ゲスト
(ka0000)
これはナスではない…トマトだ!~トマト祭
マスター:奈華里

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在5人 / 1~25人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/10/03 15:00
- リプレイ完成予定
- 2018/10/17 15:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
ここはトマトを特産品とするカルド・ルビーノ村。この村では毎年トマト祭りなるものが行われる。
その祭りはとある街の橋を挟んで月チームと太陽チームに分かれて行われるもので今年も例外ではない。
が、今年の開催はかなり遅れていた。それはこのトマト祭りに命を懸ける程の男が全ての発端である。
「おい、聞いたか? またパーザの奴がおかしなもん作ってるらしいぜ」
真夏の昼下がり、作業を終えた仲間達が休憩小屋に集まり話し始める。
「はぁ、またかよぉ。黒いトマトは確かに面白かったし売れ行きもそこそこだが、今度は何だ?」
とこれはもう一人。ちなみに黒トマトというのは、トマト命な祭り好きのその男・パーザが品種改良の末作り出したトマトだ。見た目の印象がいまいちだったのだが、ハンター達のPRなども経て今はそれなりの売れ行きとなっている。
「それがさぁ、何かおかしいんだよなぁ…畑になってたのがあれに似てて」
「あれとは何だよ。勿体ぶるなよぉ」
身振りでは全然わからない。両手の親指と人差し指を合わせて丸いものを作ってみせる。
「うーん、それがなぁ~ナスなんだよ」
「はぁ、ナスだって?」
あのトマト一筋のパーザが別の野菜に浮気したとでも言うのだろうか。
確かに元を辿ればトマトはナス科ではあるが、そうだとてあれ程の男が妙である。そこで直接彼に聞きに行こうとした二人であったが、その前に本人がご到着。何か興奮した様子で彼らの元を訪れる。
「はーはっはっは、諸君らは運がいい。今できたばかりのこの最高傑作を見る事が出来るのだから」
パーザが目一杯ふんぞり返って、芝居口調に彼らに獲って来たばかりの野菜を掲げてみせる。
だが、掲げ過ぎていて肝心のモノが二人には見えていないのだが、パーザは続ける。
「どうだ、これを……いやぁ、原点回帰とは言うものの実に時間がかかって」
「あー、いや、パーザよぉ。見えないから」
そこで気分よく口上を垂れる彼に一人がツッコミをいれて、目にできたのは確かにトマトらしくない。なぜなら、まず色が違う。コロンとしたフォルムに違いはないのだが、トマト特有のあの真っ赤な色が抜け落ち白いのだ。正確には少しだけクリームがかって見えるが、離れてみればきっと誰もが白として判断するだろう。
「なぁ、パーザ。ついに転職か?」
それを見たもう一人が静かに問う。
「はぁ、何を言う! 私はトマト農家をやめる気は」
「だってコレ、ナスだろう」
「はぁぁぁぁ?! 貴様の目は節穴かッ」
もう一人から飛び出た言葉に彼が憤慨する。
「いや、だってコレどこからどう見てもナスだし…」
ここで紫のナスが一般的な者達に補足しておく。どちらかと言えばこの地域ではナスと言えば白の方が一般的。ナスの別名が『エッグプラント』だと知ればそれも頷けることだろう。まあ、それはともかく、パーザはまた色香変えに成功らしい。
「あぁ、もういい。ならば食ってみればよかろう。これが出来立てほやほやの白トマトだッ」
何処から取り出したのか手早く切って、二人の口に取り立て白トマトを放り込む。
「な、トマトだろう」
その問いにこくりと頷くもどこか不思議な感覚を感じる二人がいる。
(いや、待てよ…ひょっとすると、これは使えるかもしれん)
一方パーザはそこではたと何かを閃いて、一目散に駆け出していくのであった。
そういう訳でパーザの白トマトの完成が今になった事とそれからパーザの新提案があった事により、今年は去年に比べてさらに遅い開催と相成る。ちなみに祭りの大きな部分は変わっていない。どちらが相手方の街をトマトで染め上げられるかというのはそのままだが、その方法は従来のものとは大きく異なる。
「折角の投石器、使わで置くべきかって事で互いに投石器を使って打ち合う事にする」
『おー』
大胆な意見に他の実行委員から声が上がる。
「そして、打つタイミングは黒トマトで決定。それまでは見つけてきたトマトを投石器にためておくことになる。であるから、黒のタイミングが重要だな。白トマトはボーナストマトを進呈するというのはどうだろうか?」
まさに斬新なアイデア。一人ずつでは埒が明かないというのもあるが、何よりハンターの能力の一つ占いが猛威を振るいつつあったから、ここでそれを優勢としない案を打ち出す必要があったのだ。
(ある範囲を絞れてもたまったタイミングで発見するのは難しいからな。フフッ、私は本当に天才かもしれない)
心中でそんな事を呟きつつ、パーザが今年の祭りの概要を説明していく。
