脅威のVDパルム

マスター:赤山優牙

シナリオ形態
ショート
難易度
易しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
6~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2017/11/17 07:30
完成日
2017/11/19 18:55

このシナリオは5日間納期が延長されています。

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オープニング

※このシナリオは案件度が高く設定されています。キャラクターの心身に対し深いダメージや、場合によっては、黒歴史により重体判定が下される可能性があります。
シナリオに参加された時点で、上記については大歓迎で了承されたものとして扱わせていただきます。

●リゼリオにて
 ハンターオフィスのある部屋に、鳴月 牡丹(kz0180)は案内された。
 牡丹指名の依頼……というのは表向きの事。ニヤリと不敵な笑みを浮かべ、牡丹は案内された部屋の扉を開ける。
「お待ちしておりました。牡丹様」
 丁寧に迎えたのは、一人の受付嬢――紡伎 希(kz0174)――だった。
 淡い緑色を基調とした受付嬢の制服。緑色の髪は、サイドで結わいてある。
「久しぶり、ノゾミ君」
「はい!」
 王国北部のある街での出来事で、一時は離れ離れになったが、色々あって、無事の再会となった。
 牡丹は満足そうな表情で、希の肩をポンポンと叩いた。
「お互い、積もる話が多そうだね」
「出来れば、ゆっくりとお話をと思いまして……」
 そう言って差し出したのは、一つのパンフレットだった。
 表紙に牡丹は見覚えがあった。王国に観戦武官として赴いた時に、真っ先に行った場所だったからだ。
「現在、フレッサ領の一部となっています」
 つまり、その経過と、これからも、希から牡丹に伝えたいという事なのだろう。
「お風呂で接待だなんて、ノゾミ君も、少しは分かってきたんじゃないか」
「いいえ。接待ではありません」
 冗談に対し、希は即答した。
「勿論、依頼内容が達成されれば、ゆっくりとお過ごしする事もできます」
 パンフレットには豪華な食事と素敵な部屋が映っていた。
 新規オープンと書かれているようだ。
「このボクを指名するだけの依頼なんだろうね」
「当然です。これが、今回の目標となります」
 そう言って、希が出してきた一枚の写真。
 どこか別の場所で撮られたものらしい。幾人かのハンターの際どい姿が面白おかしく、牡丹は吹き出しそうになった。
「ハンターの皆様ではありません。コレです」
 プクッと頬を膨らませながら、写真のある存在に指を差す希。
「単なるパルムじゃないか」
 確かに、希が指さしたのは、やらしい顔付きをしている気がするパルムだった。
 世間では“毒パルム”と呼ばれている……らしい。食べると縮むとか、そういう訳ではないだろうというか、そもそも、食べられるかどうか。
「あの温泉を元に新しい宿を作ったのですが、開店直前に、この毒パルムの集団に占拠されまして」
「それで、ボク達に排除して欲しいという事かな」
 まとめるように言った牡丹の台詞に、希は深く頷いた。深く。とても、深く。
「はい……パルムの亜種……VDパルムを」
「VDパルム?」
 牡丹は首を傾げた。一体、何の略なのだろうか。
 その問いに希が真剣な眼差しで答える。もし、眼鏡をしていたら、ガラス面がキラリと光っただろう。


