ゲスト
(ka0000)
レイン魔法美術塾の少女たち2
マスター:深夜真世

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/03/24 19:00
- 完成日
- 2018/04/09 23:16
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
「そろそろ春めいてきたね~」
同盟領ヴァリオスのとある通りに構える街角屋台「Pクレープ」で南那初華(kz0135)が開店の準備をする手を止め呟いた。
「……まあ、そうだねぇ。初華は何かそう感じるところはあるのかい?」
Pクレープの横で自転車修理屋台をしている自称「戦場詩人」のおっさん、ダイン・グラマンが聞いてみる。
「街行く女の子たちの服装がだんだん軽やかで華やかになってきたから」
「ああ。さすがヴァリっ娘、ってところだな。少々肌寒くてもおしゃれを取りやがる」
やや乱暴にこたえたのはこの界隈のチンピラをまとめ上げる禿頭のならず者兄ィちゃん。ならず者だが縄張りの秩序も護っているため、ハンターながら見るからにトラブルに巻き込まれそうな初華をマークしている。
「ヴァリっ娘……でも、リアルブルーの女子高生もそんなもんかも?」
「そういえばお前のメイド服の丈もかなり短いよな……」
「今はまだ長いもん!」
「ま、あまり短くするとまた助平親父さんたちに絡まれるからほどほどがいいと思うねぇ」
そんなこんなでにぎやかなところ、一人の男性客が近寄ってきた。
「あ、おはようございます。いらっしゃいませ」
「ええと、今日は買い物じゃなくて……」
その男性客は常連のようだ。小脇にイーゼルを抱えている。
「ほへ? ああ、不在の時の画材とかいつもの通り見ててあげればいいのね?」
「そうでもなくて……実は数日、この辺りでたくさんの女の子がスケッチをするから……ええと、うるさくしてご迷惑を掛けるかもだけど大目に見てほしくて」
「ああ、ご挨拶ね。うん。大丈夫♪」
「絵描きのお仲間さんかい?」
初華の横からダインに聞かれ、少し照れた。
「画塾の生徒……その、少し前から指導もするようになったから」
「あは。レインさん、先生になったんですね。おめでとうございます」
笑顔で喜ぶ初華。
若者の名は、レイン。
レイン魔法美術塾の講師である。
「んじゃ、俺の手下にもこの辺りで騒ぎを起こさないよう釘を刺しとくか」
立ち去る禿頭のチンピラ。レインは一礼して見送った。
一方、レイン魔法美術塾の生徒たち。
「わーい、お出掛けお出掛け~」
「……お出掛けじゃなく野外スケッチだと思う」
はしゃぐヌリエにぽそりと突っ込むクレシェンテ。
「人に見られちゃうわけですよね?」
「えーっ、楽しいじゃない。お洒落して描いたら絵になるよ!」
自分の服装を気にするハーティア。ララはまったく気にしてないが。
「絵になるって……描きに行くのに」
テイル、くすくす笑っていたがはっと気付く。
「あ。でも先生たちにも見られちゃうのよね?」
お洒落、したほうがいいかな~とか思い直す。
ここへレインがやって来た。
「まあ、画家の前に女の子なんだから自分磨きも忘れないように」
「はぁい」
レインの言葉に素直に従う少女たち。
「あれ? レインセンセって、普段そないなこというとったかいな?」
ハルカ、首をひねる。
「出資者から『魅力的なレディの画家』を育てるよう言われてるからね」
「ああ、スポンサーからの要望じゃしかたないね~」
ハルカは気軽に納得したが、何人かの生徒は「スポンサー、いたんだ……」、「しかも変なこだわりが……」と初めて知る事実に心の引っ掛かりを覚えるのだった。
というわけで、レイン魔法美術塾の臨時講師となり八人の生徒の内一人のスケッチに付き合い絵の指導をしてもらえる男性ハンター、求ム。
同盟領ヴァリオスのとある通りに構える街角屋台「Pクレープ」で南那初華(kz0135)が開店の準備をする手を止め呟いた。
「……まあ、そうだねぇ。初華は何かそう感じるところはあるのかい?」
Pクレープの横で自転車修理屋台をしている自称「戦場詩人」のおっさん、ダイン・グラマンが聞いてみる。
「街行く女の子たちの服装がだんだん軽やかで華やかになってきたから」
「ああ。さすがヴァリっ娘、ってところだな。少々肌寒くてもおしゃれを取りやがる」
やや乱暴にこたえたのはこの界隈のチンピラをまとめ上げる禿頭のならず者兄ィちゃん。ならず者だが縄張りの秩序も護っているため、ハンターながら見るからにトラブルに巻き込まれそうな初華をマークしている。
「ヴァリっ娘……でも、リアルブルーの女子高生もそんなもんかも?」
「そういえばお前のメイド服の丈もかなり短いよな……」
「今はまだ長いもん!」
「ま、あまり短くするとまた助平親父さんたちに絡まれるからほどほどがいいと思うねぇ」
そんなこんなでにぎやかなところ、一人の男性客が近寄ってきた。
「あ、おはようございます。いらっしゃいませ」
「ええと、今日は買い物じゃなくて……」
その男性客は常連のようだ。小脇にイーゼルを抱えている。
「ほへ? ああ、不在の時の画材とかいつもの通り見ててあげればいいのね?」
