ゲスト
(ka0000)
【陶曲】春の風に身を任せ
マスター:三田村 薫

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/04/19 15:00
- リプレイ完成予定
- 2019/04/28 15:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●もう少し
嫉妬王撃破作戦の少し前。ある町の教会を受け持つ司祭は、この一連の事件に巻き込まれて負傷し、最近まで入院していたが、この日退院と相成った。迎えに来たのは、町のエルフ・サンドラと司祭が預かっていた少年・ハンクである。
「ありがとうございます。ハンク、君、荷物は教会から引き上げましたか?」
「あ、いえ、その、司祭さんさえ良ければ、もう少し居候したいなって」
「え?」
話は更に前に遡る。
「ハンクも立ち直ったみたいだし、もうエドたちのところに帰っても良いんじゃない?」
と、オフィスでC.J.が言う。ハンクは嫉妬歪虚・アウグスタによって心の隙間につけ込まれており、歪められた認識の矯正と、執着してしまう友人からの隔離も兼ねて司祭の元に預けられていたのだ。
「ああ。俺たちも余裕出てきたし。悪かったな、ハンク」
そう言ってややバツが悪そうに言うのは友人の一人、エドだった。もう一人の友人、ジョンもその隣で頷いている。
「立ち直ってくれて良かった。君が良ければ、また三人で一緒にやっていきたい。受けてくれるか?」
「ありがとう、二人とも……でも、僕、もう少し司祭さんのところにいたくて……」
「良いけど、何かあるのか?」
「庭にチューリップを植えたんだ」
ハンクは言った。
「ちゃんと咲くまで、面倒を見たくて」
エドとジョン、C.J.は顔を見合わせる。
「ちゃんと咲かせてこい」
最初に返事をしたのはジョンだった。
「僕たちにも見せてくれ」
「うん」
「……何か次は俺が嫉妬しそうじゃん……」
「お前はわかりやすいから僕がぶっ飛ばしてやる」
「冗談だよ……わかった。ちゃんと帰ってくるよな?」
「もちろんだよ。だからもう少し待っていて」
●故人を偲ぶ
庭に立って、ヴィルジーリオは咲きかけのチューリップを見ている。手入れはサンドラと、マシューの護衛を受けたハンクが行なっていた。
少しぼんやりしている司祭の後ろ姿をハンクは見つめている。やがて、彼が両手で顔を覆ったのが見えた。
「司祭さん」
静かに涙を溢している彼を抱きしめる。
「あなたが生きててくれて良かったと僕は思います……」
司祭は答えない。
「僕も、エドも、ジョンも、アルトゥーロ司祭さんも、誰も死ななくて良かった。前の司祭さんも、無事を喜んでると思います」
司祭は頷いた。少しだけ彼より背が高いハンクは、額を彼の頭につけた。
「僕も手伝いに来ますから。お庭、造りましょう?」
司祭は頷いた。
●ハンターオフィスにて
そして、嫉妬王は撃破された。ヴィルジーリオも、アウグスタに一泡吹かせて満足である。
「と、言うことで景気づけにガーデンパーティでもやろうかと思うんですけど誰か来ませんか?」
ヴィルジーリオはオフィスのソファで足を組みながら首を傾げた。こいつ、復活してからふてぶてしくなったなぁ、とC.J.は思っている。
「僕、行きたいけど」
「もちろん。歓迎しますよ」
「私も行きたい!」
平坂が両手で意思表明をする。
「いらっしゃい。こちらから招待したいくらいです」
「僕とミコで扱いちがくない?」
「あなたは来て下さると思ったので」
「え? 本当? へへ……」
「私も行って良いのかな?」
と、顔を出したのは中年職員だ。ちなみに、彼はR.J.と呼ばれている。C.J.の親族らしいが詳しい関係は平坂も知らない。
