ゲスト
(ka0000)
蠱惑のアミュレット
マスター:奈華里

このシナリオは3日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/02/17 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/03/01 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●発狂?
ここはフ・マーレの職人街。今日もあちらこちらの工房から作業する音が響いている。
だが、ここ最近とある工房では異変が起きていた。
「おいおい、スペア…お前ホントどうしちまったんだい?」
終始黙ったまま作業に没頭する彼を見て工房の仲間が彼に声をかける。
だが、スペアは先輩相手でも態度を変えはしない。振り向きもせずに言葉だけを紡いで、
「別に…」
と素っ気ない回答。熱心なのはいい事だが、正直彼を知る者は些か心配せずにはいられない。何故なら本来のスぺアは猪突猛進の熱血タイプだし、よく喋るこの工房のムードメーカー的存在だったからだ。
(あんな静かなスペアは初めてだ。何もないといいが…)
作業する様子を横目で心配しつつ、仲間達は思う。
しかし、残念ながらその後の彼はやはりどこか違う。
それが判ったのは、これから三日後の事だ。
「フフ、クフフフフ…できた。出来たぜっ!」
ばばーんと効果音がする位に掲げて見せて、彼の作り出した自信作はなんと超絶際どいビキニアーマー。
従来のビキニアーマーでも充分際どいというのに、要所要所に透かしの意匠が施されていて大凡20%程装備面積が削減されていると推測される。
「ちょっ、スペア! おまえもそれなりの歳だから興味があるのは判るが、流石にまだ早いぞ!」
工房長が彼を注意する。
「早いも遅いもないだろッ! それにこのアーマーなら回避率がぐんと上がっているし問題なんて」
性能的には確かに問題はないと言えるかもしれない。しかしだ。日常装備して歩くにはそれ相応の勇気と覚悟と後…まぁ、色々必要となりそうだ。
「おい、本当にどうしたんだ! お前は防具でも一番盾が好きだって言ってただろう…何だってこんな」
純粋だった筈のスペアのハレンチ防具に工房長が迫る。だが、彼はやはり変わらない。
「俺は悟ったんだ…盾なんて何の意味もない。受け流すより、始めから武器を振らせなきゃいいってな」
何処か不気味な笑みを浮かべてスペアが言う。そんな彼の右手の薬指には怪しげな指輪が輝いていた。
●指輪
「……ん? んんっ?」
スペアと並んで若き才能の持ち主であるギアが目を見開く。
それは道具屋のショーウィンドウに飾られていた防具の作り手の名を見たからだ。
「まさか…まさかですよね」
見間違いでなければスペアが作ったものだとあった。
彼とは以前一悶着あった仲であるが、腕は認めており互いに頑張ろうと言っていたのだが、これは一体どういう事だろうか。気になって道具屋の主人に聞くと、間違いなく店先のそれはスペアの作で間違いないらしい。
「嘘でしょう。まさかあんな、その…ねぇ」
口に言い出しにくくてギアが口籠る。が、主人はそれをやはり否定しない。
「まあ、でも出来はいいからねぇ。うちでも取り扱う事にはしたが…なんて言うからしくはないよな」
「……」
らしくない。その言葉通りだ。職人同士であるから何となく判る。
作ったものには作り手の趣味と言うか、癖のようなものがどうしてもどこかしらに出てくるものだ。
だが、あのビキニアーマーにスペアの情熱のようなものはまるでない。ただただ極限を求めたように…しいていえば、相手を惑わす為だけに仕立て上げられた感じを覚える。
そこでギアは道具屋の帰りにスペアの元を訪れハッとした。
「工房長さん…あの指輪はいつから?」
かなり細いものだが、一瞬光ったのが見えてギアが尋ねる。
「ん…んー、さぁなあ。しかし、何でまたあんな…」
「もしかするとあれのせいかもしれませんよ」
直感的に嫌な感覚を覚えて、彼が言う。
「いや、しかし作業時は危ないもんも扱うからな…そう言う時の為に魔除けや呪い避けのアミュレットを…ってああっ!!」
一通りスペアの姿を見て、工房長が声を荒らげる。
「スペアのやつ、うっかりつけ間違えたようだな…曰くつきのアミュレットと」
「という事はあれは?」
「多分うちにきた何らかの効果が付加された指輪だな。たまに変なやつも混じってる事があってなぁ…どうして間違えたかな」
工房長が頭を抱える。
「でも、という事はアレを外せば元に戻る筈ですし…スペアさん、それ外して下さい」
善は急げと早速スペアの元へ進み、はずすよう指示を出す。だが、
「あぁ? 何でだよ。これで俺はいい感じなんだ…おまえの言う事なんか聞くかよっ」
スペアはぎゅっと指輪のある手を隠し後退る。
「いいから外せ。でないと他にどんな変な事が起こるか判らんし」
「い、嫌だ! これがあれば、もっともっと魅力的で最強のアーマーが作れる気がするんだよ。だから、取る訳にはいかない!」
スペアが工房長の言葉さえも拒絶し逃走し始める。思いの外速い足に二人はついていけない。
だが、このままでは工房長が言う様に他の何らかの効果が発動して、スペア自身に危険が及ぶかもしれない。そうなっては、このフ・マーレの貴重な財産がひとつ消えてしまう事にもなりかねない。
「急いで追いましょう。そう遠くには行っていない筈です」
ギアが言う。そんな彼らを見つけて、ハンター達もスペアの捕獲に乗り出すのであった。
●発狂?
