ゲスト
(ka0000)
火輪の灯
マスター:鷹羽柊架

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/03/11 09:00
- 完成日
- 2017/03/16 06:27
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
大巫女のところに身を寄せているテトに一通の手紙が届いた。
「ファリフにゃ」
くりくりと目を光らせたテトはじっくりと内容を読む。
ファリフからの手紙には彼女が今、ヨアキムが率いる辺境ドワーフの採掘場に歪虚が侵攻をしているという事だった。
歪虚は地下から進んでおり、地上では何かと手隙になる為、部族なき部族に地上で歪虚の動きに関する調査をお願いしたいとのこと。
「ヴェドルのところにゃね」
二度読み込んだテトは部族なき部族のメンバーを呼んだ。
「辺境ドワーフのところにいくですにゃー!」
昨年のユキウサギの件を経て、ふさぎ込んでいたテトも明るい表情を見せるようになった。
今後、どうなっていくかはまだわからないが、メンバーはテトがふさぎ込んでいるよりはずっといいと思うから。
数日後、テトは部族なき部族のメンバーを連れて辺境ドワーフの採掘場へと顔をだした。
「ファリフ」
ひょっこりとテトがファリフの方へと声をかけると、ファリフは嬉しそうな表情を見せる。
「テトっ、来てくれてありがとう」
ファリフが礼を言うと、テトは眉をひそめる。
「今回の歪虚は手強そうなのかにゃ」
心配するテトにファリフは複雑そうな表情を浮かべた。
「うー……ん。ヴェルナーは頭が切れるって言ってたけど……」
表現に困るというか、ファリフの性分では言い表せないタイプの歪虚が出てきたのだろう。
「そうにゃると、ただの雑魚歪虚じゃにゃいのにゃ」
「確かに」
ふざけた歪虚であるが、知能はあるのでテトの言う通りである。
「みんにゃが戦闘に集中できるように見つけてくるにゃー……って、あれは何にゃ?」
周囲を見ていたテトは向こうでドワーフ達が作業している姿が気になったようだ。
「あれは……ヨアキムの娘かにゃ?」
ぼさぼさの金の髪を適当にまとめて前髪もぐちゃぐちゃで目が隠れているドワーフの少女。
「うん、カペラさんだよ。ド・ウェルクの現場責任者ってところだったかな」
「そっかー。山羊の兄様が新しい武器を欲しがっていたにゃー」
ふと、テトは今回連れてこなかったメンバーの一人を思い出す。
「金属の強度や切れ味を作ったりするのが好きな人がいるみたい。テスターになってみたらどうかな」
「伝えとくにゃ」
ファリフの提案にテトはこっくりと頷いた。
頂上で調査をしていた部族なき部族のメンバー達であったが、歪虚軍の姿は見当たらなかった。
「けど騒ぎに気付いているようね」
部族なき部族のメンバーが言えば、テトは頷く。
この採掘場の周囲には多くの歪虚や獣の姿が確認されていた。
強さの方は多分、新人ハンターでも協力すれば十分対応できるもの。
「ドワーフ達がいる地下にはたどり着けるかわからにゃいけど、一応討伐した方がよいかにゃ」
地図でぐるっと印をつけたテトは人数の足らなさに気づく。
「別な日にハンター達に手伝ってもらおうかにゃ」
「そうした方がいいな」
テトの提案にメンバー達も賛成だ。
そのあと、すぐにハンターオフィスへ依頼をかけることになった。
「ファリフにゃ」
くりくりと目を光らせたテトはじっくりと内容を読む。
ファリフからの手紙には彼女が今、ヨアキムが率いる辺境ドワーフの採掘場に歪虚が侵攻をしているという事だった。
歪虚は地下から進んでおり、地上では何かと手隙になる為、部族なき部族に地上で歪虚の動きに関する調査をお願いしたいとのこと。
「ヴェドルのところにゃね」
二度読み込んだテトは部族なき部族のメンバーを呼んだ。
「辺境ドワーフのところにいくですにゃー!」
昨年のユキウサギの件を経て、ふさぎ込んでいたテトも明るい表情を見せるようになった。
今後、どうなっていくかはまだわからないが、メンバーはテトがふさぎ込んでいるよりはずっといいと思うから。
数日後、テトは部族なき部族のメンバーを連れて辺境ドワーフの採掘場へと顔をだした。
「ファリフ」
ひょっこりとテトがファリフの方へと声をかけると、ファリフは嬉しそうな表情を見せる。
「テトっ、来てくれてありがとう」
