ゲスト
(ka0000)
あわてんぼうのサンタクロース
マスター:水

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/12/21 19:00
- 完成日
- 2017/12/25 23:40
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
あわてんぼうのサンタクロース。雑魔に襲われて落っこちた。
あいたたドンドンドン、あいたたドンドンドン。プレゼントをぶちまけ大ピンチ。
空には空飛ぶ雑魔達が、地上にはサンタの脂肪を狙う雑魔達で溢れかえっていました。
このままでは子供達へプレゼントを渡す事は出来ません。そこでサンタさんは考えました。
空飛ぶソリはまだ大丈夫、トナカイも軽傷。幸運な事にハンターズオフィスの支部も近くにありました。リスクはありますがサンタさんに選択の余地はありません。
「それゆけトナカイ達! あの明かりの灯った場所まで向かうのじゃ!」
サンタさんは手綱を振るうと、雑魔にやられた痛みに耐えながら懸命に飛び立ちます。
プレゼントがなくなってしまった分、早く移動できるサンタさんは、見事雑魔の群れを振り切ってハンターズオフィスの支部へとたどり着いたのでした。
・・・
「急ぎの頼み事なんじゃが、森にプレゼントをぶちまけてしまっての。トナカイもこの有様、どうかトナカイを癒している間にプレゼントの回収をしてほしい、報酬はたんと弾む! これはお前たちハンターにしかできない仕事なんだ! 頼む!」
サンタはそう言いながら受付を済ませて掲示板に依頼内容を張り付ける。独り言を叫びながら依頼内容を掲示板へと張り付けるのだから相当慌てているのだろう。
だがサンタが慌てるのも無理はない話だった。このままではクリスマスに子供達へプレゼントを届けることが出来ない。
それだけは絶対に避けなければならない事態だったからだ。
あいたたドンドンドン、あいたたドンドンドン。プレゼントをぶちまけ大ピンチ。
空には空飛ぶ雑魔達が、地上にはサンタの脂肪を狙う雑魔達で溢れかえっていました。
このままでは子供達へプレゼントを渡す事は出来ません。そこでサンタさんは考えました。
空飛ぶソリはまだ大丈夫、トナカイも軽傷。幸運な事にハンターズオフィスの支部も近くにありました。リスクはありますがサンタさんに選択の余地はありません。
「それゆけトナカイ達! あの明かりの灯った場所まで向かうのじゃ!」
サンタさんは手綱を振るうと、雑魔にやられた痛みに耐えながら懸命に飛び立ちます。
プレゼントがなくなってしまった分、早く移動できるサンタさんは、見事雑魔の群れを振り切ってハンターズオフィスの支部へとたどり着いたのでした。
・・・
「急ぎの頼み事なんじゃが、森にプレゼントをぶちまけてしまっての。トナカイもこの有様、どうかトナカイを癒している間にプレゼントの回収をしてほしい、報酬はたんと弾む! これはお前たちハンターにしかできない仕事なんだ! 頼む!」
サンタはそう言いながら受付を済ませて掲示板に依頼内容を張り付ける。独り言を叫びながら依頼内容を掲示板へと張り付けるのだから相当慌てているのだろう。
だがサンタが慌てるのも無理はない話だった。このままではクリスマスに子供達へプレゼントを届けることが出来ない。
それだけは絶対に避けなければならない事態だったからだ。
リプレイ本文
●出発
「プレゼントが子供たちに届かないという事態は避けたいですね。なので、できるだけプレゼントは回収したいですが……」
出発直後、エルバッハ・リオン(ka2434)は双眼鏡で周囲を捜索しながらそう小さく呟く。子供達の夢の結晶、想いの詰まったサンタのプレゼントが散らばってしまったのである。心を痛めるのも無理の無い話だった。
「サンタさん、会うのは初めて。お仕事についていろいろと訊いてみたいわ。今回は私達がお仕事する側なのが残念でならないわ」
リアリュール(ka2003)は用意した地図を元に現場へ向かいながらそう呟く。サンタも乗り気だったのか、残念そうにため息を吐いている。
