ゲスト
(ka0000)
【壊神】ホワイトナイツの襲来
マスター:草なぎ

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/05/10 22:00
- 完成日
- 2016/05/18 01:02
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
シヴァ(kz0187)の機動要塞ブラフマーが再びリベルタース沿岸の海面に姿を現したのは、五月に入ってからのことだった。あれからハルトフォートの巡回部隊やリベルタースの貴族や騎士の軍が沿岸部の雑魔を打ち払っていた。ただ、リベルタースに雑魔が湧いているのは日常茶飯事なのでどれがブラフマーから生み出された雑魔かは分からなかった。ブラフマーが出現したのはそうした状況が経過している時だった。
警戒レベルは上がった。ブラフマーから二、三の敵部隊が射出され、またハルトフォートのラーズスヴァンは迎撃の命を下した。リンスファーサ・ブラックホーク(kz0188)上級騎士卿にも出撃の命が下った。
「司令官殿」
リンスファーサの部下で茶色の短髪を刈り込んだ偉丈夫アレックス・ブラッド卿は、愛騎に歩み寄る上官に声を掛けた。
「前回逃がした奴と当たると良いですね。その方がやりがいがある」
リンスファーサは肩をすくめた。
「敵を選んでいる余裕はない。……と言いたいところだが、まあ、お前の気持ちも分かる。自分たちが逃がした歪虚を他の連中に倒されるのは癪か」
「そこまでは言いませんがねえ……。どんな歪虚でも歪虚には違いない」
からからと笑うアレックスに、リンスファーサは肩をすくめて銀髪を払った。
「急げよアレックス」
歪虚の指揮官は白金甲冑に身を包んだプラチナブロンドの髪をなびかせた白磁の肌をした優男風の騎士だった。頭には羊のような白金色の角を生やしている。プラチナブロンドのオーラをマントのようになびかせ、プラチナオーラを放つ軍馬歪虚に騎乗して集団の先頭にいた。
歪虚の集団は、常歩で進んでいた。他の歪虚は白い甲冑を見に付け、全員二メートル近い巨体であった。この歪虚達が騎乗しているのは白いオーラを放つ二足歩行の怪鳥歪虚であった。全員アイテルカイトである。
「リザーヴァ様」
歪虚の一人がこのプラチナの指揮官に呼びかけた。
「うむ」
リザーヴァは手を上げると、集団を停止させた。
「このまま進むとすぐにでも最初の村に到達するであろう。が、村はやり過ごそう。戦うならば、民間人ではなく、城でも狙うか……。この辺りの手近な騎士領か男爵領に入るとしよう。いずれにしても村々を通過することになるが、そうだな……人間たちの迎撃が来るだろう。それを退ける必要があろうな」
「血が騒ぎますな」
「ふむ……その表現は実に人間らしいぞ。傲慢なら人間など叩きつぶすまで、と言ったところではないかな」
「これは失礼いたしました。このビリオド。リザーヴァ様ほどには余裕がありませぬゆえ、つい血が騒ぐなどと……」
言いつつ、ビリオドは牙を剥いた。
「仕方ない奴だな。村人を殺すなよ」
そうして、歪虚リザーヴァが率いる一団は、村々が点在する人里へ侵入しつつあった。
警戒レベルは上がった。ブラフマーから二、三の敵部隊が射出され、またハルトフォートのラーズスヴァンは迎撃の命を下した。リンスファーサ・ブラックホーク(kz0188)上級騎士卿にも出撃の命が下った。
「司令官殿」
リンスファーサの部下で茶色の短髪を刈り込んだ偉丈夫アレックス・ブラッド卿は、愛騎に歩み寄る上官に声を掛けた。
「前回逃がした奴と当たると良いですね。その方がやりがいがある」
リンスファーサは肩をすくめた。
「敵を選んでいる余裕はない。……と言いたいところだが、まあ、お前の気持ちも分かる。自分たちが逃がした歪虚を他の連中に倒されるのは癪か」
「そこまでは言いませんがねえ……。どんな歪虚でも歪虚には違いない」
からからと笑うアレックスに、リンスファーサは肩をすくめて銀髪を払った。
「急げよアレックス」
歪虚の指揮官は白金甲冑に身を包んだプラチナブロンドの髪をなびかせた白磁の肌をした優男風の騎士だった。頭には羊のような白金色の角を生やしている。プラチナブロンドのオーラをマントのようになびかせ、プラチナオーラを放つ軍馬歪虚に騎乗して集団の先頭にいた。
