ゲスト
(ka0000)
僕の考えたオウドウは最初から破綻している
マスター:Urodora

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- サポート
- 現在0人 / 0~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/02/11 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/02/20 19:00
オープニング
終わった季節を思い出そうとしてみた。とっくの昔にすぎている。
奇跡よ起きろ! 祈ったところで起きるわけもない。
だから言葉の数だけ夢を語り 今日も楽しかったよ。だれでもない誰かに言った。
よくある日常。よくある風景。よくある幸せ。それだけでいい。
のだろうか?
過ぎた時は戻らない、そんなことは分かっている。
はじまる前に終わり、終わる前にはじまる。ずっとずっと同じ物語を繰り返し、もうこのままでいい。
本当に?
雲間の雨 去る姿をずっと見つめている
差した光はうちのそと 求める君もここにいない
それでも
そっと手を伸ばし、静かに言う。
もう一度。
もう一度、はじめることにしよう。
季節が回り、いつかまた――新しい風が吹くように。
●とうとつに襲撃されることはただしい
「またくるよ!」
少年が叫ぶ。
人ならざる者の群れはいまだ遠くにあるが、距離は縮み始めた。
両者の接近を妨げるかのように銃口はゆっくりと向けられる。瞬間、閃光がたぎり、放たれた弾丸が一陣へ突き刺さった。続けざま、とどろく音に連なり輝きを帯びた死が下卑た輩へ幾度となく打ち込まれる。 刹那、奇妙な悲鳴が上がり、仲間の死に恐れをなした亜人の群れは退却を開始した。
その様子を見届けた射手の青年は、大きく息をはくと生まれた時間でささやかな休息をとった。
「こりゃ、ちょっと危険かな」
張りつめた空気の中、発せられた声はどこかのんびりとしている。
次の襲撃に備え口笛を吹きながら銃の手入れをする姿は、これからピクニックにいく準備をしている。
そんな風に少年には見えた。
事のはじまりは、村はずれにゴブリンの群れがやって来た。それだけの話だった。
友好的とはいえないが敵対していたわけでもない。
しかし争いは起こった。
小さい村だ守る者などいない。
幸いだったのは、一人のハンターが村にいて迎え撃ったこと……そして。
状況は最悪だ。
数度の襲撃で半ば力もつきかけている、武器も心もとない、拠点にした小屋も崩壊寸前。そう長くはもたないだろう。
再び、草原の向こうに複数の影が現れる。数が増えた。それを見た少年は恐怖を感じた。最大限に感じた。
このままだと……きっと死ぬ。
「もうだめだ、逃げようよ」
かなわないことを続けて命を失うくらいなら、逃げてしまえばきっと楽になれる。
無駄なことを続けてがんばっても仕方ない、だから少年は言った。
けれど、
「私は残る。家族が村に残っているからね」
青年は答える。
そこにあるのは澄み切った静けさだ。静寂の内に秘めた強い意思を感じ少年は黙った。
「そうだ。一つ頼みがあるのだけど、聞いてくれるかい?」
どこか困ったように言うと、青年は頭をかいた。
●美少女はぜったいてきにただしい
なぜこうなったのだろう。
無事に安全な場所までやってきて、村を守る。
そのためにハンターへ依頼するように頼まれて支部までやって来た――そこまではおぼえている。
今、少年の前に一人の少女がいる。言葉にするなら清楚という文字がどこか似合う少女だ。動というよりは静、つやのある黒髪が肩まで伸びている。背丈は少年より頭一つ下、見上げる表情にどこか凛としたものを感じさせるのは、整った目鼻立ち、大きな瞳に秘めた鋭いまなざしのせいだろう。
「そのまま逃げ帰ってきた。それでも男なの」
少女は頬を紅潮させ強い口調で少年を非難している。
その様子は、容姿から感じる雰囲気とは、また別の活発さを生んでいた。
「なんで、君が怒るんだよ。関係ないだろ」
「関係なくない、まだ何かできたよ。なのに……何もしないで帰ってくるなんて、信じられない」
「助けを呼びにここまで来たじゃん、僕が残ってどうなるんだよ」
ムカつく、ムカツク、すげーむかつく。この女は何も分かっていない、何も。
少年の心の奥、不意に浮かんだ感情の渦が理性をふりきって飛び出した。
「なら君がいけばいいよ、何もしないくせに口だけなの。女っていいよね。弱くていいし、僕だって好きでこうしてるわけじゃない知らないうちにこんな世界にとばされたんだぞここは、ここは、僕の本当の世界じゃない、どうすればいいんだよ、どうしろっていうんだよ」
ほとばしる言葉の羅列は意味より熱気を伝える。
今までの少年とは違い怒りが混ざった声。それを聞いた少女は眼を伏せ、黙り、うつむいた。
沈黙が場を支配し二人の距離が遠のく……重苦しい空気を破ったの少女のほうだった。
「そんなこと……わ…か……て……る……」
さっきまでの勢いは消えて陰りにとぎれる声。しだいに震える肩とゆれるまつげがしめすものは……。
「泣いてる? の」
問いを聞きもせず少女は駆け出した。過ぎる影が運ぶ風は、鼻腔をくすぐる心地よい香りと、
「――バカ」
小さなささやきを少年に残した。
意味が分からない。今日。偶然。はじめて会ったのに。理不尽だ。
何が悪いのだろう、助けを呼びに来て約束は果たした。
