ゲスト
(ka0000)
吊り橋上の戦い
マスター:きりん

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/10/22 09:00
- リプレイ完成予定
- 2018/10/31 09:00
オープニング
●険しい谷に掛かる橋
山脈地帯の一角にとある吊り橋が掛かっている場所がある。
昔、隊商の往来のためにかけられたというその橋は、昔から街から街へと行き来する隊商や、旅人たちの通行路としてなくてはならないものだった。
しかし、安全に行き来できたのも今は昔。
現在は山脈地帯全体が鳥型雑魔たちの根城となり、襲われる者が後を絶たない。
今ではこの吊り橋を使わず、山脈地帯を迂回するルートも発見されてはいるのだが、安全を担保するためには一か月以上の遅れを許容する必要があった。
それでも安全を最優先する者たちは迂回路を選択するが、そうでない者もいる。
一か月以上の遅れを許容できない商人たちだ。
彼らはその多くが限られた程度の資産しか持たない自転車操業の旅商人で、運搬に掛かるコスト、時間が利益に直結する者たちだった。
迂回路を用いるならば必然的に護衛を雇う日数が上がり、護衛費が跳ね上がるうえに、運んでいるものが食べ物だった場合は、どんなに商人として手を打てる保存処置を施したところで、一か月も経てばその多くは売り物にならなくなる。
多大なコストが掛かることを許容するなら、ハンターを雇うなり、魔導機械をどこかから借り受けてくるなりしてそれらの問題を解決できる可能性もあるのだが、吊り橋を渡ることを選択する商人たちは、元よりそんな資金がない者たちばかりである。
だからこそ、被害がなくなることは、永遠にないだろう。
●鳥型雑魔たち
山脈地帯の一角を、荷馬車に乗って進む男がいる。
男は旅商人だった。旅用のしっかりとした積載量大の馬車を買う資金もなければ、馬車を守る護衛すら雇う余裕のない零細旅商人だ。
彼は今回の商いに全てを賭けていた。
仕入れた特産品を別の場所に運んで売る。
一言で纏めてしまえばそれだけのことだが、当然それを商いとして成功させるには多くの商才を必要とする。
その商才が、男には備わっていなかった。
目利きなどはもちろん、旅人には必須ともいえる、危機管理意識すらも甘かった。
それは、危険であることを承知で吊り橋を渡ろうとしていることからも窺える。
案の定、現れた鳥型雑魔に襲われてしまった。
突然、荷馬車を引いていた馬が大きく前足を振り上げて立ち上がり、暴走する。
「ぎゃあ! な、何だ!?」
必死で手綱を握る旅商人は、自分が目を離した隙に馬が鳥型雑魔に肉を啄まれたのだなどとは、思いもしていなかった。
そして、他の鳥型雑魔たちが頭上を旋回していることに、気付きすらしていなかった。
次々と急降下していく影。
啄まれる男の悲鳴は長く伸び、それは暴走する馬が足を踏み外し、吊り橋から転落するまで続いた。
●ハンターズソサエティ
本日も、ハンターズソサエティの受付嬢たちは通常業務についていた。
その中から受付嬢の一人、ジェーン・ドゥが新しい依頼をハンターたちに持ってきた。
「とある山脈地帯の吊り橋で人間を襲う雑魔たちの討伐依頼が出されました。これまでは国が通行の自粛を呼び掛けて対応して参りましたが、それでも既に何人もの人々が犠牲になっているだろうといわれております。あまりにも被害が続くため、今回国からハンターズソサエティに依頼が持ち込まれることとなりました。必要に応じて私も同行させていただきますので、我こそはと思われるハンターの皆様は手続きをお願いいたします」
簡単に概要を説明したジェーンは、最後に居並ぶハンターたちを見回すと、深く頭を下げた。
山脈地帯の一角にとある吊り橋が掛かっている場所がある。
昔、隊商の往来のためにかけられたというその橋は、昔から街から街へと行き来する隊商や、旅人たちの通行路としてなくてはならないものだった。
しかし、安全に行き来できたのも今は昔。
現在は山脈地帯全体が鳥型雑魔たちの根城となり、襲われる者が後を絶たない。
今ではこの吊り橋を使わず、山脈地帯を迂回するルートも発見されてはいるのだが、安全を担保するためには一か月以上の遅れを許容する必要があった。
それでも安全を最優先する者たちは迂回路を選択するが、そうでない者もいる。
一か月以上の遅れを許容できない商人たちだ。
彼らはその多くが限られた程度の資産しか持たない自転車操業の旅商人で、運搬に掛かるコスト、時間が利益に直結する者たちだった。
迂回路を用いるならば必然的に護衛を雇う日数が上がり、護衛費が跳ね上がるうえに、運んでいるものが食べ物だった場合は、どんなに商人として手を打てる保存処置を施したところで、一か月も経てばその多くは売り物にならなくなる。
多大なコストが掛かることを許容するなら、ハンターを雇うなり、魔導機械をどこかから借り受けてくるなりしてそれらの問題を解決できる可能性もあるのだが、吊り橋を渡ることを選択する商人たちは、元よりそんな資金がない者たちばかりである。
だからこそ、被害がなくなることは、永遠にないだろう。
●鳥型雑魔たち
山脈地帯の一角を、荷馬車に乗って進む男がいる。
男は旅商人だった。旅用のしっかりとした積載量大の馬車を買う資金もなければ、馬車を守る護衛すら雇う余裕のない零細旅商人だ。
彼は今回の商いに全てを賭けていた。
仕入れた特産品を別の場所に運んで売る。
一言で纏めてしまえばそれだけのことだが、当然それを商いとして成功させるには多くの商才を必要とする。
その商才が、男には備わっていなかった。
目利きなどはもちろん、旅人には必須ともいえる、危機管理意識すらも甘かった。