歪虚の集団は、常歩で進んでいた。他の歪虚は白い甲冑を見に付け、全員二メートル近い巨体であった。この歪虚達が騎乗しているのは白いオーラを放つ二足歩行の怪鳥歪虚であった。全員アイテルカイトである。
「リザーヴァ様」
歪虚の一人がこのプラチナの指揮官に呼びかけた。
「うむ」
リザーヴァは手を上げると、集団を停止させた。
「このまま進むとすぐにでも最初の村に到達するであろう。が、村はやり過ごそう。戦うならば、民間人ではなく、城でも狙うか……。この辺りの手近な騎士領か男爵領に入るとしよう。いずれにしても村々を通過することになるが、そうだな……人間たちの迎撃が来るだろう。それを退ける必要があろうな」
「血が騒ぎますな」
「ふむ……その表現は実に人間らしいぞ。傲慢なら人間など叩きつぶすまで、と言ったところではないかな」
「これは失礼いたしました。このビリオド。リザーヴァ様ほどには余裕がありませぬゆえ、つい血が騒ぐなどと……」
言いつつ、ビリオドは牙を剥いた。
「仕方ない奴だな。村人を殺すなよ」
そうして、歪虚リザーヴァが率いる一団は、村々が点在する人里へ侵入しつつあった。
リプレイ本文
依頼前のソフィアから、また現場においてリンスファーサから、ハンターたちはシヴァの状況に関して共有しておく。
「ふうむなるほど……シヴァか」
ロニ・カルディス(ka0551)は思案顔。
ザレム・アズール(ka0878)はリンスファーサに言った。
「何度も死線を共にした兵達やリンスは戦友だ。一人の怪我人も出したくない。甘いとは重々承知。承知の上で、けれど求めることに躊躇いは無い。俺も一緒に戦わせてくれ」
「ザレム……」
リンスファーサはそっと頷いた。
「宜しく頼む」
「みんな。生きて帰ろう」
ザレムは兵士達に言った。兵たちの中には見知った顔もある。
「ああ! ザレムハンターが言うんだぜ! 俺達も体を張ってこの地を守る!」
シヴァの噂はよくよくソフィアから聞いたメイム(ka2290)。しかし、傲慢の将はまだ実体を表したことは無い。……一度幻影でハルトフォートに出現したことはあるが。きんきらきんの歪虚の男であったそうな。
「シヴァ麾下の部隊と戦うのは、これで二度目ですか」とエルバッハ・リオン(ka2434)は呟いた。そして「この前は予期せぬ遭遇もありましたね。何となく、敵との縁ができつつあるような気がしますね」とまた呟いた。
リオンは戦の前の高揚感に身を委ねていた。
「今は目の前の戦いに集中ですね」と意識を切り替える。
「歪虚の射出がやまないとは、厄介ですね。今は迎撃になるのは、仕方ありません、対処しましょう」
猟撃士のエルフ、ミオレスカ(ka3496)は言った。
「最近敵がすごく多いなぁ……ってそういう依頼に入ってるの私かー! んー、がんばろ。まずは人命優先人命優先」
ソフィア・フォーサイス(ka5463)はきりりっと目元を引きしめた。
「何だかすげぇことになってるみてぇだけど、とにかくこいつら片っ端からぶっ潰せばいいんだろ?」
神薙玲那(ka6173)は言った。何だかすげぇ歪虚が来たっぽいのでやる気スイッチONの玲那さん。それもそのはず、彼女は化け物を叩き潰すのが何よりの楽しみらしい。
「今回は強豪なんで無茶はしねぇけど、下っ端はぶっ潰しておくぜ」
歪虚達は縦列行軍で村へ入りつつある。先行した偵察一騎が情報を持ち帰る。
「そこでというわけではないが」
ロニから提案があった。
「基本方針としては、騎士達を含め人員を三つの編成に分け、三方向から敵集団を攻撃する。正面に一班、左右の側面に一1班ずつ配置。正面に居る班が敵の攻撃を受け止めるタイミングを狙い、側面の班が攻撃を仕掛けて攻撃時の隙を突く。隙を突けなかったとしても、注意を分散できればそのまま方面ごとに損害を与えていく。また遊撃要員も用意し、各自の判断で戦況に貢献する。編成は以下の通りだ」
ロニはメモ書きを出した。
正面班
ロニ、リンスファーサ、エンフォーサー×15
アルケミスト、ストライダー、マギステル、クルセイダー
側面A
ミオレスカ、エルバッハ、エンフォーサー×10、イェーガー