ここはフ・マーレの職人街。今日もあちらこちらの工房から作業する音が響いている。
だが、ここ最近とある工房では異変が起きていた。
「おいおい、スペア…お前ホントどうしちまったんだい?」
終始黙ったまま作業に没頭する彼を見て工房の仲間が彼に声をかける。
だが、スペアは先輩相手でも態度を変えはしない。振り向きもせずに言葉だけを紡いで、
「別に…」
と素っ気ない回答。熱心なのはいい事だが、正直彼を知る者は些か心配せずにはいられない。何故なら本来のスぺアは猪突猛進の熱血タイプだし、よく喋るこの工房のムードメーカー的存在だったからだ。
(あんな静かなスペアは初めてだ。何もないといいが…)
作業する様子を横目で心配しつつ、仲間達は思う。
しかし、残念ながらその後の彼はやはりどこか違う。
それが判ったのは、これから三日後の事だ。
「フフ、クフフフフ…できた。出来たぜっ!」
ばばーんと効果音がする位に掲げて見せて、彼の作り出した自信作はなんと超絶際どいビキニアーマー。
従来のビキニアーマーでも充分際どいというのに、要所要所に透かしの意匠が施されていて大凡20%程装備面積が削減されていると推測される。
「ちょっ、スペア! おまえもそれなりの歳だから興味があるのは判るが、流石にまだ早いぞ!」
工房長が彼を注意する。
「早いも遅いもないだろッ! それにこのアーマーなら回避率がぐんと上がっているし問題なんて」
性能的には確かに問題はないと言えるかもしれない。しかしだ。日常装備して歩くにはそれ相応の勇気と覚悟と後…まぁ、色々必要となりそうだ。
「おい、本当にどうしたんだ! お前は防具でも一番盾が好きだって言ってただろう…何だってこんな」
純粋だった筈のスペアのハレンチ防具に工房長が迫る。だが、彼はやはり変わらない。
「俺は悟ったんだ…盾なんて何の意味もない。受け流すより、始めから武器を振らせなきゃいいってな」
何処か不気味な笑みを浮かべてスペアが言う。そんな彼の右手の薬指には怪しげな指輪が輝いていた。
●指輪
「……ん? んんっ?」
スペアと並んで若き才能の持ち主であるギアが目を見開く。
それは道具屋のショーウィンドウに飾られていた防具の作り手の名を見たからだ。
「まさか…まさかですよね」
見間違いでなければスペアが作ったものだとあった。
彼とは以前一悶着あった仲であるが、腕は認めており互いに頑張ろうと言っていたのだが、これは一体どういう事だろうか。気になって道具屋の主人に聞くと、間違いなく店先のそれはスペアの作で間違いないらしい。
「嘘でしょう。まさかあんな、その…ねぇ」
口に言い出しにくくてギアが口籠る。が、主人はそれをやはり否定しない。
「まあ、でも出来はいいからねぇ。うちでも取り扱う事にはしたが…なんて言うからしくはないよな」
「……」
らしくない。その言葉通りだ。職人同士であるから何となく判る。
作ったものには作り手の趣味と言うか、癖のようなものがどうしてもどこかしらに出てくるものだ。
だが、あのビキニアーマーにスペアの情熱のようなものはまるでない。ただただ極限を求めたように…しいていえば、相手を惑わす為だけに仕立て上げられた感じを覚える。
そこでギアは道具屋の帰りにスペアの元を訪れハッとした。
「工房長さん…あの指輪はいつから?」
かなり細いものだが、一瞬光ったのが見えてギアが尋ねる。
「ん…んー、さぁなあ。しかし、何でまたあんな…」
「もしかするとあれのせいかもしれませんよ」
直感的に嫌な感覚を覚えて、彼が言う。
「いや、しかし作業時は危ないもんも扱うからな…そう言う時の為に魔除けや呪い避けのアミュレットを…ってああっ!!」
一通りスペアの姿を見て、工房長が声を荒らげる。
「スペアのやつ、うっかりつけ間違えたようだな…曰くつきのアミュレットと」
「という事はあれは?」
「多分うちにきた何らかの効果が付加された指輪だな。たまに変なやつも混じってる事があってなぁ…どうして間違えたかな」
工房長が頭を抱える。
「でも、という事はアレを外せば元に戻る筈ですし…スペアさん、それ外して下さい」
善は急げと早速スペアの元へ進み、はずすよう指示を出す。だが、
「あぁ? 何でだよ。これで俺はいい感じなんだ…おまえの言う事なんか聞くかよっ」
スペアはぎゅっと指輪のある手を隠し後退る。
