ゲスト
(ka0000)
失踪少女の謎
マスター:紡花雪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/03/15 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/03/24 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●市民劇団の若き脚本家
『みんなで創る、わたしたちの街』
地域振興の方法は、土地によりそれぞれだ。
農業、畜産、芸術、鉱山、観光――この街では、有志による市民劇団が振興を担っている。特に、十代の若い脚本担当の手掛ける冒険活劇が人気なのだという。
市民劇団の若き脚本担当エレインは、ハンターの活躍を主に描いている。今回、この市民劇団で興行予定の演目も、六人のハンターたちが、遺跡に巣食う『毒吐き大蛇』を退治するというものだ。この興行が成功して資金が集まれば、街の子供たちのために新たな児童図書館を造る足しになる。そのため、市民劇団の士気は否応なしに高まっていた。
稽古を重ねながら、劇の流れや台詞を修正していくという手探りの作業が続き、舞台監督や演者、そして脚本のエレインの疲労や緊張も高まっていたところだろう。興行初日を十日後に控えたある日、事件は起こった。稽古中の舞台裏から、脚本担当のエレインが忽然と姿を消してしまったのだ。
劇場は古い倉庫を改装した簡素なところで見通しも良く、舞台や客席には多くの劇団関係者がいた。そうなると、エレインは出入りの目立たない裏口から出て行ったに違いない。
エレインの捜索は、急を要した。興行は十日後に迫っているし、何しろ街を上げての振興事業だ。脚本に関しては代役を立てることもできるが、資料のほとんどはエレインが持ったままである。それに今回の演目は、とあるハンターの熱烈なファンであるエレインにとって特別なものなのだ。すぐさま劇団関係者による捜索が行われたが、娘の失踪に困惑したエレインの母親と口論になってしまい、その結果、ハンターオフィスに依頼が持ち込まれることになった。
●エレインとその周辺人物の調査報告
市民劇団の脚本担当エレインは十七歳。父親を早くに亡くし、母親と二人暮らし。劇団の大道具担当の青年ジャンとは幼馴染であり、将来を約束した恋人でもある。市民劇団では期待の脚本家であり、ハンターを主人公にした演目の脚本には特に力を注いでいるという。向上心が高くで責任感もある彼女が、理由もなく姿を消すとは考えにくい。
そこで、ハンターオフィスでは周辺人物に事前の聞き取り調査を行った。
証言1・劇団責任者、マリー
『まさか、誘拐? エレインはこの演目にすごく思い入れがあったのよ? 自分でハンターに取材を……ええと、アンバー・ローズって人だったかしら。取材日記も事細かに付けていたし……。あと、劇の台詞がしっくりこないって相談は何度か。大道具のジャンとはうまくいっているけど、母親とはよくモメてるわね』
証言2・大道具担当、恋人のジャン
『うーん、またお母さんと喧嘩したのかな? 僕はいずれ大手の劇団で仕事したいって思ってるんだけど、お母さんは良く思ってなくてね。彼女の脚本の才能を認めてくれてるのは救いだけど。憧れのハンターに会いに行ったならそれでいいけど、急にいなくなられると心臓に悪いよ。まだ今回の脚本も完成には至っていないみたいだし……』
証言3・エレインの母親
『ジャンがどこかに隠してるのよ! 前にもあったもの! 脚本を仕上げるからって真夜中まで帰ってこなかったのよ!? まだ十代の娘なのに! え? 取材日記? あの子の机の上にあったと思うけど……たしか、ハンターの話よね? そう言えば、ハンターが集まる食堂にもよく行ってたわね』
証言4・主演女優、ドリュー
『誘拐されたのかなぁ……なんか、こわーい。だって、あの子、最近ヘンな占い師のところに通ってて、運勢から人探しまでいろいろ視てもらってたんだよ? その占い師に騙されて、どこかに連れていかれたとか! え、占い師の名前? えっと……マージ・タージ、だったかな?』
以上が、エレインの周辺人物の証言である。
依頼のための書類をまとめて、職員の女性は備考欄に筆を走らせる。
「――証言者の四人に再度聞き込みができます。必要があれば、彼ら以外の人物に話を聞くことも可能。なお、母親の許可があれば、少女の持ち物の調査もできます――っと」
備考欄を書き終え、女性職員は処理済みの署名を入れて依頼用紙を仕分けた。
