ゲスト
(ka0000)
お子様、お断りっ!?
マスター:奈華里

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/12/07 07:30
- リプレイ完成予定
- 2018/12/21 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「わーい、勇者の剣だぁ」
「だったらこっちは弓で対抗だぞっ」
耳に入る甲高い声――彼等が手にしているものにハッとする。
それは僕の自信作たち。図鑑を借りてきて木を削って作った小さ目のレプリカだが、出来は良く気に入っていたのに…彼等はそれをまるで判ってない。ただの遊び道具の一つだとしか認識してないのだ。そんなだから彼等は僕の作品達を無碍に扱う。
「こらっ、おまえらやめんかいなっ」
乱暴に扱う二人に僕が叫ぶ。しかし、二人は聞く耳を持たない。
折角作った自信作が打ち合わされて次第と形状を変えてゆく。
(あぁ…もう、こんなところいられへん。いられる筈がないやないかっ)
それは僕が決意した時の事――あの時のそれは僕にとって悪夢でしかない。
だが、悪夢は忘れた頃に訪れる。
「え、工房長…今なんて言いましたか?」
ギアが去って行こうとした工房長の手を掴み尋ねる。
「あ、いやだから工房見学の案内を任せたいなと」
「いえ、そこではありません。その来る人達って」
「子供だよ。何か問題でもあるかな?」
子供…ギアはその言葉に動揺を隠せない。
いつもなら冷静で淡々と仕事をこなす彼であるが、子供と言われてはそれを見過ごす事は出来ない。
「ちょっ、ちょっと待って下さい。ここは武器工房ですよ。子供なんていれたら危ないじゃ無いですか!」
鉄を加工する為の大きな窯に、どでかいハンマー、作りかけとは言え刃物の類いも多い為、無闇に触って怪我してしまう事だって考えられる。そんな危険な場所の子供を入れるなんてもっての外だと主張する。
「いやしかしなぁ~未来の職人が減ってもあれだってんでPRの一環なんだよ」
「PRってそんな…」
一応子供と言っても年齢は十歳以上で分別のある年頃を限定にしているそうな。
けれど、逆に言えば一番そう言うのに興味を持つ世代であり、実際やってみたいと思い出す年齢でこちらの指示にちゃんと従ってくれるかどうか不安が大きい。
(あいつら程じゃないにしても子供は困る)
ギアが工房長に気持ちを悟られないようにしながら反撃文句を考える。
が工房長はそんな彼の内心に気付かずに自論を展開し始めて。
「ギアは今十八だったか。なら、十代同士話しやすくていいんじゃないか?」
十代同士とて八年違えば割と違うのだが、その辺の事は全然判っていないらしい。
まあ、工房長の十代はかなり前であるから忘れていても当然なのだが、それはそれだ。
「それに確かここにギアがきたのは十五だったな。とすると見学にくる子達とそんな変わらんし、大丈夫だろうと俺は思うぞ」
「……」
何度も言う。確かに十代だが、十と十五、十と十八のこの間は短く見えてもかなり違うと思う。
「あの、工房長。この件、もう一度じっくり考え直した方がいいですって」
安易に了承して手遅れになってはいけないとギアが自分の事抜きでも忠告する。
「けど、これはもう決定事項だからなぁ…他の工房も少しずつ受け入れるというし、すまんなっギア」
「そんな…無茶ですよぉ。けど、まあそう言う事なら」
やるしかない。他がやっていてここだけがやらないとなると組合からも色々言われそうだ。
気が進まないが、十代過ぎているという事をポジティブに受け取ってギアは案内役を渋々了承する。
が、話はここで終わらなかった。どういう訳か見学日前日に手違いが発覚して…。
「あ、あー…すまん。明日の見学者なんだが、六歳から十歳までの子が七人も来るそ…」
「はぁ!? なんやねん、それっ!?」
突然の報告にギアが思わず手にしていた道具を取り落とす。
「あ、あれ…ギア君…その言葉遣いは?」
「あ、いや…これは、何でもありません! しかし、そうなると手伝ってくれる人を要請しないと」
実は見学の日は別の職人達は休暇という事になっている。つまりこのままでは人手が足りないのだ。
(くそー、一番手のかかる年頃の子が七人も…あかん、絶対あかん)