「ワシも残念だよ。世界を救い続けている君たちハンターと話せる機会なんて、そうそう無いからね」
「でもまさか本当にお会いできるなんて、何が起こるか解らないですよね……」
ハンター達に敬意を払うサンタに恐縮しながらも、不思議な存在であるサンタに会えたことに戸惑うミオレスカ(ka3496)。お互いが持ちつ持たれつで世界が回っている事を改めて知る切っ掛けになったに違いない。
「リアリュール、もう少しで着くんじゃないのか?」
岩井崎 旭(ka0234)は地図と乗っているソリの向こう側を交互に見ながら声をかける。旭とリアリュールはプレゼントの回収班としての重要な役割を担っている為か、少し緊張した表情で構える。
やがてソリが現場にたどり着くと、そこには光り輝くサンタのプレゼントが散らばっており、それを人間だと思い込んだヴォイド達が殴りつけようとした瞬間だった。
一匹のヴォイドが切り裂かれる。鳳凰院ひりょ(ka3744)による斬撃、その一撃が子供達の夢を守ったのだ。
「サンタさんよ、あんたはここで休んでな。あんたにとっては、この後こそが本当の仕事だからな」
本当に出会った時は心の中で動揺していた鳳凰院だったが、今は仕事に集中すべく容赦のない斬撃で子供達のプレゼントを守っていく。
雪がしんしんと降りしきる森の中で、プレゼントを心待ちにする子供たちの為のプレゼント回収作戦が幕を開けたのだった。
●遊撃
まず先陣を切ったのは鳳凰院だった。ソウルトーチでヴォイドを振り向かせながら叫ぶ。
「さあ、活きの良い獲物がここにいるぞ? こっちだっ!」
すると生きた人間に心躍るような様子で一斉に鳳凰院へとヴォイドが集中する。
更にソウルトーチに反応したのか、サンタを墜落させた飛行型のヴォイド達も襲い掛かってきたが。
「リトリビューション! 鳳凰院さん、無茶は厳禁ですよ!」
光の雨を降らしているミオレスカの髪から七色の光が漏れ出し、ミオレスカが降らせた光の雨により次々と貫かれたヴォイド達が墜落していく。
だが時間は深夜、ヴォイド達が最も群れて活躍しやすい時間帯である以上、それだけの攻撃で数が劇的に減るほど甘くは無い。
そこへ周囲の雪を溶かしながらヴォイドを燃やす一つの火の玉が通った。
「ファイアーボール! 二人とも、油断大敵ですよ!」
リオンの胸元に薔薇の花を模した赤色の紋様が浮かび上がる。さらに、その紋様を起点にして、棘を模した同色の紋様が六本、両腕と両脚の先まで、それと両頬のあたりまで、体に巻きついているかのように浮かび、その手のひらからファイアーボールが雪を溶かしながら放たれる。
「ありがとうリオンさん!」
「そうだな、リオンの言う通りだ! 回収している余裕はなさそうだが、戦いに集中できるのは悪くない」
遊撃隊という重要な任務に就いた三人は、光るプレゼントを庇うようにヴォイド達を薙ぎ倒していく。
彼らの活躍によってプレゼントは傷一つ着くことなく、この後回収班の手によって無事にソリへと回収されていった。
●回収
雑に扱ってもいいとサンタから言われてはいるが、子供たちが心待ちにしているものにそんな扱いはできない。そう啖呵を切ったのは旭だった。
「投げてもいいって言うけれど、中身が壊れたり、箱がべこべこだったらがっかりするじゃねーか。そーゆーのはなるべく丁寧に運ぶからさ。開ける前の箱を見るワクワクだって、あんたが運ぶ夢の一部だろ?」
「そうじゃったな、非常事態なので思わず忘れてしまってたわい。だが壊れやすい物でもしっかり気を使って梱包してあるし、箱も丈夫に作っている。煙突から入るのに、プレゼントが無事でいられるかい?」
「それもそうだな、よし、さっそく大まかな位置を確認するぞ!」
そう言うと旭はイヌワシのジェローを放ち、ファミリアズアイを唱える。
「どうやらそう広くは散らばってないみたいだ、数はざっと八十ちょい! 回収始めるぞ!」
戦っている他の仲間や同じ回収班であるリアリュールに大声で伝えると、手にしていたハルバードを地面へ突き立て地を蹴る。
