ゲスト
(ka0000)
【龍鉱】砂上の楼閣
マスター:cr

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/03/06 12:00
- 完成日
- 2016/03/10 23:53
みんなの思い出
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オープニング
●
北伐作戦から始まった長い長い戦いは、いよいよ最終局面へと近づいていた。いや、終わりではない。慢心こそが最大の敵である。だが、一つの大きな仕事を成し遂げる為人類は布石を打ち、ここまで辿り着いた。
一手目は北方への強制転移。
二手目は転移先であるカム・ラディ遺跡の制圧、そして転移門の設置。
ここまで来れば残りは一手。遺跡を修復し、同時にエネルギー源たる龍鉱石を集める。
遺跡が正常な形へ戻れば、かつてこの国、リグ・サンガマに住んだ人々が我々に力を貸してくれる。
周囲は全て歪虚に支配されている。だが、そんな敵地の中央に居たとしても、そこにいる人々には笑顔があった。
人というものは目的を見失った状態ではその力を全て発揮することは叶わない。逆に言えば目標が見え、それをそこにいる人々が共有していたのであれば、時に驚くべき力を発揮できる。ここに拠点をつくり上げることができれば、少なくともこの地における戦況の潮流は一気に人類側に流れる。それならばただの見張りにもやる気が出るというものだ。
暗闇の中、ハンター達は心地よい緊張感と共に守護の任務に当たっていた。
●
360度どこを見ても広がっていた闇の帳は、その時ほんの少しだけ白い筋が引かれた。夜明けは近い。夜が明ければ次のハンター達に交代する。顔を出した陽の光がきらきらと輝く。
その時、白い光は黄金色に、そして赤色にきらめいた。見張っていた者達はそちらへ向けて目を凝らす。
そして彼らがそこで見たものは、赤金色の鱗をきらめかせ翼を大きく広げた一匹の竜の姿であった。
●
竜はハンター達を威嚇する様に大きくいななく。心の奥底から湧き上がってくる畏怖の感情、これが竜というものなのか。
だがその恐怖を乗り越え、ハンター達は竜に向けて先制の一射を放つ。放たれたそれは一直線に竜に向かい、確かに捉えた。
しかし竜は全く反応を示さなかった。その赤みがかった黄金色の鱗はそれらを全て跳ね返し、傷一つ受けない。
そして竜は一つ大きく吸うと、炎の息を吐き出した。それは一帯をあっという間に薙ぎ、立ち並んでいた枯れ木を焼き払う。ハンター達を威嚇するかのような一撃を終えると、再び翼を大きく広げハンター達に向かい合う。
かの竜の名は“赤金鱗の”ロンヴオル。その竜の前に、人類のための戦術拠点と思われたカム・ラディ遺跡は砂上の楼閣に過ぎないことを感じ取っていた。だが、たとえそれが一息で塵と化す砂上の楼閣だとしても、人類には奇跡の象徴であった。
戦いは始まろうとしていた。
北伐作戦から始まった長い長い戦いは、いよいよ最終局面へと近づいていた。いや、終わりではない。慢心こそが最大の敵である。だが、一つの大きな仕事を成し遂げる為人類は布石を打ち、ここまで辿り着いた。
一手目は北方への強制転移。
二手目は転移先であるカム・ラディ遺跡の制圧、そして転移門の設置。
ここまで来れば残りは一手。遺跡を修復し、同時にエネルギー源たる龍鉱石を集める。
遺跡が正常な形へ戻れば、かつてこの国、リグ・サンガマに住んだ人々が我々に力を貸してくれる。
周囲は全て歪虚に支配されている。だが、そんな敵地の中央に居たとしても、そこにいる人々には笑顔があった。
人というものは目的を見失った状態ではその力を全て発揮することは叶わない。逆に言えば目標が見え、それをそこにいる人々が共有していたのであれば、時に驚くべき力を発揮できる。ここに拠点をつくり上げることができれば、少なくともこの地における戦況の潮流は一気に人類側に流れる。それならばただの見張りにもやる気が出るというものだ。
暗闇の中、ハンター達は心地よい緊張感と共に守護の任務に当たっていた。
●
360度どこを見ても広がっていた闇の帳は、その時ほんの少しだけ白い筋が引かれた。夜明けは近い。夜が明ければ次のハンター達に交代する。顔を出した陽の光がきらきらと輝く。
その時、白い光は黄金色に、そして赤色にきらめいた。見張っていた者達はそちらへ向けて目を凝らす。
そして彼らがそこで見たものは、赤金色の鱗をきらめかせ翼を大きく広げた一匹の竜の姿であった。
●
