを崩してしまう。
――どしぃん……。
「あっ!」
前のめりに倒れた敵を見てざくろが気付く。
何と、後頭部から人形が頭を突っ込んでいるではないか。
スカートと両足がぶらん、としている様はまるでポニーテール。明らかにCAMの標準装備ではない。
「斬! アルケミソード、イェイ!」
そこにメルが躍りかかり、機導剣でばっさり。人形が壊れるとCAMは完全に停止した。
一方、正面ではデュミナスがカタナを構えてブリュンヒルデに殺到していた。
「一瞬だけでも……」
マコト、魔導バイクをかっ飛ばして何とかプリュンヒルデとCAMの間に車体をねじ込ませていた。
走って来た勢いも生かして振り上げ構えるは、ウォーハンマー……。
「電撃鉄槌!」
失礼、名称はウォーハンマーではなく電撃鉄槌。またの名を「エレクトリックハンマー」。
叫ぶ体に稲妻が走る。それがハンマーに集中したッ!
「食らえっ!」
――カンッ! バチチッ!
「うわっ!」
相打ち!
敵もマコトに気付いて強引に下段切り。
マコトのハンマーは敵足首を叩き痺れさせ、敵はマコト付近の大地にザックリと剣を叩きつけ衝撃でバイクを吹っ飛ばしていた。
だが。
「それで十分です!」
ブリュンヒルデだ!
いつまでも倒れているわけではない。
すでにバイクを放棄しマコトの後ろから接近。
痺れて止まっている足元に下段蹴りをかますといったん溜めて構える。ぐらっと敵が前に揺らいだところに……。
「私は、舞い上がる!」
飛び上がるブリュンヒルデ。伸ばした右足がCAMの顎下をえぐった。伸身した美しい姿勢だった。
さらに!
「マコト様の方には倒れさせません!」
そのまま身をひねり追撃の蹴り。
――どぅん……。
「ん?」
マコト、倒れた敵の後頭部にカタログにない人形を――後に知ることになるが、レチタティーヴォの操り人形を発見するのだった。
●
「オレぁ、こっちにゃこのカラダひとつで落ちてきたからよ!」
焚火の前に座るマッドが声を弾ませていた。
敵三台はすでに倒し、周囲の安全確認をした後だ。
「しばらくはチャリを漕いで……まァそれはそれで楽しかったんだがよ!」
「ん?」
気持ちよくマッドが話す中、湯を沸かしていたマッハが顔を上げた。横から湯の沸いたポットを差し出されたのだ。
「水冷ラジエーターを利用してミネラルウォーターを沸かしたの」
見ると、ブリュンヒルデだった。
「こういう裏技もバイク乗りの醍醐味ですね」
「そうだな。ありがたく使わせてもらおう」
マッハ、これを使って珈琲を淹れる。
いったん話は中断し、皆にいきわたるように。
「ん、いい香り」
マコト、受け取ったカップからの湯気を堪能する。すでに有効な資材のリストアップは終えている。
「私、おやつ持ってきたよ。お団子に懐中最中に……」
「甘いもんばっかだな」
張り切って荷物を広げるメル。ジャックの突っ込み。
「侍とバイクには甘いものが合うって聞いたことがあってね」
「それより、マッハはレーサータイプには乗らないの?」
メルの言ってることは追求せず、マッハに話を振るマコト。
「俺にゃマコトやブリュンヒルデみたいに似合わないねぇ。ジャックみたいなのならともかく」
「私は…リアルブルーのバイクレースの映像を見まして、この姿に一目惚れですね」
マッハの視線を受け、ブリュンヒルデが愛車の方を見る。
「俺の魔導バイクは速さはそこそこだが、乗ってんのが楽でね」
ジャックも愛車に手を添えた。
「かっ飛ばすっつーより、大陸の横断旅行なんかに使いたくなるな」
ここで、珈琲の香りの他に流れてくるものが。
「私は、特段カスタマイズはしてないけど基本的なお手入れはかかしてない……あっ、ざっ君」
メルが気付いた。
ざくろがギターを爪弾き始めたのだ。
ゆっくりスローな、焚火の合うブルース。
これを見たメル、バイクに戻ってショルダーキーボードを構える。
「バイクならこれでしょ!」
♪
今日はどれだけ走ったか マシンも心も火照ってる
♪
ざくろの弾き語りにメルの旋律が入る。
「とにかく、いよいよ出会ったのがこのグローサーベーアちゃんってワケだ!」
マッドは再び語り始める。うんと頷き皆が聞く。
「ちょいと足は遅えが、こいつぁ『魂』を感じるからよ!」
♪
開くアクセル滑らすタイヤ 鼓動が弾んで魂揺らす
♪
「速さにせよ、音にせよ、それぞれ感じられる『魂』ってのがあるけどよ! オレの『魂』はこういうモンってコトだ!」
♪
いまはお休み 魂の友よ
♪
依頼結果
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マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 マコト・タツナミ(ka1030) 人間(リアルブルー)|21才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2016/02/14 23:22:35 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/02/11 19:37:41 |