ゲスト
(ka0000)
【幻導】Heat Beat Soul
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,500
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/07/13 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/07/22 22:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●塔を目指す者達
――辺境、アルナス湖北岸。
ここにかつて人間が住んでいた古い城がある。
石造りで松明が燃えているにも関わらず、やけに薄暗い。空気も氷のように冷たく、人気をまったく感じさせない。
何故、ここまで冷たく暗い雰囲気が漂っているのか。
この古城が歪虚支配地域にあるからだろうか。
それとも、この古城の主が強力な歪虚であるからだろうか。
「あの塔の上にいる物は……こちらがもらい受ける」
巨大な人型の牛が、城の広間で静かに言い放つ。
憤怒の歪虚『牛鬼』は、東方から強者を追い求めてこの辺境へやって来た。
その結果、ナルガンド塔の頂上に大幻獣と呼ばれる莫大なマテリアルを保有する生物がいる事を知った。大幻獣の持つマテリアルが手に入れば、牛鬼は更なる力を得る事ができる。
「……知っていよう。
我が主が狙う東方は、ハンターなる複数の強者が戦いを挑んでいる……。大幻獣のマテリアルがあれば、東方は完全に歪虚に沈む事となる」
牛鬼がマテリアルを手に入れれば、東方の戦線に強大な敵が登場する事になる。
未だ不穏な動きの続く東方に更に力を得た牛鬼が現れればどうなるか――。
しかし、玉座に座る一人の老人は牛鬼に臆する様子は一切ない。
「……ロックじゃねぇ」
「……何……?」
牛鬼は――怠惰の歪虚『BADDAS』へ聞き返した。
「ロックじゃねぇって言ったんだ。
東方や主なんてのは、お前の都合だ。俺には一切関係ない。
何より、なんで俺がお前に遠慮しなきゃならねぇんだ? 欲しい物は自分で手に入れる。それがロックだ」
彼ら二人は同じ歪虚だ。
だが、BADDASは牛鬼へ大幻獣を譲るつもりはない。むしろBADDAS自身も熱い戦いを欲するが故に大幻獣のマテリアルを欲している。
――欲しいものは、力づくで手に入れる。
それは相手が同じ歪虚であろうと関係ない。自分の生き様を貫く事がロックンローラーとしての生き様だ。
「……敵に回るというのか?」
「そうじゃねぇ。言ってみりゃ競争だ。より早い奴が大幻獣を手に入れる。
だが、走っている最中にちょっと肩ぐらいはぶつかるかもしれんな」
BADDASと牛鬼。
先にナルガンド塔の頂上へ到達したものが、大幻獣のマテリアルを奪い取る権利を得る。
とてもシンプルで、かつエキサイティングなルールだ。
何せ、相手が進路を邪魔するのであれば容赦なく排除するつもりなのだから。
「良いのだな?」
「ああ。俺の前を走る時は、せいぜい気を付ける事だ……当たると痛ぇぞ」
「…………」
恫喝するBADDASを前に、牛鬼は沈黙を保ったまま踵を返す。
こうして、二人の歪虚がお互いの意地をかけて大幻獣を奪い合う事となった。
●塔へと至る者
「気にいらねぇな」
塔を目前にして、BADDASはそう一言口にした。
そんな彼の前には牛型の歪虚が倒れ伏していた。その頭から生える角の片方は、今BADDASの手の中にある。
「ちょっと肩がぶつかるかもとは言ったが、態と当ててくるのは気にいらねぇ」
BADDASがちょっと手に力を籠めれば、そこにあった角は軽々と砕け散った。
消え行く牛型歪虚の亡骸には目もくれず、BADDASは歩みを再開する。
「どいつもこいつも、ロックじゃねえ奴ばかりだ」
不機嫌を隠す気もないBADDASは、負のマテリアルをその体から漏れ出させながら林を歩いて抜けていく。その漏れでた負のマテリアルが木や草から生命を奪い、BADDASの歩いた後ろは死の世界に変わっていた。
不機嫌なロックンローラーは至る、大幻獣が住まうと言う古の塔に。
「さあ、俺を痺れさせる熱い魂を持った奴はどこにいる?」
塔を守るハンター達の前に突然現れたのは、先にファリフやその仲間のハンター達との交戦が報告されていた老人の歪虚だった。
突然現れた強敵に、その場を任されていたハンター達は思わず身構えるだけで動くことどころか、声すらだせなかった。そして、それがBADDASの怒りに触れる。