むだな戦いで死んで、満足すればいいのだろうか? それはおかしいと感じる。
なのになぜ、こんなにも無力さを感じているのだろう、正しいことをしたはずなのに――どうしてこんなに苦しいのだろう。
少年はしばらく、少女の去った方を見ていた。
けれど何かを決意したように一歩、また一歩。扉に近づく。
開け放たれた扉の外、見える空は曇天、流れる雲が重々しくこちらをみつめている。
少年はさらに一歩、踏み出そうとした。
その時、突然不規則な鼓動が胸をしめつけた。両肩に何かが重なった。
振り返れ。このまま見ないふりをすればいい、それでいい。どこがで誰かそう言った。
飲んだ唾がとても苦い。喉の奥、出ない声に追い立てられる。握った両手も開かない。
だから足元をみつめ、ただ立っていた。
永遠に続くかのように思えた時間――。
それが破られたのは、灰の空から落ちる雫が叩く音だった。
雨に気づいた少年はゆっくりと顔をあげ、そっと宙へ手を伸ばす。
手のひらを濡らして延々とすべる水滴、そこになぜか――少年は少女の涙を見た。
「いけばいいんだろ……いけば」
強まる雨の静止を振り切って、少年も駆け出した。
その後、
「こりゃまた、こんがらかったねえ……はあ」
静けさを取り戻したオフィスに、依頼を受けた係員のため息だけが響いた。
解説
簡単にいうと
村を守るためにゴブリンの群れに一人立ち向うハンターの青年が、
偶然出会った異邦人の少年に助けを求めてくるよう頼んだ。
でしょうか。
敵は、最初の冒険はやっぱゴブリンでしょ。
で、おなじみのゴブゴブさんがけっこうたくさん。具体的な数は分からないです。
それなりに倒したようですが、まだ10体以上はいるかも。
開始当初、ハンターはしばらく大丈夫です。
ただクラスがイェーガーな上に、まともな武器がもうないので、あまり長くはもちません。
あとは。
距離と時間は細かくは考えなくてもいいです。
守っている小屋は村から少し離れています
先行した二人は一応、目的の場所を知っています。
☆チェックポイント
・大目的
村を守る
・中目的
ハンターを助ける。
・その他
あえて何かは言いません。
こちらのほうが事実として分かっていることよりも、不安要素かもしれないです。
いざこざがあったのは、係員から聞いてるので、それを聞いてどうするかは皆さんしだい。
・わんぽいんつ
単純にやると簡単です。敵もそんなに強くないです。
ただ色々なんとかしようとすると、けっこう難しいです。
まとめるとこんな感じでしょうか
みんなで考えて、がんばって解決してくださいね。
村を守るためにゴブリンの群れに一人立ち向うハンターの青年が、
偶然出会った異邦人の少年に助けを求めてくるよう頼んだ。
でしょうか。
敵は、最初の冒険はやっぱゴブリンでしょ。
で、おなじみのゴブゴブさんがけっこうたくさん。具体的な数は分からないです。
それなりに倒したようですが、まだ10体以上はいるかも。
開始当初、ハンターはしばらく大丈夫です。
ただクラスがイェーガーな上に、まともな武器がもうないので、あまり長くはもちません。
あとは。
距離と時間は細かくは考えなくてもいいです。
守っている小屋は村から少し離れています
先行した二人は一応、目的の場所を知っています。
☆チェックポイント
・大目的
村を守る
・中目的
ハンターを助ける。
・その他
あえて何かは言いません。
こちらのほうが事実として分かっていることよりも、不安要素かもしれないです。
いざこざがあったのは、係員から聞いてるので、それを聞いてどうするかは皆さんしだい。
・わんぽいんつ
単純にやると簡単です。敵もそんなに強くないです。
ただ色々なんとかしようとすると、けっこう難しいです。
まとめるとこんな感じでしょうか
みんなで考えて、がんばって解決してくださいね。
マスターより
はじめましてUrodoraです。
再デビューということで、とりあえず自分らしいのをつくろっかなあーカタカタカタ。
あれ、なんか少し違う気がするけどこのままでいいや……カタカタカタ。
結果がこれか、これだ。
まあ、これはこれでよしということで、だしちゃうよ。
それでは、これからよろしくお願いします。
次は普通の依頼をだすので、何この依頼? と思った方も
よかったら、一緒にあそんでねー。
再デビューということで、とりあえず自分らしいのをつくろっかなあーカタカタカタ。
あれ、なんか少し違う気がするけどこのままでいいや……カタカタカタ。
結果がこれか、これだ。
まあ、これはこれでよしということで、だしちゃうよ。
それでは、これからよろしくお願いします。
次は普通の依頼をだすので、何この依頼? と思った方も
よかったら、一緒にあそんでねー。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/02/17 06:10
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/02/10 08:00:14 |
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王道とは カーミン・S・フィールズ(ka1559) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/02/11 18:51:51 |