戦闘ルール|WT10 ファナティックブラッド
魔法判定手順
魔法判定

1.成立判定
魔法スキルを使用した時のみ、魔法判定は発生します。スキルを使用せずに魔法命中、魔法攻撃の数値を用いて戦闘する事は出来ません。魔法命中値に状況の修正値を加えた値以下を目標に判定を行います。
命中値以下が出れば魔法の発動は成功します。
攻撃と同様に00を含め、命中以下でゾロ目の場合はクリティカルとなり絶対命中となります。
反対に99を含め、命中より上でゾロ目の場合にはファンブルとなりトラブルが発生する可能性があります。
射程
自身から離れて効果を発揮する「飛び道具」的な
魔法については、距離のペナルティが発生します。
目標までのスクエア数、目標値の低下が生じます
のでご注意ください。
2-1.回避判定
魔法が発動した際、その魔法が回避が発生するスキルであり、かつ魔法成功判定のロールがクリティカルでなかった場合には、防御側は回避値以下を目標に判定を行い、成功ならば回避は成功となります。失敗した場合には、さらに受け判定を行います。2-2.抵抗判定
魔法のスキルの説明文に「抵抗判定が発生」とあり、かつ魔法成功判定のロールがクリティカルでなかった場合、防御側は抵抗値以下を目標に判定を行えます。
3.受け判定
発動した魔法が回避が発生するスキルであり、かつ防御側の回避判定の結果が受け値(副能力値:回避+受け)以下であった場合は受けが成功したことなり、受け防御点分ダメージを減じます。
4.防御判定
攻撃側の魔法発動が成功し、かつ防御側の回避が失敗した時、あるいは絶対命中が発生した時、攻撃側の判定のダイスの1の位の数字と、彼我のサイズ差、その後にスキルの修正を加え、命中部位表を参照して攻撃の命中した部位を決定します。防御判定時に命中部位に関して修正効果が入るのは1~9の範囲のみです。修正によって1以下、あるいは9以上になった場合はそれぞれ1、9として扱います。急所(0)に関してのみ異なる扱いとなり、1の位が0の場合にのみ命中する部位となります。命中部位表
命中部位値 | 二足歩行生物 (人間、ゴブリン等) | 四足歩行生物 (狼、ドラゴン等) | 無足生物 (蛇等) | 不定形生物 (スライム等) |
---|---|---|---|---|
1 | 頭 | 頭 | 頭 | 胴部 |
2 | 腕 | 背部 | ||
3 | 胴 | |||
4 | 胴部 | |||
5 | 腹 | |||
6 | ||||
7 | 脚 | 腹 | ||
8 | 脚 | |||
9 | 足 | |||
0 | 急所 | 急所 | 急所 | 急所 |
サイズ補正
隣接スクエアまでの魔法攻撃においては、敵とサイズ差が1あるごとに、命中部位は+3されます(相手が自分よりも小さい場合は-3されます)。
サイズは~2m(誤差数センチを含む)のPCはサイズ1、それを基準に2~4mがサイズ2、4~8mがサイズ3、8~16mがサイズ4…と身長(全長)が2倍するごとにサイズは1増大します。
ただし、2スクエア以上離れた対象に向けた魔法攻撃においてはサイズ補正は関わりません。
5.最終反映
攻撃側の威力から、防御側は「命中箇所の防御点」「受け防御点」等を差し引いて最終的なダメージを決定します。防御側は生命力から最終反映分の値をマイナスしなくてはなりません。
攻撃側の威力 -(防御点+受け防御点)=最終反映
6.終了判定
魔法発動が成功し、かつ魔法によってダメージ以外の効果が発生する時には、この段階で魔法が発動します。※ 複数回攻撃
一部のモンスターや一部の武器において攻撃回数が設定されている場合、1度のメインアクションで攻撃を複数回行う事が出来ます。この場合、目標数を増やす事はできず、同一の対象を複数回、攻撃することになります。
・複数回攻撃の命中判定
複数回攻撃の場合、最終的な命中値(それまでに使用したスキル、状況による補正などの効果を受けた数値)を攻撃回数で割った値を目標値として、命中判定を行います。
・複数回攻撃の回避判定/受け判定
目標とされたキャラクターは、最終的な回避値を攻撃された回数で割り、判定を行います。
またこの際、受け値は割らずに、割った後の新たな回避に追加したものが受け判定の値となります。
・複数回攻撃が命中した場合のダメージ
複数回攻撃が命中した場合、命中部位やダメージの計算は、それぞれの攻撃ごとに、別個に行います。
・メインアクションスキルと複数回攻撃
複数回攻撃を行う際、それぞれの攻撃において、メインアクションスキルを使用することは原則、行えません。
・各種スキルによる修正
ファーストアクションスキル、サブアクションスキル、支援スキルによる攻撃側命中、防御側回避への修正は、複数回攻撃の計算として割り算を行う前に加算します。
リアクションスキルで命中/回避が変化する場合は、回数で割り算をした後の、命中/回避に修正を行います。
なおリアクションスキルの効果は、そのリアクションを差し込んだ一度の判定のみに適用されます。3回の複数回攻撃を受けた場合に、回避を+20するリアクションスキルを使用した場合は、どれか1回の攻撃にのみ、使うことができます。
(すべての攻撃に対して、回避が上昇するわけではありません)
・スキルで複数回の攻撃を行う場合
一度のアクションで複数回の判定が生じるスキルでは、その複数回の判定に対して、命中値の変化はありません。
範囲攻撃や連続攻撃で対象を選んだ結果、同一目標に対して複数回攻撃が発生した場合のみ、目標となったキャラクターの回避の目標値は、同時に受けた攻撃の回数に応じて割り算します。
例:魔法命中60のキャラクターが「魔法の矢を任意目標に6本放つスキル」を使用し、A(回避60)B(回避40)C(回避50)にそれぞれ3本、2本、1本を放った場合
攻撃側:魔法命中60で6回の攻撃判定を行います。
防御側:Aは3回攻撃を受けているので「60÷3=20」となり、回避の目標値は20。
Bは2回攻撃を受けているので「40÷2=20」となり、回避の目標値は20。
Cは1回攻撃を受けているので「50÷1=50」となり、回避の目標値は50。