ゲスト
(ka0000)
ネレイド村の浴衣祭り
マスター:とりる

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/05/22 19:00
- 完成日
- 2016/06/04 07:56
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
ある日のネレイド村――。族長の家。
「わぁ、ミサキ様なんですその衣装」
「とっても似合ってるー綺麗ー!」
声を上げたのはネレイド族長、ミサキ・ネレイド(kz0079)の近衛隊を務めるリリレル・ネレイドとミリレル・ネレイドの姉妹。
「これはねーリアルブルーの民族衣装で『浴衣』っていうんだって。東方にも同じ様な物があるらしいけど」
「それで何故ミサキ様がそのお召し物を?」
水色の浴衣姿でくるくる回るミサキに、近衛隊長であるヴァイン・ネレイドが尋ねた。
「えっとねー、気に入ったから部族会議・同盟経由で大量に買い付けたんだー♪ 皆に着てもらおうと思って♪」
「それだけのために!?」
ヴァイン、リリレル、ミリレルと同じく近衛隊のアリサ・ネレイドは驚いた様子。一体幾ら使ったのか。
「そうだよー。たまにはぱーっとお金をだね」
「ミサキ様!?」
鬼の形相になる寸前のヴァインだったが――
「じょ、冗談だよ、ヴァイン! 本気にしないで! この浴衣で村興しが出来ないかな、と思ったの!」
「……なるほど、そういうことでしたか」
しゅるるるとヴァインの怒りが収まる。
「村にハンターさん達を呼んで、浴衣を着てもらって、この村を回ってもらおうかな、って」
この浴衣を着るとなんだか晴れやかで開放的な気分になるんだよね、とミサキは付け加えた。
「聞けばこの浴衣ってお祭りのときに着るらしいじゃない。だからこの村でもお祭りをして、楽しんでもらおうよ」
「ふむ……確かに。我々も最近は戦い続きでしたからね。良いと思います」
「ありがとうヴァイン! それでこそ私の側近! 今は無理だけど……ゆくゆくはこの村に観光客も呼びたいしさ」
それは歪虚の脅威が去ってからである。現状で辺境部族以外の一般人がノアーラ・クンタウの城壁の外に出て生活するのは難しいだろう。
また、怠惰の軍勢によって壊滅的な被害を受けたネレイド族は移民を引き入れ、子孫を増やさねば部族の再建は実現しない。
それゆえに、外の人間にこの村を知ってもらうことは重要だった。
「プランはもう考えてあるよ。まずはハンターさん同士のカップル向けにデートスポットの開放と、お祭りをやろうと思う」
ミサキはお祭りのプランが書かれた紙を床に広げた。
「もしハンターさん一人での参加だったら私達が案内すれば良いし、男の人なら気が合えば村の娘からお嫁さん候補を選んでもらっても良いし」
「ふむ。生めよ増やせよ。我が村の男性比率は低いですからね。婿探しは重要です」
近衛隊全員の賛同が得られたところで。
「というわけで、『浴衣祭り』をやろう!!」
ミサキは元気に号令をかけるのだった。
「わぁ、ミサキ様なんですその衣装」
「とっても似合ってるー綺麗ー!」
声を上げたのはネレイド族長、ミサキ・ネレイド(kz0079)の近衛隊を務めるリリレル・ネレイドとミリレル・ネレイドの姉妹。
「これはねーリアルブルーの民族衣装で『浴衣』っていうんだって。東方にも同じ様な物があるらしいけど」
「それで何故ミサキ様がそのお召し物を?」
水色の浴衣姿でくるくる回るミサキに、近衛隊長であるヴァイン・ネレイドが尋ねた。
「えっとねー、気に入ったから部族会議・同盟経由で大量に買い付けたんだー♪ 皆に着てもらおうと思って♪」
「それだけのために!?」
ヴァイン、リリレル、ミリレルと同じく近衛隊のアリサ・ネレイドは驚いた様子。一体幾ら使ったのか。
「そうだよー。たまにはぱーっとお金をだね」
「ミサキ様!?」
鬼の形相になる寸前のヴァインだったが――
「じょ、冗談だよ、ヴァイン! 本気にしないで! この浴衣で村興しが出来ないかな、と思ったの!」
「……なるほど、そういうことでしたか」
しゅるるるとヴァインの怒りが収まる。
「村にハンターさん達を呼んで、浴衣を着てもらって、この村を回ってもらおうかな、って」
この浴衣を着るとなんだか晴れやかで開放的な気分になるんだよね、とミサキは付け加えた。
「聞けばこの浴衣ってお祭りのときに着るらしいじゃない。だからこの村でもお祭りをして、楽しんでもらおうよ」
「ふむ……確かに。我々も最近は戦い続きでしたからね。良いと思います」
「ありがとうヴァイン! それでこそ私の側近! 今は無理だけど……ゆくゆくはこの村に観光客も呼びたいしさ」
それは歪虚の脅威が去ってからである。現状で辺境部族以外の一般人がノアーラ・クンタウの城壁の外に出て生活するのは難しいだろう。
また、怠惰の軍勢によって壊滅的な被害を受けたネレイド族は移民を引き入れ、子孫を増やさねば部族の再建は実現しない。
それゆえに、外の人間にこの村を知ってもらうことは重要だった。
「プランはもう考えてあるよ。まずはハンターさん同士のカップル向けにデートスポットの開放と、お祭りをやろうと思う」
ミサキはお祭りのプランが書かれた紙を床に広げた。
「もしハンターさん一人での参加だったら私達が案内すれば良いし、男の人なら気が合えば村の娘からお嫁さん候補を選んでもらっても良いし」
「ふむ。生めよ増やせよ。我が村の男性比率は低いですからね。婿探しは重要です」
近衛隊全員の賛同が得られたところで。
「というわけで、『浴衣祭り』をやろう!!」
ミサキは元気に号令をかけるのだった。
リプレイ本文
●浴衣祭り
ネレイド族、村を挙げての『浴衣祭り』!