竜はハンター達を威嚇する様に大きくいななく。心の奥底から湧き上がってくる畏怖の感情、これが竜というものなのか。
だがその恐怖を乗り越え、ハンター達は竜に向けて先制の一射を放つ。放たれたそれは一直線に竜に向かい、確かに捉えた。
しかし竜は全く反応を示さなかった。その赤みがかった黄金色の鱗はそれらを全て跳ね返し、傷一つ受けない。
そして竜は一つ大きく吸うと、炎の息を吐き出した。それは一帯をあっという間に薙ぎ、立ち並んでいた枯れ木を焼き払う。ハンター達を威嚇するかのような一撃を終えると、再び翼を大きく広げハンター達に向かい合う。
かの竜の名は“赤金鱗の”ロンヴオル。その竜の前に、人類のための戦術拠点と思われたカム・ラディ遺跡は砂上の楼閣に過ぎないことを感じ取っていた。だが、たとえそれが一息で塵と化す砂上の楼閣だとしても、人類には奇跡の象徴であった。
戦いは始まろうとしていた。
リプレイ本文
●
「ブレスが来る! 俺の後ろに早く!!」
赤金色の鱗の竜の姿を見てヴァイス(ka0364)はそう叫んだ。竜はこちらを向くなり一息吸い込んでいる。この次に起こることは想像に難くない。
「うへぇ、でっかいトカゲ人間……くらいは覚悟してましたけど」
ヴァイスとともに行動していたナナセ・ウルヴァナ(ka5497)はその竜の大きさに舌を巻く。しかしだからと言って逃げ出す訳にはいかない。背後にはカム・ラディ遺跡があるのだ。彼女は指示に従い彼の背後に回りこみ、同時に彼女の周囲を飛んでいた妖精は彼女の服の中に隠れる。
「名のある竜なのでしょう、ふふ……心が躍りますね!!」
一方リリティア・オルベール(ka3054)は太刀を背負いバイクにまたがってそう独りごちていた。竜が息を吸い込んだのにあわせ、イグニッションをスタートさせる。
そして次の瞬間、炎の息が三人を襲った。同時にリリティアはバイクを急発進させ一気に範囲の外へ出ようとする。だが間に合わない。炎は彼女の体を焼く。
一方、弓を構えていたナナセはヴァイスの盾が守っていた。熱風はここまで来るが大きなダメージは受けていない。それよりも驚くべきはヴァイスだ。前で炎の直撃に晒されながら、その盾一枚で耐え切っている。
「まぁ、でちゃったものは仕方ないですし……頑張りますかね!」
そしてナナセはお手製の弓に二本の矢をつがえ放った。二本の矢は双頭の蛇と化し竜の頭に、肩に襲いかかる。その弓鳴りに合わせて他の者達も動き始めた。
「まさかドラゴンと戦う事になるなんて夢にも思わなかったわ」
バイクと共に飛び出していったのはアイビス・グラス(ka2477)だ。彼女は一気に加速して周囲を走らせ、竜の撹乱を狙う。その動きにロンヴオルは眼球をぐるりと動かし一瞬気にするそぶりを見せたが、すぐに視線をヴァイスに戻した。彼の纏う炎のごときオーラに目を惹かれているようだ。
「交代直前にアレかよ! やる気満々じゃねーか」
それに続いてジャック・エルギン(ka1522)は動こうとして、愛馬を止まらせた。
「かははっ、良い所だなここは。大物がゴロゴロしてるぜ!」
その姿を見て腕が鳴っていたアーサー・ホーガン(ka0471)はジャックに声をかける。
「どうした? 怖くなったのか?」
「ハッ、火傷が怖くて鍛冶屋が務まるかってんだ」
だがジャックは恐れてなど居なかった。ファイアブレスは凄まじいがやれることはある。水を自身と馬にかける。そして二人は走りだした。
「折角ここまでやって来たんだ、台無しにされて溜まるかよ」
また別の方向では春日 啓一(ka1621)とアルト・ヴァレンティーニ(ka3109)がバイクを走らせ始めていた。ハンター達は三方に別れて大きく展開している。これはブレスで一息にまとめてやられないための作戦だった。
特に春日は最近別の竜とやりあってブレスの恐ろしさを知っている。そのため慎重に事を運ぼうとしている。しかし、アルトは別の竜を思っていた。
「少し前のガルドブルムの鱗は切り裂けた……どちらが強いかぐらいは見極めさせてもらおうか?」
そしてアルトは一気に接敵し、そのままバイクを降りて竜の体に飛び乗る。そこから一気に駆け上がりつつ、その刀をあちこちで振るう。そのあまりの速さに、斬撃音が彼女の動きから遅れて聞こえてくる。脆い部分は何処なのか、探るように放たれる連続斬り。しかしその刃は全て鱗の前に弾かれ傷をつけることは叶わない。手に衝撃がダイレクトに帰ってくる。だが駆け上がって辿り着いた頂点に、彼女が最も狙っているものがあった。
アルトはすかさず大上段に構えると、刃を尻尾目掛け振り下ろす。人々の思いも乗せた最強最速の一撃。ガルドブルムの鱗すら切り裂いた一撃。それがロンヴオルの尻尾を切り落とす筈だった。
