ゲスト
(ka0000)
熱帯夜いやんいやん
マスター:深夜真世

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~5人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 3日
- 締切
- 2017/07/26 07:30
- 完成日
- 2017/08/09 00:40
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
「うう……」
ごろん、と寝返りを打つ髪の長いだれかさん。ハート模様の散りばめられた薄い掛け布団をはだけちゃいました。
「ううう、暑い……」
夜の闇に包まれた寝室のベッドの上、パジャマの薄衣から白い太ももを根元近くまでさらしたままでーんと大の字になったのはもちろん、熱帯夜でとにかく暑いから。
「うう、暑いよう……」
そのくせ掛け布団を両手で抱え足も絡ませ抱き枕状態になってごろごろするあたり、甘えんぼさんのようで。
ところが。
「暑い!」
それまで頑なに目は閉じたままだったのですが、ついに見開いてがばっと身を起こしました。
「ああん、暑くて眠れないよぅ~」
眠ろうとうだもだしていた南那初華(kz0135)さん、汗びっしょり。パジャマの胸元も吸い込んだ汗でへにょっとだらしなくなっています。
「あんもう、どうしよう」
んしょとパジャマを裾から持ち上げ脱いで髪の毛ばさー。片手で胸を隠しつつ脇に置いたタンクトップとショートパンツに手を伸ばします。
「こういうときはハンターやっててよかったな~、って……」
初華さん、着替えて髪をとかすとしっかり水分補給してから出掛けるのです。
「……思うのよ!」
「来るなりいきなり何を思うんですか」
ハンターオフィスに到着し受付に見知った顔を見つけると一直線に駆け寄り思いの丈をぶちまけたり。
「開いてて良かったハンターオフィス♪」
「初華さん、けんか売りに来たんですか?」
もちろん、働いている方は大変ですので言葉に配慮する必要はありますよね。
「べ、別にちゃんと仕事しに来たよう」
「……いいですけどね、初華さんみたいに熱帯夜に寝付けないからハンターオフィスを冷やかしついでに涼みに来ればいいか、みたいな人は多いですから」
そこまで言うか、な感じですが実際にハンターがまばらにいるのだから仕方ないですよね。
「ご、ごめんなさぁい」
「いいんですよ」
すっかり縮こまる初華さんに、眼鏡の受付嬢は天使のような微笑みを浮かべます。
「……私ももう少ししたら仮眠交代の時間ですから」
「ほへ?」
仮眠とるなら邪魔じゃない、な初華さん。受付嬢は力ないため息をつきます。
「この熱帯夜で眠れるわけないでしょ?」
紅茶は入れてあげるからお話相手になってね、とか。
「あ、そうそう。勤務時間の内に」
おや。
この受付嬢、何か書類を出しましたよ?
「緊急で依頼が舞い込んで公開前だけど、初華さん向きだから参加にしとくね?」
「ほへ?」
見ると、大きなお屋敷に住む人物から、「最近寝付けないのは屋敷に悪しき霊が迷い込んでいるからに違いない。追い払うか退治してくれ」との内容がありますね。
「……それ、ただ熱帯夜だからじゃないかなぁ?」
「諭したんですが聞く耳持ってくれませんでした。どうやらこれを理由に避暑地に早いバカンスに行きたいだけのようでもありましたから、『留守番を頼む』と理解して引き受けました」
「ほ、ほへ~……」
「幽霊騒ぎという理由で仕事をサボるようなので、夜は住み込みのメイドも帰らせ通いにするそうです。よろしくお願いしますね」
あ、時間と交代の係員を呼びに行く受付嬢でした。ただ、ハンターが泊まるならと一人お世話に付けることになりましたが。
そんなこんなで、一日二階建てで客室もある屋敷の夜を過ごしてくれる人、求ム。
ごろん、と寝返りを打つ髪の長いだれかさん。ハート模様の散りばめられた薄い掛け布団をはだけちゃいました。
「ううう、暑い……」
夜の闇に包まれた寝室のベッドの上、パジャマの薄衣から白い太ももを根元近くまでさらしたままでーんと大の字になったのはもちろん、熱帯夜でとにかく暑いから。
「うう、暑いよう……」
そのくせ掛け布団を両手で抱え足も絡ませ抱き枕状態になってごろごろするあたり、甘えんぼさんのようで。