ハンター以外にも観光客が多数居り、ネレイド村はいつになく活気に満ちていた。
「刺身……と聞いて思わず来てしまいましたが、浴衣祭りですか」
背中に吠える虎の刺繍が施された朽葉色の浴衣へ既に着替えた米本 剛(ka0320)は草履を鳴らして喧騒の中を歩く。
「しかもネレイド村の婿探しとは……少々自分の様なおじさんには場違いでしたかね?」
等と米本は苦笑。行きかう人々は十代後半の若者が多い。
「まぁ、参加するからにはネレイド村を堪能するつもりではありますが。骨休め……とさせて頂きましょうか」
と、米本はまず目的の場所へ。
――そこは族長の家。先の戦いで奥義を発動したネレイド族長、ミサキ・ネレイド(kz0079)の様子を見に来たのだ。
「米本さんいらっしゃい。今日は楽しんで下さいね」
にこにこと笑うミサキ。米本は「それは勿論」と答えるが……
「所で、何やら伝え聞いた話だと先日の『奥義』は消耗が激しいとの事」
米本はそれが心配だった。
「大事なければそれで良いですが、ご自愛も大切とお考え下さい」
「心配してくれてありがとうございます。大丈夫ですよ。……あ、米本さんはお一人ですか?」
米本は少しだけ頬を染め「お恥ずかしながら」と答える。
「それなら族長の私が案内しましょう!」
「それは光栄ですな。是非お願いします」
***
藍染浴衣に着替えたGacrux(ka2726)も米本と同じく祭りの中を歩き、族長の家を目指す。
(新しい出会いがあれば、もう少し気持ちも楽になれると思ったのですが……結局は、自分で傷口を広げているだけに過ぎないのかもしれませんね……)
歩を進めながら感傷に浸るGacrux。
(夏祭りの約束も叶わぬ儘……)
その様に考えている内に族長の家へ到着。Gacruxはミサキか近衛隊の誰かを祭りに誘おうかと思っていた。
「ミサキ様は先ほど別のハンターの方と出かけられましたね。私で良ければお相手しますが」
近衛隊長、ヴァイン・ネレイドが提案してくる。
「それでは宜しくお願いします」
Gacruxは目を細め、クールそうな浴衣姿の少女を前にして少しだけ笑って見せる。
***
一人身が祭りのお相手を見つけた所で、リア充――カップルのターン!
「カイナともやっと恋人同士になれたんだもん、その記念に素敵な思い出を作りたくて……それに、カイナの浴衣姿を見たくて」
ぽっと顔を赤らめる見た目美少女な時音 ざくろ(ka1250)。
「……ざくろと浴衣デートか……ま、恋人になったしな。こんぐらい、楽しんだって罰はあたんねぇだろ」
カイナ(ka3407)が言う様に二人は恋人同士であり、今回が初デート。
「祭りをざくろと二人で楽しむ為に参加だ。とことん楽しんでやるさ。な? ざくろ」
「そうだね。でもその前に着替えないと。着替え終わったら、あそこで待ってるね」
そうして二人は男女別の更衣室へ。
……。
……。
約三十分後、ざくろはとっくに着替え終わったのだがカイナはまだ姿を見せない。
心配になったざくろが女子更衣室の戸を開け――たら躓いてほぼ裸のカイナの胸へダイブ!
