ゲスト
(ka0000)
ブシドー新隊員の歓迎会
マスター:村井朋靖

- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/01/25 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/02/03 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
CAM実験場の騒動から数日後、同盟海軍のモデスト・サンテ少将は白熊号に乗り込み、急ぎ海路で同盟領のポルトワールへ戻る。
大半を敵に奪われたとはいえ、まだCAMを有している以上、この地の警備に充てる追加人員や食糧などの物資が必要だ。各国に飛び火したCAM奪還ゲームの結果に関わらず、今は打てる手を打っておかねばならない。
モデストは去り際、同盟陸軍で特機隊の隊長を務めるダニエル・コレッティ中佐と立ち話をした。
「ポルトワールに戻るのは、俺の白熊号と最小限の船だけだ。ここに半分ほど兵力を残すことになる」
「その間、俺に指揮権預けるとかいう話じゃないでしょうねぇ?」
ダニエルが嫌そうな表情を浮かべると、モデストは「やっぱりお前は話が早くていい」と笑った。
「ああ、俺の部下がお前に騙されたことを根に持ってるから、ちゃんと埋め合わせしとけよ」
それを聞いたダニエルは「じゃあ、陸軍名義で酒でも奢りますか」とニヤつく。
「白熊提督もお気をつけて。この先は俺も何が起こるかわかりませんので」
「ふっふっふ、それは困るな。何かに気づいたら、すぐ白熊号に連絡入れろ。これは上官命令だ」
オッサンふたりが怪しい笑みを浮かべているのを見て、すぐ近くにいた者は何とも言えぬ不安を覚えたという。
●
モデストがこの地を去って、一週間が過ぎた。ダニエルは特に気負うことなく、粛々と任務を遂行している。
今の仕事といえば、歪虚に破壊された実験場の修繕や残されたCAMの護衛が主で、たまに駐屯する軍が足並みを揃えて活動や実験の続きを行うくらいだ。早い話、今までが忙しすぎた。
とはいえ、完全に気持ちを緩めるわけにもいかない。実験場にいる者たちは、常にそんな妙な緊張を抱きながら生きていた。
そんな時、ダニエルは昼の任務に就く同盟軍の面々を集めて、いくつかの発表を行った。
「えっと、お仕事の前にご報告ね。俺の隣にいるマッチョなダンディーが、特機隊の第2号隊員になることが決まった」
彼は雑魔が襲来した際に試験CAM2号機、コールナンバー「シコン1」を操縦していたパイロット、ヴィットリオ・フェリーニ陸軍大尉である。制服は胸元で肌蹴ているが、そこから覗かせる鍛え抜かれた肉体はさすがの一言に尽きる。
ヴィットリオは一歩前に出て、自己紹介を始めた。海軍から陸軍、そして黒狐塾へと転属した異色の経緯を披露し、今後はCAMパイロットとしてさらなる飛躍をしたいとの抱負を語る。
すでに隊員であるジーナ・サルトリオ陸軍軍曹とは一回りほど年齢が違うが、それでも彼は公の場で「ジーナ先輩」と呼んだ。
これを聞いた少女は大いに慌てる。
「よ、よろしくお願いしますっ! ヴィ……えっと、ヴィオ大尉!」
先輩と呼ばれたけど、階級はあっちが上。でも同僚になるだから、よそよそしい雰囲気は出したくない。そこでジーナは「ヴィオ」という愛称をつけつつも、失礼のないように階級をつけて呼ぶことにした。
「あ、だったら俺もヴィオって呼んでいい?」
空気を読んだ上司が、すかさず助け舟を出す。
「隊長や先輩が、それで構わないのなら」
本人からの許可が出たので、ダニエルは「じゃあ決まりだ」と手を叩く。それと同時に、兵士からも拍手が巻き起こった。
「で、明日の夜にでも歓迎会をしようと思うんだけど、ハンターさんも海軍のみんなもきっと参加してくれるよねぇ?」
早い話が「タダ酒飲もうぜ!」というお誘いなのだが、こんな素敵な申し出を断る者などいない。全会一致で開催の運びとなった。
「じゃあ、今日のうちに周辺警備の調整とかしとこうね。ご迷惑になっちゃいけないしさ」
ダニエルはそう言うと、兵士たちに持ち場へ行くように指示した。
ジーナもひとりでCAM格納施設へと足を向けるが、その後ろをヴィットリオがついてくる。
「あ、そうだった。もうひとりで施設に行くわけじゃないんだ……ごめんなさい」
「気にするな。俺もわからないから、後ろを歩いただけだ」
わりと淡白な反応のヴィオに対し、ジーナはやりにくそうにしていたが、それも施設に向かうまでのことだった。
ふたりはCAMを見れば勝手に口を開き、以前の戦闘を振り返る。そんな調子で、この日は夕暮れまで話し込んだ。お互いに白兵戦が得意という共通点もあり、打ち解けるのも早かった。
その日の夜、CAM実験施設にお知らせが貼られた。同盟陸軍の特殊部隊「特機隊」の新メンバー加入を記念した酒宴の誘いである。
これを偶然、再視察で訪れていたドメニコ・カファロ(kz0017)が見かけ、「よし、わしも参加するか」と髭をさすりながら嬉しそうに呟いたという。
ハンターの皆さんも忙しい毎日を振り返りながら、少しでも癒されてみてはいかがですか?
