ゲスト
(ka0000)
【血断】グラウンド・ゼロ間引き作戦
マスター:きりん

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在15人 / 4~15人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/06/20 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/06/29 07:30
オープニング
●あれからの日々
無事ハンターになった冴子と美紅を迎えたのは、動乱だった。
平和で穏やかな日々は瞬く間に終わりを告げ、懐かしさすら感じる焦燥に満ちた日々が戻ってくる。
邪神翼や黙示騎士との戦いには、二人は新米だという理由で参加しなかった。
当然だ。
参加したところで二人は新米もいいところだったから、犬死するのは目に見えていた。
それからは依頼を受けては解決する日々で、二人は何とか新米というレベルから脱することができていた。
これは、リアルブルーからの逃避行により心構えや最低限の戦闘経験が備わっていたからでもあるし、ハンターズソサエティに新米のハンターを育成支援する体制がしっかり整っていたからでもある。
とはいえリアルブルーで出会い、一時期行動を共にしたハンターたちに比べればまだまだ弱いのは言うまでもない。
ハンターズソサエティにやってきた二人は今日も依頼を見繕うつもりだった。
扉を開いて中に入った冴子と美紅は、珍しい人物の珍しい姿を見つける。
うさんくさい受付嬢ジェーン・ドゥ。
クリムゾンウエスト人のはずなのだがリアルブルーにやたらと詳しい彼女は、リアルブルー人である冴子と美紅にただの受付嬢以上に世話を焼いた。
受付嬢として依頼を斡旋したり、ハンターとして依頼に同行しその指導に当たったりとても世話になっている。
しかし二人が少しずつ強くなるにつれて出会う機会も減ってきて、気が付けばすっかり見なくなっていた。
「ジェーンさん」
「……お久しぶりです」
駆け寄って声をかける冴子に少し遅れ、美紅がやってきて頭を下げる。
「あら、あなたたちいいところに」
振り返ったジェーンは、いつもの受付嬢姿ではなく、ハンターとしての装束を纏っていた。
「この依頼、一緒に受けてくれませんか? 人数が必要なんです」
「依頼……ですか?」
「これは……」
差し出された依頼書には、リアルブルー人である二人にとってはまだ聞き慣れない単語が載っている。
『グラウンド・ゼロ間引き作戦』
「この前の投票の結果はもう聞きましたか?」
「はい。邪神を討伐するんですよね」
「スケールが大き過ぎて。私にはまだ実感が湧かないんですけど……」
受け入れている様子の美紅と、戸惑っている冴子。
二人の関係は、突き進む美紅とそれを追いかける冴子という、リアルブルーでの頃の関係を彷彿とさせた。
あれから半年以上経っている。
いや、半年以上過ぎてしまったのだ。
美紅に残された時間は、あまりない。故に、彼女は走り続けている。
「手伝わせてください」
「危険よ!」
「分かってる。冴子は待ってていいよ」
ジェーンが気遣わし気に美紅と冴子を見比べる。
「いいの?」
「構いません」
答える美紅に迷いは見られない。
再び、二人の道は分かたれたかのように見えた。
●守られるだけじゃない
装備を整え、出立の準備を終えた冴子は、最後に自分たちが半年間暮らしていた部屋を振り返った。
たった半年間だが、色々な事があった。
クリスマス、正月、バレンタインデー、ホワイトデー、雛祭り、エトセトラ。
リアルブルーでの思い出を、今も凍り付いた時の中にいるであろう家族との思い出をなぞるかのように、イベントを楽しんだ。
でも楽しかった日々はもう終わり。
死を隣人とする荒んだ日々が戻ってくる。
「……戦うと決めた。そのための力が、今はあるんだから」
昔と違い、冴子の身体に震えはない。
聖導師としての白いローブの裾を翻し、懐にしまった、思い出のオートマチックの感触を確かめ、冴子は歩き出した。
階段を降り、扉を開いて外に出る。
「待ってても良かったのに。後悔しない?」
共にリアルブルーに転移した強化人間兵たちが着ていたものと同じ装備に身を包んだ美紅が立っていた。
「ええ」
もう冴子に迷いはない。
「一緒に歩きたいと望んだのは私。……私が、選んだのよ」
冴子は美紅の隣に並ぶ。
お互いの手を握り締め──二人は歩き出した。
無事ハンターになった冴子と美紅を迎えたのは、動乱だった。
平和で穏やかな日々は瞬く間に終わりを告げ、懐かしさすら感じる焦燥に満ちた日々が戻ってくる。
邪神翼や黙示騎士との戦いには、二人は新米だという理由で参加しなかった。
当然だ。
