アマリリス~十三夜の集結

マスター:深夜真世

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2017/01/19 19:00
完成日
2017/02/04 01:50

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 ここは蒸気工業都市「フマーレ」郊外にある旧グリス・オム邸執務室。
「ビルドムーバー……だったかしら。可変型魔導アーマー、相当いいらしいわね」
 とん、と書類を整えながらアマリリス商会代表の少女、アマリリスことアムが顔を上げた。
「魔導アーマーですからね。セル鉱山街への新たな道造りはかなり順調です」
 まあ、これは旧3盗賊団の覚醒者を仲間に取り込んだのが大きいですがね、と執事のバモス。鉱物マテリアルに依存せずに稼働させることができている。
「人材は宝、といったところです」
「魔導トラックとしては考えるな、でしたっけね。先の報告だと」
「はい。あくまで単独長距離移動可能な魔導アーマーである、と。我々は考え違いをしていたようですね」
 ニッコリとバモス。
「ハンターのテストパイロットたちは改良して大量流通も見込める、と見ているようね」
「ネックは、魔導エンジンの単発化と複座操縦からの単座化。加えて、変形時間の短縮とアーマー時の後背部の突起の解決……そしてそうそう、操縦系の見直しですね」
「問題山積じゃないのよ」
 眉の根を寄せるアム。
 まるで報告書に目を通してないかのようだが、多忙なので仕方がない。
「こっちはついに良質な鉄鉱石の鉱脈を掘り当てて、増員と鉱山街の拡大も考えなきゃいけないのに」
「お察しします。人員については引き続き、ベンドさんにお願いしています。お嬢様にはくれぐれも、今は無理な事業拡大をしないようにと仰せつかっています」
 ベンドとは、闇の密売人。家出したアムなど受け入れ、アムにこちらを任せた人物である。
 どのくらい闇の商人かと言うと……
「手っ取り早い人員確保なぁ。どっか歪虚にやられた村でもありゃええねんけど」
 などと呟くくらいの闇っぷり。ついでに、そんな所にしっかり目を光らせるところがまあ良くも悪くも有能で。寒村の密造酒を捌いたりするので味方も多いが。
 閑話休題。

「とにかく、鉄鉱石産出再開は秘密裏に。……他に、ビルドムーバーを卸した下受け部品工場の技術者たちが新たに『十三夜(ギボス・ムーン)』と名を改めハンターテストパイロットとともに本格生産に踏み切りたいそうです」
 そのために、まずは先の問題点を一緒に解決する中小工房の参画を募りたいそうです、と加えるバモス。
「分かったわ。ウチの新年互礼会にギボス・ムーンを招きましょう。技術畑にこういう交流の場をつくるっていう商人畑の仕事は荷が重いはず。……すぐにフマーレで埋もれている一芸に秀でた中小技術工房をリストアップして。当日招待して……」
「招待して?」
 アム、聞いたバモスににやり。
「今まで大きな枠に収まらず自分の技術だけに没頭している連中よ。商人畑の人間から仲間に誘われてもへそ曲げるに決まってるわ」
「後は彼ら次第、ということですね」
「機体テストしたハンターたちもご執心なら当然呼んだほうがいいわね」
 うんうん、とアム。
 賑やかな互例会になりそうだ。

 というわけで、旧グリス・オム邸で日没後に開かれるセル鉱山関係業者の新年互礼会に参加し、ギボス・ムーンのガリアとともに仲間となる技術者を勧誘してもらえるハンター、求ム。
 当日は立食形式でワインやウインナー、パスタにサラダにサンドイッチ、グリルチキンやローストビーフなど各種オードブルが並ぶので飲食も楽しめる。
 ビルドムーバーも一台、一号機「ドラマー」がデモンストレーション用にこちらに回されている。

