ゲスト
(ka0000)
チョコレート・ハウス
マスター:深夜真世

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/02/29 19:00
- 完成日
- 2016/03/14 23:53
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
ここはどこかの街のとあるオープンカフェ。
「うーん、やや甘い。まあ、女性からどうぞと勧められれば飲むかのう」
「女の子受けはしそうね。……ただし、軽やかに薄めれば、だけど」
隠者のジル・コバルトとオカマの興行師・シェイクがグラスに入った酒を試飲していた。
「そう? だったらいけるわね」
二人の反応に、同席する女性はニコニコとご機嫌だ。
「日常の酒としては失格じゃぞ?」
「女の子も一杯飲めばごちそうさまよ」
機嫌の良さに釘を刺す二人。
「はいはい。この『チョコレートのリキュール』。商売には向かない、といいたいのね?」
女性の言葉にうなずく二人。
「でも、一か月限定の数量限定で売るとしたら?」
「なるほどねぇ」
ニヤリ、と身を乗り出す女性。シェイクが考えを改めた。
「話題性と、宣伝と次第じゃの」
ジルの言葉に女性は胸を張った。
「話題性は大丈夫。このオープンカフェ『チョコレート・ハウス』はチョコのお菓子にチョコケーキ、チョコのクロワッサンにココアとチョコレートが自慢の店よ。そこが新たにチョコのお酒も出すとなれば話題性は十分。バレンタインから一ヵ月くらい続く閑散期に、男性から女性へチョコのお礼にチョコのお酒を贈る意識付けさえできれば……」
「で、リラ・ゼーレを使って宣伝したい、ということか」
ジル、納得した。
「でもフラちゃん、お酒飲める年齢に無いわよ?」
シェイクが呆れる。確かに彼女がプロモートする歌撃団「リラ・ゼーレ」のフラ・キャンディ(kz0121)はまだ子どもだ。
「そこは嫌がっても大人びた格好をさせて。背伸びさせて。……この『チョコレート・ハウス』は、私、シエラ・エバンスが手塩に掛けて女性中心のお店にしたの。そこへ男性客を呼び込むのだから仕掛けが必要。……大人未満の可愛い彼女にお酒を飲んでもらって大人びた彼女を見てもらう、がコンセプト。そんな夢を男性客にいかに抱いてもらうか、ね」
「一理あるのぅ。……あとは甘い酒だけに、大人びた女性も可愛らしくしてもらう、というのもいいかもしれん」
うなるジル。
「もちろん男性もほしいわね。女性だけの店に男性は近寄りがたいわ」
うなずくシェイク。
「バレンタインのお返しが本格化するのは一か月後。それまでに男女問わずここでチョコのお酒を飲んでもらって、贈り物に相応しい、または贈られて光栄、という雰囲気にしてほしいの。よろしくね」
そんなこんなで、オープンテラスのバーとして運営する「チョコレート・ハウス」でチョコのお酒を出す夕方までに味見してお酒の名前やカクテルのレシピを決めたり、夕刻からは給仕をしたり時には歌って踊って通りの人の目を引いて客を引き、チョコのお酒のイメージアップをしてくれる人、求ム。
「うーん、やや甘い。まあ、女性からどうぞと勧められれば飲むかのう」
「女の子受けはしそうね。……ただし、軽やかに薄めれば、だけど」
隠者のジル・コバルトとオカマの興行師・シェイクがグラスに入った酒を試飲していた。
「そう? だったらいけるわね」
二人の反応に、同席する女性はニコニコとご機嫌だ。
「日常の酒としては失格じゃぞ?」
「女の子も一杯飲めばごちそうさまよ」
機嫌の良さに釘を刺す二人。
「はいはい。この『チョコレートのリキュール』。商売には向かない、といいたいのね?」
女性の言葉にうなずく二人。
「でも、一か月限定の数量限定で売るとしたら?」
「なるほどねぇ」
ニヤリ、と身を乗り出す女性。シェイクが考えを改めた。
「話題性と、宣伝と次第じゃの」
ジルの言葉に女性は胸を張った。
「話題性は大丈夫。このオープンカフェ『チョコレート・ハウス』はチョコのお菓子にチョコケーキ、チョコのクロワッサンにココアとチョコレートが自慢の店よ。そこが新たにチョコのお酒も出すとなれば話題性は十分。バレンタインから一ヵ月くらい続く閑散期に、男性から女性へチョコのお礼にチョコのお酒を贈る意識付けさえできれば……」
「で、リラ・ゼーレを使って宣伝したい、ということか」
ジル、納得した。
「でもフラちゃん、お酒飲める年齢に無いわよ?」