だがアルトの一撃が打ち込まれた瞬間、彼女の体は白い光に包まれた。そして光が晴れた時、そこには傷一つ付いてない竜の尻尾があった。その驚くべき強固さに唖然としつつも、彼女はコの字を描くように走り元の位置へと戻る。
一方ロンヴオルはブレスを追いかけるように滑空するとヴァイスに襲いかかる。2つの爪が頭を砕こうとし、翼は切り裂こうと、尻尾は打ち据えようと動く。
ヴァイスも刀を抜いてすかさず応戦する。だがアルトの一撃すら跳ね返した鱗である。彼の攻撃を竜は意にも介さない。
「なる程、堅牢な鱗だな。闇雲に攻撃しても無駄なようだな」
しかしヴァイスも動揺一つすることなくまず受けきるべく盾を構える。そこに襲い来る爪、翼、尻尾。
だがそこで竜の横を走っていたアーサーが動いた。彼は手にしていた狼牙棒を竜の腕に叩きつける。その一撃は鱗に跳ね返されるが衝撃は確かに伝わった。その衝撃で軌道を逸れた爪など、ヴァイスにとってはたやすく受け止めることができるのだった。
「んんー、上手く凍ってくれると嬉しいんですけど!」
その時、ヴァイスの近くまで来て合流していたナナセは矢をつがえる。すると矢と腕を銀色の狐の様なオーラが包み込み、高く澄んだ音と共に矢は放たれた。突き刺さりさえすれば神経を凍らせ動きを止める一撃。しかしその一射はやはり鱗の前に無力だった。
そこで周囲を走っていたアイビスはすかさずバイクを飛び降り、そのまま枯れ木を蹴り飛ばす。
「たとえ傷が付かなくてもやれる事をやるだけよ……!」
反動で高く飛び上がったアイビスはそのまま竜の頭に、背中に、脚に連続パンチを浴びせる。凄まじい勢いで放たれる連打、連打、連打。だが、その拳はことごとく鱗の前に跳ね返される。ダメージ一つ負っていない。その時彼女の動きにそってキラキラと白い光が舞っていたことに気づくものは居なかった。
「一瞬でも龍の視界を奪う。やってみっか」
だがこれで死角ができた。その死角に隠れジャックが弓を引き絞る。
「ありったけ込めて……その鱗、ぶち抜いてやる」
マテリアルで制御された矢が放たれ、それが眼を貫こうと迫る。しかしながらその一射を竜は眼を閉じる、それだけで弾いて見せる。守りを砕くはずの矢すら鱗一枚で跳ね返す脅威の硬度。
だが、竜はその矢を弾いた時、大きく一つ嘶きその首をジャックの方へと向けた、その矢は竜の怒りをジャックに向けさせるのに十分だった。
●
首をジャック達の方に向けた竜は息を一つ吸う。ブレスが来る。察知した彼らはそれに備え構える。
「おいおい、何だその鱗の色は。俺の真似か?」
軽い挑発と共にアーサーの纏うオーラは緑から赤金色へと変わっていく。
「さあ来やがれ! テメーの鱗を剥いで土産にしてやるぜ」
合わせてジャックも挑発する。この竜が人の言葉を解するのか否かは知る由もないが、二人から炎のように立ち上るオーラは竜の関心を得たようだ。
一方、その二人の後ろに位置取っていたアイビスもまた、あえてこの位置で竜を見つめていた。そして炎が来る。
「強力な炎だとしても通じると思わないで!!」
アイビスはその瞬間に脚にマテリアルを込め急加速する。彼女が居た場所を轟火が通り過ぎていくが、その時既に彼女はその外に去っていた。
対して二人は炎の息を受けていた。ジャックは身を屈め籠手で守るようにして防ごうとする。一方アーサーはハンマーを掲げ、それで受け止めようとする。その息は全てを焼き尽くす様に燃え盛る。実際そこら中に生えていた枯れ木は綺麗に焼き払われていた。
「アチィ! ったく、まともに焼かれたらウェルダンだなこりゃ」
だが、二人は大した傷も受けずそこに立っていた。ダメージが無いわけではないが二人の籠手とハンマーが持つ炎の加護が吸収していた。軽口を叩く余裕もある。
「追撃、来るわ!」
そこにアイビスが叫ぶ。竜は己の吐息を追いかけるように滑空する。ブレスを食らわせてからすかさず接近戦に持ち込むのがこの竜の戦い方のようだ。なるほど、ここまで強靭な鱗があれば何も考えずただ暴れるだけでいい。
だがアーサーは動かなかった。それどころか竜の目の前に張り付き武器の構えも頭部ががら空き。これでは自殺行為の様に思える。
アイビスもとっさにワイヤーウィップを飛ばして妨害するが、それより早く爪が襲いかかる。
しかしそれは狙いだった。がら空きになっていた頭に来た攻撃をジャストのタイミングで受け止める。
「私の全力の一撃、受けてみなさい!」
