ゲスト
(ka0000)
擬態するもの
マスター:きりん

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/09/03 15:00
- リプレイ完成予定
- 2018/09/12 15:00
オープニング
●景色の中に
鬱蒼と茂る森があった。
豊富で多種多様な植物によって構成されるその森は、その植物を餌として求める草食動物を、その草食動物を餌として求める肉食動物を招き寄せ、受け入れた。
そして最終的には、それら植物に加え、動物の肉が毛皮を求める人間たちさえも、森は受け入れた。
それがどんな動物だとしても、森は受け入れたのだ。
そんな動物たちの中に姿を周囲に溶け込ませるのが得意な擬態能力を持つ動物がいた。
もしリアルブルーの人間がその動物を見れば、「カメレオンみたいだ!」などといったセリフを口にしたかもしれない。
確かに、その動物はリアルブルーでいうカメレオンにそっくりだった。
ただし、一般的なカメレオンよりも、この動物は大きかったが。
動物のままであれば良かった。
何の問題もなかった。
ただ、この動物の数匹が何らかの要因で雑魔となった時、その雑魔は神出鬼没な殺戮者と化した。
●彼らの狩り
年老いているが体格が良く精悍な顔立ちの男性と、その老人の孫ほどの年齢に見える青年が二人、魔導銃を手に森の中に立ち入っていた。
彼らは近くの村の猟師である。
老人の方はこの森で猟を営んで五十年近くにもなるベテランの猟師であり、青年の方はまだ猟師として働き始めたばかりの新人猟師だ。
「足元はしっかり見ておけよ。足跡を見落とすんじゃないぞ。大事な情報だからな」
二人は祖父と孫という間柄で、祖父は孫に後継者として猟師としての心構えと技術を叩き込んでいる最中だった。
「爺さん、足跡がある。かなり大きい」
「ん? ああ、これはカメレオンだな。リアルブルーのは小さいが、クリムゾンウエスト産のカメレオンは大型もいる。人を丸呑みできそうな大きさだが、人は襲わん。安心しろ」
それはこの辺りの猟師にしてみれば常識だった。
この森に入る猟師は、大抵魔導銃を所持している。そのため襲ったところで返り討ちになる可能性が高く、仮に仕留められたとしてもうまみが少ない。それを考えれば、森には人よりも安全に捕まえやすく、捕まえた際のメリットも多い獲物がたくさんいる。わざわざ人を狙う必要がないのだ。
雑魔でないのなら、それだけの合理的な判断ができていた。
不幸だったのは、猟師たちを襲ったのが、その合理的な判断ができるほどの知能を残していない雑魔となったカメレオンだったことだろう。
景色に完全に擬態して潜んでいたカメレオン雑魔たちの舌が伸びて青年と老人二人の猟師に巻き付き、舌に付着した粘液で捕えると舌ごと引き込み一瞬で丸呑みにしてしまった。
そこは、彼らの狩り場だったのだ。
●ハンターズソサエティ
受付嬢ジェーン・ドゥが依頼を一つハンターたちに紹介しにやってきた。
依頼の斡旋である。
「事件です」
お馴染みの第一声とともに、ジェーンが説明を始める。
「とある村近くの森で、村の猟師二人が行方不明になりました。村の若者を何名か捜索に向かわせたところ、雑魔となった巨大カメレオン数匹と遭遇、多大な被害を出しました。これにより、村からハンターズソサエティにカメレオン雑魔の討伐依頼が出されています。我こそはという方がおりましたら、手続きをお願いいたします」
説明を終えると、ジェーンは一礼し通常業務へと戻っていった。
鬱蒼と茂る森があった。
豊富で多種多様な植物によって構成されるその森は、その植物を餌として求める草食動物を、その草食動物を餌として求める肉食動物を招き寄せ、受け入れた。
そして最終的には、それら植物に加え、動物の肉が毛皮を求める人間たちさえも、森は受け入れた。
それがどんな動物だとしても、森は受け入れたのだ。
そんな動物たちの中に姿を周囲に溶け込ませるのが得意な擬態能力を持つ動物がいた。
もしリアルブルーの人間がその動物を見れば、「カメレオンみたいだ!」などといったセリフを口にしたかもしれない。
確かに、その動物はリアルブルーでいうカメレオンにそっくりだった。
ただし、一般的なカメレオンよりも、この動物は大きかったが。
動物のままであれば良かった。
何の問題もなかった。
ただ、この動物の数匹が何らかの要因で雑魔となった時、その雑魔は神出鬼没な殺戮者と化した。
●彼らの狩り
年老いているが体格が良く精悍な顔立ちの男性と、その老人の孫ほどの年齢に見える青年が二人、魔導銃を手に森の中に立ち入っていた。
彼らは近くの村の猟師である。
老人の方はこの森で猟を営んで五十年近くにもなるベテランの猟師であり、青年の方はまだ猟師として働き始めたばかりの新人猟師だ。
「足元はしっかり見ておけよ。足跡を見落とすんじゃないぞ。大事な情報だからな」
