ゲスト
(ka0000)
虹を食い荒らす狼藉者
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/07/19 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/07/28 22:00
オープニング
●虹に翳りあり
ジグウ連山北部、そこにはレゲンイリスという大鉱山がある。
先の辺境で起きた大規模な作戦の末に取り戻した土地であり、その後に大勢のハンター達を動員して奪取した大鉱山だ。
100年近くの間放置され、歪虚に荒らされていた所為で準備には手間取ったが、今は問題なく採掘が再開されている。
そして今も其処からとれる鉱石などの資源は、辺境の新しい結束の地となった開拓地『ホープ』へと運ばれているのだ。
そんな辺境の発展を支える大鉱山なのだが、新たなトラブルが舞いこんでいた。
「化け物が出た、ね」
長い黒髪を背中へと払いながら、ラナ・ブリギットは報告書を読む。
辺境に生きるヴァルカン族の族長である彼女だが、何の因果か大鉱山レゲンイリスの責任者でもあった。
ちょっと前に暫くの宿り木としてパシュパティ砦に向かったのに、あっという間にとんぼ返りである。暫くは大丈夫だろうと高を括っていたが誤算だった。
その為に報告も遅れ、採掘場のいくつかがストップしている状況である。復興がまだ完全に終わっていないホープではここの資源が是が非でも必要だ。すぐにでも採掘を再開しないといけない。
「で、こいつは歪虚なのかい?」
報告書を読む途中でラナはその青い瞳を、正面に座るラナの右腕役であるラッヅに訪ねる。
「恐らく、としか言えませんね。見た奴の話じゃミミズみたいな奴だったってことですが」
目撃者に寄ればそいつ等はゴリゴリと何かを削るような音がしたかと思うと、突然坑道の穴を突き破って現れたらしい。
見た目は、体中に尖った角のようなものを生やしたミミズのような姿をしていたと言う。そいつらは現れると同時にやたらめったらと暴れ回り、数名だが死傷者も出ている。
その死者が出た、といった項目を見たところでラナの目の角が上がる。
「私の家で狼藉三昧とはいい度胸じゃないか」
「いや、別にここは族長の家じゃ……」
ラッヅはラナを落ち着かせようと声を掛けるが、それを聞かずにラナは立ち上がり、魔導ガントレットをその腕に展開させる。
「今すぐ行って、ぶん殴って潰してやる」
「誰か族長を止めろー!」
ラッヅの素早い判断により、ラナは鉱山に飛び込む前に取り押さえられた。
●ハンターオフィス
その日、ハンターオフィスに『緊急』と銘が打たれた依頼が張り出された。
緊急、と言う事もあってその場に居合わせたハンター達がその依頼に名乗りを上げる。
「皆さん、突然の依頼の召集にも関わらず参加していただきありがとうございます」
オフィスの職員はそう言って初めに、ハンター達にお礼をする。そしてすぐに依頼の内容についてを説明しだす。
「今回の依頼は、辺境の大鉱山レゲンイリスでの雑魔退治となります」
ハンター達の目の前にはレゲンイリスの事についてや、今回の依頼の概要が表示される。
鉱山に現れた雑魔、その所為で採掘が止まり、結果として辺境にある開拓地『ホープ』の復興に影響がでそう、といったあらまし。
そして現れたのはワーム型の雑魔であること。その数は断定できないが十数匹はいると思われる。尚、このワーム達は群れで行動する習性があるようで、決まって1つの場所に集中して現れているらしい。
確かに大変な事態であるが、わざわざ緊急と銘打つほどの依頼だったのかは少しばかり疑問だ。そんなハンター達の疑問に気づいたのか、オフィス職員が説明してくれる。
「実は、その鉱山の責任者である辺境の族長さんがお冠らしく、このままだと1人で突撃しかねない状況だそうで……」
なるほど、と誰もが納得出来るものではないかもしれないが、ハンター達も一応事情は飲み込めた。
「何れにせよ辺境の危機に変わりはありません。皆さんの力で、どうぞこの事態を救ってください」
最後にぺこりとオフィス職員が頭を下げた。
ジグウ連山北部、そこにはレゲンイリスという大鉱山がある。
先の辺境で起きた大規模な作戦の末に取り戻した土地であり、その後に大勢のハンター達を動員して奪取した大鉱山だ。
100年近くの間放置され、歪虚に荒らされていた所為で準備には手間取ったが、今は問題なく採掘が再開されている。
そして今も其処からとれる鉱石などの資源は、辺境の新しい結束の地となった開拓地『ホープ』へと運ばれているのだ。
そんな辺境の発展を支える大鉱山なのだが、新たなトラブルが舞いこんでいた。
「化け物が出た、ね」
長い黒髪を背中へと払いながら、ラナ・ブリギットは報告書を読む。
辺境に生きるヴァルカン族の族長である彼女だが、何の因果か大鉱山レゲンイリスの責任者でもあった。
ちょっと前に暫くの宿り木としてパシュパティ砦に向かったのに、あっという間にとんぼ返りである。暫くは大丈夫だろうと高を括っていたが誤算だった。
その為に報告も遅れ、採掘場のいくつかがストップしている状況である。復興がまだ完全に終わっていないホープではここの資源が是が非でも必要だ。すぐにでも採掘を再開しないといけない。
「で、こいつは歪虚なのかい?」
報告書を読む途中でラナはその青い瞳を、正面に座るラナの右腕役であるラッヅに訪ねる。
「恐らく、としか言えませんね。見た奴の話じゃミミズみたいな奴だったってことですが」
目撃者に寄ればそいつ等はゴリゴリと何かを削るような音がしたかと思うと、突然坑道の穴を突き破って現れたらしい。
見た目は、体中に尖った角のようなものを生やしたミミズのような姿をしていたと言う。そいつらは現れると同時にやたらめったらと暴れ回り、数名だが死傷者も出ている。
その死者が出た、といった項目を見たところでラナの目の角が上がる。