そしてアイビスが飛んだ。振り下ろされた爪を踏み台に、前腕を軸足で蹴って飛び上がる。その勢いのまま逆の足で膝蹴りをブチ込み、流れる様に拳と蹴りの連打が繰り出される。その連続攻撃に竜は全く対応できない。しかしまた、その打撃も鱗の前に弾かれる。彼女は反撃が来る前に攻撃を避けられるよう、もう一度竜の体を蹴って位置を変える。
「近くで見ると、安い鍍金みたいな輝きですね……小娘一人も釣れないなんて」
そこに横からリリティアが飛び込んできた。乗っていたバイクごと体当りするように突っ込み、実際に激突する直前で飛び降りる。
「ガルドブルムはあんなに強く雄々しかったのに……やっぱり、こうも違うものですか」
そう言いながら彼女は竜の体皮を確認していた。動いた瞬間に鱗の間に隙間は出来ないか。できたらその刹那に突き刺してやろうと太刀を構える。しかし竜ご自慢の鱗には一分の隙も見当たらない。
ならばとリリティアはワイヤーを伸ばす。それはやはり鱗の前に弾かれるが、彼女は巧みにコントロールしてそれを鱗に引っ掛ける。そしてそのまま引っ張り、反動を使って高く飛び上がった。
空高く舞い上がった彼女は、そのまま竜の頭部に太刀を突き立てる。重力を十分に乗せた一撃。しかし、しかしである。それすらも鱗の前に文字通り刃が立たない。赤金色の龍の鱗には傷一つ付くこと無く、代わりに白くキラキラとした輝きが飛び散っていた。
一方その頃、先刻同じように竜の上部へ刀を振るっていたアルトはその鋭い感覚で鱗と鱗の隙間を探していた。振り上げる爪の生え際に、腕の関節部に、翼の付け根に無いのか。鋭い視線で見つめる。
「……貫け!」
そこに一本の矢が飛んできた。放ったのはヴァイス。彼の持つ弓は恐ろしく大きく、強く張られており彼のその太い腕で無くては引けないであろう。そんな弓を目一杯引き絞り、竜の翼めがけて放たれる。その矢は並の竜ならたやすく翼を貫き、彼の者を地へと縫い止めるであろう。だが、その赤金色の鱗は無情にもあっさりと弾き飛ばす。ロンヴオル自身も自分の翼に射かけられたことを気にする様子すら無い。
「何にしても、あの堅ったそうな鱗をなんとかしないとですね」
ナナセは二本の矢をつがえ、一息で放つ。一本目は鱗に当たり跳ね返される。ここは狙い通り。本命の二の矢はその息を吸っていた鼻孔目掛けて放たれていた。
ピンポイントに狙いの場所に迫る矢。しかし、竜は気づいていたかのように息を吸い込むと、鼻孔を塞ぎあえなく矢は弾かれる。体表のほぼ全てが絶対無比の強固な鱗に覆われているのであれば、ごくわずかな隙間にのみ意識を集中すればいい。それは完全生物たる竜にとってあまりに容易いことであった。
だがそれでも人は抗う。春日もまた矢を眼に向けて放つ。先ほどの繰り返しのように鱗に弾かれる春日の矢。しかし春日は己の思いの丈を込めて叫んだ。
「おうおう赤トカゲ、こっち向きやがれ!」
●
春日の叫びと共に、彼を炎のようなオーラが立ち上り包み込む。それに呼応するかのように竜は三度大きく息を吸い込んだ。
だが、それより早くアルトが動く。地面を強く踏みつけ、次の刹那滑るように彼女は動き竜の体を駆け上った。いや、これは比喩ではなく実際に滑っていた。彼女の速さとマテリアルの爆発力が組み合わせられた運足、今竜の頭頂部にたどり着いた彼女がここまで動くのに使ったのはわずか一歩であった。
そしてそのスピードを載せ、アルトは思い切り竜の顎を突き上げる。その一撃は竜に傷を与える事は叶わなかった。しかし、竜の炎の息を逸らすには十分だった。誰もいない暁の空に炎の橋がかかる。
竜は益々怒り狂う。触れれば八つ裂きにされそうな爪をアルトに振り下ろし、残りの爪と翼で春日を叩きのめそうとする。だがその爪は彼女を捉えること無く、続けて襲いかかった暴力の嵐もその紅玉石を埋め込まれた盾の前にまともなダメージを与えることは叶わない。
竜に出来ることは、己の爪をかわした瞬間に眼球目掛けて斬り返して来たアルトの攻撃をそのまぶたで受け止めることぐらいだった。
そして夜が明けた。すっかり地平線に姿を表した太陽は竜の鱗の色を遥かに超える神々しく美しい赤金色に一帯を染め上げる。その時だった。ロンヴオルは今までの事が嘘のように一つ弱々しく嘶くと、体をぐるりと反転させ、文字通り尻尾を巻いて逃げ出し始めたのだ。
春日は見た。竜の輝いていた赤金色だった鱗は、くすんだ朱色へと変わっていたことに。
「手品のタネが切れたってのか?」
そこで春日はすかさず矢をつがえ、鱗に向けて放つ。その矢は風を切って戦場を縦断し、今までの戦いが嘘のように鱗に突き刺さった。苦しげな咆哮が一帯に轟き、その反響音が聞こえなくなった頃ロンヴオルはすでに地平線の彼方に飛び去っていた。
