ゲスト
(ka0000)
【血断】クルセイダーズ
マスター:KINUTA

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 8日
- プレイング締切
- 2019/07/17 22:00
- リプレイ完成予定
- 2019/07/31 22:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
グラウンド・ゼロ。赤茶けた死の大地。
この地にはシェオル型と呼ばれる歪虚が大量出現している。
シェオル型はその姿も能力も千差万別だ。
黒い人影のようなのもいれば、人面虫のようなものもいる。神話に出てくる怪物を象ったと思えるようなものもいる。
しかしこれだけは共通している。
彼らは『人間』を最優先で狙ってくるのだ。ピンポイントかつ執拗に。
それは、彼らがかつて『人間』だった名残なのだろうか?
●主よ、みもとに近づかん
『はい。あー、カチャ・タホ様ですね。覚えておりますとも。辺境南部にあるカホーク村……の端っこのタホ郷にお住まいの。いやはや、アレからもう4年たつんですねえー。今ではあなたもベテランハンター。時の流れは速いもので。
背が少し伸びられましたか?
あ、結婚された。それはそれは、おめでとうございます。
この錫杖の由来ですか? ええと、そうですね、確か、王国のさる高名なエクラ司祭が愛用されていたものと伺っています。ええ、それはもういいお品ですよ。攻撃、防御、どちらにも優れている上に、回避力まで上昇と。ローンを組んだだけの価値は十二分にあったものかと!
その司祭様?
教会に押し寄せてきた歪虚の大群を向こうに回し獅子奮迅の活躍を示しつつ、華々しい玉砕を遂げられたそうですよ。出身地には現在、とても立派なお墓が作られているとか……』
ギルドショップの店員から聞いた話を思い返しつつカチャは、手にした銀の錫杖を軽くゆする。蔦と花が彫り込まれた、見るからに瀟洒な錫杖を。
(……勝たなきゃ。帰るって約束したんだもの)
馬上から見る景色は単調だ。地平の果てまで何もない。
空は赤黒く低く垂れ込め何の動きも見せない。あまりに変化がないので大きな空間にいるにもかかわらず、閉じ込められているような気分になる。
――グラウンド・ゼロが占める面積はこの星の半分。下手をしたら人間が住んでいる場所より広いかもしれない。
そのことを実感すると同時に薄ら寒さを覚える。
「本当に何もないんですね」
この地に来た経験が幾度かあるハンターが、彼女の呟きに答える。
「ああ、何もない。ここまで来ると汚染地帯というより、焼失地帯って感じだな」
地平の果てに他より数段高い場所が見えてきた。
かつて山だった場所だろうか。
てっぺんに光るものが飛び交っている。
その下に人型シェオルらしき一団がいる。規則正しく隊列を作り、進んでくる。
「行くぞ!」
ハンターはシェオルの一団に向けて足を速める。
シェオルの一団もまた、彼らに向け足を速める。
距離が縮まるにつれ歌が聞こえるようになってきた。
そう、シェオルたちは歌っていた。
カチャはぎょっとする。シェオルが歌うということにではない。
その歌の節回しや調子が、あまりにエクラ教の賛美歌に酷似していたから。
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、主よ、
万軍の主よ、
その栄光はあまねく全地を照らす
その栄光はあまねく全地を照らす
シェオルたちの姿がはっきり見えてきた。
白と金の法服を着た若い男女たち。