リプレイ本文


「それでは、より良き一年になるよう力を合わせてまいりましょう」
 新年互例会の挨拶の壇上で、アマリリス商会代表のアムが優雅に会釈して締めると大きな拍手がわいた。
 その後、乾杯の音頭で皆が杯を掲げ歓談と飲食が始まった。
 弾む会話にざわめく会場。優雅に回遊する人々。
「これぞ立食パーティー、ってヤツだな」
 壁際に陣取ったジャック・エルギン(ka1522)が、ワイングラスをもてあそびながらつぶやく。
「気分、乗らない?」
 横にいたアリア・セリウス(ka6424)が陰りのある表情でちらと見る。
「社交の場ってのはどうにも苦手なんだが……」
 ジャック、言ってグラスを干した。そして続ける。
「これだって同盟の職人連中のためになると思えば、意味もあるしな」
 空のグラス越しに宴を楽しむ人々に鋭い視線を送る。睨んでいるわけではなく、観察しているのだ。
「そうだ。……ギボス・ムーンの技術者探しだ」
 意味はある、と頷いたのはレオーネ・インヴェトーレ(ka1441)。
 青い瞳は、宴で楽しくやっている人たちを見ている。
 そこには。

「本日は御来場、ありがとうございます」
 着物をまとい簪で髪をまとめた天竜寺 詩(ka0396)がいた。
「ああ、お出迎えもしていた女の子だね。ゆっくり楽しもうじゃないか」
 詩、開会前に出迎えの挨拶にも立っていた。ドレスアップした自慢の着こなしもあり、しっかり顔を覚えられていたようで。
 そして「あの女の子のように」と視線を促された方では。
「このお肉料理、柔らかくて美味しいですの。こっちの果物も甘いですの~」
 ディーナ・フェルミ(ka5843)がフォークとナイフを手にお目めキラキラ。思いっきり料理を堪能していた。
 そりゃもう、遠慮会釈もなく。
「ディーナさん、本気だわね~」
 ワイングラス片手に一緒にいるメルクーア(ka4005)、汗たら~。
「急いては事をし損じるとか戦の前の腹ごしらえとか、リアルブルーには良い言葉が多いの」
「はいはい。お酒を飲んで口の中でもぐもぐしないでしゃべってね」
 ハムスター状態で可愛らしく主張するディーナにワインを差し出すメルクーア。どうやら見た目はアレだがとにかくディーナはディーナらしく、真面目に取り組んでいるようだ。

 場面は先の場所に戻る。
「まあ、ビルドムーバーの問題点は認識しているんだ。スポンサーがさっき言ったように、より良くなるようにすればいい」
 レオーネ、アムの言葉を引き合いにして、にやり。
「そうだな。せっかくアリアの提案した『ギボス・ムーン』の名前がついた技術者集団だし。着飾った嬢ちゃん達が見れるのを役得と思って、行ってくるか。……着慣れねぇ格好なのがアレだが」
 ジャックも詩たちに続こうと社交の輪に向かっていく。最後に、仕方なく着込んだフォーマルスーツの背中をしっくりこない様子で揺すったが。
「そう……『十三夜(ギボス・ムーン)』」
 アリア、その様子を見て呟く。
(私の名前を貰った、今はまだなき夢と理想を目指す集団……)
 視界の端に、十三夜代表として周りに挨拶しているガリアが映った。瞳を輝かせ、熱心に何かを説いている。聞いている人たちは真面目に頷いている様子だ。
「ひとつのものを実現する想いや夢、理想への心だけは、判るの」
 心地良いものだ、と感じるアリア。
「じゃ、アムさんに伺ってくるかな」
 その横で、レオーネも動き出す。
「アレをやる頃合いじゃないか、ってな?」
 アリアにウインクし、楽しそうにアムと詩の方に向かっていく。
「あっ……」
 レオーネを見送ったアリアだが、ガリアの方での異変に気付いた。慌ててそちらへ向かった。



 時は少し戻り、詩。
「んもう、アムちゃん堅いなぁ」
 冗談交じりに膨れている。
 マッケレル海商の名を出そうとしたが、アムは嫌がったようで。
「親の七光は好きじゃないの。それに、家出して断交状態だから」
 自信を持って微笑するアム。詩が「堅い」といった呆れた理由である。
「まあ、気持ちは分からないでもないけどね」
 詩自身、双子の姉が過干渉してくれば思うところがある。頼りっぱなしとか誤解されたくはない。
 そこへレオーネがやって来た。バモスを連れている。
「アムさん、そろそろどうだ?」
「そうね……」
 レオーネが言うと、アムはバモスを目で追った。