「……うーん、無事に見つかるかなぁ、エレインさん。チケット買ってるし、ちゃんと劇も完成してほしいなぁ……ん?」
そのとき、処理済み書類の反対側にある解決中の棚が目に入った。そこで思い出したのである。
「そういえば、アンバーさん……昨日の朝、オフィスに来てたっけ」
証言に名前が挙がったハンター、アンバー・ローズは、依頼ではないが何かの用事でこの街に滞在しているらしい。女性職員は、たまたまハンターオフィスに顔を出しに来た彼女のことを覚えていたのだ。
「それなら、アンバーさんからも何か聞けるかしら……? それに、せっかくハンターさんたちに捜索してもらえるんだから、彼らからも脚本のアイデアもらえそうじゃない? うん、公演が楽しみ!」
女性職員は、この少女失踪事件の早期解決を願いながら、聡明で勇気あるハンターたちが現れるのを待つことにした。
●市民劇団の若き脚本家
『みんなで創る、わたしたちの街』
地域振興の方法は、土地によりそれぞれだ。
農業、畜産、芸術、鉱山、観光――この街では、有志による市民劇団が振興を担っている。特に、十代の若い脚本担当の手掛ける冒険活劇が人気なのだという。
市民劇団の若き脚本担当エレインは、ハンターの活躍を主に描いている。今回、この市民劇団で興行予定の演目も、六人のハンターたちが、遺跡に巣食う『毒吐き大蛇』を退治するというものだ。この興行が成功して資金が集まれば、街の子供たちのために新たな児童図書館を造る足しになる。そのため、市民劇団の士気は否応なしに高まっていた。
稽古を重ねながら、劇の流れや台詞を修正していくという手探りの作業が続き、舞台監督や演者、そして脚本のエレインの疲労や緊張も高まっていたところだろう。興行初日を十日後に控えたある日、事件は起こった。稽古中の舞台裏から、脚本担当のエレインが忽然と姿を消してしまったのだ。
劇場は古い倉庫を改装した簡素なところで見通しも良く、舞台や客席には多くの劇団関係者がいた。そうなると、エレインは出入りの目立たない裏口から出て行ったに違いない。
エレインの捜索は、急を要した。興行は十日後に迫っているし、何しろ街を上げての振興事業だ。脚本に関しては代役を立てることもできるが、資料のほとんどはエレインが持ったままである。それに今回の演目は、とあるハンターの熱烈なファンであるエレインにとって特別なものなのだ。すぐさま劇団関係者による捜索が行われたが、娘の失踪に困惑したエレインの母親と口論になってしまい、その結果、ハンターオフィスに依頼が持ち込まれることになった。
●エレインとその周辺人物の調査報告
市民劇団の脚本担当エレインは十七歳。父親を早くに亡くし、母親と二人暮らし。劇団の大道具担当の青年ジャンとは幼馴染であり、将来を約束した恋人でもある。市民劇団では期待の脚本家であり、ハンターを主人公にした演目の脚本には特に力を注いでいるという。向上心が高くで責任感もある彼女が、理由もなく姿を消すとは考えにくい。
そこで、ハンターオフィスでは周辺人物に事前の聞き取り調査を行った。
証言1・劇団責任者、マリー
『まさか、誘拐? エレインはこの演目にすごく思い入れがあったのよ? 自分でハンターに取材を……ええと、アンバー・ローズって人だったかしら。取材日記も事細かに付けていたし……。あと、劇の台詞がしっくりこないって相談は何度か。大道具のジャンとはうまくいっているけど、母親とはよくモメてるわね』
証言2・大道具担当、恋人のジャン
『うーん、またお母さんと喧嘩したのかな? 僕はいずれ大手の劇団で仕事したいって思ってるんだけど、お母さんは良く思ってなくてね。彼女の脚本の才能を認めてくれてるのは救いだけど。憧れのハンターに会いに行ったならそれでいいけど、急にいなくなられると心臓に悪いよ。まだ今回の脚本も完成には至っていないみたいだし……』
証言3・エレインの母親
『ジャンがどこかに隠してるのよ! 前にもあったもの! 脚本を仕上げるからって真夜中まで帰ってこなかったのよ!? まだ十代の娘なのに! え? 取材日記? あの子の机の上にあったと思うけど……たしか、ハンターの話よね? そう言えば、ハンターが集まる食堂にもよく行ってたわね』
証言4・主演女優、ドリュー
『誘拐されたのかなぁ……なんか、こわーい。だって、あの子、最近ヘンな占い師のところに通ってて、運勢から人探しまでいろいろ視てもらってたんだよ? その占い師に騙されて、どこかに連れていかれたとか! え、占い師の名前? えっと……マージ・タージ、だったかな?』