誰も彼も後一歩で猥雑に堕しそうな、どぎつい法悦を浮かべている。
背には光の翼。
その容姿、その行動。つい最近ハンターオフィスに報告書が出されていたシェオル――「狂信者」だ。間違いない。
「前回は個人だったが今度は団体で来たのか」
いや、それだけではない。
これまでの報告にはないシェオルもいる。遠くからは、飛び交う光に見えていた奴だ。
そのシェオルはふくよかな童子の顔をしていた。と言うか顔だけの童子だった。
顔を取り巻くように3対の光る翼がついている。
唇をかわいらしく突き出し、楽しげに、朗らかに歌っている。
我らは主に向かって歌い、我らの救いの岩に向かって喜ばしい声を上げよう
我らは感謝を持ってみ前に行き、主に向かい、賛美の歌を持って、喜ばしい声を上げよう
主は大いなる神。すべての神に勝って大いなる王だからである
狂信者たちが唱和する。
我らは主に向かって歌い、我らの救いの岩に向かって喜ばしい声を上げよう
我らは感謝を持ってみ前に行き、主に向かい、賛美の歌を持って、喜ばしい声を上げよう
主は大いなる神。すべての神に勝って大いなる王だからである
ハンターたちの心に、濃淡の差は多くあれ、破壊衝動が疼いてくる。
おかしい、と誰もがとっさに思った。
前の報告書にあった限りでは、シェオルのBS範囲は50スクエア。ところが今シェオルと自分たちの間には、それ以上の距離が保たれているのだ。
原因は……どう見ても、あの新しく現れた生首シェオルだ。
我らの主なる神よ、あなたこそは、栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方
あなたは万物を造られました。御旨によって万物は存在し、また造られたのであります
主よ、栄光を
我らにではなく、我らにではなく、あなたの慈しみとまこととのゆえに、ただ、御名にのみ帰してください
カチャは敵に意識を集中させる。
「あの飛んでるのを先に潰さなきゃいけないみたいですね――」
狂信者たちが翼を半分ほど広げた。何かを包み込むように。
来る。
武器を構える。
そのときカチャの瞳が陰った。口が勝手に呟いた。
「主よ、主よ、栄光を」
一瞬の後彼女はハッと我に返る。
(あれ? 私、今……)
そのときにはもう、戦端が開かれている。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
グラウンド・ゼロ。赤茶けた死の大地。
この地にはシェオル型と呼ばれる歪虚が大量出現している。
シェオル型はその姿も能力も千差万別だ。
黒い人影のようなのもいれば、人面虫のようなものもいる。神話に出てくる怪物を象ったと思えるようなものもいる。
しかしこれだけは共通している。
彼らは『人間』を最優先で狙ってくるのだ。ピンポイントかつ執拗に。
それは、彼らがかつて『人間』だった名残なのだろうか?
●主よ、みもとに近づかん
『はい。あー、カチャ・タホ様ですね。覚えておりますとも。辺境南部にあるカホーク村……の端っこのタホ郷にお住まいの。いやはや、アレからもう4年たつんですねえー。今ではあなたもベテランハンター。時の流れは速いもので。
背が少し伸びられましたか?
あ、結婚された。それはそれは、おめでとうございます。
この錫杖の由来ですか? ええと、そうですね、確か、王国のさる高名なエクラ司祭が愛用されていたものと伺っています。ええ、それはもういいお品ですよ。攻撃、防御、どちらにも優れている上に、回避力まで上昇と。ローンを組んだだけの価値は十二分にあったものかと!
その司祭様?
