ゲスト
(ka0000)
秋の日の仮装お茶会、ユニットを添えて
マスター:四月朔日さくら

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~10人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/10/23 22:00
- 完成日
- 2017/10/31 06:16
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●
「ありがとうございましたー!」
リゼリオのブックカフェ『シエル』に、今日も明るい声がこだまする。
先だってのリノベーション計画によって、客足もそれなりに増え、店長のエリスとしては万々歳、という感じだ。とくに様々な出身や種族のニーズに対応した本のラインナップやちょっとした気配りがハンターたちにも伝わり、それを聞きつけてハンターたちの冒険譚を聞きたがるリゼリオっ子たちもやってきて……という、よい兆候が見えている。
そんなある日のことだった。
「あの。こちらは幻獣と一緒にお茶を楽しんだりはできますか?」
ある秋の昼下がり。まだ駆け出しのハンターらしき眼鏡の青年が、そう言ってエリスに尋ねてきたのだ。
幻獣。……と一口で言っても、色々な種類がいるのはクリムゾンウェストの住人なら誰もが知っている。とくに最近はハンターが幻獣をパートナーユニットとして側に置くケースも増えたせいだろう、以前ならそうそう見掛けることもなかった幻獣たちを見掛けることも多くなった。
エリスはハンターではない。だから幻獣を間近で見る機会はそうそうないのだが、そう言われるとたしかにリアルブルーではペット同伴可能なカフェなども都市部にはたしかに存在している。もしかするとこの青年は、そういうことを考えているのだろうか?
「……そうですね。ちょっと考えてみます」
エリスはにっこりと微笑んで頷いてみせた。
それから数日後、「シエル」のポスターがひっそりとソサエティに貼られることになる。
「ハロウィンも誓い今日この頃、皆さんの素敵なパートナーユニットと一緒に、お茶を飲む一時をいかがですか?」
「ありがとうございましたー!」
リゼリオのブックカフェ『シエル』に、今日も明るい声がこだまする。
先だってのリノベーション計画によって、客足もそれなりに増え、店長のエリスとしては万々歳、という感じだ。とくに様々な出身や種族のニーズに対応した本のラインナップやちょっとした気配りがハンターたちにも伝わり、それを聞きつけてハンターたちの冒険譚を聞きたがるリゼリオっ子たちもやってきて……という、よい兆候が見えている。
そんなある日のことだった。
「あの。こちらは幻獣と一緒にお茶を楽しんだりはできますか?」
ある秋の昼下がり。まだ駆け出しのハンターらしき眼鏡の青年が、そう言ってエリスに尋ねてきたのだ。
幻獣。……と一口で言っても、色々な種類がいるのはクリムゾンウェストの住人なら誰もが知っている。とくに最近はハンターが幻獣をパートナーユニットとして側に置くケースも増えたせいだろう、以前ならそうそう見掛けることもなかった幻獣たちを見掛けることも多くなった。
エリスはハンターではない。だから幻獣を間近で見る機会はそうそうないのだが、そう言われるとたしかにリアルブルーではペット同伴可能なカフェなども都市部にはたしかに存在している。もしかするとこの青年は、そういうことを考えているのだろうか?
「……そうですね。ちょっと考えてみます」
エリスはにっこりと微笑んで頷いてみせた。
それから数日後、「シエル」のポスターがひっそりとソサエティに貼られることになる。
「ハロウィンも誓い今日この頃、皆さんの素敵なパートナーユニットと一緒に、お茶を飲む一時をいかがですか?」
リプレイ本文
●
よく晴れた十月の昼下がり――
リゼリオの一角にある小さな広場。普段はここで子どもたちがわいわいと遊んだり、そういうありがちな原っぱなのだが、今日は少しばかり趣が違う。
近くのブックカフェ『シエル』が、出張してきているのだ。
目的は、広義の人間以外の存在――つまり幻獣などとの交流の出来る、そんな一日限定の野外カフェ。リアルブルーではおなじみのイベントの一つであるハロウィンに近いこともあって、仮装OKというなんとも楽しくなりそうなイベントなのだが――
「トラオムと一緒にお茶にお呼ばれなんて、楽しみ! 普通だったら、こういうお茶会とかは、私しかいけないもんね」
そういいながらワクワクと、ユグディラのトラオムといっしょに仕度をしてやってきたのは夢路 まよい(ka1328)。