シェイクが呆れる。確かに彼女がプロモートする歌撃団「リラ・ゼーレ」のフラ・キャンディ(kz0121)はまだ子どもだ。
「そこは嫌がっても大人びた格好をさせて。背伸びさせて。……この『チョコレート・ハウス』は、私、シエラ・エバンスが手塩に掛けて女性中心のお店にしたの。そこへ男性客を呼び込むのだから仕掛けが必要。……大人未満の可愛い彼女にお酒を飲んでもらって大人びた彼女を見てもらう、がコンセプト。そんな夢を男性客にいかに抱いてもらうか、ね」
「一理あるのぅ。……あとは甘い酒だけに、大人びた女性も可愛らしくしてもらう、というのもいいかもしれん」
うなるジル。
「もちろん男性もほしいわね。女性だけの店に男性は近寄りがたいわ」
うなずくシェイク。
「バレンタインのお返しが本格化するのは一か月後。それまでに男女問わずここでチョコのお酒を飲んでもらって、贈り物に相応しい、または贈られて光栄、という雰囲気にしてほしいの。よろしくね」
そんなこんなで、オープンテラスのバーとして運営する「チョコレート・ハウス」でチョコのお酒を出す夕方までに味見してお酒の名前やカクテルのレシピを決めたり、夕刻からは給仕をしたり時には歌って踊って通りの人の目を引いて客を引き、チョコのお酒のイメージアップをしてくれる人、求ム。
リプレイ本文
●
ここは、チョコレート・ハウスの男性更衣室。
「髪はいつもより少し上でまとめておくか」
鏡に横顔の映る姿は、鞍馬 真(ka5819)。黒いベストに黒いスラックス、そして白いシャツ姿でスレンダーに決めていた。
「衣装は男性用の給仕服だね。皆にも見てもらって一緒に合わせて、と……」
霧雨 悠月(ka4130)も黒い衣装と白いシャツで細くシャープにまとめ、黒い蝶ネクタイをすると振り向いた。
「え!?」
そして愕然とした。
「何かな、悠月?」
何と、ミューレ(ka4567)がふぅんわりとした白いシャツを着て胸の前のボタンを合わせていたのだ。
「ミューレさん、それ女性もの?」
「ちゃんと男性ものだよぅ」
チョッキを着てドレープしたふわもこの袖とひらひらする袖口で手を振り否定するミューレ。
「まさか、小太さんも?」
いつもな感じの予感がした悠月、思わず弓月・小太(ka4679)を見る。
「こ、こういう格好初めてですけど…ちょっと変な感じですよぉ」
びくっ、とした小太はしっかりと黒いタキシードに白のシャツ。
「ギャルソンのイメージだな」
その横ではさっそうと真が腰にエプロンを巻いていた。
「僕は少々可愛らしいアレンジにするよ」
ミューレは、たまに間違われるからちょうどいいやとかなんとか淡々と呟き真とは違う路線を。
「ゆ、悠月さん、どうして僕を見るんですかぁ?」
「え? あ、ごめん……」
普通にしている小太さんも可愛らしい感じなのはどうしてなんだろうとか思う悠月だったり。
こちら、女子更衣室。
「セレナ、そっちはどう?」
黒い袖なしジャケットを着込みボタンを合わせつつステラ=XVII(ka3687)が聞いた。黒い細タイにパンツスタイルでソムリエエプロンを着けた姿はほっそりとして軽やか。
「いい感じよ。……ほら、短いのは可愛らしいけど今日は綺麗に大人っぽくね…ふふ」
聞かれたセレナ=XVIII(ka3686)は、膝丈のフレアスカートの腰を上げて何かに夢中。純白のフォーマルブラウスと胸元の赤いワンポイントとなっているリボンを揺らしながら、フラ・キャンディ(kz0121)の着替えを手伝っていた。
「う、うん……大人っぽく、だね」
フラ、良く分からずにもじもじしている。服装はすでにミモレ丈の黒いプリーツスカートに白ブラウス、胸元にチョコ色細紐リボンに髪にも同色リボンをあしらわれている。
「化粧も少しだけ…」
「ええっ!」
耳元でセレナに言われて身を縮めるフラ。
「安心して、可愛い貴方を着飾る程度……そうね、紅葉くらいに」
「ん……?」
名前が出て振り向いた雪継・紅葉(ka5188)。黒いロングスカートのメイド服が波打ち、白い前掛けが揺らいだ。
「化粧?」
紅葉、アイシャドウの淡い瞼を優しく細める。薄く紅を引いた瑞々しい唇が言葉を紡ぐ。淡い頬紅が温もりを伝える。
「んん……」
「そう、じっとしてて」
見つめられて恥じ入るフラ。この隙にぱぱぱっと軽い化粧を施すセレナ。妙に楽しげで手馴れている。最後に顎に指を掛け正面を向かせて、淡いルージュをきゅっ。
「変わらないね」
ステラは薄く微笑しつつ片側の髪を編み込みピンで留め……おっと、その動きが止まった。