「そうでもなくて……実は数日、この辺りでたくさんの女の子がスケッチをするから……ええと、うるさくしてご迷惑を掛けるかもだけど大目に見てほしくて」
「ああ、ご挨拶ね。うん。大丈夫♪」
「絵描きのお仲間さんかい?」
初華の横からダインに聞かれ、少し照れた。
「画塾の生徒……その、少し前から指導もするようになったから」
「あは。レインさん、先生になったんですね。おめでとうございます」
笑顔で喜ぶ初華。
若者の名は、レイン。
レイン魔法美術塾の講師である。
「んじゃ、俺の手下にもこの辺りで騒ぎを起こさないよう釘を刺しとくか」
立ち去る禿頭のチンピラ。レインは一礼して見送った。
一方、レイン魔法美術塾の生徒たち。
「わーい、お出掛けお出掛け~」
「……お出掛けじゃなく野外スケッチだと思う」
はしゃぐヌリエにぽそりと突っ込むクレシェンテ。
「人に見られちゃうわけですよね?」
「えーっ、楽しいじゃない。お洒落して描いたら絵になるよ!」
自分の服装を気にするハーティア。ララはまったく気にしてないが。
「絵になるって……描きに行くのに」
テイル、くすくす笑っていたがはっと気付く。
「あ。でも先生たちにも見られちゃうのよね?」
お洒落、したほうがいいかな~とか思い直す。
ここへレインがやって来た。
「まあ、画家の前に女の子なんだから自分磨きも忘れないように」
「はぁい」
レインの言葉に素直に従う少女たち。
「あれ? レインセンセって、普段そないなこというとったかいな?」
ハルカ、首をひねる。
「出資者から『魅力的なレディの画家』を育てるよう言われてるからね」
「ああ、スポンサーからの要望じゃしかたないね~」
ハルカは気軽に納得したが、何人かの生徒は「スポンサー、いたんだ……」、「しかも変なこだわりが……」と初めて知る事実に心の引っ掛かりを覚えるのだった。
というわけで、レイン魔法美術塾の臨時講師となり八人の生徒の内一人のスケッチに付き合い絵の指導をしてもらえる男性ハンター、求ム。
リプレイ本文
●
「さあ、描くでぇ!」
野外スケッチの現場に着くと漫才女子「ハルカ」が元気よく駆け出した。
「あ、こらちょっと……ええと、皆さん解散! 頑張って取り組んでください」
画塾の正式な講師であるレインが不安を感じ追う構えを見せつつ、振り返って生徒皆に伝えた。
でもってそのままハルカを追って行ったのは、臨時講師のハンターを多く雇っていたから。マンツーマンで指導できるほどの人数である。
つまり、大所帯。
「うわ……本当に賑やかね」
現地に構える街角屋台「Pクレープ」で働く南那初華(kz0135)が、たじっと気圧されるほどである。
というか、まさかここまでの人数とは思ってなかった様子。
「でも、大丈夫かなぁ」
そんな心配をしつつ、先にお代をもらっている、生徒や臨時講師のクレープを焼くべく生地や生クリームを用意するのだった。
●ひりょとテイル
そんな、未来の画家がちらほら腰を下ろす場所を移動する男性が。
「さて……」
鳳凰院ひりょ(ka3744)である。きょろきょろしているが、何を探しているのだろう。
おっと。
足を止めたぞ。
「……あのお店に飾ってある衣装、とっても素敵……お店の看板もお洒落よね」
その視線の先には一生懸命たちならぶ店頭を描いているテイルがいた。
「テイル、調子はどうだ?」
「あ」
ひりょが気にして近寄るとテイルは書いていたが用紙に覆いかぶさって隠してしまった。セミロングの茶色い髪が揺れ、瞳が大きく見開かれている。
「その様子だと……良くないのかな?」
「そ、そういうわけじゃ……」
優しくほほ笑むひりょ。テイル、緊張が解けて隠していた絵を見せた。
「店頭か。人の出入りだったり衣類を手に取ったりする人がいるだろうから……」
難しそうだ、と言い掛けたひりょの言葉が止まった。
「あ、あの……先生?」
不安そうにテイルが聞いてくる。ひりょがスケッチブックを手に固まっていたのだ。
「……テイルは色んな事に敏感に反応出来る一方、集中するとその部分のみに注意が行ってしまいがちな部分があるな」
ひりょ、汗たら~しながらそれだけ言った。
それもそのはず。
テイルの描いた衣料品の店頭は、飾られた服が見ている人より大きかったり月と魔法使いを模した看板の角度が真正面を向いていたりしているのだ。
明らかに、好きなものを特別な意欲で描いていた。
「テイル、ひとまず全体を見てみよう」
ひりょ、不安そうにするテイルに努めて冷静に話し掛けた。
いわく、衣類店の店頭を細かく描きすぎると他の部分から浮いた感じになる、と。
「掃除とかでもそうだが、一か所を徹底的に綺麗にした場合、そこは確かに綺麗になるが、他の部分の汚れがひどく目立つようになる」
「ほかの部分もきれいにしなくちゃですね……」
テイルが小さくなりながら理解を示した。
「テイルはクラスは魔術師だったな?」
満足そうに頷いたひりょ、話題を変えた。
「戦いでも時にふと全体の戦況を見渡す目を持つと、今自分が何をすべきか、という事がわかる事がある。遠距離から戦況を俯瞰する、その視野を持てればテイルの持ち味もいかんなく発揮できるんじゃないかな?」
ハンターとしての心構えである。
(ん?)
