ゲスト
(ka0000)
【JB】模擬合同結婚式に参加してください
マスター:星群彩佳

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/06/14 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/28 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
○イベント会場屋敷の完成
グラズヘイム王国では現在、女性の活躍が目立ってきている。
家の中で家事をしながら生活している女性よりも、外に働きに出ている女性の数が増えつつあった。
そんな中、貴族の娘であるルサリィもまた十歳ながらに、父の仕事を手伝うほどの商才を発揮している。
彼女は一般教育の面でも優秀であるものの、それ以上に世界の経済の流れを見る目に長けており、父は娘の才能を信じて八歳の頃から仕事の一部を任せるようになった。
その為、ルサリィは一日の半分を、仕事をして過ごしている。
今日も屋敷の仕事部屋で、体のサイズに合わないほどの大きく立派な机の前に座り、書類と睨めっこをしていた。
しかしメイドのフェイトが休憩用のカフェオレとティラミスを運んできたので、一時中断する。
「そういえばルサリィお嬢様、つい先程連絡がありまして、例の屋敷の改築が全て終了したそうです」
「あの没落貴族が放置していった屋敷のこと?」
「ええ。事業に失敗した上に、夜逃げをしたあの貴族のお屋敷のことです」
散々な言い方だが、その貴族が多額の借金をした相手は、ルサリィの家と交流がある友人だった。
没落貴族が突然姿を消した後、友人の家にも飛び火が来た為、ルサリィに泣きついてきたのはほんの数ヶ月前のことだ。
ルサリィは仕方なしに、没落貴族が残していった家財道具や屋敷を引き取り、後に使用することで友人が借り逃げされた金額を減らすことにした。
屋敷は建物自体が立派な洋館だったので、ルサリィは少しの改築をしてイベントで使うことに決めたのだ。
「あの屋敷は今後、何かイベントがある時に使うことにしたのよね。広いホールもあるし、部屋数も多いからお客様を泊められるしね」
「そうですね。お風呂も大理石で造られた立派なものですし、庭園も素晴らしいですけど……。でもお嬢様、最初は何のイベントでお使うつもりですか?」
フェイトの問いかけに、ティラミスを頬張りながらルサリィは眉間にシワを寄せる。
「……実はそこが悩みどころなのよね」
と言うのも、改築した屋敷では様々なイベントに対応できるようにはしてあった。使用人もちゃんとプロを雇った上で、一般人も数多く雇うことにしている。
そこまでは良いのだが、『まずは何のイベントからはじめるか』という問題が浮上していた。
「六月といえば、やっぱ結婚式ですかね。あのお屋敷の大ホールや庭園は、結婚式を挙げられるほどの広さがありますし」
「それはわたしも考えたんだけどね。……でも建物は改築したばかり、使用人は雇ったばかりのプロと素人が入り混じった最初の結婚式――って言うだけで、何か不安があるような気がしない?」
「それはまあ……確かにありますね」
全てに『最初』とつくだけに、間違いや失敗が多いのは眼に見えている。
しかし今回の事業はルサリィの家の名前がつくので、悪い噂など立てたくはない。
「ここはやっぱり、本番みたいな練習を一度してみるのが良いかもね。『無料でお試し結婚式』なら、応募者が集まりそうじゃない?」
「逆に胡散臭いですよ。それよりお嬢様のお知り合いの中で、どなたかこういう企画に参加してくれる方はいらっしゃいませんか?」
「わたしの知り合いは貴族ばっかりだから無理よ。貴族にとって結婚式は、出した金額と格式の高さをお披露目する場のようなものだからね。『お試し』なんてとんでもない話よ。フェイトの知り合いはどう? 誰か結婚式会場を探している人はいない?」
ルサリィに尋ねられたフェイトは少し考えた後、言い辛そうに顔を少ししかめながら口を開く。
「結婚を予定している知り合いはいるにはいますが……。しかし既に六月なので、式場や会場は決まっております」
「まあそうよね」
改築をはじめたタイミングが、少し悪かった。せめて六月に入る前に改築が終わっていれば、また違っただろう。
二人はしばしの間、黙って考え込んでいたが、ふとフェイトが何かを思いついたように顔を上げる。
「あの、お嬢様。あくまでも本番の結婚式ではなく、練習台としての結婚式をお望みなんですよね?」
「まあね。でも使用人達にはあくまでも、本番さながらの気持ちで仕事をやってもらいたいんだけど……」
「それならハンターの方々に頼んでみてはいかがでしょう?」
「結婚式の練習台になってもらうことを?」
「ええ。ただ使用人達には『本番だ』と言って、本気を出させましょう。ですがハンターの方々には練習台になってもらうことを、あえて先に伝えておきましたら多少のことは大目に見てくれるでしょう」
「う~ん……。確かにハンターに頼んだ方が、こっちも安心できるけど……。でもどんな形式でやってもらおうかしら?」