「いいから外せ。でないと他にどんな変な事が起こるか判らんし」
「い、嫌だ! これがあれば、もっともっと魅力的で最強のアーマーが作れる気がするんだよ。だから、取る訳にはいかない!」
スペアが工房長の言葉さえも拒絶し逃走し始める。思いの外速い足に二人はついていけない。
だが、このままでは工房長が言う様に他の何らかの効果が発動して、スペア自身に危険が及ぶかもしれない。そうなっては、このフ・マーレの貴重な財産がひとつ消えてしまう事にもなりかねない。
「急いで追いましょう。そう遠くには行っていない筈です」
ギアが言う。そんな彼らを見つけて、ハンター達もスペアの捕獲に乗り出すのであった。
解説
内容
スペアを捕まえ、曰くつきらしい指輪を取り上げる事
どういう訳か際どい防具に目覚めてしまったスペア君
どうやら、その原因は曰くつきとおぼしき指輪にあるようです
実害は今のところそれ程出ていませんが、今後つけ続けると何が起こるか判りません
操られているという事ではなさそうですが、念の為早急に確保し取り外してあげて下さい
●周辺情報
石畳の広がる職人街であり、工房密集地帯でもある
路地裏の小道も多い為、闇雲に探すのはおススメ出来ない
スペアの顔については職人達ならほぼ知っている
ちなみにスペアの年齢はギアと同じで性格は本文の通り
●成功へのヒント
スペアをどうやって説得し、捕まえるかがポイント
描写に関しては捜索→説得→捕獲な流れになるかと思います
スペアの心を動かす様な説得をお待ちしています
●一言(何)
あくまでギャグ依頼です 真相が判っても怒らないでね
スペアを捕まえ、曰くつきらしい指輪を取り上げる事
どういう訳か際どい防具に目覚めてしまったスペア君
どうやら、その原因は曰くつきとおぼしき指輪にあるようです
実害は今のところそれ程出ていませんが、今後つけ続けると何が起こるか判りません
操られているという事ではなさそうですが、念の為早急に確保し取り外してあげて下さい
●周辺情報
石畳の広がる職人街であり、工房密集地帯でもある
路地裏の小道も多い為、闇雲に探すのはおススメ出来ない
スペアの顔については職人達ならほぼ知っている
ちなみにスペアの年齢はギアと同じで性格は本文の通り
●成功へのヒント
スペアをどうやって説得し、捕まえるかがポイント
描写に関しては捜索→説得→捕獲な流れになるかと思います
スペアの心を動かす様な説得をお待ちしています
●一言(何)
あくまでギャグ依頼です 真相が判っても怒らないでね
マスターより
何だ、この依頼は…奈華里です
某アニメを見た影響は否めませんが、それにしても本当に何だこれ;
当初リリースしようとしていたシナリオがうまく纏まらなくて生まれたのがこれってどうなのかしら
と、とりあえずこんなギャグ依頼ではありますが、宜しくお願い致しますm( )m
どたばた遊びたい方の御参加、お待ちしています
某アニメを見た影響は否めませんが、それにしても本当に何だこれ;
当初リリースしようとしていたシナリオがうまく纏まらなくて生まれたのがこれってどうなのかしら
と、とりあえずこんなギャグ依頼ではありますが、宜しくお願い致しますm( )m
どたばた遊びたい方の御参加、お待ちしています
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/02/28 01:06
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/02/15 15:26:18 |
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迷える職人を救え! エメラルド・シルフィユ(ka4678) 人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2019/02/17 06:02:29 |
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質問卓 エメラルド・シルフィユ(ka4678) 人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2019/02/15 13:30:46 |