「ん? キーリは?」
「キーリさんなら……」
紅葉が更衣室の外を差すような視線をした。
●
その頃、外で。
「キーリさん…服装がいつもと……」
小太が確認していた。
「あによ、キチンとした服くらい着れるわよ。私をなんだと思ってるの」
くるっと回って黒ベースに白が映える軽めのドレスをひらめかせたキーリ(ka4642)が、ぽそりとつぶやいた小太に絡んでいた。
「え、ええと……悠月、さん?」
「うーん、ちょっぴり甘い匂いがするのかな。なんだかお腹が減ってきちゃいそうだね」
絡まれた小太、助けを求めるように悠月を見るが、悠月はチョコレートのお酒に興味津々だった。
「食いしん坊だな?」
「甘い物は好きだから」
微笑する真に屈託なく返す悠月。
「チョコー。甘味の王様よね。知名度的に。……って、ユッキー。みんなに衣装合わせてないじゃない」
キーリ、こっちの話題に飛びついた。小太はほっとするが、悠月が慌てる。
「ちゃんと真さんに合わせてるよ?」
「少数派に合わせてどーするのよ。ほら、あっちも、あっちも!」
ぴし、ぴしと小太とミューレを指差すキーリ。
「男らしくないですか……」
「細かなところは各自のアレンジだから」
「少数派か……」
衣装的には真と変わらないのにと肩を落とす小太に、まったく動じないミューレ。それはそれとして、真は自らの人生で言われたような気のする言葉を聞いたと遠くを見ている。
「お待たせ」
ここでセレナたちが出てきた。
「ヒールは背筋を伸ばして視線を上に…それだけ綺麗に見えるから」
「お、お尻を引いちゃダメなんだね」
ステラに寄り添われ、ハイヒールを履いた足元のおぼつかないフラも出てきた。
「あ、フラさん…え、えと、いつもと違って色っぽくて素敵ですよぉ?」
「準備、どう?」
小太がドキドキしつつフラに駆け寄ると、不安そうに見詰められぎゅっと袖を掴まれる。紅葉は入れ替わるように前に出て柔らかく首を傾げた。
「あ。もちろん味見の準備、もうできてるよ」
そそくさと本題に戻す悠月だった。
●
そして夕方。
紅葉がメイド服の背中のリボンを揺らし、入り口に、「チョコのお酒取り扱い中」の看板を掛けた。
そして客の気配に振り返る。
「いらっしゃいませ…チョコレート・ハウスへようこそ」
立っていた女性客たちは紅葉のあいさつににこりと笑顔を返して入店。
「ゆっくりしていってくださいね。いろんなお酒が……ありますから」
チョコレート・ハウス、夜の営業の開始だ。
時は数時間前に遡る。
「【ショコラヴィーナス】…」
セレナが足を組んで座ったまま、いま口を付けていたグラスを掲げて呟いた。
「ん、愛と美の女神の名前…素敵だと思うよ」
ステラは立ち上がり、背中越しにセレナに視線を投げる。もう語ることはない、ということだ。
「なるほど……ご利益がありそうだし、恋の神の名前は良いな…」
横でチョコの酒を味見していた真が、セレナの呟いた言葉に頷いた。
「素敵。……センスある人が羨ましいわ」
キーリはグラスの中の色をしみじみ眺めながら同意している。
「シンプルイズザベスト。そして何よりキュート&セクシーだね」
「僕もショコラヴィーナスで賛成だよ」
ミューレと悠月も好意的だ。
「よかった。それじゃ、このお酒の名は【ショコラヴィーナス】に決まりね」
チョコレート・ハウスオーナーのシエラ・エバンスが満足そうに立ち上がった。
「小太さん?」
「甘くすればお酒の苦手な人にもなんとか、でしょうかぁ?」
フラと小太も味見していた。小太の方はお酒が苦手なようで、舌を出して苦そうにしている。
「十分甘いのだけど……そうね。カクテルも作ってしまいましょう」
「それなら……」
シエラの言葉に紅葉が提案するのだった。
「いらっしゃいませー!」
テラス席に座った客は、可愛らしく元気でキラキラなミューレの笑顔で迎えられた。
「きゃー、かわいい~。あのあの、これ下さい」
「【ショコラヴィーナス】のお湯割りですねっ。お待ちください―」
ミューレ、可愛い物好きの女性客に大好評のようで。
「いらっしゃいませ」
こちらでは紅葉が大人びた様子で接客。
「あの、あまりお酒は強くないんですが」
控えめな女性客のようで、不安そうに打ち明けてきた。
「それでは、此方の物は如何でしょう? 口どけも柔らかく、アルコールも控えめ。お酒を余りお召しになられない方にも最適ですよ」
女性客、紅葉の落ち着いた様子にすっかり安心して注文。
こちらは、ステラ。
「少し甘いお酒は好き…? なら、こちらのカクテルはどうかな」
