ゲスト
(ka0000)
原っぱに落ちている人形の影
マスター:君矢

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/07/12 22:00
- 完成日
- 2017/07/22 00:22
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
1週間前の町の片隅の原っぱ
「うわー。なにこれ」
「うぇ。気持ち悪い」
「ねぇ、変な臭いするよ、これ」
子供たちが、原っぱの草の中で見つけた大きな気味の悪い人形を囲んでいた。その中の一人の男の子が持っていた棒切れで人形をつんつんとつつく。
「やめなよ」
「そうだよ、やめようよ」
人形は、童話に出てくるお姫様のドレスのような服を着ているのに口は紐で縫い合わされていて、髪の毛は剃ったようにツルリとしていた。
鋭い爪がドレスの袖口からのぞいている。目は閉じていて、つんつんとつつくと本物の肌のような弾力があった。
つついている子供は、やめようと止める声に「ただの人形だよ。いくじなし」と答えてさらにつついている。
一緒に見ている子供たちは、人形の気味の悪さに嫌なものを感じてか泣きそうだった。
「ねぇ、やめよ。気味が悪いよ」
「うるさいな、だったらあっちに行けばいいだろ」
とめられた男の子は、棒でパシンッと人形を叩いた。
と、人形の手が棒を掴んだ。そして、仰け反るように起き上がり目を見開いて子供たちを見渡す。人形が立ち上がると自分たちと同じくらいの身長があった。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」
子供たちは声の限り叫ぶと一目散に逃げようとした。
子供たちを囲むように、複数の似た人形が立っている。
「怖くなんかないからな!」
男の子は涙をこらえながら、棒を人形に向かって構える。
人形たちは、鋭い爪をした手を子供たちに向かって突き出した。
町長室
役場の事務員が町長室に入室したとき、町長は深刻な顔をしてため息をついていた。
「町長、書類が溜まっているようですが……」
「書類仕事なんか手につかんよ……」
「どうして子供ばかりが被害にあうんでしょうね」
事務員は、町長の机の上に山になっている書類に持ってきた書類を足す。
最初に子供たちが行方不明になってから、一週間。現在のところ、子供たちが行方不明になる事件が三件起きていた。いずれも子供たちだけで遊んでいるときに起きており、事件の目撃者はいなかった。
今のところ、子供だけで外出しないように大人と必ず一緒にいるようにと注意喚起をしているが、いつ次の事件が起きるかと思うと町長は気が気でなかった。
「ハンターに頼る。ハンターオフィスに依頼を出しておいた」
「はあ、ハンターにねぇ」
「子供たちが被害にあっているしな。よくわからないことはハンターに依頼するに限る。下手に自警団で警戒に当たってみろ、犠牲者がこれ以上増えたらどうする」
町長は、山になった書類を一枚取る。それは行方不明になった子供の親からの探し出してほしいという嘆願書だった。
「とにかく、早く解決してほしいですね。町中がピリピリしていて息苦しいですよ……」
ハンターたちが街にやってきたころ、同時刻、町の片隅の原っぱ
ツアンプ・シェノグ(kz0170)はシェノグ族の子供たちと共に町はずれの原っぱに来ている。
今日は、シェノグ族が山で収穫した山菜や薬草の売買交渉のために町にやって来ていた。
子供たちが一緒に来ているのは山菜採りの期間、お手伝いを頑張ったご褒美におもちゃを買うため、である。
といっても、交渉の現場に子供たちは邪魔なので、その間はこうして町はずれの原っぱで遊ぶことになっているのも毎年のことである。
実際、町に出てきたというだけで山とは違う環境に子供たちは大はしゃぎだった。
お目付け役のツアンプも、はしゃいでいる子供たちを全て見ていることは困難で、「遠くに行っちゃだめよ」「転ばないようにね」と声を出して注意することで精いっぱいだった。
いつもであれば、町の子供たちもこの原っぱで遊んでいて、シェノグ族の子供たちと町の子供たちが一緒になってははしゃぎ回るのが常なのに今年は町の子供たちの姿が見えなかった。
草むらの中に入っていった子供たちが何か見つけたのか大声を出す。
「ねぇ、変な人形があるよ!」
「うわー。なにこれ」
「うぇ。気持ち悪い」
「ねぇ、変な臭いするよ、これ」
子供たちが、原っぱの草の中で見つけた大きな気味の悪い人形を囲んでいた。その中の一人の男の子が持っていた棒切れで人形をつんつんとつつく。
「やめなよ」
「そうだよ、やめようよ」