ところが。
「暑い!」
それまで頑なに目は閉じたままだったのですが、ついに見開いてがばっと身を起こしました。
「ああん、暑くて眠れないよぅ~」
眠ろうとうだもだしていた南那初華(kz0135)さん、汗びっしょり。パジャマの胸元も吸い込んだ汗でへにょっとだらしなくなっています。
「あんもう、どうしよう」
んしょとパジャマを裾から持ち上げ脱いで髪の毛ばさー。片手で胸を隠しつつ脇に置いたタンクトップとショートパンツに手を伸ばします。
「こういうときはハンターやっててよかったな~、って……」
初華さん、着替えて髪をとかすとしっかり水分補給してから出掛けるのです。
「……思うのよ!」
「来るなりいきなり何を思うんですか」
ハンターオフィスに到着し受付に見知った顔を見つけると一直線に駆け寄り思いの丈をぶちまけたり。
「開いてて良かったハンターオフィス♪」
「初華さん、けんか売りに来たんですか?」
もちろん、働いている方は大変ですので言葉に配慮する必要はありますよね。
「べ、別にちゃんと仕事しに来たよう」
「……いいですけどね、初華さんみたいに熱帯夜に寝付けないからハンターオフィスを冷やかしついでに涼みに来ればいいか、みたいな人は多いですから」
そこまで言うか、な感じですが実際にハンターがまばらにいるのだから仕方ないですよね。
「ご、ごめんなさぁい」
「いいんですよ」
すっかり縮こまる初華さんに、眼鏡の受付嬢は天使のような微笑みを浮かべます。
「……私ももう少ししたら仮眠交代の時間ですから」
「ほへ?」
仮眠とるなら邪魔じゃない、な初華さん。受付嬢は力ないため息をつきます。
「この熱帯夜で眠れるわけないでしょ?」
紅茶は入れてあげるからお話相手になってね、とか。
「あ、そうそう。勤務時間の内に」
おや。
この受付嬢、何か書類を出しましたよ?
「緊急で依頼が舞い込んで公開前だけど、初華さん向きだから参加にしとくね?」
「ほへ?」
見ると、大きなお屋敷に住む人物から、「最近寝付けないのは屋敷に悪しき霊が迷い込んでいるからに違いない。追い払うか退治してくれ」との内容がありますね。
「……それ、ただ熱帯夜だからじゃないかなぁ?」
「諭したんですが聞く耳持ってくれませんでした。どうやらこれを理由に避暑地に早いバカンスに行きたいだけのようでもありましたから、『留守番を頼む』と理解して引き受けました」
「ほ、ほへ~……」
「幽霊騒ぎという理由で仕事をサボるようなので、夜は住み込みのメイドも帰らせ通いにするそうです。よろしくお願いしますね」
あ、時間と交代の係員を呼びに行く受付嬢でした。ただ、ハンターが泊まるならと一人お世話に付けることになりましたが。
そんなこんなで、一日二階建てで客室もある屋敷の夜を過ごしてくれる人、求ム。
リプレイ本文
●
「んあっ! おっきい」
今晩のお仕事のお屋敷の外観を見た南那初華(kz0135)さん、思わず後ずさりました。
夕暮れに染まる洋館は二階建てですが明らかに部屋数が多そうで、装飾などが立派です。門扉ももちろん豪華で、庭も無駄にだだっ広かったりします。
「このお屋敷でお姉ちゃんと二人きりの夜を堪能するのね~」
横でメルクーア(ka4005)さんが両手を胸の前で組み合わせお目めキラキラ。
「というわけで、ツインの部屋があれば一部屋メルと一緒に使わせてもらおう」
実姉のイレーヌ(ka1372)さんが冷静に申告します。
「いいの、お姉ちゃん!」
「これだけ広いお屋敷だ。……別々の部屋になったら迷うだろ、メル?」
大歓喜のメルクーアさんにそう言ってやれやれな感じのイレーヌさんなのです。
「なんで迷うの確定なの?」
疑問に思った初華さんが聞いてみます。
「そりゃもちろん、お姉ちゃんの部屋にお邪魔するから!」
「……夜這いと言わなかっただけマシだな」
「あー……間違えられても困るものね」
とりあえず納得な初華さんです。
この時、ぎくっとする人影がありました。
「ほへ?」
気配に気付き振り向くと、時音 ざくろ(ka1250)さんが慌てています。
「いや、ええと……」
「気にするな。その気もないのに女性の部屋に間違えて入るような者はここにはいないはずだ」
言い淀むざくろさんの後ろから、白山 菊理(ka4305)が冷たく言い放っているではありませんか。
「う、うん。いないはずだよね」