男装して、運んでいた盆から選ぶ。
「うん、これなら……」
「わ、ビターな感じ」
「そっちはミルクで割った【ホワイトデー】、あなたのはホットココアの【エンジェラ】」
グラスを両手で包んだ二人の客。ステラの囁きにうっとりする。
一方、紅葉は厨房で注文を伝える。
「分かった」
真、紅葉から注文を受けて冷たいミルクで割り、上にホイップした生クリームと削ったチョコレートを乗せ最後にミントの葉を飾った。
「【ヴィーナスキッス】一つ、間違いなく」
「その…名前は変えてくれていい」
笑顔で受け取った紅葉に、真が視線を逸らせる。命名は苦手だとかごにょごにょ。
「大丈夫……喜んでもらえてるから」
紅葉の言葉にホッとする。
「スイーツみたい。お酒の味まで」
運んで飲んだ客も、ほっとしていた。
●
さて、店頭では。
♪
ショコラヴィーナス 愛のささやき
ショコラヴィーナス 恋の口づけ
香る甘さも 気まぐれに
♪
淡く歌い終えたセレナに温かい拍手が送られていた。
「お友達と一緒に甘いひと時を如何でしょうかっ……あ。セレナさん、良かったで
すよ」
「あまり人前では苦手なんだけど…」
悠月に褒められ、少し笑うセレナ。
「面白そう」
「ちょっと寄って行きましょう」
女性客の受けはいい。
「店の前じゃ男性の通行者は少ないわねー。ユッキー、ショータん、もうちょっと遠くまで行くわよー」
「ショータん……」
「あら、さんの『さ』が聞こえないだけよー」
小太にそう言って悠月ともども連れ出すキーリ。セレナも続く。
「あ……」
フラは、慣れないヒールでついて行けなかった。
愕然とした肩に優しく手が添えられる。
「フラさん、似合ってる……自信持って」
振り向くと紅葉がいた。
「接客に自信は大事。あと、笑顔だね。一緒に頑張ろう」
フラ、紅葉と店内で頑張ることにする。
こちら、キーリ。
「じゃ、いくわよ」
スターライトロッドを振るい、リトルファイア。
――きらきら、ふわん。
「おおっ」
星のきらめきと空中で灯った炎に、道行く人が足を止めた。
すかさず小太のバイオリンが乾いた音色を響かせる。ふわりと衣装を広げて踊るキーリ。沿道から手拍子がわく。
そのリズムに乗り踊りながらチラシを配る。何かと視線を落とす男性たち。
文面は、「チョコのお酒「ショコラヴィーナス」。甘いものが好きな人もお酒が好きな人も満足出来る……」。
次に視線を上げて気付くのだ。
「素敵な世界【チョコレートハウス】へようこそ!」
目の前のキーリが最後の文面を伝え、楽しくくるり。
そして歌が始まった。
♪
鏡に映る私の視線 私の心に気付いてる
自信の持てない恋患い
♪
セレナも歌っていた、新しいお酒の歌だ。
「出だしは恋に悩む少女のように。……いい感じですよぅ」
うんうん、と伴奏しながら小太。
セレナはふんわりと可愛らしく衣装を揺らめかせながらチラシ配り。
「そう。愛と美の女神の名前…愛する美しい君へ…何て意味を込めた贈り物何てどうかしら…?」
今日は特別に男性にも声を掛ける。仕事だから。
「さあ、ユッキーの分もランタンに火をつけて……あとはショータんも一緒に」
「い、いいのですかぁ?」
キーリは火を灯したランタンを足元に置いて回ると小太と一緒に悠月の周りで踊り出した。ふんわりキーリとシャープな小太の踊りが炎に照らされる。
「うん……これは幻想的だな」
「疲れた心に染み入るね」
客の手拍子が伴奏となる。
♪
ショコラヴィーナス 愛のささやき
ショコラヴィーナス 恋の口づけ
香る甘さも 気まぐれに
♪
サビを歌う悠月の声、響く。
●
「今だけの期間限定の品なんですけどぉ、おひとついかがでしょうかぁ?」
店ではミューレが可愛らしく動き回っていた。
「無理はしてない? …とても綺麗だから、自信持って大丈夫だよ」
フラは、背後からそんなささやきを聞いてびくんとなっていた。
振り向くとステラが背中越しに手を振って次の接客に。
「【雪解けの女神】はどうだった? 貴方から贈り物をされる男性は幸せだろうね」
ウィスキーを加え生クリームで飾ったアルコール強めのデザート感覚なカクテルを勧めた客に囁いている。
「ステラさん……。ボクも頑張らなくちゃ…え?」
気持ちを入れ替えたところで、ミューレに手招きされた。男性客と一緒だ。
「ミューレさん?」
「彼女さんもきっと喜ばれると思いますよぉ? こんな風に」
ミューレ、男性客の耳元でささやくと、フラに少しロイヤルミルクティーを加えた【アネモネ】を飲ませるふりをする。
