帝国領の各地で、エルフによるものと思われる襲撃事件が多発しています。
その殆どが夜襲であり、短時間の間に実行され、逃げる間も助ける呼ぶ間もなかったと言います。

小さな村や町を襲ったエルフ達は、目につく限りの人間を殺害し、村に火をつけています。
そしてその村に子供がいた場合、これを殺さずに拉致しているといいます。
襲撃される村に規則性はなく、強いていうのであれば孤立気味であり、子供がいる村だったようです。

そもそもこの襲撃事件がエルフハイムによるものなのかどうかはわかっていません。
当然、森都側は事件への関与を否定し、現在調査中であると回答しています。
しかし、被害を受けた帝国民の中で、森都への悪感情は急激に増大しています。

森都エルフハイム近辺で、人間とエルフの武力衝突事件が多発しています。
帝国軍がこれに関与しているとの噂がありますが、帝国軍は当然否定しています。
森都側の情報はあまり入ってきませんが、森都で巫女や警備隊の失踪事件が起きているのは事実のようです。

森都側は帝国の介入に対し、不可侵条約を犯した事への説明を求めていますが、帝国は否定の一点張りです。
この対応には森都側でも不満が上がっており、反帝国の感情が強まっています。
一部の過激派はこれを口実に報復を行うべきであると主張し、実際に一部は既に行動を起こしているようです。

帝国軍は可能な限り森都との衝突を避けようとしていますが、攻撃には反撃を行わざるを得ません。
森都周辺では日に日に緊張が高まり、大きな衝突が秒読みに入っているとの見方もあります。

森都の中枢とも言える組織、長老会。そこに属する長老たちのほとんどが、暗殺されたと森都は主張しています。
事実ハンターらは彼らの死を確認しており、どうやら長老会が壊滅したことは間違いないようです。
しかし、森都側は長老会の死は帝国が送り込んだ刺客によるものであるとし、それを口実に正式に開戦を布告。
帝国の各地に兵力を送り込み、侵略行為をエスカレートさせています。

実際のところ、長老会を暗殺したのは同じ長老であったヨハネ・エルフハイムであると報告があがっていますが、彼は残された唯一の長老として残り、今や大長老として森都を牛耳る立場にあります。
どうやらこのヨハネこそが今回の騒動の元凶であると見て間違いないでしょう。
彼と彼が率いる一部の配下らが、森都と帝国の仲違いを狙い、そして実際に戦争状態にまで発展させたのです。
生き残りである残り二人の長老、ユレイテルとジエルデも現在は裏切り者として追放され、森都に戻ることを許されていません。
ヨハネは二人に長老会暗殺の罪を着せることで排除すると同時に、大長老の座を手に入れました。

長老会という指導者を失った森都の民衆にとって、もはやヨハネの言葉を聞く以外に未来を模索する術はありません。
森都の意思決定機関である長老会を根絶やしにし、大長老の座をヨハネが手に入れた以上、戦争は止められないでしょう。
逆に彼さえ止めることができれば、この戦争を終わらせることができると考える事もできます。

森都の切り札と見られる大魔法、それが大規模浄化法と呼ばれるものです。
元々エルフハイムは浄化術に長けていましたが、それを攻撃的に転用した結果生まれた魔法であると言えます。
その歴史は古く、数百年前にまで遡ります。
当時、領土を拡大していた帝国軍に生活圏を脅かされた森都が生み出した決戦魔法であり、これこそが長い年月帝国と森都の直接的な干渉を防いできた“抑止力”であったと言えます。
圧倒的な威力と射程を誇る浄化法は一撃で帝都を壊滅できる程とも言われ、それを恐れた帝国は森都への侵略を停止しています。

しかし、浄化法にはいくつかの看過できない欠点がありました。
まず、その“発動体”となる者は非常に高位の巫女でなければならず、その術を正しく制御できる者は殆どいないということ。
そして、術の発動には多数の巫女の命そのものを犠牲にするということ。
たった一回の発動で何百人もの巫女が瞬時に命を失うこの魔法は、使えば使う程森都の寿命を縮めます。
また、正しくその力を運用できなければ発動体となった術者の命が危ういだけではなく、暴走の危険性を秘めていたと伝わっています。
帝国、森都双方がこの術を使いたくなかったが為に、抑止は成立していました。

