ゲスト
(ka0000)
【AN】3K無双大作戦
マスター:葉槻

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 6~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/27 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/05 09:00
オープニング
●下水道掃討作戦
ラテン語で下水道の意味を持つ【Aqua Nigura】の略称である【AN】はゾンネンシュトラール帝国においては定期的に実施されるある掃討作戦の通称だ。
近代都市であるバルトアンデルスの地下を走る下水道の規模は全長1000km以上に及び、迷路のように張り巡らされている。
だが、最新鋭の機導術を誇る代償としての魔導汚染に常に悩まされている帝国の、首都ともなれば下水道の汚染から雑魔が発生するレベルの汚染となるのは避けられない。
そう、【AN】とは第一師団による定期的な掃討作戦行動の名称なのだ。
●先遣調査隊
酷い悪臭が立ちこめた下水内。足下はぬかるみが強く、特殊ゴム製の膝下まである長靴でヘドロを踏みしめながらゆっくりと進む。
足下にヘドロの塊が蠢いていてそれを踏みつぶすと、ぷちゅっ、という音と共に塵へと還る。……どうやらスライムらしい。
また、首筋に冷たいものが当たり、上にライトを向けると、ぽたぽたと水滴が落ちてきていた。
気にせず先に進もうとすると、その首筋にぴりりとした痛みが走った。パチン、と手の平で潰して見てみると、ミジンコのような外見の雑魔が塵へと還っていくところだった。
チチチ、と鳴きながら、水路の端を丸々と太ったネズミ型の雑魔が駆け抜けていく。
壁にはいつ付着したのかわからない黒いのり状になったヘドロ。その上をカサカサと黒い雑魔が行き来しているのが目の端に入った。そして、ブゥンと低い羽音がしたかと思うと、真後ろに居た女性隊員から甲高い悲鳴が上がった。
「どうした!?」
見ると、先ほどの黒くて艶光りした雑魔が彼女の顔に貼り付いており、それにより彼女はパニックに陥っていた。
つまみ上げて、そのまま壁に押しつけナイフで斬り殺す。塵へと還すと、彼女は涙声で「もう帰りたい……」と言い出した。
「まだ1時間とこの場に居ないでは無いか。もう少し奥まで……」
その時、ぴしゃん、ぴしゃん、という音が聞こえた。まるで子どもが水遊びでもしているような、軽快な水音だった。
隊員全員で息を殺して物音へとそろり、そろりと近付く。
そこには水路いっぱいに広がり、スライムをぽろぽろと生み散らかしながら奥へと進んでいく巨大スライムの姿があった……
●某日ハンターオフィスにて
「……というわけで、今年も皆さんに下水道掃除をしていただきたいと依頼が来ております」
ざっくりとした物言いに、話しを聞きに来たハンターの1人がげんなりとした顔をした。
「一応、先日有志の調査隊を先行させたのですが、今年は個体の数が多く、能力的には去年と変わらないか、多少強化されている様子とのことです」
……あー、虫とか菌とかも耐性付いてきたりするっていうしねー。という呟きがどこからか漏れた。
「皆さんには先遣討伐隊として、兎に角多くの敵を削ってきて下さい」
しかし、下水道は狭く、少数精鋭で行くのが良いだろう、というのが依頼側の判断らしい。
「とりあえず今年確認された敵を纏めました」
・スライム(最弱。大きさまちまち。ひたすら数が多い。臭い)
・ミジンコ型雑魔(弱い。5cmぐらい。ひたすら数が多い。吸血してくる)
・ネズミ型雑魔(弱くは無い。体長20cmぐらい。すばしっこい。時々毒持ち)
・ゴキブリ型雑魔(強くは無い。体長10cmぐらい。飛んで来る。パニック注意)
・メガスライム(そこそこ強い。通路を塞ぐほど大きい。スライムを生み出す。酷く臭い)
……纏められた紙を見て、女性ハンターの目が死んだ魚のようになった。
「敵の能力の詳細が不明で申し訳ありません。その代わり、報酬は多めとなっておりますのでご容赦下さい。また、これ以外の敵が居ないとは言えませんが、恐らくどんな敵が出てきても皆さんでしたら即死亡とか一撃重症なんて事にはならないと思っています」
むしろ、どんな敵を誰がどれだけ倒せたかの勝負が出来るくらいですね! と説明係の女性は拳を握り締めて力説する。
「しかし、あくまで敵を出来るだけ蹴散らして、生きて帰ってくる、というのが今回の依頼の全容となりますので、どうぞ無理はしても無茶はせずに行ってきて下さいね」
女性はテーブルの上に地図を置くと深々と頭を下げた。
ラテン語で下水道の意味を持つ【Aqua Nigura】の略称である【AN】はゾンネンシュトラール帝国においては定期的に実施されるある掃討作戦の通称だ。