人形は、童話に出てくるお姫様のドレスのような服を着ているのに口は紐で縫い合わされていて、髪の毛は剃ったようにツルリとしていた。
鋭い爪がドレスの袖口からのぞいている。目は閉じていて、つんつんとつつくと本物の肌のような弾力があった。
つついている子供は、やめようと止める声に「ただの人形だよ。いくじなし」と答えてさらにつついている。
一緒に見ている子供たちは、人形の気味の悪さに嫌なものを感じてか泣きそうだった。
「ねぇ、やめよ。気味が悪いよ」
「うるさいな、だったらあっちに行けばいいだろ」
とめられた男の子は、棒でパシンッと人形を叩いた。
と、人形の手が棒を掴んだ。そして、仰け反るように起き上がり目を見開いて子供たちを見渡す。人形が立ち上がると自分たちと同じくらいの身長があった。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」
子供たちは声の限り叫ぶと一目散に逃げようとした。
子供たちを囲むように、複数の似た人形が立っている。
「怖くなんかないからな!」
男の子は涙をこらえながら、棒を人形に向かって構える。
人形たちは、鋭い爪をした手を子供たちに向かって突き出した。
町長室
役場の事務員が町長室に入室したとき、町長は深刻な顔をしてため息をついていた。
「町長、書類が溜まっているようですが……」
「書類仕事なんか手につかんよ……」
「どうして子供ばかりが被害にあうんでしょうね」
事務員は、町長の机の上に山になっている書類に持ってきた書類を足す。
最初に子供たちが行方不明になってから、一週間。現在のところ、子供たちが行方不明になる事件が三件起きていた。いずれも子供たちだけで遊んでいるときに起きており、事件の目撃者はいなかった。
今のところ、子供だけで外出しないように大人と必ず一緒にいるようにと注意喚起をしているが、いつ次の事件が起きるかと思うと町長は気が気でなかった。
「ハンターに頼る。ハンターオフィスに依頼を出しておいた」
「はあ、ハンターにねぇ」
「子供たちが被害にあっているしな。よくわからないことはハンターに依頼するに限る。下手に自警団で警戒に当たってみろ、犠牲者がこれ以上増えたらどうする」
町長は、山になった書類を一枚取る。それは行方不明になった子供の親からの探し出してほしいという嘆願書だった。
「とにかく、早く解決してほしいですね。町中がピリピリしていて息苦しいですよ……」
ハンターたちが街にやってきたころ、同時刻、町の片隅の原っぱ
ツアンプ・シェノグ(kz0170)はシェノグ族の子供たちと共に町はずれの原っぱに来ている。
今日は、シェノグ族が山で収穫した山菜や薬草の売買交渉のために町にやって来ていた。
子供たちが一緒に来ているのは山菜採りの期間、お手伝いを頑張ったご褒美におもちゃを買うため、である。
といっても、交渉の現場に子供たちは邪魔なので、その間はこうして町はずれの原っぱで遊ぶことになっているのも毎年のことである。
実際、町に出てきたというだけで山とは違う環境に子供たちは大はしゃぎだった。
お目付け役のツアンプも、はしゃいでいる子供たちを全て見ていることは困難で、「遠くに行っちゃだめよ」「転ばないようにね」と声を出して注意することで精いっぱいだった。
いつもであれば、町の子供たちもこの原っぱで遊んでいて、シェノグ族の子供たちと町の子供たちが一緒になってははしゃぎ回るのが常なのに今年は町の子供たちの姿が見えなかった。
草むらの中に入っていった子供たちが何か見つけたのか大声を出す。
「ねぇ、変な人形があるよ!」
リプレイ本文
「じゅ、11人~!? 大事件じゃないですかぁ! 小さな村なら子供全滅の危機ですよぅ!?」
星野 ハナ(ka5852)の悲鳴が町にこだました。
「行方不明か……無事でいるといいけど……」
フォル(ka6216)は人が犯人だったときにハンターとばれない方がいいと思い布で鬼の証である角を隠している。
「大人の目の届かないところでの事件……。何か子供の注意を引くようなものがあるのかもしれないな」
ロニ・カルディス(ka0551)は考え込んでいる。子供をねらう事件の裏には何が潜んでいるのだろうか。
「まさか神隠しなんてことはないだろう? 歪虚や雑魔の仕業じゃなくて何だというのかねぇ?」
龍宮 アキノ(ka6831)は子供達はなぜ消えたのか? という事象そのものに興味がある様子だった。
「行方不明、程気持ちの悪いものはねえよ」
生きているのか死んでいるのか、生死が分からない事ほど龍崎・カズマ(ka0178)の信念を揺さぶるものはなかった。
「被害が出ているのは町外れの原っぱと町中の裏路地だな」
ロニが町から提供を受けた資料を見ながら言う。
