ゲスト
(ka0000)
【郷祭】雑魔倒して芋料理試食会
マスター:笹村工事

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2014/10/29 07:30
- 完成日
- 2014/11/03 02:15
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
農耕推進地域ジェオルジのとある村。
そこで一つの商談が行われていた。
「んなら、うちん所の芋を村長祭に出したい、ってことなんだな」
芋を中心に育てている村の長は、取引を求めてやって来たエルフ少女と、付き添いのドワーフ男に聞き返す。
返事したのは、エルフ少女のビアンカだ。商談という事で、余所行きの言葉使いで話す。
「はい、そうなんです。ここのお芋食べさせて貰うて、めっちゃ美味しかったんです。
やから、ここのお芋使うて作った料理を郷祭で出させて貰うて、ゆくゆくはヴァリオスやポルトワールとかでも売って行きたいて思うてるんです」
いま話題に出ている村長祭とは、例年は収穫期にジェオルジの村長たちが集まり今後の方針などを話し合った後で行われるお祭りであったが、今年は自由都市同盟における商業の中心地ヴァリオスの商工会が一枚噛むことで、これまでにない賑わいになると見られている。
目ざとい商人達はこの機を逃さぬよう動いており、ビアンカが属しているクルキャット商連合もこれに参加するために動いていた。その一つをビアンカは任されている。
「短期の単発やのうて、長期的に取引させて貰いたいと思ってるんです。
今でも、ジェオルジの他の村とも取引させて貰ってますし、そういうのを広げていきたいんです」
ビアンカの言葉に、村長は張りのある声で返していく。
「みたいだな。聞いてるよ、うちん所から嫁ぎに行った娘から。
ゴブリンに荒らされた村を盛り上げてくれたんだってな。
それに、色んな村と村を繋いで観光馬車もするみたいだし。
そういうのにも、関わらせて貰えるんかな?」
「もちろんです。そちらの方も、ぜひお願いしたいんです。
でもその前に、まずは郷祭に商品を出させて貰おて、土台を固めるようにやっていきたいんです。
やから、そのために試作の料理をここで作らせて貰おて、村の人らの意見も聞いて進めたいと思おてるんです」
この呼び掛けに村長は少し考え込むと、多少うかがうような口調で言った。
「うちとしても、取引できる所が増えるのはありがたいし、むしろお願いしたい所だわ。
で、取引前にお願いがあるんだが、引き受けて貰えんだろうか」
「はい、出来る限りの事はさせて貰います」
元気良く返すビアンカの言葉に安心したのか、村長は頼みを口にした。
「実は、数日前から畑を荒らす雑魔が出てな。イノシシの姿してんだが、高さが二mはあるわ、頭から角生えてるわ、どう見たってまっとうなイノシシじゃねぇ。
幸い、まだ被害はそんなに出てないんだが、このまま放っとく訳にもいかなくてな。
あんたん所の、クルキャット商連合、だっけか? そこは、そういうのの対応も出来るって聞いてるんだわ。
村から金出してハンター雇えばええけんども、どうせならそっちにそれをどうにかして貰ったら、村の皆に良いアピールになると思うんだわ。
長い取引するなば、村の皆を納得させる必要もあんのんよ。手間、かけるけども、ええかいの?」
これにビアンカはすぐに頷いた。
「任せて下さい。折角やから、ハンターの人ら雇って雑魔退治して貰おて、その後に郷祭に出す商品の試食とかもして貰おう思うんです。
ひょっとしたら、郷祭に出す商品の良いアイデアくれる人も居るかもしれんし、そうしよう思うんです。手配は全部こちらでしますから、させて貰えませんか?」
これに村長は笑顔で頷いた。
そんなやり取りがあった次の日、とあるハンターオフィスに一つの依頼が出されました。内容は、
芋畑を荒らすイノシシ型雑魔の退治
雑魔退治後、村の芋を使った商品の試食
可能なら、芋を使った商品の提案
との事でした。これを見たアナタ達は――?