「ん……」
フラ、慣れない衣装もありふらっとくる。
「か、買った!」
男性客は鼻息荒く購入を即決。
その後、店に出た真がミューレを手招き。
「苺の果実酒を加えた【スカーレットヴィーナス】です」
男性客の前で、ミューレを女性に見立て実演してみる真。
「ん……」
明るく元気よく近寄ったミューレだったが、先のフラのようにするのがベストだよね、とほんのりと頬に手を添える。男性客はミューレの可愛らしさに購入を即決した。
(あはは…我ながら恋人には見せられない姿だね)
「ありがとな、ミューレ」
心の中で苦笑するミューレに礼を言った真は、そのまま気分よく笛を吹き店内を盛り上げ始めた。
一方、フラ。
「ん……あっ!」
ふわふわした気分でヒールを踏み外していたが、転倒は免れた。
「はわわ、フラさん大丈夫ですかぁ!? ええと、お水いりますかぁ!?」
支えられた方を見ると、小太がいた。戻って来ていたのだ。
「うん。ちょっと下がっていたい」
そのまま甘えるフラだった。
無理もない。
店頭はいつの間にか、カップルや恋愛話に花を咲かせる女性客が増えていたのだから。男性客は、必要なものを手に入れたらそそくさ帰るようで。
厨房まで下がると、シエラと紅葉がいた。
紅葉、逆さまにしたグラスを戻すとチョコの酒とミルクを入れ、刻んだレモンを散らした。グラスの淵には、塩がついている。
「うん。引き立つ甘さと酸味がいいわね」
試飲したシエラが太鼓判。塩チョコみたい。
「じゃ、勧めてくるね」
紅葉、自信を持って客席に。
賑わいはもう少し続きそうだ。
●
そして、閉店。
「あら…誰かに贈り物…?」
ゆっくりしているセレナに、ステラが寄り添う。
「分かっているくせに…」
チョコのお酒を購入していた。
「お土産ができた」
ミューレも彼女に一本。
「いいのか、フラ?」
真はチョコを手にしていた。
「うん。遅くなったけどバレンタインの贈り物」
フラが配っていた。後ろで「お酒ねー、うーん美味しそう」、「キーリさん、さっき飲んでたよ?」とか言ってるキーリと悠月にも贈った様子。
視線を戻した真、何か言おうとしたが……。
やめた。
「あの、小太さん」
「僕に、ですかぁ」
フラ、小太に駆け寄り包みを手渡していたのだ。
「これより大きな……ああいうのが本命、チョコ?」
フラからもらったチョコと比べつつ、眺めている紅葉。
「だろうな」
真、微笑するのみ。
ここは、チョコレート・ハウスの男性更衣室。
「髪はいつもより少し上でまとめておくか」
鏡に横顔の映る姿は、鞍馬 真(ka5819)。黒いベストに黒いスラックス、そして白いシャツ姿でスレンダーに決めていた。
「衣装は男性用の給仕服だね。皆にも見てもらって一緒に合わせて、と……」
霧雨 悠月(ka4130)も黒い衣装と白いシャツで細くシャープにまとめ、黒い蝶ネクタイをすると振り向いた。
「え!?」
そして愕然とした。
「何かな、悠月?」
何と、ミューレ(ka4567)がふぅんわりとした白いシャツを着て胸の前のボタンを合わせていたのだ。
「ミューレさん、それ女性もの?」
「ちゃんと男性ものだよぅ」
チョッキを着てドレープしたふわもこの袖とひらひらする袖口で手を振り否定するミューレ。
「まさか、小太さんも?」
いつもな感じの予感がした悠月、思わず弓月・小太(ka4679)を見る。
「こ、こういう格好初めてですけど…ちょっと変な感じですよぉ」
びくっ、とした小太はしっかりと黒いタキシードに白のシャツ。
「ギャルソンのイメージだな」
その横ではさっそうと真が腰にエプロンを巻いていた。
「僕は少々可愛らしいアレンジにするよ」
ミューレは、たまに間違われるからちょうどいいやとかなんとか淡々と呟き真とは違う路線を。
「ゆ、悠月さん、どうして僕を見るんですかぁ?」
「え? あ、ごめん……」
普通にしている小太さんも可愛らしい感じなのはどうしてなんだろうとか思う悠月だったり。
こちら、女子更衣室。
「セレナ、そっちはどう?」
黒い袖なしジャケットを着込みボタンを合わせつつステラ=XVII(ka3687)が聞いた。黒い細タイにパンツスタイルでソムリエエプロンを着けた姿はほっそりとして軽やか。
「いい感じよ。……ほら、短いのは可愛らしいけど今日は綺麗に大人っぽくね…ふふ」
聞かれたセレナ=XVIII(ka3686)は、膝丈のフレアスカートの腰を上げて何かに夢中。純白のフォーマルブラウスと胸元の赤いワンポイントとなっているリボンを揺らしながら、フラ・キャンディ(kz0121)の着替えを手伝っていた。