「バイブレーション毒パルムです」


リプレイ本文

●命知らずの強者達
 湯煙の中で見え隠れするVDパルムをチラっと確認し、マーゴット(ka5022)は怪訝な表情を浮かべた。
「……バイブレーション毒パルム、でしたっけ」
「実際に見てみると……なんかこう、ちょっと不穏な感じはあるよね」
 隣に並ぶシェルミア・クリスティア(ka5955)が不安そうにしていた。
 年頃の娘ではあるが夜の秘め事とは縁はない。不用心な姉夫婦のあれこれで知っている程度だ。そこに意図せずマーゴットが告げる。
「バイブレーションって事は、震えるんだよね、つまり……あの形で……震える……んだ。うん……」
 なぜ、その言葉を口走ってしまったのか。
「その……男の人のって、そういう形に似て……」
 恥かしさに頬を抑えるシェルミアは辛うじて言葉を続ける。
「と、兎も角……このパルム達を全部、温泉から引き揚げて干していけばいいんだよね」
「……そ、そうね……早い所捕まえてゆっくり温泉浸かりたいな」
 初々しい二人の様子とは対照的に、ルシェン・グライシス(ka5745)は超絶、真剣な顔付きで温泉を見つめている。
 毒パルムなるものの噂にはちょくちょく聞いていた。
 歴戦のハンター達ですらも、(別の意味で)苦戦するという、その存在を。ならば、依頼を受けた身としては……。
「……良いじゃない、良いじゃない! 欲望に忠実に動く! それこそ、私の考えている信仰そのものだわ!」
 ルシェンの本音が周囲にダダ漏れしている。
 彼女は両手をバッと大きく広げた。
「その子達と仲良くしたいものだわぁ! もちろん、色々と皆さんと交流も兼ねて……ね?」
 ねっとりとするような舌の運びで唇を舐めると、誰よりも早く湯煙の中へと飛び込んでいった。
 きっと、後で大変な事をしでかしてくるに違いない。
 一方、浴場の隅で時音 ざくろ(ka1250)が細かく震えていた。
 バイブレーションざくろの出現……ではなく、装備を剥かれての事だ。
「こんな事になるなんて。温泉の平和を守る冒険が……」
 彼がショックを受けるのも仕方がない事。
 如何に装備らしからぬ装備でも、装備は装備。むさ苦しい管理人に無理矢理、ひっぺはがされたのだ。
 数多い嫁達と温泉に入れなかった事もあり、ざくろのテンションは底辺にあるようだ。
「大丈夫でしょうか……ざくろ様。元気が無いように見えますけど」
「まぁ、大丈夫だ。それより、変わらず元気そうで安心したよ、希」
 紡伎 希(kz0174)の心配にさらっと答えながら、イレーヌ(ka1372)が希の胸をダイレクトに掴んだ。
「イレーヌ様、それはVDパルムではありませんよ」
「色々と少し大人っぽくなったかなってね。大事な事だよ」
 希に手を払われても無駄なドヤ顔のイレーヌ。
 そして、視線を鳴月 牡丹(kz0180)へと向ける。相変わらずの躰だ。後で尻を撫でておくかと心の中で決意した。
 そんな風に狙われているとは知らず、牡丹は龍崎・カズマ(ka0178)と何やら話しているようだ。
「……こいつら自身が悪い訳じゃないんだろうけど……いや、悪いと言えば悪いんだろうが」
「いつもながら、真面目だねー。カズマ君はさ」
「トットと片づけてゆっくり温泉を楽しみたいからな」
 温泉を楽しむ為に持参した一升瓶を掲げ――。
「って、なんで、もう半分になってるんだよ!」
「ナンデダロウネー」
 楽しそうな声を上げて牡丹が湯煙の中へと消えていったのだった。