教会に押し寄せてきた歪虚の大群を向こうに回し獅子奮迅の活躍を示しつつ、華々しい玉砕を遂げられたそうですよ。出身地には現在、とても立派なお墓が作られているとか……』
ギルドショップの店員から聞いた話を思い返しつつカチャは、手にした銀の錫杖を軽くゆする。蔦と花が彫り込まれた、見るからに瀟洒な錫杖を。
(……勝たなきゃ。帰るって約束したんだもの)
馬上から見る景色は単調だ。地平の果てまで何もない。
空は赤黒く低く垂れ込め何の動きも見せない。あまりに変化がないので大きな空間にいるにもかかわらず、閉じ込められているような気分になる。
――グラウンド・ゼロが占める面積はこの星の半分。下手をしたら人間が住んでいる場所より広いかもしれない。
そのことを実感すると同時に薄ら寒さを覚える。
「本当に何もないんですね」
この地に来た経験が幾度かあるハンターが、彼女の呟きに答える。
「ああ、何もない。ここまで来ると汚染地帯というより、焼失地帯って感じだな」
地平の果てに他より数段高い場所が見えてきた。
かつて山だった場所だろうか。
てっぺんに光るものが飛び交っている。
その下に人型シェオルらしき一団がいる。規則正しく隊列を作り、進んでくる。
「行くぞ!」
ハンターはシェオルの一団に向けて足を速める。
シェオルの一団もまた、彼らに向け足を速める。
距離が縮まるにつれ歌が聞こえるようになってきた。
そう、シェオルたちは歌っていた。
カチャはぎょっとする。シェオルが歌うということにではない。
その歌の節回しや調子が、あまりにエクラ教の賛美歌に酷似していたから。
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、主よ、
万軍の主よ、
その栄光はあまねく全地を照らす
その栄光はあまねく全地を照らす
シェオルたちの姿がはっきり見えてきた。
白と金の法服を着た若い男女たち。
誰も彼も後一歩で猥雑に堕しそうな、どぎつい法悦を浮かべている。
背には光の翼。
その容姿、その行動。つい最近ハンターオフィスに報告書が出されていたシェオル――「狂信者」だ。間違いない。
「前回は個人だったが今度は団体で来たのか」
いや、それだけではない。
これまでの報告にはないシェオルもいる。遠くからは、飛び交う光に見えていた奴だ。
そのシェオルはふくよかな童子の顔をしていた。と言うか顔だけの童子だった。
顔を取り巻くように3対の光る翼がついている。
唇をかわいらしく突き出し、楽しげに、朗らかに歌っている。
我らは主に向かって歌い、我らの救いの岩に向かって喜ばしい声を上げよう
我らは感謝を持ってみ前に行き、主に向かい、賛美の歌を持って、喜ばしい声を上げよう
主は大いなる神。すべての神に勝って大いなる王だからである
狂信者たちが唱和する。
我らは主に向かって歌い、我らの救いの岩に向かって喜ばしい声を上げよう
我らは感謝を持ってみ前に行き、主に向かい、賛美の歌を持って、喜ばしい声を上げよう
主は大いなる神。すべての神に勝って大いなる王だからである
ハンターたちの心に、濃淡の差は多くあれ、破壊衝動が疼いてくる。
おかしい、と誰もがとっさに思った。
前の報告書にあった限りでは、シェオルのBS範囲は50スクエア。ところが今シェオルと自分たちの間には、それ以上の距離が保たれているのだ。
原因は……どう見ても、あの新しく現れた生首シェオルだ。
我らの主なる神よ、あなたこそは、栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方
あなたは万物を造られました。御旨によって万物は存在し、また造られたのであります
主よ、栄光を
我らにではなく、我らにではなく、あなたの慈しみとまこととのゆえに、ただ、御名にのみ帰してください
カチャは敵に意識を集中させる。
「あの飛んでるのを先に潰さなきゃいけないみたいですね――」
狂信者たちが翼を半分ほど広げた。何かを包み込むように。
来る。
武器を構える。
そのときカチャの瞳が陰った。口が勝手に呟いた。
「主よ、主よ、栄光を」
一瞬の後彼女はハッと我に返る。
(あれ? 私、今……)
そのときにはもう、戦端が開かれている。
解説
補足説明
これはグラウンド・ゼロにてシェオル軍団を倒すシナリオです。
遮蔽物ゼロ、観戦者ゼロ。生物ゼロ。いるのはハンターとシェオルだけ。心置きなく戦ってください。
シェオル「狂信者」20体
能力:
鎌の一撃(40スクエア内にいる人間とそれに付属するものを切り裂く)