「う、うん……大人っぽく、だね」
フラ、良く分からずにもじもじしている。服装はすでにミモレ丈の黒いプリーツスカートに白ブラウス、胸元にチョコ色細紐リボンに髪にも同色リボンをあしらわれている。
「化粧も少しだけ…」
「ええっ!」
耳元でセレナに言われて身を縮めるフラ。
「安心して、可愛い貴方を着飾る程度……そうね、紅葉くらいに」
「ん……?」
名前が出て振り向いた雪継・紅葉(ka5188)。黒いロングスカートのメイド服が波打ち、白い前掛けが揺らいだ。
「化粧?」
紅葉、アイシャドウの淡い瞼を優しく細める。薄く紅を引いた瑞々しい唇が言葉を紡ぐ。淡い頬紅が温もりを伝える。
「んん……」
「そう、じっとしてて」
見つめられて恥じ入るフラ。この隙にぱぱぱっと軽い化粧を施すセレナ。妙に楽しげで手馴れている。最後に顎に指を掛け正面を向かせて、淡いルージュをきゅっ。
「変わらないね」
ステラは薄く微笑しつつ片側の髪を編み込みピンで留め……おっと、その動きが止まった。
「ん? キーリは?」
「キーリさんなら……」
紅葉が更衣室の外を差すような視線をした。
●
その頃、外で。
「キーリさん…服装がいつもと……」
小太が確認していた。
「あによ、キチンとした服くらい着れるわよ。私をなんだと思ってるの」
くるっと回って黒ベースに白が映える軽めのドレスをひらめかせたキーリ(ka4642)が、ぽそりとつぶやいた小太に絡んでいた。
「え、ええと……悠月、さん?」
「うーん、ちょっぴり甘い匂いがするのかな。なんだかお腹が減ってきちゃいそうだね」
絡まれた小太、助けを求めるように悠月を見るが、悠月はチョコレートのお酒に興味津々だった。
「食いしん坊だな?」
「甘い物は好きだから」
微笑する真に屈託なく返す悠月。
「チョコー。甘味の王様よね。知名度的に。……って、ユッキー。みんなに衣装合わせてないじゃない」
キーリ、こっちの話題に飛びついた。小太はほっとするが、悠月が慌てる。
「ちゃんと真さんに合わせてるよ?」
「少数派に合わせてどーするのよ。ほら、あっちも、あっちも!」
ぴし、ぴしと小太とミューレを指差すキーリ。
「男らしくないですか……」
「細かなところは各自のアレンジだから」
「少数派か……」
衣装的には真と変わらないのにと肩を落とす小太に、まったく動じないミューレ。それはそれとして、真は自らの人生で言われたような気のする言葉を聞いたと遠くを見ている。
「お待たせ」
ここでセレナたちが出てきた。
「ヒールは背筋を伸ばして視線を上に…それだけ綺麗に見えるから」
「お、お尻を引いちゃダメなんだね」
ステラに寄り添われ、ハイヒールを履いた足元のおぼつかないフラも出てきた。
「あ、フラさん…え、えと、いつもと違って色っぽくて素敵ですよぉ?」
「準備、どう?」
小太がドキドキしつつフラに駆け寄ると、不安そうに見詰められぎゅっと袖を掴まれる。紅葉は入れ替わるように前に出て柔らかく首を傾げた。
「あ。もちろん味見の準備、もうできてるよ」
そそくさと本題に戻す悠月だった。
●
そして夕方。
紅葉がメイド服の背中のリボンを揺らし、入り口に、「チョコのお酒取り扱い中」の看板を掛けた。
そして客の気配に振り返る。
「いらっしゃいませ…チョコレート・ハウスへようこそ」
立っていた女性客たちは紅葉のあいさつににこりと笑顔を返して入店。
「ゆっくりしていってくださいね。いろんなお酒が……ありますから」
チョコレート・ハウス、夜の営業の開始だ。
時は数時間前に遡る。
「【ショコラヴィーナス】…」
セレナが足を組んで座ったまま、いま口を付けていたグラスを掲げて呟いた。
「ん、愛と美の女神の名前…素敵だと思うよ」
ステラは立ち上がり、背中越しにセレナに視線を投げる。もう語ることはない、ということだ。
「なるほど……ご利益がありそうだし、恋の神の名前は良いな…」
横でチョコの酒を味見していた真が、セレナの呟いた言葉に頷いた。
「素敵。……センスある人が羨ましいわ」
キーリはグラスの中の色をしみじみ眺めながら同意している。
「シンプルイズザベスト。そして何よりキュート&セクシーだね」
「僕もショコラヴィーナスで賛成だよ」
ミューレと悠月も好意的だ。
「よかった。それじゃ、このお酒の名は【ショコラヴィーナス】に決まりね」
チョコレート・ハウスオーナーのシエラ・エバンスが満足そうに立ち上がった。