「行方不明になった現場の痕跡について、何があって何が無かったのかを確認したい。血痕や破片、落し物など何もない状態だったのか。そこから確認する必要があるだろうさ」
俺は町中の現場を確認したいとカズマが言った。
「……確かに龍崎さんの仰るとおりかもしれません。街中で誰にも気付かれず子供を攫うのは、それなりの手段が必要だと思います。その愚を犯しても攫わざるを得ない状況にあったか、その場を熟知していてその危険性を回避する方法があったか、それとも……元々人間の裏をかけるだけの能力があったか。原っぱよりも、たくさんの情報が残っている可能性があると思います」
穂積 智里(ka6819)も気になることが多いので町中を調べたいと思います。と町中の調査に立候補した。
「よし、基本方針としては原っぱと裏路地に分かれて調査を進める。カズマと智里が町中。残りの四人で原っぱを調べよう」
話合いのまとめ役のように自然となったロニが話をまとめる。
「生きているかどうかは別として、どうしたらこんなにあっさり誘拐できるのか気になってるんでねぇ」
アキノは静かに好奇心を瞳に宿らせながら言った。
「その場に在っておかしいもの、違和感のあるものが無いかを重点的に調べつつ不審な人物、あるいは子供の姿や声があればそこに向かおう。調査の結果敵対的な存在に遭遇したら交戦し無力化。子供たちの所在の手掛かりを持っていないか撃破した敵も調べよう」
ロニが言う。
「早く見つけて次に犠牲になる子が出ないように頑張る。うん」
フォルが言った。
「子供をさらった輩を見つけたら、ブッコロ、ですぅ」
拳を握りしめてハナは決意した。
原っぱを調べる前にフォルは占術を使用した。
行方不明になった子供は生きているのか。ー 緑の中に二つ星あり
行方不明になった子供が居るのは町の近くか。ー 砕けた星は魔の者と共に失せた
星とは子供のことだろうか。この結果をフォルは仲間達には黙っていることにした。
「生きていてほしいもん」
当たらぬも八卦、当たるも八卦、生死の結果は実際に確定するまで口外しない方がいいだろう。
「現場百遍ですぅ。ケンちゃん急いで手がかり探しに行きますよぅ」
ハナは原っぱで失踪した子供の持ち物を借りてペットのケンちゃんに行きましょう! と号令をかける。
「同じ場所で何人も子供が行方不明になっているってことは原っぱの近くにいるって想定で間違いねぇ」
アキノが分かっている情報から考えながら言った。
「それに人知れず何人もの子供をさらっているとすれば敵は人間と変わらぬ大きさか、より小柄でかつ潜伏スキルに優れていると推測できるねぇ」
「生きたまま11人確保し続けるってよっぽどの隠れ屋を準備しておかないと難しいと思いますぅ……嫌な予感がするんですぅ。生きていてくださいよぅ」
アキノの推理にハナも続けた。
犯人像を推理しながらも原っぱに急ぐ足は早かった。
「子供達の中に重なる点があれば、それを狙った可能性はあります。木を隠すなら森の中、と言いますから」
智里はハンターオフィスにやってきて、詳しい情報を聞く。子供達の年齢や名前を一つ一つメモしていった。
「子供達がいなくなったと思われる遊んでいた場所や時間帯はどうでしょうか?」
「夕方です。大人が見ていない路地裏や原っぱです」
「親の職種はどうでしょうか?」
職員の話では重なる点はない。遊んでいた子供達を一緒くたに連れて行ったと言うのが智里の感想だった。
「最後に身代金の話は出ていますか?」
犯人からはなんの要求もなかった。
犯人は人間ではないのかもしれないとこれまで情報を整理して智里は考える。
「ありがとうございます」
智里は礼を言うとハンターオフィスのドアをくぐった。
カズマは子供の視点じゃないと見逃していることがあるかもしれないと、子供達に話を聞きたいと町の中を巡った。
「原っぱや路地裏で何か奇妙なものを見なかったか?」
目線をあわせて子供達が答えやすいようにする。
子供達は不気味な人形を見たと答えた。
「他に数日前には見なかったけどいきなり見かけるようになったものはないか? なんでもいい」
「金髪のお姉ちゃん見たよ」
「変な匂いした」
「金髪のお姉ちゃん? 変な匂い?」
カズマは情報を整理する。人形と似た服を着た派手な女を見たという。変な匂いというのは香水の香りらしかった。
「金髪の女と奇妙な人形か。これが犯人か……」
「カズマさん」
智里がカズマに合流した。
「そっちの情報はどうだった?」
「これと言って共通点がありませんでした。ランダムに襲っているようですね」
「こっちは興味深い情報が出た」
カズマと智里はお互いの情報を交換していく。
「人形と女性が事件の鍵でしょうか」
