ゲスト
(ka0000)
無謀とは
マスター:月宵

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/22 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/05/31 07:30
オープニング
自分の信念。ソレが間違いであった、と貴方は心の底から素直に認めることはできますか?
●
ハンター達は、とある集落にある族長のキャンプへ連れてこられた。族長は、それなりの肉つきを待つ褐色の肌、鉄面皮。それが、ハンター達の最初の彼の第一印象であった。
集落付近の竹林に雑魔マンティコアが居て、集落を襲いにくる可能性があるので、これを退治してほしい、と言った依頼だ。紅い巨大な体躯を持つ、面妖な虎の様な出で立ち。飛行はしないものの、蝙蝠の皮膜のようなものを持ち、鋭い牙で人間を食い殺す。それが、マンティコアというと族長は言う。
「実はその際に、問題事がありましてな」
なんと、部族の若者達がこのマンティコアを倒そうとしているらしく、それを止めて欲しいと言うことだ。
「覚醒者でも、簡単に勝てないと言うのに……なんと無駄なことを」
族長の顔は松明に照らされている筈なのに、とても異様な暗さを覚える。
その後竹林の場所、マンティコアの攻撃方法を事細かに彼は教えてくれた。
その細かさは、書物で手に入れる情報の範囲を越えている。酷く生々しい説明であるようにハンターには覚えてならなかった。
「では、明日に備えテントでおやすみ下さい」
軽く手を合わせて、族長はテントからハンター達を見送った。その時だ。
ハンターの耳に、小さな独言が入る。
「勇ましきが正しい……もうそんな時代じゃないのさ」
●
『おい、またそんな所へ』
『とうさ――頭だって、ガキん頃似たようなことをしたろ? 大丈夫さ』
『全く……誰に似たのさ。バカ野郎が』
『んなの、決まってんだろ?』
●若者達の道理
それは集落で過ごす夜のこと。宛がわられたテントで、ハンター達が眠りについた頃だ。
「夜分遅くすまない。話があるんだ、入れてくれないかな」
その声に相手を確認するように、テントを捲るハンター達。見たところこの集落の人間だ。五人くらいだが、どれも見たところ若い。
「あなた達に頼みがある。族長の勇気を取り戻して欲しい」
リーダーと思われる男が、深く頭を落とした。詳しく話を聞けば、つい最近族長の息子がマンティコアに挑み、後には染料以外で赤黒く染まった衣装と装備しか残ってなかったと言う。
「それから族長は、あのように……元々は、集落一の武力と勇ましさを持った御仁でした」
「彼の息子も、彼に負けないほどの豪傑で俺達には、よい先生のような存在でした」
そこまで話してから顔を上げリーダーの若者は、ハンター達の表情を伺った。なんとも悩ましげなハンター達にに、リーダーは更に口を開いた。
「敵討ち。我々の行為にそれがない、とは言いません。ですが、それ以上に一つ深刻なんです」
若者は悔しさを吐露しながらも、不安げな事実を続けた。
「私たちのトーテムは『族長の祖霊』なんだ」
トーテムとは辺境では信仰対象とされる精霊などのことであり、これを中心に集落は成り立っている。
「わかりますか? 勇ましき祖霊の子孫が腑抜けなど……集落に解れが生まれてしまう」
だからこそ、勇気を族長に取り戻して欲しくて、我らはマンティコアに立ち向かおうとしている。例えその力が僅かであろうと……
「俺達は、そのためなら何でも手伝いますから……お願いします! どうか、この集落を助けて下さい」
●
ハンター達は、とある集落にある族長のキャンプへ連れてこられた。族長は、それなりの肉つきを待つ褐色の肌、鉄面皮。それが、ハンター達の最初の彼の第一印象であった。
集落付近の竹林に雑魔マンティコアが居て、集落を襲いにくる可能性があるので、これを退治してほしい、と言った依頼だ。紅い巨大な体躯を持つ、面妖な虎の様な出で立ち。飛行はしないものの、蝙蝠の皮膜のようなものを持ち、鋭い牙で人間を食い殺す。それが、マンティコアというと族長は言う。
「実はその際に、問題事がありましてな」
なんと、部族の若者達がこのマンティコアを倒そうとしているらしく、それを止めて欲しいと言うことだ。
「覚醒者でも、簡単に勝てないと言うのに……なんと無駄なことを」
族長の顔は松明に照らされている筈なのに、とても異様な暗さを覚える。
その後竹林の場所、マンティコアの攻撃方法を事細かに彼は教えてくれた。
その細かさは、書物で手に入れる情報の範囲を越えている。酷く生々しい説明であるようにハンターには覚えてならなかった。
「では、明日に備えテントでおやすみ下さい」
軽く手を合わせて、族長はテントからハンター達を見送った。その時だ。
ハンターの耳に、小さな独言が入る。
「勇ましきが正しい……もうそんな時代じゃないのさ」
●
『おい、またそんな所へ』
『とうさ――頭だって、ガキん頃似たようなことをしたろ? 大丈夫さ』
『全く……誰に似たのさ。バカ野郎が』
『んなの、決まってんだろ?』
●若者達の道理
それは集落で過ごす夜のこと。宛がわられたテントで、ハンター達が眠りについた頃だ。
「夜分遅くすまない。話があるんだ、入れてくれないかな」