●惨劇の温泉
 落ち込んでいても仕方が無いと考えが至ったようで、ざくろがグッと拳を握った。
 そして、希らを振り返って、キリっとした顔で高々と宣言する。
「皆、一緒に平和を取り戻そう! DVパルムなんて暴力的な奴、野放しには出来ないから!」
 文字が逆になっているだけで、凄く凶悪そうなパルムに、彼の頭の中ではなっているようだ。
 世紀末的なパルムに占拠された温泉とでも思っているのだろう。
「ざくろに、任せて!」
 そんなフラグとしか思えない台詞を残して、ざくろが温泉へと飛び込んでいった。
 直後に響き渡る悲鳴。
 女性の悲鳴ではない。飛び込んだざくろの悲鳴だった。湯煙で良く見えないのが残念だ。
「大丈夫でしょうか……ざくろ様。鼻血で温泉を汚さなければいいのですが」
「まぁ、大丈夫だ。あれはらきすけの申し子だからな」
 希とイレーヌはそう言いながら、近くを漂っていたVDパルムを掴み、回転干し機に吊るしだす。
 その間もざくろの悲鳴が響いていた。
「折角、ご一緒なんだから楽しまないと損よ? たっぷり、たっぷり、遊んで、あ・げ・る♪」
「ぎゃぁぁぁぁ!」
 ルシェンが恍惚とした表情でVDパルムを持っていた。
 両手に持ち、胸に挟み、そして、口に咥えて、壮絶にイケナイ雰囲気を放ちながら、彼女は、ざくろの躰に巻かれたバスタオルの中へと容赦なくVDパルムを差し込んでいく。
 その微振動がざくろのナニを揺らし、強烈な刺激を与えていた。
「ほら、早く、それらを干さないと……大変な事になるわよ」
 もう既に大変な事になっているのだが、ざくろはその言葉に従うしか出来なかった。
 涙目になりながら、ざくろは回転干し機に向かう。
「の、希! こいつを外へ!」
 股間のアタリを抑えながら微振動したざくろが迫る。これは犯罪臭がぱない。
 次の瞬間、足元に転がっていたVDパルムに躓き、盛大に転ぶざくろが希とイレーヌの二人に倒れる。
 それをイレーヌは華麗に避けた――当然、希一人で受け止められるものではない。ざくろに押し倒される形になる希。
「だっ、大丈ぶ……わわわわ」
「さすが、らきすけの申し子だな」
 イレーヌの言葉に必死に言い訳しようとしたざくろの頭を手桶が叩く。
 ただの手桶ではない。負のマテリアルを発している気がする手桶だ。
「ちょっと待って、希。なんで、それがここに!」
「えと……秘密です♪」
 誤魔化すように笑った希。
 手桶がいつの間にか、縄へと変化していた。
「私、知っています。ざくろさんが多くの女性を惹き付ける魅力ある人だと。だからきっと、VDパルムにも人気があると思うのです」
 シュルシュルっと音を立てて、ざくろを拘束する。
「これは、素晴らしいな」
「関心している場合じゃないよ、イレーヌ。助けて……」
 ざくろの懇願に、イレーヌはニヤリと残忍な笑みを浮かべる。
「温泉に入れば拘束が取れるかもしれないな!」
 容赦なく拘束されたまま温泉へと投げ込まれるざくろ。
 ざぶんと豪快な水柱が立つ。なんとか溺れずに温泉から顔を出したざくろの目の前にルシェンが現れた。
「イィ! 気持ちイイわぁぁ!」
 胸にも脇にも股にも、全身、VDパルムを抱えたルシェンが、満面の笑みでざくろに迫る。
 揺れる胸が今にも水着からこぼれてしまいそうだ。そして、彼女の手には微動を繰り返すVDパルム……。
「お、落ちつこうね、ルシェン」
「ざくろさんにも、新たな世界を教えてあげましょう!!」
 直後、壮絶なざくろの悲鳴が温泉に響いた。
 彼の大事な穴がどうなったかは……湯煙で見えないのが残念な事だ。