リアルブルー出身の彼女にしてみれば、テンションもあがる。もっとも、彼の地の世俗にあまり詳しくなかったので、初体験のことも多く、ドキドキだ。
「でも、そのハロウィン? って、普段と格好を変えれば、お菓子を貰えるんだよね、確か? なんて素敵! お菓子のためなら、どんな格好だってしちゃうよ!」
知識は心許ないが、それを上回る好奇心が彼女を突き動かすのだ。
だから今日の彼女の服装は、トラオムとお揃い。一種のペアルック、という感じだろうか。
頭には彼女の髪の色に合わせた青灰色の猫耳カチューシャ。
緑色の帽子を猫耳の間にちょんとのせるように被り、そして同じく緑色のチョッキを羽織る。それだけでもなんだかいつもと違う自分になったみたいで、まよいは上機嫌だ。
それに対しトラオムのほうはというと、『そんな格好をしてどうしたの?』と言わんばかりに黄金色の瞳を丸く見開き、時折瞬きをしている。そんな風に驚きの表情を見せるトラオムもまた愛らしく、まよいは嬉しそうにトラオムのふさふさの身体をぎゅうっと抱きしめた。
「そろそろ皆集まる頃よねぇ……楽しみだわ」
『シエル』の女主人であるエリスは、ガーデンパーティの準備を済ませてにこやかに微笑んでいる。広場の中心近くにガーデンテーブルを設置し、そこにオレンジと黒をあしらわれたテーブルクロス。
テーブルの上にはパンプキンパイやスイートポテト、アップルタルトなどが置かれ、シナモンチャイやホットコーヒーといった温かい飲み物も存分に配置されている。こういったイベントは物珍しいのだろうか、街を行く人々も不思議そうに視線を向けたりもしているし、ある意味作戦は成功と言えるだろう。
「ハロウィンにガーデンパーティって言うのも、なかなかオツなものよね」
エリスはリアルブルーにいた頃の、幼い日を思い出す。
Trick or Treat――
今日は彼女もちょっぴり仮装して、クラシカルなメイド服に身を包んでいる。
今日の主役はハンターと、ハンターの片腕でありながらなかなかハンターと外食したりパーティに参加したり、そう言う機会の少ないユニットたち。
そう、だれもが楽しめる、そんなハロウィンのガーデンパーティ!
●
「こんにちはー!」
まよいとトラオムのコンビが一番はじめにやってきて、ぺこりとエリスに挨拶をする。まよいはテーブルの上にどんっと置かれたパンプキンパイを見て嬉しそうに微笑んだ。女性は得てして甘いものが大好きなのである。
「いらっしゃい。かわいい猫さん二人、今日は日頃の戦いもいったん忘れて楽しんでね?」
そうエリスが微笑みかけると、瞳をキラキラと輝かせたまままよいが頷いてみせる。
「でも、ハロウィンって、かぼちゃのお菓子が多いのかな?甘くてほくほくで、美味しいよね~♪」
心はお菓子に夢中のようだ。
「ええ。ハロウィンの代表的な飾りに、ジャック・オ・ランタンというのがあって……それもあるのかな、ハロウィンとかぼちゃはなんとなく切り離せない関係ね」
と、そこにそろり、と現れたのは、
――おばけクルミのかぶり物をしたミオレスカ(ka3496)である。
脇にいるのはユキウサギのジータ、茶色い毛並みにおばけクルミのかぶり物はよく似合っている。ジータはくるみが好きだと言うことで、とくに嬉しそうに見えるのは気のせいだろうか。まあそれだけではなく、ミオレスカと一緒に出かけることができるというのもジータにとってはとても嬉しいことなのだろう、もともと元気に駆け回るタイプのジータがいつもより余計に飛び跳ねているというわけなのだった。
「ほらほらジータ、今からそんなにはしゃいでいると、お茶会の前に疲れてしまいますよ」
ミオレスカに指摘されても嬉しそうなジータ。かぶり物についた飾りが飛び跳ねて、賑やかな音を鳴らしている。そんな様子を見ると、周囲の面々もつい顔をほころばせてしまうのだが。楽しそうに振る舞っているものを眺めるのは、それがひとでも動物でも幻獣でも、見てて心が和むものである。
「あ、どうも。最近過密スケジュール気味なので、たまにはのんびりしたいと思いまして……」
そこへやってきたのはイェジドのレグルスを連れた今回の黒一点、鞍馬 真(ka5819)。とはいえどちらかというと中性的な雰囲気の彼は、顔の造作はむしろ可愛い部類である。
たしかにここのところ各地で起こるきな臭い動きは多く、ハンターたちは息をつく間もなく戦いに身を投じる日々。たまにはこんなのんびりした時間を過ごしたいと思うのも、納得がいく話だ。