ここでテイルの雰囲気が分かったことに気付く。
かなり深刻な表情でこくこくと頷いたのである。
(何かあるのか?)
引っ掛かったが表には出さなかった。
で、しばらく後。
「ふう……」
「少し休憩しよう」
ひりょは熱心に取り組むテイルをクレープ屋台に誘った。少し根を詰め過ぎているという判断でもある。
「え? いいんですか?」
「まあ、頑張っているからな」
明るい笑顔を見せるテイル。早速屋台に行き、クレープ二つを頼む。
「おいし~っ!」
「……頑張ってたからなぁ」
満足そうに食べるテイルの横でこっそり呟く。
(元々一生懸命に何かに取り組める子だ)
まぶしそうに見つつ真面目にそんなことを考えていたひりょだが、慌てた。
「テイル、こぼれてる!」
「え? いやん」
生クリームが黄色いふわふわな服にこぼれ、慌てて拭くテイル。
「時折全体の状況を見る目を養えれば鬼に金棒な子なんだよな……」
ひりょ、テイルらしいと苦笑するのだった。
●神楽とミリンダ
広場の噴水近くには、ミリンダが陣取っていた。
「あ、先生。僕の絵、どうかな?」
神楽(ka2032)が近寄ると蜂蜜色のポニテを元気よく翻してスケッチブックを前にした。
そこには大きく噴水が描かれ、ほかには何もなかった。
「……人がいないのはテーマに沿った結果っすか? 面倒とか苦手で描いてないなら描かなきゃ上達しないっすよ?」
「うんっ。噴水が綺麗だからそれだけでいいかなっ、て!」
神楽、一瞬言葉を失った。
何という思い切りの良さ。
そこへ塾講師のレインが通り掛かった。
「そこまではいい。後は、人を加えることで噴水の綺麗さを描いてみて」
「俺もそう思うっすよ?」
レインが立ち去った後、神楽も付け加えた。
「え~っ」
「一つの目標はクリアしたっす。次の目標もできたっす。漫然と描くより目標がある方が何倍も上達するっすよ」
「分かったよ、先生」
ちょうどその時、キラキラした噴水を見上げてうっとりする女性がいた。
ミリンダ、そのたたずまいの美に反応し描こうとする。
が、女性はしばらくして立ち去った。絵は描けていない。
「うーん……」
「ちなみに俺の目標は綺麗な髪の可愛い美少女を撮影する事なんで協力頼むっす」
神楽、困って固まったミリンダに助け舟を出した。
「え?」
きょとんとしているミリンダにウォーターウォーク。
「わあっ」
噴水の噴き出した水の傍、水の上に立たせてカメラでごてごてデコした「三下魔導カメラ」を取り出し、撮影。
「はい。軽く歩いて見るっす……そこでターン。さりげなく髪に手を添えて……いいっすよ」
「もう、先生ったらなんかノリノリじゃない」
ポーズを取らせたりしてぱしゃぱしゃシャッターを切る。
「あれ?」
おや。
ミリンダ、何か足元の様子に気付いたぞ?