「な、なんかこっち見てない?!」
初華さんの様子に軽くががんと衝撃を受けるざくろさんです。
「はぁ……」
おや。少し離れたところで深いため息が。
「旦那様に急用が入らなければ……」
玉兎・恵(ka3940)です。
頬に掌を当てて、ほふり。定員の関係もあって独り身で参加のようです。
「はっ! ……玉兎・恵でっす。よろしくお願いしますねー」
皆の視線を集めてしまったことに気付き、明るくご挨拶。心の中ではくすんと涙してたりしますが。
「あ、私が先に依頼に入っちゃったから……」
「そんなことないですー。それはともかく張り切っていきましょー」
気にする初華さんですが、恵さんは素早く切り替えます。
「とはいえ……」
「こんなに広いとはねー」
ざくろさんとメルクーアさんが改めて屋敷を見上げます。門から入って庭を通って近付いて、さらに大きさが実感されるのです。両開きの玄関扉も立派で格式が高そうですよ。
でも、気後れしない人もいます。
「まあ、慣れればどうということはない」
菊理さんです。玄関扉に手を掛け、ぎぎぃと開けました。
「慣れてるのか?」
「父親が政治家ですので」
聞いたイレーヌさんに、あまり答えたくないように小声で返す菊理さんです。転移する前のお話のようですね。
「いらっしゃいませ。ハンターの方たちですね。お待ちしておりました」
中は吹き抜けのエントランスホールで、一人つけてくれるという約束だったメイドさんがお出迎えしてくれるのでした。
さあ、お屋敷での熱帯夜の始まりです。
●
「結構いい部屋ねん♪」
メルクーアさんが二階の客間に入り早速ツインベッドの一つに腰掛けます。ふわふわでいい感じのようで。
「眺めもいい……と。下手な旅篭なんかは顔負けだな」
イレーヌさんはカーテンを開き大きな窓から下の庭を見て言います。池に月が映っていますね。
別の一室では。
「はふ……」
シングルの客室に入った恵さんがベッドに大の字になって身を投げ出しました。とってもふかふかです。
「ゴロゴロして終わりなんて良い依頼じゃないですかー」
ごろんと横になって、にへ~。もしも旦那さんが隣にいたらほっぺを指先でつんつんしたくなるような、幸せそうな笑顔です。
……。
…………。
「暑い」
恵さん、うだっとなって起き上がりました。
「この暑い中ゴロゴロだろうが何だろうがやってらんねーです」
そこに、ノック。
「あの、恵さん? 一緒にお屋敷、一通り見て回らない?」
「そうですね」
菊理さん、ゴロゴロにも飽きていたのでついて行くことにしました。
そしてざくろさんは。
「ごっ、豪華なベットだね……」
天蓋付きで透け透けレースカーテンのある大きなベッドを目の当たりにして真っ赤になりドキドキしています。
「ここは屋敷の主の寝室だ。私たちの部屋に行くぞ」
菊理さんが冷ややかに言い放ちます。
「え……興味、ないの?」
「確かに豪華だが……私はもっと素朴な方が良い、かな」
「そ、そうだね」
背を向けた菊理さんの言い方にちょっと萌えたざくろさん、あっさり納得してついて行くのです。
で、ツインの客間に到着。
「客間でもなかなか豪華だな」
「それより……」
確認した菊理さんにざくろさんが何か言いたそうです。
「ツインで残念……といったところか?」
「そ、そんなことよりこの暑さを引き起こしてる奴が居るなら、許せないもん! 行こう菊理」
「探検好きは相変わらずだ」
とにかくざくろさんは菊理さんの手を引いて屋敷たんけ……屋敷の確認に行くのです。
で、階段を下りて一階をうろつきます。
「ここは浴室か……」
「次、行くぞ」
探しかたは、とにかく扉を開けてみること。
「それにしても暑いな」
「歩いているだけで汗だくになるよね」
「あ、よろしければいかがですか?」
ここでメイドと遭遇。手にしているワインはアルコール度が低いそうです。
「まあ、水分補給は大切だ」
「そうだね」
飲む。
これがよろしくありませんでした。
「脱水症状から幻覚を見るなどというのは避けることはできたが……」
「見て。汗腺から汗が玉になって噴き出してる」
「先に摂取したアルコールが噴き出したような感じだな」
一通り見て回って異常なしを確認し部屋に戻ったのですが、すでに二人とも汗びっしょりです。
ここでざくろさん、ひらめきました。というか、赤くなってドキドキしてます。一体何言い出すのでしょうか?