じっさい、もとの性格がマイペースな真もだいぶ疲れが溜っているせいか、何処かふわふわとした言動に見える。パートナーユニットのレグルスもそんな真を思いやってか身体を寄り添わせ、真のペースに合わせてくれているようだ。こういう様子を見ると、やはり相棒と呼べるべき存在の大きさというのが伝わってくる。
「あら、だいぶお疲れ気味なのね?今日はゆっくりして下さいな」
エリスが言うと、真はこくっと頷いて見せた。そして用意されていた椅子にどっかと座り込み、一息つく。
ちなみに真とレグルスの格好は、と言えば、海賊をイメージしたであろう服装だ。真はバンダナに眼帯、そしてマントを羽織り、宝石つきのショートソードを腰に携えている。レグルスの方は帽子と外套をそれらしく身につけ、ちょっとアウトローさを演出しているようだ。真はもとがリアルブルー出身と言うこともあり、彼の地でのハロウィンの様子をおぼろげでも知っているのか覚えているのか、こういう所はけっこう本格的だ。
「海賊さんですか? 面白いチョイスですけど、どうしてまた……?」
ミオレスカが尋ねると、
「……いや、完全にフィーリング、かな」
そう答える状態。何処か寝ぼけたようなとろんとした声が、彼の疲労を暗に示していた。
●
「ジータ、落ち着いて食べて下さいよ」
はしゃぎがちな相棒に釘を刺してから、シエル特製パンプキンパイを受け取るミオレスカ。
「ほら、慌てなくても食べものは逃げないんですから」
そう言ってやりつつも、ジータがうずうずとしているのは一目瞭然。余程嬉しいのだろう。
「でも本当、疲れて癒しを求めるのも、わかる気がするわ。ここのところは特に忙しかったものね」
まよいが横でトラオムと一緒に頷いてみせる。真は椅子に座ったまま、小さく笑いを浮かべ、
「そうだね……とくにここのところの戦いは短い時間の間に随分規模が大きくて厄介な戦いが多かったから、私もすっかり疲れてて。慌ただしくて忘れがちだったけれど、そうか、もうすっかり秋なんだなぁ……」
はらはらと色づいて落ちていく木の葉に目をやり、そんなことをぼんやり呟く真。渡されたリンゴのタルトを口に運ぶと、甘さが口の中でふわっと広がり、
(疲れた時にはやっぱり甘いものだな……)
なんて、しみじみと感じたり。過密スケジュールのために忘れかけていたものを、少しずつ取り戻していくような感覚が、真の五臓六腑に、そして心に広がっていく。レグルスも真の気持ちを汲んだのか、もふもふの毛皮を自ら真の足にすり寄せて、安心させるように振る舞っている。
(最近の依頼では大怪我もしたし、反省も後悔も山ほどあるけれど……また次頑張ろう。そして、いつも一緒に戦ってくれて、ありがとう、レグルス)
そう心の中で呟きながら、レグルスを優しくもふもふしてやる真だった。
●
「そういえば、パンプキンパイにはシナモンがよくあうんだよね……シナモンティーにしてもらってもいいかな?」
まよいがそうエリスに言うと、彼女はにっこりと微笑んで、
「ふふ、そう言うと思ってシナモンチャイもシナモンスティックも用意してあるわ。身体も温まるしね。どっちがいいかしら?」
そう言ってティポットを掲げてみせる。まよいは一瞬考えたのち、
「それなら、シナモンティーで。教えてもらったことがあってね」
そう言ってシナモンスティックを一本手に取った。ティカップを受け取ってそれにシナモンスティックを浸してくるくると回す。
「教えてもらったこと……ですか?」
と、エリスとまよいの会話が耳に入ったのだろう、ミオレスカが興味深そうに尋ねてくる。まよいはこくっと頷いて笑顔を浮かべた。
「うん。なんていうのかな、おまじない? シナモンティーに薔薇の形の角砂糖を入れて、それに浸したシナモンスティックで……思い人、って言ったっけ? その人の名前をガラスに書いたら、その人とお友だちになれるって言う、そんなの」
みんなも試したらいいんじゃないかな、と嬉しそうに頷いた。
「へえ……面白いですね。まよいさんは試したこと、あるんですか?」
ミオレスカもシナモンティーをすすりながら、ぱちくりと瞬きする。と、まよいはにこっと笑い返して見せた。
「え、私? 私はね~、もうまわりのみんなとはお友達だからいいんだ!」
そう言うと、くるっと振りかえってパンプキンパイをかじっているトラオムにも笑いかける。
「もちろんトラオムもね、私の大切なお友達!」
まよいがそう言ってトラオムに抱きつくと、トラオムは照れくさそうにこくんと頷いたのだった。
「でも、面白いですね……ね、ジータ?」
ミオレスカが振りかえる――が、そこに残念ながらジータはおらず。嬉しそうにぴょんこぴょんこと飛び跳ねて、クッキーをもぐもぐと食べている。
「でも、チューダ様もいたら良かったのですが……」