「お前達はロックじゃねぇ。消えな」
BADDASが手にしている杖を薙ぐように振れば、甲高いギターを弾く音が響くと共に彼の前に立っていたハンター達が全員吹き飛ばされる。
「次だ。ロックな奴だけ俺の前に立ちな」
その存在を示すかのように、熱く鼓動するロックな音楽が塔の周囲に響き渡る。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●塔を目指す者達
――辺境、アルナス湖北岸。
ここにかつて人間が住んでいた古い城がある。
石造りで松明が燃えているにも関わらず、やけに薄暗い。空気も氷のように冷たく、人気をまったく感じさせない。
何故、ここまで冷たく暗い雰囲気が漂っているのか。
この古城が歪虚支配地域にあるからだろうか。
それとも、この古城の主が強力な歪虚であるからだろうか。
「あの塔の上にいる物は……こちらがもらい受ける」
巨大な人型の牛が、城の広間で静かに言い放つ。
憤怒の歪虚『牛鬼』は、東方から強者を追い求めてこの辺境へやって来た。
その結果、ナルガンド塔の頂上に大幻獣と呼ばれる莫大なマテリアルを保有する生物がいる事を知った。大幻獣の持つマテリアルが手に入れば、牛鬼は更なる力を得る事ができる。
「……知っていよう。
我が主が狙う東方は、ハンターなる複数の強者が戦いを挑んでいる……。大幻獣のマテリアルがあれば、東方は完全に歪虚に沈む事となる」
牛鬼がマテリアルを手に入れれば、東方の戦線に強大な敵が登場する事になる。
未だ不穏な動きの続く東方に更に力を得た牛鬼が現れればどうなるか――。
しかし、玉座に座る一人の老人は牛鬼に臆する様子は一切ない。
「……ロックじゃねぇ」
「……何……?」
牛鬼は――怠惰の歪虚『BADDAS』へ聞き返した。
「ロックじゃねぇって言ったんだ。
東方や主なんてのは、お前の都合だ。俺には一切関係ない。
何より、なんで俺がお前に遠慮しなきゃならねぇんだ? 欲しい物は自分で手に入れる。それがロックだ」
彼ら二人は同じ歪虚だ。
だが、BADDASは牛鬼へ大幻獣を譲るつもりはない。むしろBADDAS自身も熱い戦いを欲するが故に大幻獣のマテリアルを欲している。
――欲しいものは、力づくで手に入れる。
それは相手が同じ歪虚であろうと関係ない。自分の生き様を貫く事がロックンローラーとしての生き様だ。
「……敵に回るというのか?」
「そうじゃねぇ。言ってみりゃ競争だ。より早い奴が大幻獣を手に入れる。
だが、走っている最中にちょっと肩ぐらいはぶつかるかもしれんな」
BADDASと牛鬼。
先にナルガンド塔の頂上へ到達したものが、大幻獣のマテリアルを奪い取る権利を得る。
とてもシンプルで、かつエキサイティングなルールだ。
何せ、相手が進路を邪魔するのであれば容赦なく排除するつもりなのだから。
「良いのだな?」
「ああ。俺の前を走る時は、せいぜい気を付ける事だ……当たると痛ぇぞ」
「…………」
恫喝するBADDASを前に、牛鬼は沈黙を保ったまま踵を返す。
こうして、二人の歪虚がお互いの意地をかけて大幻獣を奪い合う事となった。
●塔へと至る者
「気にいらねぇな」
塔を目前にして、BADDASはそう一言口にした。
そんな彼の前には牛型の歪虚が倒れ伏していた。その頭から生える角の片方は、今BADDASの手の中にある。
「ちょっと肩がぶつかるかもとは言ったが、態と当ててくるのは気にいらねぇ」
BADDASがちょっと手に力を籠めれば、そこにあった角は軽々と砕け散った。
消え行く牛型歪虚の亡骸には目もくれず、BADDASは歩みを再開する。
「どいつもこいつも、ロックじゃねえ奴ばかりだ」
不機嫌を隠す気もないBADDASは、負のマテリアルをその体から漏れ出させながら林を歩いて抜けていく。その漏れでた負のマテリアルが木や草から生命を奪い、BADDASの歩いた後ろは死の世界に変わっていた。
不機嫌なロックンローラーは至る、大幻獣が住まうと言う古の塔に。
「さあ、俺を痺れさせる熱い魂を持った奴はどこにいる?」
塔を守るハンター達の前に突然現れたのは、先にファリフやその仲間のハンター達との交戦が報告されていた老人の歪虚だった。
突然現れた強敵に、その場を任されていたハンター達は思わず身構えるだけで動くことどころか、声すらだせなかった。そして、それがBADDASの怒りに触れる。
「お前達はロックじゃねぇ。消えな」
BADDASが手にしている杖を薙ぐように振れば、甲高いギターを弾く音が響くと共に彼の前に立っていたハンター達が全員吹き飛ばされる。
