ゲスト
(ka0000)
其は恋愛か偶像崇拝か――到来、ラブレター
マスター:旅硝子

このシナリオは1日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- サポート
- 現在0人 / 0~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/08/24 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/03 19:00
オープニング
●街角の一大告白
「グリューエリン・ヴァルファーさん! あなたが、好きです!」
土下座せんばかりの勢いで頭を下げた青年に、翠の瞳が瞬いた。
グリューエリン・ヴァルファー(kz0050)が、1人で日用品の買い出しに出てきたときのことである。
――とりあえず差し出された白い封筒を受け取って、返事を保留して、市場の人々に「驚かせて申し訳ございません」と頭を下げて戻ってきたグリューエリンは、15歳の少女としては合格点だったのではなかろうか。
●依頼――グリューエリンより
ハンターズソサエティに現れたグリューエリンは、いつもよりも困っているように見えた。
「……こちらを、ご覧下さいませ。人からいただいた書簡ですし、良い行いでないのはわかっているのですけれど……」
蔓草模様で飾られた白い封筒と揃いの便箋には、やや性急な印象ながらも丁寧な文字が綴られている。それが愛の告白であることは、最初の数行を読み進めただけでもわかった。
告白を受け入れるつもりかと尋ねたハンター達に、グリューエリンは困ったように眉尻を下げる。
「今のところは、ございません。けれど、このような経験はございませんゆえ、どのようにお断りしていいのかわからないのです。……それと」
少しの間言葉を選ぶように言いよどんでから、グリューエリンは悩み悩み口を開いた。
「『アイドルに恋愛はご法度』という言葉を聞きますが、アイドルがなぜ恋愛をしてはいけないのか、私にはわからないのです。決まり事として必要ならば従いますが……自分の中で納得できなければ、今は良くても、想う殿方ができたときに、私は恋をせずにいられるかわからないのです」
真摯な翠の瞳が、ハンター達を見渡して。
「どうか、よろしくお願いいたします」
炎色の髪が、深く下げた頭に合わせて揺れた。
●依頼――クレーネウスより
――依頼を受けたハンター達に、グリューエリンには告げないでもらいたいとの言葉と共に、ハンターズソサエティで少し待機してほしいとの要請が入る。
丁寧に礼を述べたグリューエリンが帰った後、しばらくして現れたのは、帝国歌舞音曲部隊長のクレーネウスであった。
「グリューエリンが、世話になるね。いつもハンターの皆さんには世話になってすまないが、どうかグリューエリンの頼みと……少し、俺からも依頼を出させてもらいたいんだ」
そう言ってクレーネウスが切り出したのは、ライバルアイドルであるブレンネを擁する、錬魔院の動きについて。
「最近、どうもグリューエリンの近辺が探られているらしい。それが錬魔院の者かどうかは確認できていないが、もしそうならこの告白のことも、既に錬魔院のアイドルプロジェクトの者達の耳に入っていることだろう」
グリューエリンを探る理由が何であれ――それがプラスに働くことはないだろう。それが、好意であれ、悪意であれ。
「まずは、グリューエリンの活動に不都合な噂などが流れないようにすることが今回の俺の依頼内容だ。その上で、グリューエリンを探っている者の正体や真意を掴んでもらえれば、大変ありがたい」
僅かに細めた瞳には、寂しげな色が浮かぶ。――錬魔院でアイドルプロジェクトの指揮を執る女性は、クレーネウスがかつて共に歩んだアイドルに他ならない。
「……どうか、よろしく頼む。己の実力やライバルとの切磋琢磨は必要だが、悪意に潰されてほしくはないんだ」
それは、かつてクレーネウスが己のアイドルに願い――叶えられなかった願いであった。
「グリューエリン・ヴァルファーさん! あなたが、好きです!」
土下座せんばかりの勢いで頭を下げた青年に、翠の瞳が瞬いた。
グリューエリン・ヴァルファー(kz0050)が、1人で日用品の買い出しに出てきたときのことである。
――とりあえず差し出された白い封筒を受け取って、返事を保留して、市場の人々に「驚かせて申し訳ございません」と頭を下げて戻ってきたグリューエリンは、15歳の少女としては合格点だったのではなかろうか。
●依頼――グリューエリンより
ハンターズソサエティに現れたグリューエリンは、いつもよりも困っているように見えた。
「……こちらを、ご覧下さいませ。人からいただいた書簡ですし、良い行いでないのはわかっているのですけれど……」
蔓草模様で飾られた白い封筒と揃いの便箋には、やや性急な印象ながらも丁寧な文字が綴られている。それが愛の告白であることは、最初の数行を読み進めただけでもわかった。
告白を受け入れるつもりかと尋ねたハンター達に、グリューエリンは困ったように眉尻を下げる。
「今のところは、ございません。けれど、このような経験はございませんゆえ、どのようにお断りしていいのかわからないのです。……それと」
少しの間言葉を選ぶように言いよどんでから、グリューエリンは悩み悩み口を開いた。
「『アイドルに恋愛はご法度』という言葉を聞きますが、アイドルがなぜ恋愛をしてはいけないのか、私にはわからないのです。決まり事として必要ならば従いますが……自分の中で納得できなければ、今は良くても、想う殿方ができたときに、私は恋をせずにいられるかわからないのです」
真摯な翠の瞳が、ハンター達を見渡して。
「どうか、よろしくお願いいたします」
炎色の髪が、深く下げた頭に合わせて揺れた。
●依頼――クレーネウスより
――依頼を受けたハンター達に、グリューエリンには告げないでもらいたいとの言葉と共に、ハンターズソサエティで少し待機してほしいとの要請が入る。