「小太さん?」
「甘くすればお酒の苦手な人にもなんとか、でしょうかぁ?」
フラと小太も味見していた。小太の方はお酒が苦手なようで、舌を出して苦そうにしている。
「十分甘いのだけど……そうね。カクテルも作ってしまいましょう」
「それなら……」
シエラの言葉に紅葉が提案するのだった。
「いらっしゃいませー!」
テラス席に座った客は、可愛らしく元気でキラキラなミューレの笑顔で迎えられた。
「きゃー、かわいい~。あのあの、これ下さい」
「【ショコラヴィーナス】のお湯割りですねっ。お待ちください―」
ミューレ、可愛い物好きの女性客に大好評のようで。
「いらっしゃいませ」
こちらでは紅葉が大人びた様子で接客。
「あの、あまりお酒は強くないんですが」
控えめな女性客のようで、不安そうに打ち明けてきた。
「それでは、此方の物は如何でしょう? 口どけも柔らかく、アルコールも控えめ。お酒を余りお召しになられない方にも最適ですよ」
女性客、紅葉の落ち着いた様子にすっかり安心して注文。
こちらは、ステラ。
「少し甘いお酒は好き…? なら、こちらのカクテルはどうかな」
男装して、運んでいた盆から選ぶ。
「うん、これなら……」
「わ、ビターな感じ」
「そっちはミルクで割った【ホワイトデー】、あなたのはホットココアの【エンジェラ】」
グラスを両手で包んだ二人の客。ステラの囁きにうっとりする。
一方、紅葉は厨房で注文を伝える。
「分かった」
真、紅葉から注文を受けて冷たいミルクで割り、上にホイップした生クリームと削ったチョコレートを乗せ最後にミントの葉を飾った。
「【ヴィーナスキッス】一つ、間違いなく」
「その…名前は変えてくれていい」
笑顔で受け取った紅葉に、真が視線を逸らせる。命名は苦手だとかごにょごにょ。
「大丈夫……喜んでもらえてるから」
紅葉の言葉にホッとする。
「スイーツみたい。お酒の味まで」
運んで飲んだ客も、ほっとしていた。
●
さて、店頭では。
♪
ショコラヴィーナス 愛のささやき
ショコラヴィーナス 恋の口づけ
香る甘さも 気まぐれに
♪
淡く歌い終えたセレナに温かい拍手が送られていた。
「お友達と一緒に甘いひと時を如何でしょうかっ……あ。セレナさん、良かったで
すよ」
「あまり人前では苦手なんだけど…」
悠月に褒められ、少し笑うセレナ。
「面白そう」
「ちょっと寄って行きましょう」
女性客の受けはいい。
「店の前じゃ男性の通行者は少ないわねー。ユッキー、ショータん、もうちょっと遠くまで行くわよー」
「ショータん……」
「あら、さんの『さ』が聞こえないだけよー」
小太にそう言って悠月ともども連れ出すキーリ。セレナも続く。
「あ……」
フラは、慣れないヒールでついて行けなかった。
愕然とした肩に優しく手が添えられる。
「フラさん、似合ってる……自信持って」
振り向くと紅葉がいた。
「接客に自信は大事。あと、笑顔だね。一緒に頑張ろう」
フラ、紅葉と店内で頑張ることにする。
こちら、キーリ。
「じゃ、いくわよ」
スターライトロッドを振るい、リトルファイア。
――きらきら、ふわん。
「おおっ」
星のきらめきと空中で灯った炎に、道行く人が足を止めた。
すかさず小太のバイオリンが乾いた音色を響かせる。ふわりと衣装を広げて踊るキーリ。沿道から手拍子がわく。
そのリズムに乗り踊りながらチラシを配る。何かと視線を落とす男性たち。
文面は、「チョコのお酒「ショコラヴィーナス」。甘いものが好きな人もお酒が好きな人も満足出来る……」。
次に視線を上げて気付くのだ。
「素敵な世界【チョコレートハウス】へようこそ!」
目の前のキーリが最後の文面を伝え、楽しくくるり。
そして歌が始まった。
♪
鏡に映る私の視線 私の心に気付いてる
自信の持てない恋患い
♪
セレナも歌っていた、新しいお酒の歌だ。
「出だしは恋に悩む少女のように。……いい感じですよぅ」
うんうん、と伴奏しながら小太。
セレナはふんわりと可愛らしく衣装を揺らめかせながらチラシ配り。
「そう。愛と美の女神の名前…愛する美しい君へ…何て意味を込めた贈り物何てどうかしら…?」
今日は特別に男性にも声を掛ける。仕事だから。
「さあ、ユッキーの分もランタンに火をつけて……あとはショータんも一緒に」
「い、いいのですかぁ?」
キーリは火を灯したランタンを足元に置いて回ると小太と一緒に悠月の周りで踊り出した。ふんわりキーリとシャープな小太の踊りが炎に照らされる。
「うん……これは幻想的だな」