「カイナ、着方が分からない様ならざく……はわわわわ、ごっ、ごめん」
「あはは、やっぱりざくろはざくろだなー。うりうり可愛い奴め」
「はわわ~~!!」
カイナはしばしざくろをぎゅーっと抱き締め反応を楽しむ。
その後に「ちゃんと着替えるからもう少し待ってな」と言い、ざくろを外へ出した後に戸を閉める。
暫くして、浴衣にばっちり着替えたカイナが登場。
「ど、どうだ?」
カイナは視線を逸らしつつ頬を染める。
「よく似合ってる……凄く綺麗」
思わずざくろは見惚れた。華やか浴衣姿に、アップにした銀髪、艶めかしい小麦色のうなじ……。
「改めて言われると恥ずかしいな……さ、早く行こうぜ!」
「わわっ!」
カイナはざくろの腕を組み、駆け出した。
***
恋人兼幼馴染のルーエル・ゼクシディア(ka2473)とレイン・レーネリル(ka2887)――。
「お姉さん、慣れない格好ではしゃぐと危ないよ? 全く、どっちが年上なんだろう……」
「あー、良い季節ね。ねぇねぇルー君、どう? 私の浴衣姿、新鮮でしょー。えへへ、惚れ直した?」
「うん、浴衣……僕も着て見た。僕も初めて着るよ、これ。あー……そうだね。お姉さんも普段とは違う雰囲気で、とっても似合ってるよ」
「ルー君も良いね! いつもの服も良いけど和服も似合うね! もう少し身長があればもっと似合……嘘! 嘘だってー!」
「ちょ、僕だってもう少しすれば身長くらい……っ!」
「今のままのルー君が最高だから! ね? あー惚れ直しちゃうー!」
気にしている身長の事に触れられたルーエルはぷくぅと頬を膨らませる。
慌ててレインがフォローするがルーエルは不機嫌なままだったのでレインは必殺のおっぱいアタック(謎)を敢行。
「ななななな!?」と赤面するルーエルの手を引いて祭りに繰り出した。
***
一方こちらは親友同士の花厳 刹那(ka3984)と佐井 灯(ka4758)。
「灯に誘われて、紅界で浴衣が着られるって事で遊びに来たわ♪」
「こっちで浴衣が着れる……ってコトで、刹那ちゃんを誘って来てみた、よ」
既に二人は着替え済み。刹那は朝顔模様の赤を基調とした浴衣。
灯は同じくお揃いで朝顔模様の青を基調とした浴衣である。
「……ふふ、刹那ちゃん、やっぱり浴衣似合ってる……♪」
(和風美人って感じの刹那ちゃん、やっぱり和装が凄く似合うよね……♪)
「ん、そんなに似合ってるかな? ちょっと照れるかも。灯もよく似合ってるわよ」
●デート その1
浴衣姿でネレイド村を散策する米本とミサキ。
「考えてみれば自分も今年で32、ハンターとは言えそろそろ嫁さん探しを考えるべきなのでしょうが……」
米本は何やらぶつぶつと呟いている……。
「うん、此処で動くと何か非常にマズイ気もしますな、倫理的に」
「ネレイド族としては優秀な戦士の遺伝子を持っていれば年齢差なんて関係なく大歓迎なんですけどね♪」
ミサキは笑って言うが米本は思わず赤面。
「あ、そうだ!」
「どうされました?」
「米本さんにぴったりな人が居ますよ!」
急に駆け出したミサキに米本は慌てて後を追う。
やって来たのは岬に建てられた一軒の家。
「せんせーいるよねー開けてー」
「……ん、ミサキちゃん?」
少しの間の後、姿を現したのはネレイド族の民族衣装姿の女性……だがどう見ても日本人。
「――!?」
女性の顔を見た米本の背中に電撃が奔った。この方とは、初対面の筈。しかし――
(夢の中で逢った、ような……)
初めて会った気がしなかった。
「こちらの方はお世話になっているハンターさんで、米本剛さんです!」
「私は片瀬・歩美です。ネレイド族戦闘部隊のアドバイザーみたいな事をしています」
「せんせーはRBの元軍人さんで、戦闘部隊を再建する時に凄くお世話になったんですよ。……米本さん?」
「おっと、すみません。米本です。宜しくお願いします、片瀬さん」
まだ少しぽけーっとしつつ、米本は頭を下げる。
「今日のお祭りがお婿さん探しも兼ねてるの知ってるよね? せんせーは31だったよね、確か」
「こらミサキちゃん、男性の前で実年齢を言う物じゃありません! ……それで?」
「ネレイド族は若い子が多いから米本さんは気が引けるんだって。だからせんせーなんてどうかなーって。米本さん凄く良い人だし」
「……」
何か、自分の知らない所で話が進んでいる。米本の頭はまだ混乱していた。
***
Gacruxはヴァインと共に砂浜の隅っこに座って海を眺めていた。
「もしかして落ち込んでいますか?」
「正直な話、ぼんやりと海を眺める位には気持ちは沈んでいますね……」