智里は難しい顔をして考え込んだ。
「綺麗に何もないなら、無事な可能性は出てくる。対象に無用な損傷を与えない、つまり安全がある程度確保されてるって事だからな。何にしろ、それはそれで非常に厄介なんだろうが死ぬよかマシだ」
カズマは言った。
智里は町の中で行方不明になった子供の服を借りてきてペットの柴犬に匂いをたどらせようとしたが、犬は戸惑うばかりで匂いをたどることはできなかった。
カズマは、鋭敏視覚を使って周囲に視線を向けて何か手がかりがないか観察した。
「人形の目撃情報があったのはこの辺だな」
「子供達のさらわれたらしい場所もこの辺りですね」
カズマと智里はお互いの情報をすりあわせながら路地裏を捜索していく。
「一週間何も与えられていなかったら、最初にさらわれた子供達は……。早く、見つけないと」
智里の胸に焦燥感がわき上がる。
「巡回兵もいるだろうにな……」
カズマは路地裏とはいえ子供が何の目撃情報もなく消えていくのは奇妙な事だよな? と考える。調査のために兵士達も動いてはいるんだろうが、念のためだと丁寧に探していく。
「そうですね。どこに隠したんでしょうか」
智里は物置や廃屋らしい建物を調べていくと、一つの廃屋前で何かを引きずり込んだような跡を見つけた。
「これを見てください」
「これは重いなにかを引きずった跡だな」
「廃屋に引きずり込んで、人気がなくなってからどこかに持ち去ったということでしょうか……」
智里は、昔、人をさらって雑魔の素材にしていた事例を思い出して悪寒に身を振るわせる。今回の子供達もそういう目的のために連れ去られたのだろうか。
智里はジェットブーツを使用して屋根の上に跳躍する。
「引きずっていった方向は原っぱのようですね」
双眼鏡で方向を確認すると町外れの原っぱに向かっていようだった。
「町中で子供をさらって、人目のない時間まで隠し、アジトまで運んだ。そんなところだろうな。跡の方向に行ってみよう」
カズマが言ったときだ。ふと何かの視線に気がついた。離れた場所で金髪の女が二人を見ている。
「貴様が犯人か!」
「あーあ、ハンターかぁ。みつかちゃった。ここまでか」
金髪の女は狭い路地裏をスイスイと逃げていく。
「逃がすか!」
カズマは影渡を放ち、距離を詰める。
金髪の女はバイバイ! と言ってカズマの手をかわすと逃げ去った。
原っぱは予想に反して子供達の元気な遊び声があふれていた。
「原っぱでは遊ばないようにと注意喚起がされているはずでは?」
予想外の光景にロニが困惑気味に言う。
「あれはツアンプさんですよぅ!?」
原っぱで子供達を見守っているツアンプ・シェノグ(kz0170)にハナが気がついた。
「ツアンプさん! 子供達をすぐに集めて下さいぃ、ここは最近人攫いが出るんですぅ」
現場に着いたらまずは犬に匂いを嗅がせて現場の確認を、と思っていたハナだったが子供達が無邪気に遊んでいる現状を見て子供達の安全確保が先だとツアンプに呼びかけた。
「ハナさん!? 一体どういう」
状況が分かっていないツアンプにハナはマカロンを押しつける。
「子供達ぃ、ツアンプさんがおやつを配りますよぅ! 早く戻った子から選ばせてあげますぅ」
ハナのおやつのかけ声に方々で遊んでいた子供達がワラワラと集まってくる。
こんなお菓子見たことない。と元気よくマカロンをほうばる子供達。
ハナはツアンプに全員そろっているかと確認する。ツアンプは全員そろっていますと、数えて言った。
ホッとしたハナはツアンプに町で起きている事件について説明をする。とたんにツアンプの表情が険しくなった。
「原っぱで何か変なものを見なかったか?」
子供達にロニが質問した。
一人がドレスを着た人形を見たと答えた。
「ありがとう。ここは危ない。ツアンプと一緒に避難してくれ」
ロニは子供が指さした方向に草をかき分けて踏み込んだ。事前に聞いていた行方不明になった子供達の名前を呼びながら草をかき分けて周囲を捜索する。
「草に紛れて待ち伏せする、か」
アキノも原っぱに踏み込んで草を分けて丹念に捜索する。不自然に荒らされていないか細工されているような個所がないか入念に確認していく。
草の間から昆虫が飛び出して、アキノの視界を横切った。
「こいつが人形か?」
ロニが草をかき分けて発見したものは気味の悪い人形だった。
「これは少なくとも子供をあやすものではないな」
ロニは行方不明の原因と思われる人形を観察してどういう仕組みなのか何が目的なのか探ろうとした。
スキンヘッドに口は紐で縫い合わせられていてドレスを着た不気味な人形。
「何なんだろうね。この人形」
人形を見てフォルは再び符を取り出し占術を始めた。犯人や子供の居場所が大まかにでも分かれば探しやすい。