たしかにこの場にあの幻獣王チューダがいたら、とても盛り上がったことだろう。ミオレスカが少しさびしそうに微笑むと、
「……あ、あそこ……ねえ!」
まよいが指を差して目を見開いている。その指さす先には――
「おいしそうなにおいがしたので来たのであります! そう! 我輩は通りすがりの幻獣王であります!!」
そう言ってふんぞり返る巨大ジャンガリアンハムスター、ではなく、チューダその人(?)がいたのである。
「ハンターオフィスでここの噂を知った人が教えたらしく……あ、僕は付き添いで……」
チューダとともにいたのはリムネラの補佐をしているジーク・真田で、恐らくガーディナに遊びに来たはいいものの暇をもてあましていたチューダが付き添いを無理矢理頼んで街に飛び出した、そんなところだろう。
「まあ、ある意味チューダ様はお忍びみたいなものだし、通りすがりなのですぐに立ち去りますけど」
ジークがそう言うと、
「それなら……折角なので一曲披露しますので」
ミオレスカが楽器を取り出してそっと演奏しはじめると、ジータもそれに気付いたのかぴょこんとハープ帽を合わせるように奏で出す。もっともジータはあまり音階というものを理解しておらず、適当に奏でている、そんな感じなのであるが、それでもひとりと一匹の奏でるリズムは何処か心地よい。曲自体もリズムが独特なエキゾチックなものなので、違和感がないというのも一因だろう。
真はそのメロディを聴きながら、レグルスのふさふさの毛並みにもたれかかったままうとうとと微睡んでいるのであった。
チューダもひげをそよがせて、満足げに聞いていた。
●
そんななか、こんなことをする面々もいたりして。
(幻獣とお茶を飲める空間……折角だし、サキムニと恵の顔合わせをしようかな?)
ユキウサギのサキムニをパートナーとしている白銀の髪の少女玉兎 小夜(ka6009)は、一計を案じてきたようだ。というのも、小夜の恋人――というかパートナーと言える存在である玉兎・恵(ka3940)はもともと小夜のメイドとしていた身でもあるが、パートナーユニットであるサキムニとはあまり面識が薄いのが現実である。
「でも、幻獣と一緒にお茶を飲めるなんて、どんなところなんでしょうねー、兎さん♪」
嬉しそうに長い髪をなびかせる恵は、小夜の腕にきゅっとしがみつくようにして腕を組んでいる。いかにも甘い空気を感じられるその雰囲気は、しかし傍目から見ていても可愛らしい。おそらくふたりともが可愛らしげな雰囲気を持つ少女、というのも大きいのだろう。
彼女たちもまた、世界のごたつきで各地を飛び回るハンターであり、おかげでゆっくり二人で過ごす時間もここのところ減りがちだったので、うれしはずかしのデートと言った雰囲気が漂ってくるあたりも初々しさや可愛らしさを感じられる一因なのかも知れない。二人は到着すると仲睦まじげにエリスに挨拶をし、そしてちょこんと椅子に座った。と――小夜が声を上げる。
「カモン! 月兎、因幡、サキムニ!」
その声に合わせるようにして、木の陰からちょこん、と、ペットの兎が二匹、そしてユキウサギのサキムニが顔を出したのである。
ある種粋な計らいに、わぁ、と恵が眼を大きく見開いて嬉しそうに微笑んでみせる。ペット二匹は足元に、サキムニは小夜の横に。
「まずはよく来た、私の配下たち。ほら、褒美だっ」
そう言って小夜は兎には砕いたクッキーを、サキムニには可愛らしく焼き上がったクッキーをさしだしてやる。
「うわぁ……いいですねー、いい子たちですねー♪」
恵もその様子に楽しそうに微笑み、そっと足元の兎を撫でてやる。
「今まで地味に紹介していなかった気がするからね」
そう言うとそれぞれを指さしながら、ペットとパートナーユニットを楽しげに紹介してみせる。
「うん、ってわけでー。恵、兎の配下だよー。可愛いでしょう」
そう小夜が恵に寄りかかりながら言ってみせれば、恵も嬉しそうに微笑んで、
「はい、もちろんですよぅ♪ そして、恵も、兎さんの配下です」
恥ずかしくなりそうな台詞を惜しげも無く言ってみせる。小夜から差し出された手をそっと繋いだままに。どうやら小夜はこっそりと甘えたい気分のようだ。
そして恵は、今日は連れてきていない彼女のの幻獣――まだ来たばかりで名前のないグリフォンについて嬉しそうに語り出す。まだお互いの距離もあるため、寝食をともにしながら仲を深めようという真っ最中らしい。
「きっと、いわゆるツンデレっ子、ですね。デレたらみんなで乗せて貰いましょうね」
恵はそんないつかを夢みて目を細める。そしてくるっとサキムニに視線をやると、