「菊理、汗流してさっぱりしてこない?」
……口にはしてないですが、明らかに「一緒に」と言ってますね。
「流石にこのままでは寝れないな……」
おっと、OK。ざくろさんの表情がぱあっと明るくなってます。
●
時は遡り、恵さんと初華さん。
「なんかダブルの部屋を使うのが二組とか、これはさらに暑くなりそーですねー」
スリッパでぽふぽふ歩きつつ恵さんがそんな話題を。
「ツ、ツインだから暑くはならない……ハズだよぅ……」
「あら。ツインなら一つ一つのベッドはシングルサイズだから一つは使わず狭い場所でさらに暑く……」
「恵さん、何言ってるのーっ」
薄手のひらっとしたパジャマを着た女子二人が並んで、きゃいきゃい。まあ確かに幽霊歪虚のいる可能性はゼロに近いので別にいいのですが。
「深夜さん。そう言えば誰かお付き合いしてる人とかいないんですか?」
「ほへ!? わ、私はそんな人いないよぅ」
「たまに甘えたくはなりませんか?」
恵さん、肘でつんつん。
「そ、そんなこと……あ。それよりちゃんと異変がないか確認しないとね!」
初華さん、逃げました。
適当に開けた扉は……。
「あれ? 誰かいる?」
「でも脱衣籠には何もありませんね」
ここは浴室前の更衣室。恵さんが周囲に視線を走らせますが、着替えが全くないのです。
それでいて誰かが湯浴みをしている気配。隠れているつもりか、声を押さえているような気配があります。
「これはおかしいですねー」
「まさかお風呂に幽霊歪虚? ちょっと開けてみるね」
初華さん、浴室の扉をばーんと全開にしました。
そこにいたのはっ!
「え?」
全裸のざくろさんが、髪をアップにまとめて白い背中を丸めて差し出して座る菊理さんに覆いかぶさろうる形で固まっていました。二人とも裸で全身泡まみれです。
「こっ、これは菊理の背中を流そうと……」
「明らかに手を胸に回そうとしてますねー」
ざくろさんの言い訳に恵さんが状況をしっかりと解説します。
「覗きだな」
「いやだって、服が脱衣カゴにないから幽霊歪虚かと……」
菊理さんに指摘され慌てる初華さん。
「服がない?」
「洗濯に回しました。朝には乾きますので、こちらをお召しください」
ここでメイドさん登場。気を利かしてくれたようです。
「ふぅ」
ぺたぺたと引き上げる初華さんと恵さん。とにかく、お風呂幽霊歪虚の正体はざくろさんと菊理さんでした。
「初華さん、赤くなってますねー」
「そ、そりゃあんなの見せられたら……って、恵さんはああいうの慣れてるの?」
「私?」
聞かれた恵さん、ぺたっと立ち止まります。
そして幸せそうな笑顔を見せるのです。
「私は帰ってから甘えまくる予定なので」
にこー。
初華さん、この様子を見て目を丸くしたり赤くなったりなのでした。
菊理さんの期待していた恋バナは、この娘っ子からは出てこないようで。
●
こちらはイレーヌさん。
「サイドテーブルはあるな? ナイフと簡単な食器もある。さすがだな」
「何してるの、お姉ちゃん?」
「せっかくだ。今晩はメルとのんびりしようと思ってな」
聞いたメルクーアさんに微笑するイレーヌさん。どうやら食材を持参したようで、スライスチーズをのせたクラッカーを皿の上に並べ、ナッツをその横に。
「お姉ちゃーん!」
感激したメルクーアさんが抱き着こうとしますが、逆に背後を取ってこめかみぐりぐり。
「早々に暑苦しくされたらこの先持たん」
「いたた……あ、そう言えば湯浴みできるって!」
これがお姉ちゃんの愛なのね~な感じになりかけますが、それより下心ウフフなものがあるのでそっちに話を振るメルクーアさん。
「もう少し後でいいだろう。それより、酒がこれだけしかないんだよな」
イレーヌさん、携帯ボトル分しか持ってきてないようで。
「それなら幽霊歪虚に活躍してもらえばいいじゃない!」
おっと。メルクーアさんがひらめいたようで、イレーヌさんを連れて部屋を出ましたよ。
ついて行ってみましょう。
「あ、メイドさーん!」
浴室を後にしたメイドさんを発見したメルクーアさん。早速呼び止めて駆け寄ります。
「何でしょう?」
「幽霊歪虚がいるって調査依頼が出たけど、本当の裏事情は知ってるわよね?」
「はい。何もないですが、何かあるような依頼報告書があればなお良いそうです」
「いい手があるのよ~」
メルクーアさん、いたずらそうな顔をしてひそひそ話っぽくメイドさんに身を寄せます。
「本当に歪虚がいる、などは困りますよ?」
風評被害が懸念されますから、と手厳しい感じ。
「大丈夫大丈夫。その代り、地下のワインセラーにちょっと被害が出るかな~?」
で、メイドさんと地下室のワイン倉庫に。
「さて、皆さん」
メルクーアさんが、断崖絶壁に容疑者と関係者を集めた名探偵のような口調で始めます。
「一連の騒ぎは、以下のような流れで発生したようです」