側面B
メイム、エンフォーサー×20
遊撃他
ソフィア、神薙
「なので」
メイムが思案顔でメモ書きを確認しつつ続けた。
「正面にソフィアさん、ロニさん、リンスさん、アレックスさん、エンフォーサー×15。アルケミスト、ストライダー、マギステル、クルセイダーを配置。指揮運用はロニさんに。これを1班」
それから……と。
「敵片側面にミオさん、イェーガー。そうだね。ここにエルバッハさんも入ってもらって、射撃武器並行装備のエンフォーサー×10を配置。身を伏せられる薮などあると尚良いね。ライフルか弓どちらが良いか、指揮運用はミオさんに。これを2班」
そして……。
「2班対面になる片側面にレイナさんとあたし。長柄武器並行装備のエンフォーサー×20を配置。エンフォーサーのみんなは二人一組で敵一体に当たる様お願いするね」
「了解した」
「現場での指揮運用はレイナさんにお願いしたいかな。レイナさんにはヒールもお願いできると嬉しいな」
「ああ、そりゃかまわねえが。あたしに現場の指揮はちと無理があるぜメイム。まだ紙装甲だしな」
リンスファーサがフォローした。
「まあ、兵士のベテランにフォローさせよう」
ソフィアは、
「まあ、私はどこへでも入れるんですけど、その前に、とにかくもまずは村人たちが心配ですね……。その辺りの懸念を片付けてからですかねえ……」
「ではソフィアには、流れを見て、入ってもらおうか」
リンスファーサは軽く頷きメモを見た。
「リンス」
「うむ、ザレム」
「敵さんの真っ白に光ってる指揮官はどうするんだ?」
「何とも。出たとこ勝負か。その場でフルパワーで抑え込むしかあるまいな……」
「ふうむ……」
エルバッハは、ミオレスカと話していた。
「ホワイトナイツとは……よく言ったものですね。歪虚なのに……」
「そうですね……凄く強そうですけど……」
ミオレスカは肩をすくめて吐息した。
「ハルトフォート騎士のみなさん、銃撃をお願いします。斉射三連と行きましょうか。先制は私達と心がけて、いち早く攻撃を仕掛けましょう。見つかること自体は問題ありません、敵には、出来るだけこちらに向かってきてもらいましょう。もちろん、敵が迷ったり、分かれたりしてくれれば尚良いです」
「その間に、正面1班が突破出来ればいいからな」
「ええ。リンスファーサさんには中央突破、メイムさんには逆を突いてもらって……リンスファーサさんは、敵陣が乱れたら中央に攻め入ってください」
リンスファーサは頷いた。
「ロニ、ということだ。宜しく頼むぞ」
「承知した」
そして、ハンターと軍はいよいよ迎撃に向かった。
ソフィアはまずは村へ入った。
「ハンターオフィスから来ましたソフィアです。今現在こちらに歪虚の軍勢が向かって来てるので。至急避難指示をお願いします」
村長は、色を変えた。
「ほんとですか? そんな情報はどこからも来ていませんが……」
「ほんとですよ。歪虚の進軍がゆっくりなもので。ですが急いで下さいね!」
「し、承知しました! これは大変だわい……」
近隣の村々に警報が走る。
村人たちはいったん退避することになる。
リザーヴァは、相変わらずゆっくりと進軍を行っていた。村へと入っていく。
「人影は見当たらぬようだ……。さすがに気付かれたか? 避難したようだな」
すると、ビリオドが言った。
「ということは、人間の迎撃が来ているのでは」
「かも知れんな。攻撃してくるならば……まだ被害の浅いこの辺りか……どこかで待ち伏せするか……」
その様子を、軍とハンターたちはすでに見ていた。双眼鏡とトランシーバーでやりとりして、歪虚を包囲していく。
そして――。
ロニとリンス、ソフィアにザレム、アレックスに他、兵士達は、歪虚の正面から姿を見せた。
ロニは高らかに吼えた。
「行くぞみんな!」
「おお!」
歪虚の戦列が揺れ動く。リザーヴァは「…………」黙然と後退した。白騎士を前に出す。
そこで、歪虚の側面から二班が突入した。
ミオレスカとエルバッハの左翼は、前進した。
エルバッハは腕を一振りすると、ファイアーボールを投げつけた。炎弾が飛び、紅蓮の火炎をまき散らして炸裂する。
騎兵達は数人一組で前進すると、銃を撃っては反転し、斉射三連を行った。