「サキムニちゃんに実際にこうやって改めて挨拶をするのは初めてですね。恵って言いますよぅ、よろしくね?……ああ、どの子も本当に可愛いですね……」
明るい声でそう言い、ふさふさの毛をそっと撫でてやった。
でも、と小夜は繋いだ手をいったん離し、恵を抱え上げて叫ぶ。
「ユニットとかそんなのはいい。私の嫁こそが一番可愛いに、決まってる!」
……一応理解出来るとは思うが、小夜の嫁は恵である。恵は一瞬何が起きたか分からない、という顔をしたそのすぐあとにぽっと顔を染め、そしてぎゅっと小夜に抱きつく。
(……だって恵が一番可愛いもん。うちのサキムニは別に同格だし、仲間だから助けて、一緒に戦ったから一緒に居るだけだもん。私の、じゃなくてただの協力関係だもん)
小夜の胸中はぐるぐると叫びを上げる。サキムニはと言えば、そんなパートナーの小夜を見ながらクッキーをもぐもぐと食べ、二人の様子をまったりと眺めている。まあ、小夜屠蘇の嫁――恵のらぶらぶっぷりは日常茶飯事だ。基本的に同居していれば、そう言う甘い場面に遭遇することだって日常茶飯事。
それよりもサキムニとしては、いつもはいないのに呼ぶと必ずやってくる同僚(ペットの二匹)はどうなっているのか。その方が謎らしい。
●
秋の日はつるべ落とし。
あっという間に空気も冷えて、心地の良い時間は終わりを迎える。
みんなで協力をしながらてきぱきと片付けを終え、出張ガーデンカフェも終わりを迎える。
「楽しんで貰えたかしら?」
エリスが尋ねると、だれもがこくっと頷いて。
忙しいハンターの生活だからこそ、こんな穏やかな時間もたまには過ごしたい――そう思う一同なのだった。
よく晴れた十月の昼下がり――
リゼリオの一角にある小さな広場。普段はここで子どもたちがわいわいと遊んだり、そういうありがちな原っぱなのだが、今日は少しばかり趣が違う。
近くのブックカフェ『シエル』が、出張してきているのだ。
目的は、広義の人間以外の存在――つまり幻獣などとの交流の出来る、そんな一日限定の野外カフェ。リアルブルーではおなじみのイベントの一つであるハロウィンに近いこともあって、仮装OKというなんとも楽しくなりそうなイベントなのだが――
「トラオムと一緒にお茶にお呼ばれなんて、楽しみ! 普通だったら、こういうお茶会とかは、私しかいけないもんね」
そういいながらワクワクと、ユグディラのトラオムといっしょに仕度をしてやってきたのは夢路 まよい(ka1328)。
リアルブルー出身の彼女にしてみれば、テンションもあがる。もっとも、彼の地の世俗にあまり詳しくなかったので、初体験のことも多く、ドキドキだ。
「でも、そのハロウィン? って、普段と格好を変えれば、お菓子を貰えるんだよね、確か? なんて素敵! お菓子のためなら、どんな格好だってしちゃうよ!」
知識は心許ないが、それを上回る好奇心が彼女を突き動かすのだ。
だから今日の彼女の服装は、トラオムとお揃い。一種のペアルック、という感じだろうか。
頭には彼女の髪の色に合わせた青灰色の猫耳カチューシャ。
緑色の帽子を猫耳の間にちょんとのせるように被り、そして同じく緑色のチョッキを羽織る。それだけでもなんだかいつもと違う自分になったみたいで、まよいは上機嫌だ。
それに対しトラオムのほうはというと、『そんな格好をしてどうしたの?』と言わんばかりに黄金色の瞳を丸く見開き、時折瞬きをしている。そんな風に驚きの表情を見せるトラオムもまた愛らしく、まよいは嬉しそうにトラオムのふさふさの身体をぎゅうっと抱きしめた。
「そろそろ皆集まる頃よねぇ……楽しみだわ」
『シエル』の女主人であるエリスは、ガーデンパーティの準備を済ませてにこやかに微笑んでいる。広場の中心近くにガーデンテーブルを設置し、そこにオレンジと黒をあしらわれたテーブルクロス。
テーブルの上にはパンプキンパイやスイートポテト、アップルタルトなどが置かれ、シナモンチャイやホットコーヒーといった温かい飲み物も存分に配置されている。こういったイベントは物珍しいのだろうか、街を行く人々も不思議そうに視線を向けたりもしているし、ある意味作戦は成功と言えるだろう。
「ハロウィンにガーデンパーティって言うのも、なかなかオツなものよね」
エリスはリアルブルーにいた頃の、幼い日を思い出す。
Trick or Treat――
今日は彼女もちょっぴり仮装して、クラシカルなメイド服に身を包んでいる。
今日の主役はハンターと、ハンターの片腕でありながらなかなかハンターと外食したりパーティに参加したり、そう言う機会の少ないユニットたち。
そう、だれもが楽しめる、そんなハロウィンのガーデンパーティ!