ファリフが礼を言うと、テトは眉をひそめる。
「今回の歪虚は手強そうなのかにゃ」
心配するテトにファリフは複雑そうな表情を浮かべた。
「うー……ん。ヴェルナーは頭が切れるって言ってたけど……」
表現に困るというか、ファリフの性分では言い表せないタイプの歪虚が出てきたのだろう。
「そうにゃると、ただの雑魚歪虚じゃにゃいのにゃ」
「確かに」
ふざけた歪虚であるが、知能はあるのでテトの言う通りである。
「みんにゃが戦闘に集中できるように見つけてくるにゃー……って、あれは何にゃ?」
周囲を見ていたテトは向こうでドワーフ達が作業している姿が気になったようだ。
「あれは……ヨアキムの娘かにゃ?」
ぼさぼさの金の髪を適当にまとめて前髪もぐちゃぐちゃで目が隠れているドワーフの少女。
「うん、カペラさんだよ。ド・ウェルクの現場責任者ってところだったかな」
「そっかー。山羊の兄様が新しい武器を欲しがっていたにゃー」
ふと、テトは今回連れてこなかったメンバーの一人を思い出す。
「金属の強度や切れ味を作ったりするのが好きな人がいるみたい。テスターになってみたらどうかな」
「伝えとくにゃ」
ファリフの提案にテトはこっくりと頷いた。
頂上で調査をしていた部族なき部族のメンバー達であったが、歪虚軍の姿は見当たらなかった。
「けど騒ぎに気付いているようね」
部族なき部族のメンバーが言えば、テトは頷く。
この採掘場の周囲には多くの歪虚や獣の姿が確認されていた。
強さの方は多分、新人ハンターでも協力すれば十分対応できるもの。
「ドワーフ達がいる地下にはたどり着けるかわからにゃいけど、一応討伐した方がよいかにゃ」
地図でぐるっと印をつけたテトは人数の足らなさに気づく。
「別な日にハンター達に手伝ってもらおうかにゃ」
「そうした方がいいな」
テトの提案にメンバー達も賛成だ。
そのあと、すぐにハンターオフィスへ依頼をかけることになった。
リプレイ本文
厳しい冬の終わりを告げるように気温が上がり、雪が解けてきた頃となった。
あと数か月もしないうちに辺境に春が訪れるだろうと、依頼に応じたミオレスカ(ka3496)は雲一つない空を見上げる。
「せーっかく、平和になったのに、周辺にいる歪虚が寄ってくるなんて残念です」
ふっくらとした唇をすぼめているのはルンルン・リリカル・秋桜(ka5784)だ。
騒がしい三体の歪虚が三人乗り自転車で去っていったという噂があるのに不本意だと言いたいのかもしれない。
「出てきた歪虚は潰すべし。それに勝るもんはないね」
骸香(ka6223)が言えば、ルンルンは「その通りです!」と返した。
待ち合わせ場所に先に着ていた部族なき部族のメンバーを見つけたアイラ(ka3941)はその中で蛇の弟子のひとりである黒猫を探す。
「お、いるな」
隣を歩いていたオウガ(ka2124)がにゃんにゃんうるさい黒猫……テトの姿を見つける。
テトもハンター達の姿を見つけているようだった。その表情にあの怯えた様子はなく、元気そうな姿。
「……テト君!」
勢いよく駆け出したアイラはそのままテトを抱きしめてしまう。
「元気そうでよかった!」
「久しぶりにゃ。元気そうにゃ」
にこっと笑うテトの様子に嬉しくなったアイラは、更にぎゅーっと抱きしめる。
「あまりやると気絶するぞ」
「大丈夫よっ」
笑いながら歩いてきたオウガがツッコミを入れると、アイラはそっと離す。
「皆さん、よろしく頼みますにゃ」
テトがそう言うと、討伐が始まる。
辺境ドワーフの採掘場の地上部分とテトは言っていた。
「……分かってましたが、広いですね」
ミオレスカの感想に骸香は地面を靴のかかとで叩く。
「この辺りの地面はこんな感じ?」
「そうですにゃ。だだっ広いので、全ての歪虚を掃討するのは困難にゃのですが、寄ってきたら倒してくださいなのにゃ」
骸香の問いに答えたテトの解説に彼女は「そっか」と返す。
落とし穴でも掘って、歪虚を頭だけ残して埋めて行けば楽に潰せるのにと思っていた模様。
しかし、数の次第では骨が折れるかもしれないなと思案しながら骸香は高く結わえられた髪の先を垂らされた肩から払う。
テトの説明を聞いていたチマキマル(ka4372)はいい実験場だと内心喜んでいるようだ。
「まずは探しましょう」
ミオレスカが言えば、ハンター達は班分けとなって調査に乗り出した。
「そうですね。こちらへ行きましょう」