そこで一つの商談が行われていた。
「んなら、うちん所の芋を村長祭に出したい、ってことなんだな」
芋を中心に育てている村の長は、取引を求めてやって来たエルフ少女と、付き添いのドワーフ男に聞き返す。
返事したのは、エルフ少女のビアンカだ。商談という事で、余所行きの言葉使いで話す。
「はい、そうなんです。ここのお芋食べさせて貰うて、めっちゃ美味しかったんです。
やから、ここのお芋使うて作った料理を郷祭で出させて貰うて、ゆくゆくはヴァリオスやポルトワールとかでも売って行きたいて思うてるんです」
いま話題に出ている村長祭とは、例年は収穫期にジェオルジの村長たちが集まり今後の方針などを話し合った後で行われるお祭りであったが、今年は自由都市同盟における商業の中心地ヴァリオスの商工会が一枚噛むことで、これまでにない賑わいになると見られている。
目ざとい商人達はこの機を逃さぬよう動いており、ビアンカが属しているクルキャット商連合もこれに参加するために動いていた。その一つをビアンカは任されている。
「短期の単発やのうて、長期的に取引させて貰いたいと思ってるんです。
今でも、ジェオルジの他の村とも取引させて貰ってますし、そういうのを広げていきたいんです」
ビアンカの言葉に、村長は張りのある声で返していく。
「みたいだな。聞いてるよ、うちん所から嫁ぎに行った娘から。
ゴブリンに荒らされた村を盛り上げてくれたんだってな。
それに、色んな村と村を繋いで観光馬車もするみたいだし。
そういうのにも、関わらせて貰えるんかな?」
「もちろんです。そちらの方も、ぜひお願いしたいんです。
でもその前に、まずは郷祭に商品を出させて貰おて、土台を固めるようにやっていきたいんです。
やから、そのために試作の料理をここで作らせて貰おて、村の人らの意見も聞いて進めたいと思おてるんです」
この呼び掛けに村長は少し考え込むと、多少うかがうような口調で言った。
「うちとしても、取引できる所が増えるのはありがたいし、むしろお願いしたい所だわ。
で、取引前にお願いがあるんだが、引き受けて貰えんだろうか」
「はい、出来る限りの事はさせて貰います」
元気良く返すビアンカの言葉に安心したのか、村長は頼みを口にした。
「実は、数日前から畑を荒らす雑魔が出てな。イノシシの姿してんだが、高さが二mはあるわ、頭から角生えてるわ、どう見たってまっとうなイノシシじゃねぇ。
幸い、まだ被害はそんなに出てないんだが、このまま放っとく訳にもいかなくてな。
あんたん所の、クルキャット商連合、だっけか? そこは、そういうのの対応も出来るって聞いてるんだわ。
村から金出してハンター雇えばええけんども、どうせならそっちにそれをどうにかして貰ったら、村の皆に良いアピールになると思うんだわ。
長い取引するなば、村の皆を納得させる必要もあんのんよ。手間、かけるけども、ええかいの?」
これにビアンカはすぐに頷いた。
「任せて下さい。折角やから、ハンターの人ら雇って雑魔退治して貰おて、その後に郷祭に出す商品の試食とかもして貰おう思うんです。
ひょっとしたら、郷祭に出す商品の良いアイデアくれる人も居るかもしれんし、そうしよう思うんです。手配は全部こちらでしますから、させて貰えませんか?」
これに村長は笑顔で頷いた。
そんなやり取りがあった次の日、とあるハンターオフィスに一つの依頼が出されました。内容は、
芋畑を荒らすイノシシ型雑魔の退治
雑魔退治後、村の芋を使った商品の試食
可能なら、芋を使った商品の提案
との事でした。これを見たアナタ達は――?
リプレイ本文
芋畑を荒らす雑魔退治と芋の試食依頼。
それを引き受けたハンター達は雑魔退治に赴いていた。
●全ては美味い芋料理のために!
「次に現れるとしたら、この辺りからだろうな」
村人の証言と雑魔の残した痕跡から、ザレム・アズール(ka0878)は次なる出現場所を予測した。
荒らされる畑から10mほど離れた森の入り口である。ところどころ、雑魔に圧し折られた木々が散乱していた。
「ではご提案頂いたように、村でお借りした綱と杭を使って罠を張りましょう。
その間に雑魔が出ると拙いですから、私は周囲の警戒に当たります」
事前に上がっていたアズールの案を補強するかのように、J(ka3142)は動く。
それに他のハンター達も続いた。
「雑魔が出てきたら注意を引き付けるわね。
罠が巧く行けば最良だけど、そうでなかった時の対処もしておきたいし」