●
CAM実験場の騒動から数日後、同盟海軍のモデスト・サンテ少将は白熊号に乗り込み、急ぎ海路で同盟領のポルトワールへ戻る。
大半を敵に奪われたとはいえ、まだCAMを有している以上、この地の警備に充てる追加人員や食糧などの物資が必要だ。各国に飛び火したCAM奪還ゲームの結果に関わらず、今は打てる手を打っておかねばならない。
モデストは去り際、同盟陸軍で特機隊の隊長を務めるダニエル・コレッティ中佐と立ち話をした。
「ポルトワールに戻るのは、俺の白熊号と最小限の船だけだ。ここに半分ほど兵力を残すことになる」
「その間、俺に指揮権預けるとかいう話じゃないでしょうねぇ?」
ダニエルが嫌そうな表情を浮かべると、モデストは「やっぱりお前は話が早くていい」と笑った。
「ああ、俺の部下がお前に騙されたことを根に持ってるから、ちゃんと埋め合わせしとけよ」
それを聞いたダニエルは「じゃあ、陸軍名義で酒でも奢りますか」とニヤつく。
「白熊提督もお気をつけて。この先は俺も何が起こるかわかりませんので」
「ふっふっふ、それは困るな。何かに気づいたら、すぐ白熊号に連絡入れろ。これは上官命令だ」
オッサンふたりが怪しい笑みを浮かべているのを見て、すぐ近くにいた者は何とも言えぬ不安を覚えたという。
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モデストがこの地を去って、一週間が過ぎた。ダニエルは特に気負うことなく、粛々と任務を遂行している。
今の仕事といえば、歪虚に破壊された実験場の修繕や残されたCAMの護衛が主で、たまに駐屯する軍が足並みを揃えて活動や実験の続きを行うくらいだ。早い話、今までが忙しすぎた。
とはいえ、完全に気持ちを緩めるわけにもいかない。実験場にいる者たちは、常にそんな妙な緊張を抱きながら生きていた。
そんな時、ダニエルは昼の任務に就く同盟軍の面々を集めて、いくつかの発表を行った。
「えっと、お仕事の前にご報告ね。俺の隣にいるマッチョなダンディーが、特機隊の第2号隊員になることが決まった」
彼は雑魔が襲来した際に試験CAM2号機、コールナンバー「シコン1」を操縦していたパイロット、ヴィットリオ・フェリーニ陸軍大尉である。制服は胸元で肌蹴ているが、そこから覗かせる鍛え抜かれた肉体はさすがの一言に尽きる。
ヴィットリオは一歩前に出て、自己紹介を始めた。海軍から陸軍、そして黒狐塾へと転属した異色の経緯を披露し、今後はCAMパイロットとしてさらなる飛躍をしたいとの抱負を語る。
すでに隊員であるジーナ・サルトリオ陸軍軍曹とは一回りほど年齢が違うが、それでも彼は公の場で「ジーナ先輩」と呼んだ。
これを聞いた少女は大いに慌てる。
「よ、よろしくお願いしますっ! ヴィ……えっと、ヴィオ大尉!」
先輩と呼ばれたけど、階級はあっちが上。でも同僚になるだから、よそよそしい雰囲気は出したくない。そこでジーナは「ヴィオ」という愛称をつけつつも、失礼のないように階級をつけて呼ぶことにした。
「あ、だったら俺もヴィオって呼んでいい?」
空気を読んだ上司が、すかさず助け舟を出す。
「隊長や先輩が、それで構わないのなら」
本人からの許可が出たので、ダニエルは「じゃあ決まりだ」と手を叩く。それと同時に、兵士からも拍手が巻き起こった。
「で、明日の夜にでも歓迎会をしようと思うんだけど、ハンターさんも海軍のみんなもきっと参加してくれるよねぇ?」
早い話が「タダ酒飲もうぜ!」というお誘いなのだが、こんな素敵な申し出を断る者などいない。全会一致で開催の運びとなった。
「じゃあ、今日のうちに周辺警備の調整とかしとこうね。ご迷惑になっちゃいけないしさ」
ダニエルはそう言うと、兵士たちに持ち場へ行くように指示した。
ジーナもひとりでCAM格納施設へと足を向けるが、その後ろをヴィットリオがついてくる。
「あ、そうだった。もうひとりで施設に行くわけじゃないんだ……ごめんなさい」
「気にするな。俺もわからないから、後ろを歩いただけだ」
わりと淡白な反応のヴィオに対し、ジーナはやりにくそうにしていたが、それも施設に向かうまでのことだった。
ふたりはCAMを見れば勝手に口を開き、以前の戦闘を振り返る。そんな調子で、この日は夕暮れまで話し込んだ。お互いに白兵戦が得意という共通点もあり、打ち解けるのも早かった。
その日の夜、CAM実験施設にお知らせが貼られた。同盟陸軍の特殊部隊「特機隊」の新メンバー加入を記念した酒宴の誘いである。
これを偶然、再視察で訪れていたドメニコ・カファロ(kz0017)が見かけ、「よし、わしも参加するか」と髭をさすりながら嬉しそうに呟いたという。
ハンターの皆さんも忙しい毎日を振り返りながら、少しでも癒されてみてはいかがですか?