班に分かれ、ハンス・ラインフェルト(ka6750)が自分の班のメンバーに声をかける。
もう一つの班もまた、動き出した。
そんな中、緊張した表情を隠せないのはクラース・シャール(ka4986)だ。
「どうかしましたかにゃ?」
「あっ、いえ……大丈夫です」
ひょっこりとテトが声をかけてきたので、クラースは肩を跳ねて驚いてしまう。大丈夫と言ってしまったものの、彼は一度閉じた口を開く。
「テトさん、大丈夫ですか?」
控えめなクラースの問いかけにテトは顔を上げて白皙の美貌を見る。
「……実を言うと僕は怖いです……」
素直なクラースの言葉にテトは顔を行く道へと向けた。
「……テトも怖いですにゃ。みんにゃと違って、テトは戦闘はからっきしですにゃ……けど、できることをしなくちゃにゃらないと思うようになりましたにゃ」
もう一度、テトはクラースを見上げ、細い肩に担がれているスナイパーライフルを視界に入れる。
「テトはこれから索敵に入りますにゃ。敵を見つけましたら、当ててくださいにゃ」
にまっと笑うテトは駆け出して大きな岩の向こうへ入る。目を見張ったクラースに先を歩いていたオウガが「大丈夫だ」と振り返った。
「あいつ、斥候は得意だか……」
オウガが言い切る前にテトの鳴き声が聞こえる。どうにも、ドジを踏んだ気がする。
「……見つかったというか、追われてるな」
呆れた声の骸香に全員が頷く。
「僕が先制を狙ってみます」
「景気よく頼みますよ!」
ルンルンがクラースへ声をかけると、彼はまだ緊張した様子だが、一つ頷いた。
クラースが覚醒すると同時に白い梟がクラースの周囲をふわふわと飛び、柔らかそうな羽毛の翼が勇気づけるように彼の頬を優しく撫でると武器に憑依する。
スナイパーライフルに白い靄がかかると、クラースは厭うことなく、武器を構えた。
スコープより見えるのは必至に逃げるテトの姿と彼女を獲物と追う狼型歪虚。
マテリアルを視力と感覚に集中させたクラースは歪虚へと集中する。練習とは違う実戦は緊張と恐怖で胸の鼓動が更に強く感じてしまう。
竦みそうな足は片膝をつき、身体の細かい震えを抑える為に一度息を止める。
強くマテリアルを込めて細い指がトリガーを引くと、弾丸が打ち出されてテトを追っていた狼の目の上に当たった。
即死とは言えないが、頭半分が吹き飛び、衝撃で足がもつれた狼歪虚はそのまま後方へ転げまわる。
「当たった……」
止めていた息を吐いたクラースに「やったな」とオウガが声をかけた。
テトの後ろにはまだ歪虚達が追ってきている。
「ちゃーんと、読み通りなんだから!」
こちらへ駆けてくるテトの距離を推し測ったルンルンが呪符を高く掲げた。
「……ここでトラップカードをオープン! 絡み取れ土蜘蛛達っ」
ルンルンの符が輝くと同時に、歪虚達周囲の地面が泥のように緩まっていく。獣型歪虚は足を絡めとられていき、先を進もうにも動きが鈍っている。
「隠れてるんだよっ!」
敵へと走り出した骸香がすれ違うテトへ叫ぶ。
「まだ敵は続いて来ているにゃっ! ざっと十体くらいはいるにゃ!」
「了解だ!」
後を続くオウガが返事をする。
骸香は地縛符に手こずっている狼型歪虚の間合いへと入る。
「まだ動くけど、いっか」
そう呟いた骸香は一番近い場所にいた敵の頭めがけて右足を振りあげた。
鋭い蹴りが見事に狼へ入り、下あごの先が折れる。
蹴り上げた足はそのままに片方の足は近くにいた歪虚の頭を踏みつぶしてそのまま飛び上がると、残りの狼型歪虚の背骨めがけて骸香は素早く足を振り下ろした。
泥に足を取られないように踏み殺した狼からジャンプして陣から離れる。
骸香が前方へ顔を向けると、後続の歪虚が姿を現していた。
「取りこぼす気はないよ」
一度瞬くと、好戦的に骸香の瞳が煌めく。
骸香と距離を置いて身構えるのはオウガだ。
雷鎚を構え、距離を見据えている。
息を吸い、腹筋に力を籠めたオウガは眼光鋭く敵へと睨みつけた。
「来いやあ!!」
オウガが発した大声に追ってきた歪虚達が怯み、足を竦めるのも束の間、後続の歪虚達も多数集まっており、狙いを定めている。
一匹の豹型歪虚が一気にトップスピードに乗って前の歪虚達を追い越そうとするが、そんな目論見み潰すかのように稲妻のように飛んできた雷鎚が豹の頭を叩き潰す。
それが合図のように歪虚達が一斉に人間へと向けられる。