「もちろんです。ずっとお世話になってますし……是非庭を見て下さい。まあ、ガーデンパーティと言うほど庭が整ってないので、皆でおしゃべりみたいな感じですかね。パスタでも出しましょうか」
●もう少し
嫉妬王撃破作戦の少し前。ある町の教会を受け持つ司祭は、この一連の事件に巻き込まれて負傷し、最近まで入院していたが、この日退院と相成った。迎えに来たのは、町のエルフ・サンドラと司祭が預かっていた少年・ハンクである。
「ありがとうございます。ハンク、君、荷物は教会から引き上げましたか?」
「あ、いえ、その、司祭さんさえ良ければ、もう少し居候したいなって」
「え?」
話は更に前に遡る。
「ハンクも立ち直ったみたいだし、もうエドたちのところに帰っても良いんじゃない?」
と、オフィスでC.J.が言う。ハンクは嫉妬歪虚・アウグスタによって心の隙間につけ込まれており、歪められた認識の矯正と、執着してしまう友人からの隔離も兼ねて司祭の元に預けられていたのだ。
「ああ。俺たちも余裕出てきたし。悪かったな、ハンク」
そう言ってややバツが悪そうに言うのは友人の一人、エドだった。もう一人の友人、ジョンもその隣で頷いている。
「立ち直ってくれて良かった。君が良ければ、また三人で一緒にやっていきたい。受けてくれるか?」
「ありがとう、二人とも……でも、僕、もう少し司祭さんのところにいたくて……」
「良いけど、何かあるのか?」
「庭にチューリップを植えたんだ」
ハンクは言った。
「ちゃんと咲くまで、面倒を見たくて」
エドとジョン、C.J.は顔を見合わせる。
「ちゃんと咲かせてこい」
最初に返事をしたのはジョンだった。
「僕たちにも見せてくれ」
「うん」
「……何か次は俺が嫉妬しそうじゃん……」
「お前はわかりやすいから僕がぶっ飛ばしてやる」
「冗談だよ……わかった。ちゃんと帰ってくるよな?」
「もちろんだよ。だからもう少し待っていて」
●故人を偲ぶ
庭に立って、ヴィルジーリオは咲きかけのチューリップを見ている。手入れはサンドラと、マシューの護衛を受けたハンクが行なっていた。
少しぼんやりしている司祭の後ろ姿をハンクは見つめている。やがて、彼が両手で顔を覆ったのが見えた。
「司祭さん」
静かに涙を溢している彼を抱きしめる。
「あなたが生きててくれて良かったと僕は思います……」
司祭は答えない。
「僕も、エドも、ジョンも、アルトゥーロ司祭さんも、誰も死ななくて良かった。前の司祭さんも、無事を喜んでると思います」
司祭は頷いた。少しだけ彼より背が高いハンクは、額を彼の頭につけた。
「僕も手伝いに来ますから。お庭、造りましょう?」
司祭は頷いた。
●ハンターオフィスにて
そして、嫉妬王は撃破された。ヴィルジーリオも、アウグスタに一泡吹かせて満足である。
「と、言うことで景気づけにガーデンパーティでもやろうかと思うんですけど誰か来ませんか?」
ヴィルジーリオはオフィスのソファで足を組みながら首を傾げた。こいつ、復活してからふてぶてしくなったなぁ、とC.J.は思っている。
「僕、行きたいけど」
「もちろん。歓迎しますよ」
「私も行きたい!」
平坂が両手で意思表明をする。
「いらっしゃい。こちらから招待したいくらいです」
「僕とミコで扱いちがくない?」
「あなたは来て下さると思ったので」
「え? 本当? へへ……」
「私も行って良いのかな?」
と、顔を出したのは中年職員だ。ちなみに、彼はR.J.と呼ばれている。C.J.の親族らしいが詳しい関係は平坂も知らない。
「もちろんです。ずっとお世話になってますし……是非庭を見て下さい。まあ、ガーデンパーティと言うほど庭が整ってないので、皆でおしゃべりみたいな感じですかね。パスタでも出しましょうか」
解説
●目的
ガーデン……教会パーティで和気藹々と過ごす
●時間と場所
ヴィルジーリオ司祭が管理している教会
10:30~開始
15:00くらいに解散
●何をしたら良いの?