「足元に波紋が広がらないから鏡のように……あーっ!」
自らのスポーティーなミニスカに手を添え赤くなり神楽の方を見る。
「わざとじゃねっすよ? クレープ奢るんで勘弁するっす」
「いいから先生、見せて!」
カメラを下ろし無実を主張する神楽。ミリンダはずかずかとやって来て手を差し出す。
(こ、これは他の娘のところにはいけそうにないっすね)
いろいろ気遣いを見せるようだったが、他の娘にはちゃんと依頼参加ハンターの他にも別のハンターがついて指導しているので問題はなかった。
「両方食べたいんで半分こしないっすか?」
Pクレープで「イチゴ生クリーム」と「チーズラムレーズン」を受け取った神楽、そんな提案を。
「もう、先生のいやしんぼ。元から半分なんかできないじゃない」
ミリンダ、いーっ。
「ま、まあそうっすけど」
「だから、一口ずつ交換ね。……えいっ!」
「わっ……」
「はい。先生も」
ミリンダ、神楽の持っていたクレープを思いっきりかじってから自分のクレープを差し出した。
(思いっきりかじったらあとでまたいやしんぼって言われそうっすね)
神楽、遠慮がちにぱくっ。
「それより、これなら止まってるから描けそう」
ミリンダは先に神楽の写した写真に見惚れていた。白と青の縞パンは映ってなかったのでほっとしている。クレープにぱくつく様子も満足そうだ。
「本当ならその場で書くものっすが」
今回は写真を使っていいとの言葉にやる気を出すミリンダ。
神楽は持参したヒカヤ紅茶を淹れ小休止に備えた。
●賢四郎とクレシェンテ
「ん……」
通りの縁石に腰掛けたクレシェンテが立ち上がった。長い黒ワンピがタイトに体に纏いつく。手にした白い丸つば帽子の端をつかんで整え、にこり。少し傾げた顔。長い髪が揺れる。
「できたのかい?」
遠くにしゃがんでいた初月 賢四郎(ka1046)が声を掛け立ち上がった。先ほどまで「魚だぞ。食べるか?」などと戯れていた猫もびくっとして立ち去った。
「ええ。先生に見てほしい」
「どれ」
賢四郎、スケッチブックを受け取った。
「……どう? 暗くない?」
暗かった。
黒猫に影の強い路地裏。
絵はうまいのだが、本人がどういう絵を描きたかったのかが問題だ。
「気になるなら徹底的に暗くない絵を描いてみるといいんじゃないかな?」
「徹底的に……」
クレシェンテ、繰り返した。前向きに取り組んでみようという様子だ。
「そう。そしてクレシェンテがどう感じるか、かな?」
賢四郎、事実判断と価値判断の観念に言及した。
「どう感じるか?」
「例えば、100Gを高いと思うか安いと思うか」
言いつつ詩天占事略决とトランプを出して占いを始める。
「占い? でも……」
「懐疑的、かな? 基本、カードはカード。占う人の話を聞いて、カードと照らし合わせるから同じカードの結果に複数の解釈が出てくる。それが占いの確実性を増す……ほら」
詩天占事略决の解釈を見せて基本を説明する。
「だから」
賢四郎の構えた指鉄砲の指先に光球が現れ、そこから光の銃弾三発が放たれて木の葉に命中。後、黒のAと8のツーペアと1枚の伏せられた札に変じた後、粒子となって消滅した。
「ふう……。これ、前の仕事の後に完成したんだ。たとえば、これが自分の手札か相手の手札かどうか。それだけでも視点は変わるんだ」
自札なら最善に賭けるし、相手札なら最後の一枚はめくらせない、と続ける。
(ん?)
が、この時気付いた。
クレシェンテがこれまでとは種類の違う真面目な顔をして自分を見ていたことを。
ただ、知らんふり。
「ま、少し視点を変えてみることも必要じゃないかな?」
例えば、と歩き出す。
「どう思う?」
「うん……おいしい」
Pクレープでクレープを購入した賢四郎、差し出した一つを食べるクレシェンテのうきうきした、これまで見せていない女の子らしい様子に満足していた。
「覚えているかな? クレシェンテが絵を描いている時に自分が何をしていたか」
「……干し魚を手に猫と戯れていた、かしら」
「そう。気になるなら触れてみればいい。クレープも食べてみればいい。知る情報が増えれば増える程、思考には深みが出る。自己の表現の一種である絵にも通じるんじゃないかな?」
クレシェンテに言葉がなかったのはクレープをかじっていたから。ただ、少し顎を引いていた。
「そう言えば先生、絵の実技指導は?」
「後で徹底して影の濃くない絵を描く。後は……」
「後は?」
「同じ事象でも視点・観察者によって評価は変化する。故に、作品を作者がどう評価するか。判断するか。それが必要じゃないかな」
「私、が……?」
「そう」
たじろいだクレシェンテだったが、力強い賢四郎の言葉に小さく頷いた。
「そういうことだから後でみんなでこれを食べよう」
「先生の、判断?」
クレシェンテが目を丸めたのは賢四郎がマカロンを出したから。
「まあ、そうだ」
クレシェンテ、くすくす笑った。
●アルトとヌリエ
それはそれとして、現場に誰かがやって来た。
肩に乗っているのは、埴輪。
そう。
ハニワの伝道師こと……あれ?
もしかして今回はこの称号?