素早い動きでオウガを取り囲む動きに彼は動じず、自身の身体をその場で回転させ、戻ってきた雷鎚を思いっきり振りまわす。
「うぉおおおお!」
気合と共に独楽のように回ると、歪虚達の動きを阻み、雷鎚で殴り倒していく。
敵はオウガへと押し寄せ、鋭い爪で身体を引き裂こうとするが、当人は引く気はない。
「倒れる訳にはいかねえんだ!」
オウガが気合を叫んだ後、背後で蹴り飛ばす音と、自分の近くで何かが吹き飛んだ風圧を感じた。
肩越しに振り向いたところにいたのは骸香だ。オウガの背後を狙うバッファロー型歪虚を倒している。
ひらりと、符を中空に放ったルンルンが某雷さま達の愛称を叫んで稲妻を呼ぶ。
前線二人を支援するようにルンルンとクラースは射撃を行っていった。
もう一つの班もまた、戦闘を開始している。
「材料ではありませんので、すぐに消えてもらいます」
ミオレスカはそう言って強弓「アヨールタイ」に矢をかけてマテリアルを込める。
覚醒前は銀の髪であるが、今の彼女の髪は七色の光が漏れ出て、辺境の風に光が攫われていた。
弦が震え、冷気を纏った矢が突出して走る豹型歪虚の前足の付け根に当たり、傷口を凍らせている。
「更に続いているようです。気を付けて」
前衛二人にも見えているだろうが、注意喚起は悪い事ではない。
「了解っ!」
警告に応えたのはアイラだ。
バッファロー型歪虚の猛追を軽やかに避ける。
回避先を待ち構えていたのは狼型。大きく口を開けてアイラに噛みつこうと大口を開けていた。
アイラは身体を捩らずに盾を構え、そのまま狼へ体重を乗せるようにぶつかっていく。
背後を追い打つ豹型歪虚に気づいたアイラは手にしていたレイピアを突きあげた。
狼型歪虚にぶつかった反動を勢いにして頭を刺して引き抜くと同時に切っ先を滑らせ、肩前足へ斬り降ろしていく。
「歪虚にモテても嬉しくないんだけど」
いびつな角をアイラめがけてくるバッファロー型に気づいたアイラは後ろか聞こえた声に反応して飛び退いた。
アイラが聞き取ったのは三重の声だ。
どれが本物ではなく、それぞれが本物の声。
飛び退いたと同時に紫色の光が輝き、敵が動こうとすると、足があらぬ方向へと捩れていく。
重力波を受ける歪虚には聞こえるのだろうか。見えるのだろうか。
紫の光の中で響く『祝福』の声が、視線を感じることが出来ているのかは判別はつかないが、ただ、重圧で敵の身体が捻じれて潰れていくのは見える。
「危うい光ですね」
チマキマルが発動したグラビティフォールこと……『仔羊料理長のお料理会』を見ていたハンスに油断があったように見えた狼型歪虚が横から襲い掛かってきた。
「ハンスさん、気を付けて!」
距離を取り過ぎないように前に出ていたアイラが声をかける。
「心配は無用です」
静かに言ったハンスは視界に入れていたようであり、狼の軌道を捉えたハンスは敵の爪先に注視して身体を逸らす。
敵が軌道修正をする前に小太刀を抜き放ち、切っ先を狼の前足から胴へと側面へ切り裂いていく。
斬られたことの衝撃で体勢を崩した狼はそのまま地を這う。
納刀するために姿勢を低くしていたハンスだが、大柄な彼の頭上が暗くなる。
上目遣いで視線を向ければ、豹型歪虚の影が覆っていた。何とか後方へ跳躍して回避したが、ハンスの右肩に三本の薄い裂傷が出来ていた。
「いいですね」
敵の獲物となるか、自身の獲物とするかの戦慄を味わう感覚は高揚よりも澄んでいくようにハンスは感じる。
「研ぎ澄まされていくようで、いいっ」
マテリアルを脚力と神経へ流し込み、一気に抜刀して再びハンスへ襲おうとする豹の喉笛を掻き斬った。
多数の歪虚達がハンスの方へ向かっていったことに気づいたミオレスカはフォールシュートを発動させて連続射撃へと移行する。
「前衛から引き離せるか」
チマキマルの問いかけにミオレスカは「分かりました」と短く返す。
視界の向こうのハンスとアイラは距離をとってはぐれた歪虚を確実に仕留めていた。
一息つく暇すらもなく、ひらすらに矢を打ち込んでいく。
連続で飛んでくる矢に倒れる同胞を見ていた歪虚は過敏に反応し、少しずつ行動範囲が狭まっている。
頃合いをみたチマキマルは艶めかしい黒手袋を歪虚の方へ指先を向けた。
優しい色合いの光から火球が生み出され、それをミオレスカの矢で動けなくなっている敵へと放る。
火球は放物線を描くようにチマキマルの手から投げられ、歪虚の方へ近づくにつれてその『本性』がさらけ出された。