同行者さんに感謝を伝える場にしていただいても結構ですし、【陶曲】を振り返って頂いても構いません(ただし言及できるのは三田村のシナリオに限ります)。
庭を見て薔薇の苗があるぞ……(後述)と言うことに気付くも良し、楽器持ってきて演奏しても良し、です。
パスタ、スープ、パンが出ます。
●お庭について
チューリップが一部咲いています。他にはサンドラが移植してきた花が成長途中。
あなたに園芸の心得があるなら、薔薇の苗に気付きます。
ヴィルジーリオは「薔薇は管理が大変なので……」と薔薇の育成には消極的だったと聞いているものとします。
●NPC
ヴィルジーリオ(魔術師)
刺されて生死の境をさまよって復活したら何だか前より図太くなった気がする。表情筋は相変わらず動かない。何故なら生まれつきだからです。
パスタを茹でます。
面識のある年下のPCさんにはちょっと口調が緩くなるかも。
ハンク(魔術師)
嵐のような経験を経てちょっぴり大人になった。
スープを作ります。
エド(疾影士) ジョン(聖導士) アルトゥーロ(聖導士)
ここまで長かったなぁと言う顔で飲んだり食べたりしている。
サンドラ(一般人)
急ピッチで自宅の庭から花をいくつか移植した。こっそり薔薇も仕込んでいる。
当日は食べて飲みます。ハーブティーもあるよ!
他にオフィストリオも来ています。
ガーデン……教会パーティで和気藹々と過ごす
●時間と場所
ヴィルジーリオ司祭が管理している教会
10:30~開始
15:00くらいに解散
●何をしたら良いの?
同行者さんに感謝を伝える場にしていただいても結構ですし、【陶曲】を振り返って頂いても構いません(ただし言及できるのは三田村のシナリオに限ります)。
庭を見て薔薇の苗があるぞ……(後述)と言うことに気付くも良し、楽器持ってきて演奏しても良し、です。
パスタ、スープ、パンが出ます。
●お庭について
チューリップが一部咲いています。他にはサンドラが移植してきた花が成長途中。
あなたに園芸の心得があるなら、薔薇の苗に気付きます。
ヴィルジーリオは「薔薇は管理が大変なので……」と薔薇の育成には消極的だったと聞いているものとします。
●NPC
ヴィルジーリオ(魔術師)
刺されて生死の境をさまよって復活したら何だか前より図太くなった気がする。表情筋は相変わらず動かない。何故なら生まれつきだからです。
パスタを茹でます。
面識のある年下のPCさんにはちょっと口調が緩くなるかも。
ハンク(魔術師)
嵐のような経験を経てちょっぴり大人になった。
スープを作ります。
エド(疾影士) ジョン(聖導士) アルトゥーロ(聖導士)
ここまで長かったなぁと言う顔で飲んだり食べたりしている。
サンドラ(一般人)
急ピッチで自宅の庭から花をいくつか移植した。こっそり薔薇も仕込んでいる。
当日は食べて飲みます。ハーブティーもあるよ!
他にオフィストリオも来ています。
マスターより
こんにちは三田村です。
と言うことで【陶曲】お疲れ様でした会です。
結構キツい展開のシナリオが続いたので、ゆるーい感じです。話したいNPCがいるか、同行者さんがいる方がプレイングは書きやすいと思いますが「私のキャラは食べることで真価を発揮します」と言う方も大歓迎です。
これまで面識無かった方もどうぞ。オフィストリオの誰かに誘われたことになります。
ここまでのシナリオに一度でもご参加いただいた方には心から御礼申し上げます。
と言うことで【陶曲】お疲れ様でした会です。
結構キツい展開のシナリオが続いたので、ゆるーい感じです。話したいNPCがいるか、同行者さんがいる方がプレイングは書きやすいと思いますが「私のキャラは食べることで真価を発揮します」と言う方も大歓迎です。
これまで面識無かった方もどうぞ。オフィストリオの誰かに誘われたことになります。
ここまでのシナリオに一度でもご参加いただいた方には心から御礼申し上げます。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/04/25 00:38