とにかく「海を奔るセクハラキャノン」ことアルト・ハーニー(ka0113)である。
「あ。センセ―! んもう、来るって言ったのに遅いよう!」
アルトに気付いたすばしっこそうな小さな娘、ヌリエが手を振っている。
そう。
アルト、依頼を受けていたのに遅れてやって来たのである!
「ふむ、何かいい題材がないかと来てみたら見知った顔が一杯いるねぇ。野外スケッチもまあ気分転換にはいいさね」
「んもう、何言ってんの。それよりボクの絵を見てよ!」
赤毛ショートのヌリエが近寄ってきてぐいぐい腕を引っ張る。ニーハイソックスに短パン姿の身体をいっぱいに使って今日も元気そうだ。
「何を描いてたさね?」
スケッチブックを覗くと、なんだか箱のようなものらしい。
「あれ」
指差す先を見ると、花売り屋台のようだ。……絵からまったく判断できなかったが。
「ちゃんとやってるならご褒美でも買ってあげるとするか」
「ホント? わあい、うれしいなぁ」
大人しくしてるさよ、とPクレープに行く。
「ありがとうございました~」
店員の南那初華(kz0135)からクレープ二つを受け取った時にふと思いついた。
「ヌリエの事だし一箇所でとどまっては……とか言う前に走り出してるし」
振り返るとヌリエは付いて来ておらず、走っているではないか!
どうやら花売り屋台の花につられてやって来た蝶を追い掛けているようで。
「わっ。負けないぞ。待て待て~」
あーあ。
どこかに行く勢いだ。
「相変わらず一箇所に留まってはいない子だな」
これはまずいと猛ダッシュするアルト。
で、これが追い付いたりする。さすが海を迸る以下略。
「あれ、センセ―?」
「よし、その蝶の動きや模様、しっかり見ておくといいさねぇ?」
「うんっ。あははっ。楽し~っ♪」
あーあ。
走るのが目的になってるよ。
で、しばらくして。
「はあ、はあ……あー、楽しかった」
蝶がたまらず空高く舞ったところでヌリエもあきらめた。
その頭に、ぺむっと手の平が。
「ほら、動いたり頭使ったりすると甘いものが欲しくなるだろう。好きな方を食べるといい。……両方は勘弁なんだぞ、と。俺も食べたいからねぇ」
「んじゃ、ひとかじりは交換だね♪」
あむっ、とアルトの持つクレープにかじりつき、自分のはあーんとアルトの方に。
「それより、蝶を見ていたならそれを絵に描いて見るのもいいかもさね」
「うんっ!」
でもって、運動したあとにさささっと絵を描くヌリエ。
「……じっくり構えずに描いた方がうまくなってるのはどういうことさね」
「ホント? ボクの絵、うまい?」
ぐぎぎぎ、という手の動かし方ではなく蝶を追っている時のような軽やかな動かし方が良かったのか、まずまずのタッチで抽象的に描かれていたようで。
●授業後
でもって、教室に戻って生徒たちのみでマカロンタイム。
「センセ―、足速かったんだよ!」
ヌリエが興奮気味に。
「わたしはハンターの戦いについても話してもらった、かな」
うーん、とテイル。
「スキルの実技も見せてもらったわ。ハンターの絵画塾だけはある、ということね」
クレシェンテは影の少ない猫を描いた絵を見つつ。ヌリエの絵のようになっていたが。
「僕もスキル掛けてもらった。……絵もいいけど、ハンターの方も気になるんだけどなぁ」
今度はミリンダ。
四人とも少し「これでいいのかな?」という思いを抱いたようである。
「さあ、描くでぇ!」
野外スケッチの現場に着くと漫才女子「ハルカ」が元気よく駆け出した。
「あ、こらちょっと……ええと、皆さん解散! 頑張って取り組んでください」
画塾の正式な講師であるレインが不安を感じ追う構えを見せつつ、振り返って生徒皆に伝えた。
でもってそのままハルカを追って行ったのは、臨時講師のハンターを多く雇っていたから。マンツーマンで指導できるほどの人数である。
つまり、大所帯。
「うわ……本当に賑やかね」
現地に構える街角屋台「Pクレープ」で働く南那初華(kz0135)が、たじっと気圧されるほどである。
というか、まさかここまでの人数とは思ってなかった様子。
「でも、大丈夫かなぁ」
そんな心配をしつつ、先にお代をもらっている、生徒や臨時講師のクレープを焼くべく生地や生クリームを用意するのだった。
●ひりょとテイル
そんな、未来の画家がちらほら腰を下ろす場所を移動する男性が。
「さて……」
鳳凰院ひりょ(ka3744)である。きょろきょろしているが、何を探しているのだろう。
おっと。
足を止めたぞ。
「……あのお店に飾ってある衣装、とっても素敵……お店の看板もお洒落よね」
その視線の先には一生懸命たちならぶ店頭を描いているテイルがいた。