曝された黒炎の花はこの世のものとは思えないグロテスクな姿をし、歪虚を焼き尽くす。
粗方の歪虚が倒されると、アイラは安心して周辺をきょろきょろ見ていた。
「どうかしましたか?」
ミオレスカが尋ねると、彼女は取りこぼしがないか確認をしていると返す。
「あら?」
目を瞬いたアイラは山の傾斜を降りると、何かを拾う。
土埃を払うと、燃えるような赤い羽根と淡い青石の首飾りだった。
ハンターたちが合流し、アイラは拾い物をテトや他のハンターへ見せる。
「それ、見覚えあります」
そう言ったのはルンルンだ。
「エーノス族の生き残りのルックスの首飾りと同じ」
オウガも覚えがある模様。
「冬が終わるまではスコール族にいるって聞いたけど……もしかして、攫われたやつのかもしれない」
「誘拐ですか……」
苦い顔をするクラースに二人は頷く。
「エーノス族は賊に襲われ、成すすべがなかったそうです。現在唯一生き残りが分かっているのはルックスさんだけです」
「……賊がここを通った可能性か……」
更にルンルンが説明をすると、骸香が目を細める。
倒れている歪虚がもう動かないか確認していたチマキマルが戻ってきた。
「雑魚の歪虚とはいえ、倒して通れる自信があるということだ」
「厄介ですね」
チマキマルの言葉にミオレスカが唸る。
●
報告をしにヴェドルに顔を出すと、ドワーフ達はハンター達を労わってくれた。
この縁でドワーフと友誼を得たいと言ったのはハンスだ。
「ドワーフといえば、鍛冶です。私も自分で刀を打ってみたいのです」
ハンスが掲げた小太刀を見たドワーフ達は「姫の工房でやっていたな」と言っていた。
基本的に西洋剣と刀は作りが違う。
工房の方でも刀は打っているが、まだまだ試作段階。部外者が簡単に打てるものではないと告げられた。
「風呂を借りたいですね」
更に言ったハンスにドワーフはテミスに行けと言った。
テミスの単語に思い当たるハンター達は言葉を噤むが、ゆっくり疲れを癒したいというのもあり、ちょうどよくドワーフが馬車を出してくれるということでテミスへ送ってもらった。
「件の首飾りが少しでも手掛かりになればいいですね」
流れる景色を見つめながらミオレスカが呟く。
首飾りはドワーフ達がスコール族へ届けてくれるという。
「物事はなるようになる。今は休息の時だよ」
馬車の幌に背を預けた骸香が返す。
そんな会話を聞きながら、オウガは自身の手のひらを見つめている。
「オウガ、どうかしたにゃ?」
テトがオウガに声をかけると、彼は目を見張る。
「おぅ、ちょっとぼんやりしてたな」
悪いと、言ってからオウガは最近の身の回りの話を始めた。
小さな双子星の欠片と思しきものを見つけたが、辺境ドワーフの採掘場周辺の歪虚はハンターの手によって掃討された。
テミスについた頃には日が暮れており、星が輝いている事にクラースが気づく。
星は冬から春へと移る。
「僕も、強く変われるのかな」
彼の声は冷たい夜風に攫われた。
あと数か月もしないうちに辺境に春が訪れるだろうと、依頼に応じたミオレスカ(ka3496)は雲一つない空を見上げる。
「せーっかく、平和になったのに、周辺にいる歪虚が寄ってくるなんて残念です」
ふっくらとした唇をすぼめているのはルンルン・リリカル・秋桜(ka5784)だ。
騒がしい三体の歪虚が三人乗り自転車で去っていったという噂があるのに不本意だと言いたいのかもしれない。
「出てきた歪虚は潰すべし。それに勝るもんはないね」
骸香(ka6223)が言えば、ルンルンは「その通りです!」と返した。
待ち合わせ場所に先に着ていた部族なき部族のメンバーを見つけたアイラ(ka3941)はその中で蛇の弟子のひとりである黒猫を探す。
「お、いるな」
隣を歩いていたオウガ(ka2124)がにゃんにゃんうるさい黒猫……テトの姿を見つける。
テトもハンター達の姿を見つけているようだった。その表情にあの怯えた様子はなく、元気そうな姿。
「……テト君!」
勢いよく駆け出したアイラはそのままテトを抱きしめてしまう。
「元気そうでよかった!」
「久しぶりにゃ。元気そうにゃ」
にこっと笑うテトの様子に嬉しくなったアイラは、更にぎゅーっと抱きしめる。
「あまりやると気絶するぞ」
「大丈夫よっ」
笑いながら歩いてきたオウガがツッコミを入れると、アイラはそっと離す。
「皆さん、よろしく頼みますにゃ」
テトがそう言うと、討伐が始まる。