頭の中で悪いイメージがループする。そこで彼はハンターに手伝い要請をかける。
『緊急、工房見学スタッフ募集! 子供の扱いがうまい人求む!』
(一応、窯に火は入れへんし道具の類いは出来るだけ片付けとくけど…何をやらかすか判らへんし、用心せんと…)
ギアが焦る。いつもの彼とは見間違う程に、彼は今いつもの自分を見失いつつあった。
「わーい、勇者の剣だぁ」
「だったらこっちは弓で対抗だぞっ」
耳に入る甲高い声――彼等が手にしているものにハッとする。
それは僕の自信作たち。図鑑を借りてきて木を削って作った小さ目のレプリカだが、出来は良く気に入っていたのに…彼等はそれをまるで判ってない。ただの遊び道具の一つだとしか認識してないのだ。そんなだから彼等は僕の作品達を無碍に扱う。
「こらっ、おまえらやめんかいなっ」
乱暴に扱う二人に僕が叫ぶ。しかし、二人は聞く耳を持たない。
折角作った自信作が打ち合わされて次第と形状を変えてゆく。
(あぁ…もう、こんなところいられへん。いられる筈がないやないかっ)
それは僕が決意した時の事――あの時のそれは僕にとって悪夢でしかない。
だが、悪夢は忘れた頃に訪れる。
「え、工房長…今なんて言いましたか?」
ギアが去って行こうとした工房長の手を掴み尋ねる。
「あ、いやだから工房見学の案内を任せたいなと」
「いえ、そこではありません。その来る人達って」
「子供だよ。何か問題でもあるかな?」
子供…ギアはその言葉に動揺を隠せない。
いつもなら冷静で淡々と仕事をこなす彼であるが、子供と言われてはそれを見過ごす事は出来ない。
「ちょっ、ちょっと待って下さい。ここは武器工房ですよ。子供なんていれたら危ないじゃ無いですか!」
鉄を加工する為の大きな窯に、どでかいハンマー、作りかけとは言え刃物の類いも多い為、無闇に触って怪我してしまう事だって考えられる。そんな危険な場所の子供を入れるなんてもっての外だと主張する。
「いやしかしなぁ~未来の職人が減ってもあれだってんでPRの一環なんだよ」
「PRってそんな…」
一応子供と言っても年齢は十歳以上で分別のある年頃を限定にしているそうな。
けれど、逆に言えば一番そう言うのに興味を持つ世代であり、実際やってみたいと思い出す年齢でこちらの指示にちゃんと従ってくれるかどうか不安が大きい。
(あいつら程じゃないにしても子供は困る)
ギアが工房長に気持ちを悟られないようにしながら反撃文句を考える。
が工房長はそんな彼の内心に気付かずに自論を展開し始めて。
「ギアは今十八だったか。なら、十代同士話しやすくていいんじゃないか?」
十代同士とて八年違えば割と違うのだが、その辺の事は全然判っていないらしい。
まあ、工房長の十代はかなり前であるから忘れていても当然なのだが、それはそれだ。
「それに確かここにギアがきたのは十五だったな。とすると見学にくる子達とそんな変わらんし、大丈夫だろうと俺は思うぞ」
「……」
何度も言う。確かに十代だが、十と十五、十と十八のこの間は短く見えてもかなり違うと思う。
「あの、工房長。この件、もう一度じっくり考え直した方がいいですって」
安易に了承して手遅れになってはいけないとギアが自分の事抜きでも忠告する。
「けど、これはもう決定事項だからなぁ…他の工房も少しずつ受け入れるというし、すまんなっギア」
「そんな…無茶ですよぉ。けど、まあそう言う事なら」
やるしかない。他がやっていてここだけがやらないとなると組合からも色々言われそうだ。
気が進まないが、十代過ぎているという事をポジティブに受け取ってギアは案内役を渋々了承する。
が、話はここで終わらなかった。どういう訳か見学日前日に手違いが発覚して…。
「あ、あー…すまん。明日の見学者なんだが、六歳から十歳までの子が七人も来るそ…」
「はぁ!? なんやねん、それっ!?」
突然の報告にギアが思わず手にしていた道具を取り落とす。
「あ、あれ…ギア君…その言葉遣いは?」
「あ、いや…これは、何でもありません! しかし、そうなると手伝ってくれる人を要請しないと」
実は見学の日は別の職人達は休暇という事になっている。つまりこのままでは人手が足りないのだ。
(くそー、一番手のかかる年頃の子が七人も…あかん、絶対あかん)
頭の中で悪いイメージがループする。そこで彼はハンターに手伝い要請をかける。