「テイル、調子はどうだ?」
「あ」
ひりょが気にして近寄るとテイルは書いていたが用紙に覆いかぶさって隠してしまった。セミロングの茶色い髪が揺れ、瞳が大きく見開かれている。
「その様子だと……良くないのかな?」
「そ、そういうわけじゃ……」
優しくほほ笑むひりょ。テイル、緊張が解けて隠していた絵を見せた。
「店頭か。人の出入りだったり衣類を手に取ったりする人がいるだろうから……」
難しそうだ、と言い掛けたひりょの言葉が止まった。
「あ、あの……先生?」
不安そうにテイルが聞いてくる。ひりょがスケッチブックを手に固まっていたのだ。
「……テイルは色んな事に敏感に反応出来る一方、集中するとその部分のみに注意が行ってしまいがちな部分があるな」
ひりょ、汗たら~しながらそれだけ言った。
それもそのはず。
テイルの描いた衣料品の店頭は、飾られた服が見ている人より大きかったり月と魔法使いを模した看板の角度が真正面を向いていたりしているのだ。
明らかに、好きなものを特別な意欲で描いていた。
「テイル、ひとまず全体を見てみよう」
ひりょ、不安そうにするテイルに努めて冷静に話し掛けた。
いわく、衣類店の店頭を細かく描きすぎると他の部分から浮いた感じになる、と。
「掃除とかでもそうだが、一か所を徹底的に綺麗にした場合、そこは確かに綺麗になるが、他の部分の汚れがひどく目立つようになる」
「ほかの部分もきれいにしなくちゃですね……」
テイルが小さくなりながら理解を示した。
「テイルはクラスは魔術師だったな?」
満足そうに頷いたひりょ、話題を変えた。
「戦いでも時にふと全体の戦況を見渡す目を持つと、今自分が何をすべきか、という事がわかる事がある。遠距離から戦況を俯瞰する、その視野を持てればテイルの持ち味もいかんなく発揮できるんじゃないかな?」
ハンターとしての心構えである。
(ん?)
ここでテイルの雰囲気が分かったことに気付く。
かなり深刻な表情でこくこくと頷いたのである。
(何かあるのか?)
引っ掛かったが表には出さなかった。
で、しばらく後。
「ふう……」
「少し休憩しよう」
ひりょは熱心に取り組むテイルをクレープ屋台に誘った。少し根を詰め過ぎているという判断でもある。
「え? いいんですか?」
「まあ、頑張っているからな」
明るい笑顔を見せるテイル。早速屋台に行き、クレープ二つを頼む。
「おいし~っ!」
「……頑張ってたからなぁ」
満足そうに食べるテイルの横でこっそり呟く。
(元々一生懸命に何かに取り組める子だ)
まぶしそうに見つつ真面目にそんなことを考えていたひりょだが、慌てた。
「テイル、こぼれてる!」
「え? いやん」
生クリームが黄色いふわふわな服にこぼれ、慌てて拭くテイル。
「時折全体の状況を見る目を養えれば鬼に金棒な子なんだよな……」
ひりょ、テイルらしいと苦笑するのだった。
●神楽とミリンダ
広場の噴水近くには、ミリンダが陣取っていた。
「あ、先生。僕の絵、どうかな?」
神楽(ka2032)が近寄ると蜂蜜色のポニテを元気よく翻してスケッチブックを前にした。
そこには大きく噴水が描かれ、ほかには何もなかった。
「……人がいないのはテーマに沿った結果っすか? 面倒とか苦手で描いてないなら描かなきゃ上達しないっすよ?」
「うんっ。噴水が綺麗だからそれだけでいいかなっ、て!」
神楽、一瞬言葉を失った。
何という思い切りの良さ。
そこへ塾講師のレインが通り掛かった。
「そこまではいい。後は、人を加えることで噴水の綺麗さを描いてみて」
「俺もそう思うっすよ?」
レインが立ち去った後、神楽も付け加えた。
「え~っ」
「一つの目標はクリアしたっす。次の目標もできたっす。漫然と描くより目標がある方が何倍も上達するっすよ」
「分かったよ、先生」
ちょうどその時、キラキラした噴水を見上げてうっとりする女性がいた。
ミリンダ、そのたたずまいの美に反応し描こうとする。
が、女性はしばらくして立ち去った。絵は描けていない。
「うーん……」
「ちなみに俺の目標は綺麗な髪の可愛い美少女を撮影する事なんで協力頼むっす」
神楽、困って固まったミリンダに助け舟を出した。
「え?」
きょとんとしているミリンダにウォーターウォーク。
「わあっ」
噴水の噴き出した水の傍、水の上に立たせてカメラでごてごてデコした「三下魔導カメラ」を取り出し、撮影。
「はい。軽く歩いて見るっす……そこでターン。さりげなく髪に手を添えて……いいっすよ」
「もう、先生ったらなんかノリノリじゃない」
ポーズを取らせたりしてぱしゃぱしゃシャッターを切る。
「あれ?」
おや。
ミリンダ、何か足元の様子に気付いたぞ?