●
「色は文句なく好みなんだけどな……どっかに鱗、落ちてねーかね」
戦いは終わった。枯れ木が焼き払われすっかり見晴らしの良くなった周囲を見回すジャック。しかし彼が目にしたのは鱗ではなく、陽の光を反射して煌めく龍鉱石の数々だった。少なくとも陽が沈む前にはこのような物は落ちていなかった。そこでハンター達は早速回収に向かう。
「これはあんたの物だ」
ひときわ大きな龍鉱石を拾った春日はそれをアルトに渡す。彼女は戸惑うが、彼が渡したのには理由が合った。戦いが始まって直後、尻尾に叩き込んだ強烈な一刀。その時彼女の体を包み込んだ光の正体がその時は分からなかったが、こうやって見ると合点がいく。龍鉱石だ。
「どういう仕掛けか知らないが、龍鉱石のエネルギーを鱗に取り込んで攻撃から身を守っているらしい」
「で、エネルギーが切れたらとっとと逃げ出すってか? ハッ、臆病すぎてドラゴンの名が泣くぜ」
タネが分かったところで逃げられてしまえば終わりだ。悪態を付くジャックにヴァイスが声をかけた。
「いや、それだけじゃ無いぞ。胸元に逆鱗があった」
ヴァイスは竜の去り際、胸元の部分に逆さまに生えた鱗を見つけていた。ここに竜が現れた時は無かったはずだ。恐らく竜の怒りに呼応して、鱗はめくれ上がったのだろう。しかし、それは同時に竜の急所になる。
「次会った時にはそこにブチ込んでやるぜ!」
その機会が程なくやってくる事にハンター達はまだ気づいていなかった。
「ブレスが来る! 俺の後ろに早く!!」
赤金色の鱗の竜の姿を見てヴァイス(ka0364)はそう叫んだ。竜はこちらを向くなり一息吸い込んでいる。この次に起こることは想像に難くない。
「うへぇ、でっかいトカゲ人間……くらいは覚悟してましたけど」
ヴァイスとともに行動していたナナセ・ウルヴァナ(ka5497)はその竜の大きさに舌を巻く。しかしだからと言って逃げ出す訳にはいかない。背後にはカム・ラディ遺跡があるのだ。彼女は指示に従い彼の背後に回りこみ、同時に彼女の周囲を飛んでいた妖精は彼女の服の中に隠れる。
「名のある竜なのでしょう、ふふ……心が躍りますね!!」
一方リリティア・オルベール(ka3054)は太刀を背負いバイクにまたがってそう独りごちていた。竜が息を吸い込んだのにあわせ、イグニッションをスタートさせる。
そして次の瞬間、炎の息が三人を襲った。同時にリリティアはバイクを急発進させ一気に範囲の外へ出ようとする。だが間に合わない。炎は彼女の体を焼く。
一方、弓を構えていたナナセはヴァイスの盾が守っていた。熱風はここまで来るが大きなダメージは受けていない。それよりも驚くべきはヴァイスだ。前で炎の直撃に晒されながら、その盾一枚で耐え切っている。
「まぁ、でちゃったものは仕方ないですし……頑張りますかね!」
そしてナナセはお手製の弓に二本の矢をつがえ放った。二本の矢は双頭の蛇と化し竜の頭に、肩に襲いかかる。その弓鳴りに合わせて他の者達も動き始めた。
「まさかドラゴンと戦う事になるなんて夢にも思わなかったわ」
バイクと共に飛び出していったのはアイビス・グラス(ka2477)だ。彼女は一気に加速して周囲を走らせ、竜の撹乱を狙う。その動きにロンヴオルは眼球をぐるりと動かし一瞬気にするそぶりを見せたが、すぐに視線をヴァイスに戻した。彼の纏う炎のごときオーラに目を惹かれているようだ。
「交代直前にアレかよ! やる気満々じゃねーか」
それに続いてジャック・エルギン(ka1522)は動こうとして、愛馬を止まらせた。
「かははっ、良い所だなここは。大物がゴロゴロしてるぜ!」
その姿を見て腕が鳴っていたアーサー・ホーガン(ka0471)はジャックに声をかける。
「どうした? 怖くなったのか?」
「ハッ、火傷が怖くて鍛冶屋が務まるかってんだ」
だがジャックは恐れてなど居なかった。ファイアブレスは凄まじいがやれることはある。水を自身と馬にかける。そして二人は走りだした。
「折角ここまでやって来たんだ、台無しにされて溜まるかよ」
また別の方向では春日 啓一(ka1621)とアルト・ヴァレンティーニ(ka3109)がバイクを走らせ始めていた。ハンター達は三方に別れて大きく展開している。これはブレスで一息にまとめてやられないための作戦だった。
特に春日は最近別の竜とやりあってブレスの恐ろしさを知っている。そのため慎重に事を運ぼうとしている。しかし、アルトは別の竜を思っていた。