「そうですか、私で良ければお付き合いします」
淡々と話す二人。ざざーんと波の音が響く。
「近衛隊や族長は歳が幼い――お若いので、まるで妹の様です」
「妹……私にも兄が居ましたね……」
Gacruxは立ち上がり、ぱっぱと尻に付いた砂を払う。
「気分転換に、お薦めのスポットへ案内して貰えると助かります」
「ではお腹も空きましたし、居酒屋へ行きましょうか」
***
ざくろとカイナの二人は仲良く手を繋いで砂浜を歩く……。
「カイナと出会ってから、結構立つよね……」
「そうだな。オレが水浴びをしてる所にざくろが飛び込んで来た事もあったっけ」
「そ、それは不可抗力で……!」
真っ赤になるざくろと「ははは」と笑うカイナ。しばし歩いた後、ざくろは真面目な口調で話す。
「ざくろ、カイナと冒険の話出来るの凄く楽しくて、だから、ざくろの想いを受け入れてくれてホントにありがとう、これからはもっと一杯二人の思い出を増やそうね」
「うん。オレもざくろと居ると楽しい。これからも宜しくな」
二人はギュッと互いの手を握り合った。
***
ルーエルとレインは侵食洞を訪れていた。こちらのカップルも洞窟内を手を繋いで進む。
「うーん、雰囲気出てるし、涼しいね。少しゆっくりしようか」
「あー……おねーさんイヤだなー。ほら、今って機敏に動けないし?」
「何かドキドキするよね、こういう所って……好奇心をくすぐられるっていうか」
ずんずん進むルーエルとどこかおっかなびっくりなレイン。
「侵食洞ってさ、海の愉快な生き物達がさ、壁やら天井やらで平然と生命活動している訳じゃない?」
「……ふえ? ああ、そっか。レインお姉さんは虫とか苦手なんだよね……まぁ、隅を探せば居るんじゃない? ほら、すぐそこにも」
「ひぃ!? なんで海の生物ってどこかしら飛び抜けたキモい進化してるのかしら。バカみたいに大きいやつもいるし!」
カサカサ動く生物に驚いたレインは思わずルーエルに抱き付く。
「あははは、少しは克服しないとね。……まぁ、どうしてもっていうなら助けてあげるよ」
「……ルー君面白がってない? まぁ良いけどねー。後で覚えてなさい。食後のチーズケーキがしばらくショートケーキに変わるから」
「え、やだ、チーズケーキの方が良い!? ……しょうがないなぁ、はいはい、次の場所に行こうっか」
***
刹那と灯は砂浜で大はしゃぎ!
「砂浜! 海ー! 紅界の海は綺麗でいいわよね……シーズン、始まったらまた遊びに来ましょうね♪」
「そうだねー、夏は水着で……」
「水着、買わないとかな……だって、シーズン毎にキツくなっていくんだもん!」
「刹那ちゃんも? ボクも去年の水着、多分着れないかも……」
一部分の発育が著しい二人の様である。
「って、べ、別に太ってるワケじゃないからね! 一部分だけよ、一部分!」
「でも刹那ちゃん、こっちもお肉付いてきちゃってるんじゃない……?」
灯は浴衣の上から刹那の脇腹をぺたぺた触る。
「きゃっ! くすぐったい! こらー何するのよー!」
「あははー♪ 刹那ちゃんのお腹ぷにぷにー♪」
等と言って灯は逃げ出す。
「浴衣だけど、疾影士ですからね!」
そういう訳で砂浜名物、キャッキャウフフな追いかけっこが始まった。
「すぐに捕まえるぞ~」と張り切っていた刹那だったが、実際に灯を捕まえたのは波打ち際で、その際にバランスを崩して二人とも転倒し、彼女を押し倒す形に――。
刹那と灯の顔が限界ギリギリ急接近! だがしかし。
「って、浴衣も濡れて身体の線が……所じゃない……!? お、男の人居なくて良かったぁ」
二人は慌てて起き上がった。
(ドキドキする事になっちゃったじゃない、もう……)
(なんか、凄くドキドキしちゃったけど、……でも、楽しい……♪)
●デート その2
米本と歩美は居酒屋へ。ミサキは「族長の仕事があるのでー」と去って行った。
二人は新鮮な海の幸の刺身に醤油をちょいと付けて味わい、舌鼓を打つ。その後に清酒をきゅーっとやる。
近くの席ではGacruxとヴァインが食事中。
ヴァインは魚の塩焼きを黙々と食べ、Gacruxは静かにお酒を飲む。
「大人には色々と事情があるんですよ」
少し酔いが回って来たGacruxが愚痴を零す。
「誰が傷心旅行ですか」
「違うんですか?」
「……」
等と言うやり取り。
***
夕暮れ時になり、ざくろとカイナは侵食洞へやって来ていた。
洞窟に夕日が射しロマンチックな光景の中、ざくろの瞳に映るカイナの、仕草一つ一つが愛しく思えて……
ざくろはカイナをそっと抱き寄せ、瞳と瞳を見つめ合わせる。カイナの事が愛おしくて愛おしくてもう堪らない。
