戦闘ルール|WT10 ファナティックブラッド
戦闘判定システム
戦闘の進行
戦闘は以下の形でラウンド進行されます。ここではAチームとBチームの戦闘を想定します。

1.ファーストアクション
ラウンド開始時に行う行動です。戦闘に参加しているメンバーのファーストアクションタイミングでの
行動があれば、宣言して解決します。
なお敵味方のファーストアクションのタイミングが重なった場合には、
PC優先となります。
もしPCの間でも順番を決める必要がある時には、特に作戦の指示や
指定がない場合には、瞬発の高い順で行動します。
瞬発も同じであれば直感の順となり、それも同じであれば同時の行動
という扱いになります。
2.ロングアクション
最低でも分単位の準備が必要であったり、複数のラウンドに渡る行動を開始、または前ラウンドから進行しているロングアクションを継続する
かどうかを決定します。
ロングアクションを宣言すると、そのラウンドの間は他の能動的な行動
はとることはできません。
3.イニシアチブ
イニシアチブの判定では、敵味方のチームのいずれが、そのラウンドにおいて先攻であるのか後攻になるのかを決定します。
イニシアチブは1D10のダイス、スキルやマスタリング要素での
ボーナスをつけてダイスの振り合いを行います。
合計値の高い方が先攻と後攻の好きな手番を獲得できます。
4-1.アクション
イニシアチブ決定後、チーム内で各キャラクターが行動を起こします。この時、チーム内での行動順位は任意となりますが、特に作戦の指示や
指定がない場合には、瞬発の高い順で行動します。
瞬発も同じであれば直感の順となり、それも同じであれば、同時の行動
という扱いになります。
・メインアクション
自分のターン中に1度行える、大きめの行動。
攻撃や行動を伴うスキル、その他10秒程度かかる行動を指します。
※ メインアクションで行える事
移動 : 移動力×5スクエアを移動できる。
攻撃 : 攻撃を行える。
スキル:タイミングがメインアクションのスキルを行使する。
矢玉の再装填:リロードが1と記載されているアイテムについて、装填数を最大とします。
・サブアクション
自分のターン中に1度まで行える簡易な行動(スキルにより回数を
拡大可)。補助スキルの使用や移動など。
サブアクションはメインアクションの前後どちらかで使用ができる。
※ サブアクションで行える事
移動 : 移動力×1スクエアを移動できる。
スキル:タイミングがサブアクションのスキルを行使する。
矢玉の再装填:リロードが1と記載されているアイテムについて、装填数を最大とします。
メインアクションとサブアクションが終了したら、チーム内の次の
キャラクターの行動が開始されます。
4-2.リアクション
割り込みを宣言することなどによって発生する行動です。基本はラウンドに1度だけ行えますが、成長により回数が増加することもあります。
・割り込みについて
各キャラクターは戦闘中、自分のターン以外で割り込み行動を行う
ことができます。
・割り込み行動
未行動の場合に、何らかの行動を起点として自分の行動を行います。プレイングでの指定を基準とします。
複数のキャラクターが割り込み行動を宣言した場合、同時行動として扱われます。
割り込み行動は、起点となる行動を行ったキャラクターの手番の終了後に解決されます。
このため、同時に割り込み行動が発生した結果、行動が無効になった場合でも、割り込み行動自体は行われたものとなります。
例:割り込み行動で攻撃を宣言していた場合、目標が自分の手番で後退し射程的に届かなくなった場合や、
同時に行われた割り込み行動で先に目標が倒されてしまった場合は、割り込み行動そのものは行った扱いになります。
割り込み行動を行った場合は、その手番の行動権利を失い、行動済みの状態となります。
また割り込みで攻撃を行い、移動を行っていなかったとしても、後の自分の手番で移動を行うことはできません。
・割り込みスキル
キャラクターは割り込み行動として、割り込みのタイミング指定のあるスキルを使用できます。
このスキルは何らかの行動が行われるタイミングに発動し、起点となる行動の直前に解決されます。
割り込まれたキャラクターは、割り込みスキルの解決の結果を確認してから、続く行動を変更することが可能です。
例:攻撃しようとして移動したが、割り込みスキルで相手が離脱した為に攻撃が届かなくなった場合、
攻撃を行わず、魔法詠唱に切り替えることができます。
4-3.移動
戦闘時、敵味方含めたキャラクター達は戦闘フィールドを縦横無尽に移動しますが、この時にできる移動は、前後左右のみであり、斜め移動は不可能となっています。もし左上に移動したい時には、左横に移動したのちに
前に進んだという処理となります。
また、1スクエアの移動は「踏込」「ステップ」としてメインアクション付帯の行動とすることも可能です。
メインアクションで「移動」を宣言することによって、副能力値の移動力の5倍の距離まで移動することが可能となります。
サブアクションで「移動」を宣言することによって、副能力値の移動力の距離まで移動することが可能となります。
4-4.持ち替え
戦闘時にも、武器の持ち替えを行う事が出来ます。携帯品に装備している武器に持ち替える場合、自分のアクションタイミング以外で行う事が出来ず、メインアクションを消費します。
「主武器」から「副武器」に装備しているアイテムの持ち替え、及びその逆の持ち替えは任意のタイミングで行えます。
攻撃を受けた際に副武器の盾で受け止めるなどが可能です。
「両手武器」から「主武器」(と「副武器」)への持ち替え、及びその逆の持ち替えは、自分のアクションタイミング以外で行う事が
出来ませんが、メイン・サブのいずれのアクションを消費する事もありません。
4-5.リロードについて
「リロード」の数値が設定されている射撃武器については、メインアクションもしくはサブアクションを、数字回数だけ消費する事でリロードを行う事が出来ます。リロードを行う事により、装填数を最大に戻す事が可能です。
このアクションはラウンドをまたいでいても問題ありませんし、また連続したアクションとして消費する必要はありません。
例)
リロードが「3」となっている銃で攻撃をした場合、そのあとメインアクションかサブアクションで合計3回、リロードを行うことで、装填数を回復させ、攻撃に使用できるようになります。
この場合、リロードのアクションはラウンドをまたいでいたり、連続していなくても問題はありませんので、次のような行動が可能です。
1.メインアクションで攻撃、サブアクションでリロード(1回目)
2.サブアクションで移動、メインアクションでリロード(2回目)
3.サブアクションでリロード(3回目、装填数回復)、メインアクションで攻撃
また、リロードの数値が設定されている射撃武器の矢玉については、常識の範囲内で携帯しており、通常の戦闘において弾切れになる事はありません。
ただし、数時間にわたるなど長時間の戦闘においては、矢玉が尽きるという表現が行われる事はあります。