ゲスト
(ka0000)
漢と拳と戦闘訓練
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/06 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/07/14 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
ドワーフ達の朝は早い。
元々勤勉な連中なのだから、日が昇る頃には工房『ド・ウェルク』へ赴いて注文に従い武具や生活用品を生産している。
一生懸命働いて、仕事が終われば派手に酒を飲む。
一日の疲れを飲んで吹き飛ばす、太く短い生き方。
それがドワーフの生き様――なのだが、何においても例外って奴は存在する物で……。
「よぉ~し!
ヴィルヘルミナ皇帝に尾てい骨を蹴られたつもりで……大きくジャンプ!
……そこ! もっと痛みに顔を歪ませながら、感謝の想いを込めろ!」
地下城『ヴェドル』の中庭でヨアキム(kz0011)が、大声を張り上げる。
ノアーラ・クンタウの山岳猟団辺りが聞いたら怒り狂うようなセリフが木霊する。
変態ドワーフの病気が再発したのだろうか。
「病気? ワシの前では病気など素っ裸で逃走中。ワシが追いかけてご褒美の一撃をゲットじゃ。
これはワシが考案した『ヨアキム健康体操』だ。
今の運動は『愛と痛みの詠唱(アリア)』という体操だ。皇帝にいつでも尾てい骨を蹴られても良いようにイメージトレーニングしながら跳躍でアキレス腱も伸ばす事ができる。心と体をリラックスさせる一石二鳥って訳だ」
自信満々で返すヨアキム。
その運動、要塞のど真ん中で開催すれば憲兵が鬼のような形相で駆けつけてくるから止めておいた方が良いぞ。
「よ、ヨアキム様~」
体操するドワーフ達を掻き分けながらキュジィが走り寄ってきた。
キュジィは帝国からヨアキムの世話係として送り込まれた執事だ。笑顔が眩しい坊主頭の漢だが、ヨアキムは執事ではなく『給仕』として認識している。
「おお、給仕か。ならば、飯の時間か?」
「違います。そもそも朝食は先程召し上がったではありませんか」
「そうだったか? いやー、リムネラに思い切りビンタされる夢を思い返しておったので食べた事を忘れていたわい。で、何のようだ?」
「要塞管理者のヴェルナー様からドワーフ側の戦闘訓練状況を確認されております」
現在、ドワーフは帝国と良好の関係を築こうとしている。
ドワーフも戦況によっては帝国の増援として駆けつける以上、ヴェルナーとしても戦力としてある程度把握しておきたいのだろう。
「なにぃ!? そういえば久しく訓練を行っておったわ。
先日はハンターとの宴会で派手に暴れた後、負傷して寝込んでおったからな」
「はい。あれだけ殴られて一日経たずに復活される辺りがヨアキム様です。そもそもヨアキム様が大騒ぎする度に私がヴェルナー様からお叱りを……」
「……ん? 何か言ったか?」
「いえ。それで、訓練は如何致しましょう」
ヨアキムは無い知恵を絞って考える。
なにせ、ドワーフの連中に『戦略』という言葉はない。
正面から突撃して力の限り殴り合うのが信条。
効率や戦力配布などクソ喰らえ。
あるのは己の拳と信念のみ。
漢の道を駆け上がる以上、小細工など不要!
そんな連中なので、訓練はサボり気味なのだ。
馬鹿はヨアキムだけで結構なのだが、この状況をヴェルナーへ報告しようものならため息一つで吐かれて呆れられるのがオチだ。ドワーフの誇りに賭けてそれは許されない。
「ヨアキム様?」
恐る恐る顔を覗き込むキュジィ。
次の瞬間、目を見開いたヨアキムは大声でキュジィに叫ぶ。
「ハンターだ! あれだけ強い連中なら、うちの猛者達を訓練する術を知っているはずだ!
給仕、依頼だ! ハンターズソサエティへ依頼を出せ!」
「分かりました。ですが、あの……私は執事のキュジィです」
ドワーフ達の朝は早い。
元々勤勉な連中なのだから、日が昇る頃には工房『ド・ウェルク』へ赴いて注文に従い武具や生活用品を生産している。
一生懸命働いて、仕事が終われば派手に酒を飲む。
一日の疲れを飲んで吹き飛ばす、太く短い生き方。
それがドワーフの生き様――なのだが、何においても例外って奴は存在する物で……。
「よぉ~し!
ヴィルヘルミナ皇帝に尾てい骨を蹴られたつもりで……大きくジャンプ!