ミオレスカはオートマチックでフォールシュートを撃ち込んだ。歪虚側面に銃弾を浴びせ掛ける。マガジンをそのまま落とすと、次をリロードする。
そしてその逆からメイムと神薙らが突入する。軍の騎兵は長槍で突進した。歪虚の戦列をぐさぐさ突き刺した。
メイムはハンマーをフルスイング。ラウンドスイングで白騎士たちを薙ぎ倒す。
「これでもくらいな、妖魔どもが」
神薙は、腕を一振りすると、ホーリーライトを叩き込んだ。白い閃光が歪虚を貫通する。
側面部隊の急襲に、歪虚軍は乱れた。しかし、リザーヴァは冷静に後退して状況を見ていた。ビリオドは、先頭に出ると、正面のロニらを睨みつけていた。
「よし、我々も出るとしよう。突撃」
ロニはクロノスサイズを振りかざした。
リンスファーサが突撃の合図を出す。
「みんな! 死ぬなよ! それだけはな!」
ザレムは高らかに言った。
ソフィアは、ビリオドの存在に目を留めていた。
「あれ……大斧持ち、何かやばそうです~」
言いつつ突撃する。
ザレムはまずはデルタレイの洗礼を浴びせ掛ける。三つの光三角がザレムの眼前にきらめき、光線を発射する。ほとばしる閃光が歪虚を貫通する。
ザレムはそのままデルタレイを撃って行く。
ロニらは加速した。
「村を守る! 我らがこの戦の剣! 盾である! 全軍突入!」
「ここは通さない。いやスルーしてくれるならそれはそれで嬉しいけど……本格的に討伐する隊も組めるだろうし」
ソフィアは言って、突進した。
「来たな……人間どもが……!」
ビリオドは咆哮すると、一団を率いて勇躍突撃して来た。
兵士達は速度を落とし、槍衾を形成した。ビリオドらはお構いなしに突進して来たが、さすがの巨人たちが足止めされた。
「おのれえ……!」
ビリオドは大斧を振り回した。
「下がれ歪虚よ! この地は譲らん! 滅する!」
ロニはビリオドらにレクイエムを歌い上げた。歪虚らは悲鳴を上げて咆哮した。
「何だこれは……!」
ビリオドは斧を構えたまま、動けなくなった。
「うわー、絶対上位クラスだこれ……。負けたくはないけどまだ自信ないなぁ。って事で今回は引いてくれません? また日を改めてーって事でー」
ソフィアは、ビリオドに丁寧に言ってみたが、歪虚騎士は歯ぎしりしていた。
「この……野郎……! 体さえ動けば……!」
「ん~、駄目ですかねえ?」
ロニはそのまま歌い続けた。
「歪虚に譲る場所無し……もしも押し通るならば……無に帰するまでだ!」
と、言いつつ、ロニはセイクリッドフラッシュで容赦なく白騎士たちを攻撃していたが。
リザーヴァは何がしたいのかよく分からない存在だったが、白騎士たちを対応させていた。
しかし、エルバッハはファイアーボールの連弾で次々と歪虚騎士たちを焼き払って行く。
「歪虚に容赦はありませんよ。唯滅びを受け入れるというならば、ここで焼き尽くすまでです」
ミオレスカもフォールシュートを全て使いきって、制圧射撃に切り替えていた。兵士達は歪虚騎士を銃撃する。
メイムはやや離れたところで乱戦の中にあり、ワイルドラッシュで歪虚騎士と渡り合っていた。
「このこのこのこのー! ええいタコ殴り!」
炸裂するメイムのハンマーが、歪虚を無に帰していく。
神薙は、ホーリーライトの射撃が尽きて、ストライクブロウで歪虚をびしばしこんと鞭打っていた。
「いっぺん化け物に鞭打ってみたかったんだよなぁ。いつかは大物に鞭打ってやりたいぜ」
歪虚騎士は殴られて咆哮している。
「では続いて……吹雪ですね。まだ凍結するには早いですよ。ブリザード!」
エルバッハの魔術が吹き荒れる。吹雪が舞い、歪虚騎士たちを包み込む。
「メイムさん」
ミオレスカは、メイムと合流し、背中を合わせた。
「ミオさん。戦いは順調だけど、あの白ぴか指揮官……何考えてるです?」
「分かりませんね……ただ兵士たちを前に出すだけで、動き出す気配がありません……」
「どうしたもんでしょう」
「ひとまず、残りを片付けて……」
「そうですね!」
二人は飛び出して行った。
神薙は爽快爽快。さすがにやはり兵の指揮には手が回らなかったが、歪虚騎士を殴りまくった。兵のフォローもあって、メイムの助けもあって、色々と駆けまわって敵騎士をびしびし鞭打った。
「おりゃあ! 鞭食らえ!」
びしばしこーん!