「少し前のガルドブルムの鱗は切り裂けた……どちらが強いかぐらいは見極めさせてもらおうか?」
そしてアルトは一気に接敵し、そのままバイクを降りて竜の体に飛び乗る。そこから一気に駆け上がりつつ、その刀をあちこちで振るう。そのあまりの速さに、斬撃音が彼女の動きから遅れて聞こえてくる。脆い部分は何処なのか、探るように放たれる連続斬り。しかしその刃は全て鱗の前に弾かれ傷をつけることは叶わない。手に衝撃がダイレクトに帰ってくる。だが駆け上がって辿り着いた頂点に、彼女が最も狙っているものがあった。
アルトはすかさず大上段に構えると、刃を尻尾目掛け振り下ろす。人々の思いも乗せた最強最速の一撃。ガルドブルムの鱗すら切り裂いた一撃。それがロンヴオルの尻尾を切り落とす筈だった。
だがアルトの一撃が打ち込まれた瞬間、彼女の体は白い光に包まれた。そして光が晴れた時、そこには傷一つ付いてない竜の尻尾があった。その驚くべき強固さに唖然としつつも、彼女はコの字を描くように走り元の位置へと戻る。
一方ロンヴオルはブレスを追いかけるように滑空するとヴァイスに襲いかかる。2つの爪が頭を砕こうとし、翼は切り裂こうと、尻尾は打ち据えようと動く。
ヴァイスも刀を抜いてすかさず応戦する。だがアルトの一撃すら跳ね返した鱗である。彼の攻撃を竜は意にも介さない。
「なる程、堅牢な鱗だな。闇雲に攻撃しても無駄なようだな」
しかしヴァイスも動揺一つすることなくまず受けきるべく盾を構える。そこに襲い来る爪、翼、尻尾。
だがそこで竜の横を走っていたアーサーが動いた。彼は手にしていた狼牙棒を竜の腕に叩きつける。その一撃は鱗に跳ね返されるが衝撃は確かに伝わった。その衝撃で軌道を逸れた爪など、ヴァイスにとってはたやすく受け止めることができるのだった。
「んんー、上手く凍ってくれると嬉しいんですけど!」
その時、ヴァイスの近くまで来て合流していたナナセは矢をつがえる。すると矢と腕を銀色の狐の様なオーラが包み込み、高く澄んだ音と共に矢は放たれた。突き刺さりさえすれば神経を凍らせ動きを止める一撃。しかしその一射はやはり鱗の前に無力だった。
そこで周囲を走っていたアイビスはすかさずバイクを飛び降り、そのまま枯れ木を蹴り飛ばす。
「たとえ傷が付かなくてもやれる事をやるだけよ……!」
反動で高く飛び上がったアイビスはそのまま竜の頭に、背中に、脚に連続パンチを浴びせる。凄まじい勢いで放たれる連打、連打、連打。だが、その拳はことごとく鱗の前に跳ね返される。ダメージ一つ負っていない。その時彼女の動きにそってキラキラと白い光が舞っていたことに気づくものは居なかった。
「一瞬でも龍の視界を奪う。やってみっか」
だがこれで死角ができた。その死角に隠れジャックが弓を引き絞る。
「ありったけ込めて……その鱗、ぶち抜いてやる」
マテリアルで制御された矢が放たれ、それが眼を貫こうと迫る。しかしながらその一射を竜は眼を閉じる、それだけで弾いて見せる。守りを砕くはずの矢すら鱗一枚で跳ね返す脅威の硬度。
だが、竜はその矢を弾いた時、大きく一つ嘶きその首をジャックの方へと向けた、その矢は竜の怒りをジャックに向けさせるのに十分だった。
●
首をジャック達の方に向けた竜は息を一つ吸う。ブレスが来る。察知した彼らはそれに備え構える。
「おいおい、何だその鱗の色は。俺の真似か?」
軽い挑発と共にアーサーの纏うオーラは緑から赤金色へと変わっていく。
「さあ来やがれ! テメーの鱗を剥いで土産にしてやるぜ」
合わせてジャックも挑発する。この竜が人の言葉を解するのか否かは知る由もないが、二人から炎のように立ち上るオーラは竜の関心を得たようだ。
一方、その二人の後ろに位置取っていたアイビスもまた、あえてこの位置で竜を見つめていた。そして炎が来る。
「強力な炎だとしても通じると思わないで!!」
アイビスはその瞬間に脚にマテリアルを込め急加速する。彼女が居た場所を轟火が通り過ぎていくが、その時既に彼女はその外に去っていた。
対して二人は炎の息を受けていた。ジャックは身を屈め籠手で守るようにして防ごうとする。一方アーサーはハンマーを掲げ、それで受け止めようとする。その息は全てを焼き尽くす様に燃え盛る。実際そこら中に生えていた枯れ木は綺麗に焼き払われていた。
「アチィ! ったく、まともに焼かれたらウェルダンだなこりゃ」
だが、二人は大した傷も受けずそこに立っていた。ダメージが無いわけではないが二人の籠手とハンマーが持つ炎の加護が吸収していた。軽口を叩く余裕もある。
「追撃、来るわ!」