「カイナ……」
ざくろは夕日の中で彼女の唇に優しく口付けをした。
「ざくろ、もっとカイナが欲しいな……」
「ざくろになら、全てを委ねてもいいかな……」
●盆踊りもどき
夜になり、広場ではドンガドンガと打楽器のリズムに乗って祭りの参加者達が大きな焚火を囲んで思い思いに踊る。
***
草履の鼻緒が切れてしまったヴァインを、Gacruxがおんぶして歩く。
「もう踊りが始まっています。良いのですか?」
「ええ、別に良いんですよ」
(俺はこの子と過ごし、一時でもこの悲しみを忘れられたので満足です。俺も、いつかは前に進まねば……でも……俺が次に誰かを愛する日など来るのだろうか……)
Gacruxは夜空を見上げながら思案する。
(過去の痛みや悲しみが薄れても、あんたの姿は記憶から色褪せなかった。あんたを無理矢理に忘れる必要など…何処にも無かったのかもしれませんね)
「Gacruxさん?」
「……何でもありません。ふふ……、あの人とまた酒を酌み交わし、語り合いたいなあ……って。思っていただけですよ」
***
レインとルーエル――。
「皆でRBのとある民族の踊りを踊るんだって! ルー君知ってる? 私はサブカル以外さっぱり分からないのよね」
「うーん、僕も初めてだよ。ダンスくらいなら心得てるんだけどね」
(でも男の子なら、女の子をエスコートできる位上手じゃないと……だよね)
「目一杯楽しく踊ろうよ。折角の機会、皆で踊ればきっと楽しいよ、お姉さんっ」
ルーエルはレインの手を引く。
「そ、そうだね。皆と似たように踊ればいっかー。RB出身者いるっぽいし大丈夫かな。何なら教えて貰おうかな!」
刹那と灯――。
「やっぱり灯って踊っていると活き活きするわよね。しかも、上手だ……憧れちゃうな♪」
「へへ、ダンスは得意だから思いっきり踊っちゃうよ♪ ほら、刹那ちゃんも一緒にっ♪」
「勿論、私だって頑張って踊っちゃいますけれどね」
***
ざくろとカイナは見よう見まねで踊りつつ、侵食洞での出来事を思い出し、赤面中。
「今日はやけに積極的だったな、ざくろ」
「そ、それは開放的な空間がそうさせたと言うか……。兎も角、また二人で、来ようね」
「そうだな」
微笑み合う二人。
こうしてネレイド村の夜が更けていった……。
ネレイド族、村を挙げての『浴衣祭り』!
ハンター以外にも観光客が多数居り、ネレイド村はいつになく活気に満ちていた。
「刺身……と聞いて思わず来てしまいましたが、浴衣祭りですか」
背中に吠える虎の刺繍が施された朽葉色の浴衣へ既に着替えた米本 剛(ka0320)は草履を鳴らして喧騒の中を歩く。
「しかもネレイド村の婿探しとは……少々自分の様なおじさんには場違いでしたかね?」
等と米本は苦笑。行きかう人々は十代後半の若者が多い。
「まぁ、参加するからにはネレイド村を堪能するつもりではありますが。骨休め……とさせて頂きましょうか」
と、米本はまず目的の場所へ。
――そこは族長の家。先の戦いで奥義を発動したネレイド族長、ミサキ・ネレイド(kz0079)の様子を見に来たのだ。
「米本さんいらっしゃい。今日は楽しんで下さいね」
にこにこと笑うミサキ。米本は「それは勿論」と答えるが……
「所で、何やら伝え聞いた話だと先日の『奥義』は消耗が激しいとの事」
米本はそれが心配だった。
「大事なければそれで良いですが、ご自愛も大切とお考え下さい」
「心配してくれてありがとうございます。大丈夫ですよ。……あ、米本さんはお一人ですか?」
米本は少しだけ頬を染め「お恥ずかしながら」と答える。
「それなら族長の私が案内しましょう!」
「それは光栄ですな。是非お願いします」
***
藍染浴衣に着替えたGacrux(ka2726)も米本と同じく祭りの中を歩き、族長の家を目指す。
(新しい出会いがあれば、もう少し気持ちも楽になれると思ったのですが……結局は、自分で傷口を広げているだけに過ぎないのかもしれませんね……)
歩を進めながら感傷に浸るGacrux。
(夏祭りの約束も叶わぬ儘……)
その様に考えている内に族長の家へ到着。Gacruxはミサキか近衛隊の誰かを祭りに誘おうかと思っていた。
「ミサキ様は先ほど別のハンターの方と出かけられましたね。私で良ければお相手しますが」
近衛隊長、ヴァイン・ネレイドが提案してくる。
「それでは宜しくお願いします」
Gacruxは目を細め、クールそうな浴衣姿の少女を前にして少しだけ笑って見せる。
***
一人身が祭りのお相手を見つけた所で、リア充――カップルのターン!
