ゲスト
(ka0000)
湧泉と蜻蛉と謎の妖精
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/10/01 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/10/10 22:00
オープニング
●マテリアルの泉
クリムゾンウェストの世界には時々、マテリアルが湧きだす泉が現れる。
何時、何処で、どれだけの間沸きだすかなどは今のところ予測すら出来ない。
中々巡り合えないという理由で、旅人の間ではその泉を見つけることが出来れば幸運が訪れるとも言われている。
そしてマテリアルの泉を見つけた時に、更に運がよければ特別な存在に出会える時がある。
そう、妖精だ。
●雑魔被害と噂話
リゼリオに程近い場所にある村に、とある旅人が担ぎこまれてきた。
あちこちに傷を負っていたが深い傷はなく、1日もすればすぐにベッドから起き上がれるようになった。
「無事で良かったよ。しかし、蜻蛉の雑魔か……もうそんなのが出る季節になったんだな」
旅人を助けてやった猟師の男はそう呟く。
秋になれば秋特有の生物の雑魔が現れる。どういう理由なのかは知らないが、昔からそうであったのだからそこには誰も疑問を挟まない。
「いや、本当に助かりました。けど折角マテリアルの泉を見られたのにこんな目に遭うとは」
「ははは、不幸中の幸いって奴だ。マテリアルの泉を見てなかったらそのまま死んでたかもしれないぞ?」
気落ちする旅人に猟師は慰めの言葉を掛ける。
「しかしマテリアルの泉か。ここらに出るのは久しぶりかもしれないな」
「そうなんですか。いや、けど本当に綺麗でしたよ……こう、柔らかい光が溢れてて、宝石が散らばっているみたいに水面も光ってて」
旅人はその時の情景を思い出したのか、体の痛みを忘れて思わず笑みを零す。その様子に猟師も小さく笑った。
「知ってるか? マテリアルの泉にはな。妖精が集まってくるんだそうだ」
「妖精って、あの妖精の?」
妖精は幻獣の中でもとても賢いことで知られている存在だ。その中でも蝶の羽を持つ小人フェアリーなどが有名だろう。
彼ら、あるいは彼女らは滅多に人前には姿を現さない。個体数が少ないというのもあるが、総じて人と生活圏が重なることがないからだ。
だが、そんな妖精達が時折姿を見せることがあるのがマテリアルの泉なのだと言う。
マテリアルに高い親和性を持つ妖精だからこそ、泉の存在に気付いて何かを求めてやってきているのではないかと語る専門家もいる。
「あれ? そう言えば襲われてる時に妖精っぽい姿を見た気も……」
「ははは、気絶している間に夢でも見てたんだろう」
「いや、本当なんですって。光る羽の生えた何かを見たんです」
頑なに見たと言い張る旅人に、猟師は水の入ったコップを差し出して一言だけ告げた。
「まっ、何にしてもハンター達が雑魔を退治に向かったそうだ。もしかしたら今頃出会ってるかもな、その妖精に」
●少女と白猫
森林の奥深く、普段は人が立ち入らないような獣道を白猫の先導を受けながら1人の少女が歩いていた。
「マテリアルの泉……まだあるかな?」
噂を聞きつけてその場所へと向かう茜色の髪をした少女――シャルは何かを求めてその場所へと向かう。
このところは外れ続きであった為に、少しの焦りがシャルの足を早くさせた。
そしてようやく辿り着いたその場所には、地面から沸き立つように光を放つマテリアルの泉と、その上空を旋回するように飛ぶ大きな蜻蛉の姿があった。
「邪魔はさせない」
シャルが背中に背負った大剣を抜いたその時、泉を挟んだ奥の森の茂みから数人の人影が姿を現した。
クリムゾンウェストの世界には時々、マテリアルが湧きだす泉が現れる。
何時、何処で、どれだけの間沸きだすかなどは今のところ予測すら出来ない。
中々巡り合えないという理由で、旅人の間ではその泉を見つけることが出来れば幸運が訪れるとも言われている。
そしてマテリアルの泉を見つけた時に、更に運がよければ特別な存在に出会える時がある。
そう、妖精だ。
●雑魔被害と噂話
リゼリオに程近い場所にある村に、とある旅人が担ぎこまれてきた。
あちこちに傷を負っていたが深い傷はなく、1日もすればすぐにベッドから起き上がれるようになった。
「無事で良かったよ。しかし、蜻蛉の雑魔か……もうそんなのが出る季節になったんだな」
旅人を助けてやった猟師の男はそう呟く。
秋になれば秋特有の生物の雑魔が現れる。どういう理由なのかは知らないが、昔からそうであったのだからそこには誰も疑問を挟まない。
「いや、本当に助かりました。けど折角マテリアルの泉を見られたのにこんな目に遭うとは」
「ははは、不幸中の幸いって奴だ。マテリアルの泉を見てなかったらそのまま死んでたかもしれないぞ?」
気落ちする旅人に猟師は慰めの言葉を掛ける。
「しかしマテリアルの泉か。ここらに出るのは久しぶりかもしれないな」
「そうなんですか。いや、けど本当に綺麗でしたよ……こう、柔らかい光が溢れてて、宝石が散らばっているみたいに水面も光ってて」
旅人はその時の情景を思い出したのか、体の痛みを忘れて思わず笑みを零す。その様子に猟師も小さく笑った。