以上が、エレインの周辺人物の証言である。
依頼のための書類をまとめて、職員の女性は備考欄に筆を走らせる。
「――証言者の四人に再度聞き込みができます。必要があれば、彼ら以外の人物に話を聞くことも可能。なお、母親の許可があれば、少女の持ち物の調査もできます――っと」
備考欄を書き終え、女性職員は処理済みの署名を入れて依頼用紙を仕分けた。
「……うーん、無事に見つかるかなぁ、エレインさん。チケット買ってるし、ちゃんと劇も完成してほしいなぁ……ん?」
そのとき、処理済み書類の反対側にある解決中の棚が目に入った。そこで思い出したのである。
「そういえば、アンバーさん……昨日の朝、オフィスに来てたっけ」
証言に名前が挙がったハンター、アンバー・ローズは、依頼ではないが何かの用事でこの街に滞在しているらしい。女性職員は、たまたまハンターオフィスに顔を出しに来た彼女のことを覚えていたのだ。
「それなら、アンバーさんからも何か聞けるかしら……? それに、せっかくハンターさんたちに捜索してもらえるんだから、彼らからも脚本のアイデアもらえそうじゃない? うん、公演が楽しみ!」
女性職員は、この少女失踪事件の早期解決を願いながら、聡明で勇気あるハンターたちが現れるのを待つことにした。
解説
【依頼概要】
失踪した脚本家の少女エレインの捜索。
付随要素として、エレインを見つけた際には、脚本の完成に協力していただくことになります。
見つからなければ脚本は完成せず、劇団公演が頓挫します。
【捜索について】
捜索方法は自由です。オープニングに名前が登場した人物であれば、四人の証言者以外でも聞き込みができます。エレインの持ち物の調査も可能です。
占い師マージ・タージは、占いをしてくれるかも……?
エレインは自力ではアンバー・ローズには辿り着きません。
【脚本への協力について】
エレインは覚醒者ではなく戦闘経験もないので、戦闘時におけるハンターたちの描写に悩んでいるようです。
『毒吐き大蛇をどんな武器でどう倒したいか(装備)』『戦闘時の決め台詞』
この二点について、特に知りたいようです。
エレインがアンバー・ローズに会うことで脚本は一応完成しますが、ハンターの皆様にご協力いただいた方が、大人気の舞台になります。
失踪した脚本家の少女エレインの捜索。
付随要素として、エレインを見つけた際には、脚本の完成に協力していただくことになります。
見つからなければ脚本は完成せず、劇団公演が頓挫します。
【捜索について】
捜索方法は自由です。オープニングに名前が登場した人物であれば、四人の証言者以外でも聞き込みができます。エレインの持ち物の調査も可能です。
占い師マージ・タージは、占いをしてくれるかも……?
エレインは自力ではアンバー・ローズには辿り着きません。
【脚本への協力について】
エレインは覚醒者ではなく戦闘経験もないので、戦闘時におけるハンターたちの描写に悩んでいるようです。
『毒吐き大蛇をどんな武器でどう倒したいか(装備)』『戦闘時の決め台詞』
この二点について、特に知りたいようです。
エレインがアンバー・ローズに会うことで脚本は一応完成しますが、ハンターの皆様にご協力いただいた方が、大人気の舞台になります。
マスターより
こんにちは、紡花雪です。
今回は、調査シナリオになります。
捜索をしていただいて、劇中劇に協力していただきたいと思います。
オーソドックスで単純な依頼ではありますが、楽しんでいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
今回は、調査シナリオになります。
捜索をしていただいて、劇中劇に協力していただきたいと思います。
オーソドックスで単純な依頼ではありますが、楽しんでいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/23 20:05
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/11 00:21:05 |
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相談卓 リーゼロッテ(ka1864) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/03/15 20:40:30 |