ソフィアはひとまずソードダンサーの本領発揮で舞うような剣舞で歪虚騎士を葬り去っていく。スキルフルに舞う剣舞。ロニのレクイエムも切れると、歪虚達も動き出したが、すでに大勢は決していた。
ビリオドは、大斧を振るって暴れ始めていたが、ロニとソフィアに挟撃され、兵士達に包囲されつつあった。
「もうお前は終わりだな歪虚。これ以上どうするつもりだ」
「おのれ!」
ビリオドはただの猪では無かった。ぎりぎりのところで逃げ出した。
正面班はビリオドを追撃した。挟撃班はすでに歪虚を壊滅状態に追い込んでいた。
ザレムは、最奥にいるリザーヴァに目を留めていた。
「敵指揮官……さて」
ザレムは手を上げて、兵士たちを止めた。リンスファーサも軍を止めた。
「あのぴかぴか指揮官……来る気配がない」
ザレムは、眉をひそめた。
「全軍で突撃して止めを刺しておくか……」
リンスファーサは軽く手を持ち上げたが、ザレムがその手を押さえた。
「まあ、待て。何か、変な感じだ。嫌な予感がする」
「ふむ? ハンターの勘か?」
「何だろうな……」
すると、リザーヴァは少し前進して来た。ビリオドが側に控えている。
「人間たちよ、どうやら大勢は決したようだな。この場においては。このまま傍若無人に突き進んでは、矮小なる人間にただ殺戮者として記憶されることになろう。それもまた傲慢のありようとしては許されぬ。お前たちは勝った。それを受け止めるとして、さらに私に相応しい強敵となって現れるがよい。とは言え、我々シヴァ様の麾下とは言え、要塞ブラフマーだけではない。イスルダ島に拠点があり、ベリアル公がおわし、我々もここにいる。人間たちよ、我ら傲慢に勝てるなどと夢にも思わぬことだ。そのような夢想は、もろくはかなく、最後には砕け散る。王国最後の日に、また会おう。無論、シヴァ様がお呼びであればやぶさかではないが」
そう言うと、呆気にとられるハンターと軍を残して、リザーヴァはビリオドとともに戦場を離脱したのであった。
「…………」
リンスファーサは額を押さえていた。
「傲慢とは……本当に傲慢な連中だな……」
「何なんだあの歪虚は……」
ザレムはうっぷん晴らしに気を取り直して西に向かってデルタレイを連射した。
「まあ、とにかくも歪虚の脅威は去ったか。無傷であって何よりだ」
ロニは勝利を素直に喜んだ。
「そうですね。まあ、村人さん達が無事で、本当に良かったです」
ソフィアは笑っていた。
「勝った~勝った~また勝った~、えいえいお~」
メイムは拳を突き出して喜んだ。
「えいえいお~」
「えいえいお~」
ミオレスカとエルバッハも手を叩いて満面喜色。
「ふう……なかなか叩けたなあ……。びしばしこーん、てな」
神薙は鞭を振るって、にやりと笑った。
「いや~すっきりしたぜ。まさかこんなに殴れるなんてな」
「レイナさんも大活躍でしたね!」
メイムは笑っていた。
「とにかくも、これであのぴかぴかは消えたが……な」
神薙は言って、西方を見た。
リザーヴァが消えた先、機動要塞ブラフマーがあり、イスルダ島が闇にある。まだ、巨大な闇は、王国西方で世界を飲みこまんとしていた。
「ふうむなるほど……シヴァか」
ロニ・カルディス(ka0551)は思案顔。
ザレム・アズール(ka0878)はリンスファーサに言った。
「何度も死線を共にした兵達やリンスは戦友だ。一人の怪我人も出したくない。甘いとは重々承知。承知の上で、けれど求めることに躊躇いは無い。俺も一緒に戦わせてくれ」
「ザレム……」
リンスファーサはそっと頷いた。
「宜しく頼む」
「みんな。生きて帰ろう」
ザレムは兵士達に言った。兵たちの中には見知った顔もある。
「ああ! ザレムハンターが言うんだぜ! 俺達も体を張ってこの地を守る!」
シヴァの噂はよくよくソフィアから聞いたメイム(ka2290)。しかし、傲慢の将はまだ実体を表したことは無い。……一度幻影でハルトフォートに出現したことはあるが。きんきらきんの歪虚の男であったそうな。
「シヴァ麾下の部隊と戦うのは、これで二度目ですか」とエルバッハ・リオン(ka2434)は呟いた。そして「この前は予期せぬ遭遇もありましたね。何となく、敵との縁ができつつあるような気がしますね」とまた呟いた。
リオンは戦の前の高揚感に身を委ねていた。
「今は目の前の戦いに集中ですね」と意識を切り替える。
「歪虚の射出がやまないとは、厄介ですね。今は迎撃になるのは、仕方ありません、対処しましょう」
猟撃士のエルフ、ミオレスカ(ka3496)は言った。
「最近敵がすごく多いなぁ……ってそういう依頼に入ってるの私かー! んー、がんばろ。まずは人命優先人命優先」
ソフィア・フォーサイス(ka5463)はきりりっと目元を引きしめた。
「何だかすげぇことになってるみてぇだけど、とにかくこいつら片っ端からぶっ潰せばいいんだろ?」