……そこ! もっと痛みに顔を歪ませながら、感謝の想いを込めろ!」
地下城『ヴェドル』の中庭でヨアキム(kz0011)が、大声を張り上げる。
ノアーラ・クンタウの山岳猟団辺りが聞いたら怒り狂うようなセリフが木霊する。
変態ドワーフの病気が再発したのだろうか。
「病気? ワシの前では病気など素っ裸で逃走中。ワシが追いかけてご褒美の一撃をゲットじゃ。
これはワシが考案した『ヨアキム健康体操』だ。
今の運動は『愛と痛みの詠唱(アリア)』という体操だ。皇帝にいつでも尾てい骨を蹴られても良いようにイメージトレーニングしながら跳躍でアキレス腱も伸ばす事ができる。心と体をリラックスさせる一石二鳥って訳だ」
自信満々で返すヨアキム。
その運動、要塞のど真ん中で開催すれば憲兵が鬼のような形相で駆けつけてくるから止めておいた方が良いぞ。
「よ、ヨアキム様~」
体操するドワーフ達を掻き分けながらキュジィが走り寄ってきた。
キュジィは帝国からヨアキムの世話係として送り込まれた執事だ。笑顔が眩しい坊主頭の漢だが、ヨアキムは執事ではなく『給仕』として認識している。
「おお、給仕か。ならば、飯の時間か?」
「違います。そもそも朝食は先程召し上がったではありませんか」
「そうだったか? いやー、リムネラに思い切りビンタされる夢を思い返しておったので食べた事を忘れていたわい。で、何のようだ?」
「要塞管理者のヴェルナー様からドワーフ側の戦闘訓練状況を確認されております」
現在、ドワーフは帝国と良好の関係を築こうとしている。
ドワーフも戦況によっては帝国の増援として駆けつける以上、ヴェルナーとしても戦力としてある程度把握しておきたいのだろう。
「なにぃ!? そういえば久しく訓練を行っておったわ。
先日はハンターとの宴会で派手に暴れた後、負傷して寝込んでおったからな」
「はい。あれだけ殴られて一日経たずに復活される辺りがヨアキム様です。そもそもヨアキム様が大騒ぎする度に私がヴェルナー様からお叱りを……」
「……ん? 何か言ったか?」
「いえ。それで、訓練は如何致しましょう」
ヨアキムは無い知恵を絞って考える。
なにせ、ドワーフの連中に『戦略』という言葉はない。
正面から突撃して力の限り殴り合うのが信条。
効率や戦力配布などクソ喰らえ。
あるのは己の拳と信念のみ。
漢の道を駆け上がる以上、小細工など不要!
そんな連中なので、訓練はサボり気味なのだ。
馬鹿はヨアキムだけで結構なのだが、この状況をヴェルナーへ報告しようものならため息一つで吐かれて呆れられるのがオチだ。ドワーフの誇りに賭けてそれは許されない。
「ヨアキム様?」
恐る恐る顔を覗き込むキュジィ。
次の瞬間、目を見開いたヨアキムは大声でキュジィに叫ぶ。
「ハンターだ! あれだけ強い連中なら、うちの猛者達を訓練する術を知っているはずだ!
給仕、依頼だ! ハンターズソサエティへ依頼を出せ!」
「分かりました。ですが、あの……私は執事のキュジィです」
解説
目的:地下城『ヴェドル』の中にはでドワーフ達を戦闘訓練
場所:ヴェドルの中庭。地下と思えない程の広さである事から訓練するには十分。武具の扱いから行軍練習も可能。
備考:ドワーフ達は30名。ヨアキムの影響で突撃と力任せの攻撃がメインになります。唯一の救いはヨアキムと違って理解力がある為、教えた事はちゃんと記憶してくれます。
ハンターの強さを見せる為に敢えて格闘訓練。
戦術・戦略の意味を教えて戦闘講義。
上記以外にもハンターの考えた訓練が実行できます。教えた事はヨアキムが余計な事をしない限り覚えてくれますが、変な事を教えるとしっかりそれも記憶します(過去依頼『漢と酒と近接格闘』を参照)。
なお、戦闘訓練後はキュジィが慰労を兼ねたお茶会を催してくれます。
●NPC
ヨアキム
辺境にあるドワーフの最大の集落にて王を務める親父。
性格は豪胆だが、細かい事は苦手。とりあえず殴ってから考える脳筋タイプ。
極Mである事がバレれる。強者を追い求める発言をする度に頬を赤らめたりするのだから仕方ない。何故か部下からは『兄貴』と慕われている。
キュジィ
帝国から派遣されたヨアキム付きの執事。
名前が原因でヨアキムから『給仕』と思われている。笑顔が眩しい坊主頭の青年だが、フォローをさせれば帝国一という噂がある。
場所:ヴェドルの中庭。地下と思えない程の広さである事から訓練するには十分。武具の扱いから行軍練習も可能。
備考:ドワーフ達は30名。ヨアキムの影響で突撃と力任せの攻撃がメインになります。唯一の救いはヨアキムと違って理解力がある為、教えた事はちゃんと記憶してくれます。
ハンターの強さを見せる為に敢えて格闘訓練。
戦術・戦略の意味を教えて戦闘講義。
上記以外にもハンターの考えた訓練が実行できます。教えた事はヨアキムが余計な事をしない限り覚えてくれますが、変な事を教えるとしっかりそれも記憶します(過去依頼『漢と酒と近接格闘』を参照)。
なお、戦闘訓練後はキュジィが慰労を兼ねたお茶会を催してくれます。
●NPC
ヨアキム
辺境にあるドワーフの最大の集落にて王を務める親父。
性格は豪胆だが、細かい事は苦手。とりあえず殴ってから考える脳筋タイプ。
極Mである事がバレれる。強者を追い求める発言をする度に頬を赤らめたりするのだから仕方ない。何故か部下からは『兄貴』と慕われている。
キュジィ
帝国から派遣されたヨアキム付きの執事。
名前が原因でヨアキムから『給仕』と思われている。笑顔が眩しい坊主頭の青年だが、フォローをさせれば帝国一という噂がある。
マスターより
近藤豊です。
ドM王ヨアキムが勢いだけで戦闘訓練を行います。放置しておけばヴェルナーに呆れられる馬鹿な訓練をするに違いありません。ハンターの皆様のおかげで素直で真面目なドワーフを救って下さい。
それでは、セビーチェを肴にお待ちしています。
ドM王ヨアキムが勢いだけで戦闘訓練を行います。放置しておけばヴェルナーに呆れられる馬鹿な訓練をするに違いありません。ハンターの皆様のおかげで素直で真面目なドワーフを救って下さい。
それでは、セビーチェを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/09 18:24
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/01 22:04:41 |
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仕事の時間です 真田 天斗(ka0014) 人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2014/07/06 20:50:31 |