『調査の結果、地下のワインセラーのワインの栓が抜けてワインが溢れてました。
発酵が不十分なワインが紛れ込んでいて、ビン内で発酵してガス圧で栓が抜けたのでしょう。
その匂いに集まって来た大量の虫でワインセラーは溢れ返っていましたが、夜にその大量の虫の這いまわる音が壁を伝って不気味に聞こえてきました。
熱帯夜の寝苦しさと合わせ、幽霊がいるような気配や騒ぎに感じられたのが真相です』
さて、メイドさんの判定は……。
「採用!」
「やったー!」
飛び上がるメルクーアさんの横で、何やらイレーヌさんが動き出しましたよ。
「それらしくする為に、ワイン倉庫の床にワイン染みが無ければ軽く付けておくか」
「このあたりにお願いします」
「ワインも処分しておいたことにしたいな、と……」
「はい。折角ですから、旦那様に怒られない中で一番いいワインをどうぞ」
「話せるメイドで助かるな」
イレーヌさん、渡されたワインのラベルを見てにやり。どうやらいいワインのようで。
そんなこんなで部屋に戻り、かんぱ~い♪
「メル、後でサッパリするように身体も洗ってやるぞ」
「本当、お姉ちゃん!」
後で洗いながら身体を弄っられさんざんもてあそばれることになりそうですね。メルクーアさんの小さな身体が白魚のように跳ねること請け合いなのです。
●
とりあえず、これで依頼は一件落着になる予定なのですが……。
熱帯夜は続きます。とっても暑苦しいです。
「さっぱりした……」
「そうだな」
寝巻に着替えすがすがしい表情をしてベッドに座るざくろさんを背後に、菊理さんは乾かした髪を振りほどき振り返ります。
「菊理?」
問うざくろさんですが、菊理さんは特に答えず一歩ずつ近寄ってきます黒のタンクトップにホットパンツ姿で、月明かりに白い太腿とすらりとした足、くねる腰などが照らされ強調されます。
「その……」
「ふふ……このままだと、朝まで眠れないかもしれないな」
菊理さん、そのままざくろさんに抱き着き……どちらからともなくベッドにごろん。
そのままいけないことに……。
「あっ!」
突然菊理さん、声を上げて身をくねらせました。
「ごめん。そこ、弱かった?」
どうやらざくろさんの手がくすぐったような形で当たったようです。
「ほう、ならば……」
「あ、ちょっと!」
今度はざくろさんが声を上げて身をよじらせます。
「よーし、こうなったら……」
「この機に弱いところをすべて探ってやるぞ」
何やらベッドでゴロンしたままバトルが勃発したようですね。
でも、とっても仲良しさんなのです。
そして、恵さん。
「いつも横にいるのが自然になってましたね……」
孤独にベッドに腰掛け、しみじみと。
(出会ってメイドになってお付き合いして結婚して……)
はふぅ、とうつむきため息が出ます。
「一人で寝るのってほんと久しぶり」
ちょっとあの人がいないだけで、相当参っているようです。
「あ!」
おや、それでも顔を上げましたよ。
「……」
あらら。
顔を赤くしたと思ったら両手で隠していやんいやん。
なんだかそんな自分が嬉しかったり恥ずかしかったりするようですね。胸元とか見ると、どうやら火照ってきてるようで。
「寝るのはあきらめましょうか。ホットミルクでも作って……」
初華さんをいじめましょう、とか。
それはともかく、帰ったら恵さん、ご主人様に後ろから抱き着いたりぎゅーってしたり「周りは洗いっこしたり一つのベッドで寝てたりで熱々だったんですー」とか耳元で囁いておねだりしたりとか、きっとすごいことになるに違いないのです。
●
で、翌朝。
「……皆さん、どうされました?」
「原因究明に全精力を注いだ、ということにしておいてください~」
全員寝不足でへろへろなのを見たメイドさんに、初華さんは言い訳するのでした。
「んあっ! おっきい」
今晩のお仕事のお屋敷の外観を見た南那初華(kz0135)さん、思わず後ずさりました。
夕暮れに染まる洋館は二階建てですが明らかに部屋数が多そうで、装飾などが立派です。門扉ももちろん豪華で、庭も無駄にだだっ広かったりします。
「このお屋敷でお姉ちゃんと二人きりの夜を堪能するのね~」
横でメルクーア(ka4005)さんが両手を胸の前で組み合わせお目めキラキラ。
「というわけで、ツインの部屋があれば一部屋メルと一緒に使わせてもらおう」
実姉のイレーヌ(ka1372)さんが冷静に申告します。
「いいの、お姉ちゃん!」
「これだけ広いお屋敷だ。……別々の部屋になったら迷うだろ、メル?」
大歓喜のメルクーアさんにそう言ってやれやれな感じのイレーヌさんなのです。
「なんで迷うの確定なの?」
疑問に思った初華さんが聞いてみます。
「そりゃもちろん、お姉ちゃんの部屋にお邪魔するから!」
「……夜這いと言わなかっただけマシだな」
「あー……間違えられても困るものね」