いつ出てくるか分からない雑魔の為に周辺へ注意を払っているのは、エリシャ・カンナヴィ(ka0140)である。
それに賛同するように、ヴァイス(ka0364)も動いた。
「不意打ちは怖いからな。罠が完成するまで敵の注意を引くのは任せてくれ」
同様に動いたのはロイ・J・ラコリエス(ka0620)だ。
「猪狩りだー! でも倒しても食べられ無さそうなのは残念」
そうして罠が出来上がる間、皆が警戒と対応のため周囲の配置につく中、關 湊文(ka2354)は狙撃の為にあえて距離を取る。
「秋の味覚を味わう為にも、がんばらないとね」
こうして配置につく中、地面に打ち込んだ杭に綱を括り付けた罠が出来上がった頃、それは現れた。
周囲の木々を押し倒す音を響かせ雑魔が現れる。岩の塊のような体躯と巨大な角を持った、猪型の雑魔だ。
それが現れてからのハンター達の動きは速い。
「絶対に逃さないから」
側面から狙撃できるよう位置取りしていた關は、仲間に当たらぬよう射線を確認した上でシャープシューティングとエイミングを使用した射撃を行う。
命中率が上がった一撃は雑魔の側頭部を撃ち抜き、弾けるように肉が飛び散った。
だが血と肉をまき散らしながらも雑魔は倒れず、關に殺意を滾らせ突進をするべく体の向きを変える。
それを防ぐべく、エリシャとロイは動いた。エリシャは瞬脚を使い、すぐに接近する。
「仲間にも畑にも、被害を出す気はないのよ」
接敵と同時に部位狙いで命中率を上げ雑魔の足を狙い、過たず切り裂いた。
それにより雑魔の殺意がエリシャへと向き、彼女に向け突進する。
それを防ぐような一撃を加えたのはロイだった。
「これ以上走るな! せっかくのお芋がぐちゃぐちゃになっちゃうじゃん!」
エリシャが雑魔に攻撃を加える間に接敵していた彼は、走り出した雑魔の足に部位狙いと飛燕を使った一撃を放つ。
それを食らった雑魔は一瞬倒れそうになるが、なんとか持ち直し、ロイに向かって突進する。
しかし瞬脚を使って突進の進路から外れていたロイには命中することなく、森の木へとぶち当たった。
命中した木は破裂するような勢いで吹っ飛ぶ。
「流石にあの図体じゃ、直進は何とかなっても左右への動きは格段に遅くなるな」
雑魔の動きを捉え分析したヴァイスは、その動きを踏まえた上で罠へと誘導する為に動く。
突進の進行方向に重ならぬよう意識しながら雑魔へと接敵、強撃と共に一撃を放つ。
一撃を食らい脳天を切り裂かれ半ば中身を覗かせながらも、雑魔はヴァイスを押し潰そうと走り出す。
だが雑魔の動きに注意していたヴァイスは、敵の進行方向からズレた場所へ即座に移る。
それにより雑魔の突進はまたしても外れ先ほどと同じく森の木を吹き飛ばしただけだった。
耐久力だけが頼りの雑魔は、とにかく攻撃を重ねようとする。
しかし、すでにその場所は罠の範囲内だった。アズールにより、先端を輪っかにした罠用の綱が投げられる。
直進しかできない雑魔の動きを読むのは容易であった事もあり足に引っかかる。
この時、深々と地面に打ち込んでいた杭が功を奏した。
これまでハンター達の攻撃を受け弱っていた事もあり、綱が括り付けられた杭を引き抜きながらも、罠により突進の勢いのまま地面に激突するように倒れる。
雑魔の動きが止まる。それを逃すハンター達ではなかった。
アズールは動きの止まった雑魔を射撃し注意を自分に引く。
その隙に運動強化を使用し機動力を強化していたJは、最適の置取りをし雑魔に向けエレクトリックショックを放つ。それにより動きを止め、仲間のハンター達が駆けつけてくる時間を稼いだ。
その間に距離を詰めたヴァイスは渾身撃と共に一撃を放ち雑魔の首を跳ね飛ばす。
これにより雑魔は倒れ、黒い塵と化し虚空へと消え去った。
その知らせを受けた村人と依頼人は喜び、早速芋料理試食会が開催された。
●お疲れ様&芋パーティ
「さあ、ここからが本番だ!」
雑魔も倒し芋パーティという事でアズールは果然やる気を出して芋の皮を剥いていた。
とにかく大量の芋を全力で剥く。
剥く剥く剥く剥く剥く剥く剥く剥く剥く剥く!
と全身で語るが如く、一心不乱である。
剥いている途中、バイトで何時間も皮剥きばかりしていた時の事が脳裏をよぎる。
それが条件反射になったのか、更に一心不乱に剥きまくる。
そんな彼に、ロイが次々と芋を補給する。
「追加お待ち~♪」
楽しそうである。