行方不明になった子供はこの人形のせいか。ー 星をさらうは人形の勤め
子供を連れ去った先は町から原っぱの方角の延長か。ー 広き赤き荒野へ向かう
人形達を作った人は町の中に居るか。ー 魔の者は星をさらい去らんとす
フォルが占いの結果と現在の情報から吟味しようとしていたときだ。
落ちていた人形がギョロリとその目玉を動かした。飛び跳ねるように起き上がり無防備になったフォルめがけて鋭い爪を振るう。
「うわぁ!」
フォルの頬から赤い血が飛び散る。
「大丈夫か!」
ロニはフォルにフルリカバリーを唱えた。暖かい光がフォルを包みこみ傷を癒していく。
「フォルさん! 大丈夫ですか!」
ハナはフォルの悲鳴を聞いて走ってやってくる。
「ハナ君、気をつけて人形が襲ってきた!」
フォルは闘脚絆「猩々」をまとった足で飛びかかってきた人形を蹴り倒す。
三人を取り巻くように、数体の人形が草の影から現れた。鋭い爪を持った手を構えながら、ハンター達を包囲するように動く。
起き上がった人形はまたフォルを狙って爪を振り回すが、フォルはヒラリと避けた。
ロニはレクイエムを歌う。
「やはり、こいつらは歪虚な」
静かな鎮魂歌が原っぱに響きわたると人形達は動きが阻害されたのか、ぎこちない動きになった。
「傷つけさせませんよ!」
ハナは、フォルを狙う人形達の攻撃を妨害するために瑞鳥符を投げた。符から変じた輝く鳥は人形の攻撃を受け止め掻き消える。
「ありがとう!」
フォルはハナの影から躍り出ると、人形へ蹴りを叩き込む。
不利を悟ったのか、人形達が後ずさる。
「逃がしはしないぞ」
ロニはジャッジメントとを唱え、光の杭を一体の人形に打ち込んで逃げようとする行動を阻んだ。
「ハナ君!」
逃げられないと悟ったのか人形が一体ハナへと突進する。それをフォルが瑞鳥符で受け止めた。
「まとめてやっつけちゃいますよ!」
ハナは五色光符陣を一番人形がまとまっている場所に打ち込んで光で焼いた。
「これは一体……?」
仲間達の戦いの音が聞こえる中、アキノは原っぱに隠されていた大きな布袋を二つ発見していた。口が堅く結ばれていた袋をほどいて中身を確認する。
中に入っていたのは、子供だった。
「ねぇ、大丈夫かい? しっかりして」
子供達を抱え上げて体調を確認する。呼吸は弱いがあった。しかし、全身が麻痺しているのか子供達は体を動かせない様子だった。
「これは毒か何かかい?」
アキノは、草の影から現れた人形に向かって言った。アキノは明らかに人間と違うと分かる作り物めいた人形を見て敵だと判断する。
「小さい体躯の割に人知れず誘拐するとは大したもんだよ。何か特別なスキルがあるんだろう? ならばそいつを見せてもらおうか?」
アキノは子供をそっと地面に下ろし、子供から人形を引き離すように移動する。
人形は大きな針を突き出してアキノを攻撃するがスッと避けられてしまった。
アキノは機導砲で人形を牽制し、さらに子供から引き離す。
「君たちは所詮あたしのモルモットさ、悪足掻きしても無駄だよ」
子供から十分に敵を引き離したアキノは機導剣を放った。マテリアルが変換されたエネルギーは光の剣となり人形を切り裂く。
アキノは仲間達を呼んで子供達を救出した。
「どこに危険があるか分からないから、ちゃんと確認して、ね……?」
フォルは、原っぱで遊んでいたシェノグ族に反省を促した。
ツアンプは反省しているようなのであまり強くは言わないが。
そこへ町の探索を終えたカズマと智里も合流する。
布袋に詰められていた子供は二人だった。
残りの子供達を探してフォルは式符で式神を作ると原っぱの上にとばして草が倒れ引きずったような痕跡を発見する。
原っぱに残されていた引きずった跡を町の外まで追いかけたが、途中で跡が分からなくなってしまった。
残りの子供達の行方はこれ以上追うことができず何とも後味の苦い結果になってしまったが新しい犠牲者を出さず、二人だけでも救出できたことが救いだった。
星野 ハナ(ka5852)の悲鳴が町にこだました。
「行方不明か……無事でいるといいけど……」
フォル(ka6216)は人が犯人だったときにハンターとばれない方がいいと思い布で鬼の証である角を隠している。
「大人の目の届かないところでの事件……。何か子供の注意を引くようなものがあるのかもしれないな」
ロニ・カルディス(ka0551)は考え込んでいる。子供をねらう事件の裏には何が潜んでいるのだろうか。
「まさか神隠しなんてことはないだろう? 歪虚や雑魔の仕業じゃなくて何だというのかねぇ?」
龍宮 アキノ(ka6831)は子供達はなぜ消えたのか? という事象そのものに興味がある様子だった。
「行方不明、程気持ちの悪いものはねえよ」