 こちら、ガリア。
「くそっ」
 一人で悪態をついていた。
 実は、ビルドムーバーについて説明すれども、その後が続かないのである。何かが足りない感じはあるが、何が足りないか分からない。
「どうぞ」
 その目の前に、すっとワイングラスが差し出された。
 見上げるガリアの瞳が、希望に見開かれた。
「こういったパーティは場慣れしていないのでしょう? エスコートします」
 差し出していたのは、アリア。
 複雑なフリルと装飾をコルセットとベルトでまとめた鮮やかな青地のドレス姿は、とても目を引いた。
 ガリア、ワインを受け取り干すとアリアのエスコートで新たな話し相手を探す。
「ご機嫌いかがですか?」
 アリア、ガリアの代わりに率先して声を掛ける。
「ちょっとよろしいかな?」
 ガリア、先とは違い姿勢がしっかりしているのは美女を連れているという自信から。
 周りから見られている視線も違う。

 同じく時は少し戻り、メルクーア。
「静かに飲んでるね。一緒していい?」
 壁際で一息ついたのは、ゴシックドレスでそれなりにドレスアップしているから。
(動きにくいなぁ)
 とかいうのが本音だが、動くのをやめて手近にいるパーティーに馴染めていない者の所で立ち止まる。
「こういうとこ、結構息が詰まるわよね~」
「そうだな。バイクでもありゃかっ飛ばしたいところだ」
 軽口が返ったところでニヤリとするメルクーア。睨んだ通りの人物だった。
「へえっ、乗るんだ? 改造なんかしてるの?」
「サイドカー弄り、だな」
「あたしはステップつけたりだけど……魔導エンジンの方も弄りたいのよね~」
 メルクーア、勝負に出た。
 彼女の発案した名を冠する可変魔導アーマーの問題の一つに、双発エンジンの単発化が望まれている。
「そりゃ俺も弄りたいが……」
「そうそう。今日はね、面白いものが見れるよ」
 次々話題を振って相手の口を滑らかにしていくのだった。

 やっぱり時は少し戻り、ジャック。
「よう、仕事の景気はどうだい?」
 自分と似たような、衣装に違和感を覚えているような連中を見つけて声を掛けた。
「新年早々景気は分からんよ。そっちはどうなんだ?」
「おっと、すまねぇな。こっちゃハンターだ」
 好意的でないが関係ない。ジャック自身も場違いな立場であることをまず話す。
「ハンター仕事はあるがキツくなってるなぁ。最近は魔導アーマーが普及してきたんで助かるが」
 ちら、と様子を見る。
「新型が出たようだな」
 乗って来た。
「ああ。なかなかいいらしい。帝国のだがね。……同盟じゃ開発は荷が重いのかねぇ」
「帝国は国ぐるみだろう? 同盟は造船に力を入れていたばかりだからな」
 しめた、とジャック。
「そうか? でもこの鉱山で面白いのが入ったっていうぜ?」
 話の仕上げに、アムの方に顎をしゃくった。

