ゲスト
(ka0000)
消え逝く者達へ
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/25 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/03 12:00
オープニング
辺境は、過酷な土地だ。
北部は雪に覆われ、時期によっては食糧も限られてくる。
それだけではない。
歪虚の存在は深刻だ。
彼らによって滅ぼされた部族は数知れず。
彼らの登場は、辺境の部族に新たなる理を与えた。
『弱き者は、強者によって滅ぼされて闇に飲まれる』
辺境の部族は様々な想いを抱えて、今日も生命を繋いでいる。
●
「ダメだ!
もう生き残っている奴は誰もいない。戦士も、女も、子供も……みんなやられちまった」
騎馬で駆け寄ってきたオイマトの戦士が集落の惨状を報告する。
『親帝国部族の集落が雑魔の襲撃を受けている』
オイマト族へ救援要請が打診されたのは数刻前の事だ。
共闘関係にあったオイマト族は動ける戦士を集めて急行。
だが、願い虚しく彼らを助けることは出来なかった。
「また一つ……古きものが消え去ったか」
オイマト族の族長、バタルトゥ・オイマト(kz0023)は集落を見つめていた。
族長として、辺境に生きる者として、多くの消え逝く存在を見届けてきた。
土について還る者もいれば、闇に飲まれる者もいる。
その場に居る者の心に届く、無念なる想い。
しかし族長は、消え逝く者への感情を断ち切った。
今は戦士として雑魔を討ち果たさなければならない――闇に消えた者との約定を果たす為にも。
「敵は?」
「熊型の雑魔が一匹と雪豹型が二匹。手負いのまま集落の真ん中に陣取ってます。
やられた部族の戦士達、最期まで死力を尽くして戦ったようです」
オイマト族の戦士達は、集落を包囲していた。
当初の予定であれば雑魔を集落へ封じ込めた上で、意図的に脱出経路を形成。そこへ誘い込んだ雑魔の退路を塞ぎ、一気に殲滅する作戦だった。
しかし、滅んだ部族の戦士達が最期まで奮戦したおかけで、雑魔は深い傷を負っていた。
雑魔は撤退することもできず、集落の中で傷が癒えるのを待っていた。
「ならば、待機しているハンターへ連絡しろ」
「待って下さい!
救援を求めていた連中は、俺達オイマトを呼んだはずです。
だったら……俺達が雑魔倒さなければ、義理は果たせません!」
オイマトの戦士が一人、族長へ食い下がる。
ハンターへ雑魔退治の依頼を出したと告げられたのは、先程の話だ。当初の作戦を遂行すれば手負いの雑魔を倒せる。
しかし、族長は敢えてそれをしなかった。雑魔をハンターに倒させる選択をしたのだ。
「族長! ……何故です?」
「…………」
悲痛にも似た表情の戦士。
それに対して族長は、沈黙を持って答えた。
北部は雪に覆われ、時期によっては食糧も限られてくる。
それだけではない。
歪虚の存在は深刻だ。
彼らによって滅ぼされた部族は数知れず。
彼らの登場は、辺境の部族に新たなる理を与えた。
『弱き者は、強者によって滅ぼされて闇に飲まれる』
辺境の部族は様々な想いを抱えて、今日も生命を繋いでいる。
●
「ダメだ!
もう生き残っている奴は誰もいない。戦士も、女も、子供も……みんなやられちまった」
騎馬で駆け寄ってきたオイマトの戦士が集落の惨状を報告する。
『親帝国部族の集落が雑魔の襲撃を受けている』
オイマト族へ救援要請が打診されたのは数刻前の事だ。
共闘関係にあったオイマト族は動ける戦士を集めて急行。
だが、願い虚しく彼らを助けることは出来なかった。
「また一つ……古きものが消え去ったか」
オイマト族の族長、バタルトゥ・オイマト(kz0023)は集落を見つめていた。
族長として、辺境に生きる者として、多くの消え逝く存在を見届けてきた。
土について還る者もいれば、闇に飲まれる者もいる。
その場に居る者の心に届く、無念なる想い。
しかし族長は、消え逝く者への感情を断ち切った。
今は戦士として雑魔を討ち果たさなければならない――闇に消えた者との約定を果たす為にも。
「敵は?」
「熊型の雑魔が一匹と雪豹型が二匹。手負いのまま集落の真ん中に陣取ってます。
やられた部族の戦士達、最期まで死力を尽くして戦ったようです」
オイマト族の戦士達は、集落を包囲していた。
当初の予定であれば雑魔を集落へ封じ込めた上で、意図的に脱出経路を形成。そこへ誘い込んだ雑魔の退路を塞ぎ、一気に殲滅する作戦だった。
しかし、滅んだ部族の戦士達が最期まで奮戦したおかけで、雑魔は深い傷を負っていた。
雑魔は撤退することもできず、集落の中で傷が癒えるのを待っていた。
「ならば、待機しているハンターへ連絡しろ」
「待って下さい!