その声に相手を確認するように、テントを捲るハンター達。見たところこの集落の人間だ。五人くらいだが、どれも見たところ若い。
「あなた達に頼みがある。族長の勇気を取り戻して欲しい」
リーダーと思われる男が、深く頭を落とした。詳しく話を聞けば、つい最近族長の息子がマンティコアに挑み、後には染料以外で赤黒く染まった衣装と装備しか残ってなかったと言う。
「それから族長は、あのように……元々は、集落一の武力と勇ましさを持った御仁でした」
「彼の息子も、彼に負けないほどの豪傑で俺達には、よい先生のような存在でした」
そこまで話してから顔を上げリーダーの若者は、ハンター達の表情を伺った。なんとも悩ましげなハンター達にに、リーダーは更に口を開いた。
「敵討ち。我々の行為にそれがない、とは言いません。ですが、それ以上に一つ深刻なんです」
若者は悔しさを吐露しながらも、不安げな事実を続けた。
「私たちのトーテムは『族長の祖霊』なんだ」
トーテムとは辺境では信仰対象とされる精霊などのことであり、これを中心に集落は成り立っている。
「わかりますか? 勇ましき祖霊の子孫が腑抜けなど……集落に解れが生まれてしまう」
だからこそ、勇気を族長に取り戻して欲しくて、我らはマンティコアに立ち向かおうとしている。例えその力が僅かであろうと……
「俺達は、そのためなら何でも手伝いますから……お願いします! どうか、この集落を助けて下さい」
解説
今回の目的は、竹林に生息する雑魔、マンティコアの退治です。
族長の話にマンティコアを退治しようとしている集落の若者達を止めて欲しい、と言うものがありました。しかし、実は若者達の行動には、理由がありました。
その為か、退治とは別に集落の若者達から『族長の勇気を取り戻してくれ』と依頼されます。この依頼は、こなさなくても可能です。成功すれば追加報酬が増加します。
この依頼をこなす場合は、集落の若者達に指示を出すことが出来ます。
・敵
マンティコア
全長4m虎のような巨体を持つ歪虚。人面を模したような顔、24本の毒針を持った尻尾。コウモリのような丈夫な皮膜を前足と背中についています。飛行は出来ません。
非情に残虐。容赦なく人を食べます。毒針は射出可能。攻撃は二回有り。
※戦闘では、マンティコアとハンターの距離は最初2スクエア空いてます。尚、竹林に入った時点でマンティコアに存在が気付かれているので、奇襲は出来ない前提です。
・登場人物
族長
ハンター達に依頼を頼んだ人。息子を歪虚に殺されたことでまるで人が変わってしまった。覚醒者。
集落の若者達
マンティコアを退治せんとする若者達。族長に前と変わらず、集落を纏めて欲しいと願っている。全員で五人。リーダーのみ、覚醒者。
族長の話にマンティコアを退治しようとしている集落の若者達を止めて欲しい、と言うものがありました。しかし、実は若者達の行動には、理由がありました。
その為か、退治とは別に集落の若者達から『族長の勇気を取り戻してくれ』と依頼されます。この依頼は、こなさなくても可能です。成功すれば追加報酬が増加します。
この依頼をこなす場合は、集落の若者達に指示を出すことが出来ます。
・敵
マンティコア
全長4m虎のような巨体を持つ歪虚。人面を模したような顔、24本の毒針を持った尻尾。コウモリのような丈夫な皮膜を前足と背中についています。飛行は出来ません。
非情に残虐。容赦なく人を食べます。毒針は射出可能。攻撃は二回有り。
※戦闘では、マンティコアとハンターの距離は最初2スクエア空いてます。尚、竹林に入った時点でマンティコアに存在が気付かれているので、奇襲は出来ない前提です。
・登場人物
族長
ハンター達に依頼を頼んだ人。息子を歪虚に殺されたことでまるで人が変わってしまった。覚醒者。
集落の若者達
マンティコアを退治せんとする若者達。族長に前と変わらず、集落を纏めて欲しいと願っている。全員で五人。リーダーのみ、覚醒者。
マスターより
こんにちは、月宵です。良く勇気と無謀は違う、と言われますが本当に違うのでしょうか?
皆様次第で、その答えはきっと変わるでしょう。今回は、本当に準備万端で戦闘に挑んで下さい。
何かあれば、ご質問下さい。
それでは、御参加お待ちしております。
皆様次第で、その答えはきっと変わるでしょう。今回は、本当に準備万端で戦闘に挑んで下さい。
何かあれば、ご質問下さい。
それでは、御参加お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/30 06:46
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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集落のテント(相談卓) 結城 藤乃(ka1904) 人間(リアルブルー)|23才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/05/21 08:56:05 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/19 06:23:21 |