二人は祖父と孫という間柄で、祖父は孫に後継者として猟師としての心構えと技術を叩き込んでいる最中だった。
「爺さん、足跡がある。かなり大きい」
「ん? ああ、これはカメレオンだな。リアルブルーのは小さいが、クリムゾンウエスト産のカメレオンは大型もいる。人を丸呑みできそうな大きさだが、人は襲わん。安心しろ」
それはこの辺りの猟師にしてみれば常識だった。
この森に入る猟師は、大抵魔導銃を所持している。そのため襲ったところで返り討ちになる可能性が高く、仮に仕留められたとしてもうまみが少ない。それを考えれば、森には人よりも安全に捕まえやすく、捕まえた際のメリットも多い獲物がたくさんいる。わざわざ人を狙う必要がないのだ。
雑魔でないのなら、それだけの合理的な判断ができていた。
不幸だったのは、猟師たちを襲ったのが、その合理的な判断ができるほどの知能を残していない雑魔となったカメレオンだったことだろう。
景色に完全に擬態して潜んでいたカメレオン雑魔たちの舌が伸びて青年と老人二人の猟師に巻き付き、舌に付着した粘液で捕えると舌ごと引き込み一瞬で丸呑みにしてしまった。
そこは、彼らの狩り場だったのだ。
●ハンターズソサエティ
受付嬢ジェーン・ドゥが依頼を一つハンターたちに紹介しにやってきた。
依頼の斡旋である。
「事件です」
お馴染みの第一声とともに、ジェーンが説明を始める。
「とある村近くの森で、村の猟師二人が行方不明になりました。村の若者を何名か捜索に向かわせたところ、雑魔となった巨大カメレオン数匹と遭遇、多大な被害を出しました。これにより、村からハンターズソサエティにカメレオン雑魔の討伐依頼が出されています。我こそはという方がおりましたら、手続きをお願いいたします」
説明を終えると、ジェーンは一礼し通常業務へと戻っていった。
解説
●概要
戦闘シナリオです。
村の近くにある森に出た巨大カメレオンの雑魔を討伐してください。
彼らは周りの景色に擬態しています。
動いている時でもよく見なければ視認し辛く、止まっている場合は完全に景色と同化してしまっています。
実体はありますので、空間系範囲攻撃が有効でしょう。
ただし森の中であるため、遮蔽物に遮られないようご注意ください。
●達成条件
・敵の全滅
●森について
鬱蒼と茂った森林です。
所々倒木などがあり、地面は必ずしも平らではありません。
様々な木々や繁茂した蔦などの植物が遮蔽物となって視界を塞いでおり、遠くまで見通すのは難しいでしょう。
●敵
○巨大カメレオン雑魔……四体
四メートルほど。体色を環境に合わせて変化させ、擬態する能力があります。超高速の舌先は粘着性が高い唾液で覆われており、これで獲物を捕らえて丸呑みにしてしまいます。
戦闘シナリオです。
村の近くにある森に出た巨大カメレオンの雑魔を討伐してください。
彼らは周りの景色に擬態しています。
動いている時でもよく見なければ視認し辛く、止まっている場合は完全に景色と同化してしまっています。
実体はありますので、空間系範囲攻撃が有効でしょう。
ただし森の中であるため、遮蔽物に遮られないようご注意ください。
●達成条件
・敵の全滅
●森について
鬱蒼と茂った森林です。
所々倒木などがあり、地面は必ずしも平らではありません。
様々な木々や繁茂した蔦などの植物が遮蔽物となって視界を塞いでおり、遠くまで見通すのは難しいでしょう。
●敵
○巨大カメレオン雑魔……四体
四メートルほど。体色を環境に合わせて変化させ、擬態する能力があります。超高速の舌先は粘着性が高い唾液で覆われており、これで獲物を捕らえて丸呑みにしてしまいます。
マスターより
初めまして、こんにちは。
マスターのきりんです。
今回のシナリオの敵は雑魔化したカメレオンです。
カメレオンが舌を伸ばすスピードって物凄く早いらしいですね。
それが雑魔ともなれば……的な感じです。
それでは楽しんでくださいね。
マスターのきりんです。
今回のシナリオの敵は雑魔化したカメレオンです。
カメレオンが舌を伸ばすスピードって物凄く早いらしいですね。
それが雑魔ともなれば……的な感じです。
それでは楽しんでくださいね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/09/04 13:12
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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森の中の戦い レイア・アローネ(ka4082) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/09/03 09:57:55 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/09/03 07:41:19 |