そこにアイビスが叫ぶ。竜は己の吐息を追いかけるように滑空する。ブレスを食らわせてからすかさず接近戦に持ち込むのがこの竜の戦い方のようだ。なるほど、ここまで強靭な鱗があれば何も考えずただ暴れるだけでいい。
だがアーサーは動かなかった。それどころか竜の目の前に張り付き武器の構えも頭部ががら空き。これでは自殺行為の様に思える。
アイビスもとっさにワイヤーウィップを飛ばして妨害するが、それより早く爪が襲いかかる。
しかしそれは狙いだった。がら空きになっていた頭に来た攻撃をジャストのタイミングで受け止める。
「私の全力の一撃、受けてみなさい!」
そしてアイビスが飛んだ。振り下ろされた爪を踏み台に、前腕を軸足で蹴って飛び上がる。その勢いのまま逆の足で膝蹴りをブチ込み、流れる様に拳と蹴りの連打が繰り出される。その連続攻撃に竜は全く対応できない。しかしまた、その打撃も鱗の前に弾かれる。彼女は反撃が来る前に攻撃を避けられるよう、もう一度竜の体を蹴って位置を変える。
「近くで見ると、安い鍍金みたいな輝きですね……小娘一人も釣れないなんて」
そこに横からリリティアが飛び込んできた。乗っていたバイクごと体当りするように突っ込み、実際に激突する直前で飛び降りる。
「ガルドブルムはあんなに強く雄々しかったのに……やっぱり、こうも違うものですか」
そう言いながら彼女は竜の体皮を確認していた。動いた瞬間に鱗の間に隙間は出来ないか。できたらその刹那に突き刺してやろうと太刀を構える。しかし竜ご自慢の鱗には一分の隙も見当たらない。
ならばとリリティアはワイヤーを伸ばす。それはやはり鱗の前に弾かれるが、彼女は巧みにコントロールしてそれを鱗に引っ掛ける。そしてそのまま引っ張り、反動を使って高く飛び上がった。
空高く舞い上がった彼女は、そのまま竜の頭部に太刀を突き立てる。重力を十分に乗せた一撃。しかし、しかしである。それすらも鱗の前に文字通り刃が立たない。赤金色の龍の鱗には傷一つ付くこと無く、代わりに白くキラキラとした輝きが飛び散っていた。
一方その頃、先刻同じように竜の上部へ刀を振るっていたアルトはその鋭い感覚で鱗と鱗の隙間を探していた。振り上げる爪の生え際に、腕の関節部に、翼の付け根に無いのか。鋭い視線で見つめる。
「……貫け!」
そこに一本の矢が飛んできた。放ったのはヴァイス。彼の持つ弓は恐ろしく大きく、強く張られており彼のその太い腕で無くては引けないであろう。そんな弓を目一杯引き絞り、竜の翼めがけて放たれる。その矢は並の竜ならたやすく翼を貫き、彼の者を地へと縫い止めるであろう。だが、その赤金色の鱗は無情にもあっさりと弾き飛ばす。ロンヴオル自身も自分の翼に射かけられたことを気にする様子すら無い。
「何にしても、あの堅ったそうな鱗をなんとかしないとですね」
ナナセは二本の矢をつがえ、一息で放つ。一本目は鱗に当たり跳ね返される。ここは狙い通り。本命の二の矢はその息を吸っていた鼻孔目掛けて放たれていた。
ピンポイントに狙いの場所に迫る矢。しかし、竜は気づいていたかのように息を吸い込むと、鼻孔を塞ぎあえなく矢は弾かれる。体表のほぼ全てが絶対無比の強固な鱗に覆われているのであれば、ごくわずかな隙間にのみ意識を集中すればいい。それは完全生物たる竜にとってあまりに容易いことであった。
だがそれでも人は抗う。春日もまた矢を眼に向けて放つ。先ほどの繰り返しのように鱗に弾かれる春日の矢。しかし春日は己の思いの丈を込めて叫んだ。
「おうおう赤トカゲ、こっち向きやがれ!」
●
春日の叫びと共に、彼を炎のようなオーラが立ち上り包み込む。それに呼応するかのように竜は三度大きく息を吸い込んだ。
だが、それより早くアルトが動く。地面を強く踏みつけ、次の刹那滑るように彼女は動き竜の体を駆け上った。いや、これは比喩ではなく実際に滑っていた。彼女の速さとマテリアルの爆発力が組み合わせられた運足、今竜の頭頂部にたどり着いた彼女がここまで動くのに使ったのはわずか一歩であった。
そしてそのスピードを載せ、アルトは思い切り竜の顎を突き上げる。その一撃は竜に傷を与える事は叶わなかった。しかし、竜の炎の息を逸らすには十分だった。誰もいない暁の空に炎の橋がかかる。
竜は益々怒り狂う。触れれば八つ裂きにされそうな爪をアルトに振り下ろし、残りの爪と翼で春日を叩きのめそうとする。だがその爪は彼女を捉えること無く、続けて襲いかかった暴力の嵐もその紅玉石を埋め込まれた盾の前にまともなダメージを与えることは叶わない。
竜に出来ることは、己の爪をかわした瞬間に眼球目掛けて斬り返して来たアルトの攻撃をそのまぶたで受け止めることぐらいだった。