『緊急、工房見学スタッフ募集! 子供の扱いがうまい人求む!』
(一応、窯に火は入れへんし道具の類いは出来るだけ片付けとくけど…何をやらかすか判らへんし、用心せんと…)
ギアが焦る。いつもの彼とは見間違う程に、彼は今いつもの自分を見失いつつあった。
解説
内容
工房見学の子供達を見守り、無事見学を終えさせる事
武器職人に興味を持って貰う為に工房見学を実施する事になりました
そんな工房の案内役には歳が近いと言うだけの理由でギアが抜擢された訳ですが
どういう訳かギアは乗り気ではない様子 それでも渋々引き明けはしたものの手違い発生
見学者達はまだ小さい子供達 何をするか判らないので注意して見てて上げて下さいね
ついでにギアも助けてあげてくれると助かります
●注意
OPにあるギアの悪夢についてはあくまで『PL情報』になります
ですので、PC自体はギアの様子がおかしい位しか判っていませんので
もっと知るにはプレイングにて聞き出す様な行動をして頂ければと思います
●工房と見学の内容
当日は、工房内の窯や制作台の見学に道具の説明
職人達の一日の動きなどを説明します
工房にある道具は出来るだけ片付けていますが、
壁にかかっているものや作りかけのものに関してはそのまま
工房の他に出来上がった品の保管倉庫もちらっと見学予定
住込みスタッフの部屋なんかも一部公開したのち、道具屋まで行き納品の模様を見せて解散
所要時間はお昼、休憩を含めての四時間程度 子供の人数は七人だそうです
工房見学の子供達を見守り、無事見学を終えさせる事
武器職人に興味を持って貰う為に工房見学を実施する事になりました
そんな工房の案内役には歳が近いと言うだけの理由でギアが抜擢された訳ですが
どういう訳かギアは乗り気ではない様子 それでも渋々引き明けはしたものの手違い発生
見学者達はまだ小さい子供達 何をするか判らないので注意して見てて上げて下さいね
ついでにギアも助けてあげてくれると助かります
●注意
OPにあるギアの悪夢についてはあくまで『PL情報』になります
ですので、PC自体はギアの様子がおかしい位しか判っていませんので
もっと知るにはプレイングにて聞き出す様な行動をして頂ければと思います
●工房と見学の内容
当日は、工房内の窯や制作台の見学に道具の説明
職人達の一日の動きなどを説明します
工房にある道具は出来るだけ片付けていますが、
壁にかかっているものや作りかけのものに関してはそのまま
工房の他に出来上がった品の保管倉庫もちらっと見学予定
住込みスタッフの部屋なんかも一部公開したのち、道具屋まで行き納品の模様を見せて解散
所要時間はお昼、休憩を含めての四時間程度 子供の人数は七人だそうです
マスターより
脱ギアのクールキャラ 奈華里です
やっぱり自分的に動かしやすいかどうかと言われるとギアさんなかなか大変な子でして
以前からちょっと考えてた設定をちょびっとだけ今回公開する事にしてみました
定着するかはPC様次第ですがね
とと、昔ほどではないですが、私も小さい子の相手は苦手だったりします
どう接していいか判らなくなる 皆さんは如何でしょうか? ご参加お待ちしています♪
やっぱり自分的に動かしやすいかどうかと言われるとギアさんなかなか大変な子でして
以前からちょっと考えてた設定をちょびっとだけ今回公開する事にしてみました
定着するかはPC様次第ですがね
とと、昔ほどではないですが、私も小さい子の相手は苦手だったりします
どう接していいか判らなくなる 皆さんは如何でしょうか? ご参加お待ちしています♪
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/12/20 00:52
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談卓】 ガルフ・ガルグウォード(ka5527) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2018/12/06 23:18:14 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/12/06 20:39:55 |