参加したところで二人は新米もいいところだったから、犬死するのは目に見えていた。
それからは依頼を受けては解決する日々で、二人は何とか新米というレベルから脱することができていた。
これは、リアルブルーからの逃避行により心構えや最低限の戦闘経験が備わっていたからでもあるし、ハンターズソサエティに新米のハンターを育成支援する体制がしっかり整っていたからでもある。
とはいえリアルブルーで出会い、一時期行動を共にしたハンターたちに比べればまだまだ弱いのは言うまでもない。
ハンターズソサエティにやってきた二人は今日も依頼を見繕うつもりだった。
扉を開いて中に入った冴子と美紅は、珍しい人物の珍しい姿を見つける。
うさんくさい受付嬢ジェーン・ドゥ。
クリムゾンウエスト人のはずなのだがリアルブルーにやたらと詳しい彼女は、リアルブルー人である冴子と美紅にただの受付嬢以上に世話を焼いた。
受付嬢として依頼を斡旋したり、ハンターとして依頼に同行しその指導に当たったりとても世話になっている。
しかし二人が少しずつ強くなるにつれて出会う機会も減ってきて、気が付けばすっかり見なくなっていた。
「ジェーンさん」
「……お久しぶりです」
駆け寄って声をかける冴子に少し遅れ、美紅がやってきて頭を下げる。
「あら、あなたたちいいところに」
振り返ったジェーンは、いつもの受付嬢姿ではなく、ハンターとしての装束を纏っていた。
「この依頼、一緒に受けてくれませんか? 人数が必要なんです」
「依頼……ですか?」
「これは……」
差し出された依頼書には、リアルブルー人である二人にとってはまだ聞き慣れない単語が載っている。
『グラウンド・ゼロ間引き作戦』
「この前の投票の結果はもう聞きましたか?」
「はい。邪神を討伐するんですよね」
「スケールが大き過ぎて。私にはまだ実感が湧かないんですけど……」
受け入れている様子の美紅と、戸惑っている冴子。
二人の関係は、突き進む美紅とそれを追いかける冴子という、リアルブルーでの頃の関係を彷彿とさせた。
あれから半年以上経っている。
いや、半年以上過ぎてしまったのだ。
美紅に残された時間は、あまりない。故に、彼女は走り続けている。
「手伝わせてください」
「危険よ!」
「分かってる。冴子は待ってていいよ」
ジェーンが気遣わし気に美紅と冴子を見比べる。
「いいの?」
「構いません」
答える美紅に迷いは見られない。
再び、二人の道は分かたれたかのように見えた。
●守られるだけじゃない
装備を整え、出立の準備を終えた冴子は、最後に自分たちが半年間暮らしていた部屋を振り返った。
たった半年間だが、色々な事があった。
クリスマス、正月、バレンタインデー、ホワイトデー、雛祭り、エトセトラ。
リアルブルーでの思い出を、今も凍り付いた時の中にいるであろう家族との思い出をなぞるかのように、イベントを楽しんだ。
でも楽しかった日々はもう終わり。
死を隣人とする荒んだ日々が戻ってくる。
「……戦うと決めた。そのための力が、今はあるんだから」
昔と違い、冴子の身体に震えはない。
聖導師としての白いローブの裾を翻し、懐にしまった、思い出のオートマチックの感触を確かめ、冴子は歩き出した。
階段を降り、扉を開いて外に出る。
「待ってても良かったのに。後悔しない?」
共にリアルブルーに転移した強化人間兵たちが着ていたものと同じ装備に身を包んだ美紅が立っていた。
「ええ」
もう冴子に迷いはない。
「一緒に歩きたいと望んだのは私。……私が、選んだのよ」
冴子は美紅の隣に並ぶ。
お互いの手を握り締め──二人は歩き出した。
解説
●概要
戦闘シナリオです。
グラウンド・ゼロにはびこる歪虚の間引きを行ってください。
●達成条件
・敵の全滅
・NPCの生存
●フィールド
[基本情報]
縦:30sq 横:30sq 高さ:5sq 設置物:有 NPC:有
種類:地上 天候:暗雲 時刻:昼 風:強風
戦場Image:グラウンド・ゼロ
[解説]
人類生存域外に広がる、広大な面積を誇る超重汚染地域です。
クリムゾンウエストにおける邪神側戦力の出現予定地であり、平時から大量の歪虚が出没する場所でもあります。
[設置物解説]
岩……高さ5sq。障害物として使うことができます。
[NPC解説]
ジェーン……受付嬢兼ハンター。うさんくさい。疾影士。弓による射撃支援を行う。
冴子……リアルブルー人。ハンター。聖導師。回復支援を行う。美紅の下へ行きたがる傾向がある。
美紅……元イクシード・アプリ使用者。ハンター。猟撃士。スナイパーライフルによる狙撃支援を主とする。
●マップ
※■=岩
※○=敵
※☆=NPC初期位置
12345678910
A ○ ○ ○ ○
B ■ ○ ○
C ○ ○ ○ ○
