ゲスト
(ka0000)
帰省と一人立ち おまけ編
マスター:DoLLer

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- シリーズ(新規)
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/09/08 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/09/22 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「ひゃああああーーーーーーー」
大空に向かって伸びやかに歓声が響いた。
双子の巨木にかけられたロープに渡された板は簡易なブランコ。長い長いロープを目いっぱいに揺らせばあの青い空まで飛んでいけるんじゃないかと思うほどに舞い上がって、そんな声を出してしまうのも仕方ない。
「楽しそう」
黒髪の女の子がワクワクとした声でその様子を眺めていた。風を切ってあんなに高くに舞い上がれるなら、彼女の兄が見ている風景ももしかして味わうことができるかもしれない。
「こーーーーれぇ、どうやって止めるんですかーーーぁぁぁぁぁ……」
ブランコを楽しんでいた桃色の女の子は問いかけたが、誰も答えられない。そうこのブランコを幼少期に楽しんでいたはずのミネアですら。
「自然に止まるまで待つしかないんだけど……こんなに勢いつけたの初めてだから」
ここはミネアが幼少期を過ごした山。ちょっと楽しんでみようかと入ってみたのだが。
「ごめんなさい、全力を出しすぎちゃったわね」
軍服の黒髪の女性が覚醒して生まれた猫耳をぺたりと伏せて、申し訳なさそうに言った。
そう、子供が遊ぶものを大人が全力を出したらいけない好例であった。みんなを楽しませるため覚醒までしてめいっぱい揺らした結果は、果てなき青空との邂逅なのだが。
「伸びきったときに、覚醒して飛び降りてきてはどうだろう」
覚醒した猫耳をみた別の女性が、ブランコの乗り手に声をかけると、そちらも意を決したように応えた。もともと踊りは好きだし、格闘士としての力もある。
「いっきまーーーーーす」
太陽に向かってブランコが突き進み、勢いが完全に止まったところで、少女はその場で軽くジャンプした。
それでも地上から10mはあろうかという高さではあったが、彼女は空中でくるくると体を丸めて回転しながら落ちてくる。それを声をかけた女性が腕の中で受け止めて見せた。
「ナイスジャンプ」
「ありがとうございますっ」
笑顔を交わし合う2人にほっとしつつも、銀髪の少女は横にある手作りの案内看板を目を凝らした。
「これが大ブランコよね。後はニンジャ屋敷、トロッコアドベンチャー、乗馬体験、鳥さんと交流展望台、薬草園、川辺もあるし……なにこれ、ちょっとした遊園地じゃないの」
あの父親、子供に冷たいこと言っておきながら、実際は子供が夏休みまるまるかけて遊べるように、遊具を作りまくり、そしてメンテナンスをしていたのだと気づくと、嘆息以外出てこなかった。
めっちゃ子供好きじゃん!
「冷たい態度をとるのは好きの裏返し……という人もいらっしゃいますからね」
ようやく振りが小さくなったブランコを止めた、たおやかな雰囲気の女性が、くすくすと笑った。
「それがあたしにはよく分からないわ。好きなら好きって言えばいいのに。にしても全部回るのは無理ね」
「どうしよう」
どうせ全部回ることはできないのだから、行きたいところを自分たちで相談してピックアップするしかない。
「あたしの小さいころの記憶でよければ、どんなスポットか説明するけど……」
「うーんと、それじゃあ」
一同は頭を寄せ合って相談を始めた。
「ひゃああああーーーーーーー」
大空に向かって伸びやかに歓声が響いた。
双子の巨木にかけられたロープに渡された板は簡易なブランコ。長い長いロープを目いっぱいに揺らせばあの青い空まで飛んでいけるんじゃないかと思うほどに舞い上がって、そんな声を出してしまうのも仕方ない。
「楽しそう」
黒髪の女の子がワクワクとした声でその様子を眺めていた。風を切ってあんなに高くに舞い上がれるなら、彼女の兄が見ている風景ももしかして味わうことができるかもしれない。
「こーーーーれぇ、どうやって止めるんですかーーーぁぁぁぁぁ……」
ブランコを楽しんでいた桃色の女の子は問いかけたが、誰も答えられない。そうこのブランコを幼少期に楽しんでいたはずのミネアですら。