 場面はアムたちに戻る。
「一通り挨拶も終わったようだし、頃合いね」
「分かりました。……皆さま、ご注目ください!」
 アムのゴーサインでバモスが声を張った。
 バモス、注目を集めながら大窓へ。使用人たちが外への窓を一斉に開く。
「ここで余興を。……まだ広く知られていない、新しい技術を紹介します!」
「可変魔導アーマー『ビルドムーバー』。パイロットの詩さんとアリアさんです」
 バモスとアムの紹介で一礼するドレスアップした女性二人。
 詩の着物と、エプロンドレスのレオーネだ。背後に魔導トラックらしきものがある。
「ビルドムーバーによるデモンストレーションを行います。是非ご覧ください♪」
「じゃ、下半身は頼むぜ」
 詩とレオーネがひらりと乗り込んだ。
「おお、麗しい」
「あの格好で操縦するのか?」
 どよめく会場。
「十三夜のガリアさん、お願いします」
 アムの紹介で、ガリアとアリアが前に来た。
「ビルドムーバーは、魔導アーマーが魔導トラックに手足を付けたような形状をしておることから、何とかどちらとしても使えるようにしようと……」
 ガリアの説明はたどたどしいが、美しく着飾ったアリアが控えているためしっかりと注目されている。
「今日もよろしくね、ドラマー」
 ビルドムーバー一号機内では、詩がシートに収まり機動。アクセルをふかし異常がないか確認した。
「よし、ビルド・オン!」
 異常なしと判断した後部操縦席のレオーネの掛け声で、ガコン、と車体底部の足底部が大地を踏みしめた。
 知らなければ突然の衝撃にびっくりするだろう。詩もレオーネも先日この機体を弄りまくった。もはや慣れた挙動だ。
 ――ぐぐぐ……。
「おお……」
 見守る会場から大きなどよめき。だんだん背の高くなるビルドムーバーに目が釘づけだ。
「あはは、こっち指差してる」
 操縦席で歌がいつもと違う光景――大勢の反応を楽しんでいる。
「スポンサーも満足げだな……ヘマはできないな」
 いつものように高くなる視界。レオーネは気合を入れ直し……。
 変形完了。
「変形だけで驚くのは早いってね」
 同時にレオーネが操縦に力を入れる。
 魔導トラックのような巨体は上体をひねり腕を下に伸ばした。
 がしっ、と何かを掴む。
「ご覧のように、地面に置いてある追加の料理をテーブルごと運ぶことも可能です」
 バモスの説明の通り、横にあったテーブルを持ちあげ、上に並べた料理を落とすことなく窓の前に置いて見せた。
「次はこっちだよね?」
「もちろん」
 詩の呼び声と足運び。レオーネはチェーンソーを掴むべくまた上体を屈ませた。
 そしてチェーンソーで木を切る真似をしたり、斧を振りかぶったり、最後はツイストして見せたりと存分に実用的な動きを実践するのだった。



 デモンストレーションは変形以外の動作、特に料理の運搬が大きな関心を呼んだ。
「土木作業だけじゃないな」
「まあ、土木作業にはゴーレムなんてのがあったはずだし」
「細かな作業ができるのはでかいぞ」
「とはいえ、CAMとか帝国の新型魔導アーマーの方が優位性はあるだろう」
「実際、スタイルが前後に長いから細かな動きは制限されるはずだ」
「しかし、効率的な移動と汎用作業ができるのは魅力だな」
 商人たちは放っておいてもこの話題で盛り上がっていた。

 この時、ジャック。
「あれ、複座式だからハンターソサエティの運用方針から外れてんだよ。何とかならねぇか?」
 自分の身分を利用して、ほとほと困っている風を装う。
「簡単だ。まずは背中と前の出っ張りをどうにかすればいい」
「どういうことだ?」
 突然話が飛んだ。ジャック、真顔で名も知らない男を身返す。

 こちら、メルクーア。
「双発エンジンなのを何とかしたいんだけど、貴方なら、どう改良する?」
「時計みたいな精密機械というか、からくりに強いのがいりゃ何とでもなる」
「時計?」
 メルクーア、意外な方向に行く話に首をひねった。

 さて、もぐもぐやっていたディーナ。
「せっかく来たのに食べも話もしないのはつまらないの。好きな物があったら取ってくるの」
「いや、いいって」
「全部食べましたの。美味しいものを教えてあげるなの」
「全……部?」
 駆け出すディーナに愕然とする名もなき技術者。
 実はディーナ、ビルドムーバーのデモンストレーションの時は周囲の人を見ていた。
 その前には、壁際にいてつまらなさそうにしている、服に着られているような場違い感のある人物に目星をつけていた。
「何?」
「これは!」
 ビルドムーバーを見て、寄りかかっていた壁から思わず身を起こした人物などをきっちりと観察していた。
 そういった人物に積極的に声を掛けて回っているのだ。
「せっかく来たんだもの、好きなもの食べながら話しましょうなの。私はディーナ・フェルミと言うのハンターなの。あなたは?」
 複数の人物にそう声を掛けつつ、徐々に料理のあるテーブルへ近付くように誘導していた。
 そして複数が集まると。
「俺はエンジンのいじり屋だよ」
「ほう。こっちは伝達系だがよ」
 引き合わせさえすれば、技術者同士話もする。
「それは凄いの。ガリアさん達もその分野に力を入れたいって言ってた気がするの、一緒に話を聞きに行きましょうなの」