「それなんですが、一日に一組限定ってことでもないんですよね? ならばあえて合同結婚式のようにしてみてはいかがでしょう? ハンターの方々はお忙しいので同じ日にまとめて結婚式を挙げても、一般の人々は不審に思いませんよ」
ハンターの多忙っぷりは、一般人の間でも有名だ。六月中に結婚式を挙げたいと思っている人は多いので、同じ日に複数回行っても疑問は持たれないだろう。
「使用人達には全てが終わった後に事情を説明すればいいだけのことですし、ハンターの方々は素直に結婚式を楽しんでいただければ良いので、実現はそう難しくはないかと」
「そうね。それが一番良い作戦だわ」
ティラミスを食べ終えたルサリィは、カフェオレを飲み干して、椅子から立ち上がった。
「それじゃあフェイト、早速依頼しに出かけましょうか。ついでに改築した屋敷も見てきましょう」
「了解いたしました」
○イベント会場屋敷の完成
グラズヘイム王国では現在、女性の活躍が目立ってきている。
家の中で家事をしながら生活している女性よりも、外に働きに出ている女性の数が増えつつあった。
そんな中、貴族の娘であるルサリィもまた十歳ながらに、父の仕事を手伝うほどの商才を発揮している。
彼女は一般教育の面でも優秀であるものの、それ以上に世界の経済の流れを見る目に長けており、父は娘の才能を信じて八歳の頃から仕事の一部を任せるようになった。
その為、ルサリィは一日の半分を、仕事をして過ごしている。
今日も屋敷の仕事部屋で、体のサイズに合わないほどの大きく立派な机の前に座り、書類と睨めっこをしていた。
しかしメイドのフェイトが休憩用のカフェオレとティラミスを運んできたので、一時中断する。
「そういえばルサリィお嬢様、つい先程連絡がありまして、例の屋敷の改築が全て終了したそうです」
「あの没落貴族が放置していった屋敷のこと?」
「ええ。事業に失敗した上に、夜逃げをしたあの貴族のお屋敷のことです」
散々な言い方だが、その貴族が多額の借金をした相手は、ルサリィの家と交流がある友人だった。
没落貴族が突然姿を消した後、友人の家にも飛び火が来た為、ルサリィに泣きついてきたのはほんの数ヶ月前のことだ。
ルサリィは仕方なしに、没落貴族が残していった家財道具や屋敷を引き取り、後に使用することで友人が借り逃げされた金額を減らすことにした。
屋敷は建物自体が立派な洋館だったので、ルサリィは少しの改築をしてイベントで使うことに決めたのだ。
「あの屋敷は今後、何かイベントがある時に使うことにしたのよね。広いホールもあるし、部屋数も多いからお客様を泊められるしね」
「そうですね。お風呂も大理石で造られた立派なものですし、庭園も素晴らしいですけど……。でもお嬢様、最初は何のイベントでお使うつもりですか?」
フェイトの問いかけに、ティラミスを頬張りながらルサリィは眉間にシワを寄せる。
「……実はそこが悩みどころなのよね」
と言うのも、改築した屋敷では様々なイベントに対応できるようにはしてあった。使用人もちゃんとプロを雇った上で、一般人も数多く雇うことにしている。
そこまでは良いのだが、『まずは何のイベントからはじめるか』という問題が浮上していた。
「六月といえば、やっぱ結婚式ですかね。あのお屋敷の大ホールや庭園は、結婚式を挙げられるほどの広さがありますし」
「それはわたしも考えたんだけどね。……でも建物は改築したばかり、使用人は雇ったばかりのプロと素人が入り混じった最初の結婚式――って言うだけで、何か不安があるような気がしない?」
「それはまあ……確かにありますね」
全てに『最初』とつくだけに、間違いや失敗が多いのは眼に見えている。
しかし今回の事業はルサリィの家の名前がつくので、悪い噂など立てたくはない。
「ここはやっぱり、本番みたいな練習を一度してみるのが良いかもね。『無料でお試し結婚式』なら、応募者が集まりそうじゃない?」
「逆に胡散臭いですよ。それよりお嬢様のお知り合いの中で、どなたかこういう企画に参加してくれる方はいらっしゃいませんか?」
「わたしの知り合いは貴族ばっかりだから無理よ。貴族にとって結婚式は、出した金額と格式の高さをお披露目する場のようなものだからね。『お試し』なんてとんでもない話よ。フェイトの知り合いはどう? 誰か結婚式会場を探している人はいない?」
ルサリィに尋ねられたフェイトは少し考えた後、言い辛そうに顔を少ししかめながら口を開く。
「結婚を予定している知り合いはいるにはいますが……。しかし既に六月なので、式場や会場は決まっております」
「まあそうよね」
改築をはじめたタイミングが、少し悪かった。せめて六月に入る前に改築が終わっていれば、また違っただろう。
二人はしばしの間、黙って考え込んでいたが、ふとフェイトが何かを思いついたように顔を上げる。
「あの、お嬢様。あくまでも本番の結婚式ではなく、練習台としての結婚式をお望みなんですよね?」
「まあね。でも使用人達にはあくまでも、本番さながらの気持ちで仕事をやってもらいたいんだけど……」
「それならハンターの方々に頼んでみてはいかがでしょう?」
「結婚式の練習台になってもらうことを?」