「私の家で狼藉三昧とはいい度胸じゃないか」
「いや、別にここは族長の家じゃ……」
ラッヅはラナを落ち着かせようと声を掛けるが、それを聞かずにラナは立ち上がり、魔導ガントレットをその腕に展開させる。
「今すぐ行って、ぶん殴って潰してやる」
「誰か族長を止めろー!」
ラッヅの素早い判断により、ラナは鉱山に飛び込む前に取り押さえられた。
●ハンターオフィス
その日、ハンターオフィスに『緊急』と銘が打たれた依頼が張り出された。
緊急、と言う事もあってその場に居合わせたハンター達がその依頼に名乗りを上げる。
「皆さん、突然の依頼の召集にも関わらず参加していただきありがとうございます」
オフィスの職員はそう言って初めに、ハンター達にお礼をする。そしてすぐに依頼の内容についてを説明しだす。
「今回の依頼は、辺境の大鉱山レゲンイリスでの雑魔退治となります」
ハンター達の目の前にはレゲンイリスの事についてや、今回の依頼の概要が表示される。
鉱山に現れた雑魔、その所為で採掘が止まり、結果として辺境にある開拓地『ホープ』の復興に影響がでそう、といったあらまし。
そして現れたのはワーム型の雑魔であること。その数は断定できないが十数匹はいると思われる。尚、このワーム達は群れで行動する習性があるようで、決まって1つの場所に集中して現れているらしい。
確かに大変な事態であるが、わざわざ緊急と銘打つほどの依頼だったのかは少しばかり疑問だ。そんなハンター達の疑問に気づいたのか、オフィス職員が説明してくれる。
「実は、その鉱山の責任者である辺境の族長さんがお冠らしく、このままだと1人で突撃しかねない状況だそうで……」
なるほど、と誰もが納得出来るものではないかもしれないが、ハンター達も一応事情は飲み込めた。
「何れにせよ辺境の危機に変わりはありません。皆さんの力で、どうぞこの事態を救ってください」
最後にぺこりとオフィス職員が頭を下げた。
解説
【依頼内容】
大鉱山レゲンイリスに現れた雑魔の退治
【敵情報】
ワーム型の雑魔 10匹以上
全身の尖った角のようなものを生やしたミミズに似た雑魔。体長は3~4m、太さは直径30cm以上。
口の中には大量の細かい牙が並んでおり、それで対象の食らいついた部分を磨り潰すようにして抉り取る。
目と思われる器官は確認されていないことから、視覚以外の別の知覚手段を持っていると予想される。
【戦域情報】
大鉱山レゲンイリスの下層にあたる部分。然程広くなく、数えられるくらいの分岐路がある程度。
坑道は殆どの場所が高さ3m、幅4mほどの広さ。分岐路のある場所は小部屋のように少し広くなっている。
高濃度のマテリアルは除去されているので、通常活動及び戦闘に影響はない。
【味方情報】
ラナ・ブリギット
辺境に生きるヴァルカン族の族長。兼大鉱山レゲンイリスの責任者。
覚醒者でクラスは機導師。魔導ガントレットを使った近接戦闘が得意。
どうやら自分の監督下にある鉱山で死傷者が出たことにご立腹の様子。
今回はワーム相手に思いっきり殴りかかるつもりらしく、後ろで大人しくはしてくれない。
勿論ハンターの意見を聞かないわけではないので、上手く説得して欲しい。
大鉱山レゲンイリスに現れた雑魔の退治
【敵情報】
ワーム型の雑魔 10匹以上
全身の尖った角のようなものを生やしたミミズに似た雑魔。体長は3~4m、太さは直径30cm以上。
口の中には大量の細かい牙が並んでおり、それで対象の食らいついた部分を磨り潰すようにして抉り取る。
目と思われる器官は確認されていないことから、視覚以外の別の知覚手段を持っていると予想される。
【戦域情報】
大鉱山レゲンイリスの下層にあたる部分。然程広くなく、数えられるくらいの分岐路がある程度。
坑道は殆どの場所が高さ3m、幅4mほどの広さ。分岐路のある場所は小部屋のように少し広くなっている。
高濃度のマテリアルは除去されているので、通常活動及び戦闘に影響はない。
【味方情報】
ラナ・ブリギット
辺境に生きるヴァルカン族の族長。兼大鉱山レゲンイリスの責任者。
覚醒者でクラスは機導師。魔導ガントレットを使った近接戦闘が得意。
どうやら自分の監督下にある鉱山で死傷者が出たことにご立腹の様子。
今回はワーム相手に思いっきり殴りかかるつもりらしく、後ろで大人しくはしてくれない。
勿論ハンターの意見を聞かないわけではないので、上手く説得して欲しい。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼かなたです。
前回パシュパティ砦に行ったのに、あっという間に帰ってきてしまいました。
鉱山の管理についてはラナの考えが甘かったのもありますが、ともかくまずは目の前の問題を解決しなくてはなりません。
辺境の為、その力をお貸しいただければと思います。
では、宜しければご参加をお待ちしております。
前回パシュパティ砦に行ったのに、あっという間に帰ってきてしまいました。
鉱山の管理についてはラナの考えが甘かったのもありますが、ともかくまずは目の前の問題を解決しなくてはなりません。
辺境の為、その力をお貸しいただければと思います。
では、宜しければご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/07/24 19:05
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 アバルト・ジンツァー(ka0895) 人間(リアルブルー)|28才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/07/19 09:41:37 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/19 09:07:16 |