とりあえず納得な初華さんです。
この時、ぎくっとする人影がありました。
「ほへ?」
気配に気付き振り向くと、時音 ざくろ(ka1250)さんが慌てています。
「いや、ええと……」
「気にするな。その気もないのに女性の部屋に間違えて入るような者はここにはいないはずだ」
言い淀むざくろさんの後ろから、白山 菊理(ka4305)が冷たく言い放っているではありませんか。
「う、うん。いないはずだよね」
「な、なんかこっち見てない?!」
初華さんの様子に軽くががんと衝撃を受けるざくろさんです。
「はぁ……」
おや。少し離れたところで深いため息が。
「旦那様に急用が入らなければ……」
玉兎・恵(ka3940)です。
頬に掌を当てて、ほふり。定員の関係もあって独り身で参加のようです。
「はっ! ……玉兎・恵でっす。よろしくお願いしますねー」
皆の視線を集めてしまったことに気付き、明るくご挨拶。心の中ではくすんと涙してたりしますが。
「あ、私が先に依頼に入っちゃったから……」
「そんなことないですー。それはともかく張り切っていきましょー」
気にする初華さんですが、恵さんは素早く切り替えます。
「とはいえ……」
「こんなに広いとはねー」
ざくろさんとメルクーアさんが改めて屋敷を見上げます。門から入って庭を通って近付いて、さらに大きさが実感されるのです。両開きの玄関扉も立派で格式が高そうですよ。
でも、気後れしない人もいます。
「まあ、慣れればどうということはない」
菊理さんです。玄関扉に手を掛け、ぎぎぃと開けました。
「慣れてるのか?」
「父親が政治家ですので」
聞いたイレーヌさんに、あまり答えたくないように小声で返す菊理さんです。転移する前のお話のようですね。
「いらっしゃいませ。ハンターの方たちですね。お待ちしておりました」
中は吹き抜けのエントランスホールで、一人つけてくれるという約束だったメイドさんがお出迎えしてくれるのでした。
さあ、お屋敷での熱帯夜の始まりです。
●
「結構いい部屋ねん♪」
メルクーアさんが二階の客間に入り早速ツインベッドの一つに腰掛けます。ふわふわでいい感じのようで。
「眺めもいい……と。下手な旅篭なんかは顔負けだな」
イレーヌさんはカーテンを開き大きな窓から下の庭を見て言います。池に月が映っていますね。
別の一室では。
「はふ……」
シングルの客室に入った恵さんがベッドに大の字になって身を投げ出しました。とってもふかふかです。
「ゴロゴロして終わりなんて良い依頼じゃないですかー」
ごろんと横になって、にへ~。もしも旦那さんが隣にいたらほっぺを指先でつんつんしたくなるような、幸せそうな笑顔です。
……。
…………。
「暑い」
恵さん、うだっとなって起き上がりました。
「この暑い中ゴロゴロだろうが何だろうがやってらんねーです」
そこに、ノック。
「あの、恵さん? 一緒にお屋敷、一通り見て回らない?」
「そうですね」
菊理さん、ゴロゴロにも飽きていたのでついて行くことにしました。
そしてざくろさんは。
「ごっ、豪華なベットだね……」
天蓋付きで透け透けレースカーテンのある大きなベッドを目の当たりにして真っ赤になりドキドキしています。
「ここは屋敷の主の寝室だ。私たちの部屋に行くぞ」
菊理さんが冷ややかに言い放ちます。
「え……興味、ないの?」
「確かに豪華だが……私はもっと素朴な方が良い、かな」
「そ、そうだね」
背を向けた菊理さんの言い方にちょっと萌えたざくろさん、あっさり納得してついて行くのです。
で、ツインの客間に到着。
「客間でもなかなか豪華だな」
「それより……」
確認した菊理さんにざくろさんが何か言いたそうです。
「ツインで残念……といったところか?」
「そ、そんなことよりこの暑さを引き起こしてる奴が居るなら、許せないもん! 行こう菊理」
「探検好きは相変わらずだ」
とにかくざくろさんは菊理さんの手を引いて屋敷たんけ……屋敷の確認に行くのです。
で、階段を下りて一階をうろつきます。
「ここは浴室か……」
「次、行くぞ」
探しかたは、とにかく扉を開けてみること。
「それにしても暑いな」
「歩いているだけで汗だくになるよね」
「あ、よろしければいかがですか?」
ここでメイドと遭遇。手にしているワインはアルコール度が低いそうです。
「まあ、水分補給は大切だ」
「そうだね」
飲む。
これがよろしくありませんでした。
「脱水症状から幻覚を見るなどというのは避けることはできたが……」
「見て。汗腺から汗が玉になって噴き出してる」
「先に摂取したアルコールが噴き出したような感じだな」
一通り見て回って異常なしを確認し部屋に戻ったのですが、すでに二人とも汗びっしょりです。
ここでざくろさん、ひらめきました。というか、赤くなってドキドキしてます。一体何言い出すのでしょうか?