「ええ。ただ使用人達には『本番だ』と言って、本気を出させましょう。ですがハンターの方々には練習台になってもらうことを、あえて先に伝えておきましたら多少のことは大目に見てくれるでしょう」
「う~ん……。確かにハンターに頼んだ方が、こっちも安心できるけど……。でもどんな形式でやってもらおうかしら?」
「それなんですが、一日に一組限定ってことでもないんですよね? ならばあえて合同結婚式のようにしてみてはいかがでしょう? ハンターの方々はお忙しいので同じ日にまとめて結婚式を挙げても、一般の人々は不審に思いませんよ」
ハンターの多忙っぷりは、一般人の間でも有名だ。六月中に結婚式を挙げたいと思っている人は多いので、同じ日に複数回行っても疑問は持たれないだろう。
「使用人達には全てが終わった後に事情を説明すればいいだけのことですし、ハンターの方々は素直に結婚式を楽しんでいただければ良いので、実現はそう難しくはないかと」
「そうね。それが一番良い作戦だわ」
ティラミスを食べ終えたルサリィは、カフェオレを飲み干して、椅子から立ち上がった。
「それじゃあフェイト、早速依頼しに出かけましょうか。ついでに改築した屋敷も見てきましょう」
「了解いたしました」
解説
○目的は完成したばかりのイベント会場で、模擬合同結婚式を挙げることです。
<参加者>
参加者の中から、主役の新郎・新婦をやりたい人は名乗り出てください。合同で行いますので、何人いてもOKです。
主役以外の参加(結婚式参加者)も、もちろん受け付けます。また牧師、歌手、楽器演奏者、リングボーイ・ガール、ベールボーイ・ガールをやりたい方も名乗り出てください。
衣装は結婚式に参加するのに相応しければ、男装・女装でも何でも構いません。プレイングにお書きください。
<結婚式の流れ>
まずは誓いの儀式を行います。新郎と新婦は場所は『大ホール』か『庭園』のどちらかを選択してください。結婚式参加者の方達はそれぞれに参加する形になります。
その後、大広間でパーティーとなります。そこで余興をしたい方はぜひどうぞ。
<注意してほしいこと>
今回は使用人達を仕事に慣れさせる為の模擬なので、あくまでも本番の結婚式に参加するような気持ちになってください。
仕事で参加しているというよりも、イベントを楽しむ感じでお願いします。
<参加者>
参加者の中から、主役の新郎・新婦をやりたい人は名乗り出てください。合同で行いますので、何人いてもOKです。
主役以外の参加(結婚式参加者)も、もちろん受け付けます。また牧師、歌手、楽器演奏者、リングボーイ・ガール、ベールボーイ・ガールをやりたい方も名乗り出てください。
衣装は結婚式に参加するのに相応しければ、男装・女装でも何でも構いません。プレイングにお書きください。
<結婚式の流れ>
まずは誓いの儀式を行います。新郎と新婦は場所は『大ホール』か『庭園』のどちらかを選択してください。結婚式参加者の方達はそれぞれに参加する形になります。
その後、大広間でパーティーとなります。そこで余興をしたい方はぜひどうぞ。
<注意してほしいこと>
今回は使用人達を仕事に慣れさせる為の模擬なので、あくまでも本番の結婚式に参加するような気持ちになってください。
仕事で参加しているというよりも、イベントを楽しむ感じでお願いします。
マスターより
OMC季節イベント・「水の月」にちなんだ第二弾シナリオになります。
そしてOMC季節イベント・「水の月」ではhosimureというクリエイター名で、ジューンブライドにちなんだノベルを作成します。
「水の月」では依頼人の方の発注書を元に私が個人ノベルを書きますので、よければこちらもご利用ください。
……と言うことで、結婚式シナリオ二作目となります。
今回は模擬合同結婚式を行いますので、一作目よりは本番度が高めになっております。
ですが基本的には楽しむことが重要なので、お気軽に参加してください♪
そしてOMC季節イベント・「水の月」ではhosimureというクリエイター名で、ジューンブライドにちなんだノベルを作成します。
「水の月」では依頼人の方の発注書を元に私が個人ノベルを書きますので、よければこちらもご利用ください。
……と言うことで、結婚式シナリオ二作目となります。
今回は模擬合同結婚式を行いますので、一作目よりは本番度が高めになっております。
ですが基本的には楽しむことが重要なので、お気軽に参加してください♪
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/27 08:53
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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幸せな結婚式を挙げる為に ファリス(ka2853) 人間(クリムゾンウェスト)|13才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/06/13 22:12:21 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/13 22:06:24 |