神薙玲那(ka6173)は言った。何だかすげぇ歪虚が来たっぽいのでやる気スイッチONの玲那さん。それもそのはず、彼女は化け物を叩き潰すのが何よりの楽しみらしい。
「今回は強豪なんで無茶はしねぇけど、下っ端はぶっ潰しておくぜ」
歪虚達は縦列行軍で村へ入りつつある。先行した偵察一騎が情報を持ち帰る。
「そこでというわけではないが」
ロニから提案があった。
「基本方針としては、騎士達を含め人員を三つの編成に分け、三方向から敵集団を攻撃する。正面に一班、左右の側面に一1班ずつ配置。正面に居る班が敵の攻撃を受け止めるタイミングを狙い、側面の班が攻撃を仕掛けて攻撃時の隙を突く。隙を突けなかったとしても、注意を分散できればそのまま方面ごとに損害を与えていく。また遊撃要員も用意し、各自の判断で戦況に貢献する。編成は以下の通りだ」
ロニはメモ書きを出した。
正面班
ロニ、リンスファーサ、エンフォーサー×15
アルケミスト、ストライダー、マギステル、クルセイダー
側面A
ミオレスカ、エルバッハ、エンフォーサー×10、イェーガー
側面B
メイム、エンフォーサー×20
遊撃他
ソフィア、神薙
「なので」
メイムが思案顔でメモ書きを確認しつつ続けた。
「正面にソフィアさん、ロニさん、リンスさん、アレックスさん、エンフォーサー×15。アルケミスト、ストライダー、マギステル、クルセイダーを配置。指揮運用はロニさんに。これを1班」
それから……と。
「敵片側面にミオさん、イェーガー。そうだね。ここにエルバッハさんも入ってもらって、射撃武器並行装備のエンフォーサー×10を配置。身を伏せられる薮などあると尚良いね。ライフルか弓どちらが良いか、指揮運用はミオさんに。これを2班」
そして……。
「2班対面になる片側面にレイナさんとあたし。長柄武器並行装備のエンフォーサー×20を配置。エンフォーサーのみんなは二人一組で敵一体に当たる様お願いするね」
「了解した」
「現場での指揮運用はレイナさんにお願いしたいかな。レイナさんにはヒールもお願いできると嬉しいな」
「ああ、そりゃかまわねえが。あたしに現場の指揮はちと無理があるぜメイム。まだ紙装甲だしな」
リンスファーサがフォローした。
「まあ、兵士のベテランにフォローさせよう」
ソフィアは、
「まあ、私はどこへでも入れるんですけど、その前に、とにかくもまずは村人たちが心配ですね……。その辺りの懸念を片付けてからですかねえ……」
「ではソフィアには、流れを見て、入ってもらおうか」
リンスファーサは軽く頷きメモを見た。
「リンス」
「うむ、ザレム」
「敵さんの真っ白に光ってる指揮官はどうするんだ?」
「何とも。出たとこ勝負か。その場でフルパワーで抑え込むしかあるまいな……」
「ふうむ……」
エルバッハは、ミオレスカと話していた。
「ホワイトナイツとは……よく言ったものですね。歪虚なのに……」
「そうですね……凄く強そうですけど……」
ミオレスカは肩をすくめて吐息した。
「ハルトフォート騎士のみなさん、銃撃をお願いします。斉射三連と行きましょうか。先制は私達と心がけて、いち早く攻撃を仕掛けましょう。見つかること自体は問題ありません、敵には、出来るだけこちらに向かってきてもらいましょう。もちろん、敵が迷ったり、分かれたりしてくれれば尚良いです」
「その間に、正面1班が突破出来ればいいからな」
「ええ。リンスファーサさんには中央突破、メイムさんには逆を突いてもらって……リンスファーサさんは、敵陣が乱れたら中央に攻め入ってください」
リンスファーサは頷いた。
「ロニ、ということだ。宜しく頼むぞ」
「承知した」
そして、ハンターと軍はいよいよ迎撃に向かった。
ソフィアはまずは村へ入った。
「ハンターオフィスから来ましたソフィアです。今現在こちらに歪虚の軍勢が向かって来てるので。至急避難指示をお願いします」
村長は、色を変えた。
「ほんとですか? そんな情報はどこからも来ていませんが……」
「ほんとですよ。歪虚の進軍がゆっくりなもので。ですが急いで下さいね!」
「し、承知しました! これは大変だわい……」
近隣の村々に警報が走る。
村人たちはいったん退避することになる。
リザーヴァは、相変わらずゆっくりと進軍を行っていた。村へと入っていく。
「人影は見当たらぬようだ……。さすがに気付かれたか? 避難したようだな」
すると、ビリオドが言った。
「ということは、人間の迎撃が来ているのでは」
「かも知れんな。攻撃してくるならば……まだ被害の浅いこの辺りか……どこかで待ち伏せするか……」
その様子を、軍とハンターたちはすでに見ていた。双眼鏡とトランシーバーでやりとりして、歪虚を包囲していく。
そして――。