しかし、ヨハネ・エルフハイムはこの大規模浄化法を用いて帝国に勝利するという腹積もりのようです。
浄化法を制御するために発動体となる浄化の器を鍛え、そして森都の巫女たちを浄化術の輸出にかこつけ訓練し、その数を増やしています。
そして何より、錬金術師組合と技術提携することで得られた“機導浄化術”を浄化法の制御に充てているようです。
彼はこの浄化法を用いる為に長い年月を下準備にかけており、その完成度は以前とは比べ物になりません。
より正確に、より少ない犠牲でこの魔法を使えるようになっているのだとしたら、その脅威は世界全体にまで及ぶことでしょう。

【神森】の連動シナリオと状況はこちら！
リリースや動向に合わせて本頁で更新を行いますが、連動シナリオ一覧もご確認ください。

▼【神森】連動シナリオ

シナリオ名	概要	状況
【神森】つながる道、生きる道 （MS：ＤｏＬＬｅｒ）	ミーファ、シグルドと共にエルフハイムの奥まで赴き、エルフの少女サイア、及びエルフによって誘拐されたと思われる人間の子供を救助せよ！
【森林】森の襲撃者と偽りの守護者 （MS：朝臣あむ）	帝国兵の服を纏った人型のナニか――「偽帝国兵」を撃破せよ！ （関連シナリオ：「「仕組まれた試練、器の襲撃者」」）
【神森】「I」にすべてを２ （MS：神宮寺飛鳥）	戦争を阻止する為、エルフハイム長老会を説得へ。 不可能であった場合は…彼らの排除をお願いします。
【神森】Weis Wald （MS：稲田和夫）	子供たちを救出し、援護（？）するアイゼンハンダー（kz0109）に細心の注意を払いながら犠牲者を出さずに場を収めよう！
【神森】グリーン・グリーン３ （MS：神宮寺飛鳥）	帝国皇帝ヴィルヘルミナ・ウランゲル（kz0021）が長老会と話し合うためにエルフハイムへ向かうも、エルフハイム外周の森林地帯に剣機型歪虚が出現。ハンターは敵戦力を迅速に殲滅せよ！
【神森】無力と偽力ともう１つの襲撃者 （MS：朝臣あむ）	リーゼロッテ・クリューガー（kz0037）の護衛につき、襲撃者「器」を撃破せよ。
【神森】理由なき行軍 （MS：植田誠）	帝国軍第5師団につき、所属不明帝国兵を捕縛および敵であれば撃破せよ。
【神森】神隠し （MS：雪村彩人）	エルフハイムが関わるとされる「神隠し」の噂。人間の子供を攫い集めるエルフを目撃したハンター達は、その阻止へと動き出す。
【神森】「I」にすべてを３ （MS：神宮寺飛鳥）	“大規模浄化法”による帝都の破壊を防ぐため、 大長老ヨハネ・エルフハイムを撃破し、浄化の器と巫女らを救出せよ！
【神森】森都を襲撃せし者たち （MS：朝臣あむ）	捕らわれている子供たちを開放するため、ハンターたちは帝国第十師団師団長ゼナイドと共に大樹の塔に挑む！
【神森】　冬が来る前に （MS：葉槻）	“エルフ達を救う”という大義名分を掲げて暴動を起こそうとしているルフトの町。首謀者を捕縛し、町人を救い出せ！
【神森】護る為に出来ること （MS：朝臣あむ）	大樹の塔での救出作戦を支援するため、派手に暴れて敵をひきつけよう！
【神森】アンセルム （MS：雪村彩人）	ユレイテル・エルフハイムの頼みを受けて、囚われた維新派のエルフを救出！

今作戦の依頼はハンターオフィスに【神森】タグが付与されたシナリオ群から形成されます。
各依頼を成功に導く事で本連動全体の成功へと繋がっていきます。
逆に一つの依頼で被害が発生した場合、その被害は【神森】全体にも影響します。 たとえば「ある事件を調査するシナリオ」において失敗となった場合、その調査に関連した別のシナリオに影響が生じたり、成立しない場合があります。

一見バラバラにハンターオフィスで並んでいる連動シナリオは、密接に繋がっています。一つ一つの依頼を成功に導く事が、状況を変化させ、次の展開が有利に変えていくのです。