「カイナともやっと恋人同士になれたんだもん、その記念に素敵な思い出を作りたくて……それに、カイナの浴衣姿を見たくて」
ぽっと顔を赤らめる見た目美少女な時音 ざくろ(ka1250)。
「……ざくろと浴衣デートか……ま、恋人になったしな。こんぐらい、楽しんだって罰はあたんねぇだろ」
カイナ(ka3407)が言う様に二人は恋人同士であり、今回が初デート。
「祭りをざくろと二人で楽しむ為に参加だ。とことん楽しんでやるさ。な? ざくろ」
「そうだね。でもその前に着替えないと。着替え終わったら、あそこで待ってるね」
そうして二人は男女別の更衣室へ。
……。
……。
約三十分後、ざくろはとっくに着替え終わったのだがカイナはまだ姿を見せない。
心配になったざくろが女子更衣室の戸を開け――たら躓いてほぼ裸のカイナの胸へダイブ!
「カイナ、着方が分からない様ならざく……はわわわわ、ごっ、ごめん」
「あはは、やっぱりざくろはざくろだなー。うりうり可愛い奴め」
「はわわ~~!!」
カイナはしばしざくろをぎゅーっと抱き締め反応を楽しむ。
その後に「ちゃんと着替えるからもう少し待ってな」と言い、ざくろを外へ出した後に戸を閉める。
暫くして、浴衣にばっちり着替えたカイナが登場。
「ど、どうだ?」
カイナは視線を逸らしつつ頬を染める。
「よく似合ってる……凄く綺麗」
思わずざくろは見惚れた。華やか浴衣姿に、アップにした銀髪、艶めかしい小麦色のうなじ……。
「改めて言われると恥ずかしいな……さ、早く行こうぜ!」
「わわっ!」
カイナはざくろの腕を組み、駆け出した。
***
恋人兼幼馴染のルーエル・ゼクシディア(ka2473)とレイン・レーネリル(ka2887)――。
「お姉さん、慣れない格好ではしゃぐと危ないよ? 全く、どっちが年上なんだろう……」
「あー、良い季節ね。ねぇねぇルー君、どう? 私の浴衣姿、新鮮でしょー。えへへ、惚れ直した?」
「うん、浴衣……僕も着て見た。僕も初めて着るよ、これ。あー……そうだね。お姉さんも普段とは違う雰囲気で、とっても似合ってるよ」
「ルー君も良いね! いつもの服も良いけど和服も似合うね! もう少し身長があればもっと似合……嘘! 嘘だってー!」
「ちょ、僕だってもう少しすれば身長くらい……っ!」
「今のままのルー君が最高だから! ね? あー惚れ直しちゃうー!」
気にしている身長の事に触れられたルーエルはぷくぅと頬を膨らませる。
慌ててレインがフォローするがルーエルは不機嫌なままだったのでレインは必殺のおっぱいアタック(謎)を敢行。
「ななななな!?」と赤面するルーエルの手を引いて祭りに繰り出した。
***
一方こちらは親友同士の花厳 刹那(ka3984)と佐井 灯(ka4758)。
「灯に誘われて、紅界で浴衣が着られるって事で遊びに来たわ♪」
「こっちで浴衣が着れる……ってコトで、刹那ちゃんを誘って来てみた、よ」
既に二人は着替え済み。刹那は朝顔模様の赤を基調とした浴衣。
灯は同じくお揃いで朝顔模様の青を基調とした浴衣である。
「……ふふ、刹那ちゃん、やっぱり浴衣似合ってる……♪」
(和風美人って感じの刹那ちゃん、やっぱり和装が凄く似合うよね……♪)
「ん、そんなに似合ってるかな? ちょっと照れるかも。灯もよく似合ってるわよ」
●デート その1
浴衣姿でネレイド村を散策する米本とミサキ。
「考えてみれば自分も今年で32、ハンターとは言えそろそろ嫁さん探しを考えるべきなのでしょうが……」
米本は何やらぶつぶつと呟いている……。
「うん、此処で動くと何か非常にマズイ気もしますな、倫理的に」
「ネレイド族としては優秀な戦士の遺伝子を持っていれば年齢差なんて関係なく大歓迎なんですけどね♪」
ミサキは笑って言うが米本は思わず赤面。
「あ、そうだ!」
「どうされました?」
「米本さんにぴったりな人が居ますよ!」