「疲れた心に染み入るね」
客の手拍子が伴奏となる。
♪
ショコラヴィーナス 愛のささやき
ショコラヴィーナス 恋の口づけ
香る甘さも 気まぐれに
♪
サビを歌う悠月の声、響く。
●
「今だけの期間限定の品なんですけどぉ、おひとついかがでしょうかぁ?」
店ではミューレが可愛らしく動き回っていた。
「無理はしてない? …とても綺麗だから、自信持って大丈夫だよ」
フラは、背後からそんなささやきを聞いてびくんとなっていた。
振り向くとステラが背中越しに手を振って次の接客に。
「【雪解けの女神】はどうだった? 貴方から贈り物をされる男性は幸せだろうね」
ウィスキーを加え生クリームで飾ったアルコール強めのデザート感覚なカクテルを勧めた客に囁いている。
「ステラさん……。ボクも頑張らなくちゃ…え?」
気持ちを入れ替えたところで、ミューレに手招きされた。男性客と一緒だ。
「ミューレさん?」
「彼女さんもきっと喜ばれると思いますよぉ? こんな風に」
ミューレ、男性客の耳元でささやくと、フラに少しロイヤルミルクティーを加えた【アネモネ】を飲ませるふりをする。
「ん……」
フラ、慣れない衣装もありふらっとくる。
「か、買った!」
男性客は鼻息荒く購入を即決。
その後、店に出た真がミューレを手招き。
「苺の果実酒を加えた【スカーレットヴィーナス】です」
男性客の前で、ミューレを女性に見立て実演してみる真。
「ん……」
明るく元気よく近寄ったミューレだったが、先のフラのようにするのがベストだよね、とほんのりと頬に手を添える。男性客はミューレの可愛らしさに購入を即決した。
(あはは…我ながら恋人には見せられない姿だね)
「ありがとな、ミューレ」
心の中で苦笑するミューレに礼を言った真は、そのまま気分よく笛を吹き店内を盛り上げ始めた。
一方、フラ。
「ん……あっ!」
ふわふわした気分でヒールを踏み外していたが、転倒は免れた。
「はわわ、フラさん大丈夫ですかぁ!? ええと、お水いりますかぁ!?」
支えられた方を見ると、小太がいた。戻って来ていたのだ。
「うん。ちょっと下がっていたい」
そのまま甘えるフラだった。
無理もない。
店頭はいつの間にか、カップルや恋愛話に花を咲かせる女性客が増えていたのだから。男性客は、必要なものを手に入れたらそそくさ帰るようで。
厨房まで下がると、シエラと紅葉がいた。
紅葉、逆さまにしたグラスを戻すとチョコの酒とミルクを入れ、刻んだレモンを散らした。グラスの淵には、塩がついている。
「うん。引き立つ甘さと酸味がいいわね」
試飲したシエラが太鼓判。塩チョコみたい。
「じゃ、勧めてくるね」
紅葉、自信を持って客席に。
賑わいはもう少し続きそうだ。
●
そして、閉店。
「あら…誰かに贈り物…?」
ゆっくりしているセレナに、ステラが寄り添う。
「分かっているくせに…」
チョコのお酒を購入していた。
「お土産ができた」
ミューレも彼女に一本。
「いいのか、フラ?」
真はチョコを手にしていた。
「うん。遅くなったけどバレンタインの贈り物」
フラが配っていた。後ろで「お酒ねー、うーん美味しそう」、「キーリさん、さっき飲んでたよ?」とか言ってるキーリと悠月にも贈った様子。
視線を戻した真、何か言おうとしたが……。
やめた。
「あの、小太さん」
「僕に、ですかぁ」
フラ、小太に駆け寄り包みを手渡していたのだ。
「これより大きな……ああいうのが本命、チョコ?」
フラからもらったチョコと比べつつ、眺めている紅葉。
「だろうな」
真、微笑するのみ。
依頼結果
依頼成功度 | 大成功 |
---|
面白かった! | 6人 |
---|
ポイントがありませんので、拍手できません
現在のあなたのポイント:-753 ※拍手1回につき1ポイントを消費します。
あなたの拍手がマスターの活力につながります。
このリプレイが面白かったと感じた人は拍手してみましょう!
MVP一覧
重体一覧
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
ショップのイメージアップを! ミューレ(ka4567) エルフ|50才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/02/29 00:00:05 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/02/29 11:20:17 |