そして夜が明けた。すっかり地平線に姿を表した太陽は竜の鱗の色を遥かに超える神々しく美しい赤金色に一帯を染め上げる。その時だった。ロンヴオルは今までの事が嘘のように一つ弱々しく嘶くと、体をぐるりと反転させ、文字通り尻尾を巻いて逃げ出し始めたのだ。
春日は見た。竜の輝いていた赤金色だった鱗は、くすんだ朱色へと変わっていたことに。
「手品のタネが切れたってのか?」
そこで春日はすかさず矢をつがえ、鱗に向けて放つ。その矢は風を切って戦場を縦断し、今までの戦いが嘘のように鱗に突き刺さった。苦しげな咆哮が一帯に轟き、その反響音が聞こえなくなった頃ロンヴオルはすでに地平線の彼方に飛び去っていた。
●
「色は文句なく好みなんだけどな……どっかに鱗、落ちてねーかね」
戦いは終わった。枯れ木が焼き払われすっかり見晴らしの良くなった周囲を見回すジャック。しかし彼が目にしたのは鱗ではなく、陽の光を反射して煌めく龍鉱石の数々だった。少なくとも陽が沈む前にはこのような物は落ちていなかった。そこでハンター達は早速回収に向かう。
「これはあんたの物だ」
ひときわ大きな龍鉱石を拾った春日はそれをアルトに渡す。彼女は戸惑うが、彼が渡したのには理由が合った。戦いが始まって直後、尻尾に叩き込んだ強烈な一刀。その時彼女の体を包み込んだ光の正体がその時は分からなかったが、こうやって見ると合点がいく。龍鉱石だ。
「どういう仕掛けか知らないが、龍鉱石のエネルギーを鱗に取り込んで攻撃から身を守っているらしい」
「で、エネルギーが切れたらとっとと逃げ出すってか? ハッ、臆病すぎてドラゴンの名が泣くぜ」
タネが分かったところで逃げられてしまえば終わりだ。悪態を付くジャックにヴァイスが声をかけた。
「いや、それだけじゃ無いぞ。胸元に逆鱗があった」
ヴァイスは竜の去り際、胸元の部分に逆さまに生えた鱗を見つけていた。ここに竜が現れた時は無かったはずだ。恐らく竜の怒りに呼応して、鱗はめくれ上がったのだろう。しかし、それは同時に竜の急所になる。
「次会った時にはそこにブチ込んでやるぜ!」
その機会が程なくやってくる事にハンター達はまだ気づいていなかった。
依頼結果
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
- 鬼塚 陸(ka0038) → リリティア・オルベール(ka3054)
- リューリ・ハルマ(ka0502) → アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)
- ヴィルマ・レーヴェシュタイン(ka2549) → リリティア・オルベール(ka3054)
- エイル・メヌエット(ka2807) → 春日 啓一(ka1621)
- シガレット=ウナギパイ(ka2884) → リリティア・オルベール(ka3054)
- アルファス(ka3312) → 春日 啓一(ka1621)
- ミオレスカ(ka3496) → アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)
- グレイブ(ka3719) → 春日 啓一(ka1621)
- イレス・アーティーアート(ka4301) → アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 春日 啓一(ka1621) 人間(リアルブルー)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/03/06 10:45:07 |
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質問卓 春日 啓一(ka1621) 人間(リアルブルー)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/03/03 20:01:59 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/03/02 18:09:29 |
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行動予定表 リリティア・オルベール(ka3054) 人間(リアルブルー)|19才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/03/06 02:50:29 |