生きているのか死んでいるのか、生死が分からない事ほど龍崎・カズマ(ka0178)の信念を揺さぶるものはなかった。
「被害が出ているのは町外れの原っぱと町中の裏路地だな」
ロニが町から提供を受けた資料を見ながら言う。
「行方不明になった現場の痕跡について、何があって何が無かったのかを確認したい。血痕や破片、落し物など何もない状態だったのか。そこから確認する必要があるだろうさ」
俺は町中の現場を確認したいとカズマが言った。
「……確かに龍崎さんの仰るとおりかもしれません。街中で誰にも気付かれず子供を攫うのは、それなりの手段が必要だと思います。その愚を犯しても攫わざるを得ない状況にあったか、その場を熟知していてその危険性を回避する方法があったか、それとも……元々人間の裏をかけるだけの能力があったか。原っぱよりも、たくさんの情報が残っている可能性があると思います」
穂積 智里(ka6819)も気になることが多いので町中を調べたいと思います。と町中の調査に立候補した。
「よし、基本方針としては原っぱと裏路地に分かれて調査を進める。カズマと智里が町中。残りの四人で原っぱを調べよう」
話合いのまとめ役のように自然となったロニが話をまとめる。
「生きているかどうかは別として、どうしたらこんなにあっさり誘拐できるのか気になってるんでねぇ」
アキノは静かに好奇心を瞳に宿らせながら言った。
「その場に在っておかしいもの、違和感のあるものが無いかを重点的に調べつつ不審な人物、あるいは子供の姿や声があればそこに向かおう。調査の結果敵対的な存在に遭遇したら交戦し無力化。子供たちの所在の手掛かりを持っていないか撃破した敵も調べよう」
ロニが言う。
「早く見つけて次に犠牲になる子が出ないように頑張る。うん」
フォルが言った。
「子供をさらった輩を見つけたら、ブッコロ、ですぅ」
拳を握りしめてハナは決意した。
原っぱを調べる前にフォルは占術を使用した。
行方不明になった子供は生きているのか。ー 緑の中に二つ星あり
行方不明になった子供が居るのは町の近くか。ー 砕けた星は魔の者と共に失せた
星とは子供のことだろうか。この結果をフォルは仲間達には黙っていることにした。
「生きていてほしいもん」
当たらぬも八卦、当たるも八卦、生死の結果は実際に確定するまで口外しない方がいいだろう。
「現場百遍ですぅ。ケンちゃん急いで手がかり探しに行きますよぅ」
ハナは原っぱで失踪した子供の持ち物を借りてペットのケンちゃんに行きましょう! と号令をかける。
「同じ場所で何人も子供が行方不明になっているってことは原っぱの近くにいるって想定で間違いねぇ」
アキノが分かっている情報から考えながら言った。
「それに人知れず何人もの子供をさらっているとすれば敵は人間と変わらぬ大きさか、より小柄でかつ潜伏スキルに優れていると推測できるねぇ」
「生きたまま11人確保し続けるってよっぽどの隠れ屋を準備しておかないと難しいと思いますぅ……嫌な予感がするんですぅ。生きていてくださいよぅ」
アキノの推理にハナも続けた。
犯人像を推理しながらも原っぱに急ぐ足は早かった。
「子供達の中に重なる点があれば、それを狙った可能性はあります。木を隠すなら森の中、と言いますから」
智里はハンターオフィスにやってきて、詳しい情報を聞く。子供達の年齢や名前を一つ一つメモしていった。
「子供達がいなくなったと思われる遊んでいた場所や時間帯はどうでしょうか?」
「夕方です。大人が見ていない路地裏や原っぱです」
「親の職種はどうでしょうか?」
職員の話では重なる点はない。遊んでいた子供達を一緒くたに連れて行ったと言うのが智里の感想だった。
「最後に身代金の話は出ていますか?」
犯人からはなんの要求もなかった。
犯人は人間ではないのかもしれないとこれまで情報を整理して智里は考える。
「ありがとうございます」
智里は礼を言うとハンターオフィスのドアをくぐった。
カズマは子供の視点じゃないと見逃していることがあるかもしれないと、子供達に話を聞きたいと町の中を巡った。
「原っぱや路地裏で何か奇妙なものを見なかったか?」
目線をあわせて子供達が答えやすいようにする。
子供達は不気味な人形を見たと答えた。
「他に数日前には見なかったけどいきなり見かけるようになったものはないか? なんでもいい」
「金髪のお姉ちゃん見たよ」
「変な匂いした」
「金髪のお姉ちゃん? 変な匂い?」
カズマは情報を整理する。人形と似た服を着た派手な女を見たという。変な匂いというのは香水の香りらしかった。
「金髪の女と奇妙な人形か。これが犯人か……」
「カズマさん」
智里がカズマに合流した。
「そっちの情報はどうだった?」