「知ってるか? マテリアルの泉にはな。妖精が集まってくるんだそうだ」
「妖精って、あの妖精の?」
妖精は幻獣の中でもとても賢いことで知られている存在だ。その中でも蝶の羽を持つ小人フェアリーなどが有名だろう。
彼ら、あるいは彼女らは滅多に人前には姿を現さない。個体数が少ないというのもあるが、総じて人と生活圏が重なることがないからだ。
だが、そんな妖精達が時折姿を見せることがあるのがマテリアルの泉なのだと言う。
マテリアルに高い親和性を持つ妖精だからこそ、泉の存在に気付いて何かを求めてやってきているのではないかと語る専門家もいる。
「あれ? そう言えば襲われてる時に妖精っぽい姿を見た気も……」
「ははは、気絶している間に夢でも見てたんだろう」
「いや、本当なんですって。光る羽の生えた何かを見たんです」
頑なに見たと言い張る旅人に、猟師は水の入ったコップを差し出して一言だけ告げた。
「まっ、何にしてもハンター達が雑魔を退治に向かったそうだ。もしかしたら今頃出会ってるかもな、その妖精に」
●少女と白猫
森林の奥深く、普段は人が立ち入らないような獣道を白猫の先導を受けながら1人の少女が歩いていた。
「マテリアルの泉……まだあるかな?」
噂を聞きつけてその場所へと向かう茜色の髪をした少女――シャルは何かを求めてその場所へと向かう。
このところは外れ続きであった為に、少しの焦りがシャルの足を早くさせた。
そしてようやく辿り着いたその場所には、地面から沸き立つように光を放つマテリアルの泉と、その上空を旋回するように飛ぶ大きな蜻蛉の姿があった。
「邪魔はさせない」
シャルが背中に背負った大剣を抜いたその時、泉を挟んだ奥の森の茂みから数人の人影が姿を現した。
解説
【依頼内容】
蜻蛉雑魔の討伐
【戦域情報】
リゼリオの近くにある村の傍の森の奥。時刻は昼。天気は晴れ。
10m四方ほどの広場になっており、真ん中には1本だけ他のものより立派な木が聳えている。
マテリアルの泉はその木を中心に半径3mほどの範囲で湧き出している。
マテリアルの泉は水のように溜まっているという訳ではなく、地面から湧きだす光となって燐光を周囲に舞わせている。
【敵情報】
蜻蛉雑魔 4匹
秋の風物詩ともいえる蜻蛉型の雑魔。全長1m近い大物。
常に飛行しており、攻撃方法は体当たりの他に羽を高速振動させての衝撃波を放ってくる。
マテリアルの泉に引き寄せられているのか他所には移動しようとしない。
【少女と白猫】
シャルとだけ名乗る茜色の髪に浅黒い肌をした少女。それとそのペットの白猫。
少女は覚醒者らしいがクラスなどは不明。大剣を背負っていることから近接戦闘タイプと思われる。
現場に到着したハンター達と泉を挟んで反対側の森から突然現れた。
【備考】
ハンター達は依頼を受けて雑魔退治にやってきたところ。OPでシャルと泉を挟んだ奥の森の茂みから出てきたのはハンター達のことです。
マテリアルの泉や妖精に関する噂話などについては、知っていても知らなくても構いません。
蜻蛉雑魔の討伐
【戦域情報】
リゼリオの近くにある村の傍の森の奥。時刻は昼。天気は晴れ。
10m四方ほどの広場になっており、真ん中には1本だけ他のものより立派な木が聳えている。
マテリアルの泉はその木を中心に半径3mほどの範囲で湧き出している。
マテリアルの泉は水のように溜まっているという訳ではなく、地面から湧きだす光となって燐光を周囲に舞わせている。
【敵情報】
蜻蛉雑魔 4匹
秋の風物詩ともいえる蜻蛉型の雑魔。全長1m近い大物。
常に飛行しており、攻撃方法は体当たりの他に羽を高速振動させての衝撃波を放ってくる。
マテリアルの泉に引き寄せられているのか他所には移動しようとしない。
【少女と白猫】
シャルとだけ名乗る茜色の髪に浅黒い肌をした少女。それとそのペットの白猫。
少女は覚醒者らしいがクラスなどは不明。大剣を背負っていることから近接戦闘タイプと思われる。
現場に到着したハンター達と泉を挟んで反対側の森から突然現れた。
【備考】
ハンター達は依頼を受けて雑魔退治にやってきたところ。OPでシャルと泉を挟んだ奥の森の茂みから出てきたのはハンター達のことです。
マテリアルの泉や妖精に関する噂話などについては、知っていても知らなくても構いません。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼かなたです。
今回はちょっとレアなクリムゾンウェストの自然現象を見るがてら、雑魔退治をお願いします。
シャルという少女に関して気になる方は私の過去依頼をご確認ください。勿論読まずとも全く問題はありません。
では、宜しければご参加をお待ちしております。
今回はちょっとレアなクリムゾンウェストの自然現象を見るがてら、雑魔退治をお願いします。
シャルという少女に関して気になる方は私の過去依頼をご確認ください。勿論読まずとも全く問題はありません。
では、宜しければご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/05 06:23