リアリュールも後を追うように騎乗していたロジィから降りると、プレゼント回収用の袋をサンタから調達し、走り出す。
二人は二手に分かれるようにプレゼントを拾い集め、旭は両手で抱えるように、リアリュールは袋へ入れられるだけ入れてソリの方へと向かう。
しかし途中、旭の方に雑魔が集中し始める。両手が塞がっていて自慢の武器も振るえない中で彼は上半身が羽毛に覆われ、頭部がミミズクの様な姿になると、こう唱えた。
「ファントムハンド!」
数匹のヴォイドが幻影の腕に捕らわれ身動きが取れなくなる。これで少しは距離を稼ぐことは出来たが、今度は上空からの奇襲を察知してか、魔導短電話を用いて救援を求めた。
するとそれに応える形で空から光の雨が降り注ぐ。ミオレスカによるリトリビュージョンが届く範囲まで彼は全速力で駆け抜けていたのだ。
つまりハルバードの位置まであと少し。プレゼントをサンタの居るソリへと放り投げるとハルバードを掴みそれを振り回し居ってきたヴォイドを纏めて薙ぎ倒していった。
一方、袋一杯にプレゼントを詰め込んだリアリュール。通信機で情報を共有しているが、どうやら賑やかな方にヴォイドが向かっていったようでリアリュールの回収作業は順調に進んでいる様子だった。
「よいしょっと! サンタさん、受け取ってください!」
なるだけ戦禍から避けるように移動しながら、プレゼントをサンタへと手渡す。ドサドサと音を立てて大量のプレゼントがソリへと載せられていった。
袋を空にしたリアリュールは、旭がファミリアズアイで示してくれたプレゼントの位置を元に再び走り出し、丁度ひと暴れしてスッキリした旭も再び森の中へと駆け込んでいく。
そんな中、ヴォイド達の様子に変化が現れた。幾ら大量に居るヴォイドと言えど、そのエリアに居るヴォイドの数には限度がある。
不利を悟ったのか、それとも生きたいという本能からなのか、ヴォイド達が一斉に撤退していった。
「これで運搬に集中できるな」
額の汗を拭いながら、鳳凰院は安堵する。周囲はしんしんと雪が降り積もるだけで何も感じない、不思議な気持ちになるような静寂さを破るのはプレゼント回収班の足音。
「ミオ! これを」
旭は戦闘を終えて一息ついていたミオレスカにプレゼントを投げ渡す。
「了解、ってあわわっ」
バラバラに投げられたプレゼントを纏めてキャッチしようとするが、足がもつれてどうにか全てキャッチする。
「よし、サンタさん! はい!」
ミオレスカは笑顔でサンタへプレゼントを渡した。
その後も滞りなくプレゼント回収が捗り、サンタがその合計数をメモと共に数え、八十一個全て回収し終えた事を皆に伝える。
「皆、本当にありがとう。これで今年も子供達に夢を与えられる」
そういうとサンタは傷の癒えたトナカイと共に綺麗な光を散らしながらゆっくりと浮遊していく。
「綺麗……」
リオンは静かにその様子を眺めていると、サンタはあっという間に飛んで行ってしまった。
「メリークリスマース!」
その一言と、いつの間にか置かれていた報酬と共に、サンタは子供たちへプレゼントを届ける為に真夜中の空へと飛び立っていくのだった……。
「プレゼントが子供たちに届かないという事態は避けたいですね。なので、できるだけプレゼントは回収したいですが……」
出発直後、エルバッハ・リオン(ka2434)は双眼鏡で周囲を捜索しながらそう小さく呟く。子供達の夢の結晶、想いの詰まったサンタのプレゼントが散らばってしまったのである。心を痛めるのも無理の無い話だった。
「サンタさん、会うのは初めて。お仕事についていろいろと訊いてみたいわ。今回は私達がお仕事する側なのが残念でならないわ」
リアリュール(ka2003)は用意した地図を元に現場へ向かいながらそう呟く。サンタも乗り気だったのか、残念そうにため息を吐いている。
「ワシも残念だよ。世界を救い続けている君たちハンターと話せる機会なんて、そうそう無いからね」
「でもまさか本当にお会いできるなんて、何が起こるか解らないですよね……」