●
「こんにちはー!」
まよいとトラオムのコンビが一番はじめにやってきて、ぺこりとエリスに挨拶をする。まよいはテーブルの上にどんっと置かれたパンプキンパイを見て嬉しそうに微笑んだ。女性は得てして甘いものが大好きなのである。
「いらっしゃい。かわいい猫さん二人、今日は日頃の戦いもいったん忘れて楽しんでね?」
そうエリスが微笑みかけると、瞳をキラキラと輝かせたまままよいが頷いてみせる。
「でも、ハロウィンって、かぼちゃのお菓子が多いのかな?甘くてほくほくで、美味しいよね~♪」
心はお菓子に夢中のようだ。
「ええ。ハロウィンの代表的な飾りに、ジャック・オ・ランタンというのがあって……それもあるのかな、ハロウィンとかぼちゃはなんとなく切り離せない関係ね」
と、そこにそろり、と現れたのは、
――おばけクルミのかぶり物をしたミオレスカ(ka3496)である。
脇にいるのはユキウサギのジータ、茶色い毛並みにおばけクルミのかぶり物はよく似合っている。ジータはくるみが好きだと言うことで、とくに嬉しそうに見えるのは気のせいだろうか。まあそれだけではなく、ミオレスカと一緒に出かけることができるというのもジータにとってはとても嬉しいことなのだろう、もともと元気に駆け回るタイプのジータがいつもより余計に飛び跳ねているというわけなのだった。
「ほらほらジータ、今からそんなにはしゃいでいると、お茶会の前に疲れてしまいますよ」
ミオレスカに指摘されても嬉しそうなジータ。かぶり物についた飾りが飛び跳ねて、賑やかな音を鳴らしている。そんな様子を見ると、周囲の面々もつい顔をほころばせてしまうのだが。楽しそうに振る舞っているものを眺めるのは、それがひとでも動物でも幻獣でも、見てて心が和むものである。
「あ、どうも。最近過密スケジュール気味なので、たまにはのんびりしたいと思いまして……」
そこへやってきたのはイェジドのレグルスを連れた今回の黒一点、鞍馬 真(ka5819)。とはいえどちらかというと中性的な雰囲気の彼は、顔の造作はむしろ可愛い部類である。
たしかにここのところ各地で起こるきな臭い動きは多く、ハンターたちは息をつく間もなく戦いに身を投じる日々。たまにはこんなのんびりした時間を過ごしたいと思うのも、納得がいく話だ。
じっさい、もとの性格がマイペースな真もだいぶ疲れが溜っているせいか、何処かふわふわとした言動に見える。パートナーユニットのレグルスもそんな真を思いやってか身体を寄り添わせ、真のペースに合わせてくれているようだ。こういう様子を見ると、やはり相棒と呼べるべき存在の大きさというのが伝わってくる。
「あら、だいぶお疲れ気味なのね?今日はゆっくりして下さいな」
エリスが言うと、真はこくっと頷いて見せた。そして用意されていた椅子にどっかと座り込み、一息つく。
ちなみに真とレグルスの格好は、と言えば、海賊をイメージしたであろう服装だ。真はバンダナに眼帯、そしてマントを羽織り、宝石つきのショートソードを腰に携えている。レグルスの方は帽子と外套をそれらしく身につけ、ちょっとアウトローさを演出しているようだ。真はもとがリアルブルー出身と言うこともあり、彼の地でのハロウィンの様子をおぼろげでも知っているのか覚えているのか、こういう所はけっこう本格的だ。
「海賊さんですか? 面白いチョイスですけど、どうしてまた……?」
ミオレスカが尋ねると、
「……いや、完全にフィーリング、かな」
そう答える状態。何処か寝ぼけたようなとろんとした声が、彼の疲労を暗に示していた。
●
「ジータ、落ち着いて食べて下さいよ」
はしゃぎがちな相棒に釘を刺してから、シエル特製パンプキンパイを受け取るミオレスカ。
「ほら、慌てなくても食べものは逃げないんですから」
そう言ってやりつつも、ジータがうずうずとしているのは一目瞭然。余程嬉しいのだろう。
「でも本当、疲れて癒しを求めるのも、わかる気がするわ。ここのところは特に忙しかったものね」
まよいが横でトラオムと一緒に頷いてみせる。真は椅子に座ったまま、小さく笑いを浮かべ、
「そうだね……とくにここのところの戦いは短い時間の間に随分規模が大きくて厄介な戦いが多かったから、私もすっかり疲れてて。慌ただしくて忘れがちだったけれど、そうか、もうすっかり秋なんだなぁ……」
はらはらと色づいて落ちていく木の葉に目をやり、そんなことをぼんやり呟く真。渡されたリンゴのタルトを口に運ぶと、甘さが口の中でふわっと広がり、