 一方、惨事は別の所でも発生していた。
「ちょっと、水着の中に入って来ないでって!」
 サイズが合ってないスク水の中に入ってくるVDパルムを引っ掴んでは場外に向けて投げるシェルミア。
 微動するのがくすぐったい。これが快感に変わるものだとすれば、それはシェルミアの思考では考えられなかった。
(このパルム達……何処から来たんだろう……)
 ふと、そんな事を考える。
 此処は王国領だ。毒パルムが度々目撃されていた辺境とは異なる。
 そんな真面目な事を考えている余裕は、これからすぐに崩される事となった。
「マーゴットさん?」
 それまで一緒にVDパルムを排除していた仲間の名をシェルミアが呼んだ。
 何か、明らかに様子が可笑しい。
「え? 何? マーゴットさん!」
 VDパルムに大切な所を襲われ、悶絶していたのだ。
 身体に触れられるのが苦手なのかもしれない。
「だ……だめ……わたしに……ちか……よら……ないで……」
「い、今、そのエロパルムを剥がすからって、だから、水着の中に入ってこないでって!」
 他人の心配をしている暇が無い程のVDパルムの襲撃。
 気が付けば、周囲をすっかりと囲まれている。おまけに隙あらばと飛んでくる始末だ。
「ていっ!」
 片手は手刀で飛んできた叩き落とし、もう片方の手は水着の中に侵入してくるものを捕まえる。
「く、屈しないもん!」
 フラグのような台詞を叫ぶシェルミア。ごちそうさまです。
 群がるVDパルムはついに攻勢の臨界点に達する。シェルミアは水着の中だけに限らず、口の中にまでVDパルムに蹂躙された。
 籠った悲鳴をあげるが、響く事もなく、そのままVDパルムの群れの中に埋もれて行った。
 その光景を間近で見たマーゴットは絶望のあまり、湯煙の中を逃走する。一刻も早く助けて貰わないと。
 視界の中に牡丹の背中が見えた。
「ぼ、牡丹さん!」
 辛うじて絞り出した言葉。
 助けてという声が出なかったのは不幸だった。
 真っ向から向かってくるマーゴットに牡丹は勝負を挑まれたと勘違いしたようだ。
「それぇぇぇ!」
 当然のように掴まれたマーゴットは容赦なくVDパルムが群がる所へと投げ込まれた。
「アァァァァァァ!!」
 羞恥なのか絶望なのか快感なのか。
 彼女の意識が刻の彼方へと飛んだ。
「マーゴット……君?」
 心配する牡丹の声。
 ゆっくりと後ろに下がる。ここは逃げないと。あるいは、カズマ君を囮に使わないとと思った。
 不気味なオーラを発してマーゴットの瞳が妖しく光る。
 そして、湯煙で視界が悪い温泉の中というのに、素早い身のこなしで牡丹へ飛びついた。
「やる気!? 見せて貰おうか! 覚醒したマーゴット君とやらを!」
「アァァァァァ!」
 軽くステップを踏んで避けようとした牡丹だったが、酒をくすねていたのが今頃効いてきて、目測を誤る。
 あっという間にマーゴットに抑え込まれた。
「ちょ、ちょっと、マーゴット君! そこは、ダメだって!」
 牡丹の水着を思いっきり引っ張るマーゴット。彼女はもはや、別の存在へと成り得たようだ。
 反撃とばかりに牡丹も彼女の水着を引っ張るが……むしろ、嬉しそうにしている。
「……大変そうだな、牡丹」
 その光景をカズマ君が他人事のように見ていた。
「この、クズま。違う、カズマ君。助けてよー!」
「仕方ないか……」
 掴んだVDパルムを投擲武器よろしくマーゴット目掛けて投げる。
 それをマーゴットは受け止めた。怒りの視線をカズマに向けた直後、その隙に牡丹がマーゴットを遠くへと投げ飛ばした。
 ……覚醒者だから、きっと、大丈夫だろう。
「助かったよ、クズま君」
「助けたのに、酷い言い様だな……で、始めるか」
 カズマはVDパルムを真面目に、そう、凄く真面目に排除続けていた。
 だが、牡丹が手伝うと全くもって片付けが進まなかった。牡丹の家事できないが、まさか、VDパルムにまで及ぶとは思いもしなかったのだ。
 つまり、依頼を達成する為には、牡丹の排除は必要な事だった。
「一度、カズマ君とは“真剣”に戦ってみたかったんだよね」
「投げ飛ばした方の勝ちでいいよな」
「それでいいよ。温泉を破壊する訳にはいかないからね」
 構え合う二人。
 カポーンと謎の音が響いた直後、二人は同時に動いた。
 カズマには勝算があった。疾影士と格闘士の合わせ技でいち早く、牡丹の腕を掴むつもりだったのだ。
 相手を打倒す必要が無いならば、速さで勝る疾影士がメインの自分が有利なはず。
「貰った」
 牡丹の二の腕を掴むはずだったカズマの手は、確かに掴んだ。
 豊かな胸を。牡丹の柔らかいそれは、掴みきれない程大きく……。
「カズマ君ってさ。時々、大胆だよね」
「おま……自分から胸を出す奴が……」
 驚きもせずに牡丹は不敵な笑みを浮かべ、カズマの競泳水着を掴んだ。
 先に捕まれると思って、牡丹はわざと身体をズラしたのだ。その結果、カズマの動きが一瞬止まると読んでいた。
「相手がカズマ君だからね」
 含みのある言葉を残して牡丹は手に力を入れる。
 次の瞬間――カズマは投げ飛ばされた。パンパンと手を叩き満足そうな牡丹。
「よし、これでボクが勝者だね」
「いえ、まだですよ」
 振り返ったそこには、微振動するVDパルムを持つ、ルシェンの姿――。
「次はルシェン君かい。いいよ。受けて立つよ」
 温泉の死闘はもう暫く続くのであった。