ハンター達に敬意を払うサンタに恐縮しながらも、不思議な存在であるサンタに会えたことに戸惑うミオレスカ(ka3496)。お互いが持ちつ持たれつで世界が回っている事を改めて知る切っ掛けになったに違いない。
「リアリュール、もう少しで着くんじゃないのか?」
岩井崎 旭(ka0234)は地図と乗っているソリの向こう側を交互に見ながら声をかける。旭とリアリュールはプレゼントの回収班としての重要な役割を担っている為か、少し緊張した表情で構える。
やがてソリが現場にたどり着くと、そこには光り輝くサンタのプレゼントが散らばっており、それを人間だと思い込んだヴォイド達が殴りつけようとした瞬間だった。
一匹のヴォイドが切り裂かれる。鳳凰院ひりょ(ka3744)による斬撃、その一撃が子供達の夢を守ったのだ。
「サンタさんよ、あんたはここで休んでな。あんたにとっては、この後こそが本当の仕事だからな」
本当に出会った時は心の中で動揺していた鳳凰院だったが、今は仕事に集中すべく容赦のない斬撃で子供達のプレゼントを守っていく。
雪がしんしんと降りしきる森の中で、プレゼントを心待ちにする子供たちの為のプレゼント回収作戦が幕を開けたのだった。
●遊撃
まず先陣を切ったのは鳳凰院だった。ソウルトーチでヴォイドを振り向かせながら叫ぶ。
「さあ、活きの良い獲物がここにいるぞ? こっちだっ!」
すると生きた人間に心躍るような様子で一斉に鳳凰院へとヴォイドが集中する。
更にソウルトーチに反応したのか、サンタを墜落させた飛行型のヴォイド達も襲い掛かってきたが。
「リトリビューション! 鳳凰院さん、無茶は厳禁ですよ!」
光の雨を降らしているミオレスカの髪から七色の光が漏れ出し、ミオレスカが降らせた光の雨により次々と貫かれたヴォイド達が墜落していく。
だが時間は深夜、ヴォイド達が最も群れて活躍しやすい時間帯である以上、それだけの攻撃で数が劇的に減るほど甘くは無い。
そこへ周囲の雪を溶かしながらヴォイドを燃やす一つの火の玉が通った。
「ファイアーボール! 二人とも、油断大敵ですよ!」
リオンの胸元に薔薇の花を模した赤色の紋様が浮かび上がる。さらに、その紋様を起点にして、棘を模した同色の紋様が六本、両腕と両脚の先まで、それと両頬のあたりまで、体に巻きついているかのように浮かび、その手のひらからファイアーボールが雪を溶かしながら放たれる。
「ありがとうリオンさん!」
「そうだな、リオンの言う通りだ! 回収している余裕はなさそうだが、戦いに集中できるのは悪くない」
遊撃隊という重要な任務に就いた三人は、光るプレゼントを庇うようにヴォイド達を薙ぎ倒していく。
彼らの活躍によってプレゼントは傷一つ着くことなく、この後回収班の手によって無事にソリへと回収されていった。
●回収
雑に扱ってもいいとサンタから言われてはいるが、子供たちが心待ちにしているものにそんな扱いはできない。そう啖呵を切ったのは旭だった。
「投げてもいいって言うけれど、中身が壊れたり、箱がべこべこだったらがっかりするじゃねーか。そーゆーのはなるべく丁寧に運ぶからさ。開ける前の箱を見るワクワクだって、あんたが運ぶ夢の一部だろ?」
「そうじゃったな、非常事態なので思わず忘れてしまってたわい。だが壊れやすい物でもしっかり気を使って梱包してあるし、箱も丈夫に作っている。煙突から入るのに、プレゼントが無事でいられるかい?」
「それもそうだな、よし、さっそく大まかな位置を確認するぞ!」
そう言うと旭はイヌワシのジェローを放ち、ファミリアズアイを唱える。
「どうやらそう広くは散らばってないみたいだ、数はざっと八十ちょい! 回収始めるぞ!」
戦っている他の仲間や同じ回収班であるリアリュールに大声で伝えると、手にしていたハルバードを地面へ突き立て地を蹴る。
リアリュールも後を追うように騎乗していたロジィから降りると、プレゼント回収用の袋をサンタから調達し、走り出す。
二人は二手に分かれるようにプレゼントを拾い集め、旭は両手で抱えるように、リアリュールは袋へ入れられるだけ入れてソリの方へと向かう。