元々悪戯好きなロイであるが、村人の自分達への歓待と、今回の試食は商品開発も兼ねているという事で自重していた。が、アズールの皮剥きっぷりに、悪戯好きな彼は次々に芋を持って行く。
それに、すでにハイになっていたアズールは思いっきり乗っかる。
「どんどん持って来ーいっ!」
「山になっても持ってくよ!」
半ばカオスな感じの皮剥きであった。
そんな風に皮の剥かれた芋が次々出来上がる中、Jとエリシャは村長に勧められ酒を試していた。
「芋で作ったワイン、ですか?」
色鮮やかなライトイエローのお酒を、見た目も楽しむ為に用意されたガラス杯越しにJは見詰めていた。
「葡萄で作らないんですか?」
「本来はそうだわな」
Jの言葉に村長は応えていく。
「でも、ウチの所じゃ葡萄は手に入らんでな。やから余るぐらい手に入る芋で作っとんのよ。
葡萄の代わりに林檎で作るワインのシードルがあんけど、そんな感じな。
ウチん所の甘芋、採ってからそのままずっと置いといたら、とろけてぐずぐずになんのよ。
そこまでなると砂糖よか甘くてな。それを使って作るんだわ。ビールもだけんど」
「――っ、はぁ。コクもあるし、しっかりとしたビールね。これ」
木製ジョッキで芋ビールを飲んだエリシャは感想を口にする。
「芋料理で試食会っていうから、シードルと缶ビールを持って来てたけど、折角だからこっちのご相伴にあずかるわ」
この言葉に村長は嬉しそうに笑みを浮かべる。
農家にとって自分達が作った物を喜んで貰えるというのは嬉しいのだ。
「ここまで作れるのでしたら、ウィスキーのような蒸留酒を作ってみられては?」
シガリロと蒸留酒を愛飲するJが、甘みのある喉越しの良い芋ワインを楽しみつつ提案する。これに村長は返す。
「設備が要るかんな、難しいんだわ。
だけんど、アンタら雇ってくれた嬢ちゃんの所が金出してくれる言ってくれてな。
ふぁみれす? とかいう所にその内卸したいんだと。
やけぇ、その内、アンタらに飲んで貰える機会が出てくるかもな」
「ファミレスですか……どこの世界も、商人は逞しいですね」
くすりと笑うように言うと、リアルブルーでは総合商社の秘書課勤務だったJは、依頼人でもある商人の少女、ビアンカに視線を向けた。
その視線の先では、彼女と共にヴァイスが村の娘達と一緒に焼き芋用の落ち葉を集めていた。
「っと、これぐらいで良いか?」
「ありがとお。お疲れ様なんよ」
人の腰の高さほどになるまで落ち葉を集め持ってきたヴァイスにビアンカは礼をする。
「気にしなくて良いさ。これも仕事だしな」
「でも、ありがとうなんよ。
ここまでして貰おたら、後はウチの方でするんよ。
やから、村の人らや他のハンターの人らと楽しんでくれると嬉しいんよ。
今回の依頼、それも仕事としてお願いしとるから」
「そっか。じゃ、そうさせて貰うな」
そう言うとヴァイスは關の元に行く。
彼女は故郷の料理を村の女性達に教えていた。
「手軽に作れるでしょ? 素朴な味だけど、それだけに長く好まれる味だと思うわ」
芋を潰し片栗粉と混ぜ作った白玉を甘いスープに浮かべて食べる、芋圓と呼ばれる料理である。
元々はタロイモで作られる物だが、芋やカボチャ、甘みのある野菜で代用される事も多いお菓子だ。
「温かいのも冷たいのも、どちらも美味しいわよ。
折角だから試食を……食べてみる?」
關は近づいて来たヴァイスに芋圓を勧める。
「お、ありがとな。折角だから、ワンコとキノにもくれるか?」
連れて来ていた柴犬と、その背に乗ったパルムの為に頼むヴァイスに關は返す。
「もちろん、良いわよ」
用意された芋圓にワンコとキノは喜び、その様子に周囲の女性達からは黄色い声が上がる。
それに苦笑しながら芋圓を食べていたヴァイスに關は言う。
「美味しい?」
「ああ、美味い!」
美味しそうに食べるヴァイスに周囲の女性達の好感度は上がる。
農家の人間にとって自分の所で作った物を美味しく食べてくれるのは嬉しい物なのだ。
そんな中、關は提案する。
「何か作ってみる?」
「そうだな、蒸かした甘芋と小麦を混ぜて、ドーナツみたいに焼いてみるか」
「美味しそうじゃない。皆に手伝って貰って作ったら?」
その言葉に周囲の女性達から賛同の声が上がる。
先ほど美味しそうに村の芋で作った芋圓を食べたヴァイスは女性達の受けが良かった。
その上連れて来ていたワンコとキノのかわいさで皆のテンションは上がり、更に言えば村の畑を荒らしていた雑魔を倒してくれた相手という事もあって、ヴァイスに対する村の娘達の好感度は鰻登り状態だった。