「これと言って共通点がありませんでした。ランダムに襲っているようですね」
「こっちは興味深い情報が出た」
カズマと智里はお互いの情報を交換していく。
「人形と女性が事件の鍵でしょうか」
智里は難しい顔をして考え込んだ。
「綺麗に何もないなら、無事な可能性は出てくる。対象に無用な損傷を与えない、つまり安全がある程度確保されてるって事だからな。何にしろ、それはそれで非常に厄介なんだろうが死ぬよかマシだ」
カズマは言った。
智里は町の中で行方不明になった子供の服を借りてきてペットの柴犬に匂いをたどらせようとしたが、犬は戸惑うばかりで匂いをたどることはできなかった。
カズマは、鋭敏視覚を使って周囲に視線を向けて何か手がかりがないか観察した。
「人形の目撃情報があったのはこの辺だな」
「子供達のさらわれたらしい場所もこの辺りですね」
カズマと智里はお互いの情報をすりあわせながら路地裏を捜索していく。
「一週間何も与えられていなかったら、最初にさらわれた子供達は……。早く、見つけないと」
智里の胸に焦燥感がわき上がる。
「巡回兵もいるだろうにな……」
カズマは路地裏とはいえ子供が何の目撃情報もなく消えていくのは奇妙な事だよな? と考える。調査のために兵士達も動いてはいるんだろうが、念のためだと丁寧に探していく。
「そうですね。どこに隠したんでしょうか」
智里は物置や廃屋らしい建物を調べていくと、一つの廃屋前で何かを引きずり込んだような跡を見つけた。
「これを見てください」
「これは重いなにかを引きずった跡だな」
「廃屋に引きずり込んで、人気がなくなってからどこかに持ち去ったということでしょうか……」
智里は、昔、人をさらって雑魔の素材にしていた事例を思い出して悪寒に身を振るわせる。今回の子供達もそういう目的のために連れ去られたのだろうか。
智里はジェットブーツを使用して屋根の上に跳躍する。
「引きずっていった方向は原っぱのようですね」
双眼鏡で方向を確認すると町外れの原っぱに向かっていようだった。
「町中で子供をさらって、人目のない時間まで隠し、アジトまで運んだ。そんなところだろうな。跡の方向に行ってみよう」
カズマが言ったときだ。ふと何かの視線に気がついた。離れた場所で金髪の女が二人を見ている。
「貴様が犯人か!」
「あーあ、ハンターかぁ。みつかちゃった。ここまでか」
金髪の女は狭い路地裏をスイスイと逃げていく。
「逃がすか!」
カズマは影渡を放ち、距離を詰める。
金髪の女はバイバイ! と言ってカズマの手をかわすと逃げ去った。
原っぱは予想に反して子供達の元気な遊び声があふれていた。
「原っぱでは遊ばないようにと注意喚起がされているはずでは?」
予想外の光景にロニが困惑気味に言う。
「あれはツアンプさんですよぅ!?」
原っぱで子供達を見守っているツアンプ・シェノグ(kz0170)にハナが気がついた。
「ツアンプさん! 子供達をすぐに集めて下さいぃ、ここは最近人攫いが出るんですぅ」
現場に着いたらまずは犬に匂いを嗅がせて現場の確認を、と思っていたハナだったが子供達が無邪気に遊んでいる現状を見て子供達の安全確保が先だとツアンプに呼びかけた。
「ハナさん!? 一体どういう」
状況が分かっていないツアンプにハナはマカロンを押しつける。
「子供達ぃ、ツアンプさんがおやつを配りますよぅ! 早く戻った子から選ばせてあげますぅ」
ハナのおやつのかけ声に方々で遊んでいた子供達がワラワラと集まってくる。
こんなお菓子見たことない。と元気よくマカロンをほうばる子供達。
ハナはツアンプに全員そろっているかと確認する。ツアンプは全員そろっていますと、数えて言った。
ホッとしたハナはツアンプに町で起きている事件について説明をする。とたんにツアンプの表情が険しくなった。
「原っぱで何か変なものを見なかったか?」
子供達にロニが質問した。
一人がドレスを着た人形を見たと答えた。
「ありがとう。ここは危ない。ツアンプと一緒に避難してくれ」
ロニは子供が指さした方向に草をかき分けて踏み込んだ。事前に聞いていた行方不明になった子供達の名前を呼びながら草をかき分けて周囲を捜索する。
「草に紛れて待ち伏せする、か」
アキノも原っぱに踏み込んで草を分けて丹念に捜索する。不自然に荒らされていないか細工されているような個所がないか入念に確認していく。
草の間から昆虫が飛び出して、アキノの視界を横切った。
「こいつが人形か?」
ロニが草をかき分けて発見したものは気味の悪い人形だった。
「これは少なくとも子供をあやすものではないな」
ロニは行方不明の原因と思われる人形を観察してどういう仕組みなのか何が目的なのか探ろうとした。