辺境ドワーフの採掘場の地上部分とテトは言っていた。
「……分かってましたが、広いですね」
ミオレスカの感想に骸香は地面を靴のかかとで叩く。
「この辺りの地面はこんな感じ?」
「そうですにゃ。だだっ広いので、全ての歪虚を掃討するのは困難にゃのですが、寄ってきたら倒してくださいなのにゃ」
骸香の問いに答えたテトの解説に彼女は「そっか」と返す。
落とし穴でも掘って、歪虚を頭だけ残して埋めて行けば楽に潰せるのにと思っていた模様。
しかし、数の次第では骨が折れるかもしれないなと思案しながら骸香は高く結わえられた髪の先を垂らされた肩から払う。
テトの説明を聞いていたチマキマル(ka4372)はいい実験場だと内心喜んでいるようだ。
「まずは探しましょう」
ミオレスカが言えば、ハンター達は班分けとなって調査に乗り出した。
「そうですね。こちらへ行きましょう」
班に分かれ、ハンス・ラインフェルト(ka6750)が自分の班のメンバーに声をかける。
もう一つの班もまた、動き出した。
そんな中、緊張した表情を隠せないのはクラース・シャール(ka4986)だ。
「どうかしましたかにゃ?」
「あっ、いえ……大丈夫です」
ひょっこりとテトが声をかけてきたので、クラースは肩を跳ねて驚いてしまう。大丈夫と言ってしまったものの、彼は一度閉じた口を開く。
「テトさん、大丈夫ですか?」
控えめなクラースの問いかけにテトは顔を上げて白皙の美貌を見る。
「……実を言うと僕は怖いです……」
素直なクラースの言葉にテトは顔を行く道へと向けた。
「……テトも怖いですにゃ。みんにゃと違って、テトは戦闘はからっきしですにゃ……けど、できることをしなくちゃにゃらないと思うようになりましたにゃ」
もう一度、テトはクラースを見上げ、細い肩に担がれているスナイパーライフルを視界に入れる。
「テトはこれから索敵に入りますにゃ。敵を見つけましたら、当ててくださいにゃ」
にまっと笑うテトは駆け出して大きな岩の向こうへ入る。目を見張ったクラースに先を歩いていたオウガが「大丈夫だ」と振り返った。
「あいつ、斥候は得意だか……」
オウガが言い切る前にテトの鳴き声が聞こえる。どうにも、ドジを踏んだ気がする。
「……見つかったというか、追われてるな」
呆れた声の骸香に全員が頷く。
「僕が先制を狙ってみます」
「景気よく頼みますよ!」
ルンルンがクラースへ声をかけると、彼はまだ緊張した様子だが、一つ頷いた。
クラースが覚醒すると同時に白い梟がクラースの周囲をふわふわと飛び、柔らかそうな羽毛の翼が勇気づけるように彼の頬を優しく撫でると武器に憑依する。
スナイパーライフルに白い靄がかかると、クラースは厭うことなく、武器を構えた。
スコープより見えるのは必至に逃げるテトの姿と彼女を獲物と追う狼型歪虚。
マテリアルを視力と感覚に集中させたクラースは歪虚へと集中する。練習とは違う実戦は緊張と恐怖で胸の鼓動が更に強く感じてしまう。
竦みそうな足は片膝をつき、身体の細かい震えを抑える為に一度息を止める。
強くマテリアルを込めて細い指がトリガーを引くと、弾丸が打ち出されてテトを追っていた狼の目の上に当たった。
即死とは言えないが、頭半分が吹き飛び、衝撃で足がもつれた狼歪虚はそのまま後方へ転げまわる。
「当たった……」
止めていた息を吐いたクラースに「やったな」とオウガが声をかけた。
テトの後ろにはまだ歪虚達が追ってきている。
「ちゃーんと、読み通りなんだから!」
こちらへ駆けてくるテトの距離を推し測ったルンルンが呪符を高く掲げた。
「……ここでトラップカードをオープン! 絡み取れ土蜘蛛達っ」
ルンルンの符が輝くと同時に、歪虚達周囲の地面が泥のように緩まっていく。獣型歪虚は足を絡めとられていき、先を進もうにも動きが鈍っている。
「隠れてるんだよっ!」
敵へと走り出した骸香がすれ違うテトへ叫ぶ。
「まだ敵は続いて来ているにゃっ! ざっと十体くらいはいるにゃ!」
「了解だ!」
後を続くオウガが返事をする。
骸香は地縛符に手こずっている狼型歪虚の間合いへと入る。
「まだ動くけど、いっか」
そう呟いた骸香は一番近い場所にいた敵の頭めがけて右足を振りあげた。
鋭い蹴りが見事に狼へ入り、下あごの先が折れる。
蹴り上げた足はそのままに片方の足は近くにいた歪虚の頭を踏みつぶしてそのまま飛び上がると、残りの狼型歪虚の背骨めがけて骸香は素早く足を振り下ろした。