そんな中、村娘達に何やかやと世話を焼かれながら芋ドーナツを作るヴァイスであった。
こうして芋料理は出来上がり本格的な試食会が開催された。
「――っ、は~。美味い!」
芋ビールで喉を潤しアズールは喜びに声を上げる。
目の前のテーブルに広げられているのは芋を使った無数の料理。
中には、彼が提案した野菜と豚肉をたっぷり使った芋煮汁に、噛んだだけで甘い蜜があふれてくる焼き芋もあった。
他にも芋蒸しパンや芋と挽肉のパイ、若鶏と堅芋の辛子炒めなど種類は豊富である。
「んっ、こくっ。芋煮汁、とろみがあってこれから寒い時期に合うな。
はむっ、ほふっ――甘いっ、この焼き芋。でもくどくは無いからどんどんいけるな。
それとこっちのワイン。蒸留酒も良いけど、これはこれで美味い!」
次々に料理や地酒を美味しそうに堪能する。それは他のハンター達もだった。
「うん、この芋煮汁、美味しいね」
アズール提案の芋煮汁に舌鼓を打ちつつ、ロイはスイートポテトやスイトーポテトパイを次々食べていく。
まだ子供な彼はお酒が飲めなかったが、その代わりに用意されていた芋コーヒージュースをごくごく飲む。
「コーヒー味が美味しい。おかわり!」
試作も兼ねた今回の試食会では様々な食材が用意されていた。その中で用意されていたコーヒーを使ったジュースは、牛乳で煮出したコーヒーの中に焼いてトロトロになった甘芋を、こし器でこした物を溶かして作られている。
コーヒーの風味と僅かな苦みが、溶かされた甘芋のさらりとした舌触りの甘みと相まって舌を楽しませる。
「――っ、は~。美味しい。
もう一杯、おかわり!」
コーヒー味が好きなロイは料理と共に楽しんでいた。
試食会を楽しんでいたのはエリシャやJ、そして關もだった。
「やっぱり、お酒の肴に合ったわね、これ」
甘みの少ない堅芋をふかし、香辛料と一緒に一度潰してから一口大に固めて揚げた物を口にし、その料理の提案者であるエリシャは感想を口にする。
他にも同様の揚げ物が、挽肉を混ぜた物や香辛料の餡かけなど、幾つも作られテーブルに広げられている。
「お酒に合うのは良いですね。お蔭で進みます」
するすると芋ワインを飲み干しながらJが言えば、關は芋圓を摘まんでいく。
「故郷の味は、やっぱり懐かしいものね」
そうして彼女達が食事を楽しむ中、ヴァイスは村娘達に囲まれていた。
「ああ、危険な事は危険だけどな。それでもハンターとして、きっちり仕事はこなしているよ」
村から出る事が少ない年頃の娘達にとって、ヴァイスが話してくれるハンターや外の話はまたとない娯楽である。
それに加え雑魔退治をしてくれたハンターという事で、芋ドーナツを作っている時から彼の周りを村娘達が囲み話を聞いている。
もっとも中には彼が連れていたワンコとキノが目当てだったのか、黄色い声を上げながらワンコやキノに料理を振る舞う娘達も居たりした。
そんな中、彼の元に娘達が次々に料理を持って来る。
「ありがとう。うん、さっきの芋圓も美味かったけど、焼き芋も美味いな。
素材が良いんだな。どれもこれも美味い!」
何でも美味しく食べられるヴァイスは、次々に料理を口にしながらその度に喜びの笑顔を浮かべる。
それが更に村娘達に受け、歓待を受けた。
こうしてハンター達は芋料理を堪能していく。
途中、アズール提案の芋煮汁に皆が集まり、次々素材を足してごった煮鍋のようにしたりという事もあった。
「ねぇ、もっと色々入れてみる?」
悪戯めかしてロイが言い、それに皆も乗っかる。
「まだまだ皮剥いた芋はあるからな、もっと入れるか」
アズールが皮を剥かれ余っていた芋を次々に投入すれば、エリシャは揚げた芋を投入する。
「辛みがもっとあると良いかも」
「辛いとお酒が進みそうですね。香辛料を足しましょう」
酒の肴にするべくJが香辛料を足せば、ヴァイスは豚肉を足していく。
「畑仕事は体力要るだろうからな。疲労回復にも良い筈だ」
最後に關は少し迷った後、デザートの方に力をれる。
「なんだか鍋みたいになって来たわね。出来上がるまで時間かかるだろうし、その間に芋圓、追加で皆の分も作っとくわ」
そんな風に料理を作り、そして食べ楽しみながら、試食会は盛況の内に幕を閉じ、依頼は大成功に終わった。
ハンター達が美味しく芋料理を食べてくれたという事で、村人達が笑顔を浮かべていたのが印象的な依頼であった。
それを引き受けたハンター達は雑魔退治に赴いていた。
●全ては美味い芋料理のために!