ロニとリンス、ソフィアにザレム、アレックスに他、兵士達は、歪虚の正面から姿を見せた。
ロニは高らかに吼えた。
「行くぞみんな!」
「おお!」
歪虚の戦列が揺れ動く。リザーヴァは「…………」黙然と後退した。白騎士を前に出す。
そこで、歪虚の側面から二班が突入した。
ミオレスカとエルバッハの左翼は、前進した。
エルバッハは腕を一振りすると、ファイアーボールを投げつけた。炎弾が飛び、紅蓮の火炎をまき散らして炸裂する。
騎兵達は数人一組で前進すると、銃を撃っては反転し、斉射三連を行った。
ミオレスカはオートマチックでフォールシュートを撃ち込んだ。歪虚側面に銃弾を浴びせ掛ける。マガジンをそのまま落とすと、次をリロードする。
そしてその逆からメイムと神薙らが突入する。軍の騎兵は長槍で突進した。歪虚の戦列をぐさぐさ突き刺した。
メイムはハンマーをフルスイング。ラウンドスイングで白騎士たちを薙ぎ倒す。
「これでもくらいな、妖魔どもが」
神薙は、腕を一振りすると、ホーリーライトを叩き込んだ。白い閃光が歪虚を貫通する。
側面部隊の急襲に、歪虚軍は乱れた。しかし、リザーヴァは冷静に後退して状況を見ていた。ビリオドは、先頭に出ると、正面のロニらを睨みつけていた。
「よし、我々も出るとしよう。突撃」
ロニはクロノスサイズを振りかざした。
リンスファーサが突撃の合図を出す。
「みんな! 死ぬなよ! それだけはな!」
ザレムは高らかに言った。
ソフィアは、ビリオドの存在に目を留めていた。
「あれ……大斧持ち、何かやばそうです~」
言いつつ突撃する。
ザレムはまずはデルタレイの洗礼を浴びせ掛ける。三つの光三角がザレムの眼前にきらめき、光線を発射する。ほとばしる閃光が歪虚を貫通する。
ザレムはそのままデルタレイを撃って行く。
ロニらは加速した。
「村を守る! 我らがこの戦の剣! 盾である! 全軍突入!」
「ここは通さない。いやスルーしてくれるならそれはそれで嬉しいけど……本格的に討伐する隊も組めるだろうし」
ソフィアは言って、突進した。
「来たな……人間どもが……!」
ビリオドは咆哮すると、一団を率いて勇躍突撃して来た。
兵士達は速度を落とし、槍衾を形成した。ビリオドらはお構いなしに突進して来たが、さすがの巨人たちが足止めされた。
「おのれえ……!」
ビリオドは大斧を振り回した。
「下がれ歪虚よ! この地は譲らん! 滅する!」
ロニはビリオドらにレクイエムを歌い上げた。歪虚らは悲鳴を上げて咆哮した。
「何だこれは……!」
ビリオドは斧を構えたまま、動けなくなった。
「うわー、絶対上位クラスだこれ……。負けたくはないけどまだ自信ないなぁ。って事で今回は引いてくれません? また日を改めてーって事でー」
ソフィアは、ビリオドに丁寧に言ってみたが、歪虚騎士は歯ぎしりしていた。
「この……野郎……! 体さえ動けば……!」
「ん~、駄目ですかねえ?」
ロニはそのまま歌い続けた。
「歪虚に譲る場所無し……もしも押し通るならば……無に帰するまでだ!」
と、言いつつ、ロニはセイクリッドフラッシュで容赦なく白騎士たちを攻撃していたが。
リザーヴァは何がしたいのかよく分からない存在だったが、白騎士たちを対応させていた。
しかし、エルバッハはファイアーボールの連弾で次々と歪虚騎士たちを焼き払って行く。
「歪虚に容赦はありませんよ。唯滅びを受け入れるというならば、ここで焼き尽くすまでです」
ミオレスカもフォールシュートを全て使いきって、制圧射撃に切り替えていた。兵士達は歪虚騎士を銃撃する。
メイムはやや離れたところで乱戦の中にあり、ワイルドラッシュで歪虚騎士と渡り合っていた。
「このこのこのこのー! ええいタコ殴り!」
炸裂するメイムのハンマーが、歪虚を無に帰していく。
神薙は、ホーリーライトの射撃が尽きて、ストライクブロウで歪虚をびしばしこんと鞭打っていた。
「いっぺん化け物に鞭打ってみたかったんだよなぁ。いつかは大物に鞭打ってやりたいぜ」
歪虚騎士は殴られて咆哮している。
「では続いて……吹雪ですね。まだ凍結するには早いですよ。ブリザード!」
エルバッハの魔術が吹き荒れる。吹雪が舞い、歪虚騎士たちを包み込む。
「メイムさん」
ミオレスカは、メイムと合流し、背中を合わせた。
「ミオさん。戦いは順調だけど、あの白ぴか指揮官……何考えてるです?」
「分かりませんね……ただ兵士たちを前に出すだけで、動き出す気配がありません……」
「どうしたもんでしょう」
「ひとまず、残りを片付けて……」
「そうですね!」
二人は飛び出して行った。
神薙は爽快爽快。さすがにやはり兵の指揮には手が回らなかったが、歪虚騎士を殴りまくった。兵のフォローもあって、メイムの助けもあって、色々と駆けまわって敵騎士をびしびし鞭打った。
「おりゃあ! 鞭食らえ!」
びしばしこーん!