しかし途中、旭の方に雑魔が集中し始める。両手が塞がっていて自慢の武器も振るえない中で彼は上半身が羽毛に覆われ、頭部がミミズクの様な姿になると、こう唱えた。
「ファントムハンド!」
数匹のヴォイドが幻影の腕に捕らわれ身動きが取れなくなる。これで少しは距離を稼ぐことは出来たが、今度は上空からの奇襲を察知してか、魔導短電話を用いて救援を求めた。
するとそれに応える形で空から光の雨が降り注ぐ。ミオレスカによるリトリビュージョンが届く範囲まで彼は全速力で駆け抜けていたのだ。
つまりハルバードの位置まであと少し。プレゼントをサンタの居るソリへと放り投げるとハルバードを掴みそれを振り回し居ってきたヴォイドを纏めて薙ぎ倒していった。
一方、袋一杯にプレゼントを詰め込んだリアリュール。通信機で情報を共有しているが、どうやら賑やかな方にヴォイドが向かっていったようでリアリュールの回収作業は順調に進んでいる様子だった。
「よいしょっと! サンタさん、受け取ってください!」
なるだけ戦禍から避けるように移動しながら、プレゼントをサンタへと手渡す。ドサドサと音を立てて大量のプレゼントがソリへと載せられていった。
袋を空にしたリアリュールは、旭がファミリアズアイで示してくれたプレゼントの位置を元に再び走り出し、丁度ひと暴れしてスッキリした旭も再び森の中へと駆け込んでいく。
そんな中、ヴォイド達の様子に変化が現れた。幾ら大量に居るヴォイドと言えど、そのエリアに居るヴォイドの数には限度がある。
不利を悟ったのか、それとも生きたいという本能からなのか、ヴォイド達が一斉に撤退していった。
「これで運搬に集中できるな」
額の汗を拭いながら、鳳凰院は安堵する。周囲はしんしんと雪が降り積もるだけで何も感じない、不思議な気持ちになるような静寂さを破るのはプレゼント回収班の足音。
「ミオ! これを」
旭は戦闘を終えて一息ついていたミオレスカにプレゼントを投げ渡す。
「了解、ってあわわっ」
バラバラに投げられたプレゼントを纏めてキャッチしようとするが、足がもつれてどうにか全てキャッチする。
「よし、サンタさん! はい!」
ミオレスカは笑顔でサンタへプレゼントを渡した。
その後も滞りなくプレゼント回収が捗り、サンタがその合計数をメモと共に数え、八十一個全て回収し終えた事を皆に伝える。
「皆、本当にありがとう。これで今年も子供達に夢を与えられる」
そういうとサンタは傷の癒えたトナカイと共に綺麗な光を散らしながらゆっくりと浮遊していく。
「綺麗……」
リオンは静かにその様子を眺めていると、サンタはあっという間に飛んで行ってしまった。
「メリークリスマース!」
その一言と、いつの間にか置かれていた報酬と共に、サンタは子供たちへプレゼントを届ける為に真夜中の空へと飛び立っていくのだった……。
依頼結果
依頼成功度 | 普通 |
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面白かった! | 4人 |
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あなたの拍手がマスターの活力につながります。
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MVP一覧
重体一覧
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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プレゼント回収作戦 ひりょ・ムーンリーフ(ka3744) 人間(リアルブルー)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/12/21 18:19:45 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/12/20 19:33:09 |