「次に現れるとしたら、この辺りからだろうな」
村人の証言と雑魔の残した痕跡から、ザレム・アズール(ka0878)は次なる出現場所を予測した。
荒らされる畑から10mほど離れた森の入り口である。ところどころ、雑魔に圧し折られた木々が散乱していた。
「ではご提案頂いたように、村でお借りした綱と杭を使って罠を張りましょう。
その間に雑魔が出ると拙いですから、私は周囲の警戒に当たります」
事前に上がっていたアズールの案を補強するかのように、J(ka3142)は動く。
それに他のハンター達も続いた。
「雑魔が出てきたら注意を引き付けるわね。
罠が巧く行けば最良だけど、そうでなかった時の対処もしておきたいし」
いつ出てくるか分からない雑魔の為に周辺へ注意を払っているのは、エリシャ・カンナヴィ(ka0140)である。
それに賛同するように、ヴァイス(ka0364)も動いた。
「不意打ちは怖いからな。罠が完成するまで敵の注意を引くのは任せてくれ」
同様に動いたのはロイ・J・ラコリエス(ka0620)だ。
「猪狩りだー! でも倒しても食べられ無さそうなのは残念」
そうして罠が出来上がる間、皆が警戒と対応のため周囲の配置につく中、關 湊文(ka2354)は狙撃の為にあえて距離を取る。
「秋の味覚を味わう為にも、がんばらないとね」
こうして配置につく中、地面に打ち込んだ杭に綱を括り付けた罠が出来上がった頃、それは現れた。
周囲の木々を押し倒す音を響かせ雑魔が現れる。岩の塊のような体躯と巨大な角を持った、猪型の雑魔だ。
それが現れてからのハンター達の動きは速い。
「絶対に逃さないから」
側面から狙撃できるよう位置取りしていた關は、仲間に当たらぬよう射線を確認した上でシャープシューティングとエイミングを使用した射撃を行う。
命中率が上がった一撃は雑魔の側頭部を撃ち抜き、弾けるように肉が飛び散った。
だが血と肉をまき散らしながらも雑魔は倒れず、關に殺意を滾らせ突進をするべく体の向きを変える。
それを防ぐべく、エリシャとロイは動いた。エリシャは瞬脚を使い、すぐに接近する。
「仲間にも畑にも、被害を出す気はないのよ」
接敵と同時に部位狙いで命中率を上げ雑魔の足を狙い、過たず切り裂いた。
それにより雑魔の殺意がエリシャへと向き、彼女に向け突進する。
それを防ぐような一撃を加えたのはロイだった。
「これ以上走るな! せっかくのお芋がぐちゃぐちゃになっちゃうじゃん!」
エリシャが雑魔に攻撃を加える間に接敵していた彼は、走り出した雑魔の足に部位狙いと飛燕を使った一撃を放つ。
それを食らった雑魔は一瞬倒れそうになるが、なんとか持ち直し、ロイに向かって突進する。
しかし瞬脚を使って突進の進路から外れていたロイには命中することなく、森の木へとぶち当たった。
命中した木は破裂するような勢いで吹っ飛ぶ。
「流石にあの図体じゃ、直進は何とかなっても左右への動きは格段に遅くなるな」
雑魔の動きを捉え分析したヴァイスは、その動きを踏まえた上で罠へと誘導する為に動く。
突進の進行方向に重ならぬよう意識しながら雑魔へと接敵、強撃と共に一撃を放つ。
一撃を食らい脳天を切り裂かれ半ば中身を覗かせながらも、雑魔はヴァイスを押し潰そうと走り出す。
だが雑魔の動きに注意していたヴァイスは、敵の進行方向からズレた場所へ即座に移る。
それにより雑魔の突進はまたしても外れ先ほどと同じく森の木を吹き飛ばしただけだった。
耐久力だけが頼りの雑魔は、とにかく攻撃を重ねようとする。
しかし、すでにその場所は罠の範囲内だった。アズールにより、先端を輪っかにした罠用の綱が投げられる。
直進しかできない雑魔の動きを読むのは容易であった事もあり足に引っかかる。
この時、深々と地面に打ち込んでいた杭が功を奏した。
これまでハンター達の攻撃を受け弱っていた事もあり、綱が括り付けられた杭を引き抜きながらも、罠により突進の勢いのまま地面に激突するように倒れる。
雑魔の動きが止まる。それを逃すハンター達ではなかった。
アズールは動きの止まった雑魔を射撃し注意を自分に引く。
その隙に運動強化を使用し機動力を強化していたJは、最適の置取りをし雑魔に向けエレクトリックショックを放つ。それにより動きを止め、仲間のハンター達が駆けつけてくる時間を稼いだ。
その間に距離を詰めたヴァイスは渾身撃と共に一撃を放ち雑魔の首を跳ね飛ばす。
これにより雑魔は倒れ、黒い塵と化し虚空へと消え去った。
その知らせを受けた村人と依頼人は喜び、早速芋料理試食会が開催された。
●お疲れ様&芋パーティ
「さあ、ここからが本番だ!」
雑魔も倒し芋パーティという事でアズールは果然やる気を出して芋の皮を剥いていた。
とにかく大量の芋を全力で剥く。
剥く剥く剥く剥く剥く剥く剥く剥く剥く剥く!