泥に足を取られないように踏み殺した狼からジャンプして陣から離れる。
骸香が前方へ顔を向けると、後続の歪虚が姿を現していた。
「取りこぼす気はないよ」
一度瞬くと、好戦的に骸香の瞳が煌めく。
骸香と距離を置いて身構えるのはオウガだ。
雷鎚を構え、距離を見据えている。
息を吸い、腹筋に力を籠めたオウガは眼光鋭く敵へと睨みつけた。
「来いやあ!!」
オウガが発した大声に追ってきた歪虚達が怯み、足を竦めるのも束の間、後続の歪虚達も多数集まっており、狙いを定めている。
一匹の豹型歪虚が一気にトップスピードに乗って前の歪虚達を追い越そうとするが、そんな目論見み潰すかのように稲妻のように飛んできた雷鎚が豹の頭を叩き潰す。
それが合図のように歪虚達が一斉に人間へと向けられる。
素早い動きでオウガを取り囲む動きに彼は動じず、自身の身体をその場で回転させ、戻ってきた雷鎚を思いっきり振りまわす。
「うぉおおおお!」
気合と共に独楽のように回ると、歪虚達の動きを阻み、雷鎚で殴り倒していく。
敵はオウガへと押し寄せ、鋭い爪で身体を引き裂こうとするが、当人は引く気はない。
「倒れる訳にはいかねえんだ!」
オウガが気合を叫んだ後、背後で蹴り飛ばす音と、自分の近くで何かが吹き飛んだ風圧を感じた。
肩越しに振り向いたところにいたのは骸香だ。オウガの背後を狙うバッファロー型歪虚を倒している。
ひらりと、符を中空に放ったルンルンが某雷さま達の愛称を叫んで稲妻を呼ぶ。
前線二人を支援するようにルンルンとクラースは射撃を行っていった。
もう一つの班もまた、戦闘を開始している。
「材料ではありませんので、すぐに消えてもらいます」
ミオレスカはそう言って強弓「アヨールタイ」に矢をかけてマテリアルを込める。
覚醒前は銀の髪であるが、今の彼女の髪は七色の光が漏れ出て、辺境の風に光が攫われていた。
弦が震え、冷気を纏った矢が突出して走る豹型歪虚の前足の付け根に当たり、傷口を凍らせている。
「更に続いているようです。気を付けて」
前衛二人にも見えているだろうが、注意喚起は悪い事ではない。
「了解っ!」
警告に応えたのはアイラだ。
バッファロー型歪虚の猛追を軽やかに避ける。
回避先を待ち構えていたのは狼型。大きく口を開けてアイラに噛みつこうと大口を開けていた。
アイラは身体を捩らずに盾を構え、そのまま狼へ体重を乗せるようにぶつかっていく。
背後を追い打つ豹型歪虚に気づいたアイラは手にしていたレイピアを突きあげた。
狼型歪虚にぶつかった反動を勢いにして頭を刺して引き抜くと同時に切っ先を滑らせ、肩前足へ斬り降ろしていく。
「歪虚にモテても嬉しくないんだけど」
いびつな角をアイラめがけてくるバッファロー型に気づいたアイラは後ろか聞こえた声に反応して飛び退いた。
アイラが聞き取ったのは三重の声だ。
どれが本物ではなく、それぞれが本物の声。
飛び退いたと同時に紫色の光が輝き、敵が動こうとすると、足があらぬ方向へと捩れていく。
重力波を受ける歪虚には聞こえるのだろうか。見えるのだろうか。
紫の光の中で響く『祝福』の声が、視線を感じることが出来ているのかは判別はつかないが、ただ、重圧で敵の身体が捻じれて潰れていくのは見える。
「危うい光ですね」
チマキマルが発動したグラビティフォールこと……『仔羊料理長のお料理会』を見ていたハンスに油断があったように見えた狼型歪虚が横から襲い掛かってきた。
「ハンスさん、気を付けて!」
距離を取り過ぎないように前に出ていたアイラが声をかける。
「心配は無用です」
静かに言ったハンスは視界に入れていたようであり、狼の軌道を捉えたハンスは敵の爪先に注視して身体を逸らす。
敵が軌道修正をする前に小太刀を抜き放ち、切っ先を狼の前足から胴へと側面へ切り裂いていく。
斬られたことの衝撃で体勢を崩した狼はそのまま地を這う。
納刀するために姿勢を低くしていたハンスだが、大柄な彼の頭上が暗くなる。
上目遣いで視線を向ければ、豹型歪虚の影が覆っていた。何とか後方へ跳躍して回避したが、ハンスの右肩に三本の薄い裂傷が出来ていた。
「いいですね」
敵の獲物となるか、自身の獲物とするかの戦慄を味わう感覚は高揚よりも澄んでいくようにハンスは感じる。
「研ぎ澄まされていくようで、いいっ」
マテリアルを脚力と神経へ流し込み、一気に抜刀して再びハンスへ襲おうとする豹の喉笛を掻き斬った。
