ゲスト
(ka0000)
要塞都市で聞いた涼しい話
マスター:四月朔日さくら

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/25 19:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/03 19:00
オープニング
●
「……暇」
要塞都市、ノアーラ・クンタウ。
そこで今、一人の人物がぼんやりとため息をついていた。ヨレヨレの白衣に大きな眼鏡をつけた、若い女性である。
彼女の名は、ゲルタ・シュヴァイツァー(kz0051)。
まだ若いながらも、帝国軍属の医師である。
しかし、彼女は今飽いていた。理由は簡単、彼女の活躍の場が見いだせないからである。
彼女が着任してからというもの、歪虚との戦闘は小競り合いがありつつも小康状態を保っている。医師というのは最前線に出るのではなく、後方において負傷した者の治療を行う――それが役目だ。しかし現在、その役目も微妙に暇なのである。まあ、怪我人や病人がいないのはありがたい話なのだけれど。
だから彼女は暇つぶしに本を読み、兵士やハンター達の活躍を祈る。
それがゲルタの『日常』であった。
●
「それにしても、夏か……」
クリムゾンウェストも夏である。普段より暑くなるのもあるいは当然。
辺境で過ごす夏は、ゲルタにはずいぶんとこたえていた。もともと辺境は寒冷地よりであるが、夏の日差しは存外厳しい。その分涼しさに適応していた体には少しきついものがある。
そこへ、
「とりあえず何か飲んで、涼んでくださいませ」
機転のきく侍女がそう言いながら冷えた炭酸水を運んできた。ゲルタは一口含み、ため息をつく。
「夏だから仕方ないのだよね。とはいえ、少しでも過ごしやすくなればいいのだけど」
「ゲルタ様、辺境の民は恐らくここよりも厳しい環境で夏を過ごしているのですよ? 少しは我慢しませんと」
侍女の言うとおりだ。辺境部族の多くは設備のしっかりした住居に住んでいるわけではない。しかし彼らはそれを受け入れて普通に生活している。そこまで考えて、ゲルタはふと思いついた。
「……そうだ。辺境にかぎらずとも、暑さをしのぐ生活の知恵というのはどこにでも多分あるよね?」
「そ、そうですね」
侍女が頷くと、ゲルタは嬉しそうに笑う。
「それなら折角だし、そんな生活の知恵を聞いてみようか、ハンターの面々に。リアルブルーの夏というのもきっと違うだろうから、それも興味あるしね」
少女のように目を輝かせだしたゲルタ。こうなった彼女を止めることが出来る人は、いまだに見たことがない。侍女は小さくため息を付いた。
「……では、ハンターズソサエティに依頼いたしましょうか。今回はゲルタ様、いかがなさいます?」
先日、菓子についての意見を求めたときは、ゲルタはいなかった。しかし――
「前回のレポートを読んだら面白そうだったし、今度は私も参加してみようか」
ゲルタは楽しそうに、そう言ってニコニコ笑った。
「……暇」
要塞都市、ノアーラ・クンタウ。
そこで今、一人の人物がぼんやりとため息をついていた。ヨレヨレの白衣に大きな眼鏡をつけた、若い女性である。
彼女の名は、ゲルタ・シュヴァイツァー(kz0051)。
まだ若いながらも、帝国軍属の医師である。
しかし、彼女は今飽いていた。理由は簡単、彼女の活躍の場が見いだせないからである。
彼女が着任してからというもの、歪虚との戦闘は小競り合いがありつつも小康状態を保っている。医師というのは最前線に出るのではなく、後方において負傷した者の治療を行う――それが役目だ。しかし現在、その役目も微妙に暇なのである。まあ、怪我人や病人がいないのはありがたい話なのだけれど。
だから彼女は暇つぶしに本を読み、兵士やハンター達の活躍を祈る。
それがゲルタの『日常』であった。
●
「それにしても、夏か……」
クリムゾンウェストも夏である。普段より暑くなるのもあるいは当然。
辺境で過ごす夏は、ゲルタにはずいぶんとこたえていた。もともと辺境は寒冷地よりであるが、夏の日差しは存外厳しい。その分涼しさに適応していた体には少しきついものがある。
そこへ、
「とりあえず何か飲んで、涼んでくださいませ」
機転のきく侍女がそう言いながら冷えた炭酸水を運んできた。ゲルタは一口含み、ため息をつく。
「夏だから仕方ないのだよね。とはいえ、少しでも過ごしやすくなればいいのだけど」