と全身で語るが如く、一心不乱である。
剥いている途中、バイトで何時間も皮剥きばかりしていた時の事が脳裏をよぎる。
それが条件反射になったのか、更に一心不乱に剥きまくる。
そんな彼に、ロイが次々と芋を補給する。
「追加お待ち~♪」
楽しそうである。
元々悪戯好きなロイであるが、村人の自分達への歓待と、今回の試食は商品開発も兼ねているという事で自重していた。が、アズールの皮剥きっぷりに、悪戯好きな彼は次々に芋を持って行く。
それに、すでにハイになっていたアズールは思いっきり乗っかる。
「どんどん持って来ーいっ!」
「山になっても持ってくよ!」
半ばカオスな感じの皮剥きであった。
そんな風に皮の剥かれた芋が次々出来上がる中、Jとエリシャは村長に勧められ酒を試していた。
「芋で作ったワイン、ですか?」
色鮮やかなライトイエローのお酒を、見た目も楽しむ為に用意されたガラス杯越しにJは見詰めていた。
「葡萄で作らないんですか?」
「本来はそうだわな」
Jの言葉に村長は応えていく。
「でも、ウチの所じゃ葡萄は手に入らんでな。やから余るぐらい手に入る芋で作っとんのよ。
葡萄の代わりに林檎で作るワインのシードルがあんけど、そんな感じな。
ウチん所の甘芋、採ってからそのままずっと置いといたら、とろけてぐずぐずになんのよ。
そこまでなると砂糖よか甘くてな。それを使って作るんだわ。ビールもだけんど」
「――っ、はぁ。コクもあるし、しっかりとしたビールね。これ」
木製ジョッキで芋ビールを飲んだエリシャは感想を口にする。
「芋料理で試食会っていうから、シードルと缶ビールを持って来てたけど、折角だからこっちのご相伴にあずかるわ」
この言葉に村長は嬉しそうに笑みを浮かべる。
農家にとって自分達が作った物を喜んで貰えるというのは嬉しいのだ。
「ここまで作れるのでしたら、ウィスキーのような蒸留酒を作ってみられては?」
シガリロと蒸留酒を愛飲するJが、甘みのある喉越しの良い芋ワインを楽しみつつ提案する。これに村長は返す。
「設備が要るかんな、難しいんだわ。
だけんど、アンタら雇ってくれた嬢ちゃんの所が金出してくれる言ってくれてな。
ふぁみれす? とかいう所にその内卸したいんだと。
やけぇ、その内、アンタらに飲んで貰える機会が出てくるかもな」
「ファミレスですか……どこの世界も、商人は逞しいですね」
くすりと笑うように言うと、リアルブルーでは総合商社の秘書課勤務だったJは、依頼人でもある商人の少女、ビアンカに視線を向けた。
その視線の先では、彼女と共にヴァイスが村の娘達と一緒に焼き芋用の落ち葉を集めていた。
「っと、これぐらいで良いか?」
「ありがとお。お疲れ様なんよ」
人の腰の高さほどになるまで落ち葉を集め持ってきたヴァイスにビアンカは礼をする。
「気にしなくて良いさ。これも仕事だしな」
「でも、ありがとうなんよ。
ここまでして貰おたら、後はウチの方でするんよ。
やから、村の人らや他のハンターの人らと楽しんでくれると嬉しいんよ。
今回の依頼、それも仕事としてお願いしとるから」
「そっか。じゃ、そうさせて貰うな」
そう言うとヴァイスは關の元に行く。
彼女は故郷の料理を村の女性達に教えていた。
「手軽に作れるでしょ? 素朴な味だけど、それだけに長く好まれる味だと思うわ」
芋を潰し片栗粉と混ぜ作った白玉を甘いスープに浮かべて食べる、芋圓と呼ばれる料理である。
元々はタロイモで作られる物だが、芋やカボチャ、甘みのある野菜で代用される事も多いお菓子だ。
「温かいのも冷たいのも、どちらも美味しいわよ。
折角だから試食を……食べてみる?」
關は近づいて来たヴァイスに芋圓を勧める。
「お、ありがとな。折角だから、ワンコとキノにもくれるか?」
連れて来ていた柴犬と、その背に乗ったパルムの為に頼むヴァイスに關は返す。
「もちろん、良いわよ」
用意された芋圓にワンコとキノは喜び、その様子に周囲の女性達からは黄色い声が上がる。
それに苦笑しながら芋圓を食べていたヴァイスに關は言う。
「美味しい?」
「ああ、美味い!」
美味しそうに食べるヴァイスに周囲の女性達の好感度は上がる。
農家の人間にとって自分の所で作った物を美味しく食べてくれるのは嬉しい物なのだ。
そんな中、關は提案する。
「何か作ってみる?」
「そうだな、蒸かした甘芋と小麦を混ぜて、ドーナツみたいに焼いてみるか」
「美味しそうじゃない。皆に手伝って貰って作ったら?」
その言葉に周囲の女性達から賛同の声が上がる。
先ほど美味しそうに村の芋で作った芋圓を食べたヴァイスは女性達の受けが良かった。
その上連れて来ていたワンコとキノのかわいさで皆のテンションは上がり、更に言えば村の畑を荒らしていた雑魔を倒してくれた相手という事もあって、ヴァイスに対する村の娘達の好感度は鰻登り状態だった。
そんな中、村娘達に何やかやと世話を焼かれながら芋ドーナツを作るヴァイスであった。
こうして芋料理は出来上がり本格的な試食会が開催された。
「――っ、は~。美味い!」