それは、危険であることを承知で吊り橋を渡ろうとしていることからも窺える。
案の定、現れた鳥型雑魔に襲われてしまった。
突然、荷馬車を引いていた馬が大きく前足を振り上げて立ち上がり、暴走する。
「ぎゃあ! な、何だ!?」
必死で手綱を握る旅商人は、自分が目を離した隙に馬が鳥型雑魔に肉を啄まれたのだなどとは、思いもしていなかった。
そして、他の鳥型雑魔たちが頭上を旋回していることに、気付きすらしていなかった。
次々と急降下していく影。
啄まれる男の悲鳴は長く伸び、それは暴走する馬が足を踏み外し、吊り橋から転落するまで続いた。
●ハンターズソサエティ
本日も、ハンターズソサエティの受付嬢たちは通常業務についていた。
その中から受付嬢の一人、ジェーン・ドゥが新しい依頼をハンターたちに持ってきた。
「とある山脈地帯の吊り橋で人間を襲う雑魔たちの討伐依頼が出されました。これまでは国が通行の自粛を呼び掛けて対応して参りましたが、それでも既に何人もの人々が犠牲になっているだろうといわれております。あまりにも被害が続くため、今回国からハンターズソサエティに依頼が持ち込まれることとなりました。必要に応じて私も同行させていただきますので、我こそはと思われるハンターの皆様は手続きをお願いいたします」
簡単に概要を説明したジェーンは、最後に居並ぶハンターたちを見回すと、深く頭を下げた。
解説
●概要
戦闘シナリオです。
とある山脈地帯の吊り橋を狩場とする鳥型雑魔たちを討伐してください。
ジェーン・ドゥに協力を仰げる他、ハンターズソサエティから囮用の荷馬車を借り受けることができます。
借り受けた場合、御者はジェーン・ドゥが務めます。
馬車を借り受けた場合は、鳥型雑魔たちの注意を荷馬車に引き付けることができるでしょう。
鳥型雑魔たちが荷馬車を狙うのは、今まで幾度となく繰り返してきた狩りの習性とでもいうべきものです。
己が狩る側だと疑わない思い上がりどもに、ハンターの怖さというものを思い知らせてやりましょう。
●達成条件
・鳥型雑魔の全滅
●吊り橋について
長さ五十メートル、幅八メートルほどの吊り橋です。がっしりとした作りですが、手摺りは間隔が広く例え荷馬車でも転落を防止する役には立ちません。
荷重性はそれなりにあり、荷馬車とハンターたち全員が乗ってもびくともしないでしょう。
●敵
〇鳥型雑魔……三十二体
一メートル前後。荷馬車とPC全員が吊り橋に乘ると現れ、誰か一人でも吊り橋から出ると遥か上空に逃げます。空中のみ例外になります。急降下からの嘴による啄みで攻撃する他、飛行状態であってもペナルティがありません。
戦闘シナリオです。
とある山脈地帯の吊り橋を狩場とする鳥型雑魔たちを討伐してください。
ジェーン・ドゥに協力を仰げる他、ハンターズソサエティから囮用の荷馬車を借り受けることができます。
借り受けた場合、御者はジェーン・ドゥが務めます。
馬車を借り受けた場合は、鳥型雑魔たちの注意を荷馬車に引き付けることができるでしょう。
鳥型雑魔たちが荷馬車を狙うのは、今まで幾度となく繰り返してきた狩りの習性とでもいうべきものです。
己が狩る側だと疑わない思い上がりどもに、ハンターの怖さというものを思い知らせてやりましょう。
●達成条件
・鳥型雑魔の全滅
●吊り橋について
長さ五十メートル、幅八メートルほどの吊り橋です。がっしりとした作りですが、手摺りは間隔が広く例え荷馬車でも転落を防止する役には立ちません。
荷重性はそれなりにあり、荷馬車とハンターたち全員が乗ってもびくともしないでしょう。
●敵
〇鳥型雑魔……三十二体
一メートル前後。荷馬車とPC全員が吊り橋に乘ると現れ、誰か一人でも吊り橋から出ると遥か上空に逃げます。空中のみ例外になります。急降下からの嘴による啄みで攻撃する他、飛行状態であってもペナルティがありません。
マスターより
初めまして、こんにちは。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは吊り橋の上での戦いとなります。
敵はPCが吊り橋にいないと現れませんので、まずは全員吊り橋に乗ってください。
現れた後も、吊り橋から出ると遥か上空に逃げてしまいます。この状態では、攻撃を当てることは難しいでしょう。
荷馬車を借りた場合は荷馬車、およびその御者人であるジェーン・ドゥを優先目標に定めます。
それでは楽しんでくださいね。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは吊り橋の上での戦いとなります。
敵はPCが吊り橋にいないと現れませんので、まずは全員吊り橋に乗ってください。
現れた後も、吊り橋から出ると遥か上空に逃げてしまいます。この状態では、攻撃を当てることは難しいでしょう。
荷馬車を借りた場合は荷馬車、およびその御者人であるジェーン・ドゥを優先目標に定めます。
それでは楽しんでくださいね。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/10/23 11:29
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/10/21 10:30:35 |
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相談卓 橘花 夕弦(ka6665) 人間(クリムゾンウェスト)|17才|男性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2018/10/21 22:04:18 |