ソフィアはひとまずソードダンサーの本領発揮で舞うような剣舞で歪虚騎士を葬り去っていく。スキルフルに舞う剣舞。ロニのレクイエムも切れると、歪虚達も動き出したが、すでに大勢は決していた。
ビリオドは、大斧を振るって暴れ始めていたが、ロニとソフィアに挟撃され、兵士達に包囲されつつあった。
「もうお前は終わりだな歪虚。これ以上どうするつもりだ」
「おのれ!」
ビリオドはただの猪では無かった。ぎりぎりのところで逃げ出した。
正面班はビリオドを追撃した。挟撃班はすでに歪虚を壊滅状態に追い込んでいた。
ザレムは、最奥にいるリザーヴァに目を留めていた。
「敵指揮官……さて」
ザレムは手を上げて、兵士たちを止めた。リンスファーサも軍を止めた。
「あのぴかぴか指揮官……来る気配がない」
ザレムは、眉をひそめた。
「全軍で突撃して止めを刺しておくか……」
リンスファーサは軽く手を持ち上げたが、ザレムがその手を押さえた。
「まあ、待て。何か、変な感じだ。嫌な予感がする」
「ふむ? ハンターの勘か?」
「何だろうな……」
すると、リザーヴァは少し前進して来た。ビリオドが側に控えている。
「人間たちよ、どうやら大勢は決したようだな。この場においては。このまま傍若無人に突き進んでは、矮小なる人間にただ殺戮者として記憶されることになろう。それもまた傲慢のありようとしては許されぬ。お前たちは勝った。それを受け止めるとして、さらに私に相応しい強敵となって現れるがよい。とは言え、我々シヴァ様の麾下とは言え、要塞ブラフマーだけではない。イスルダ島に拠点があり、ベリアル公がおわし、我々もここにいる。人間たちよ、我ら傲慢に勝てるなどと夢にも思わぬことだ。そのような夢想は、もろくはかなく、最後には砕け散る。王国最後の日に、また会おう。無論、シヴァ様がお呼びであればやぶさかではないが」
そう言うと、呆気にとられるハンターと軍を残して、リザーヴァはビリオドとともに戦場を離脱したのであった。
「…………」
リンスファーサは額を押さえていた。
「傲慢とは……本当に傲慢な連中だな……」
「何なんだあの歪虚は……」
ザレムはうっぷん晴らしに気を取り直して西に向かってデルタレイを連射した。
「まあ、とにかくも歪虚の脅威は去ったか。無傷であって何よりだ」
ロニは勝利を素直に喜んだ。
「そうですね。まあ、村人さん達が無事で、本当に良かったです」
ソフィアは笑っていた。
「勝った~勝った~また勝った~、えいえいお~」
メイムは拳を突き出して喜んだ。
「えいえいお~」
「えいえいお~」
ミオレスカとエルバッハも手を叩いて満面喜色。
「ふう……なかなか叩けたなあ……。びしばしこーん、てな」
神薙は鞭を振るって、にやりと笑った。
「いや~すっきりしたぜ。まさかこんなに殴れるなんてな」
「レイナさんも大活躍でしたね!」
メイムは笑っていた。
「とにかくも、これであのぴかぴかは消えたが……な」
神薙は言って、西方を見た。
リザーヴァが消えた先、機動要塞ブラフマーがあり、イスルダ島が闇にある。まだ、巨大な闇は、王国西方で世界を飲みこまんとしていた。
依頼結果
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依頼相談掲示板 | |||
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質問卓 メイム(ka2290) エルフ|15才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2016/05/08 21:03:25 |
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★相談卓 メイム(ka2290) エルフ|15才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2016/05/10 21:49:48 |
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プレイング~ メイム(ka2290) エルフ|15才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2016/05/10 16:39:42 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/05/10 18:43:10 |