ゲスト
(ka0000)
恋とか愛とかその他とか
マスター:KINUTA

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2018/11/26 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/12/05 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●某出版社オフィスで
ハンター兼画家の八橋杏子はこの度縁ある出版社から、とある企画に参加してくれないかとの申し出を受けた。
以下は彼女と出版関係者の会話である。
「一般から恋愛にまつわる体験談を公募する?」
「そうです。そして集まってきた体験談の中からモノになりそうな話を厳選し、ノンフィクション短編集として出版するという流れでして。それに挿絵をつけてもらいたいんです。お代はこの位で」
「へえ……なかなかいい数字ね」
「なにしろ初めての企画ですので、社の方も気合が入っておりまして。まず試しに出版してみて手応えがありましたら、第二弾、第三弾と続けたい所存で。引き受けてくださいますでしょうか?」
「いいわよ」
●バシリア刑務所で
仕事終わり、晩飯前。
新聞を手にした服役囚ブルーチャーが、服役囚スペットに言った。
「スペットの旦那、これに応募してみちゃどうですかい?」
「なんや……『あなたの恋バナ』大募集?」
「旦那にゃうってつけの題材じゃねえですか? 何しろ恋のおかげでそんな顔になって、もとの世界からおん出されてここに来て、またかつての恋人に再会するっていう波乱万丈な人生送ってるわけですから。所長に聞いたら、応募するのはかまわねえってことらしいですぜ」
「あほくさ。俺の話書いて送ったって作り話と思われるのがオチや」
「そんなこと言わずに、書くだけ書いてみたらどうですかい」
「ええて。お前が書けや。ネタはあるやろ。自分はバツイチやいうていつか言うてたやんけ」
「いやー……わしにはもう全てが時の彼方過ぎて……」
●某出版社オフィスで
「なんだこれは……」
恋愛体験談募集企画課のメンバーは、一様に頭を抱えていた。山積みになった応募原稿を前にして。
「課長……この企画は失敗だったんじゃあないでしょうか」
「何を言うんだタナカ君、どこが失敗なんだね。こんなに大量の体験談が集まってきたというのに」
「だって大半が作り話じゃないですか。森を歩いていたら白馬の貴公子に見初められただの、貴族の令嬢が迫ってきただの、美女の精霊に惚れられただの、美男子の歪虚と悲恋をしただの……どいつもこいつも妄想大爆発ですよ」
「勉強も運動も出来なくて何のとりえもない僕がクラスのマドンナに告白されたとか」
「平凡な女の子の私が今を時めく人気役者に一目ぼれされたとか」
「キミたち、すべて作り話と決めつけるのはよくない。もしかしたら万一本当かもしれない話が交じっているかもしれないんじゃないかとは思わないのか?」
「もしかしても万一にも作り話に決まってんでしょーが。こんな都合のいい話」
「盛ってくる奴幾らか出てくるやろなーとは思っとったけどな。内容が本当かどうか確認しようがないんやし。それにしてもなあ……」
「募集内容の趣旨を勘違いしてるんじゃないかってのもいっぱいあるし。老いてもなお衰えず、若い女にモテモテだとか」
「その手の妄想はおっさんの専売特許よ」
「そうでもないすよ。逆バージョンもあるっす。若い男と週3の割合で旦那に隠れて逢い引きするおばちゃんの体験談」
「そんなのまだまだ。もっとパンチきいたのありますよ。皇帝ヴィルヘルミナと付き合ったことがあるとか、システィーナ王女と前前前世からの恋人だとか……確かハンターオフィスのナディア会長ペロペロしたいとか延々書いてきてる奴もいましたですね」
「どっかにオーロラ姫云々てのもなかったか?」
「ありました」
「怖いもの知らずやな……与太吹いてるのが本人に知れたら殺されんで」
「本人より先に周囲の取り巻きが殺しに来るな」
「ていうかなんなの、この妄想率の高さ。皆真夜中に原稿書いて投稿してきたわけ?」
「さあ、そこはなんとも言えないけど。で、どーすんですか課長」
「う、うーん……まあ、あれだ、明らかにまずそうなビッグネームが出てくる妄――体験談は没。なるべく無難そうなのを選んで残すことにしようじゃないか」
「あ、それならこのエピソード推薦します。優秀なオートマトンの経理ジョン・Lと、人間若社長ルーカス・Lのオフィスラブ」
「へえー、異種族恋愛すか。何ともトレンディな……て、これ両方男じゃねーすか!」
「いいじゃない別に。むしろ読む方としてはそっちの方が萌えるわ」
「そりゃキミだけじゃないのかねタナカ君……」
「僭越ながらうちも萌えます。このハンター:アレックス×ハンターオフィス職員:ジュアンのエピソードも収録したほうがええと思います」
「コバヤシ君、キミまで……」
●某出版社オフィスで
ハンター兼画家の八橋杏子はこの度縁ある出版社から、とある企画に参加してくれないかとの申し出を受けた。
以下は彼女と出版関係者の会話である。
「一般から恋愛にまつわる体験談を公募する?」
「そうです。そして集まってきた体験談の中からモノになりそうな話を厳選し、ノンフィクション短編集として出版するという流れでして。それに挿絵をつけてもらいたいんです。お代はこの位で」
「へえ……なかなかいい数字ね」
「なにしろ初めての企画ですので、社の方も気合が入っておりまして。まず試しに出版してみて手応えがありましたら、第二弾、第三弾と続けたい所存で。引き受けてくださいますでしょうか?」
「いいわよ」
●バシリア刑務所で
仕事終わり、晩飯前。
新聞を手にした服役囚ブルーチャーが、服役囚スペットに言った。
「スペットの旦那、これに応募してみちゃどうですかい?」