●激戦の後に
 何とか全てのVDパルムを排除し、ゆっくりと温泉に入るハンター達。
 幾人か尊い犠牲が出てしまったが致し方ない事だろう。
(……)
 その一人、ざくろが呆然とした顔でジッとしていた。
 彼は、何か大切なものを失ったかもしれない。
「大丈夫でしょうか……ざくろ様。さっきから動きませんけど」
「今は……そっとしてやれ」
 温泉の中で、希を後ろから抱き締めながらイレーヌが答えた。
 イレーヌは知っている。ざくろは再び立ち上がる事が出来る男の子だと。
 そんな訳で、ざくろから意識を変えて、希の若くてすべすべした肌が楽しむ。これは気持ちいい。
 今日は良い日になった。水着姿を堪能できたし、こうしてスキンシップも満喫している訳なのだから。
 ニコニコ顔のイレーヌとは真逆に、シェルミアが落ち込んでいた。
(……パルム不信になりそうかも……)
 顔を半分、湯の中に沈めながらマーゴットの姿を、ぼんやりと視界の中に入れる。
 先程から言葉を発せずに、ただただ、頭を抱えているマーゴット。
 彼女もまた、ざくろと同様、微動だにしていない。変貌した時の記憶が残っているようで、きっと、精神的なダメージを強く受けているのだろう。
 それは自分にも言えた事だけど――とシェルミアは思う。
 暫くはパルムを見ただけで今日の事を思い出すかもしれない……。
「カズマ君! お酒がもう無いよ!」
「あ……杯が……」
 空になった一升瓶を持ってカズマの背中に飛びつく牡丹。
 その衝撃でカズマは手に持っていた杯を湯の中に落とした。慌てて探るが見つからない。どうも、依頼の度に手元から無くなる気がする。
「カズマ君……皆が居るのに大胆だね」
 どうやら、牡丹の違うものをまさぐったようだ。
 直後、カズマが宙を舞ったのは言うまでもない事だった。

 ヤリきった……違う。疲れ切ったルシェンがプカーと仰向けで流れていく。
 湯煙の間に見える青空は、澄み切っていて美しい。この晴れ晴れとした心境と一緒だった。
「少し……休憩です……」
 ルシェンは視線をぐるりと回して、仲間らの姿を確認すると、舌舐りする。
 だって、温泉の後は、宿場で一泊するのだから。


 こうして、ハンター達はVDパルムを排除して温泉の平和を守ったのであった。
 なお、その夜は宿で騒ぎ過ぎて、ざくろにらきすけの神が降臨するのだが、それは別のお話である。


 おしまい。

依頼結果

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MVP一覧

重体一覧

  • 元凶の白い悪魔
    マーゴットka5022

参加者一覧

  • 虹の橋へ
    龍崎・カズマ(ka0178
    人間(蒼)|20才|男性|疾影士
  • 神秘を掴む冒険家
    時音 ざくろ(ka1250
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • 白嶺の慧眼
    イレーヌ(ka1372
    ドワーフ|10才|女性|聖導士
  • 元凶の白い悪魔
    マーゴット(ka5022
    人間(蒼)|18才|女性|舞刀士
  • 最狂の信仰を
    ルシェン・グライシス(ka5745
    エルフ|22才|女性|聖導士
  • 符術剣士
    シェルミア・クリスティア(ka5955
    人間(蒼)|18才|女性|符術師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2017/11/16 12:38:55
アイコン 【確認用】
龍崎・カズマ(ka0178
人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2017/11/12 18:57:09
アイコン 【相談版】(見た目)菌類の駆除
龍崎・カズマ(ka0178
人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2017/11/16 20:43:14