「自然に止まるまで待つしかないんだけど……こんなに勢いつけたの初めてだから」
ここはミネアが幼少期を過ごした山。ちょっと楽しんでみようかと入ってみたのだが。
「ごめんなさい、全力を出しすぎちゃったわね」
軍服の黒髪の女性が覚醒して生まれた猫耳をぺたりと伏せて、申し訳なさそうに言った。
そう、子供が遊ぶものを大人が全力を出したらいけない好例であった。みんなを楽しませるため覚醒までしてめいっぱい揺らした結果は、果てなき青空との邂逅なのだが。
「伸びきったときに、覚醒して飛び降りてきてはどうだろう」
覚醒した猫耳をみた別の女性が、ブランコの乗り手に声をかけると、そちらも意を決したように応えた。もともと踊りは好きだし、格闘士としての力もある。
「いっきまーーーーーす」
太陽に向かってブランコが突き進み、勢いが完全に止まったところで、少女はその場で軽くジャンプした。
それでも地上から10mはあろうかという高さではあったが、彼女は空中でくるくると体を丸めて回転しながら落ちてくる。それを声をかけた女性が腕の中で受け止めて見せた。
「ナイスジャンプ」
「ありがとうございますっ」
笑顔を交わし合う2人にほっとしつつも、銀髪の少女は横にある手作りの案内看板を目を凝らした。
「これが大ブランコよね。後はニンジャ屋敷、トロッコアドベンチャー、乗馬体験、鳥さんと交流展望台、薬草園、川辺もあるし……なにこれ、ちょっとした遊園地じゃないの」
あの父親、子供に冷たいこと言っておきながら、実際は子供が夏休みまるまるかけて遊べるように、遊具を作りまくり、そしてメンテナンスをしていたのだと気づくと、嘆息以外出てこなかった。
めっちゃ子供好きじゃん!
「冷たい態度をとるのは好きの裏返し……という人もいらっしゃいますからね」
ようやく振りが小さくなったブランコを止めた、たおやかな雰囲気の女性が、くすくすと笑った。
「それがあたしにはよく分からないわ。好きなら好きって言えばいいのに。にしても全部回るのは無理ね」
「どうしよう」
どうせ全部回ることはできないのだから、行きたいところを自分たちで相談してピックアップするしかない。
「あたしの小さいころの記憶でよければ、どんなスポットか説明するけど……」
「うーんと、それじゃあ」
一同は頭を寄せ合って相談を始めた。
解説
ミネアの実家がある山奥で皆さんは一日遊ぶことにしました。
が、山の中はちょっとした遊園地で、思ったより見て回るポイントは多く、全部は回り切れません。
参加者同士親睦を深め合いつつ、ついでに行き先を相談して決める選択型シナリオです。
その他いくつか同じ舞台、同じ時間軸、同じ参加者がいることを前提としたイベントを予定しているため、今回はシリーズとさせていただきます。
旅行やキャンプな感じの3-4シナリオの予定です。
が、山の中はちょっとした遊園地で、思ったより見て回るポイントは多く、全部は回り切れません。
参加者同士親睦を深め合いつつ、ついでに行き先を相談して決める選択型シナリオです。
その他いくつか同じ舞台、同じ時間軸、同じ参加者がいることを前提としたイベントを予定しているため、今回はシリーズとさせていただきます。
旅行やキャンプな感じの3-4シナリオの予定です。
マスターより
「帰省と一人立ち」の後日談的なシナリオです。ついでにマスター紹介にて記載しておりました、いつかやりたかった「遊園地に行こう」のネタもセットにしています。
実は親父、金持ちだったんじゃないか……? 僕の中でも疑問がわいてきましたが、多分何年もこんなことを仕事の合間にやってたんだと思います。
実は親父、金持ちだったんじゃないか……? 僕の中でも疑問がわいてきましたが、多分何年もこんなことを仕事の合間にやってたんだと思います。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/09/12 10:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/09/03 21:35:26 |
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スポット紹介 ミネア(kz0106) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|一般人 |
最終発言 2018/09/08 16:13:54 |