スキンヘッドに口は紐で縫い合わせられていてドレスを着た不気味な人形。
「何なんだろうね。この人形」
人形を見てフォルは再び符を取り出し占術を始めた。犯人や子供の居場所が大まかにでも分かれば探しやすい。
行方不明になった子供はこの人形のせいか。ー 星をさらうは人形の勤め
子供を連れ去った先は町から原っぱの方角の延長か。ー 広き赤き荒野へ向かう
人形達を作った人は町の中に居るか。ー 魔の者は星をさらい去らんとす
フォルが占いの結果と現在の情報から吟味しようとしていたときだ。
落ちていた人形がギョロリとその目玉を動かした。飛び跳ねるように起き上がり無防備になったフォルめがけて鋭い爪を振るう。
「うわぁ!」
フォルの頬から赤い血が飛び散る。
「大丈夫か!」
ロニはフォルにフルリカバリーを唱えた。暖かい光がフォルを包みこみ傷を癒していく。
「フォルさん! 大丈夫ですか!」
ハナはフォルの悲鳴を聞いて走ってやってくる。
「ハナ君、気をつけて人形が襲ってきた!」
フォルは闘脚絆「猩々」をまとった足で飛びかかってきた人形を蹴り倒す。
三人を取り巻くように、数体の人形が草の影から現れた。鋭い爪を持った手を構えながら、ハンター達を包囲するように動く。
起き上がった人形はまたフォルを狙って爪を振り回すが、フォルはヒラリと避けた。
ロニはレクイエムを歌う。
「やはり、こいつらは歪虚な」
静かな鎮魂歌が原っぱに響きわたると人形達は動きが阻害されたのか、ぎこちない動きになった。
「傷つけさせませんよ!」
ハナは、フォルを狙う人形達の攻撃を妨害するために瑞鳥符を投げた。符から変じた輝く鳥は人形の攻撃を受け止め掻き消える。
「ありがとう!」
フォルはハナの影から躍り出ると、人形へ蹴りを叩き込む。
不利を悟ったのか、人形達が後ずさる。
「逃がしはしないぞ」
ロニはジャッジメントとを唱え、光の杭を一体の人形に打ち込んで逃げようとする行動を阻んだ。
「ハナ君!」
逃げられないと悟ったのか人形が一体ハナへと突進する。それをフォルが瑞鳥符で受け止めた。
「まとめてやっつけちゃいますよ!」
ハナは五色光符陣を一番人形がまとまっている場所に打ち込んで光で焼いた。
「これは一体……?」
仲間達の戦いの音が聞こえる中、アキノは原っぱに隠されていた大きな布袋を二つ発見していた。口が堅く結ばれていた袋をほどいて中身を確認する。
中に入っていたのは、子供だった。
「ねぇ、大丈夫かい? しっかりして」
子供達を抱え上げて体調を確認する。呼吸は弱いがあった。しかし、全身が麻痺しているのか子供達は体を動かせない様子だった。
「これは毒か何かかい?」
アキノは、草の影から現れた人形に向かって言った。アキノは明らかに人間と違うと分かる作り物めいた人形を見て敵だと判断する。
「小さい体躯の割に人知れず誘拐するとは大したもんだよ。何か特別なスキルがあるんだろう? ならばそいつを見せてもらおうか?」
アキノは子供をそっと地面に下ろし、子供から人形を引き離すように移動する。
人形は大きな針を突き出してアキノを攻撃するがスッと避けられてしまった。
アキノは機導砲で人形を牽制し、さらに子供から引き離す。
「君たちは所詮あたしのモルモットさ、悪足掻きしても無駄だよ」
子供から十分に敵を引き離したアキノは機導剣を放った。マテリアルが変換されたエネルギーは光の剣となり人形を切り裂く。
アキノは仲間達を呼んで子供達を救出した。
「どこに危険があるか分からないから、ちゃんと確認して、ね……?」
フォルは、原っぱで遊んでいたシェノグ族に反省を促した。
ツアンプは反省しているようなのであまり強くは言わないが。
そこへ町の探索を終えたカズマと智里も合流する。
布袋に詰められていた子供は二人だった。
残りの子供達を探してフォルは式符で式神を作ると原っぱの上にとばして草が倒れ引きずったような痕跡を発見する。
原っぱに残されていた引きずった跡を町の外まで追いかけたが、途中で跡が分からなくなってしまった。
残りの子供達の行方はこれ以上追うことができず何とも後味の苦い結果になってしまったが新しい犠牲者を出さず、二人だけでも救出できたことが救いだった。
依頼結果
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/07/10 19:10:59 |
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今、遭いに行きます…? 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2017/07/11 22:19:26 |