多数の歪虚達がハンスの方へ向かっていったことに気づいたミオレスカはフォールシュートを発動させて連続射撃へと移行する。
「前衛から引き離せるか」
チマキマルの問いかけにミオレスカは「分かりました」と短く返す。
視界の向こうのハンスとアイラは距離をとってはぐれた歪虚を確実に仕留めていた。
一息つく暇すらもなく、ひらすらに矢を打ち込んでいく。
連続で飛んでくる矢に倒れる同胞を見ていた歪虚は過敏に反応し、少しずつ行動範囲が狭まっている。
頃合いをみたチマキマルは艶めかしい黒手袋を歪虚の方へ指先を向けた。
優しい色合いの光から火球が生み出され、それをミオレスカの矢で動けなくなっている敵へと放る。
火球は放物線を描くようにチマキマルの手から投げられ、歪虚の方へ近づくにつれてその『本性』がさらけ出された。
曝された黒炎の花はこの世のものとは思えないグロテスクな姿をし、歪虚を焼き尽くす。
粗方の歪虚が倒されると、アイラは安心して周辺をきょろきょろ見ていた。
「どうかしましたか?」
ミオレスカが尋ねると、彼女は取りこぼしがないか確認をしていると返す。
「あら?」
目を瞬いたアイラは山の傾斜を降りると、何かを拾う。
土埃を払うと、燃えるような赤い羽根と淡い青石の首飾りだった。
ハンターたちが合流し、アイラは拾い物をテトや他のハンターへ見せる。
「それ、見覚えあります」
そう言ったのはルンルンだ。
「エーノス族の生き残りのルックスの首飾りと同じ」
オウガも覚えがある模様。
「冬が終わるまではスコール族にいるって聞いたけど……もしかして、攫われたやつのかもしれない」
「誘拐ですか……」
苦い顔をするクラースに二人は頷く。
「エーノス族は賊に襲われ、成すすべがなかったそうです。現在唯一生き残りが分かっているのはルックスさんだけです」
「……賊がここを通った可能性か……」
更にルンルンが説明をすると、骸香が目を細める。
倒れている歪虚がもう動かないか確認していたチマキマルが戻ってきた。
「雑魚の歪虚とはいえ、倒して通れる自信があるということだ」
「厄介ですね」
チマキマルの言葉にミオレスカが唸る。
●
報告をしにヴェドルに顔を出すと、ドワーフ達はハンター達を労わってくれた。
この縁でドワーフと友誼を得たいと言ったのはハンスだ。
「ドワーフといえば、鍛冶です。私も自分で刀を打ってみたいのです」
ハンスが掲げた小太刀を見たドワーフ達は「姫の工房でやっていたな」と言っていた。
基本的に西洋剣と刀は作りが違う。
工房の方でも刀は打っているが、まだまだ試作段階。部外者が簡単に打てるものではないと告げられた。
「風呂を借りたいですね」
更に言ったハンスにドワーフはテミスに行けと言った。
テミスの単語に思い当たるハンター達は言葉を噤むが、ゆっくり疲れを癒したいというのもあり、ちょうどよくドワーフが馬車を出してくれるということでテミスへ送ってもらった。
「件の首飾りが少しでも手掛かりになればいいですね」
流れる景色を見つめながらミオレスカが呟く。
首飾りはドワーフ達がスコール族へ届けてくれるという。
「物事はなるようになる。今は休息の時だよ」
馬車の幌に背を預けた骸香が返す。
そんな会話を聞きながら、オウガは自身の手のひらを見つめている。
「オウガ、どうかしたにゃ?」
テトがオウガに声をかけると、彼は目を見張る。
「おぅ、ちょっとぼんやりしてたな」
悪いと、言ってからオウガは最近の身の回りの話を始めた。
小さな双子星の欠片と思しきものを見つけたが、辺境ドワーフの採掘場周辺の歪虚はハンターの手によって掃討された。
テミスについた頃には日が暮れており、星が輝いている事にクラースが気づく。
星は冬から春へと移る。
「僕も、強く変われるのかな」
彼の声は冷たい夜風に攫われた。
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相談卓 クラース・シャール(ka4986) 人間(クリムゾンウェスト)|19才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2017/03/10 16:29:34 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/03/10 08:23:41 |