「足元に波紋が広がらないから鏡のように……あーっ!」
自らのスポーティーなミニスカに手を添え赤くなり神楽の方を見る。
「わざとじゃねっすよ? クレープ奢るんで勘弁するっす」
「いいから先生、見せて!」
カメラを下ろし無実を主張する神楽。ミリンダはずかずかとやって来て手を差し出す。
(こ、これは他の娘のところにはいけそうにないっすね)
いろいろ気遣いを見せるようだったが、他の娘にはちゃんと依頼参加ハンターの他にも別のハンターがついて指導しているので問題はなかった。
「両方食べたいんで半分こしないっすか?」
Pクレープで「イチゴ生クリーム」と「チーズラムレーズン」を受け取った神楽、そんな提案を。
「もう、先生のいやしんぼ。元から半分なんかできないじゃない」
ミリンダ、いーっ。
「ま、まあそうっすけど」
「だから、一口ずつ交換ね。……えいっ!」
「わっ……」
「はい。先生も」
ミリンダ、神楽の持っていたクレープを思いっきりかじってから自分のクレープを差し出した。
(思いっきりかじったらあとでまたいやしんぼって言われそうっすね)
神楽、遠慮がちにぱくっ。
「それより、これなら止まってるから描けそう」
ミリンダは先に神楽の写した写真に見惚れていた。白と青の縞パンは映ってなかったのでほっとしている。クレープにぱくつく様子も満足そうだ。
「本当ならその場で書くものっすが」
今回は写真を使っていいとの言葉にやる気を出すミリンダ。
神楽は持参したヒカヤ紅茶を淹れ小休止に備えた。
●賢四郎とクレシェンテ
「ん……」
通りの縁石に腰掛けたクレシェンテが立ち上がった。長い黒ワンピがタイトに体に纏いつく。手にした白い丸つば帽子の端をつかんで整え、にこり。少し傾げた顔。長い髪が揺れる。
「できたのかい?」
遠くにしゃがんでいた初月 賢四郎(ka1046)が声を掛け立ち上がった。先ほどまで「魚だぞ。食べるか?」などと戯れていた猫もびくっとして立ち去った。
「ええ。先生に見てほしい」
「どれ」
賢四郎、スケッチブックを受け取った。
「……どう? 暗くない?」
暗かった。
黒猫に影の強い路地裏。
絵はうまいのだが、本人がどういう絵を描きたかったのかが問題だ。
「気になるなら徹底的に暗くない絵を描いてみるといいんじゃないかな?」
「徹底的に……」
クレシェンテ、繰り返した。前向きに取り組んでみようという様子だ。
「そう。そしてクレシェンテがどう感じるか、かな?」
賢四郎、事実判断と価値判断の観念に言及した。
「どう感じるか?」
「例えば、100Gを高いと思うか安いと思うか」
言いつつ詩天占事略决とトランプを出して占いを始める。
「占い? でも……」
「懐疑的、かな? 基本、カードはカード。占う人の話を聞いて、カードと照らし合わせるから同じカードの結果に複数の解釈が出てくる。それが占いの確実性を増す……ほら」
詩天占事略决の解釈を見せて基本を説明する。
「だから」
賢四郎の構えた指鉄砲の指先に光球が現れ、そこから光の銃弾三発が放たれて木の葉に命中。後、黒のAと8のツーペアと1枚の伏せられた札に変じた後、粒子となって消滅した。
「ふう……。これ、前の仕事の後に完成したんだ。たとえば、これが自分の手札か相手の手札かどうか。それだけでも視点は変わるんだ」
自札なら最善に賭けるし、相手札なら最後の一枚はめくらせない、と続ける。
(ん?)
が、この時気付いた。
クレシェンテがこれまでとは種類の違う真面目な顔をして自分を見ていたことを。
ただ、知らんふり。
「ま、少し視点を変えてみることも必要じゃないかな?」
例えば、と歩き出す。
「どう思う?」
「うん……おいしい」
Pクレープでクレープを購入した賢四郎、差し出した一つを食べるクレシェンテのうきうきした、これまで見せていない女の子らしい様子に満足していた。
「覚えているかな? クレシェンテが絵を描いている時に自分が何をしていたか」
「……干し魚を手に猫と戯れていた、かしら」
「そう。気になるなら触れてみればいい。クレープも食べてみればいい。知る情報が増えれば増える程、思考には深みが出る。自己の表現の一種である絵にも通じるんじゃないかな?」
クレシェンテに言葉がなかったのはクレープをかじっていたから。ただ、少し顎を引いていた。
「そう言えば先生、絵の実技指導は?」
「後で徹底して影の濃くない絵を描く。後は……」
「後は?」
「同じ事象でも視点・観察者によって評価は変化する。故に、作品を作者がどう評価するか。判断するか。それが必要じゃないかな」
「私、が……?」
「そう」
たじろいだクレシェンテだったが、力強い賢四郎の言葉に小さく頷いた。
「そういうことだから後でみんなでこれを食べよう」
「先生の、判断?」
クレシェンテが目を丸めたのは賢四郎がマカロンを出したから。
「まあ、そうだ」
クレシェンテ、くすくす笑った。
●アルトとヌリエ
それはそれとして、現場に誰かがやって来た。
肩に乗っているのは、埴輪。
そう。
ハニワの伝道師こと……あれ?
