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【東征】プロローグ

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【東征】プロローグでの状況について纏めておりますにゃ。
お好きな時にご確認をお願いしますにゃ!

テト(kz0107

更新情報(6月10日更新)

TOPにて掲載しておりましたプロローグノベルを、こちらに移動しました。
 
 

【東征】プロローグ

「モノノフの皆様、勇気ある志願に感謝致します」
 東方からの使者――朱夏(kz00116)は、目の前にいるハンター達に謝意を述べた。
 辺境の聖地奪還を果たして怠惰の侵攻を阻んだ人類。傷付いた辺境を復興すべく、各地が動き出している最中に大霊堂へ集うハンター達の姿。
 部族会議を通して朱夏の救援に応えた者達だ。
 
 朱夏によればエトファリカ東方連邦は現在窮地に陥っているという。
「我が東方を侵攻する『憤怒』は、今も勢力を拡大しております。御柱様が巫女と共に『天ノ御柱』で結界を築いて防いでおりますが、今や我等に残された土地は上様の居城である龍尾城と城下街天ノ都のみ……」
 東方を侵攻する歪虚は七眷属でも憤怒と呼ばれる一団らしい。
 朝廷と幕府は歪虚の侵攻に対抗するものの、憤怒の猛烈な侵攻を押し止める事ができなかった。人類に残された土地は八代目征夷大将軍である立花院紫草が座す龍尾城と周辺の砦だけとなっていた。
「それだけではございませんにゃ。東方には辺境の白龍と対になる黒龍がおられますが、対の白龍が失われた事で黒龍の力は一気に弱まるかもしれにゃい……と、シバ様は仰りましたにゃ」
 辺境において自らの部族を失った民によって構成される諜報組織『部族なき部族』のテト(kz0107)が、補足を加える。  彼ら部族なき部族は、シバ(kz0048)の打診を受けて今まで東方の民と連絡を取り続けていた。歪虚の支配地域を強引に通り抜けるやり方は危険極まりなく、多くの者が歪虚に呑まれていった。しかし、その犠牲があったからこそ、東方と西方はこうして手を結ぶ事ができているのだ。

朱夏


テト
「テト殿、シバ殿は何処へ?
 東方へお越しいただけると思っていましたが……」
「……我が師シバは、戦傷が悪化して、臥せっておりますにゃ。だから……名代として、このテトと『部族なき部族』が参る次第にございますにゃ」
 聖地奪還の戦の折、歪虚ハイルタイに受けた傷が残り、シバの体には膿が溜まる様になった……と、テトは語る。尤もシバの事、病気を理由にして裏で何か画策している可能性も考えられるが……。
「残念ですが、病では仕方ありません。
 では、皆様。先発隊として転移門で東方へお越しいただきます。一刻も早く龍尾城に御座す上様にお力添えを」
 朱夏は振り返って転移門を指し示す。
 大霊堂に設置されていた転移門は、東方へ足を踏み入れようとするハンター達を待ちわびていた。
 結界強化を決意した黒龍が転移門を閉ざしてから幾年月。
 朱夏が決死の覚悟で辺境へ赴き、黒龍の鱗を使って転移門を開いた――それは東方が想像以上に危機的状況であるのかもしれない。
「各々方、参りましょう。いざ、我が故郷……『東方』へ」
(執筆:近藤豊
(文責:フロンティアワークス)
 
 

先遣隊派遣までの経緯

聖地奪還の後、エトファリカ連邦国と東方地域の救援の斥候を兼ね、先遣隊が派遣されました。
東方救援のための戦いが開始されることとなった経緯、聖地奪還の頃から繋がる縁を確認してみましょう。

経緯
マギア砦籠城戦、ナナミ河撃滅戦、そして聖地奪還。
辺境で行われた一連の戦いは、脅威となっていた歪虚の一、『怠惰』に対し、人類が決死の反撃を挑んだ戦いだった。
ハンターたちの活躍とクリムゾンウェスト各国の連携、そして魔導型CAMと量産型魔導アーマ―の登場により、クリムゾンウェストに確実な変化が生まれる。
その変化が全て合わさり、人類は聖地の奪還を遂に成就させたのだった。

聖地の奪還はもともと、部族会議を中心とする辺境の人々の悲願であったが、戦いの中、その意味が大きく拡大する。
東方から転移してきた使節の一人、朱夏(kz0116)は、聖地奪還の戦いへの救援、そして聖地を回復することで復活する東方との転移門をもとに、西方諸国とハンターたちに援軍を求めたのであった。

かつて連絡の途絶えたのち、東方は歪虚の一、「憤怒」の攻勢を受け、追い詰められていた。
そして現在、エトファリカ連邦国において、帝と黒龍の力により結界は維持されているものの、それも限界に近づいていたのである。
白龍と聖地の変化を感じ取った黒龍と東方の人々は、最後の希望として、西方との縁を取り戻すための援軍を使わせたのであった……。

大霊堂を奪還したことに伴い、今や東方への転移門は限定的であるが再構築されている。
戦いに参戦した東方の人々への恩義か、あるいはこれからの戦いに向けた東方のまだ見ぬ技術か。
様々な目的も伴い、各国は援軍の編成を決定。
それに先立ち、ハンターズ・ソサエティが斥候ともなる先遣隊の編成を呼びかけることとなったのである。

≫エトファリカ連邦国の状況

【東征】に至る前、【不動】について
 【不動】マギア砦籠城戦時の状況
 【不動】ナナミ河撃滅戦時の状況
 【不動】聖地奪還