「菊理、汗流してさっぱりしてこない?」
……口にはしてないですが、明らかに「一緒に」と言ってますね。
「流石にこのままでは寝れないな……」
おっと、OK。ざくろさんの表情がぱあっと明るくなってます。
●
時は遡り、恵さんと初華さん。
「なんかダブルの部屋を使うのが二組とか、これはさらに暑くなりそーですねー」
スリッパでぽふぽふ歩きつつ恵さんがそんな話題を。
「ツ、ツインだから暑くはならない……ハズだよぅ……」
「あら。ツインなら一つ一つのベッドはシングルサイズだから一つは使わず狭い場所でさらに暑く……」
「恵さん、何言ってるのーっ」
薄手のひらっとしたパジャマを着た女子二人が並んで、きゃいきゃい。まあ確かに幽霊歪虚のいる可能性はゼロに近いので別にいいのですが。
「深夜さん。そう言えば誰かお付き合いしてる人とかいないんですか?」
「ほへ!? わ、私はそんな人いないよぅ」
「たまに甘えたくはなりませんか?」
恵さん、肘でつんつん。
「そ、そんなこと……あ。それよりちゃんと異変がないか確認しないとね!」
初華さん、逃げました。
適当に開けた扉は……。
「あれ? 誰かいる?」
「でも脱衣籠には何もありませんね」
ここは浴室前の更衣室。恵さんが周囲に視線を走らせますが、着替えが全くないのです。
それでいて誰かが湯浴みをしている気配。隠れているつもりか、声を押さえているような気配があります。
「これはおかしいですねー」
「まさかお風呂に幽霊歪虚? ちょっと開けてみるね」
初華さん、浴室の扉をばーんと全開にしました。
そこにいたのはっ!
「え?」
全裸のざくろさんが、髪をアップにまとめて白い背中を丸めて差し出して座る菊理さんに覆いかぶさろうる形で固まっていました。二人とも裸で全身泡まみれです。
「こっ、これは菊理の背中を流そうと……」
「明らかに手を胸に回そうとしてますねー」
ざくろさんの言い訳に恵さんが状況をしっかりと解説します。
「覗きだな」
「いやだって、服が脱衣カゴにないから幽霊歪虚かと……」
菊理さんに指摘され慌てる初華さん。
「服がない?」
「洗濯に回しました。朝には乾きますので、こちらをお召しください」
ここでメイドさん登場。気を利かしてくれたようです。
「ふぅ」
ぺたぺたと引き上げる初華さんと恵さん。とにかく、お風呂幽霊歪虚の正体はざくろさんと菊理さんでした。
「初華さん、赤くなってますねー」
「そ、そりゃあんなの見せられたら……って、恵さんはああいうの慣れてるの?」
「私?」
聞かれた恵さん、ぺたっと立ち止まります。
そして幸せそうな笑顔を見せるのです。
「私は帰ってから甘えまくる予定なので」
にこー。
初華さん、この様子を見て目を丸くしたり赤くなったりなのでした。
菊理さんの期待していた恋バナは、この娘っ子からは出てこないようで。
●
こちらはイレーヌさん。
「サイドテーブルはあるな? ナイフと簡単な食器もある。さすがだな」
「何してるの、お姉ちゃん?」
「せっかくだ。今晩はメルとのんびりしようと思ってな」
聞いたメルクーアさんに微笑するイレーヌさん。どうやら食材を持参したようで、スライスチーズをのせたクラッカーを皿の上に並べ、ナッツをその横に。
「お姉ちゃーん!」
感激したメルクーアさんが抱き着こうとしますが、逆に背後を取ってこめかみぐりぐり。
「早々に暑苦しくされたらこの先持たん」
「いたた……あ、そう言えば湯浴みできるって!」
これがお姉ちゃんの愛なのね~な感じになりかけますが、それより下心ウフフなものがあるのでそっちに話を振るメルクーアさん。
「もう少し後でいいだろう。それより、酒がこれだけしかないんだよな」
イレーヌさん、携帯ボトル分しか持ってきてないようで。
「それなら幽霊歪虚に活躍してもらえばいいじゃない!」
おっと。メルクーアさんがひらめいたようで、イレーヌさんを連れて部屋を出ましたよ。
ついて行ってみましょう。
「あ、メイドさーん!」
浴室を後にしたメイドさんを発見したメルクーアさん。早速呼び止めて駆け寄ります。
「何でしょう?」
「幽霊歪虚がいるって調査依頼が出たけど、本当の裏事情は知ってるわよね?」
「はい。何もないですが、何かあるような依頼報告書があればなお良いそうです」
「いい手があるのよ~」
メルクーアさん、いたずらそうな顔をしてひそひそ話っぽくメイドさんに身を寄せます。
「本当に歪虚がいる、などは困りますよ?」
風評被害が懸念されますから、と手厳しい感じ。
「大丈夫大丈夫。その代り、地下のワインセラーにちょっと被害が出るかな~?」
で、メイドさんと地下室のワイン倉庫に。
「さて、皆さん」
メルクーアさんが、断崖絶壁に容疑者と関係者を集めた名探偵のような口調で始めます。