もしかして今回はこの称号?
とにかく「海を奔るセクハラキャノン」ことアルト・ハーニー(ka0113)である。
「あ。センセ―! んもう、来るって言ったのに遅いよう!」
アルトに気付いたすばしっこそうな小さな娘、ヌリエが手を振っている。
そう。
アルト、依頼を受けていたのに遅れてやって来たのである!
「ふむ、何かいい題材がないかと来てみたら見知った顔が一杯いるねぇ。野外スケッチもまあ気分転換にはいいさね」
「んもう、何言ってんの。それよりボクの絵を見てよ!」
赤毛ショートのヌリエが近寄ってきてぐいぐい腕を引っ張る。ニーハイソックスに短パン姿の身体をいっぱいに使って今日も元気そうだ。
「何を描いてたさね?」
スケッチブックを覗くと、なんだか箱のようなものらしい。
「あれ」
指差す先を見ると、花売り屋台のようだ。……絵からまったく判断できなかったが。
「ちゃんとやってるならご褒美でも買ってあげるとするか」
「ホント? わあい、うれしいなぁ」
大人しくしてるさよ、とPクレープに行く。
「ありがとうございました~」
店員の南那初華(kz0135)からクレープ二つを受け取った時にふと思いついた。
「ヌリエの事だし一箇所でとどまっては……とか言う前に走り出してるし」
振り返るとヌリエは付いて来ておらず、走っているではないか!
どうやら花売り屋台の花につられてやって来た蝶を追い掛けているようで。
「わっ。負けないぞ。待て待て~」
あーあ。
どこかに行く勢いだ。
「相変わらず一箇所に留まってはいない子だな」
これはまずいと猛ダッシュするアルト。
で、これが追い付いたりする。さすが海を迸る以下略。
「あれ、センセ―?」
「よし、その蝶の動きや模様、しっかり見ておくといいさねぇ?」
「うんっ。あははっ。楽し~っ♪」
あーあ。
走るのが目的になってるよ。
で、しばらくして。
「はあ、はあ……あー、楽しかった」
蝶がたまらず空高く舞ったところでヌリエもあきらめた。
その頭に、ぺむっと手の平が。
「ほら、動いたり頭使ったりすると甘いものが欲しくなるだろう。好きな方を食べるといい。……両方は勘弁なんだぞ、と。俺も食べたいからねぇ」
「んじゃ、ひとかじりは交換だね♪」
あむっ、とアルトの持つクレープにかじりつき、自分のはあーんとアルトの方に。
「それより、蝶を見ていたならそれを絵に描いて見るのもいいかもさね」
「うんっ!」
でもって、運動したあとにさささっと絵を描くヌリエ。
「……じっくり構えずに描いた方がうまくなってるのはどういうことさね」
「ホント? ボクの絵、うまい?」
ぐぎぎぎ、という手の動かし方ではなく蝶を追っている時のような軽やかな動かし方が良かったのか、まずまずのタッチで抽象的に描かれていたようで。
●授業後
でもって、教室に戻って生徒たちのみでマカロンタイム。
「センセ―、足速かったんだよ!」
ヌリエが興奮気味に。
「わたしはハンターの戦いについても話してもらった、かな」
うーん、とテイル。
「スキルの実技も見せてもらったわ。ハンターの絵画塾だけはある、ということね」
クレシェンテは影の少ない猫を描いた絵を見つつ。ヌリエの絵のようになっていたが。
「僕もスキル掛けてもらった。……絵もいいけど、ハンターの方も気になるんだけどなぁ」
今度はミリンダ。
四人とも少し「これでいいのかな?」という思いを抱いたようである。
依頼結果
依頼成功度 | 大成功 |
---|
面白かった! | 4人 |
---|
ポイントがありませんので、拍手できません
現在のあなたのポイント:-753 ※拍手1回につき1ポイントを消費します。
あなたの拍手がマスターの活力につながります。
このリプレイが面白かったと感じた人は拍手してみましょう!
MVP一覧
重体一覧
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
「魔法美術塾」臨時講師控室 ひりょ・ムーンリーフ(ka3744) 人間(リアルブルー)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/03/23 22:28:46 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/03/23 01:09:13 |