(疲れた時にはやっぱり甘いものだな……)
なんて、しみじみと感じたり。過密スケジュールのために忘れかけていたものを、少しずつ取り戻していくような感覚が、真の五臓六腑に、そして心に広がっていく。レグルスも真の気持ちを汲んだのか、もふもふの毛皮を自ら真の足にすり寄せて、安心させるように振る舞っている。
(最近の依頼では大怪我もしたし、反省も後悔も山ほどあるけれど……また次頑張ろう。そして、いつも一緒に戦ってくれて、ありがとう、レグルス)
そう心の中で呟きながら、レグルスを優しくもふもふしてやる真だった。
●
「そういえば、パンプキンパイにはシナモンがよくあうんだよね……シナモンティーにしてもらってもいいかな?」
まよいがそうエリスに言うと、彼女はにっこりと微笑んで、
「ふふ、そう言うと思ってシナモンチャイもシナモンスティックも用意してあるわ。身体も温まるしね。どっちがいいかしら?」
そう言ってティポットを掲げてみせる。まよいは一瞬考えたのち、
「それなら、シナモンティーで。教えてもらったことがあってね」
そう言ってシナモンスティックを一本手に取った。ティカップを受け取ってそれにシナモンスティックを浸してくるくると回す。
「教えてもらったこと……ですか?」
と、エリスとまよいの会話が耳に入ったのだろう、ミオレスカが興味深そうに尋ねてくる。まよいはこくっと頷いて笑顔を浮かべた。
「うん。なんていうのかな、おまじない? シナモンティーに薔薇の形の角砂糖を入れて、それに浸したシナモンスティックで……思い人、って言ったっけ? その人の名前をガラスに書いたら、その人とお友だちになれるって言う、そんなの」
みんなも試したらいいんじゃないかな、と嬉しそうに頷いた。
「へえ……面白いですね。まよいさんは試したこと、あるんですか?」
ミオレスカもシナモンティーをすすりながら、ぱちくりと瞬きする。と、まよいはにこっと笑い返して見せた。
「え、私? 私はね~、もうまわりのみんなとはお友達だからいいんだ!」
そう言うと、くるっと振りかえってパンプキンパイをかじっているトラオムにも笑いかける。
「もちろんトラオムもね、私の大切なお友達!」
まよいがそう言ってトラオムに抱きつくと、トラオムは照れくさそうにこくんと頷いたのだった。
「でも、面白いですね……ね、ジータ?」
ミオレスカが振りかえる――が、そこに残念ながらジータはおらず。嬉しそうにぴょんこぴょんこと飛び跳ねて、クッキーをもぐもぐと食べている。
「でも、チューダ様もいたら良かったのですが……」
たしかにこの場にあの幻獣王チューダがいたら、とても盛り上がったことだろう。ミオレスカが少しさびしそうに微笑むと、
「……あ、あそこ……ねえ!」
まよいが指を差して目を見開いている。その指さす先には――
「おいしそうなにおいがしたので来たのであります! そう! 我輩は通りすがりの幻獣王であります!!」
そう言ってふんぞり返る巨大ジャンガリアンハムスター、ではなく、チューダその人(?)がいたのである。
「ハンターオフィスでここの噂を知った人が教えたらしく……あ、僕は付き添いで……」
チューダとともにいたのはリムネラの補佐をしているジーク・真田で、恐らくガーディナに遊びに来たはいいものの暇をもてあましていたチューダが付き添いを無理矢理頼んで街に飛び出した、そんなところだろう。
「まあ、ある意味チューダ様はお忍びみたいなものだし、通りすがりなのですぐに立ち去りますけど」
ジークがそう言うと、
「それなら……折角なので一曲披露しますので」
ミオレスカが楽器を取り出してそっと演奏しはじめると、ジータもそれに気付いたのかぴょこんとハープ帽を合わせるように奏で出す。もっともジータはあまり音階というものを理解しておらず、適当に奏でている、そんな感じなのであるが、それでもひとりと一匹の奏でるリズムは何処か心地よい。曲自体もリズムが独特なエキゾチックなものなので、違和感がないというのも一因だろう。
真はそのメロディを聴きながら、レグルスのふさふさの毛並みにもたれかかったままうとうとと微睡んでいるのであった。
チューダもひげをそよがせて、満足げに聞いていた。
●
そんななか、こんなことをする面々もいたりして。
(幻獣とお茶を飲める空間……折角だし、サキムニと恵の顔合わせをしようかな?)