「ゲルタ様、辺境の民は恐らくここよりも厳しい環境で夏を過ごしているのですよ? 少しは我慢しませんと」
侍女の言うとおりだ。辺境部族の多くは設備のしっかりした住居に住んでいるわけではない。しかし彼らはそれを受け入れて普通に生活している。そこまで考えて、ゲルタはふと思いついた。
「……そうだ。辺境にかぎらずとも、暑さをしのぐ生活の知恵というのはどこにでも多分あるよね?」
「そ、そうですね」
侍女が頷くと、ゲルタは嬉しそうに笑う。
「それなら折角だし、そんな生活の知恵を聞いてみようか、ハンターの面々に。リアルブルーの夏というのもきっと違うだろうから、それも興味あるしね」
少女のように目を輝かせだしたゲルタ。こうなった彼女を止めることが出来る人は、いまだに見たことがない。侍女は小さくため息を付いた。
「……では、ハンターズソサエティに依頼いたしましょうか。今回はゲルタ様、いかがなさいます?」
先日、菓子についての意見を求めたときは、ゲルタはいなかった。しかし――
「前回のレポートを読んだら面白そうだったし、今度は私も参加してみようか」
ゲルタは楽しそうに、そう言ってニコニコ笑った。
解説
皆さんの『涼しい夏の過ごし方』を教えて下さい。
依頼人は辺境の要塞都市に着任している女性軍医のゲルタ・シュヴァイツァー(kz0051)。
医学には精通していますが女性としての嗜みに疎い、いわゆる『残念美人』系の女性です。
夏の過ごし方、と言っても色々あるわけですが、今回は特に『暑い夏をどう乗り切るか』が重要です。
ちなみに手段は問いません。
食事でも構いませんし、涼しくなる道具を紹介するのもいいでしょう。また、心理的理由から涼しくなるようなものも歓迎します。
ハンターの皆さんは、知っている『夏の涼み方』をゲルタに紹介してください。本人の希望としてはリアルブルーや辺境といった地域でのものを知りたいようですが、特に制限などはありませんのでご安心を。
話をしてもらうのは、ノアーラ・クンタウ内にある喫茶店です。ゲルタも出向き、アイスティとパウンドケーキでもてなしてくれます。
どうか、皆さんの素敵な話をきかせてくださいませ。
依頼人は辺境の要塞都市に着任している女性軍医のゲルタ・シュヴァイツァー(kz0051)。
医学には精通していますが女性としての嗜みに疎い、いわゆる『残念美人』系の女性です。
夏の過ごし方、と言っても色々あるわけですが、今回は特に『暑い夏をどう乗り切るか』が重要です。
ちなみに手段は問いません。
食事でも構いませんし、涼しくなる道具を紹介するのもいいでしょう。また、心理的理由から涼しくなるようなものも歓迎します。
ハンターの皆さんは、知っている『夏の涼み方』をゲルタに紹介してください。本人の希望としてはリアルブルーや辺境といった地域でのものを知りたいようですが、特に制限などはありませんのでご安心を。
話をしてもらうのは、ノアーラ・クンタウ内にある喫茶店です。ゲルタも出向き、アイスティとパウンドケーキでもてなしてくれます。
どうか、皆さんの素敵な話をきかせてくださいませ。
マスターより
こんにちは、四月朔日です。
暑いですね。
というわけで暑気払するための方法を教えて下さい。
解説にも書いた通りどんな方法でも問題ありません。
ええ、どんな方法でも。大事なので二回言いました。
では、お待ちしております。……ふふ。
暑いですね。
というわけで暑気払するための方法を教えて下さい。
解説にも書いた通りどんな方法でも問題ありません。
ええ、どんな方法でも。大事なので二回言いました。
では、お待ちしております。……ふふ。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/31 23:57
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/23 00:24:47 |
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![]() |
相談卓 エヴリル・コーンウォリス(ka2206) 人間(クリムゾンウェスト)|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2014/07/23 00:28:58 |