「なんや……『あなたの恋バナ』大募集?」
「旦那にゃうってつけの題材じゃねえですか? 何しろ恋のおかげでそんな顔になって、もとの世界からおん出されてここに来て、またかつての恋人に再会するっていう波乱万丈な人生送ってるわけですから。所長に聞いたら、応募するのはかまわねえってことらしいですぜ」
「あほくさ。俺の話書いて送ったって作り話と思われるのがオチや」
「そんなこと言わずに、書くだけ書いてみたらどうですかい」
「ええて。お前が書けや。ネタはあるやろ。自分はバツイチやいうていつか言うてたやんけ」
「いやー……わしにはもう全てが時の彼方過ぎて……」
●某出版社オフィスで
「なんだこれは……」
恋愛体験談募集企画課のメンバーは、一様に頭を抱えていた。山積みになった応募原稿を前にして。
「課長……この企画は失敗だったんじゃあないでしょうか」
「何を言うんだタナカ君、どこが失敗なんだね。こんなに大量の体験談が集まってきたというのに」
「だって大半が作り話じゃないですか。森を歩いていたら白馬の貴公子に見初められただの、貴族の令嬢が迫ってきただの、美女の精霊に惚れられただの、美男子の歪虚と悲恋をしただの……どいつもこいつも妄想大爆発ですよ」
「勉強も運動も出来なくて何のとりえもない僕がクラスのマドンナに告白されたとか」
「平凡な女の子の私が今を時めく人気役者に一目ぼれされたとか」
「キミたち、すべて作り話と決めつけるのはよくない。もしかしたら万一本当かもしれない話が交じっているかもしれないんじゃないかとは思わないのか?」
「もしかしても万一にも作り話に決まってんでしょーが。こんな都合のいい話」
「盛ってくる奴幾らか出てくるやろなーとは思っとったけどな。内容が本当かどうか確認しようがないんやし。それにしてもなあ……」
「募集内容の趣旨を勘違いしてるんじゃないかってのもいっぱいあるし。老いてもなお衰えず、若い女にモテモテだとか」
「その手の妄想はおっさんの専売特許よ」
「そうでもないすよ。逆バージョンもあるっす。若い男と週3の割合で旦那に隠れて逢い引きするおばちゃんの体験談」
「そんなのまだまだ。もっとパンチきいたのありますよ。皇帝ヴィルヘルミナと付き合ったことがあるとか、システィーナ王女と前前前世からの恋人だとか……確かハンターオフィスのナディア会長ペロペロしたいとか延々書いてきてる奴もいましたですね」
「どっかにオーロラ姫云々てのもなかったか?」
「ありました」
「怖いもの知らずやな……与太吹いてるのが本人に知れたら殺されんで」
「本人より先に周囲の取り巻きが殺しに来るな」
「ていうかなんなの、この妄想率の高さ。皆真夜中に原稿書いて投稿してきたわけ?」
「さあ、そこはなんとも言えないけど。で、どーすんですか課長」
「う、うーん……まあ、あれだ、明らかにまずそうなビッグネームが出てくる妄――体験談は没。なるべく無難そうなのを選んで残すことにしようじゃないか」
「あ、それならこのエピソード推薦します。優秀なオートマトンの経理ジョン・Lと、人間若社長ルーカス・Lのオフィスラブ」
「へえー、異種族恋愛すか。何ともトレンディな……て、これ両方男じゃねーすか!」
「いいじゃない別に。むしろ読む方としてはそっちの方が萌えるわ」
「そりゃキミだけじゃないのかねタナカ君……」
「僭越ながらうちも萌えます。このハンター:アレックス×ハンターオフィス職員:ジュアンのエピソードも収録したほうがええと思います」
「コバヤシ君、キミまで……」
解説
補足説明。
これは恋愛体験談を綴る依頼です。
恋愛体験談の内容は『自分自身の恋愛』、『自分が見聞きした他人の恋愛』、『完全に妄想の中の恋愛』どれでもかまいません。
PCが寄せてくれた体験談は全て採用。よっぽどの事がない限り内容無修正のまま本に載せられ多数の人の目に触れることになります。杏子のすばらしいイラストつきで。
よくよく考えたらそれはちょっと恥ずかしいな、と思う方はプレイングの最後に『後から思い直し原稿を社へ回収しに行く』という一文を添えておいてください。
この企画に参加された皆様には社から、報酬とは別に粗品アイテムをプレゼントいたします。
ちなみにスペットはこの企画に応募しておりません。
これは恋愛体験談を綴る依頼です。
恋愛体験談の内容は『自分自身の恋愛』、『自分が見聞きした他人の恋愛』、『完全に妄想の中の恋愛』どれでもかまいません。
PCが寄せてくれた体験談は全て採用。よっぽどの事がない限り内容無修正のまま本に載せられ多数の人の目に触れることになります。杏子のすばらしいイラストつきで。
よくよく考えたらそれはちょっと恥ずかしいな、と思う方はプレイングの最後に『後から思い直し原稿を社へ回収しに行く』という一文を添えておいてください。
この企画に参加された皆様には社から、報酬とは別に粗品アイテムをプレゼントいたします。
ちなみにスペットはこの企画に応募しておりません。
マスターより
KINUTAです。
皆様がどんな恋愛をしているのか、とても気になるところであります。
皆様がどんな恋愛をしているのか、とても気になるところであります。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/12/03 01:10
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/11/23 21:58:42 |
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相談卓だよ 天竜寺 詩(ka0396) 人間(リアルブルー)|18才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2018/11/24 07:47:11 |