聖歌(50スクエア内にいる人間に、精神汚染のBSを与える。BSを受けたものはこのシェオルと同じ精神状態に陥り仲間を攻撃するようになる。この能力は翼を現出させているときのみ発動される)
光の炎(50スクエア内にいる人間とそれに付属するものを焼き尽くす。この能力は翼を現出させているときのみ発動される)
知能:高いはずだが歌い続けているので言葉のキャッチボールが不可能。
プロフィール:純度100%の狂信者。どうやら一神教を奉じる世界の住人であったようだ。
精神状態:殺す。異教徒殺す。異端者殺す。
依頼「嵐を退けよ」に出てきたものと同じシェオルです。
シェオル「天童」20体
形:OPにある通り
大きさ:サイズ1
能力:「狂信者」の能力を高める。「天童」が生きている限り狂信者は、近接、射撃、魔法の命中と威力が上がる。
攻撃スキル範囲が+20スクエアされる。BSの強度が上がる。
補足説明:狂信者のユニット的存在。このシェオル自体に攻撃力はない。飛行能力を持っているが、狂信者から2スクエア以上離れることはない。実体を持たないので、物理攻撃は無効。
――――――――
以上です。
現在狂信者たちとハンターたちの間の距離は70スクエア。
すでに皆、BSの有効範囲内に入っています。
狂信者から攻撃されるのはもちろんですが、BSにかかった仲間も攻撃してくる可能性があることを、頭の片隅に入れておいてください。
カチャはすでに影響を受けかけています。
これはグラウンド・ゼロにてシェオル軍団を倒すシナリオです。
遮蔽物ゼロ、観戦者ゼロ。生物ゼロ。いるのはハンターとシェオルだけ。心置きなく戦ってください。
シェオル「狂信者」20体
能力:
鎌の一撃(40スクエア内にいる人間とそれに付属するものを切り裂く)
聖歌(50スクエア内にいる人間に、精神汚染のBSを与える。BSを受けたものはこのシェオルと同じ精神状態に陥り仲間を攻撃するようになる。この能力は翼を現出させているときのみ発動される)
光の炎(50スクエア内にいる人間とそれに付属するものを焼き尽くす。この能力は翼を現出させているときのみ発動される)
知能:高いはずだが歌い続けているので言葉のキャッチボールが不可能。
プロフィール:純度100%の狂信者。どうやら一神教を奉じる世界の住人であったようだ。
精神状態:殺す。異教徒殺す。異端者殺す。
依頼「嵐を退けよ」に出てきたものと同じシェオルです。
シェオル「天童」20体
形:OPにある通り
大きさ:サイズ1
能力:「狂信者」の能力を高める。「天童」が生きている限り狂信者は、近接、射撃、魔法の命中と威力が上がる。
攻撃スキル範囲が+20スクエアされる。BSの強度が上がる。
補足説明:狂信者のユニット的存在。このシェオル自体に攻撃力はない。飛行能力を持っているが、狂信者から2スクエア以上離れることはない。実体を持たないので、物理攻撃は無効。
――――――――
以上です。
現在狂信者たちとハンターたちの間の距離は70スクエア。
すでに皆、BSの有効範囲内に入っています。
狂信者から攻撃されるのはもちろんですが、BSにかかった仲間も攻撃してくる可能性があることを、頭の片隅に入れておいてください。
カチャはすでに影響を受けかけています。
マスターより
KINUTAです。
一般人は一人もいませんので、回りに一切気を使わなくていいです。
どんどん攻めて行ってください。
皆様のご武運を祈ります。
一般人は一人もいませんので、回りに一切気を使わなくていいです。
どんどん攻めて行ってください。
皆様のご武運を祈ります。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/07/27 01:32
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
質問卓 Gacrux(ka2726) 人間(クリムゾンウェスト)|25才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/07/13 11:34:35 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/07/16 07:28:02 |
|
![]() |
相談場所 パトリシア=K=ポラリス(ka5996) 人間(リアルブルー)|19才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2019/07/17 21:40:45 |