芋ビールで喉を潤しアズールは喜びに声を上げる。
目の前のテーブルに広げられているのは芋を使った無数の料理。
中には、彼が提案した野菜と豚肉をたっぷり使った芋煮汁に、噛んだだけで甘い蜜があふれてくる焼き芋もあった。
他にも芋蒸しパンや芋と挽肉のパイ、若鶏と堅芋の辛子炒めなど種類は豊富である。
「んっ、こくっ。芋煮汁、とろみがあってこれから寒い時期に合うな。
はむっ、ほふっ――甘いっ、この焼き芋。でもくどくは無いからどんどんいけるな。
それとこっちのワイン。蒸留酒も良いけど、これはこれで美味い!」
次々に料理や地酒を美味しそうに堪能する。それは他のハンター達もだった。
「うん、この芋煮汁、美味しいね」
アズール提案の芋煮汁に舌鼓を打ちつつ、ロイはスイートポテトやスイトーポテトパイを次々食べていく。
まだ子供な彼はお酒が飲めなかったが、その代わりに用意されていた芋コーヒージュースをごくごく飲む。
「コーヒー味が美味しい。おかわり!」
試作も兼ねた今回の試食会では様々な食材が用意されていた。その中で用意されていたコーヒーを使ったジュースは、牛乳で煮出したコーヒーの中に焼いてトロトロになった甘芋を、こし器でこした物を溶かして作られている。
コーヒーの風味と僅かな苦みが、溶かされた甘芋のさらりとした舌触りの甘みと相まって舌を楽しませる。
「――っ、は~。美味しい。
もう一杯、おかわり!」
コーヒー味が好きなロイは料理と共に楽しんでいた。
試食会を楽しんでいたのはエリシャやJ、そして關もだった。
「やっぱり、お酒の肴に合ったわね、これ」
甘みの少ない堅芋をふかし、香辛料と一緒に一度潰してから一口大に固めて揚げた物を口にし、その料理の提案者であるエリシャは感想を口にする。
他にも同様の揚げ物が、挽肉を混ぜた物や香辛料の餡かけなど、幾つも作られテーブルに広げられている。
「お酒に合うのは良いですね。お蔭で進みます」
するすると芋ワインを飲み干しながらJが言えば、關は芋圓を摘まんでいく。
「故郷の味は、やっぱり懐かしいものね」
そうして彼女達が食事を楽しむ中、ヴァイスは村娘達に囲まれていた。
「ああ、危険な事は危険だけどな。それでもハンターとして、きっちり仕事はこなしているよ」
村から出る事が少ない年頃の娘達にとって、ヴァイスが話してくれるハンターや外の話はまたとない娯楽である。
それに加え雑魔退治をしてくれたハンターという事で、芋ドーナツを作っている時から彼の周りを村娘達が囲み話を聞いている。
もっとも中には彼が連れていたワンコとキノが目当てだったのか、黄色い声を上げながらワンコやキノに料理を振る舞う娘達も居たりした。
そんな中、彼の元に娘達が次々に料理を持って来る。
「ありがとう。うん、さっきの芋圓も美味かったけど、焼き芋も美味いな。
素材が良いんだな。どれもこれも美味い!」
何でも美味しく食べられるヴァイスは、次々に料理を口にしながらその度に喜びの笑顔を浮かべる。
それが更に村娘達に受け、歓待を受けた。
こうしてハンター達は芋料理を堪能していく。
途中、アズール提案の芋煮汁に皆が集まり、次々素材を足してごった煮鍋のようにしたりという事もあった。
「ねぇ、もっと色々入れてみる?」
悪戯めかしてロイが言い、それに皆も乗っかる。
「まだまだ皮剥いた芋はあるからな、もっと入れるか」
アズールが皮を剥かれ余っていた芋を次々に投入すれば、エリシャは揚げた芋を投入する。
「辛みがもっとあると良いかも」
「辛いとお酒が進みそうですね。香辛料を足しましょう」
酒の肴にするべくJが香辛料を足せば、ヴァイスは豚肉を足していく。
「畑仕事は体力要るだろうからな。疲労回復にも良い筈だ」
最後に關は少し迷った後、デザートの方に力をれる。
「なんだか鍋みたいになって来たわね。出来上がるまで時間かかるだろうし、その間に芋圓、追加で皆の分も作っとくわ」
そんな風に料理を作り、そして食べ楽しみながら、試食会は盛況の内に幕を閉じ、依頼は大成功に終わった。
ハンター達が美味しく芋料理を食べてくれたという事で、村人達が笑顔を浮かべていたのが印象的な依頼であった。
依頼結果
依頼成功度 | 大成功 |
---|
面白かった! | 4人 |
---|
ポイントがありませんので、拍手できません
現在のあなたのポイント:-753 ※拍手1回につき1ポイントを消費します。
あなたの拍手がマスターの活力につながります。
このリプレイが面白かったと感じた人は拍手してみましょう!
MVP一覧
- 幻獣王親衛隊
ザレム・アズール(ka0878)
重体一覧
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/10/25 23:25:59 |
|
![]() |
相談卓 エリシャ・カンナヴィ(ka0140) エルフ|13才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2014/10/28 22:12:13 |