近代都市であるバルトアンデルスの地下を走る下水道の規模は全長1000km以上に及び、迷路のように張り巡らされている。
だが、最新鋭の機導術を誇る代償としての魔導汚染に常に悩まされている帝国の、首都ともなれば下水道の汚染から雑魔が発生するレベルの汚染となるのは避けられない。
そう、【AN】とは第一師団による定期的な掃討作戦行動の名称なのだ。
●先遣調査隊
酷い悪臭が立ちこめた下水内。足下はぬかるみが強く、特殊ゴム製の膝下まである長靴でヘドロを踏みしめながらゆっくりと進む。
足下にヘドロの塊が蠢いていてそれを踏みつぶすと、ぷちゅっ、という音と共に塵へと還る。……どうやらスライムらしい。
また、首筋に冷たいものが当たり、上にライトを向けると、ぽたぽたと水滴が落ちてきていた。
気にせず先に進もうとすると、その首筋にぴりりとした痛みが走った。パチン、と手の平で潰して見てみると、ミジンコのような外見の雑魔が塵へと還っていくところだった。
チチチ、と鳴きながら、水路の端を丸々と太ったネズミ型の雑魔が駆け抜けていく。
壁にはいつ付着したのかわからない黒いのり状になったヘドロ。その上をカサカサと黒い雑魔が行き来しているのが目の端に入った。そして、ブゥンと低い羽音がしたかと思うと、真後ろに居た女性隊員から甲高い悲鳴が上がった。
「どうした!?」
見ると、先ほどの黒くて艶光りした雑魔が彼女の顔に貼り付いており、それにより彼女はパニックに陥っていた。
つまみ上げて、そのまま壁に押しつけナイフで斬り殺す。塵へと還すと、彼女は涙声で「もう帰りたい……」と言い出した。
「まだ1時間とこの場に居ないでは無いか。もう少し奥まで……」
その時、ぴしゃん、ぴしゃん、という音が聞こえた。まるで子どもが水遊びでもしているような、軽快な水音だった。
隊員全員で息を殺して物音へとそろり、そろりと近付く。
そこには水路いっぱいに広がり、スライムをぽろぽろと生み散らかしながら奥へと進んでいく巨大スライムの姿があった……
●某日ハンターオフィスにて
「……というわけで、今年も皆さんに下水道掃除をしていただきたいと依頼が来ております」
ざっくりとした物言いに、話しを聞きに来たハンターの1人がげんなりとした顔をした。
「一応、先日有志の調査隊を先行させたのですが、今年は個体の数が多く、能力的には去年と変わらないか、多少強化されている様子とのことです」
……あー、虫とか菌とかも耐性付いてきたりするっていうしねー。という呟きがどこからか漏れた。
「皆さんには先遣討伐隊として、兎に角多くの敵を削ってきて下さい」
しかし、下水道は狭く、少数精鋭で行くのが良いだろう、というのが依頼側の判断らしい。
「とりあえず今年確認された敵を纏めました」
・スライム(最弱。大きさまちまち。ひたすら数が多い。臭い)
・ミジンコ型雑魔(弱い。5cmぐらい。ひたすら数が多い。吸血してくる)
・ネズミ型雑魔(弱くは無い。体長20cmぐらい。すばしっこい。時々毒持ち)
・ゴキブリ型雑魔(強くは無い。体長10cmぐらい。飛んで来る。パニック注意)
・メガスライム(そこそこ強い。通路を塞ぐほど大きい。スライムを生み出す。酷く臭い)
……纏められた紙を見て、女性ハンターの目が死んだ魚のようになった。
「敵の能力の詳細が不明で申し訳ありません。その代わり、報酬は多めとなっておりますのでご容赦下さい。また、これ以外の敵が居ないとは言えませんが、恐らくどんな敵が出てきても皆さんでしたら即死亡とか一撃重症なんて事にはならないと思っています」
むしろ、どんな敵を誰がどれだけ倒せたかの勝負が出来るくらいですね! と説明係の女性は拳を握り締めて力説する。
「しかし、あくまで敵を出来るだけ蹴散らして、生きて帰ってくる、というのが今回の依頼の全容となりますので、どうぞ無理はしても無茶はせずに行ってきて下さいね」
女性はテーブルの上に地図を置くと深々と頭を下げた。
解説
雑魚を蹴散らせ! という無双依頼です。
ハンター初心者でも安心して挑めます、レベルが高い方ですと、スキルの範囲攻撃でばっさばっさ楽しめます。
敵の物理的な強さより、生理的嫌悪感とかとの戦いになるような気もします。
地図は最新版を1つ貸出しますが、迷わないための方法はみなさんで工夫をお願いします。
先遣討伐隊としてのこの依頼に限り、スキルや武器以外の火気は“地下下水道”という場所ですので推奨しません。
撤退条件は皆さんで話し合って決めて、どなたか1人が代表で書いて頂ければOKです。
※複数の方がまちまちに書いた場合、平均的な内容を取らせて頂きます。
入口は北の大きな作業用出入口です。
他の出入口は要所に作業用出入口がありますので撤退は比較的容易です。
通路は狭く、2~3人が並んで戦うのが精一杯です。
しかし、所々に水路の合流する区画があり、そこは水路の倍の広さがあります。