ユキウサギのサキムニをパートナーとしている白銀の髪の少女玉兎 小夜(ka6009)は、一計を案じてきたようだ。というのも、小夜の恋人――というかパートナーと言える存在である玉兎・恵(ka3940)はもともと小夜のメイドとしていた身でもあるが、パートナーユニットであるサキムニとはあまり面識が薄いのが現実である。
「でも、幻獣と一緒にお茶を飲めるなんて、どんなところなんでしょうねー、兎さん♪」
嬉しそうに長い髪をなびかせる恵は、小夜の腕にきゅっとしがみつくようにして腕を組んでいる。いかにも甘い空気を感じられるその雰囲気は、しかし傍目から見ていても可愛らしい。おそらくふたりともが可愛らしげな雰囲気を持つ少女、というのも大きいのだろう。
彼女たちもまた、世界のごたつきで各地を飛び回るハンターであり、おかげでゆっくり二人で過ごす時間もここのところ減りがちだったので、うれしはずかしのデートと言った雰囲気が漂ってくるあたりも初々しさや可愛らしさを感じられる一因なのかも知れない。二人は到着すると仲睦まじげにエリスに挨拶をし、そしてちょこんと椅子に座った。と――小夜が声を上げる。
「カモン! 月兎、因幡、サキムニ!」
その声に合わせるようにして、木の陰からちょこん、と、ペットの兎が二匹、そしてユキウサギのサキムニが顔を出したのである。
ある種粋な計らいに、わぁ、と恵が眼を大きく見開いて嬉しそうに微笑んでみせる。ペット二匹は足元に、サキムニは小夜の横に。
「まずはよく来た、私の配下たち。ほら、褒美だっ」
そう言って小夜は兎には砕いたクッキーを、サキムニには可愛らしく焼き上がったクッキーをさしだしてやる。
「うわぁ……いいですねー、いい子たちですねー♪」
恵もその様子に楽しそうに微笑み、そっと足元の兎を撫でてやる。
「今まで地味に紹介していなかった気がするからね」
そう言うとそれぞれを指さしながら、ペットとパートナーユニットを楽しげに紹介してみせる。
「うん、ってわけでー。恵、兎の配下だよー。可愛いでしょう」
そう小夜が恵に寄りかかりながら言ってみせれば、恵も嬉しそうに微笑んで、
「はい、もちろんですよぅ♪ そして、恵も、兎さんの配下です」
恥ずかしくなりそうな台詞を惜しげも無く言ってみせる。小夜から差し出された手をそっと繋いだままに。どうやら小夜はこっそりと甘えたい気分のようだ。
そして恵は、今日は連れてきていない彼女のの幻獣――まだ来たばかりで名前のないグリフォンについて嬉しそうに語り出す。まだお互いの距離もあるため、寝食をともにしながら仲を深めようという真っ最中らしい。
「きっと、いわゆるツンデレっ子、ですね。デレたらみんなで乗せて貰いましょうね」
恵はそんないつかを夢みて目を細める。そしてくるっとサキムニに視線をやると、
「サキムニちゃんに実際にこうやって改めて挨拶をするのは初めてですね。恵って言いますよぅ、よろしくね?……ああ、どの子も本当に可愛いですね……」
明るい声でそう言い、ふさふさの毛をそっと撫でてやった。
でも、と小夜は繋いだ手をいったん離し、恵を抱え上げて叫ぶ。
「ユニットとかそんなのはいい。私の嫁こそが一番可愛いに、決まってる!」
……一応理解出来るとは思うが、小夜の嫁は恵である。恵は一瞬何が起きたか分からない、という顔をしたそのすぐあとにぽっと顔を染め、そしてぎゅっと小夜に抱きつく。
(……だって恵が一番可愛いもん。うちのサキムニは別に同格だし、仲間だから助けて、一緒に戦ったから一緒に居るだけだもん。私の、じゃなくてただの協力関係だもん)
小夜の胸中はぐるぐると叫びを上げる。サキムニはと言えば、そんなパートナーの小夜を見ながらクッキーをもぐもぐと食べ、二人の様子をまったりと眺めている。まあ、小夜屠蘇の嫁――恵のらぶらぶっぷりは日常茶飯事だ。基本的に同居していれば、そう言う甘い場面に遭遇することだって日常茶飯事。
それよりもサキムニとしては、いつもはいないのに呼ぶと必ずやってくる同僚(ペットの二匹)はどうなっているのか。その方が謎らしい。
●
秋の日はつるべ落とし。
あっという間に空気も冷えて、心地の良い時間は終わりを迎える。
みんなで協力をしながらてきぱきと片付けを終え、出張ガーデンカフェも終わりを迎える。
「楽しんで貰えたかしら?」
エリスが尋ねると、だれもがこくっと頷いて。
忙しいハンターの生活だからこそ、こんな穏やかな時間もたまには過ごしたい――そう思う一同なのだった。
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/10/23 20:09:11 |