急に駆け出したミサキに米本は慌てて後を追う。
やって来たのは岬に建てられた一軒の家。
「せんせーいるよねー開けてー」
「……ん、ミサキちゃん?」
少しの間の後、姿を現したのはネレイド族の民族衣装姿の女性……だがどう見ても日本人。
「――!?」
女性の顔を見た米本の背中に電撃が奔った。この方とは、初対面の筈。しかし――
(夢の中で逢った、ような……)
初めて会った気がしなかった。
「こちらの方はお世話になっているハンターさんで、米本剛さんです!」
「私は片瀬・歩美です。ネレイド族戦闘部隊のアドバイザーみたいな事をしています」
「せんせーはRBの元軍人さんで、戦闘部隊を再建する時に凄くお世話になったんですよ。……米本さん?」
「おっと、すみません。米本です。宜しくお願いします、片瀬さん」
まだ少しぽけーっとしつつ、米本は頭を下げる。
「今日のお祭りがお婿さん探しも兼ねてるの知ってるよね? せんせーは31だったよね、確か」
「こらミサキちゃん、男性の前で実年齢を言う物じゃありません! ……それで?」
「ネレイド族は若い子が多いから米本さんは気が引けるんだって。だからせんせーなんてどうかなーって。米本さん凄く良い人だし」
「……」
何か、自分の知らない所で話が進んでいる。米本の頭はまだ混乱していた。
***
Gacruxはヴァインと共に砂浜の隅っこに座って海を眺めていた。
「もしかして落ち込んでいますか?」
「正直な話、ぼんやりと海を眺める位には気持ちは沈んでいますね……」
「そうですか、私で良ければお付き合いします」
淡々と話す二人。ざざーんと波の音が響く。
「近衛隊や族長は歳が幼い――お若いので、まるで妹の様です」
「妹……私にも兄が居ましたね……」
Gacruxは立ち上がり、ぱっぱと尻に付いた砂を払う。
「気分転換に、お薦めのスポットへ案内して貰えると助かります」
「ではお腹も空きましたし、居酒屋へ行きましょうか」
***
ざくろとカイナの二人は仲良く手を繋いで砂浜を歩く……。
「カイナと出会ってから、結構立つよね……」
「そうだな。オレが水浴びをしてる所にざくろが飛び込んで来た事もあったっけ」
「そ、それは不可抗力で……!」
真っ赤になるざくろと「ははは」と笑うカイナ。しばし歩いた後、ざくろは真面目な口調で話す。
「ざくろ、カイナと冒険の話出来るの凄く楽しくて、だから、ざくろの想いを受け入れてくれてホントにありがとう、これからはもっと一杯二人の思い出を増やそうね」
「うん。オレもざくろと居ると楽しい。これからも宜しくな」
二人はギュッと互いの手を握り合った。
***
ルーエルとレインは侵食洞を訪れていた。こちらのカップルも洞窟内を手を繋いで進む。
「うーん、雰囲気出てるし、涼しいね。少しゆっくりしようか」
「あー……おねーさんイヤだなー。ほら、今って機敏に動けないし?」
「何かドキドキするよね、こういう所って……好奇心をくすぐられるっていうか」
ずんずん進むルーエルとどこかおっかなびっくりなレイン。
「侵食洞ってさ、海の愉快な生き物達がさ、壁やら天井やらで平然と生命活動している訳じゃない?」
「……ふえ? ああ、そっか。レインお姉さんは虫とか苦手なんだよね……まぁ、隅を探せば居るんじゃない? ほら、すぐそこにも」
「ひぃ!? なんで海の生物ってどこかしら飛び抜けたキモい進化してるのかしら。バカみたいに大きいやつもいるし!」
カサカサ動く生物に驚いたレインは思わずルーエルに抱き付く。
「あははは、少しは克服しないとね。……まぁ、どうしてもっていうなら助けてあげるよ」
「……ルー君面白がってない? まぁ良いけどねー。後で覚えてなさい。食後のチーズケーキがしばらくショートケーキに変わるから」
「え、やだ、チーズケーキの方が良い!? ……しょうがないなぁ、はいはい、次の場所に行こうっか」
***
刹那と灯は砂浜で大はしゃぎ!