PL情報として、OPで明記された敵以外はこの依頼では出ません。
※状態異常解説
吸血……HP-5点ダメージ。
毒……毎ラウンドHP-5点ダメージ。3ラウンド継続。
パニック……確率で混乱付与。攻撃対象ランダム化。抵抗判定で復活。
もっとややこしく強い敵と戦いたい方は回れ右を推奨。
★去年って何? という人のための捕捉★
バルトアンデルスの地下には高度かつ広大な下水施設があります。
下水施設として造りは強固ですが、帝都の規模拡大に合わせて拡張工事が繰り返された為入り組んでいます。
この帝都の地下では様々な排水が集まるためか、非常に程度の低い雑魔が出現する事があります(非覚醒者の一般兵でも十分対処出来る程度)。
そこで帝国では定期的に下水の清掃を行っており、その活動の一環として年に数回ハンターを動員し、大規模な下水清掃を行っています。
これは文字通りの掃除でもありますが、同時に雑魔の討伐を兼ねています。
ハンター初心者でも安心して挑めます、レベルが高い方ですと、スキルの範囲攻撃でばっさばっさ楽しめます。
敵の物理的な強さより、生理的嫌悪感とかとの戦いになるような気もします。
地図は最新版を1つ貸出しますが、迷わないための方法はみなさんで工夫をお願いします。
先遣討伐隊としてのこの依頼に限り、スキルや武器以外の火気は“地下下水道”という場所ですので推奨しません。
撤退条件は皆さんで話し合って決めて、どなたか1人が代表で書いて頂ければOKです。
※複数の方がまちまちに書いた場合、平均的な内容を取らせて頂きます。
入口は北の大きな作業用出入口です。
他の出入口は要所に作業用出入口がありますので撤退は比較的容易です。
通路は狭く、2~3人が並んで戦うのが精一杯です。
しかし、所々に水路の合流する区画があり、そこは水路の倍の広さがあります。
PL情報として、OPで明記された敵以外はこの依頼では出ません。
※状態異常解説
吸血……HP-5点ダメージ。
毒……毎ラウンドHP-5点ダメージ。3ラウンド継続。
パニック……確率で混乱付与。攻撃対象ランダム化。抵抗判定で復活。
もっとややこしく強い敵と戦いたい方は回れ右を推奨。
★去年って何? という人のための捕捉★
バルトアンデルスの地下には高度かつ広大な下水施設があります。
下水施設として造りは強固ですが、帝都の規模拡大に合わせて拡張工事が繰り返された為入り組んでいます。
この帝都の地下では様々な排水が集まるためか、非常に程度の低い雑魔が出現する事があります(非覚醒者の一般兵でも十分対処出来る程度)。
そこで帝国では定期的に下水の清掃を行っており、その活動の一環として年に数回ハンターを動員し、大規模な下水清掃を行っています。
これは文字通りの掃除でもありますが、同時に雑魔の討伐を兼ねています。
マスターより
初めましてまたは再びお目にかかれて光栄です、葉槻(はづき)と申します。
11作目は先輩方に混じって下水掃除となりました。
帝国の風物詩(?)を描くその一端を担えたらと思います。
明らかに3Kな現場ですが、皆さんどうぞ張り切って大暴れして大量撃破して来て下さい。
なお去年の作戦内容が知りたい方は下記の依頼を参考下さい。
【AN】深淵に棲む巨塊(植田誠MS)
【AN】調査は自分の足で!(朝臣あむMS)
【AN】陽光無き水面への親征(稲田和夫SSD)
【AN】歪み広がる波紋の先で(石田まきばMS)
それでは、どうぞあなたらしい戦いを。よろしくお願いします。
11作目は先輩方に混じって下水掃除となりました。
帝国の風物詩(?)を描くその一端を担えたらと思います。
明らかに3Kな現場ですが、皆さんどうぞ張り切って大暴れして大量撃破して来て下さい。
なお去年の作戦内容が知りたい方は下記の依頼を参考下さい。
【AN】深淵に棲む巨塊(植田誠MS)
【AN】調査は自分の足で!(朝臣あむMS)
【AN】陽光無き水面への親征(稲田和夫SSD)
【AN】歪み広がる波紋の先で(石田まきばMS)
それでは、どうぞあなたらしい戦いを。よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/31 23:28
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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真・下水道無双(相談卓) 久延毘 大二郎(ka1771) 人間(リアルブルー)|22才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/05/27 00:12:50 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/25 08:10:21 |