D☆ ■
E ○ ○ ○ ○
F ○ ○
G ■○ ○ ○ ○
H
I ■
J☆ ☆
●状況
PCは1列とJ列に配置してください。
NPCの誰がどこに配置されるかは、PC側で指定がない限りランダムになります。
●敵
○シェオル・ゾンビ……12体
[基本情報]
ステータス傾向:耐久特化 大きさ:180cm 類型:人型/死体 体色:黒
移動力:4 通常攻撃:噛み付き/物理/射程1 スキル:呪いの叫び
[解説]
他のシェオル型よりは脅威度が低いものの、凄まじくタフ。
[スキル解説]
・呪いの叫び……周囲の生物にバッドステータス『行動不能』を付与してきます。耳を塞ぐなど物理的防御行為でこれを防ぐことはできません。
戦闘シナリオです。
グラウンド・ゼロにはびこる歪虚の間引きを行ってください。
●達成条件
・敵の全滅
・NPCの生存
●フィールド
[基本情報]
縦:30sq 横:30sq 高さ:5sq 設置物:有 NPC:有
種類:地上 天候:暗雲 時刻:昼 風:強風
戦場Image:グラウンド・ゼロ
[解説]
人類生存域外に広がる、広大な面積を誇る超重汚染地域です。
クリムゾンウエストにおける邪神側戦力の出現予定地であり、平時から大量の歪虚が出没する場所でもあります。
[設置物解説]
岩……高さ5sq。障害物として使うことができます。
[NPC解説]
ジェーン……受付嬢兼ハンター。うさんくさい。疾影士。弓による射撃支援を行う。
冴子……リアルブルー人。ハンター。聖導師。回復支援を行う。美紅の下へ行きたがる傾向がある。
美紅……元イクシード・アプリ使用者。ハンター。猟撃士。スナイパーライフルによる狙撃支援を主とする。
●マップ
※■=岩
※○=敵
※☆=NPC初期位置
12345678910
A ○ ○ ○ ○
B ■ ○ ○
C ○ ○ ○ ○
D☆ ■
E ○ ○ ○ ○
F ○ ○
G ■○ ○ ○ ○
H
I ■
J☆ ☆
●状況
PCは1列とJ列に配置してください。
NPCの誰がどこに配置されるかは、PC側で指定がない限りランダムになります。
●敵
○シェオル・ゾンビ……12体
[基本情報]
ステータス傾向:耐久特化 大きさ:180cm 類型:人型/死体 体色:黒
移動力:4 通常攻撃:噛み付き/物理/射程1 スキル:呪いの叫び
[解説]
他のシェオル型よりは脅威度が低いものの、凄まじくタフ。
[スキル解説]
・呪いの叫び……周囲の生物にバッドステータス『行動不能』を付与してきます。耳を塞ぐなど物理的防御行為でこれを防ぐことはできません。
マスターより
初めまして、こんにちは。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは【血断】連動シナリオとなっております。
逃げれば敵はPCを追いかけてきます。
フィールド外でもNPCハンターたちが戦っており、彼らに追いかけてきた敵を擦り付けてしまう恐れがあるため、フィールド外に出ることはできません。
リプレイではNPCは基本フェードアウトします。
関わりたい、反応が欲しい場合はPCの方から何かしらアクションを取って下さい。
それでは楽しんでくださいね。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは【血断】連動シナリオとなっております。
逃げれば敵はPCを追いかけてきます。
フィールド外でもNPCハンターたちが戦っており、彼らに追いかけてきた敵を擦り付けてしまう恐れがあるため、フィールド外に出ることはできません。
リプレイではNPCは基本フェードアウトします。
関わりたい、反応が欲しい場合はPCの方から何かしらアクションを取って下さい。
それでは楽しんでくださいね。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/06/21 20:39
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ミリア・ラスティソード(ka1287) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/06/19 07:02:32 |
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質問卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2019/06/15 09:36:50 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/06/17 19:02:22 |