「砂浜! 海ー! 紅界の海は綺麗でいいわよね……シーズン、始まったらまた遊びに来ましょうね♪」
「そうだねー、夏は水着で……」
「水着、買わないとかな……だって、シーズン毎にキツくなっていくんだもん!」
「刹那ちゃんも? ボクも去年の水着、多分着れないかも……」
一部分の発育が著しい二人の様である。
「って、べ、別に太ってるワケじゃないからね! 一部分だけよ、一部分!」
「でも刹那ちゃん、こっちもお肉付いてきちゃってるんじゃない……?」
灯は浴衣の上から刹那の脇腹をぺたぺた触る。
「きゃっ! くすぐったい! こらー何するのよー!」
「あははー♪ 刹那ちゃんのお腹ぷにぷにー♪」
等と言って灯は逃げ出す。
「浴衣だけど、疾影士ですからね!」
そういう訳で砂浜名物、キャッキャウフフな追いかけっこが始まった。
「すぐに捕まえるぞ~」と張り切っていた刹那だったが、実際に灯を捕まえたのは波打ち際で、その際にバランスを崩して二人とも転倒し、彼女を押し倒す形に――。
刹那と灯の顔が限界ギリギリ急接近! だがしかし。
「って、浴衣も濡れて身体の線が……所じゃない……!? お、男の人居なくて良かったぁ」
二人は慌てて起き上がった。
(ドキドキする事になっちゃったじゃない、もう……)
(なんか、凄くドキドキしちゃったけど、……でも、楽しい……♪)
●デート その2
米本と歩美は居酒屋へ。ミサキは「族長の仕事があるのでー」と去って行った。
二人は新鮮な海の幸の刺身に醤油をちょいと付けて味わい、舌鼓を打つ。その後に清酒をきゅーっとやる。
近くの席ではGacruxとヴァインが食事中。
ヴァインは魚の塩焼きを黙々と食べ、Gacruxは静かにお酒を飲む。
「大人には色々と事情があるんですよ」
少し酔いが回って来たGacruxが愚痴を零す。
「誰が傷心旅行ですか」
「違うんですか?」
「……」
等と言うやり取り。
***
夕暮れ時になり、ざくろとカイナは侵食洞へやって来ていた。
洞窟に夕日が射しロマンチックな光景の中、ざくろの瞳に映るカイナの、仕草一つ一つが愛しく思えて……
ざくろはカイナをそっと抱き寄せ、瞳と瞳を見つめ合わせる。カイナの事が愛おしくて愛おしくてもう堪らない。
「カイナ……」
ざくろは夕日の中で彼女の唇に優しく口付けをした。
「ざくろ、もっとカイナが欲しいな……」
「ざくろになら、全てを委ねてもいいかな……」
●盆踊りもどき
夜になり、広場ではドンガドンガと打楽器のリズムに乗って祭りの参加者達が大きな焚火を囲んで思い思いに踊る。
***
草履の鼻緒が切れてしまったヴァインを、Gacruxがおんぶして歩く。
「もう踊りが始まっています。良いのですか?」
「ええ、別に良いんですよ」
(俺はこの子と過ごし、一時でもこの悲しみを忘れられたので満足です。俺も、いつかは前に進まねば……でも……俺が次に誰かを愛する日など来るのだろうか……)
Gacruxは夜空を見上げながら思案する。
(過去の痛みや悲しみが薄れても、あんたの姿は記憶から色褪せなかった。あんたを無理矢理に忘れる必要など…何処にも無かったのかもしれませんね)
「Gacruxさん?」
「……何でもありません。ふふ……、あの人とまた酒を酌み交わし、語り合いたいなあ……って。思っていただけですよ」
***
レインとルーエル――。
「皆でRBのとある民族の踊りを踊るんだって! ルー君知ってる? 私はサブカル以外さっぱり分からないのよね」
「うーん、僕も初めてだよ。ダンスくらいなら心得てるんだけどね」
(でも男の子なら、女の子をエスコートできる位上手じゃないと……だよね)
「目一杯楽しく踊ろうよ。折角の機会、皆で踊ればきっと楽しいよ、お姉さんっ」
ルーエルはレインの手を引く。
「そ、そうだね。皆と似たように踊ればいっかー。RB出身者いるっぽいし大丈夫かな。何なら教えて貰おうかな!」
刹那と灯――。
「やっぱり灯って踊っていると活き活きするわよね。しかも、上手だ……憧れちゃうな♪」
「へへ、ダンスは得意だから思いっきり踊っちゃうよ♪ ほら、刹那ちゃんも一緒にっ♪」
「勿論、私だって頑張って踊っちゃいますけれどね」
***
ざくろとカイナは見よう見まねで踊りつつ、侵食洞での出来事を思い出し、赤面中。
「今日はやけに積極的だったな、ざくろ」
「そ、それは開放的な空間がそうさせたと言うか……。兎も角、また二人で、来ようね」
「そうだな」
微笑み合う二人。
こうしてネレイド村の夜が更けていった……。
依頼結果
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ネレイド族長へ質問 Gacrux(ka2726) 人間(クリムゾンウェスト)|25才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/05/17 20:40:25 |
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〇。浴衣祭り 相談&雑談場。〇 Gacrux(ka2726) 人間(クリムゾンウェスト)|25才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/05/17 20:27:50 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/05/19 11:33:15 |