解説
●依頼の目的
CAM実験場で催される同盟陸軍主催の酒宴に参加すること。
●依頼の内容
表向きは「特機隊新メンバーの歓迎会」ですが、実際には慰労が目的の酒宴です。
特に同盟軍と面識はなくとも、お気軽にハンター同士でご参加いただければ幸いです。
当日は日の暮れた夜、天気は晴れ。食事する場所にのみ、テントが張られます。
今回用意される食事は、主に同盟から提供された食糧や飲み物となります。
ヴァリオス商工会の青年会が積極的な支援を行っているため、食糧とはいえ豪華です。
また、おにぎり草「まめし」も持ち込まれているため、これを食することも可能です。
このつぼみに食材を入れると、その色や味に染まります。興味があればお試しください。
軍が主催する酒宴ですので、外見年齢が未成年だと、お酒を提供してもらえません。
その際はコッソリ実年齢を伝えるか、諦めてジュースで我慢するかなどしてください。
イベシナ中では参加者をなるべく絡めるように描写しますので、
仲間内だけの描写をお求めの場合は、プレイングでの指定をお願いします。
なお、NPCも例外ではないので、あらかじめご了承ください。
●イベシナの登場人物
黒狐塾出身で特機隊の隊長、ダニエル・コレッティ陸軍中佐、
特機隊の第1号隊員、ジーナ・サルトリオ陸軍曹長、
特機隊の新メンバー、ヴィットリオ・フェリーニ陸軍大尉、
魔術師協会広報室の広報部長、ドメニコ・カファロ、
その他、同盟海軍の兵士が登場します。お気軽にお声をかけてください。
●その他の補足
・本イベシナの質問は、ドメニコ・カファロ(kz0017)が受け付けます。
CAM実験場で催される同盟陸軍主催の酒宴に参加すること。
●依頼の内容
表向きは「特機隊新メンバーの歓迎会」ですが、実際には慰労が目的の酒宴です。
特に同盟軍と面識はなくとも、お気軽にハンター同士でご参加いただければ幸いです。
当日は日の暮れた夜、天気は晴れ。食事する場所にのみ、テントが張られます。
今回用意される食事は、主に同盟から提供された食糧や飲み物となります。
ヴァリオス商工会の青年会が積極的な支援を行っているため、食糧とはいえ豪華です。
また、おにぎり草「まめし」も持ち込まれているため、これを食することも可能です。
このつぼみに食材を入れると、その色や味に染まります。興味があればお試しください。
軍が主催する酒宴ですので、外見年齢が未成年だと、お酒を提供してもらえません。
その際はコッソリ実年齢を伝えるか、諦めてジュースで我慢するかなどしてください。
イベシナ中では参加者をなるべく絡めるように描写しますので、
仲間内だけの描写をお求めの場合は、プレイングでの指定をお願いします。
なお、NPCも例外ではないので、あらかじめご了承ください。
●イベシナの登場人物
黒狐塾出身で特機隊の隊長、ダニエル・コレッティ陸軍中佐、
特機隊の第1号隊員、ジーナ・サルトリオ陸軍曹長、
特機隊の新メンバー、ヴィットリオ・フェリーニ陸軍大尉、
魔術師協会広報室の広報部長、ドメニコ・カファロ、
その他、同盟海軍の兵士が登場します。お気軽にお声をかけてください。
●その他の補足
・本イベシナの質問は、ドメニコ・カファロ(kz0017)が受け付けます。
マスターより
こんにちは、村井朋靖(むらい・ともやす)です。ようこそ、CAM実験場へ!
今回は同盟陸軍「特機隊」の物語を、イベントシナリオにてお届けします。
ようやく訪れたCAM実験場の平穏ですが、これもいつまで続くかわかりません。
そこでダニエル中佐は、特機隊の新メンバー加入を歓迎する名目で酒宴を企画しました。
ハンターの皆さんにもぜひ、束の間の平穏を満喫していただければなと思います。
プレイングは、PC口調で書いていただけると助かります。
また、プレイングは仮で申請しておくと安心ですよ! 今回はよろしくお願いします!
今回は同盟陸軍「特機隊」の物語を、イベントシナリオにてお届けします。
ようやく訪れたCAM実験場の平穏ですが、これもいつまで続くかわかりません。
そこでダニエル中佐は、特機隊の新メンバー加入を歓迎する名目で酒宴を企画しました。
ハンターの皆さんにもぜひ、束の間の平穏を満喫していただければなと思います。
プレイングは、PC口調で書いていただけると助かります。
また、プレイングは仮で申請しておくと安心ですよ! 今回はよろしくお願いします!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/02/09 08:56