「勿論、従来通り敵陣に入るのもOKだ。当てて回り、敵を妨害するもよし。敵側のトマトを食い尽くすのもよし。敵の貯蓄を掻っ攫ってくるのも有とする。今回は制限時間内は当てられても脱落はない。思う存分投げ回りたまえ。あ、そうそう…中にはダミーを混ぜておくからな。それには気を付けてくれたまえ」
そして最後に悪戯を添えて…ナスそっくりの白トマトという事は、つまりそう言う事である。
ここはトマトを特産品とするカルド・ルビーノ村。この村では毎年トマト祭りなるものが行われる。
その祭りはとある街の橋を挟んで月チームと太陽チームに分かれて行われるもので今年も例外ではない。
が、今年の開催はかなり遅れていた。それはこのトマト祭りに命を懸ける程の男が全ての発端である。
「おい、聞いたか? またパーザの奴がおかしなもん作ってるらしいぜ」
真夏の昼下がり、作業を終えた仲間達が休憩小屋に集まり話し始める。
「はぁ、またかよぉ。黒いトマトは確かに面白かったし売れ行きもそこそこだが、今度は何だ?」
とこれはもう一人。ちなみに黒トマトというのは、トマト命な祭り好きのその男・パーザが品種改良の末作り出したトマトだ。見た目の印象がいまいちだったのだが、ハンター達のPRなども経て今はそれなりの売れ行きとなっている。
「それがさぁ、何かおかしいんだよなぁ…畑になってたのがあれに似てて」
「あれとは何だよ。勿体ぶるなよぉ」
身振りでは全然わからない。両手の親指と人差し指を合わせて丸いものを作ってみせる。
「うーん、それがなぁ~ナスなんだよ」
「はぁ、ナスだって?」
あのトマト一筋のパーザが別の野菜に浮気したとでも言うのだろうか。
確かに元を辿ればトマトはナス科ではあるが、そうだとてあれ程の男が妙である。そこで直接彼に聞きに行こうとした二人であったが、その前に本人がご到着。何か興奮した様子で彼らの元を訪れる。
「はーはっはっは、諸君らは運がいい。今できたばかりのこの最高傑作を見る事が出来るのだから」
パーザが目一杯ふんぞり返って、芝居口調に彼らに獲って来たばかりの野菜を掲げてみせる。
だが、掲げ過ぎていて肝心のモノが二人には見えていないのだが、パーザは続ける。
「どうだ、これを……いやぁ、原点回帰とは言うものの実に時間がかかって」
「あー、いや、パーザよぉ。見えないから」
そこで気分よく口上を垂れる彼に一人がツッコミをいれて、目にできたのは確かにトマトらしくない。なぜなら、まず色が違う。コロンとしたフォルムに違いはないのだが、トマト特有のあの真っ赤な色が抜け落ち白いのだ。正確には少しだけクリームがかって見えるが、離れてみればきっと誰もが白として判断するだろう。
「なぁ、パーザ。ついに転職か?」
それを見たもう一人が静かに問う。
「はぁ、何を言う! 私はトマト農家をやめる気は」
「だってコレ、ナスだろう」
「はぁぁぁぁ?! 貴様の目は節穴かッ」
もう一人から飛び出た言葉に彼が憤慨する。
「いや、だってコレどこからどう見てもナスだし…」
ここで紫のナスが一般的な者達に補足しておく。どちらかと言えばこの地域ではナスと言えば白の方が一般的。ナスの別名が『エッグプラント』だと知ればそれも頷けることだろう。まあ、それはともかく、パーザはまた色香変えに成功らしい。
「あぁ、もういい。ならば食ってみればよかろう。これが出来立てほやほやの白トマトだッ」
何処から取り出したのか手早く切って、二人の口に取り立て白トマトを放り込む。
「な、トマトだろう」
その問いにこくりと頷くもどこか不思議な感覚を感じる二人がいる。
(いや、待てよ…ひょっとすると、これは使えるかもしれん)
一方パーザはそこではたと何かを閃いて、一目散に駆け出していくのであった。
そういう訳でパーザの白トマトの完成が今になった事とそれからパーザの新提案があった事により、今年は去年に比べてさらに遅い開催と相成る。ちなみに祭りの大きな部分は変わっていない。どちらが相手方の街をトマトで染め上げられるかというのはそのままだが、その方法は従来のものとは大きく異なる。
「折角の投石器、使わで置くべきかって事で互いに投石器を使って打ち合う事にする」
『おー』
大胆な意見に他の実行委員から声が上がる。
「そして、打つタイミングは黒トマトで決定。それまでは見つけてきたトマトを投石器にためておくことになる。であるから、黒のタイミングが重要だな。白トマトはボーナストマトを進呈するというのはどうだろうか?」
まさに斬新なアイデア。一人ずつでは埒が明かないというのもあるが、何よりハンターの能力の一つ占いが猛威を振るいつつあったから、ここでそれを優勢としない案を打ち出す必要があったのだ。
(ある範囲を絞れてもたまったタイミングで発見するのは難しいからな。フフッ、私は本当に天才かもしれない)
心中でそんな事を呟きつつ、パーザが今年の祭りの概要を説明していく。
「勿論、従来通り敵陣に入るのもOKだ。当てて回り、敵を妨害するもよし。敵側のトマトを食い尽くすのもよし。敵の貯蓄を掻っ攫ってくるのも有とする。今回は制限時間内は当てられても脱落はない。思う存分投げ回りたまえ。あ、そうそう…中にはダミーを混ぜておくからな。それには気を付けてくれたまえ」
そして最後に悪戯を添えて…ナスそっくりの白トマトという事は、つまりそう言う事である。
解説
内容