「一連の騒ぎは、以下のような流れで発生したようです」
『調査の結果、地下のワインセラーのワインの栓が抜けてワインが溢れてました。
発酵が不十分なワインが紛れ込んでいて、ビン内で発酵してガス圧で栓が抜けたのでしょう。
その匂いに集まって来た大量の虫でワインセラーは溢れ返っていましたが、夜にその大量の虫の這いまわる音が壁を伝って不気味に聞こえてきました。
熱帯夜の寝苦しさと合わせ、幽霊がいるような気配や騒ぎに感じられたのが真相です』
さて、メイドさんの判定は……。
「採用!」
「やったー!」
飛び上がるメルクーアさんの横で、何やらイレーヌさんが動き出しましたよ。
「それらしくする為に、ワイン倉庫の床にワイン染みが無ければ軽く付けておくか」
「このあたりにお願いします」
「ワインも処分しておいたことにしたいな、と……」
「はい。折角ですから、旦那様に怒られない中で一番いいワインをどうぞ」
「話せるメイドで助かるな」
イレーヌさん、渡されたワインのラベルを見てにやり。どうやらいいワインのようで。
そんなこんなで部屋に戻り、かんぱ~い♪
「メル、後でサッパリするように身体も洗ってやるぞ」
「本当、お姉ちゃん!」
後で洗いながら身体を弄っられさんざんもてあそばれることになりそうですね。メルクーアさんの小さな身体が白魚のように跳ねること請け合いなのです。
●
とりあえず、これで依頼は一件落着になる予定なのですが……。
熱帯夜は続きます。とっても暑苦しいです。
「さっぱりした……」
「そうだな」
寝巻に着替えすがすがしい表情をしてベッドに座るざくろさんを背後に、菊理さんは乾かした髪を振りほどき振り返ります。
「菊理?」
問うざくろさんですが、菊理さんは特に答えず一歩ずつ近寄ってきます黒のタンクトップにホットパンツ姿で、月明かりに白い太腿とすらりとした足、くねる腰などが照らされ強調されます。
「その……」
「ふふ……このままだと、朝まで眠れないかもしれないな」
菊理さん、そのままざくろさんに抱き着き……どちらからともなくベッドにごろん。
そのままいけないことに……。
「あっ!」
突然菊理さん、声を上げて身をくねらせました。
「ごめん。そこ、弱かった?」
どうやらざくろさんの手がくすぐったような形で当たったようです。
「ほう、ならば……」
「あ、ちょっと!」
今度はざくろさんが声を上げて身をよじらせます。
「よーし、こうなったら……」
「この機に弱いところをすべて探ってやるぞ」
何やらベッドでゴロンしたままバトルが勃発したようですね。
でも、とっても仲良しさんなのです。
そして、恵さん。
「いつも横にいるのが自然になってましたね……」
孤独にベッドに腰掛け、しみじみと。
(出会ってメイドになってお付き合いして結婚して……)
はふぅ、とうつむきため息が出ます。
「一人で寝るのってほんと久しぶり」
ちょっとあの人がいないだけで、相当参っているようです。
「あ!」
おや、それでも顔を上げましたよ。
「……」
あらら。
顔を赤くしたと思ったら両手で隠していやんいやん。
なんだかそんな自分が嬉しかったり恥ずかしかったりするようですね。胸元とか見ると、どうやら火照ってきてるようで。
「寝るのはあきらめましょうか。ホットミルクでも作って……」
初華さんをいじめましょう、とか。
それはともかく、帰ったら恵さん、ご主人様に後ろから抱き着いたりぎゅーってしたり「周りは洗いっこしたり一つのベッドで寝てたりで熱々だったんですー」とか耳元で囁いておねだりしたりとか、きっとすごいことになるに違いないのです。
●
で、翌朝。
「……皆さん、どうされました?」
「原因究明に全精力を注いだ、ということにしておいてください~」
全員寝不足でへろへろなのを見たメイドさんに、初華さんは言い訳するのでした。
依頼結果
依頼成功度 | 大成功 |
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面白かった! | 5人 |
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MVP一覧
- Pクレープ店員
メルクーア(ka4005)
重体一覧
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 メルクーア(ka4005) ドワーフ|10才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/07/25 22:09:59 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/07/24 22:33:52 |