救援を求めていた連中は、俺達オイマトを呼んだはずです。
だったら……俺達が雑魔倒さなければ、義理は果たせません!」
オイマトの戦士が一人、族長へ食い下がる。
ハンターへ雑魔退治の依頼を出したと告げられたのは、先程の話だ。当初の作戦を遂行すれば手負いの雑魔を倒せる。
しかし、族長は敢えてそれをしなかった。雑魔をハンターに倒させる選択をしたのだ。
「族長! ……何故です?」
「…………」
悲痛にも似た表情の戦士。
それに対して族長は、沈黙を持って答えた。
解説
目的:手負いの雑魔を倒す
場所:歪虚支配地域近くの集落。雪が降り積もっているが、歩行支障はない。集落には救援対象はない。集落の周囲は、オイマト族の騎馬及び弓矢が包囲している。
敵:
集落の中央に二種類三体の雑魔が存在。手負いであり、早く移動することは不可能。
・熊型雑魔 × 1
牙と爪が鋭い熊型の雑魔。
本来であれば素早い移動からの突進攻撃もありますが、傷を負っている為に封じられています。
・雪豹型雑魔 × 2
爪と牙の鋭い雪豹型の雑魔。
こちらもジャンプによる飛びつき攻撃もありますが、傷を負っている為に封じられています。
備考:ハンターが希望すればオイマト族の支援を受けられます。また、依頼前に族長と話すことも可能です。
NPC:
バタルトゥ・オイマト
辺境部族オイマト族の若き族長。
先代族長が歪虚に倒されて以来、若くしてオイマト族を牽引している。部族が生き残る術を模索しているが、最近帝国との協調路線に活路を見出している。
場所:歪虚支配地域近くの集落。雪が降り積もっているが、歩行支障はない。集落には救援対象はない。集落の周囲は、オイマト族の騎馬及び弓矢が包囲している。
敵:
集落の中央に二種類三体の雑魔が存在。手負いであり、早く移動することは不可能。
・熊型雑魔 × 1
牙と爪が鋭い熊型の雑魔。
本来であれば素早い移動からの突進攻撃もありますが、傷を負っている為に封じられています。
・雪豹型雑魔 × 2
爪と牙の鋭い雪豹型の雑魔。
こちらもジャンプによる飛びつき攻撃もありますが、傷を負っている為に封じられています。
備考:ハンターが希望すればオイマト族の支援を受けられます。また、依頼前に族長と話すことも可能です。
NPC:
バタルトゥ・オイマト
辺境部族オイマト族の若き族長。
先代族長が歪虚に倒されて以来、若くしてオイマト族を牽引している。部族が生き残る術を模索しているが、最近帝国との協調路線に活路を見出している。
マスターより
近藤豊です。
今回は辺境部族の一つオイマト族が登場します。
手負いの雑魔を倒すだけの依頼ですが、族長には何やら意図があるようです。戦闘だけではなく、族長と意志疎通を図ってみては如何でしょうか。
それでは、バンシを肴にお待ちしております。
今回は辺境部族の一つオイマト族が登場します。
手負いの雑魔を倒すだけの依頼ですが、族長には何やら意図があるようです。戦闘だけではなく、族長と意志疎通を図ってみては如何でしょうか。
それでは、バンシを肴にお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/27 02:05
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
作戦相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2014/07/25 00:41:59 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/21 08:54:41 |