今年のトマト祭りに参加する事
カルド・ルビーノ名物のトマト祭りの季節がやってまいりました
今年は白トマトが加わって、ルールもより複雑に
馬鹿騒ぎをしたい方、戦略で乗り切る自信のある方など
沢山の御参加お待ちしています♪
●ルール
月or太陽チームに分かれて行われ
制限時間内に相手チームの街をよりトマト色に染めた方が勝ち
スタート時は自陣にスタンバイし、所持トマトはなし
トマトの補給は川から流れてくるトマトを拾うか
街内に設置されているトマトを使うか奪うかの三択
白・黒トマトに関しては何処かに隠されているので探さなくてはならず
黒は発見時に音が鳴り投石器発射の合図に、白は発見し投石器の元まで持っていくと
ボーナスとして一発満タン状態で相手方にトマトを飛ばす事が出来る
尚、ダミーを見つけてしまうと相手の方に有利になる効果(内容は内緒)がランダムで発動される
●判定・プレイングについて
細かい部分はさておいて、基本はダイスの目と行動の有効性で判定します
能力自体はそこまで重視しないので、初心者様から熟練PC様までお気軽に参加下さい
お友達と参加の場合は両者、誰か判るようIDと関係を記載しておいて下さい
なお、プレイングにて出来れば【どちらのチームに属したいか】と、
【メイン行動をどうするか】を明確に記入しておいて下さると非常に助かります
例を下に記載しておきますので、参考にして下さいませ
基本的に『攻撃/守備/補充/援護』の四つのタイプに分かれるかと思います
例1>
月/敵陣攻撃型/とにかく相手にトマトをぶつけまくり、投石器にトマトを補充させないようにする
例2>
太陽/自陣守備型/ボーナスの近くに潜んでいると見せかける為隠れた場所から侵攻してきた敵を狙う
今年のトマト祭りに参加する事
カルド・ルビーノ名物のトマト祭りの季節がやってまいりました
今年は白トマトが加わって、ルールもより複雑に
馬鹿騒ぎをしたい方、戦略で乗り切る自信のある方など
沢山の御参加お待ちしています♪
●ルール
月or太陽チームに分かれて行われ
制限時間内に相手チームの街をよりトマト色に染めた方が勝ち
スタート時は自陣にスタンバイし、所持トマトはなし
トマトの補給は川から流れてくるトマトを拾うか
街内に設置されているトマトを使うか奪うかの三択
白・黒トマトに関しては何処かに隠されているので探さなくてはならず
黒は発見時に音が鳴り投石器発射の合図に、白は発見し投石器の元まで持っていくと
ボーナスとして一発満タン状態で相手方にトマトを飛ばす事が出来る
尚、ダミーを見つけてしまうと相手の方に有利になる効果(内容は内緒)がランダムで発動される
●判定・プレイングについて
細かい部分はさておいて、基本はダイスの目と行動の有効性で判定します
能力自体はそこまで重視しないので、初心者様から熟練PC様までお気軽に参加下さい
お友達と参加の場合は両者、誰か判るようIDと関係を記載しておいて下さい
なお、プレイングにて出来れば【どちらのチームに属したいか】と、
【メイン行動をどうするか】を明確に記入しておいて下さると非常に助かります
例を下に記載しておきますので、参考にして下さいませ
基本的に『攻撃/守備/補充/援護』の四つのタイプに分かれるかと思います
例1>
月/敵陣攻撃型/とにかく相手にトマトをぶつけまくり、投石器にトマトを補充させないようにする
例2>
太陽/自陣守備型/ボーナスの近くに潜んでいると見せかける為隠れた場所から侵攻してきた敵を狙う
マスターより
お待たせいたしましたトマ~ト祭り開催決定 奈華里です
ついに白トマトにまで手を出してしまった…もう後がない、かもしれない
トマトの歴史を調べると昔はあの赤い色から毒があると勘違いされ「悪魔の実」と呼ばれていたとか
だから吸血鬼の緊急時の血の代用にトマトが選ばれたのでしょうか?(笑)
まあ、それはいいとしてお祭りです!
多い方が楽しくなるに決まっているので沢山の御参加お待ちしております♪
ついに白トマトにまで手を出してしまった…もう後がない、かもしれない
トマトの歴史を調べると昔はあの赤い色から毒があると勘違いされ「悪魔の実」と呼ばれていたとか
だから吸血鬼の緊急時の血の代用にトマトが選ばれたのでしょうか?(笑)
まあ、それはいいとしてお祭りです!
多い方が楽しくなるに決まっているので沢山の御参加お待ちしております♪
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/10/16 02:26
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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トマト祭参加者控室 ジャック・エルギン(ka1522) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/10/03 14:27:11 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/09/30 23:28:10 |