丁寧に礼を述べたグリューエリンが帰った後、しばらくして現れたのは、帝国歌舞音曲部隊長のクレーネウスであった。
「グリューエリンが、世話になるね。いつもハンターの皆さんには世話になってすまないが、どうかグリューエリンの頼みと……少し、俺からも依頼を出させてもらいたいんだ」
そう言ってクレーネウスが切り出したのは、ライバルアイドルであるブレンネを擁する、錬魔院の動きについて。
「最近、どうもグリューエリンの近辺が探られているらしい。それが錬魔院の者かどうかは確認できていないが、もしそうならこの告白のことも、既に錬魔院のアイドルプロジェクトの者達の耳に入っていることだろう」
グリューエリンを探る理由が何であれ――それがプラスに働くことはないだろう。それが、好意であれ、悪意であれ。
「まずは、グリューエリンの活動に不都合な噂などが流れないようにすることが今回の俺の依頼内容だ。その上で、グリューエリンを探っている者の正体や真意を掴んでもらえれば、大変ありがたい」
僅かに細めた瞳には、寂しげな色が浮かぶ。――錬魔院でアイドルプロジェクトの指揮を執る女性は、クレーネウスがかつて共に歩んだアイドルに他ならない。
「……どうか、よろしく頼む。己の実力やライバルとの切磋琢磨は必要だが、悪意に潰されてほしくはないんだ」
それは、かつてクレーネウスが己のアイドルに願い――叶えられなかった願いであった。
解説
●目的
1.グリューエリンと『アイドルと恋愛』について考える
2.グリューエリンには内密に、彼女に不都合な噂などが流れないようにする
3.グリューエリンを探っている者について調査する
●アイドルと恋愛について
グリューエリンは『アイドルに恋愛はご法度』と思っていますが、別に恋愛OKだと言っても構いません。
ですが、どちらにせよアイドル活動とどのように折り合いをつけるのは一緒に考えていただけたらと思います。
●噂について(PL情報)
要するに、放っておくと何らかの噂が流れるということです。
打ち消すなり、流している者をなんとかするなり、何らかの手段を取る必要があります。
噂の出どころを探す場合は、調査とも密接に関わってくるでしょう。
●調査について
探っている者がいる、というのは、グリューエリン自身の申告であり『誰かの視線をよく感じる』という程度です。しかし、宣伝していないはずの新曲などの情報が先に出回るなどの実害も報告されていることから、探る者の存在自体は確実と思われます。
なるべくならば、グリューエリンには内密に片づけたいと、クレーネウスは考えているようです。
●ブレンネについて
最近は、小規模なライブ活動をゲリラ的に行っているようです。
さすが錬魔院と言うべきか、突然のライブにもかかわらず完璧に舞台用の魔導装置を組み立ててステージを行うと話題になっています。
最近はファンも増えつつあり、グッズ展開も予定されているようです。
●サポートについて
特に活動内容に制限はありませんが、目的1~3のうち1行動のみの描写となります。
1.グリューエリンと『アイドルと恋愛』について考える
2.グリューエリンには内密に、彼女に不都合な噂などが流れないようにする
3.グリューエリンを探っている者について調査する
●アイドルと恋愛について
グリューエリンは『アイドルに恋愛はご法度』と思っていますが、別に恋愛OKだと言っても構いません。
ですが、どちらにせよアイドル活動とどのように折り合いをつけるのは一緒に考えていただけたらと思います。
●噂について(PL情報)
要するに、放っておくと何らかの噂が流れるということです。
打ち消すなり、流している者をなんとかするなり、何らかの手段を取る必要があります。
噂の出どころを探す場合は、調査とも密接に関わってくるでしょう。
●調査について
探っている者がいる、というのは、グリューエリン自身の申告であり『誰かの視線をよく感じる』という程度です。しかし、宣伝していないはずの新曲などの情報が先に出回るなどの実害も報告されていることから、探る者の存在自体は確実と思われます。
なるべくならば、グリューエリンには内密に片づけたいと、クレーネウスは考えているようです。
●ブレンネについて
最近は、小規模なライブ活動をゲリラ的に行っているようです。
さすが錬魔院と言うべきか、突然のライブにもかかわらず完璧に舞台用の魔導装置を組み立ててステージを行うと話題になっています。
最近はファンも増えつつあり、グッズ展開も予定されているようです。
●サポートについて
特に活動内容に制限はありませんが、目的1~3のうち1行動のみの描写となります。
マスターより
※画像はイメージです。
こんにちは、旅硝子です。
ついに。
アイドルは恋愛してはいけないのかという、命題に。
殴りこむ時が来ましたッ!
己のアイドル論や思いやその他もろもろをぶつけて、あとはグリューエリンをいろんなものから守ってあげてください。いつも通りという説もありますが。
よろしくお願いいたします!
こんにちは、旅硝子です。
ついに。
アイドルは恋愛してはいけないのかという、命題に。
殴りこむ時が来ましたッ!
己のアイドル論や思いやその他もろもろをぶつけて、あとはグリューエリンをいろんなものから守ってあげてください。いつも通りという説もありますが。
よろしくお願いいたします!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/20 05:09
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/24 17:58:09 |
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相談卓ーアイドルの恋の悩み相談 Uisca=S=Amhran(ka0754) エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/08/24 17:59:32 |