 というわけで、ガリアの元。
「こちらでも問題点は把握している。魔導機械で動力系、駆動系・制御系だ」
 数人いる技術屋にレオーネがきびきびと話している。
 そこにジャックがやって来る。
「強度の高い材料を使えるなら単座化してくれるってよ」
 連れているのは時計の設計技師のようで。
「ほう、ならばエンジンの単発化も簡単だな」
 新たにやって来た板金屋が言う。メルクーアも一緒だ。その気にさせて自発的に来させたようで。
「つまりどういうこと?」
 二人の技師の話を聞き、詩がガリアを振り返る。
「ビルドムーバーの単座化は、トラックとアーマーの操縦系が集中する。狭い空間にシャフトやギアを詰め込むから小さくても強度の高い材料、つまり良質な鋼鉄が必要。そして効率的に、後のメンテナンスがしやすいように狭い空間に配置することが肝要。この二人で何とかなるが、良質な鉄鋼がな」
「材料かぁ……アムちゃん?」
「試作段階なら大丈夫。アマリリス商会が協力します」
 詩の視線に頷くアム。
「いや、しかし」
「うーん」
 が、二人はためらった。不確定要素が多い。無理もない。
 ここでメルクーアが声に熱を込めた。
「ビルドムーバーはね、間違いなくハンターに受けるよ。実用性だけじゃなくてね、ロマンを求める愛すべきバカも多いからね」
 その時だった。


諦めるの 躊躇うの?
夢はあるのに 心はあるのに


 アリアが歌っていた。周りの観客が振り返る。宴のさざめきが止む。


それは神に願うではなく
理想を追うとの神への誓い

空に明るくギボス・ムーン
いずれ夜の月、満ちるが如く

皆の力でギボス・ムーン
やがて夜の月、満ちるが如く……


 心に、いや、魂に響くゴスペル。

 ガリアたちも議論をやめて聞き入っていた。
 そこにディーナがやって来る。
「ガリアさん、エンジンの人と伝達の人連れてきたですの~」
「本当? ぜひ、力を貸してください!」
 メルクーアの主張とアリアの歌。そしてディーナの登場に詩の礼儀正しい依頼。
「よし、やれる! オレらと十三夜でアレを完成させるぜ!」
 この機を逃さずレオーネが力づくでまとめた。
「おお!」
 まとまるのに、これ以上自然なタイミングはなかった。
 十三夜、ハンター仲間込みで正式発足だ。

「ただ、こういうのはもう御免だ」
 最後にジャックがネクタイを緩めてぐったり。
 これも技術者連中の警戒心を解いた。
 笑顔があふれる船出となった。

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重体一覧

参加者一覧

  • 征夷大将軍の正室
    天竜寺 詩(ka0396
    人間(蒼)|18才|女性|聖導士
  • 魔導アーマー共同開発者
    レオーネ・インヴェトーレ(ka1441
    人間(紅)|15才|男性|機導師
  • 未来を示す羅針儀
    ジャック・エルギン(ka1522
    人間(紅)|20才|男性|闘狩人
  • Pクレープ店員
    メルクーア(ka4005
    ドワーフ|10才|女性|機導師
  • 灯光に託す鎮魂歌
    ディーナ・フェルミ(ka5843
    人間(紅)|18才|女性|聖導士
  • 紅の月を慈しむ乙女
    アリア・セリウス(ka6424
    人間(紅)|18才|女性|闘狩人

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
アリア・セリウス(ka6424
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2017/01/18 23:19:30
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2017/01/15 22:02:39