「次だ。ロックな奴だけ俺の前に立ちな」
その存在を示すかのように、熱く鼓動するロックな音楽が塔の周囲に響き渡る。
解説
【依頼内容】
BADDASの足止め
【敵情報】
・BADDAS
その正体が怠惰の歪虚だと判明したが、今その姿は黒いスーツに白い杖を手にしているだけで、人間の老人と然程変わらない。
攻撃は不可視の衝撃波に加え、その体は見た目に反してとても頑強でその一撃は巨人の一撃と遜色ない。
前回のハンター達との戦闘で、魔法を使った攻撃が弱点だと判明している。
【戦域情報】
ナルガンド搭をすぐ後ろに控えた広場。
足元には背の低い草が生えている程度で、身を隠したりできるような障害物はない。
【備考】
ハンター達の本来の目的は、大精霊に呼ばれたファリフ・スコールを真っ先に塔に登らせる為に時間を稼ぐことです。
ファリフはまだ塔に到着しておらず、その他の場所でも歪虚の襲撃が多数発生しており事態は切迫したものとなっております。
1秒でも長くBADDASをこの場に留まらせることがハンター達には求められています。
BADDASの足止め
【敵情報】
・BADDAS
その正体が怠惰の歪虚だと判明したが、今その姿は黒いスーツに白い杖を手にしているだけで、人間の老人と然程変わらない。
攻撃は不可視の衝撃波に加え、その体は見た目に反してとても頑強でその一撃は巨人の一撃と遜色ない。
前回のハンター達との戦闘で、魔法を使った攻撃が弱点だと判明している。
【戦域情報】
ナルガンド搭をすぐ後ろに控えた広場。
足元には背の低い草が生えている程度で、身を隠したりできるような障害物はない。
【備考】
ハンター達の本来の目的は、大精霊に呼ばれたファリフ・スコールを真っ先に塔に登らせる為に時間を稼ぐことです。
ファリフはまだ塔に到着しておらず、その他の場所でも歪虚の襲撃が多数発生しており事態は切迫したものとなっております。
1秒でも長くBADDASをこの場に留まらせることがハンター達には求められています。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼かなたです。
大幻獣を巡る争いは佳境を迎えようとしています。
BADDASもまた、熱く鼓動する魂を求めて再びハンター達の前に姿を現しました。
如何にして戦い、如何にして目的を果たすか。知恵と力が試されます。
宜しければ皆様のご参加をお待ちしております。
大幻獣を巡る争いは佳境を迎えようとしています。
BADDASもまた、熱く鼓動する魂を求めて再びハンター達の前に姿を現しました。
如何にして戦い、如何にして目的を果たすか。知恵と力が試されます。
宜しければ皆様のご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/07/20 14:35
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
- 米本 剛(ka0320) → リリティア・オルベール(ka3054)
- 榊 蔵之助(ka1529) → 八島 陽(ka1442)
- リシャール・ヴィザージュ(ka1591) → 八島 陽(ka1442)
- 春日 啓一(ka1621) → クリスティン・ガフ(ka1090)
- リチェルカ・ディーオ(ka1760) → 八島 陽(ka1442)
- ヴィルマ・レーヴェシュタイン(ka2549) → クリスティン・ガフ(ka1090)
- 御崎・汀(ka2918) → 真白・祐(ka2803)
- アルト・ヴァレンティーニ(ka3109) → リリティア・オルベール(ka3054)
- アルファス(ka3312) → 久延毘 大二郎(ka1771)
- 八雲 奏(ka4074) → 久延毘 大二郎(ka1771)
- 八代 遥(ka4481) → リリティア・オルベール(ka3054)
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/08 22:13:42 |
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相談卓 リリティア・オルベール(ka3054) 人間(リアルブルー)|19才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/07/12 20:46:43 |